2024年 3月  ... those were the days my friend...we thought they’d never end ...  2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17



 1日 弥生は雨で始まる弥生,三月−数学が友だちだった60年・・・みたい映画あったなぁ・・・。バイタルまあまあ5:43地震。千葉から埼玉へ移動か・・・。天使のだみ声といわれた憂歌団木村充揮の記事が出てたので久しぶりに憂歌団の唄を聴いてみた。先日,研究室の統計関係の書籍を片づけてくれたH大学A教授がそれらの中の何冊かをメルカリに出品したら2冊売れたらしい・・・。



 2日 BPM高め。ACR特になし。BPMはいつも30分ほどで落ち着く。先日,『「そうだ 京都、行こう。」の20年』(ウェッジ)に続いて,再び『「そうだ 京都、行こう。」の30年』(ウェッジ)が発売され,早速取り寄せた。そして思う『そうだ 〇〇、出てゆこう。』と。


 3日 上巳節。バイタル,株価に連動。FBで"全国立食いそば放浪記"や"立ち食いそばうどんの会"のグループに入ったら,連日ひっきりなしに投稿が入り,友人の投稿を思わず見逃すことがしばしば。UCLAIgor Pak教授が若手向けに数学論文の書き方をUPされていたので目を通してみた。introductionでは"少なくとも主結果を2ページ目までに書け"と述べていた。


 4日 3月入試日。円の日。バイタル堅調とは言い難し。先日も思ったけど,『京都駅ビルがオリジナルのビールとカレーを販売へ パッケージは市立芸術大学生がデザイン』の記事を見て,あらためて思った。京大の総長カレー,京都府立医大の死ぬほどおいしい法医学カレー等,今回のキョウトクラフトカレーと所謂名店のレトルトカレー以外からも参入するくらい京都人はカレーが好きなんだなぁ・・・と。今年の4月3日から7日まで開催される"平安神宮 紅しだれコンサート(桜音夜)"にあわせて,JR東海でも新幹線貸切車両(東京→京都)で車内コンサート♪上野耕平と行く京都が開催されるとのことだ。こういうのを見ると,うちわ祭を京都の祇園祭を模しているとはいえ,経済効果しかアタマにない熊谷市行政には残念ながら文化の一端でもその微塵すら感じることができない。うちわ祭の古さだけを語ってるようでは・・・。どこかに似てるな・・・。熊谷の所謂文化を感じさせるイベントはできないんだろうか。熊谷の文化を深く語れない熊谷市熊谷商工会議所等は京都市をもっと見倣った方がいいのではないか・・・。熊谷を35年程見続けてきての嘆息。そういう意味で立正大も熊谷の文化のメッカにはなれなかった・・・。品川区・森沢恭子区長らが「五反田バレーと考える ダイバーシティ会議」を開催してた五反田バレーがIT業界に定着するなら,(大崎キャンパス→)品川キャンパスもGotanda Valley キャンパスと改称するのも一手かもしれない。(曾ってイメージの決してよくなかった)五反田(商店街)と距離をとってた大学も考えを変えるべきだと思う。でも,ガチガチの文系標榜,理数軽視の大学にとっては冒険かも・・・。京都・関西圏では葬式や法事などで包む御仏前に用いる「黄白」水引が正式だけど,最近は伝統が揺らいで黄白ではなく「黒白」を用いる人が多くなっているそうだ。核家族化等で高齢者の知識や地域の伝統が引き継がれにくくなった上に安易にWeb検索で情報を得ようとすると全国で一般的な黒白が紹介される影響だとのことだ。因みに法事で振舞われる助六寿司なんかもそうらしい。Web検索では地域性や文化が反映されないからな。不祝儀袋に包む額も昔は関東/関西では違ってて,恥をかいたこともある。9:01株価4万超え。試験の合間に白木教授と雑談,その後,辻村准教授より神戸風月堂の神戸ぶっせの差入れを頂く。謝謝。今日は甘いモノを沢山食べてる。明日の血液検査大丈夫かな。


 5日 啓蟄。日々の起床に,こんなにも体力を要するようになるとは思わなかった。バイタル測定も。途中から出席予定の昼間の研究集会参加のための予備知識を復習と予習。ヒントを得られる発表あるかな。50年前の大学2・3年時に某雑誌で発表した基本的数論関数のiterationを再度実験してみる。面白いことが分かるだろうか・・・。中学校の道徳を読んでて,石橋湛山先生の建「学」の精神に不足すると思われるものは「真理や理想の追求」なのではないだろうか。血液検査2回。帰院後,14時半から2024早稲田大学整数論研究集会(第1日目)の後半に参加。時々,仕事や雑用しながら聴いてるBGM,ほとんどは10・20代によく聞いたもの。今からだと50〜60年前の音楽。これを今の若者に置き換えると1920〜1930年代の音楽になるので,この頃に流行った音楽(=僕らが若かったころのお年寄りが聞きたかった音楽)を調べてみた。あり得ないナ・・・。夕方,週末IIARS研究会の駆け込み発表申込み。夜,街も薄ら雪化粧。


 6日 研究集会第2日目。寒さの影響かバイタルいつもより低め。レンタルサーバの定期メンテ中によりアクセスできずイライラ募る・・・。早朝から別病院へ遠出。大学へ戻ると,某委員会への連絡が遅れていた件を知り,一方大切な事務処理書類が届いていた。インターネット専用の宝くじ"第84回クイックワン"(1等200万円:10本,2等10万円2000本,3等1万円2000本,4等1000円2万本,5等500円4万本,6等200円40万本)がみずほ銀行の設定ミスで「1等200万円:200本,2等10万円200本,3等1万円2万本,4等1000円4万本,5等500円40万本,6等200円10本」となってたそうで,現状の当選状況が「1等:27本,2等259本,3等2540本,4等5131本,5等50384本,6等1本」と公表されていた。おバカなみずほ銀行。"一度あることは二度ある"といわれるから,また,楽しませて頂けるご設定切にお願い申し上げます。某職員の方から先日頂いた安眠グッズ使用してみる。


 7日 研究集会第3日目。バイタル高め安定状態。先日も北関東の某短大が募集停止してた。その記事を見て,その法人が運営する工科系大学も数年前に改名し,看護学科も設置していたことを初めて知った。${\mathbf X}$で様々な統計テキストや統計教育の誤謬を指摘している名大・黒木教授の20年ほど前の非可換環の局所化に関するレポートを読んでみた。幅広く,奥深く学習されてるな・・・。調子がよくないので通院しているのに,今日は通院先で具合が悪くなる。夕方,研究室で宍戸助手とコンピュータ教室の件でお話。その後,40分ほどzoom打合せ。夜中BP異常を感じて目が覚める。1時間ほどじ〜っとして遣り過ごす。丁度知人から某件の電話連絡も入り,話している間になんとか大丈夫になったような気がした。 


 8日 深夜,大丈夫と思って横臥したら数時間後再発。30分かけてゆっくり起き上がり,30分かけて座位状態を保つ。そしてパソコンに向かう。計算しながらなぜか南禅寺順正の湯豆腐を食べたくなった。京都市長が松井孝治氏になって,公約通り宿泊税が値上がりするようだ・・・。湯豆腐は日帰りコースかな。某書置きを更新。今夜も昨晩と異なる症状で深夜過ぎまで悩む。昔特別に出してもらった調剤薬を見つけ,それを服用。


 9日 バイタル静謐に変化せず。日本心理学会のWGが心理統計法カリキュラム案を提案しているが,"誤解を恐れずにいくつかの問題点を挙げてみよう。"で始まるその2頁目に"・・・,論文に記載された$t$検定の内容を理解するために必ずしも確率分布の概念は必要ではない"と記載されていた。これは,東北大・黒木玄教授も${\mathbf X}$で指摘されているように,案に記載されている"細かい計算の仕方まで全部理解している必要はない"に対し,氏の"「確率分布の概念は必要ではない」文言が危険"に同意する。そもそも,現代にいたってもこういった事情を引き起こす原因の一端は,明治の「藤沢利喜太郎−呉文聰論争」と呼ばれる第3次統計論争に遡るのではないかと思っている。明治時代の日本への統計学の輸入事情は不幸だったのかな・・・。それは黒木教授が,最近も「これ、大学教育の暗黒面に1つで、卒論や修論を指導している先生自身が統計学をまともに理解してなくて、伝統的に教えられている内容的に杜撰な「検定法選択のフローチャート」を学生や院生に教えていたりする。まずが大学の先生達の理解度の低さの指摘が必要。かなりびっくりな感じ。」と頻繁に指摘されていることにも通じているような気がしたならない。計算の続きを少しだけ進める。朝のタクシー車内でも病院の待合でもわだいになったのは,昨日早朝の東松山市内で起きた2歳に満たない児童のひき逃げ事件だった。タクシー乗務員の話だと,事故の起きた辺りは街灯もなく防犯カメラもないらしく,タクシーでも夜間は運転するのも怖いと話してた。東松山市は防犯に力を入れてないのかな。税収が少ないのかな。


10日 バイタル測定に30分かかる。机上のもう1台のPCの環境整備に時間がかかる。11時からIIARS第15回研究会@zoom。ボクなりに面白った。その後,IAR2024打合せ。更にその後,3件打合せ@zoom。17時終了と思ったら,続いてもう1件@zoom。17時40分終了。7時間近く椅子に座りっぱなしで足腰に痛みと痺れが・・・。しばらく椅子から立ち上がることができなかった。


11日 バイタル,各3度測定。いつものように5階では某先生は徹夜されていた。夜型なのかな。そういえば,職員の一部の方は毎朝7時過ぎには見えている。あるとき,そのことを伺ったら,そのほうが構内も事務室も静かで仕事が捗るからと話されていた。レンタルサーバのコンパネ利用エラーが続く。また障害か??閑話休題,たしか20年ほど前の月刊・数学セミナーの序文だったと思うけど,ある女性数学者が指摘していた。"10年ほど前から日本の公財政教育支出の低さ(OECD加盟国中下位から2番)はOECDから指摘され,さらに上げるようにと勧告を受けているにも関わらず改善されていない。"と。この話題は,10年ほど前から多くの人からも指摘され始めている。こういった現状を踏まえてか,政府や一部裕福な自治体の後期中等教育無償化が取り沙汰されている。で,2022年度のOECDの教育指標(日本語版)を閲覧してみた。日本はGDPに占める公財政教育支出割合は2.8%で,相変わらずデータを有するOECD加盟37か国中36位だった。また,高等教育段階での私費負担の占める割合は67%でOECD平均の31%を上回ってた。とは言っても,高等教育機関で見ると,日本の場合は他国に比して私立大学数が極端に多すぎる問題を抱えているにも関わらず私学振興財団を通して経常費補助を受け,教職員と学生に関しては公的助成(国民の税金)を受けている。特に最近の(私学の)学生はこういった事情を知らな過ぎる。自分の(両親からの)個人的なおカネだけで大学で学んでいるという勘違いをしている。最近,ある研究者(私学出身)が,ある行動を起こしたことに対し,(昔,国費留学もさせてもらい)「国への恩返し」という言葉を用いて,その理由を述べていた。いつかはこのような気持ちで大学で学ぶ今を生きてもらいたい・・・,と思う今日この頃。佐々木鱗太郎のスタンフォード大入学に関して,一部メディアで"(野球界の)昭和の(の空気感を持つ)大御所"を中心にした批判があった。こういうこともあって,ボクが佐々木選手のニュースを知って感心したのは,スタフォードの加盟する野球リーグではGPAがB以上でなければ際に出場できないということだった。そこで逆批判の記事を石橋湛山賞も受賞した原田泰氏がしていたので興味を持って読んでみた。そこで,学業面での頑張りをも評価されないと大学スポーツに参加できないということに関し,文科省の(一社)UNIVAS(大学スポーツ協会)はどのように考えているのかと,そのサイトを拝見してみた。残念ながらこの辺は若干昭和/令和感満載に見えた。でも,学業サポートについては考えてる風だったので,監修している「スポーツ探求数学入門」を早速購入した。また,アメリカでのスポーツ選手の入学は日本のようなスポーツ枠等言う考え方ではなく,一般学生と同列に考えた中でのスポーツ加点というものであり,その辺は日本の大学も要検討だろう。メディアは朝から13年前の大災害を振り返ってた。15時半,F大N教授から霧島山麓牛乳48本届いた。謝謝。全部頂くのに何日かかるのかなぁ・・・。昨日の打合せ議事録が届く。


12日 バイタル異常で幾度も幾度も測定し直してみる。でも安定せず。語呂合わせで財布(312)の日。財布を新調するのは3月15日の一粒万倍日+天赦日+寅の日が良いとロッピングで宣伝してた。女子大の多い京都では女子大の新学部設置が加速してるらしい。LGBTがあっても女子大は女子大としての歴史を積み重ねてゆくのだろうか。昨日,職員の方と大地震はいつ来るだろうか?等と心配してたばかりなのに,『「30年以内に70〜80%で南海トラフ地震が発生」はウソだった…地震学者たちが「科学的事実」をねじ曲げた理由』という記事が踊ってた。地震予知がまだ科学になってないだけのことかもしれないのに・・・・。早朝,M事務長に会った。時々乗車するタクシー乗務員の方から帰省のお土産・善光寺落雁を頂く。謝謝。


13日 風強し。バイタル0時と4時に納得できるまで幾度も測定。日々の起床自体に疲れる。レンタルサーバ定期メンテにつきコンパネ利用不可。計算メモを少し書き足す。自宅での立ち合い所用等のため,教授会は欠席。折角の自宅所用もあって,セイワ理容室へも寄って夕刻大学へ。理容室で共通の知人夫婦の近況を聞いた。世間ではよく聞くお話だったけど,少しばかり残念な話題だった。ボクも気を付けないといけない事案だった。通院の身なので,夜に開催された送別会も教授会に続き欠席させて頂く。


14日 起床後,不安定なバイタルを測定し,${\mathbf{X}}$で賛辞と共に評判になっている桐朋高78期卒業生の答辞を読んでみた。取って付けたようなバタフライエフェクトの引用は,個人的には違和感を感じるけど,賛辞を呼ぶ答辞であることには間違いない。群馬県中之条町の住民(65歳以上の全住民約5000人を対象)に対して2000年以降実施してきた疫学調査の結果が報告され,死に至る病を含めた疾病別の「予防歩数」が明らかにされていて,糖尿病:8000歩(早歩き20分),動脈硬化・ガン予防:7000歩(早歩き15分),脳卒中・認知症・要支援・要介護の予防:5000歩(早歩き6分),うつ病予防:4000歩(早歩き5分),寝たきり予防:2000歩等と公表されていた。特定地域ではあるけど,ボクとは違い健康長寿を目指す方には参考になるのかな。ここまで書きながら,がん予防にウォーキングが効果あるってことに疑問符。


15日 一粒万倍日+天赦日+寅の日。0時15分地震駐日リトアニア大使Aurelijus Zykasの${\mathbf X}$を見ると,"今日のランチは千葉のサイゼリアです! サイゼリアのエスカルゴは、100%リトアニア🇱🇹産ですよ! ?364円って、安いです!😀"とあった。リトアニアからエスカルゴは想像出来なかった。多分,大学生以上の大人に対してのことだと思うけど『いちいちそれを人に聞かないといけないくらいであれば、それは無理だということです。』の例え話として,モーツァルトの逸話を紹介していた。『ある日,10代の学生がモーツァルトに「どうやったら素晴らしい交響曲の作曲家になれるか」についてのアドバイスを求めました。モーツァルトは「見てごらん」と言い,「これはそんなに単純な事ではないんだ。まず,いくつか楽器を演奏することを学ぶこと。それから,対位法と音楽理論のコースを履修する。指揮もやってみる。それを全てやって初めて曲と室内楽を交ぜることが始められる。交響楽にトライするのは、これらのことをすべて習得してからだよ」「でも,モーツァルト先生」若者は強く言いました。「あなたが交響曲を作り始めたのは8歳の時・・・これら全て未習得だったじゃないですか」モーツァルトは厳しい顔で答えました。「確かに。だからといって,他人に助言を求める必要性を感じたことは一度もなかったよ」』これから何かを理解,マスターしようとするときにも通じる話。京都新聞の昨日のコラム「現代のことば」で慶應義塾大名誉教授の阿川尚之氏が"意味のないことばの意味"について述べていた。"意味がある/ない"については,多くの人が様々な場面で用い,そして語る。学びや研究についてもそうだ。阿川氏が"その虚しさこそが人間の本質だ"で〆てるけど,六道輪廻を繰り返す凡夫が〇〇することについての意味ある/なしを語る深謀遠慮は虚しい。15時半から予定されてた全学協@teamsは前会議が押して,15時58分開始。17時1分閉会。


16日 月が牡牛座から双子座へ移動。バイタル各10回測定するも安定せず。開業当初は全席喫煙可能だった東海道新幹線の車内喫煙ルームが本日をもって廃止。大学院修了式。8時半から断水予定。東大・数学科卒(後,経済学部卒)の植田和男日銀総裁が来週の金融政策決定会合で17年ぶりのマイナス金利政策の解除検討意向を示した。天下り先の金融機関との仲の良さを感じるし,こういう情報は正式決定するまでは(マーケットが敏感に反応するから,モラル的に)外部に漏れてはいけないことになっているはず。また学者出身らしくない判断だと思う。同じ東大・数学科卒(後,経済学部卒)の後輩で財務省OBの高橋洋一氏とは思考/志向が違うな・・・。学内の所用で来学されていた白木教授と研究室で雑談。同時に某学会へ投稿された論文の話題も。22時半にバイタル測定後,数時間作業。


17日 彼岸入り。3時に再びバイタル測定。FBで現在研究者の道へ進んでいるエドはるみの昔流行った"グーグーダンス"を見て,思わず密かに笑った。今日は10時頃から高校生対象のオープンキャンパス@両キャンパス。8時半過ぎからCPE打合せ@zoom。11時45分終了。その後,白木教授来室され,昨日の論文のお話を少し。12時から14時半まで別打合せが入る。夜,牡丹餅を食べる。


18日 1時前にバイタル測定。つくづく安定しない身体だなと思う。少し早い寒の戻り。難しい物事をわかりやすく説明するための「Lie-to-childrenモデル」についての説明があった。これに関連して,よく引き合いに出されるのが「(難しい内容を)分かりやすく説明する」という技法。でもこれについては(特に数学や物理の専門家は)大学生に対してこのような技法は用いない。"分かりやすく"というところに"例えば〇〇〇のようなもの"の説明をしてしまうと,結局,誤解を与えてしまうことになり,厳密には嘘をついていることになるからだ。初級者やナンとなく理解したような感覚を持ちたいという気持ちの人にはそれでよいのかもしれないが・・・。大学生であれば,児童や生徒とはちがっての。それなりの知識教養を前提としているので,大学教員としては教える側としてはきちんと厳密に教えるしかないし,それが良心だとも思える。最近の大学教育は講義授業でも(カルチャーセンターでの)「お話」や「講演」みたいに,聞き手を(その場限りの)ナンとなく分かった気にさせることに終始することが多い。こんな状態で学生に単位を与えるのもどうかな?とも思える授業を散見する。件の手法は,あくまで「chidren(子ども)」には,まずは「Lie(嘘)」をついて導入/誘導するということであり,教養ある大人には嘘は罪(It's a sin to tell a lie)"を地で行ってるようなものだ。京大理学部に進学予定の都立西高3年生が論文をArXivにUPしていた。ArXivの段階とはいえ,スゴいの一言。こういう中高生が増えてくれば日本の数学界も安泰だな・・・。でも大御所先生等も芽を潰すことなく,うまく伸ばしてあげてほしい・・・。久しぶりに先週催された東福寺涅槃会。いつも通り花供御(はなくそ)が授与されたようだった。有難みがわからない人には,京銘菓の花供曽(はなくそ)がいいのかも。6年ぶりに耐量子暗号研究で世界的に有名なA氏と連絡をとれ,某件の依頼。


19日 ナンとか寸前,0時半前に起床。少し時間をとり,1時間ほどかけてバイタル測定。先日,統計検定の受験者数と合格率が発表されていた。環境システム学科在籍時には,統計学授業では受講生に統計検定2・3級受検を奨励し,学内試験会場を契約し,(ボクがJINSE会員であることから,受講生の受検料が7割ほどになることもあり)学生も結構合格していた。コロナとデータサイエンス学部に異動してからは,統計学担当もなくなり,立正大学生の受検については噂を聞かないけど,どうなんだろう。やはり,文科省への新学部設置申請時には「データサイエンス学部生には,何らかの形で3級以上の合格を義務づけ」したほうがよかった。実は最初の申請書には卒業要件に入れるべく,それに該当する複数科目を記載したが,授業運営についての数度にわたる文科省とのやり取りの中で諦めてしまったのがよくなかったのかな。そうすれば,「立正大データサイエンス学部を卒業した学生は全員が統計検定3級以上を取得している」という"売り"になってたと思う。実は,それでも諦めきれず,本学部でも本校で受検可能なように環境を整え学生に受検させようと準備を進めていた。ところがコロナの間に3級(4級も)試験がCBTになり,本学のコンピュータ教室で実施しようとしたけど,セキュリティに関し,CBT実施委託業者の指定するシステム環境と本学の情報システム環境の調整不可が判明し,これも不能となった。学生は外部の試験会場で受検しなければならなくなった。で,現状に至る・・・。病院から研究室へ向かうと,木川明彦助教が退任のご挨拶で来室された。しばし雑談の後,銀座・甘楽の銀六餅等の詰合せを頂く。謝謝。モーター大手のニデックが1964年に開業した京都タワー命名権を獲得し,京都タワーの名称は4月1日から「ニデック京都タワー」に変わるとのことだ。17時過ぎ,某党和歌山県議連に続き。埼玉県議連でも同様の不祥事があったとの文春砲が炸裂。埼玉県議団長・T氏,いったい何やってんだか・・・。埼玉県民もいい加減に怒らないと。ここ1・2年で(悪夢の)政治を見る目も随分と変わった。過去のこの日記での(多くはないけど)発言も訂正しないといけないんだろうな。でもボクの人生は今も悪夢の真っ只中を突っ走っている。何もかも間に合わない。


20日 1時半,バイタル測定。春分。彼岸中日。神戸大の学生サークルが毎年春と秋の合宿で旅館を壊すのを恒例にしてたという記事を見て驚いた,しかも,あの損害を与えておいて,弁償額も1人当たり数千円レベル・・非常識すぎる。親の顔を見たいというのはこういう時に使うのかな・・・。してはいけないことの最低限の判断,小さい頃からの家庭内躾の問題ではなかろうか。代々,そのサークルでそういったことを後輩に押し付けてきた先輩も先輩・・・。最近の既存メディアの勉強不足については多くの知識人からも指摘されているけど,国際環境経済研究所理事・主席研究員の竹内純子氏も見過ごせなくなったのか,「環境管理」3月号の中で「電力問題・原子力発電に関する報道を考える」としてエネルギー問題を扱いながら指摘していた。卒業/入学の頃には学内には櫻が咲いている。春の櫻梅桃李,秋の紅蘭紫菊のようにこの時期は櫻だけでなく,学内には梅,桃,李の立派な木も咲かせて欲しい。日蓮上人関係では佐渡に有名な梅の木,安国論寺の桃の木等々あるではないか・・・。


21日 0時半のバイタル全体的に低め。2部に分け大学卒業式@大宮ソニックシティ大ホール。卒業式といえば学生は勿論,ご出席される母親が服装に悩むらしい。朝,病院で知った水原一平の解雇。大谷選手に飛び火しなければ・・・と心配する。誰かが,3月があと30日欲しいとか,まだ新年度来ないでとポストしてた。気持ちわかる。職場や自宅に頻繁にかかってくる営業電話に対しての撃退法が紹介されてた。「御社のお名前と住所とあなたの所属とお名前をお教えください。」「・・・については,興味も関心もないので,今後一切このような電話はしないで下さいね。これは特定商取引法の規定に基づくものですので。」


22日 バイタル測定で始まる一日。リハビリ成果もいまいち,"いまに(よくなる)"を狙うも,いまさん。ルンゲ異常のカンジで発声も異常・・・。本日から2年次以上の新学期ガイダンス開始。Youtubeで青龍飯山氏が好きな言葉の中に社会学者マックス=ウェーバー(Max Weber)の言葉を紹介していた。『この世界で 何度でも 不可能なことに手を伸ばさなかったとしたら 人は可能なことすら成し遂げることはなかった』。これはボクも高校時代に読んだ「職業としての学問(Wissenschaft als Beruf)」のシリーズ本「職業としての政治(Politik als Beruf)」の中の言葉だった。因みにここでの"職業(独:Beruf=be+ruf)"とは「使命」や「天職」の意味。で,ウェーバーの名言のいくつかを調べてみると「生きることは病であり,眠りはその緩和剤,死は根本治療。」を見つけた。ある先生に学会事務関係の事務作業を依頼したら,海外出発ロビーから,驚くべき早さで作業完了の連絡が入った。驚き桃の木山椒の木


23日 彼岸明け。バイタル幾度も測定。納得ゆかず。M.Weberの「生きることは病であり,眠りはその緩和剤,死は根本治療。」をしみじみ。FBのリールたつき諒予言を久々にみた。時折,当たった時のことを考えてはいる・・・。どこに引っ越そうか・・・と。前回の3.11のときは自宅近辺は,発災時はガスは一時的(数時間だけ)には止まったけど,停電や断水は数時間で復旧した。勤務先近辺の「計画」停電・断水等というものは全くなかった。後で関係者に伺うと,自宅近辺は重要施設が多いことから復旧優先度が高いということだった。引越すときにはこういったことも考えておかないといけない・・・。帰院してしばらく英文での${\bf \TeX}$作業。夕方3時間ほど仮眠。


24日 亡妹命日。二十一回忌。バイタルいまいち。日々書き遺す日記も明日への遺言のようなものだ・・。文科省が取りまとめた一昨年のデータで理系は学位取得者全体の35%,昨今の継続的な"数理・AI・データサイエンス"分野への強化支援策や一昨年の「成長分野をけん引する大学・高専の機能強化に向けた基金による継続的支援について」等も相俟って,大学理系学部の定員を積極的に増やそうとしている。このことは今朝の日経でも報道されていた。これについての文科省発表は2年前からだ。にもかかわらず,一部の所謂文系大学は文系や中途半端な文理(?)系にこだわり,文科省の支援金を拒否し続け,残念なことにいつまで経っても理系シフトに脱出できないままでいる。また,日経でも取り扱っていたけど,先々月の1月にOECDは日本に対しての経済審査の中で「定年退職は急速な高齢化の状況ではもはや適切ではない」と報告している。生涯教育を考えると,会社だけでなく大学もいずれは定年が70〜80位になるだろう。今から,様々な時代背景推移を推測しながら,こういった時代のための人件費シミュレーションを行ってゆくべきだろう。あるところで利用する10ページほどの問題冊子10部ほどをコピー機を用いて作成。早朝のコピー室は静かで利用者もいないので楽チン。いずれ,別日に数百部作成予定だけど・・・。知人のクルマに同乗させて頂き都内方面へ向かう。久しぶりに海を眺めた。


25日 いつもと違い久しぶりの熟睡叶うが,バイタル高め。昼過ぎ,某教授と雑談。論文の件その他。以前から様々な事件・政策で,日本のセキュリティ・クリアランスが覚束ないと指摘されつつあるさなか,またも『内閣府の再エネタスクフォース資料に中国企業の透かし』という記事が出てた。河野太郎規制改革担当相は「チェック体制の不備」と話したらしいけど,こういう認識だったから・・・という残念さ。この件については,別視点で国際環境経済研究所理事・主席研究員の竹内純子氏がFBでチクリとご意見を述べられていた。最近は政界からごくごく身近な方々迄残念な方々が増殖しつつあるような・・・。夕方前,職員の方が来室。ボクがソフールを食べてるのを見て「ソフール私も好きなんです。特にレモン味。」,レモン味のもの(ソフールLT)が出てるとは知らなかった・・・。18時,某書類提出の件で事務長来室。謝謝。ついでに久しぶりの雑談。その後,zoom打合せ1件。


26日 体調は依然通りに戻り変動バイタルはカオス。あと1週間はナンとか持ちこたえたいと思う。病院からのタクシー乗務員の話によると,東松山市内には某宗教団体の拠点があるらしい。住民の反対があったらしいけど・・・。この乗務員の方は,よくキリスト京協会の方とか,宗教関係のお客さんとかを乗せるらしい。件の教団まで送ったときには話が弾んで,送ったついでに教団のエラい方にあわせていただき施設内も案内されたと話していた。何にでも興味を持つらしい。先日もある金運を授かるという神社で奮発して御守を買い,その足でパチンコに向かったらスッカラカンになったらしい。やはり欲や邪心をもってるとダメなんですかね・・・と。通院先がまたもう一つ増えるので,来月の一部スケジュール調整。


27日 気になる変動バイタル。眠りも微妙。枝垂桜で有名な京都・円山公園隣の八坂神社はあまり櫻が植えられていないけどその桜開花情報が出ていた。もう見頃。午後になって大学HPがリニューアルされていた。でも,学事歴が令和5年度になっていた。少し前までは既に令和6年度のものが表示になってたのに。更新したのなら,必ず移行が正しく行われたのかどうか発注側も受注側も確認するのが常識。いったい誰やねん・・・!知らんけど・・・。また,どれぐらいのおカネをかけたのかな。そこんところが下世話に気になるな。新学期の学事スケジュールを通院予定日を見ながら改めて確認。友人のある物品購入を30分ほど電話しながらお手伝い。気に入ったモノを購入できたそうで喜んでた。友人の喜びは自身の喜びでもある。ある大学関係者から,最近の留学生の希望学部が理工情報系にシフトしつつあるときいた。文系大学ではコミュニティの濃い留学生等は来なくなるんだろう・・・と。経済学部の中に,数理経済コース,院には数理経済学修士/博士や経営学部には経営工学コース,院には経営工学修士/博士等々。その関係者の話から」すでにアウトオブ眼中の大学名をいくつか聞いた。留学生の動向は留学生コミュニティにヒアリングしたほうが良いのかも知れない。


28日 変動バイタルゆえの繰り返す測定時間の長さ。そもそも本来医師看護師が行うべき測定の数値をを個人に任せていいのだろうか。市販の測定機器の使用法誤用してるのではないかと自分でも疑う。2日前に,博士=研究者という(ご本人を含めての)社会的イメージを払拭するために,文科省が「博士人材活躍プラン〜博士をとろう〜」を発表していた。SNSをみると多くの研究者はWelcomeだった。でも,博士=研究者/博士=専門家のイメージを完全に払拭し,会社や大学の中に所謂研究開発部門を常駐定着させるようにしなければ社会全体には定着しないだろうな。40年以上前にも会社でのR&Dが流行してたときでも,数年後には,その運営運用が組織の中ではコスト高を生み出しコスパがよくないという理由で,大手のメーカ以外ではあっという間に消えて行ってしまったように・・・。また,文科省は大学院の教育の質を挙げているけれど,今の大学生,院生を見る限り,質以前に学習「量」,学習分野の「幅」が(海外の同学生に比して)(圧倒的)2に少なすぎる。院進前の大学時代の勉強量だと思う。京都駅周辺の再開発で地価高騰しているとのこと。個人的事情で非常に困るな・・・。問題ある内閣府の再エネTFの件で,2015年に竹内純子氏が書いた記事が閲覧数1位になってたと氏がFBで話してた。午後,バイタル伺いに見えた白木教授としばし雑談。途中,先日ソフールLTを教えてくれたT氏が2個差し入れてくれた。謝謝。


29日 雨はまだ続く。日々の測定,ホントーに疲れる。Lenne & The Lee KingsStop the Musicで始まったAmazon misic聴きながら$\bf{\rm \TeX}$作業。やがて,拓郎の青春の詩が流れてきた。ところで,最近の若者は自分なりの"青春"という概念を会得してるのだろうか,それとも死語なのか。施行されてから様々な問題を起こしているLGBT理解増進法で,さらにジェンダーレスがごくごく一般的になり,今度は京都の神部数珠店でもジェンダーレス数珠が発売されたそうだ。でも,この数珠店をWeb訪問してもそのような気配なし・・・。ある旧知の先生が『大学の1回生の時に,「関数もベクトルだ」という事実を数学や物理学の授業で聴いて驚きました。』とFBでポストしてた。簡単な例とすれば,多項式の微分などで理解すればいいと思う。某打合せの連絡したけど,一部の方からしか回答がない。大丈夫かな。午後,2年生が「ガイダンス時に,なぜ,このサイン本をもらえたのか?」との質問で来室。2022年度の"データサイエンティストの世界"で今野敏氏が講演された回で,全聴講生から感想・質問が寄せられた際によい評価・印象の方に,今野敏氏が最新刊に直筆のお名前・サイン・メッセージをいれてくれたものを送ってくれたもので,当該学生がなかなか受け取りに来てくれなかったこと(※実際であれば1年以上前にお渡しすることができていた。もしかして,1年前は2か月以上入院してたからかな・・・)を説明し,納得してくれた。その後,某氏が大阪都島・冨久屋桜餅どら焼きの件で来室。夕方,某打合せ@zoom。


30日 チョーシ悪すぎ。今日の通院大丈夫かな,と我ながら心配する。とりあえず,あと2日は大丈夫でありますように。 今日で来年度新入生以外の在学生ガイダンス予定日程終了。地方に住む同世代のある人が地元の昭和レトロな外観や内装を懐かしんでた。確かに,ボクでも若かったころに(通学もあり)歩いてた六本木1・2丁目神谷町飯倉交差点赤坂葵町赤坂弁慶橋溜池の風景は昭和レトロとして目に焼きつきその残像が残っていて,今では知らない別の街界隈を彷徨ってるようだナ。この時期,桜を見るたび,桜餅を食べたくなるなぁ。就寝前仰臥した時にアタマの中でワークメモリ不足のままiteration/convolution計算してたことなのに,昼間に計算することを忘れ,今朝あらためて机上で確認する。『「文理融合」「5年一貫制」京都大学の総合生存学館 設置10年で迎えた正念場とは』の記事が出てた。やはり学際的分野の教育研究は,やはりそこに進む前の文・理分野共に深い教養が必要だと思う。京大といえども進学前の学生の文理を問わない幅広い勉強量が足りないのでは。タクシーの往復。乗務員は朝はご主人,帰りは奥様だった。熊谷は夏日だった。遅くなった墓参の日程が決まった。夕方,高瀬正仁先生の書籍が届く。リニア中央新幹線の2027年開業断念は残念。生きてる間に乗車することは出来るのだろうか。


31日 年度末最後のバイタル測定。早く終えた。Arizona大のKirti Joshi准教授が望月教授のIUT理論を不完全と感じ,"算術タイヒミュラー空間"なる理論を考案した上で,abc予想を解決した論文(Construction of Arithmetic Teichmuller Spaces IV:Proof of the abc-conjecture)を10日前にArxivで発表していたけど,望月教授は氏のIUT理論無理解の上での,全く意味のない論文・・・との評価。『数千台のドローンが群れで攻撃に AIが引き起こすパラダイムシフト』の記事を見て思った,戦争には所謂戦争の他に経済戦争等様々なものがあり,これからは国同士の戦争が顕著になってくる。その国の頭脳同士の戦いになってくるんだろうな。日本は大丈夫だろうか。ある有名大学の「いちばんかんたんな${\rm {\LaTeX}}$環境構築2024」のサイトを拝見してみた。この大学の${\rm {\LaTeX}}$環境提供が20年程おくれてることもさることながら,環境提供もrigidだなぁ。10時半から,来年度 某授業の講義・実習担当者打合せ@zoom。ボクは担当者でないので単なるファシリテータ。11時25分終了。その後,計算メモの${\rm{\TeX}}$書き換えした後,来客。本日付で35年間勤務した立正大を定年退職。大学によっては,一般会社通り,誕生日に退職し,その後嘱託とか特任にする場合もあるけど,本大学はそうではなかった。占いでは御法度の,人生の退職はいつ頃なのだろうか。タクシー乗務員の方からも友人からも,話題の紅麹摂取のことを尋ねられた。サプリに限らず,多くの食品に使用されてるからなぁ。2年前に大学150周年寄附(50万←少ないと言われた:でもいままでにも何周年寄付ごとに幾度か寄付はしてきたから・・・)した返礼品数点が送られてきた。ところで,有名私大K大学では教授は100万以上がノルマで,払い込むまで「さぞやお忘れでしょうか・・・」というお手紙が大学から送られてくるという話を同大教授から聞いたことがある。で,大学が常時用意している贈答品ばかりで150周年を感じさせられるモノはなかった。こういったところも非常に残念。この時期,出身大学・高校等にも同額の寄附をしたけど見劣りがした。