2021年 8月  ... To live in memories of the lonesome times (I can't stop wanting you) it's useless to say So I'll just live my life in dreams of yesterdays ...  2 3 4 5 6


 1日 リトルウッド予想の解決と数論的双曲曲面についての量子エルゴード予想の解決で知られるイスラエル人の数学者エロン=リンデンシュトラウス(Elon Lindenstrauss),p進L関数とクリスタルな岩澤理論の研究で知られるフランスの女性数学者ベルナデット=ペリン・リオウ(Bernadette Perrin-Riou),バナッハ代数,作用素環論,これらの代数コホモロジーの研究で知られるイギリスの数学者バリー=エドワード=ジョンソン(Barry Edward Johnson),現在も未解決であるジョルダン曲線の内接正方形問題を提起でも知られ,関数解析を専門としたドイツの数学者オットー=テプリッツ(Otto Toeplitz),関数解析におけるコットラー・スタインの補題でも知られ,調和解析,作用素論,スペクトル理論等の分野で活躍したアルゼンチンの数学者ミーシャ=コットラー(Mischa Cotlar)の誕生日。6時半過ぎ熊谷駅発新幹線で計算しながら帰京。東京駅からのタクシーは1週間前に乗車したタクシーで顔見知りの乗務員だったので,道順を言わなくとも自宅まで向かってくれた。自宅近くで待機してもらい,そのまま東京駅まで戻って,10数分後に発車の新幹線で再び計算しながら熊谷に向かう。同車両で3人ほどのウレタンマスクの男子高校生が周囲を気にするでもなくペチャクチャ喋ってて少々うるさかった。9時過ぎには研究室着。最近はCOCOAの話も聞かなくなった。開発手法を,リリースまでの時間を短縮できるという甘いキャッチコピーのアジャイル開発を採用したためだと言われている。アジャイル開発がダメだったわけではなく,その特長をよく理解していなかったためだと言われている。時代の動きが早くなっている今,従来のウォーターフォール開発ではそのスピードに付いてゆけないことはわかる。でも,日本でのアジャイル開発されたシステムのいくつかを見る限り,明らかにシステム設計開発経験の少ない人々によるシステムだということがよくわかる。日本全体で設計開発熟練者/経験者が育っていないんだろう。かってシステム設計開発に携わることのできる年齢は40過ぎまで言われていたし,色々なデータを拝見する限り,その現場に適性とされる数理リテラシ/思考を持つ人材が長く不足し続けていたことも原因だろう。また,IT業界自身も,高々20年ほどしか現役を続けられないシステム設計開発者を,質より量だとして,多くの後任人材を採用し投入し続けてきた。また,大学を始め,教育現場担当者も,そのようなことお構いなしに数理リテラシ/思考を身に着けた人材輩出を怠ってきた。日本のIT化が世界に比して遅れている原因の一端はこんなところにもあるのだろう。先に述べたアジャイル開発でのお粗末さの源も同様だ・・・・。



 2日 幾何学の4つの問題(コンパクト化されたモジュライ空間に関する交叉理論,コンツェビッチ不変量の構成,ポアソン多様体の変形量子化,量子コホモロジー/ミラー対称性)解決貢献によりフィールズ賞を受賞したロシア/フランスの数学者マキシム=コンツェビッチ(Maxim Kontsevich),標本調査の理論的基盤,時系列解析,変数階差法の研究で知られるロシア/ドイツの数学者/数理統計学者オスカー=ヨハン=ヴィクトル=アンダーソン(Oskar Johann Viktor Anderson),1897年の最初の国際数学者会議の主催者の1人で事務局長を務め,オイラーの遺稿集を編集したことでも知られるドイツ/スイスの数学者フェルディナンド=ルディオ(Ferdinand Rudio)の誕生日。JazzのスタンダードナンバーとC&Wのそれは被ってることがしばしばあるので,時々C&Wも聴くことがある。それで15年ほど前にフィドルが上手いThe Quebe Sistersを知り,今でも時々youtubeで演奏を聴いたりする。今朝,FBの彼女等のストリーズを拝見した。お肌にトシを感じたな・・・。家庭教師をつける大学生が増えてきている。昔からいるけど,最近は特に多くなりつつあるようだ。科目としては物理,数学。聞いてる範囲では国立大の理工系学生に多いようだ。youtubeなどでも,明らかに大学生を対象にした数学や物理のレッスンが多く見受けられる。時代も変わったな・・・。朝,構内コンビニは酸素(O2)シフトだった。明後日の水曜日で45日程の夏期休業に入るので品数も少なくボク等が整理屋になってるようだった。今週末の委員会は緊急事態宣言を踏まえて,とりあえず急遽リモート開催に。夕方,第28代学長を務められた吉田栄夫先生の訃報が入る。地球環境科学部開設時には学部長として学部の方向性を整えてくださり大変お世話になりました。ご冥福をお祈りいたします。


 3日 若い時からポール=エルデシュの影響を受け,関数解析,組合せ論,グラフ理論等幅広い分野で活躍しているハンガリー生まれイギリスの数学者ベラ=バラバス(Bela Bollobas),Auslander-Buchsbaum定理やAuslander環等で知られ,可換環論とホモロジー代数で活躍したアメリカの数学者モーリス=オースランダー(Maurice Auslander),確率論を専門とし,物理統計学への応用にも貢献したポーランド系アメリカの数学者マーク=カック(Mark Kac)の誕生日。スマホのバッテリーを長持ちさせる効果としてのダークモードは,実はそうでもないとのことだ。実際,ボクらもエビデンスを確かめることなくナンとなくそのように思ってただけのことだから・・・。ネットで「日本で,ロックダウン(都市封鎖)をするべき?」というアンケートが実施されていた。ボクが見た時には回答者が67000人で4分の3が「するべき」と回答していた。昼過ぎ,所用で1階の事務室に出かける。そこで久しぶりに伊勢崎学事部長に会った。以前から気になってた学事懸案事項の進捗状況を伺ってみた。知人がFBでラグビー元日本代表・平尾剛氏による「悪政を隠すスポーツウォッシング」という記事を紹介していた。これで思い出すのは,曾ってユダヤの謀略とも言われた3S政策


 4日 四元数の発見,解析力学の創始,ハミルトニアン等,独創的な数学研究で知られるアイルランドの数学者/天文学者ウィリアム=ローワン=ハミルトン(William Rowan Hamilton),集合の和集合と共通部分を視覚化したベン図で最もよく知られているイギリスの数学者ジョン=ベン(John Venn),連続体力学への群論の応用に取り組んだアイルランドの数学者フランシス=ドミニク=ムルナガン(Francis Dominic Murnaghan),自国の数学史研究で知られるスウェーデンの数学者エルンスト=マウリッツ=ダーリン(Ernst Mauritz Dahlin)の誕生日。5時34分,体の揺れ化と思ったら地震だった。10時前,事務室へ降りてったら事務端末がブラックアウトしてて皆困ってた。ことシステムに関しては安物買いはダメ(銭失い)だってことが未だによくわかってないようだ。多分ここ数時間の職員の方の仕事(やその時間)は戻ってこないだろう。やり直しだな・・・。15時過ぎ,研究室の空調が壊れる。管財課に電話。しばらくすると,メーカに来てもらって修理しないといけないことがわかったとのこと。メーカに連絡したけどいつ修理できるかわからないと言われた。空調がなければ蒸し風呂のような研究室では成績処理や他の仕事ができない。下手すれば熱中症だな・・・。研究室内熱中症で救急搬送されたら労災扱いになるのかな・・・。10分後,管財課よりとりあえずの扇風機が運ばれて,T課員より「明日,故障状況の確認(故障部品の特定)のために研究室にが業者くる。」との連絡がくる。状況の確認だけで,修理は夏休み明けとのことだ。空調などは建屋新築のときに一斉に整備するが,一般に−業者は−その当時もっとも安い(在庫処分的な)納品で済ませるので,数年たてば,型落ちした機器の故障部品調達で苦労を訴えるか,新機種での入替を勧める。業者と保守契約をしてても,動いてるモノが製造中止になってれば業者としても如何ともし難い。永久に製造を続けている機器なんてないのだから。その辺の問題発生を十分に分かった上での保守契約を結ばされてるんだから。特にハードはそうだ。一時的な安さとはこういうもんだ。昼前の話もそうだ。22才の別れのような目の前の幸せ(安さ)にしがみついてると,いつも何かしらこういう問題に突き当たる。夕方,5Fサーバ室関連工事の件で情報システム課+管財経由で学部に概算見積りが届く。監視用LANが省かれてたけど大丈夫かな。


 5日 楕円関数やその一般化であるアーベル関数に関する研究や様々な分野でアーベルの名を冠した用語でも知られ,5次方程式の代数的解法が不能であることを証明したことでも知られるノルウェーの数学者ニールス=ヘンリック=アーベル(Niels Henrik Abel),ヒルベルト空間における線形変換の研究で知られるドイツの数学者ハンス=ルートヴィヒ=ハンバーガー(Hans Ludwig Hamburger),独自の着想で群論に取組み,シローの定理を独自に発見したイタリアの数学者アルフレツド=カペリ(Alfredo Capelli)の誕生日。よく,最終学歴によって平均賃金に歴然とした差・・,だから大学へ・・・。この論法は好きになれない。昼,A大学で図書館長を務めるZ教授来室。しばらくしてN大学K教授も来室。研究室が狭いので,5階ロビーの応接でSDを取ってしばらくお話。その間,多分空調関係の整備業者の方々が5階の各部屋や制御盤などの点検やユニット入替などを行っていた。Z教授が帰られた後,学部事務室へ出かけ,M事務長とグラボ納入やオンサイト整備などの件で諸確認,再びN大学K教授とお話。夕方から数学科同期ミニミニ同窓会@zoom。学年担任だったT先生も含め8名の参加だった。女性陣には声をかけてないし,数学科同期生の少なくさを考えればまあまあの集まり。T先生は齢が信じられないほどの元気さで「ねぇねぇ,君さ・・・。」の口癖もご健在だった。T先生が出られた東大数学科同期同窓会は開かれてないとのことだった。缶ビールや焼酎で乾杯。ボクはウィルキンソンのTANSANで。3時間半ほど互いの近況やラズベリーパイ/パソコン,数学や予備ノリ,定年後の地域コミュニケーション/生き方,フェルマー問題を扱ってたという東大数学科卒の高橋洋一氏なんかの話題もでた・・・。話し足りない感じで3時間半。FBにこの会のグループを文学部・T教授が近々立ち上げることや,次回の時期を大体決めてお開き。zoomでのこのような会のデメリットは,リアルな会だったら,誰かの挨拶やお話を聴くという場面以外では,皆でワイワイガヤガヤしていて,隣席同士でコソコソ話することができるんだけど,そういったことが出来ない・・・。


 6日 今では一般化されてるが最初のウィルソンの定理発見で知られるイギリスの数学者ジョン=ウィルソン(John Wilson)の誕生日。広島原爆記念日。8時前にB病院へ。すでに,ボクよりもご高齢の1人のご婦人が開扉を待っていた。で,待ちながらしばらくお話しした。長く熊谷でも評判の良いT病院へ通ってたけど,いつも待ち行列がハンパないらしく,朝7時に出かけても夕方の18時に診療が終わることもしばしば。家族に相談して,この病院なら早いからって紹介されたんですよ。T病院も以前はご夫妻で親切に一生懸命に営んでいたんですけどね,亡くなられて息子さんの代になってから今のようになってしまって・・・。今日の受療はいつもより早く終わって9時過ぎには大学へ。研究室の空調ユニット交換も終了していて,ボクの今の認識では一昨日の故障は改善され修理されたようだった。謝謝。11時前,ゼミ生A氏来室。11時からEP委員会@zoom。早めに終了。8位入賞した田中希実選手がゴール後トラックを離れる際,トラックに向かって大声で「ありがとうございました!」と独り礼する姿は気持ちよかった。駅伝部の学生も毎朝グラウンドに入る際,出てゆく際,せめて田中選手の真似くらいはしてほしいものだ。何事も礼に始まって礼に終わる。昔,中1の幾何学の最初の授業でも教わった。


 7日 2次元ホモトピー群から生じる代数的構造を群のコホモロジー理論と群の拡大に関するマックレーンの研究に関連付ける等,主に代数学を中心に活躍をしたイギリスの女性数学者アン=フィリッパ=コッブ(Anne Philippa Cobbe),設立間もないアメリカ数学会誌に,1900年のヒルベルトの問題(翻訳)を紹介したことでも知られ,ヨーロッパの大学(ドイツ・ゲッティンゲン大学)から最初に数学博士号を取得したアメリカの女性数学者高橋洋一(Mary Frances Winston Newson),ポアソン分布の馬蹴りデータを有名にする等の応用について啓発したことで知られるポーランド系ロシアの統計学者ラディスラウス=ジョセフビッチ=ボルトキーヴィッチ(Ladislaus Josephowitsch Bortkiewicz)の誕生日。13節気の立秋。次節気・処暑まで16日。もう秋か。5階ではすでにいつもの先生が徹夜されていた。成績処理がまだまだ続く。しかし,成績処理以前の問題発生。人間の脳の活動でわずか1秒間はなんとスーパーコンピュータ「京」の40分に匹敵するらしい。すると,後10年ほどでスパコン$\fallingdotseq$人間の脳・・・となるのかな。そうなったら人間必要かな。スパコンの癒しとしての人間となるか・・・。国会採掘サイト始まった。オモろい。学内諸会議発掘サイトができれば,それはそれでそれも面白いかな。世界の学生都市ランキングという調査があったらしい。日本では京都を抑えて東京が学生都市だとのことだ。そもそも評価項目がボクのイメージするものとは違っているのでケチをつもりはないけど,東京よりもっと学生にとっての思索/学修/研究環境のよい都市は,京都だけでもなく他に沢山あると思う。暑夏寒冬がほぼ京都と同じ熊谷市が学生都市になるのは難しいだろうな・・・。


 8日 (位相)半群論を専門としたアメリカの数学者ジョン=A=ヒルデブラント(John A Hildebrant),整数論,代数幾何学,組合せ論,表現論を専門とし,数論幾何学での新しい研究手法を開発したことによりフィールズ賞受賞したインド系カナダ人の数学者兼タブラ奏者マンジュル=バルガヴァ(Manjul Bhargava),純粋数学分野だけでなく,スティーヴン= ホーキングとブラックホールの特異点定理を証明する等一般相対論+宇宙論の両方につい研究し,ノーベル物理学賞を受賞したイギリスの数理物理学者,数学者ロジャー=ペンローズ(Roger Penrose),スパニエル・ホワイトヘッド双対性,アレクサンダー・スパニエルコホモロジー等で知られる代数的トポロジーを研究したアメリカの数学者エドウィン=ヘンリー=スパニエル(Edwin Henry Spanier),教師,ジャーナル編集者等の経験を持ち,実解析と複素解析分野で200を超える論文を執筆したアメリカの数学者ラルフ=フィリップ=バウエズ(Ralph Philip Boas Jr)の誕生日。山の日。1回5000万円の宇宙旅行が始まった。日本で海外旅行自由化(1964年)が始まる3・4年前から,大卒初任給が13000円の時代にも関わらず,各銀行で3年満期の海外旅行預金(世界一周:31000円/月,欧州旅行:23000円/月)が始まっていることを考えると,もしかして4年満期の「宇宙旅行預金」が出てくるかな。販売されても月100万円くらいの預金だな・・・。ムリっす。最近,理系学科の環境システム学科学生に聞いた話。就活内定時に一般職/技術職の選択が出来,理系出身(理学士か工学士)だと技術職を選択でき,しかも月収で1万以上高く頂けるとのことだった。立正大も理工系学科をもっと増設しよう。ORや統計のわかりやすいテキストや著作物で有名だった大村平先生が6月1日に亡くなられていたことを知った。40年前,S短大・通信講座の実務統計学の添削採点を担当したときに,そのテキストを執筆されていたのが大村先生だった。わかりやすく書かれていたので,当時大村先生が執筆されていた書籍群を一通り読破した。1年後,統計学授業を担当し始めた時,大いに役立った。昨夕のサッカー部対駒澤戦,勝利はしたものの,関東大学サッカー1部(12校)での現状は8位。1期の成績処理を眺め,・・・な状況が続く。監督庁の審査もあるしな・・・・。


 9日 リーマン面や双曲幾何学やそこでのCollar Lemmaの古典的結果で知られるの研究で知られるアメリカの数学者ことを知った。40年前,リンダ=ゴールドウェイ=キーン(Linda Goldway Keen),群論及びフルクトの定理等の代数的グラフ理論で活躍し,チェコ生まれで第2次大戦後チリに移住した数学者ことを知った。40年前,ロバート=ウェルトハイマー=フルクト(Robert Wertheimer Frucht)の誕生日。長崎原爆の日。祝日。バビロニアの遺跡発掘から;ピタゴラスの定理と思しき石板が発見されたとのことだ。三平方の定理は,実は古代ギリシアよりもバビロニア,バビロニアよりも・・・と,実は太古から人々には知られていたのかもしれないナ。プラトンだってアトランティス大陸のことを知ってたようだし,ピタゴラスも太古から伝えられていた三平方の定理を自分なりに解釈・証明しただけなのかもしれない・・・。数学の世界でも,昔の学者が示していたことを実は数10年後,100年後に再発見ってな感じのものもあるし・・・。朝,自宅と大学を往復。自宅近辺で雨に見舞われた。5階・6階研究室には結構な先生方が見えていた。エレベータで会った6階の先生方の話だと空調機のユニット入替などの工事が行われてるってことだった。学生か送られてくるメールの中には,小中高で敬語を習ったのかな?と首をかしげるものがある。社会に出れば,メールは何かのときにはエビデンスとして採用されるものだから,平素から気をつけておかないと・・・。


10日 無限論理の研究でよく知られているオランダ系アメリカ人の女性数学者キャロル=ルース=カープ(Carol Ruth Karp),リーマン多様体におけるミナクシサンドラム・プレイジェルゼータ関数導入等で知られるスウェーデンの数学者オーケ=ヴィラム=カール=プレイジェル(Ake Vilhelm Carl Pleijel),ピックの定理が最も有名であるが,アインシュタインの一般相対性理論の定式化にも協力したことでも知られるオーストリアの数学者ゲオルグ=アレクサンダー=ピック(Georg Alexander Pick)の誕生日。山本宗一氏の八回忌。オリンピック日本選手団のメダル最多が報道されてるけど,そもそも競技数(金メダル数)はいくつあるんだろか。毎回競技数が増えてきているのではないだろうか・・・。今日はすでに朝から暑い。いつも6時前から朝練している駅伝部は今朝からはお休みようだった。大学教育の一環と考えればそうなのかもしれない。一方で,部として駅伝レースに出場できないのは・・・と考えたりする・・・。昼前には熊谷の最高気温が40度になるとの予報が流れる。昼過ぎ,環境システム学科・青木和昭先生が来室。2期ご担当頂く演習授業・その他の件。14時過ぎからゼミOGでNDP社・H氏とSCORM教材/LMSの件でやりとり。SCORM教材開発をした(旧)放送大学さん,いい加減いしてくれよ。といっても,多分どっかの業者に丸投げしてたのかな?再び,学部学生のVPN接続検討に入る。そういえば,最高気温40度予想はどうなったんだろう。熊谷気象台のデータを見ると最高気温は37.2度だった。予報官のハズれか・・・。やらせ街おこしにならないように・・・。


11日 非線形偏微分方程式論の研究で,ボルツマン方程式に初めて完全解を与えた業績によりフィールズ賞やフィリップ=モリス賞を受賞したフランスの数学者ピエール・ルイ=リオン(Pierre-Louis Lions),初期にはノーバート=ウィーナーとの共同研究で知られ,フーリエ解析,複素解析,非線形微分方程式,数論,信号処理等幅広い分野で貢献したアメリカの数学者ノーマン=レビンソン(Norman Levinson),父カール=ピアソンの業績を継ぎ,イェジ=ネイマンとともに現代(推計)統計学を大成させたイギリスの数理統計学者エゴン=シャープ=ピアソン(Egon Sharpe Pearson),変分法の計算や研究で知られ,ジョージア数学連合の初代会長も務めたジョージアの数学者アンドレア=ミハイロヴィチ=ラズマゼ(Andrei Mikhailovich Razmadze),射影幾何学での手法を用いて,非ユークリッド幾何の計量関数を導入する等,幾何学の研究で知られ,上院議員も務めたイタリアの数学者エンリコ=ドヴィディオ(Enrico D'Ovidio)の誕生日。PCR陽性で自宅療養となってた友人より「なんとか今日で自宅療養終了。てか,保健所から連絡も物資も来ないし,40ー37度の行ったり来たりが1週間で,味覚も嗅覚もダメで辛かった。というより,あんまり記憶なし。近所のおばちゃんに差入れしてもらって,自分でもコンビニに行ったりしてた。保健所に電話してやっとつながっても,これは災害ですから,連絡も十分にできませんと言われ,4日待っても薬が来なくて,かかりつけ医の発熱外来で処方してもらって,よれよれで取りに行ったり。まだ酸素が95なので,気管支拡張薬とテープしてる。4日あたりは最悪だった。」。東京都や保健所の対応ってこんなものなのか・・・。唖然。関孝和とキリシタンというレポートを読んでみた。日本独自の和算という理解にも少し無理があるのかなと・・・と思える。先日のピタゴラスの定理のように・・・。職員の方も構内で見かけた・・・。今日はゼミ生3名来室。5階の空調工事の中,同階の先生方も朝早くから見えていた。昼,大学と熊谷駅南口コンビニを往復。クルマを運転しない人間にとっては,熊谷キャンパス休校時不便さの一つ。


12日 微分トポロジー,微分幾何学及びその応用研究で知られるカナダの数学者ジェームス=レイ=ヴァンストーン(James Ray Vanstone),群論と幾何学に取り組んだベルギー生まれのフランスの数学者ジャック=ティッツ(Jacques Tits),幾何学の基礎に取組み,一方ではリシャールのパラドックスでも知られたフランスの数学者ジュール=アナトワーヌ=リシャール(Jules Antoine Richard),ガウスとロバチェフスキーを指導したことで有名なドイツの数学者ヨハン=クリスチャン=マーティン=バーテルズ(Johann Christian Martin Bartels)の誕生日。先日来の学部VPN導入検討試算。成績評価提出直前の時期になって,学生から成績評価についての問合せがいくつか入る。問い合わせの前に,まず1期期間中に真摯に学修に向き合う姿勢が必要だったのでは?という気がする。人生100年時代という標語が普通になってきた。定年70才で,残り30年。先ず経済面でどうやって生きていけばいいんだろうか。学生にしてみると,後80年ほど・・。随分長いなぁ。先日から気になっている本学で使用しているC-Learning。これを利用して,ボクに送られてくるメール。差出人名と本当の差出人が違って送られてくる。今のところ差出人名はある人物になっている。本人に確かめたところ,パスワードの扱いに関してはそのような事実はないとのこと・・・。いずれにしてもC-Learningのシステム上の不具合だな。いくもまあ10年以上も本学も利用しているな・・・。


13日  ピーター=ジョーンズによるアナリストの巡回セールスマン問題を解決し,主にスペクトル幾何学分野の研究で活躍するイギリスの女性数学者キャサリン=アデボラ=オキキオル(Katherine Adebola Okikiolu),ダルブー積分で知られ,微分幾何学,解析学で重要な貢献をしたフランスの数学者ジャン=ガスコン=ダルブー(Jean Gaston Darboux),ベクトル解析におけるストークスの定理や流体力学におけるナビエ・ストークスの定理等で知られるアイルランドの数学者,物理学者ジョージ=ガブリエル=ストークス(George Gabriel Stokes),カントール集合論におけるブラリ・フォルティのパラドックスで知られ,射影解析幾何学や数理論理学で活躍したイタリアの数学者チェザーレ=ブラリ・フォルティ(Cesare Burali-Forti),代数幾何学の領域である点群研究で知られ,女性参政権運動でも活躍したイギリスの女性数学者フランシス=ハードキャッスル(Frances Hardcastle),関数解析,特にバナッハ代数を専門としたイギリスの数学者グラハム=ロバート=アラン(Graham Robert Allan),半群(指標理論,近似理論等)の研究で知られるロシアの数学者ミハイル=モイセビッチ=レソキン(Mikhail Moiseevich Lesokhin),代数幾何学,射影幾何学,解析幾何学で幅広く活躍したイタリアの数学者ファビオ=コンフォルト(Fabio Conforto)の誕生日。13日の金曜日。若い人の多くはこの言葉を知らないだろう。半導体不足がさらに深刻になっている。リードタイムが20週間。来年の学生用ノートパソコンの調達大丈夫だろか・・・。お盆の初日と亡父の十一回忌で,遠方まで雨中の墓参。少し時間があったのでS理容室へ。珍しく女性客がいた。その後,研究室へ。他学部の先生方も見えていた。作成の終わった留学生用Homeworkの件で,対応されているM先生が在室されていたのでご相談。午後,久しぶりの案内メールから,今日が吉田夏彦先生の一回忌であることを思い出した,亡くなられたときには知らされなかったけど,亡くなられた当時のご様子を知った。「吉田先生は,朝起きたら呼吸をしておらず,奥様が慌てて救急車を呼んだとのことのようです。奥様はご状況を把握されてはおられないようです」。たしか,妹さまは数学者・赤摂也大先生の令夫人だった。そういえば,立正での吉田先生の研究室で週数度秘書的バイトをされていたお茶大・院生の方はどうされたんだろうか。どこかの大学で教鞭をとられてるのかな。海上保安学校の学生40人が夏期帰省中にコロナ感染したと報道された。だったら,大学生にも同じことが起きるのではないか・・・と心配になる。で,。某サイトを見ると,ロックダウンするべきかというアンケートを実施していた。現在,回答者70万人ほどで約70%がするべきと回答していた。するべきでないが17%。構内で環境システム学科の学生に出会った。ユニデンスの寮生で10日から今日まで食堂がお休みなので,駅までバスで出かけて食事を摂りに出かけているということだった。チョッとばかり不親切なユニデンス。その学生は京都出身の学生。コロナで帰れないんだろう。


14日 ウィーンで幾何学,保険数理の学位を得た後,米海軍研究局統計局長や大学統計研究所長等を務め,確率論研究や分布の特性評価に微分方程式論のでの手法を初めて導入したことでも知られ,日本人を含め多くの統計学者を育てたポーランド系アメリカ人の統計学者ユージン=ルカーチ(Eugene Lukacs),高校教員の後,渡独し,フェリックス=クラインとダフィット=ヒルベルトとともにゲッティンゲン大学で学び,帰国後,カリフォルニア大学バークレー校で数学の啓発,教育研究に専念したアメリカの数学者,数学教育者チャールズ=アルバート=ノーブル(Charles Albert Noble),素数定理の証明で最もよく知られているベルギーの数学者シャルル=ジャン=エティエンヌ=グスタフ=ニコラス=ド・ラ・ヴァレ=プッサン(Charles Jean Gustave Nicolas Baron de la Vallee Poussin),カステルヌーヴォ曲線やカステルヌーヴォ・マンフォードの定理等,代数幾何学分野の研究で知られるが,統計学や確率論への貢献でも知られるイタリアの数学者グィード=カステルヌーヴォ(Guido Castelnuovo),数学史と数学レクリエーションに関する人気本で最もよく知られているイギリスの数学者ウォルター=ウィリアム=ラウズ=ボール(Walter William Rouse Ball)の誕生日。雨はふるふる・・・。朝方,某国立大学で情報処理センター廃止というニュースがはいってきた。そこでは,全学生にノートパソコンを持たせるそうだ。時代の流れだな。ニュースではそこまで書いてないけど,関係者に聞くと,当該部署の職員はただでさえ足りてない他部署へ異動とのこと。早晩,立正も含め多くの大学がそのような方向に進んでいくだろう。


15日 幾何学分野で活躍し,数学史も専門としたルーマニアの数学者マリアン=タリナ(Marian Tarinva),バーンスタン問題の反例,ノヴィコフ予想等,群論を専門としたソビエトの数学者ピョートル=セルゲイビッチ=ノビコフ(Petr Sergeevich Novikov)の誕生日。終戦記念日。ボクを含め戦争を知らない人々が増えすぎた。不安を感じる。2期演習科目担当教員での打合せ日程調整。成績提出締切日。5Fにも数名の先生方が来室されていた。成績処理なのかな。成績評価のためのエビデンス作成。夕方には提出。目がショボショボ。左目がキツかぁ。明々後日の委員会資料がまだだな・・・。SNSで「SFC在学中、夏野剛さんとDaiGoさんの授業を受けたことがあるんだけど、学問に対する不誠実さと互いの褒め合いと言ってはいけないことを言う自分に対する恍惚のみで構成されていて、全授業中ぶっちぎりで聞くのがツラい授業だった」とか「考えたら大学でもあるなぁ『小学校教諭の身内と電話で喋った。最近教員不足でこいつでいいのか?ってのにも臨採で担任させてるが、勤勉で教えることに対して真面目な先生より、やたら明るいが大風呂敷広げていい加減なこと教える先生の方が生徒にも父兄にも人気あるから嫌になるとボヤいてた。』」。確かにいい加減と思しき(ハウ・ツー本で仕入れた一夜漬けの知識とかで,下手するとウソを教えてる)授業が目立つ時代になってきた・・・。友永教授が数学科同期同窓会@FBを立上げてくれた。謝謝。毎年の広島原爆の日前後で,広島や原爆について色々思い出したり,また調べたりするが,今年になってMary Popeo女史のことを初めて知った。曾って,政治的背景によって原水禁と原水協の永い対立があったんだけど最近はどうなったんだろう。平和運動さえも政治(家)が絡むとロクなことがない。


16日 非ユークリッド幾何学,n次元幾何学,行列論の研究(例えば,ケイリー・ハミルトンの定理等)で知られるイギリスの数学者兼弁護士アーサー=ケイリー(Arthur Cayley),数理論理学と数学基礎論に携わったクロアチアの数学者ジューロ=クレパ(Duro Kurepa),超幾何級数,q-類似等を研究したイギリスの聖職者,数学者フランク=ヒルトン=ジャクソン(Frank Hilton Jackson),ベルギー軍隊・中尉で連隊学校の数学教師をしながら,非ユークリッド幾何学,軍事科学と数学の歴史研究で知られたベルギーの数学者ジョセフ=マリー=ド・ティリー(Joseph Marie de Tilly),ベルン大学長を務め,スイス国立図書館創設に力を尽くし,主にベッセル関数の研究に取組んだスイスの数学者ヨハン=ハインリッヒ=グラフ(Johann Heinrich Graf)の誕生日。「(有性生殖の場合)子どもを産めないオスがメスと同じくらい生まれるのは一体なぜ?」の疑問に回答しうるある一つの仮説が登場した。「オスの性淘汰により突然変異の悪影響が効率的に排除され,これにより無性生殖より高い繁殖力と健全な遺伝子が確保されている」とのことらしい。世界中には一夫多妻制,一妻多夫制や宗教的倫理観に基づくとされる一夫一妻制があり,人類は所謂ナンでもありの婚姻制度を認めていることも,倫理観以上に生物としての種としての本能が無意識に働いているのかな・・・。「植林すると降水量が増加する」とのシミュレーション結果が報告されたけど,ボクには,だからナンなんだ・・・という感じでもない。一斉休暇も終わり,今日から職員の方々も来校。午後,卒論作業でゼミ生A氏来室。隣の白木研の学生も卒研で忙しそうだった。事務室に統計検定(準1級,2級,3級,4級,統計調査士,データサイエンス基礎)受験案内,EMaT受験案内それぞれのポスターの掲示依頼。統計検定については学部学生には必ず取得しておいてほしい。


17日 国際数学連合の最初の女性会長を務め,ウェーブレットの基礎と応用開発への貢献でよく知られているベルギーの女性の物理学者,数学者イングリッド=ドブシー(Ingrid Daubechies),数論,微分幾何学,級数論,ゴイールドバッハ予想に貢献し,フィールズ賞受賞者エンリコ=ボンビエリに多大な影響を与えたとされるイタリアの数学者ジョバンニ=リッチ(Giovanni Ricci),(秋月・)ホプキンス・レヴィツキの定理で知られ,非可換環の構造研究に貢献したウクライナ生まれイスラエルの数学者ヤコブ=レヴィツキ(Jacob Levitzki),数論発展のトリガーともなったフェルマーの最終定理でよく知られるが,数論のみならず微積分の基礎構築においても貢献著しかったフランスの弁護士,数学者ピエール=ド=フェルマー(Pierre de Fermat)の誕生日。降り続く大雨で土砂崩れが予想される場所が注目されている。朝4時から,大学後輩でBrown School at Washington University@St. Louisの院生H氏と打合せ@zoom。話の内容が広範囲に及び,6時10分に終了。因みに学費は600万円で,殆どの学生は学生ローンのお世話になっているとのこと。学生は4年で2400万円の借金をするわけだけど,その睡眠時間数時間で4年間ハードな授業についてゆき大学を卒業すれば,それに見合うもしくはそれ以上の就職先に恵まれるということらしい。実際,卒業生は全世界の有名企業に就職し,大学への寄付金だけでも年に数千億集まるということだ。スゴい。日本で学生ローンに対しての批判をよく耳にするけど・・・。学生の学修への向き合い方,大学のハードな授業がそもそも日本と違う・・・だから仕方ないのかな・・・。昼過ぎ。ゼミ生W氏来室。予知日3日前になって,ネットで富士山噴火が話題になってることを知った。専門家によれば,噴火するのは事実だけどその日がいつなのかはわからないとのことだ。数学で言えば,有限個しか存在しないことは証明されているけれど,それが何個であるかはわからない・・みたいなものだ。諸事情で明日のEP委員会が流会。これで資料準備に幾分か余裕を持てる・・・。


18日 有限差分商の導入や部分積分,有名なテイラー展開の発見で知られるイギリスの数学者ブルック=テイラー(Brook Taylor),複素解析におけるルーシェの定理で知られるフランスの数学者ウジェーヌ=ルーシェ(Eugene Rouche),エルデーシュとほぼ半世紀近く共同研究を行い,グラフ理論での極値問題,トゥラーン篩に代表される確率論的数論,ルジャンドル多項式におけるエルデーシュ・トゥラーン不等式を示す等,幅広い分野で活躍したハンガリーの数学者パール=トゥラーン(Paul Turan),群論,その表現論,リー代数のモジュラー理論で活躍したハンガリーの数学者ラースロ=ジョールジュ=コバックスジョバンニ=リッチ(Laszlo Gyorgy Kovacs)の誕生日。朝,東京駅まで乗車した個人タクシー。今日新車に替えたばかりでお客さんが最初のお客さんだったからって,乗車賃をかなり安くしてもらった。ラッキー。東京駅構内を歩きながら人流減を感じることはなかった。2人連れや単独行のハイキング/登山?客は相変わらず。熊谷の雨は予想外だった。昨日の朝4時からの打合せ@zoom。来週同時間に全日本ラグビーチーム・アナリスト・浜野氏も含め3人で打合せをすることで調整がつく。浜野氏は9月上旬から全日本の合宿に入るとのことだった。組合費の徴収があった。団交が形骸化してゆかないことを祈ります。ある先生に言われて,学内でも女子学生に人気があるらしいといわれてて,データサイエンス学部1年でサッカー部の熊倉匠選手の検索をしてみた。ヒット数も下手な先生の検索ヒット数よりはるかに多かった。ある意味楽しみではある。サッカー部は芸能人やプロへ進む人材が多いんだな。未だにランサムウェアで業務停止に陥っている企業があるという。経営陣はセキュリティを含めてのIT投資にカネを削った不明を詫びなきゃ。いずれIT投資を怠っている大学等も格好の餌食として狙われるな。本学は,未だに,データサイエンスの全学必修化が実現していない。大学執行部はせめて,「データサイエンス教育の必修化を巡って−文理融合型教育・高大接続・大学間連携−」(IDE大学オンラインセミナー)を受講し,その道筋手順を学習した方が良い。ここんところ,直ぐに読みたい本が続出で,Amazonで発注することが多くなった。紀伊國屋は時間がかかる・・。下手すれば,2・3週間たってから「絶版につきお取り扱いできません」。それくらい早く分かれよ。EP委員会資料作成に時間を割く。


19日 幾何学研究やバーレカンプ・ヴァン=リント・ザイデルグラフの構成等でのグラフ理論で知られるオランダの数学者ヨハン=ヤコブ=ザイデル(Johan Jacob Seidel),数論から数学パズル(チャイニーズリング)にいたるまでまで幅広い数学の研究と理解啓発に貢献し,ノルウェー数学会第8代会長を務めたノルウェーの数学者カール=エギィ=オーバート(Karl Egil Aubert),数論,ディオファントス解析および超越数の研究で活躍し,フィールズ賞を受賞したイギリスの数学者アラン=ベイカー(Alan Baker),5次方程式を$x^5+px+q=0$の形で扱うことができることを示す等,代数方程式の解法に貢献したスウェーデンの数学者エルランド=サミュエル=ブリング(Erland Samuel Bring)の誕生日。Twitterが「誤報の拡散を防ぐためにツイートに「誤解を招く」フラグを立てる機能を実装」するとのことだ。リツイートやFBのシェア機能もその連鎖を数回までに制限するとかも併用した方が良いのかもしれない。使用禁止が多くの企業で進んでいる中,未だに学内ではPPAPが利用されている。本学のセキュリティポリシーではどのように捉えているのだろうか。明日が締切の原稿,まだ進まず。他の先生方はもう済ませたのかな・・・。昨夕,Amazonで注文したIntroduction to Homological Algebra,もう届いた。反応が早いのはいいことだ。世間には反応の遅い/ない人が結構いるんだけど・・・。組織に生きていれば,そんなことでは世の中の動きについてゆけないよ・・・とボクは思う。15時から委員会@zoom。ある程度予想された流れで閉会。


20日 代数幾何学,微分幾何学,大域解析学を専門とし,主に4次元多様体のトポロジーに関する研究で,そこには通常の構造とは異なるユークリッド空間上の微分構造があることを示したことでフィールズ賞を受賞したイギリスの数学者サイモン=カーワン=ドナルドソン(Simon Kirwan Donaldson),解析的整数論を専門とし,その教科書執筆や高校生対象の数学教育ビデオ開発でも知られるアメリカの数学者トム=マイク=アポストル(Tom Mike Apostol),学位取得後,プリンストン高等研究所設立初期に,女性としては珍しくオスワルド=ヴェブレンの下で組合せトポロジーの研究に取組んだが,後に数学教育の道に進んだアメリカの女性数学者アンナ=アデレード=スタッフォード=エンリケス(Anna Adelaide Stafford Henriques),数理計画法とオペレーションズリサーチの開発で重要な役割を果たしたハンガリーの数学者スティーブン=ヴァイダ(Steven Vajda),ポーランドで生まれ、ナチスから逃れるためにアメリカに移住し,積分変換,概周期関数や超関数研究に貢献した数学者サロモン=ボホナー(Salomon Bochner),代数幾何学の草創期に理論発展に主要な貢献をしたイタリアの数学者コルラド=セグレ(Corrado Segre),積分の近似を求めるシンプソンの公式(:実際は100年以上前にヨハネス=・ケプラーによって知られていた)として知られるイギリスの数学者,発明家トーマス=シンプソン(Thomas Simpson)の誕生日。イギリスの下院で「議会でうそをつくことを犯罪とすべき」という請願に12万人以上が賛同したということだ。ラジカルではあるけれど,それだけ国の内外を問わず嘘つく政治家が多いということだろう・・・。政治家だけでもないけどね。メディアもそうだし・・・。共分散構造解析用ソフトLISRELを購入するための振込で,9時40分過ぎに熊谷駅北口のみずほ銀行へ。振込を終わってしばらくして,全国のみずほ銀行で窓口業務がストップしたというニュースが流れた。危うかった。14時から15時45分まで非常勤・兼担の先生方6名で2期微分積分学演習授業の打合せ@zoom。日経平均株価が年初来安値を割込んだけど,ボクは株価はまだまだ高すぎると思う。


21日 コナーズの定理,エルデシュ・セメレディの定理やセメレディの定理を示す等の数論的な離散数学や計算機科学で活躍しているハンガリー生まれでアメリカの数学者エンドレ=セメレディ(Endre Szemeredi),それまでの解析学に対し,厳密性を与え近代的な数学の端緒をなしたフランスの数学者オーギュスタン=ルイ=コーシー(Augustin Louis Cauchy),ドゥーブ・メイヤー分解定理を導出する等,数学研究所(IRMA)では後に確率過程論発展の震源地となる「ストラスブール・セミナー(Seminaire de probabilites de Strasbourg)」を創設したフランスの数学者ポール・アンドレ=マイヤー(Paul-Andre Meyer),1984年にビーベルバッハ予想(現在は,ルイ=ド=ブランジュの定理)を証明したことで知られるアメリカの数学者ルイ=ド=ブランジュ=ド=ボルシア(Louis de Branges de Bourcia),ローレンス=エドワード=ペインとの等周定理に関する共同研究で知られ,後に数学教育にシフトしていったイギリスの女性数学者,数学教育者マーガレット=エヴァ=レイナー(Margaret Eva Rayner),分離空間(近接空間)の概念を導入し,トポロジーを専門としたアメリカの数学者アレクサンダー=ドニファン=ウォレス(Alexander Doniphan Wallace)の誕生日。ビア・デザミー0.0の宣伝記事が出ていた・。アルコール度数が0.0%に少し驚いた。一般の果実でもアルコール度数は平均0.5%強あるのに・・・。といっても飲む気はないけど。もはやアルコールの多くはボクにとってはプアな飲み物になりつつある。退院前からのここ半年ほど,wiki(だけではないが)を中心にして数学者/統計学者の履歴を読んでいる。ある一つの傾向が分かった。ドイツの数学者に多いけど,ナチス党員だったとか支援していた人は他の数学者に比べ記述が少ない。英語版ではナチス党員のことを書かれていても日本語版では−意識的かどうかはわからないけど−あえてその部分/個所が省略されている。FBで紹介され8月13日にNHKで再放送されたという「女たちの太平洋戦争 〜従軍看護婦 激戦地の記録」をネット検索して視聴してみた。当時,日赤の看護婦は未婚既婚に限らず赤紙招集され12年間の従軍看護婦が義務付けられていたという。視聴していて朝から涙腺が緩んだ。戦争の時代に生まれてなくてよかったと,つくづく思う。


22日 位相群,リー群の構造研究からヒルベルトの第5問題を含め,微分幾何学と群論で重要な貢献をした日本の数学者山辺英彦(Hidehiko Yamabe),久保田・レオポルドのp進L関数で有名な代数的整数論の研究で知られるドイツの数学者ハインリッヒ・ウォルフガング=レオポルド(Heinrich-Wolfgang Leopoldt)の誕生日。不老不死の生物がいるという記事が出ていた。その中にベニクラゲという,所謂若返りを繰り返す(クローン作製を繰りかえす?)生物がいるらしい。7年前から囁かれてたらしいけど,未だに否定されていないSTAP細胞もありうるのでは?と思えるな。昨日今日とWebオープンキャンパス,担当の先生方も忙しいなぁ・・・。お疲れ様。AC棟の教員出校掲示板。退職された先生の名前が未だに掲示されている。同時に出校掲示板の(パラメータを変更すればよいだけだと思うけど)システム上の不具合を発見。AC棟にはシステム上の不具合がまだまだある・・・。気づいていながら誰も言わない。返ってくる答えがいつも同じ(予算がない,やるきのない)回答だからか・・・。11時24分,地震。かすかに揺れる研究室。昼過ぎ,先日来の原稿がひとまず終了。16時半前,明日のEP委員会担当分資料作成終了。今年のIIARS全国大会の準備HPが立ち上がる。


23日 代数的トポロジー,幾何学の他,測度論,確率論等幅広い分野で活躍したアゼルバイジャン生まれロシアの数学者ウラジミール=アブラモビッチ=ロクリン(Vladimir Abramovich Rokhlin),モルドバ(ベッサラビア)生まれで作用素論と関数解析で活躍したイスラエルの数学者イスラエル=ゴーベルグ(Israel Gohberg),シンプレクティック幾何学と低次元トポロジーの研究から画期的なフレアーホモロジーを導入,アーノルド予想の特別な場合を解決等研究分野を大きく発展させたドイツの数学者アンドレアス=フレアー(Andreas Floer),京都大学数理解析研究所の設立に尽力し,群馬大学学長を務め,抽象代数学,代数幾何学を専門とし,研究室から永田雅宜や広中平祐を育てた日本の数学者,教育者秋月康夫(Akiduki Yasuon),名前は両親の友人であったフローレンス=ナイチンゲールに因む。カール=ピアソンの下で手動計算機を扱い複雑な多重積分や相関係数値を求め,それはTables of the Correlation Coefficientとして重宝され,第2次大戦中は社会インフラ問題解決のための多くの統計モデル開発し,後に渡米し生物統計学の教育研究に貢献したイギリスの女性数理統計学者フローレンス=ナイチンゲール=デビッド(Florence Nightingale David),コクセター・トッド格子を発見する等,幾何学,不変式論,群論,正準系の研究に取組んだイギリスの数学者ジョン=アーサー=トッド(John Arthur Todd),(常/偏)微分方程式研究に取組み,微分代数の理論を創始したアメリカの数学者ジョセフ=フェルス=リット(Joseph Fels Ritt),曲面論で活躍したハンガリーの数学者ゾアルド=ゲェーチェ(Zoard Geocze)の誕生日。今日は処暑。節気上は暑さも峠を越えたはずだけど・・・。二十四節気も現代版の節気を新しく作り変えるということがあってもいいのかもしれない。色んな記事を拾うとき,その要約見出しで取り出す。毎朝起床後直ぐに珈琲を飲んでいるボクとしては,「コーヒーを1日当たり4杯以上飲み続けると早死にする危険性あり」という見出しに反応した。読むと,先ず1週間に28杯以上で,死との関連性は55歳以下の場合でのみ,コーヒーの多量摂取が死の直接的な原因というわけではなく生活習慣や生活環境に不健康になる原因がないかどうかをチェックした方がよいとの結論だった。Twitterである人が「データサイエンスが言葉としてできたのが早くて2001年くらい、認知され始めたのがここ十年くらいだと思うんだけど、95年卒で当時からデータサイエンスの方法論を研究してたって聞くとちょっと(?に該当する絵文字)考えている顔ってかんじはする。」と不見識な感想があった。正しく説明すると,データサイエンスは日本では,元々,林知己夫先生による「データの科学」が発端だけど,これは1992年の第2回日仏科学協カセミナーの論文集発刊時にフランス側の代表エスクフィエ(Escoufier)教授と林先生+大隅昇先生が論文集の表題や序文を議論する中で生まれた言葉(「data science」)だったことが真相なので,95年当時に研究されてた方がいても不思議ではない。五反田駅前のメガネ店で所用を済ませてから,11時前品川校舎着。校舎が新しくなってから初めてだったので山手側入り口がわからずE課に電話すると,T課員が迎えに来てくれた。謝謝。そして既に作業の始まっていたEP委員会へ。EP委員会作業終了後,T先生とK先生と一緒に新校舎を案内していただく。謝謝。ただ,階段教室を含め,一部手摺がついていないのが気になった。以前の新校舎もそうだけど,いつになっても障がい者には優しくない造りに徹しているのが残念。その後,熊谷校舎へ。研究室に着いて,白木教授とTQ技能認定証の件等で相談。立正大学でのタイピング練習に対する認識は大昔から低すぎる。無料で,しかも教育的配慮のないソフトを入れたままだ。他大学のように具体的に教育効果のある,そして学修の評価認定のあるソフトを導入すべき。その点で,環境システム学科やデータサイエンス学科での教育は教育的配慮が行き届いていると思う。いわんとすることは,情報リテラシ教育に真摯に向き合っていない教員が多すぎるということだ。来年度からTQ学修コースを指定しておいたほうが良いかもしれない。もしくは初級時はAコース,中級上級へ進んだ時にはBコースへシフトする・・・ということでもいいのかもしれない。


24日 偏微分方程式の研究を牽引し,他に変分法,可積分系,ヴィラソロ代数研究でも活躍するアメリカの女性数学者カレン=ケスクラ=アーレンベック(Karen Keskulla Uhlenbeck),ゲルシュゴリンの定理で知られ,数値解析における近似論で活躍したベラルーシの数学者セムヨン=アラノビッチ=ゲルシュゴリン(Semyon Aranovich Gershgorin)の誕生日。亡妹の誕生日。DDos攻撃が再び活発化してきたらしい。ターゲットも金融業界の顧客群からさらに広がってゆくに違いない。5時から2期授業での招待講師の方々(Brown School at Washington University@St. Louisの院生H氏+15人制ラグビー全日本チームアナリスト・浜野俊平氏)と打合せ@zoom。僕は所用で6時10分に退室。昼過ぎ,ゼミ生A氏が卒論で来室。数少ない離散値しかとらないデータ(例えば$n$件法による回答データ)での相関係数はピアソン/スピアマン/ケンドール等で求めること自体悩ましいが,とりえずポリコリックでの係数値を求めたということだった。文学部友永昌治教授から,17年前に某紀要誌で発表されたバナッハ空間に関する研究について,???という連絡があった。たしかに・・・。その方はAmerican Mathematical Societyフェローとのことだけど,それと発表された研究内容の正しさは別・・・。数学での間違いは大先生でも時々あることだから・・・。もし,掲載されて間違いに気づくとか間違いを指摘されたら,修正可能であれば修正して次号で発表,修正不能であれば間違いについてのコメントを掲載するとかしないと・・。私淑する永田雅宜先生でも若いころにそういうこと(京大理学部紀要(数学):現・Kyoto Journal of Mathematics)があった・・・。


25日 ウィッテン予想の解決,結び目理論におけるコンツェビッチ不変量構成,一般ポアソン多様体の変形量子化,行列型エアリー関数の構成,量子コホモロジー環の定式化,モチーフ的ガロア群への貢献,ホモロジー的ミラー対称性予想の提起等,代数幾何学と代数的トポロジーへの貢献でフィールズ賞を受賞したロシアの数学者マキシム=リヴォーヴィッシュ=コンツェビッチ(Maxim Lvovich Kontsevich),微分方程式,数理物理学,関数解析に携わり,応用数学に関するノーバート=ウィーナー賞を受賞した日本の数学者加藤敏夫(Tosio Kato),類体論への貢献,またp進数,局所類体論,ディオファントス幾何学,局所ゼータ関数への応用で知られる代数的整数論を専門としたドイツの数学者ヘルムート=ハッセ(Helmut Hasse),加法的整数論や数論的関数および数論と平面幾何学についての研究を続けたイギリスのアマチュア数学者セシル=ジョン=アルヴィン=イブリン(Cecil John Alvin Evelyn)の誕生日。10時,ゼミ生卒論等で来室。昼,久しぶりに駅前で半ランチ。大学へ戻ると,白木教授から近大マスクというものを教えて頂く。早速Amazonで発注。モノ作りの出来る大学はいいなぁ。夕方,松尾先生と2期カリキュラムの件で打合せ。みずほ障害,巷間噂通り,やはり人為的問題があったと報告されたようだった。異なる企業文化を持つ企業が一緒に仕事をしようとすると,どうしてもこういう問題が生じる。大学内でも異なる文化をもつ企業のシステムを導入しているとその異システム間インターフェースで必ず問題が生じる。またよけいなコストもかかろう。


26日 凸関数の一般化や関数解析の研究で知られるルーマニアの女性数学者エレナ=モルドヴァン=ポポヴィシウ(Elena Moldovan Popoviciu),加群の直既約分解に関するクルル・シュミットの定理,可換環の基礎構築において単項イデアル定理,クルル次元の導入等で貢献著しかったドイツの数学者ヴォルフガング=クルル(Wolfgang Krull),環論,特に行列環,PI環の研究でよく知られているイスラエルの数学者シムション=アブラハム=アミツール(Shimshon Avraham Amitsur),超弦理論においてM理論を提唱し,現代数学に重要な影響を与えた場の量子論の研究でフィールズ賞等数多くの賞をを受賞したアメリカの数学者,理論物理学者エドワード=ウィッテン(Edward Witten),ヴィタリ集合の提示等,測度論を含むさまざまな解析学分野で研究を続けたイタリアの数学者ジュゼッペ=ヴィタリ(Giuseppe Vitali),NASAの宇宙計画・月面着陸計画における計算でで重要で不可欠な役割を果たし,2017年の映画「Hidden figures」にも登場したアフリカ系アメリカの女性数学者キャサリン=コールマン=ゴーブル=ジョンソン(Katherine Coleman Goble Johnson)の誕生日。早朝の大学のバス停で環境システム学科・気象系研究室のX氏と出会った。研究室全員がここ数日24時間体制で観測しているとのことだった。X氏は昨夕から今朝までの12時間担当だったそうだ。だから,渡来先生や鈴木パーカー先生は徹夜されてたんだな。例年は長野での観測が今年もコロナの影響で観測対象地域を熊谷キャンパスにされたそうだ。X氏は,−来年は長野がいいなと漏らしながら−これから都内の自宅へ一旦戻ってくるとのことだった。お疲れサマンサ。明日のEP委員会は各委員のご都合で急遽中止。早速担当課へ連絡。今年のIIARS全国大会の件で大会委員会の委員分掌について木川明彦先生と少しお話。昔医学部で力説された「一番困る医者は好感度が高くて不勉強な医者だ。間違った治療をしてても患者が付いてしまうので,無限に被害を広げてしまう。」「『治療の正しさより好感度を優先する』って堂々と主張する人がいるのは想定外だったけど」てな話が再掲されてた。どこにでもありそうな,こんな話は教育現場でもある。授業アンケートもこの辺をよくよくよーく考えないとな・・・。FBがMessengeの10周年で「誕生日の現金ギフト機能」等を付加した。誰かからボクの口座に直接届かないかな・・・。先日来の出校表示板不具合の件で,情報システム課前課長のS学事課長に問合せ。しばらくして,当該課より電源トラブルで制御盤が落ちていたとのことだった。相分かった。学部コンピュータ室の保守点検でD社・Y氏,F社・I氏等が見えられていたので差入れ。


27日 数理論理学を創設し,自然数におけるペアノの公理,ペアノ曲線で知られるイタリアの数学者ジュゼッペ=ペアノ(Giuseppe Peano),待ち行列理論と統計に携わったオランダの数学者ヤコブ=ウィレム=コーエン(Jacob Willem Cohen),モンテカルロ法の理論的研究からOR,コンピュータ科学へと進み,オブジェクト指向プログラミングの開発でチューリング賞を受賞したノルウェー人の数学者,計算機科学者クリステン=ニィゴール(Kristen Nygaard)の誕生日。永田雅宜先生の14回忌。依頼されていた某大学の非常勤講師探し,ナンとか進んだ。5時46分頃,地震。しばらく揺れが続いた。韓国の「シャットダウン法」がようやく廃止になったらしい。別に深夜でなくとも・・という気はしてた。Google・Microsoft・IBM・Apple・Amazonなどが米政府とセキュリティ対策を約束したとのことだ。菅・石井殿,日本のデジタル庁はどうするの?惜春,惜秋という言葉はあるのに,なぜ夏や冬はないのかな・・・。惜しむような季節ではないということか・・・。今日もF社+D社が昨日の続きで来校。EP委員会は開催されなかったけど,予定されてた時間帯に自主的委員会作業。立正大学でも「立正大学個人情報の保護に関する規程」が制定されてるけど,来年4月施行の改正個人情報保護法に向けての見直しがなされてない。担当部署はどうしてるんだろう。現在,文科省などを中心に進めている「学習データ解析:ラーニングアナリティクス」についてもLMS等学生の学修データ利用についての学内コンセンサスおよび申し合わせを明確にしておくだろう。


28日 統計,待ち行列理論,集団遺伝学での数理モデル研究で知られるイギリスの数学者ジョン=フランク=チャールズ=キングマン(John Frank Charles Kingman),ブラウワーのそれを一般化した角谷の不動点定理で知られ。確率論,エルゴード理論,関数解析研究に貢献した日本の数学者角谷静夫(Shizuo Kakutani),テンソル解析,微分幾何学やその応用研究に貢献したオランダの数学者ヤン=アーノルドス=シューテン(Jan Arnoldus Schouten),微分方程式や代数分野で数多くの研究を発表し,業績を称えアメリカ数学会でボッチャー記念賞を設置されているアメリカの数学者マキシム=ボッチャー(Maxime Bocher),チェビシェフの不等式を最初に発見していたことでも知られ,確率論,統計学およびその応用分野で活躍したフランスの数学者,統計学者イレネ・ジュール=ビェネメ(Irenee-Jules Bienayme)の誕生日。英語圏最大とされるSNS掲示板Redditが新型コロナウイルスやワクチンへの「異論」も民主主義の基盤であるとして削除要求を拒否した。色々と考えてみる・・・民主主義とは何かとか・・・その変数に時間や所謂民度等も考慮しておかないと,曾って愚民主義と堕した歴史を振り返って反省しないといけないんだろう。冥王星がまだ山羊座をウロチョロしている。2年ほど続くらしい。風が吹けば桶屋が儲かる的な,「ウッドショックでプロセスチーズが値下がり」らしい。ある心理学者が「人間だけが数学を扱うことができる」という説明をしていた。この心理学者は「数学≒数を扱う」という偏見から離れられないんだな・・・と思った。学者でさえこれだから況んや一般の人においてをや。長崎原爆を『笑い』で語り継ぐという記事を読んだ。個人的には納得できないかな。後,数10年経ったら,広島長崎の原爆が間違ったイメージで伝えれてゆくのではないか。先日知った在・広島のメアリー=ポピオ氏はどう捉えているだろうか。


29日 中心多様体論およびその微分方程式への応用研究で知られるイギリスの数学者,数学教育者ジョン=カー(John Carr),非有理的多様体の例を示す等,イタリア学派の影響を受けた代数幾何学に取り組んだイギリスの数学者レオナルド=ロス(Leonard Roth)の誕生日。「宇宙に果てはあるのか?」という説明が出ていた。でも,ボクには,そもそもビッグバン以前に何が存在してたのかがわからないし,想像もできない・・・。相対性理論の中で時間の概念も研究しているジェームズ=バーケット=ハートル氏等の説明を受け入れると,時間を1次元の正方向シークエンシャルなものでなく空間と同様にn次元の感覚で(人間の脳が)捉えることができないからとあきらめるしかないのかも。さらに,量子力学の世界では過去現在未来というボクら人間の持つ時間に対する固定概念は否定されているそうだから,人間という生物の理解の限界なのかもしれないナ。今日も入試相談会。先生方もそれなりの数見えていた。一部の先生はイベント後も遅くまで居残ってた。


30日 代数幾何学と行列論を専門としたチェコ系アメリカの女性数学者オルガ=タウスキー・トッド(Olga Taussky-Todd),ベクトル解析における空間曲線に関するフレネ・セレの公式でよく知られるフランスの数学者ジョセフ=アルフレッド=セレ(Joseph Alfred Serret)の誕生日。10時過ぎからEP委員会作業@品川。作業の合間,K先生よりFD講演関係で現在文科省の推進するEDE関連で活躍中のO先生とコンタクトをとっているとのことだった。いいことだ。10数年前,国際会議@福岡でAIIT・松尾教授からご紹介を受け一緒に酒宴を楽しんだことがあった。もう忘れてるだろうな。来学頂くときには本学でもラーニングアナリティクスの下地を用意しておかないといけないだろう。でなければ本学にとっては猫に小判となろう。T先生とは共通に属する他委員会の件で話した。他大学の委員会規程を見ると定義曖昧用語の羅列でありえぬ非常識で問題ある規程が多かった・・・で共通の見解。本学はこのような規程に倣ってはいけない。本日の作業を終え,15時過ぎに研究室着。ゼミ室に来室していたゼミ生・A氏よりいくつか連絡と報告を受ける。出校掲示板んの不具合はまだ直っていなかった。担当課の確認もいい加減。この辺に本学IT認識および担当ベンダー(が指名するSE・プログラマ)のお粗末さがある。すでに本学が出遅れている文科省の「数理・データサイエンス・AI教育プログラム」認定校リストをみた。データサイエンス学部を私学で2番目に作りながら,このお粗末さ。文科省は4年前からアナウンスしていた。大学自身がデータサイエンスに真面目に取り組んでいないことが良く理解で来る。FBで,偶然ある知り合いを見つけた。こんなことってあるんだな・・・。


31日 位相空間でのティーツの拡張定理,群表示でのTietze変換等,また最初に群同型問題を提起したことでも知られるオーストリアの数学者ハインリッヒ=フランツ=フリードリッヒ=ティーツェ(Heinrich Franz Friedrich Tietze),射影幾何学に関する多くの成書で知られるチェコ共和国の数学者エミール=ヴァイア(Emil Weyr)の誕生日。ここ数日の考え事でエマヌエル=スウェーデンボルグ霊界日記を思い出した。精霊,霊の次はなんだろうと・・・。霊界日記を読んでもその辺は不明。ドメイン情報を見ながら考えた。現在のナンとか主義による政治形態はネット時代においては政府が管理しやすくなるのではないかと。事務長とコンピュータ教室工事関連の再確認。2期授業形態の件で連絡が入る。コンピュータ利用の授業だけに困った。予算さえあればクリアされる問題だけに・・・。