2022年 1月
... To live in memories of the lonesome times (I can't stop wanting you) it's useless to say So I'll just live my life in dreams of yesterdays ... * *2 *3 *4 *5 *6
1日 壬寅(五黄土星)新年。あけおめことよろ@病院。1月1日は群論,特にバーンサイド問題で活躍したアルメニアの数学者セルゲイ=イワノビッチ=アディアン(Sergei Ivanovich Adian),ブルバキのメンバーであり,C*-環,作用素環の研究に取り組んだフランスの数学者ジャック=ディキシミエ(Jacques Dixmier),有限単純群の分類研究やGrothendieckがGorenstein環導入のトリガーとなった特異平面曲線の双対原理の明示で知られるアメリカの数学者ダニエル=ゴーレンシュタイン(Daniel Gorenstein),交通工学と待ち行列理論の分野を創始した,デンマークの数学者,統計学者アグナー=クラルプ=アーラン(Agner Krarup Erlang),フィッシャー・ティペット・グネデンコの定理を示す等,確率論,統計学,品質管理・信頼性の研究でよく知られているウクライナの数学者ボリス=ウラジミロビッチ=グネデンコ(Boris Vladimirovich Gnedenko),吉田耕作・角谷静夫よりも知られることなく6年前に示していたバナッハ空間における平均エルゴード定理,線形および非線形関数解析の幾何学的手法とバナッハ代数/関数解析研究に重要な貢献をし,加算可能性理論,無限ゲーム,計算可能関数研究でも知られるポーランドの数学者スタニスワフ=ミェチスワフ=マズール(Stanis?aw Meiczyslaw Mazur),フェルミ・ディラック統計と対比されるボーズ・アインシュタイン統計で知られ,統計力学で重要な貢献をしたインドの数学者サティエンドラ=ボーズ(Satyendranath Bose)の誕生日。昨年印刷していた年賀状数百枚・・・,今年も未使用のまま出番なく。4時過ぎから雑務始め。気づくと,京都市美術館がいつのまにか京都京セラ美術館という新スタイルの美術館に変貌していた。よく思い切って舵を切ったもんだな。ITが定着しつつある時代だからか・・・。望月新一教授の年頭所感とでもいうべき「数学的主張の論理構造の追跡可能性=説明責任の重要性 」を読んでみた。元旦の院食,流石に御節ではないわな。
2日 確率論への貢献で知られ,アーベル賞を受賞したインド系アメリカの数学者サタマンガラム=ランガ=アイアンガー=シュリニヴァーサ=ヴァラダン(Sathamangalam Ranga Iyengar Srinivasa Varadhan),線形/非線形常微分方程式で活躍したウクライナの数学者アナトリー=ミハイロヴィチ=サモイレンコ(Anatoly Mykhailovych Samoilenko),解析的数論でのシュニレルマン定数やシュニレルマンの定理でも知られ,ゴールドバッハの予想,変分法におけるトポロジー的手法で重要な貢献をしたベラルーシの数学者レフ=ゲンリホビッチ=シュニレルマン(Lev Genrikhovich Shnirelman)の誕生日。2時半から雑務。レム睡眠時間は相変わらずのカンジ。午前,リハビリ(PT:MJ氏)。所謂,リハビリ始め。初リハビリというのかな。昼食は,紅白まなすも加わって,気持ちお正月らしいものだった。その後,バイタル測定。箱根駅伝,下馬評通り,青学が先ずは往路優勝。卒論用clsファイルを修正作業,ver.2.1とする。早速ゼミ生に配賦。しばし,Lou BegaのMambo No.5(A little bit of ... )を数回聴いて休憩。
3日 ブルバキの1人で幾何学で活躍し,可換代数で利用されるKoszul complexでも知られるフランスの数学者ジャン・ルイ=コスズール(Jean-Louis Koszul)の誕生日。4時半から雑務。朝の院食,初めて納豆が出た。ボクは基本的には納豆+生卵なんだけどな。現在は第3次AIブーム。1956年の第1次AIブームから振り返ってみた。第2次はボクが仕事としてコンピュータに具体的に自ら触れるようになった1982年。エキスパートシステムや(国産の)第5世代コンピュータ等の言葉が踊っていた。ほぼ30数年経ってからの今度は深層学習などで賑わっている。AIも技術革新と共に進化してゆくんだろうけど第4次ブームはくるのだろうか。あの素晴らしいAIをもう一度という懐古で。下馬評通り,箱根駅伝は青学が断トツだった。大学三大駅伝を眺めてもX大のような選手の集め方では1人1人の選手が大学では成長しないような気がする。今は手元にないカフカの(翻訳本)「変身」を大昔に読んだとき,表紙の副題あたりに「XXX・・・XXX・・・貧困の名において」と書かれていたことを思い出し,ネットで検索をかけたけど,残念ながら探しだせなかった。そのかわりといってはナンだけど,筑波大・安藤智子教授の「カミュの「貧しさへのノスタルジー」」という論文をみつけた。ある意味成程と納得した・・・。
4日 ライプニッツと独立に微分積分学の基礎を築き,光学や重力に関する研究で夙に有名で,世界で最も偉大な科学者の1人と言われるイギリスの数学者,物理学者アイザック=ニュートン(Isaac Newton),スペインの統計学の父と呼ばれ,スペインの数学者,統計学者シクスト=リオス=ガルシア(Sixto Rios Garcia)の誕生日。大学は今日から冬期休暇明けの始業日。2度寝してしまい,少し遅めの6時から雑務。朝食後,リハビリ(PT:MI氏,OT:UM氏)。体力が随分と落ちたことを感じてしまう。
5日 ジョルダン曲線,ジョルダンの標準形,ジョルダン・ヘルダーの定理等,代数,群論,ガロア理論研究で同時代の人々から高く評価されたフランスの数学者マリー=エネモンド=カミーユ=ジョルダン(Marie Ennemond Camille Jordan),力学系のエルゴード性に関する研究,カオス理論,確率論,統計力学や神経科学を専門とし,AMSからルース・リトル・サッター賞を受賞し,ICMでも招待講演を務めた中国(香港)の女性数学者楊麗笙(Lai-Sang Young),近似理論と古典解析を専門としたルーマニアの数学者アレクサンドル=イオアン=ルパス(Alexandru Ioan Lupas),再帰理論/帰納的関数論で数理論理学の一分野を創始し,正規表現の提案等で計算機科学の理論的基礎を構築したことで知られるアメリカの数学者,論理学者スティーヴン=コール=クリーネ(Stephen Cole Kleene),実解析をベースに調和解析,微分方程式等についての優れた研究で知られるフランスの数学者アルナウド=ダンジョイ(Arnaud Denjoy),射影幾何学,代数幾何学の研究,有限幾何学の創始者として知られるイタリアの数学者ジーノ=ファノ(Gino Fano),幾何学全般(射影幾何学,特に双有理幾何学における代数曲面の分類等の代数幾何学,微分幾何学)への貢献や数学史研究で知られるイタリアの数学者アブラモ=ジュリオ=ウンベルト=フェデリゴ=エンリケス(Abramo Giulio Umberto Federigo Enriques)の誕生日。3時半から雑務。「最初に「プログラミング言語」という言葉が使われ始めたのは一体いつなのか?」という記事があった。40年ほど前,「プログラミング言語」というべきか「プログラム言語」というべきかで議論が起こったことがあったけどな。いつもは8時半からだけど,今日だけは9時からゼミ@zoom。学生は全員大学のゼミ実験室に集合していた。1人を除いては詳細に確認していたので,最終確認と共に更新したスタイルフィル通りに出力されているかの確認。後は可能であれば今日中に事務室に提出しておくようにとの指示。H氏@セントルイスから授業コメントが届く。謝謝。午前のリハビリはキャンセル。昼,白木教授から所用の連絡が入る。午後,リハビリ(OT:UM氏,PT:MI氏)。沐浴。
6日 確率論研究がよく知られているが,他に懸垂線の研究,1次の非線形微分方程式を解くことと等時線決定が同値であることを示し,積分という用語や初期には極座標の利用者でもあったスイスの数学者ヤコブ=ベルヌーイ(Jacob (Jacques) Bernoulli),高次元多様体の分類に適用する手術理論の発明者の1人で,代数/微分トポロジー,微分幾何学を専門とし,AMS会長も務めたアメリカの数学者ウィリアム=ブラウダー(William Browder),複素解析を専門とし,ド=モルガン賞を受賞したドイツ生でイギリスの数学者ウォルター=クルト=ヘイマン(Walter Kurt Hayman),スツルムの定理で知られているが,射影幾何,代数幾何,シューベルトの数え上げ幾何の研究で知られるように幾何学を専門としたドイツの数学者フリードリッヒ=オットー=ルドルフ=スツルム(Friedrich Otto Rudolf Sturm),レンズ設計者としても知られているが,リューヴィルの研究に影響を受け,ラプラスとは独立してラプラス変換を開発していたハンガリー(現・スロバキア)の数学者ジョセフ=マキシミリアン=ペッツヴァール(J?zeph Miksa Petzval),幾何学の教科書(その中で,接線,割線を紹介し,平面/球面三角法についても研究されている)を著したことで知られるデンマークの数学者,物理学者トーマス=フィンケ(Thomas Fincke)の誕生日。2時22分から雑務。「無駄」に敏感な人が多いせいか,人生の多くはムダ・・・っていう書籍は時々見かけるけど,志茂田景樹先生も「9割は無駄。」(あさ出版)を上梓された。朝食後,リハビリ(PT:MI氏,OT:UM氏)。その後,Brocard's problemをホンの少しばかり考えてみる・・・。体重が少しばかり減って血圧も下がり,歩行がフラフラ・・・。データサイエンス学部の卒論用clsファイルも作成し,卒論サンプルを出力してみた。自宅周辺も雪がスゴかったうようだ、
7日 偏微分方程式論における均質化理論の先駆者であり,また偏微分方程式の理論を物理的問題に応用研究したウクライナの数学者エフゲニー=ヤコブレヴィッチ=クルスロフ(Evgenii Yakovlevich Khruslov),リトルウッド・ペイリー理論で知られ,今では解決されたことになっているペイリー・ウィーナーの問題を提出する等の内挿に関する問題にも取組みながら若くして亡くなったイギリスの数学者レイモンド=エドワード=アラン=クリストファー=ペイリー(Raymond Edward Alan Christopher Paley),トポロジー分野で活躍したアメリカの数学者ゴードン=トーマス=ホワイバーン(Gordon Thomas Whyburn),ボレル集合,ボレル代数,ボレル・カンテリの補題で知られるように測度論,確率論で新しい局面を開拓したフランスの数学者フェリックス=エドゥアール=ジャスティン=エミール=ボレル(Felix Edouard Justin Emile Borel),アぺル・ハンバートの定理やハンバート曲面で知られ,幾何学や超楕円関数の研究で活躍したフランスの数学者マリー=ジョルジュ=ハンバート(Marie Georges Humbert)の誕生日。人日の節句の七草粥。3時半から都内の積雪を想像しながら雑務。DXの下で密かに進むデジタル・ファシズム。あることが気になって堤未果著「デジタル・ファシズム:日本の資産と主権が消える」(NHK出版新書 655)を取り寄せることにした。BGM=BackGround Musicを捩って,自分のBGM=BackGround Mathematics を少しばかり考えてみた。 リハビリ(PT:U氏)。初めての担当者だった。その後,薬剤師が来室。昼の院食,ご飯とは別に無病息災を願うという草粥が小碗に出た。午後,リハビリ(OT:UM氏)。肌が乾燥しすぎて痒い。ノストラダムスの大予言2022年版というのがあるっていうのを夕方知った。
8日 代数,特に非可換分野で活躍したドイツ生まれイギリスの数学者ポール=モリッツ=コーン(Paul Moritz Cohn),位相不変量Pに対してギルマン・ヘンリクセンの意味でのP空間を定義する等,Rings of Continuous Functionsを著したことで知られ,他に幅広い集合論とゲーム理論で活躍し,クラシックピアニストでもあったアメリカの数学者レオナルド=ギルマン(Leonard Gillman),Stanford大数学科に計算機科学部門を創設し,その後計算機科学の急速な発展を担当し続けたアメリカの数学者,計算機科学者ジョージ=エルマー=フォーサイス(George Elmer Forsythe),有限要素法でも知られるが,ニューヨークで名を冠した数理科学研究所を設立し,第2次世界大戦が始まる前の数年間にドイツを離れることを余儀なくされた多くの数学者がアメリでの地位を獲得するための援助を与えたことでも知られるポーランド生まれの応用数学者リヒャルト=クーラント(Richard Courant),化学を専攻し,ChemikerZeitungに多くの論文も発表しながら,その後数学へ転向し,楕円幾何学における線織面上のユージニオ・ベルトラミによる定理の拡張する等,代数,解析幾何学分野の指導で活躍したイタリアの数学者,教育者ドゥイリオ=ジリ(Duilio Gigli),フラッティーニ部分群等で知られ,群論に重要な貢献をしたイタリアの数学者ジョヴァンニ=フラッティーニ(Giovanni Frattini),シュタイナー幾何学を継承し,純粋幾何学への貢献で知られるドイツの数学者ハインリヒ=エドゥアルド=シュレーター(Heinrich Eduard Schroeter)の誕生日。3時半から雑務。以前発表したメモ(2.3)の中で数論的関数に関する亜(というべき)ゼータ関数のその後を考えてみた・・・。キレイな話が続くだろうか・・・。朝食後,リハビリ(PT:MI氏)。入院で体力低下を今日も実感。シドニー=ポワチエが亡くなった。野のユリや夜の大捜査線等は幾度も観たし,奥様で冒険者たちに出演していたジョアンナ=シムカスも好きだった。夕方,2時限目の授業(富士通・藤原英則氏)録画情報をUP。
9日 応用数学を専門とし,教育活動では全米科学財団「学部STEM教育の改善」プログラムの共同リーダーを務め,2019年のブラックエンジニアオブザイヤーSTEMイノベータ賞を受賞したアメリカの女性数学者,教育者タリサ=ワシントン(Talitha Michal Washington),数論ではジーゲルによって提起された問題にアタックするためのダベンポートによる方法を一般化し,シャファレビッチとマンフォードと共に代数幾何学で重要な貢献をした短命のインドの数学者チダムバラム=パドマナブハン=ラマヌジャム(Chidambaram Padmanabhan Ramanujam),主に代数系純粋数学とコンピュータ言語Artspeakを開発する等の計算機科学の両方を研究したアメリカの数学者,計算機科学者ジェイコブ=セオドア=シュワルツ(Jacob T Schwartz),数理物理学だけでなく,数の幾何学,パッキング等で数論にも携わったロシアの数学者ヴァシリー=セルゲイヴィチ=ウラジミロフ(Vasilii Sergeevich Vladimirov),確率過程におけるダニエル・コルモゴロフ拡張定理で知られているが,幅広く純粋数学と応用数学の両分野で活躍したイギリスの数学者パーシー=ジョン=ダニエル(Percy John Daniell),群論とブリッチフェルトの定理で知られる数の幾何学の研究に取組んだデンマーク生まれアメリカの数学者ハンス=フレデリック=ブリッチフェルト(Hans Frederick Blichfeldt)の誕生日。もっと寝ていたかったけど,とりあえず,1時から雑務。途中で6時まで再度寝ることにする。すでに教育データの蓄積と分析については京大・緒方広明教授等を中心にして広がりをみせているけど,「政府 学習履歴など個人の教育データ デジタル化して一元化へ」が実現してとすると・・・どういうことになるのだろう。入試,就職,様々に利用もされるのだろうか・・・。さらにAIが絡むと心配な面もあるな。日本ではまだAI利用に関する倫理基準ができていないし未成熟だから。
10日 芸術的アルゴリズムの研究(著作:The Art of Computer Programming)でACMチューリング賞を受賞し,TeX言語の発明への貢献で最も知られるアメリカの数学者,計算機科学者ドナルド=アーヴィン=クヌース(Donald Ervin Knuth),数理論理学と微分方程式の分野で活躍し,「ルーマニアの計算機科学の父」と称えられるルーマニアの数学者,計算機科学者グリゴレ=コンスタンティン=モワジル(Grigore Constantin Moisil),射影平面を研究し,Moufang平面とMoufangループと呼ばれる非結合システムを紹介したドイツの女性数学者ルース=ムーファン(Ruth Moufang),解析を専門とし初期のブルバキの1人でブノワ=マンデルブロの叔父でもあったポーランド生フランスの数学者シューレム=マンデルブロ(Szolem Mandelbrojt),シューアの補題等,群の表現論の基礎研究で知られるがフェルマーの問題に取り組む過程でのシューアの定理等の数論,解析でも活躍し,生涯のほとんどをドイツで活躍したベラルーシの数学者イサイ=シューア(Issai Schur)の誕生日。3時半から雑務。朝食後,1日ぶりのリハビリ(PT:I氏)。11か月ぶりのI氏だった。以前と同じように統計のことを種々質問されながらだった。看護師やセラピストの方々は統計をよく使うんだな・・・を実感。データからは色々な情報を引き出せるけど,一方で科学的エビデンスとしての数理的背景を確立させておかないと。
11日 時間の経過に伴うオプションの価格を示す偏微分方程式ブラック・ショールズ方程式をもたらした1人として知られるアメリカの数学者,数理経済学者フィッシャー=シェフィー=ブラック(Fischer Sheffey Black),代数幾何学や1階偏微分方程式におけるベックルント変換等の研究があるものの数学から物理学へ転向したことを惜しまれたスウェーデンの物理学者,数学者アルバート=ヴィクトル=ベックルント(Albert Victor B?cklund),非ユークリッド幾何学で重要な貢献をしたイタリアの数学者ジョゼッペ=バッタリーニ(Giuseppe Battaglini),微分方程式や副産物として3次方程式の解を得た双曲線関数研究に取り組んだイタリアイエズス会の数学者ヴィンチェンツォ=リッカティ(Vincenzo Riccati)の誕生日。一粒万倍日,天赦日,甲子。4時から雑務。アダムズ方式による「衆院10増10減「腹立たしい」 自民で異論噴出」の記事,そもそも衆院議員数が多すぎるからこその問題で,議員数がもっと少なければ国勢調査ごとに一喜一憂することもないだろうに・・・。高卒認定試験の記事を見てて思った・・・大卒認定試験があったとして,その受験料は如何ほどだろう・・・。国立大4年間授業料分かな・・・。昼はうどんだった。リハビリ(OT:UM氏,PT:U氏)。夕方,R大学N先生から報せあり。
12日 巡回コホモロジーやライプニッツ代数/双対ライプニッツ代数の分野で活躍したフランスの数学者ジャン・ルイ=ロディ(Jean-Louis Loday),Bool代数,トポロジー,測度論,経験的ベイズ法やロビンズの補題で知られる数理統計,ロビンズの定理やホイットニー・ロビンズ合成で知られるグラフ理論等様々な分野で幅広く結果も残し問題も提起したたアメリカの数学者,統計学者ハーバート=エリス=ロビンズ(Herbert Ellis Robbins),実解析,フーリエ級数・直交関数による級数展開等,多様体のトポロジー,微分方程式で活躍したイタリアの数学者エミリオ=バイアダ(Emilio Baiada),群論のさまざまな分野で活躍したドイツ生でイギリスの数学者(Kurt Hirsch),名を冠したリッチテンソルで知られるようにテンソル解析の先駆的な研究で最もよく知られているイタリアの数学者グレゴリオ=リッチ・クルバストロ(Gregorio Ricci-Curbastro)の誕生日。3時から雑務。探していた某授業の担当の先生が決まりそうだ・・・。ご紹介頂いたS大Y教授,謝謝。9時から演習授業@zoom。昼食後,リハビリ(PT:MI氏)。沐浴。
13日 調和解析の分野で活躍,2度のスティール賞受賞,ウルフ賞(数学)等を受賞し,2人のフィールズ賞受賞者を育てたことでも知られるベルギー生のアメリカの数学者エリアス=メナケム=スタイン(Elias Menachem Stein),代数,点集合論的幾何学,曲線および次元論に取組み,ゲーム理論の発展と社会科学にも貢献したオーストリア系アメリカの数学者カール=メンガー(Karl Menger),統計学における20世紀のパイオニアの1人,米統計学会会長を務め,特に実験計画法で知られるが,Coxの回帰分析でも知られるアメリカの女性統計学者ガートルード=メアリー=コックス(Gertrude Mary Cox),グラム・シュミット直交化で最もよく知られているドイツの数学者エルハルト=シュミット(Erhard Schmidt),擬リーマン幾何学等,微分幾何学と相対性理論で活躍したアメリカの数学者ルター=プファラー=アイゼンハルト(Luther Pfahler Eisenhart)の誕生日。3時半から雑務。NHK朝ドラのテーマ曲・On the sunny side of the street,最初に聴いたのは今ではなくなった赤坂・シェーキーズでバンジョーの浜坂福夫氏の奏でるデキシ―風演奏だった。懐かしい曲と言えば懐かしい。聴きながら昨日の授業追加資料をTeXでまとめる。朝食後,リハビリ(OT:UM氏,PT:MI氏)。少々ハードだった。Ronnie Spectorの訃報。FBでも時々拝見してたけどThe Ronettesの頃よりソロになってからのほうがよかたかな・・・。RIP。
14日 フィンスラー空間,幾何学の研究で知られ,現在数学の普及に対する国際ファトマモアラ賞が設置されているチュニジアの女性数学者ファトマ=モアラ(Fatma Moalla),微分方程式分野,特にその定性的振舞いやPfaff方程式研究や数学史を専門としていたラトビアの数学者リナール=エドゥアルドヴィッチ=レイジシュ(Linards Eduardovich Reizins),超数学,集合論,モデル理論,測度論,一般代数学等,数学の多くの分野で重要な貢献をしたポーランド生まれアメリカの数学者アルフレッド=タルスキ(Alfred Tarski),統計学と統計的決定理論でアメリカで活躍したインドの数学者,統計学者シャンティ=スワラップ=グプタ(Shanti Swarup Gupta)の誕生日。3時から雑務。朝食後,リハビリ(OT:UM氏)。昼食後,12時半よりメタバースでの【第45回】『大学等におけるオンライン教育とデジタル変革に関するサイバーシンポジウム』に参加。ボクはWebexから参加。途中,病院メニュー上,ハードなリハビリ(PT:MI氏)が少し入る。シンポは予定の14時半を大幅に過ぎ,15時5分に閉会。15年前(2005年)に立正大でも構築していた教育空間としてのメタバース,あのまま特許延長を続けてたらなぁ・・・。今では世間から忘れ去られている。先見の明のなかった立正大と言われても仕方ない・・・。来年度学事の件で学部事務室A氏と数度やりとりと依頼事項。
15日 (B4・M時代指導教授であり,)類体論をアーベル拡大の理論に適用して再構成したことで国際的にも高い評価を得,代数的整数論から確率論に至る数学の幅広い分野で重要な業績を残し,日本数学会理事長を2度,統計数理研究所所長,ICM委員等務めた日本の数学者河田敬義(Yukiyoshi Kawada),アイルランドで最初に数理科学の博士号を取得した数学者,理論物理学者シェイラ=クリスティーナ=ティニー(Sheila Christina Power Tinney),待ち行列におけるケンドールの記法で知られるが,応用確率とデータ解析の世界的権威であったイギリスの数学者,統計学者デビッド=ジョージ=ケンドール(David George Kendall),解析,特にマーサーの定理を示した積分方程式の研究で知られるイギリスの数学者ェームズ=マーサージ(James Mercer),コーシー・コワレフスカヤの定理等,偏微分方程式論に貴重な貢献をしたロシア生まれスウェーデンで活躍したの女性数学者ソフィア=ヴァシリエヴナ=コワレフスカヤ(Sofia Vasilyevna Kovalevskaya),超多面体の分類におけるシュレーフリ記号やベッセル関数とガンマ関数の積分表現で知られ,幾何学,関数論の研究で活躍したスイスの数学者ルートヴィヒ=シュレーフリ(Ludwig Schlaefli)の誕生日。4時から雑務。Wifiがなかなか繋がらず苦労する。共通テスト第1日目。なのに早くから事件がおきた。「共通テストの会場となっている東京・文京区の東京大学の敷地内で,17歳の少年が刃物で受験生の高校生ら3人を切りつける」事件が起きた。その後,文京区上空をヘリコプター数機が爆音を伴いながら飛んでたらしい。新井紀子氏が「それもまた受験生には迷惑なこと。単にイメージ画像を取るためだけにしなくてはいけないことなの?改めて,考えてほしい。#その取材要りますか?」って呟いてた。蓋し然なり・・・。学内の某メーリングリストにサーバ@ブラジル経由の迷惑メールが送信されていた。セキュリティ上のよからぬことの前兆でなければ良いけど。IIARS第11回研究会(3/20)の案内を送付。
16日 常微分方程式に適用される数値解析の研究で知られるスウェーデンの数学者ゲルムンド=ダールキスト(Germund Dahlquist),弦理論の基礎的で貴重なアイデアとなった研究,ケーラー計量,ケーラー微分,ケーラー多様体等様々に業績を残し,幾何学と数理物理学で活躍したドイツの数学者エーリッヒ=ケーラー(Erich Koehler),調和解析におけるプランシュレルの定理で最もよく知られ,解析,エルゴ―ド理論,変分問題,数理物理学,2次形式とその応用,無限変数連立方程式の可解性,可換ヒルベルト代数等の代数分野でも活躍したスイスの数学者ミシェル=プランシュレル(Michel Plancherel)の誕生日。3時半から雑務。共通テスト第1日目。病院メニューを除けばパソコンだけ持参して病院に下宿してるみたい・・・。雑務中の今日のバイタル測定では最大血圧が極端に低かったので一度5分ほど横になってから測定し直し。2桁のほぼほぼの辺りまで上がった。夕方,CORVIT-19の蔓延を受けて,学内で感染者が発生した場合の対応についての更改回覧文書が廻ってくる。
17日 第2次世界大戦では暗号解読に重要な貢献をし,戦後は代数トポロジーに関する有名な教科書を著したイギリスの数学者ショーン=ワイリー(Shaun Wylie),カプレカー数などが知られているが,独学で数論研究に邁進したインドの数学者ダッタトレーヤ=ラーマチャンドラ=カブレカー(Dattatreya Ramachandra Kaprekar),ケーニヒス関数に名を残し,複素解析と幾何学に取組んだフランスの数学者ガブリエル=ザビエル=ポール=ケーニヒス(Gabriel Xavier Paul Koenigs)の誕生日。4時から雑務。Webclassも個人利用のレンタルサーバも定期メンテナンス中でしばらくの間殆ど仕事が不能だった。よく「失なわれた10年〜,20年〜,30年〜」という話を,耳にするが,ボクの場合「〜が失われたXX年」となるのだろうか・・・。8時半からzoomに接続しSAと打合せ。9時から演習授業@zoom。最終授業だった。昼食後,リハビリ(OT:UM氏)。バイタル測定。リハビリ(ST:H氏)。STはテストばかり。H氏の一番下のご子女はラグビー少女らしく,本学に進ませたいとのことだった。その後,心電図。白木教授より入電。感染症の件で,研究者に性急な結論を求める向きがあるが,科学を急かしてはいけない。時間のかかるものだから。逆にすぐわかるようなものは科学の対象にもならないのではないか・・・。
18日 群論分野で仕事をしていたハンガリーの数学者ジュラ=イウリウス=マウラ(Gyula Iulius Maurer),ヒルベルトの16・19番目の問題の解決に大きく貢献し,ペトロフスキー・ラクナの発見等の偏微分方程式(境界値問題),トポロジー,代数幾何,確率論等多分野で活躍し,モスクワ大学長も務めたロシアの数学者イヴァン=ゲオルギエヴィッチ=ペトロフスキー(Ivan Georgievich Petrovsky),統計力学と量子力学に重要な貢献をしたオーストリアの数学者ポール=エーレンフェスト(Paul Ehrenfest),微分幾何学に重要な貢献をし,リーマンテンソルにおけるビアンキの恒等式はアインシュタインの一般相対性理論に使用されたことでも知られるイタリアの数学者ルイージ=ビアンキ(Luigi Bianchi)の誕生日。2時から雑務。アンネの日記のアンネ一家の隠れ家を密告した人物は誰かという問題は以前から存在してたらしく,最近その人物が特定されたらしい。特定された人物の子孫はどのような気持ちでいるのだろう・・・。密告者というのは世相にも反映されるのだろう。哀しい哉,戦前の日本にだって特高に密告してたといわれる人々はいた。朝食後,リハビリ(OT:UM氏,PT:MI氏)。合間に文学部・友永教授と少し長電話。N大学・K教授から連絡。
19日 無限単純群の最初の例を示す等,ヒグマン群,ヒグマンの埋込み定理等で知られ,群論のあらゆる面で卓越した業績を残したイギリスの数学者グラハム=ヒグマン(Graham Higman),ノーベル経済学賞を受賞し,線形計画法の創始設者と考えられているロシアの数学者,数理経済学者レオニート=ヴィタリエヴィッチ=カントロヴィッチ(Leonid Vitalyevich Kantorovich),Mac Laneとの共著「現代代数学概論(A Survey of Modern Algebra)」で最もよく知られているアメリカの数学者ギャレット=バーコフ(Garrett Birkhoff),トポロジー,群論でクロッシュの部分群定理等重要な結果を示し,当時著した無限群に重点をおいた群論の最初の現代テキスト(Theory ofGroups)として広く評価された標準的な教科書の1つの著者として最もよく知られているロシアの数学者アレクサンドル=ゲンナジエヴィチ=クロッシュ(Aleksandr Gennadievich Kurosh),解析,変分法,群論,射影微分幾何学等,さまざまな分野で活躍し,また影響を与えたたイタリアの数学者グイド=フビニ(Guido Fubini),保険数学に関する確率論とその関連分野を研究したチェコの数学者エマヌエル=ズーバー(Emanuel Czuber),代数幾何学,変分法,数理物理学において重要な成果を上げ,Mathematische Annalenの共同創設者でもあったドイツの数学者ルドルフ=フリードリッヒ=アルフレッド=クレブシュ(Rudolf Friedrich Alfred Clebsch)の誕生日。1時半から雑務。8時半からゼミ@zoom。一部の学生は大学から参加した。主に卒論発表会用・要旨(TeX)の件。来週はプレゼン予行演習。その後,予定メニューが変更になり,リハビリ(PT:MI氏)。昼食後,血圧が60台まで下がり流石に焦る。沐浴。リハビリ(ST:HS氏)。結果が提示される。某整数問題がアタマを過る。
20日 最初は非結合多元環,有限群,代数トポロジーでのチャーン類等に取組んだが,途中から解析的整数論に転向し,この分野での業績で知られる南アフリカの数学者ジョン=ピーター=ルイス=ノップメーカー(John Peter Louis Knopfmacher),レナード=ジミー=サベージと共に示した確率論におけるヒューイット・サベージのゼロワン法則でも知られるが,関数解析,測度論,トポロジー.ディオファントス近似,半群論,抽象的調和解析において基本的な貢献をしたアメリカの数学者エドウィン=ヒューイット(Edwin Hewitt),ブラウアーの不動点定理を拡張し,その結果を偏微分方程式と常微分方程式の両方の存在問題に適用する等,解析全般への貢献で知られるイタリアの数学者レナート=カチョッポリ(Renato Caccioppoli),極値問題とテプリッツ行列の分野で活躍したハンガリー生まれアメリカの数学者セゲ―=ガーボル(Gabor Szegoe)の誕生日。目が覚めてしまい(身体はまだ眠っていたい!と主張したが)1時から雑務。この心身のアンバランス・・・。4時から5時まで1時間寝て,When You're smiling を聴く(Louis Armstrong,Scott Hamilton+Sant Andreu Jazz Band)。Scott Hamilton+Sant Andreu Jazz Band はminor swingの演奏もいいな。リハビリ(PT:MJ+K氏,OT:UM氏)。屋外にも出てみた。
21日 イギリス滞在中は連分数等の研究もしていたが,主に力学系,微分方程式を専門としたフランスの数学者アンリ=キャバンヌ(Henri Cabannes),解析的数論,確率論,数理統計学で活躍したロシアの数学者,統計学者ユーリ=ウラジミロビッチ=リンニック(Yuri Vladimirovich Linnik),ポアソン幾何学を創始し,微分幾何学と数理物理学で活躍し,フランス数学会会長も務めたたポーランド系フランスの数学者アンドレ= リシュネロヴィッチ(Andre Lichnerowicz),ヘルムホルツの問題を解決する等,様々な境界値問題を解決したことで知られるロシア系アメリカの数学者アレクサンダー=ワインスタイン(Alexander Weinstein),ベール空間で知られ,主に関数論と極限の概に取組んだフランスの数学者ルネ・ルイ=ベール(Ren?-Louis Baire),正多胞体とユークリッド幾何学の研究で知られるオランダの数学者ピーター=ヘンドリック=シューテ(Pieter Hendrik Schoute)の誕生日。4時から雑務。いつになく眠れたかな。朝食後,リハビリ(PT:MJ氏)。PT:MI氏はお休みだった。昼食後,しばらくしてバイタル測定。血圧高いといっても2桁・・・。屋外にも出てリハビリ(OT:UM氏)。風が寒/強かった。
22日 関数解析に携わったウクライナの数学者ウラジミール=ペトリシン(Volodymyr Petryshyn),リース・フィッシャーの定理で知られ,関数解析の創設者と言われ,またそれが物理学において多くの重要な応用をもたらしたとされるハンガリーの数学者リース=フリジェシュ(Frigyes Riesz),抽象代数,特に有限体とリー群論や(解析的/加法的)数論への貢献で知られるアメリカの数学者レオナード=ユージーン=ディクソン(Leonard Eugene Dickson),生涯高校教員として過ごしたが,進行波を特徴付ける有名なKorteweg-deVries方程式を導入したオランダの数学者グスタフ=ド=フリース(Gustav de Vries),数学教育の学術雑誌「Mathematical Gazette」の創設者で,平面(初等)幾何の問題「ラングレーの問題」の提案者としても知られるイギリスの数学者エドワード=マン=ラングレー(Edward Mann Langley)の誕生日。3時から「素敵なあなた(Bei Mir Bist Du Schoen)」を聴きながら雑務。朝食後,リハビリ(PT:MI氏)続行。如何ともし難し体力不足。
23日 群論,半群論に取組んだロシアの数学者アントン=カジミロビッチ=スシュケビッチ(Anton Kazimirovich Suschkevich),ユークリッド幾何学の公理の体系的な研究の他,1900年にパリでのICMで発表した未解決問題23(所謂ヒルベルトの問題)は後々の数学者の研究に大きな影響を与え,数学,物理学の多くの分野に貢献したドイツの数学者デビッド=ヒルベルト(David Hilbert),微分幾何学と曲面論で活躍したポーランド/エストニアの数学者エルンスト=フェルディナンド=アドルフ=マインド(Ernst Ferdinand Adolf Minding)の誕生日。3時半から雑務。「適度な飲酒などあり得ない、どんな量でも飲酒は心臓の健康を害する」と世界心臓連盟が声明を発表したとのことだ。「飲酒=アルコール摂取」と聞こえる。1tでもダメなのか?ほとんどのジュースでさえさえ0.1%ほどのアルコールは入っている。もう少し適切な発表はできなかったんだろうか・・・?ある会議の回覧資料を読んでいて,その方の(使いまわされたと思われる)経歴中にW大学「工学部」と記載されてあった。W大学の人が見れば誰でも???となるはずなんだけど。これは明白な「嘘」。「理工学部」が正しい。ましてご自分の経歴にウソ書くんではない。グラフ理論で日本初の博士号(@東理大)を取得した数学者・秋山仁氏が留学時代の恩師フランク=ハラリー教授から厳しく訓示された「Another day, another paper(1日1編の論文を書け)」は,一応ボクもモットーにしてるつもりだけど,なかなか思うようには進まない日々・・・。でも秋山先生は1年間(「Another month, another paper.」で)実行したんだからスゴい。もう10年以上お会いしていないけどどう過ごされているのかなぁ・・・。雑務の合間に幾度か自主リハビリ。
24日 偏微分方程式の研究で知られ,初期の定数係数偏微分方程式への業績によってフィールズ賞,また現代解析学における主要な道具の創始者として中心的役割を果たし,特に擬微分作用素とフーリエ積分作用素において多大な貢献とその応用に決定的な業績を上げウルフ賞も受賞したスウェーデンの数学者ラース=ヴァルター=ヘルマンダー(Lars Valter Hoermander),行列関数の研究で知られるウクライナの数学者ウラジーミル=ペトロヴィッチ=ポタポフ(Vladimir Petrovich Potapov),主にイギリスで概周期関数,実関数,解析関数等の研究に取組んだロシアの数学者エイブラム=サモイロビッチ=ベシコビッチ(Abram Samoilovitch Besicovitch),射影幾何学に取組んだドイツの数学者カール=ゲオルク=クリスチャン=フォン=シュタウト(Karl Georg Christian von Staudt)の誕生日。3時半から夢のレヴューを始め,4時から雑務。「大学入学共通テスト、数学T・Aの平均点過去最低の37.96点」とのが出てたので, 遅ればせながら出題問題を拝見してみた。(ほぼ正規であろうけど)分布形状も知りたいところではあるが・・・。が,S大S教授によれば,2峰分布らしい。偏差値修正,どのようにするのかな?見ものだな。まして数学は他教科に比して標準偏差が大きいのが常識とされてるだけに不公平にならなければいいけど・・・。昼食後,リハビリ(PT:MI氏,OT:UM氏)。この後,院内合同カンファレンスがあるらしく慌ただしかった。
25日 作用素論におけるアトキンソンの定理等,関数解析を中心に研究に携わり,キャリアの殆どをカナダ(その他ナイジェリア,オーストラリア)で過ごしたイギリスの数学者フレデリック=ヴァレンタイン=アトキンソン(Frederick Valentine Atkinson),幾何学研究の後,ハミルトンサイクルに関するグリンバーグの定理を示す等,グラフ理論で活躍したラトビアの数学者エマニュエル=グリンバーグ(Emanuels Grinbergs),解釈にもよるがヒルベルトの第5問題を解決した1人としてよく知られているアメリカの数学者レオ=ジッピン(Leo Zippin),実・複素関数論研究に取組みリトアニア生で南アフリカで研究・教育を続けた数学者フィリップ=バーナード=スタイン(Philip Bernard Stein),関数解析で病理的な例の一つとして,フラクタルに出現するコッホ曲線(接線のない連続曲線の例)で最もよく知られているスウェーデンの数学者ニルス=ファビアン=ヘルゲ=フォン=コッホ(Niels Fabian Helge von Koch),解析学,射影幾何学,楕円曲線,初等的数論の研究に携わったルーマニアの数学者ジュラ=ヴァリィ(Gyula Valyi),コーシー・シュワルツの不等式,等角写像でのシュワルツ・クリストッフェル変換,シュワルツのD曲面等でも知られ,複素解析,変分法,極小曲面の問題に取組んだポーランドの数学者ヘルマン=アマンダス=シュワルツ(Hermann Amandus Schwarz),マチンの式を用いて円周率を最初に707桁まで計算したことで知られる(残念ながら527桁目に誤りがあった)イギリスの数学者ウィリアム=シャンクス(William Shanks),解析,数論,古典力学,天体力学等の分野で優れた業績を残したイタリア生まれフランスの数学者ジョセフ=ルイ=ラグランジュ(Joseph-Louis Lagrange)の誕生日。3時起床。身体が駄々こねたので4時から雑務。アメリカのデザイナー&起業家のジョー=ドーセット氏が家庭用「風力発電壁」(1世帯の年間電気使用量の2倍以上を発電できるだけでなく洗練されたビジュアルからアートとしても楽しめる)を開発したとのこと。発想の転換だな。風力発電と言えばプロペラ・・・という固定観念に縛られていればできなかったろう。若い学生にこそこういう取組みをしてほしかった。大学の新校舎なんかも。太陽光発電なども「設置にお金がかかる」と言っては理系学部のソフトの発想を封じているようではいつまで経っても「投資はするけど発展に結びつかない」ことに。
26日 分配半束の表現や格子問題について研究を続けたハンガリーの数学者アンドラス=P=フーン(Andras P Huhn),楕円曲線上のヴェイユ予想の特定の特殊なケースを証明し,指導学生のアンドリュー=ワイルスとのコーツ・ワイルズの定理でも知られ,代数的整数論,非可換岩澤理論,等の研究で知られるオーストラリアの数学者ジョン=ヘンリー=コーツ(John Henry Coates),抽象代数学,代数幾何学,数論,積分方程式等に取組んだアメリカの数学者エリアキム=ヘイスティングス=ムーア(Eliakim Hastings Moore)の誕生日。3時から雑務。朝食後,8時半からゼミ@zoom。卒論発表会のリハーサル。終了後,リハビリ(PT:MJ氏)。午後,血圧が2桁になったのでリハビリ(OT:UM氏)は控えめに。少し身体を動かすと3桁に上がった。沐浴。菓子パンを食べる。なので夕食はおかずと果物だけにする。個人的にはおかしいなと感じてたアジャイルの契約上の不備が指摘され始めた。ウォーターフォールに慣れてたら当たり前だと誰しもが感じるだろうに。
27日 オーストラリアでキャリアの一部を過ごし,応用数学,関数解析,作用素論の研究で知られるスロバキアの数学者イゴール=ステファン=クルバネク(Igor Stefan Kluvanek),微分幾何学,連続群論の研究他,ロバートソン・ウォーカー空間を構築する等,相対性理論に重要な貢献をしたアメリカの数学者ハワード=パーシー=ロバートソン(Howard Percy Robertson),ヒルベルトの18番目の問題に部分的な解決を与え,様々なタイリングの問題に取組んだドイツの数学者カール=アウグスト=ラインハルト(Karl August Reinhardt)の誕生日。3時半から雑務。上野千鶴子氏が「美しい人に『美人』と言ってはいけない理由」と発言した。これがヘンにエスカレートすると,「褒める」「貶める」・・・言葉の表現自身にも飛び火しそうだな・・・。「褒めて伸ばす教育」「叱って伸ばす教育」にも安易に乗っかてはいけないのだろうか・・・。朝食後,リハビリ(OT:UM氏,PT:MI氏)。合間に院内ランドリーを案内される。明日午前の委員会の事前配賦資料を一応読んでおく。
28日 微分幾何学に取り組んだドイツの数学者ヴィルヘルム=ポール=アルバート=クリンゲンベルグ(Wilhelm Paul Albert Klingenberg),論理行列と論理方程式の研究に携わったポーランドの数学者ヤン=カリツキ(Jan Kalicki),ヒルベルト空間におけるシャッテンノルムの導入など関数解析の基本的部分に貢献したオーストラリア生でアメリカの数学者ロバート=シャッテン(Robert Schatten),ブールの結果を拡張しただけだったボンフェローニの不等式等,確率研究で知られるイタリアの数学者カルロ=エミリオ=ボンフェローニ(Carlo Emilio Bonferroni),フェルマーによって研究されたy^2=x^3+k(後にモーデル方程式の呼称)の研究,モーデル(・ヴェイユ)の定理やモーデル・ヴェイユ予想等で知られるイギリスの数学者ルイス=ジョエル=モーデル(Louis Joel Mordell),クンマー曲面の詳細な研究等,幾何学を研究し,ドイツ数学会会長を務めたドイツの数学者カール=フリードリッヒ=ヴィルヘルム=ローン(Karl Friedrich Wilhelm Rohn),円周率を35桁まで計算したことで知られ,ドイツでは今でも円周率をルドルフ数と言われるドイツの数学者ルドルフ=ファン=シューレン(Ludolph Van Ceulen)の誕生日。3時から雑務。朝食後,9時15分から第5回図書館運営委員会@Teams。今年度最後の委員会だったので,今年度で退任される館長,委員,退職される部長よりご挨拶があった。10時5分閉会。DS学部交流会@Webの案内が届く。明治学院大もとうとう理系学部設置に踏み出した。情報数理学部。立正は「文系→総合大」では旧制大学の中ではすでに理系学部を誕生させている駒澤,専修にも遅れに遅れを取ってるな・・・。残念。昼食後,リハビリ(OT:UM氏)。B大N教授と長電話。
29日 ブラウン運動と経済学を研究し,ナイジェリアで最初の女性数学大学教授となったナイジェリアの女性数学者オラビシ=オレオフェ=ユーババ―(Olabisi Oreofe Ugbebor),組合せ論とグラフ理論研究で知られるアメリカの数学者,統計学者,計算機科学者ジョセフ=バーナード=クラスカル(Joseph Bernard Kruskal, Jr.),関数論から代数的整数論研究へと転じ,フェルマーの問題へのアタックからイデアルの概念を導入,整数に関する一意分解を始めとする諸結果を他の整数環へと拡張を試みたドイツの数学者エルンスト=エドゥアルト=クンマー(Ernst Eduard Kummer)の誕生日。2時半に起きてしまったので,朝生を(視ることなく)聞きながら雑務。すでに終了した演習授業の試験問題を拝見した。屋外でリハビリ(PT:MI氏)の後,アルゴメータ。「阪急電鉄であごマスクの男性が座席で寝そべり、車掌に逆ギレ SNSで拡散される」という記事が出てた。男性は大学生で大学名は伏されていたけど,ネットではすでに大学名が公開されていた。
30日 フックス系を含む常微分方程式の研究やヒルベルトの問題第21に対する反例をあげたことで知られるロシアの数学者アンドレイ=アンドレイ=ボリブルヒ(Andrei Andreevich Bolibrukh),QDアルゴリズム,IFIPのWGでIAL(International Algebraic Language),ALGOL?68の開発(者の1人)で知られ,数値解析と初期の計算機科学分野で活躍したスイスの数学者ハインツ=ルティスハウザー(Heinz Rutishauser),代数幾何学で活躍し,代数幾何学者で後に大統領となったウーゴ=モーリン等も育てたたイタリアの数学者アニベール=コメッサッティ(Annibale Comessatti),ガウス和の一般化であるランツベルク・シャールの関係式,代数関数論の研究,クルト=ヘンゼルとの1変数代数関数論の古典的テキスト(デデキントに捧げられた)「Theorie der algebraischen Funktionen einer Varaiblen」を著したことで知られているドイツの数学者ゲオルク=ランツベルク(Georg Landsberg),オイラーの孫娘と結婚し,オイラーが視力を失った後オイラーの研究の代筆を務め,そういった意味で重要な貢献をし,また初等幾何学のFussの定理でも知られるスイスの数学者ニコラス=ファス(Nicolaus Fuss)の誕生日。2時半に起き,30分程考え事してから雑務。終日ナースコールが鳴ってて,休日でスタッフも少ないらしく,Ns.やCWの方々も忙しくされていた。久しぶりに計算をする。「another day, another paper」は随分先になりそうだな。福士加代子がラストランで執念の完走との記事。立正の駅伝部に臨時コーチできてもらったらどうよ。
31日 組合せ論を専門とするアメリカの数学者,統計学者,マジシャンであるパーシ=ウォーレン=ダイアコニス(Persi Warren Diaconis),ブルバキの強い影響を受け,測度論とポテンシャル論で活躍したドイツの数学者ハインツ=バウアー(Heinz Bauer),群論,特に置換群の研究で最もよく知られているロシアの数学者レフ=アルカージエヴィチ=カルズニン(Lev Arkad'evich Kaluznin),チェスの問題だけでなくパズルの作問でも最もよく知られているアメリカのアマチュア数学者サム/サミュエル=ロイド(Sam/Samuel Loyd)の誕生日。起きてしまったので,2時から雑務開始。千葉商科大学・上山俊幸教授から1月27日の日経産業新聞に『データサイエンス教育が予告する「未来の大学授業」』が掲載されていることを教えてもらった。謝謝。立正大も表中でわずかに紹介されていた。武蔵野大学データサイエンス学部は,(坂村健学部長を迎え同時に最新鋭の設備完備で建てた)東洋大学並の施設だったのに・・・。おカネをかけてないな・・ということが世間にもわかりやすいのは,どうなんだろう・・・・。屋外とエルゴメータでリハビリ(PT:MI氏)。体力不足を犇々と感じる今日この頃ではある。昼食後,リハビリ(OT:UM氏)。息切れさましに計算しながらAmazon Primeでクリント=イーストウッドの目撃(Absolute Power)を久しぶりに視聴。途中,急遽エコー検査が入る。検査技師は普段通院している病院で年1回ほど診てくれている方だった。検査後,今度は技師の後ろで見学されていた研修生の実験台になってほしいと言われ,また同じ時間ほど検査ベッドに横たわる。