2021年 7月  ... To live in memories of the lonesome times (I can't stop wanting you) it's useless to say So I'll just live my life in dreams of yesterdays ...  2 3 4 5 6


 1日 ブルバキの1人で,デュドネ群や抽象代数学,関数解析学の研究で知られ,研究対象の数学史研究でも知られるフランスの数学者ジャン=アレクサンドル=ウジェーヌ=デュドネ(Jean Alexandre Eugene Dieudonne),多変量データの分類法の一つであるチャーノフの顔等でも知られ,アメリカ統計協会からウィルク記念賞も受賞したアメリカの応用数学者,統計学者ハーマン=チャーノフ(Herman Chernoff),微積分法をアイザック=ニュートンとは独立に発見・発明し,それに対する優れた記号法すなわちライプニッツの記法を与えた。現在使われている微分や積分の記号は彼によるところが多い。ドイツの哲学者・数学者ゴットフリート=ヴィルヘルム=フォン=ライプニッツ(Gottfried Wilhelm von Leibniz),射影幾何学を現代的に再生させた1人であり,射影幾何における双対の原理を誕生させた調和共役,無限遠円点等多くの概念を発見したフランスの数学者ジャン=ヴィクトル=ポンスレ(Jean Victor Poncelet)の誕生日。夏越の祓いも終わり文月へ。「異能」支える孫正義育英財団の話が出ていた。その中にジャパン・パッシングして数学の世界を目指して海外の大学院で学ぶ女学生の話がでていた。そこでも彼女が話しているように,数学は独学できるもの。ボクもそうだと思う。このことは授業の中で先日話したばかりだ。そのそも,大学までに学ぶ数学は高々18−19世紀から20世紀前半までの内容で,この辺に関しては数限りなく多くの成書があるので,独学できるもの。研究者を目指すのであれば,その独習の下に最新の研究成果を学ばなければいけないので,それなりの先生について指導を受けるか,論文を漁ってセミナーの中で鍛えられるか・・・となる。(専門分野の)数学セミナーでは時々,発表最後になって,議論の誤りが指摘され,一気にご破算となることがあるし,そういう場面にも遭遇した。ボク自身もそういう経験はある。数学の場合は計算や議論の筋道の真偽が(ある意味の査読)問題となる。望月教授のABC問題解決についても議論の展開を幾人かの著名な(フィールズ賞受賞者を含めた)数学者が納得していないということなのだろう。最近も助教の公募をよく見かけるが,最近は助教に関しては「任期なし」としているところが多くなった。そういう流れなのに,本大学はまだ気づいていない・・・。本来ならば6月を感じさせるはずの雨。そんな雨なので,朝早くからカラスも泣いている・・。13時,ゼミ生A氏が来室。今日も片付け等依頼。14時から,研究費申請の件で北村学部長,原田教授,白木教授,西崎教授,高部教授,大井教授,白川教授と2時間ほど打合せ。



 2日 イヴァン=ペトロフスキーの下で学び,先駆的な偏微分方程式論や境界層理論の数学的扱いに取組んだウクライナの女性数学者オルガ=アルセニエフナ=オレイニク(Olga Arsen'evna Oleinik),(現在では否定的な反例があるが)群論研究発展に大きな影響を与えたバーンサイド問題を提起する等,初期の有限群論研究者として最も有名であるイギリスの数学者ウィリアム=バーンサイド(William Burnside),算術級数定理に関するディリクレの定理を改良したジーゲル・ウォルフィスの定理等で知られ,主に解析的整数論を研究したポーランドの数学者アーノルド=ウォルフィス(Arnold Walfisz)の誕生日。熊本大の研究所で「魚身を劣化させず瞬間大電流でアニサキスを殺虫」できる実験が成功したとのことだ。「瞬間大電流」の部分をうまく改良して人間にも応用できないもんだろうか・・・。例えば悪性腫瘍だとかに・・・。脳に埋め込んだ装置で「痛み」を打ち消すことに成功という記事もあった。人間もいずれは至るところインプラントだらけのロボット化してゆくんだろうか。早朝,B病院へ。1か月前の今日も雨だった。前回の1番乗りとは違って2番だった。前回の1番のりは雨のせいではなかったってことか。やはり,検査が多かったので診察は10名位くらい後になった。ついでなので,駅で仕入れをしてから大学へ向かう。タクシーはSタクシーのKさんだった。Kさんと雨の話になり,(秩父源流の)荒川より(谷川岳源流の)利根川の水量が多いとか大学近くの地層の隆起についての話を教えてもらった。タクシーに乗ってると色々勉強になるな・・・。13時前,ゼミ生A氏が来室。事務室のメールボックスに入っていた郵便物を(宛名も確認しないまま)研究室に持参していたら,事務室のN氏が研究室に来室して「郵便物を確認してもらえませんか?」と言ってきたので,よくよく確認しなおすと,同じヤマシタでも下の名前の違う先生先生宛だった・・・。メンゴといっても,間違ってボクのメールボックスに入れてた御方が・・・。ゼミ生のお手伝いもあって,16時半過ぎに本日の分の作業が終わる。先日のワクチン接種時,接種証明書の説明を受け,ある書類を渡され,証明書を受取るとき必要ですのでそれまでなくさないようにと伝えられた。今日,政府が7月下旬に証明書を発行すると発表したけど,最近の政府は何かするたびに問題が生じているので期待しないで待つことにしよう。期待なければ失望なし。


 3日 専門は数理論理学,特にモデル論および公理的集合論であり,他にブール代数や実関数論,集合論的位相空間論に関する仕事で知られるイスラエルの数学者,論理学者サハロン=シェラハ(Saharon Shelah),主にタウバーの定理周辺の研究に知られ,カイロのアインシャムス大学で最年少教授に就任したアラブ連合共和国の女性数学者ソラヤ=シェリフ(Soraya Sherif),Parry-Daniels写像等で有名であるが,エルゴード理論を主たる専門としたイギリスの数学者ウィリアム=パリー(William Parry),1930年にラグランジュによって提出された変分法の問題の1つ「石鹸の泡の問題」としても知られる境界と極小曲面に関するプラトーの問題を解決した業績で第1回フィールズ賞を受賞し,ラグランジュ力学の逆問題の研究にも貢献し,1943年にアメリカ数学会からボッチャー記念賞も受賞したアメリカの数学者ジェス=ダグラス(Jesse Douglas)の誕生日。今朝もいつものように,朝早く5階に出かけると某先生が徹夜されていた。睡眠不足による健康への悪影響は適度な運動で相殺できるという実証実験結果。ある意味,当たり前のような気もするけど,適度な運動の定義(:運動時間とか運動メニュー)が不明確なので,・・・。これも,やはり(,ある意味)査読を経た論文なのだろう・・・。Facebookが「あなたの知り合いが過激派になりつつあることを心配していませんか?」とユーザに注意を促す機能をテストしているとのことだ。SNSが−ともすれば陥りやすいと思われる−(ある意味で)過激運動を牽制してのことなのか・・・。今日は,(太陽の)星占いでは欲求を抑えるのが難しい日らしい・・・。特に強いて望む欲求はないけど・・・。


 4日 ハミルトン力学系や線型偏微分方程式に関する業績で著名なドイツ生まれのアメリカの数学者ユルゲン=クルト=モーザー(J{\"{u}}rgen Kurt Moser),関数解析周辺で研究を続けたウクライナ生まれでイスラエルの数学者ミハイル=サムイロヴィッチ=リヴシック(Mikhail Samuilovich Livsic),名著「Substitutional Analysis」が有名であり,対称群の表現論に関する研究で知られるイギリス(スコットランド)の数学者ダニエル=エドウィン=ラザフォード(Daniel Edwin Rutherford)の誕生日。夢の続きを見たくて寝すぎてしまう。しかし,続きを見ることなく別のストーリー。深夜を過ぎても,H教授から某申請作業での作業メールが数度流れてきた。お疲れ様です。伊豆山での土石流被害を見ていると,ある先生の金言「危険な場所に住まないのが最大の災害対策」に納得。とはいっても,日本の殆どが危険な場所だと薄々知りながら,住むところが少ないためにさらに(住居目的の)土地開発を進めているのが実情だし・・・,至るところ(自治体/不動産業者)で「XXXに住もう!」でイメージ戦略をっているのも,ある意味罪なのではとも思う・・・。エゴサーチして出てくる4月1日に広報課が撮った写真,承諾したにしろイヤになる・・。ますます混み始めた東京駅構内では熱海・小田原方面行き電車は動いていませんと,いつもより大きいトーンで放送されていた。構内を歩いてる人を観察する限り(マスクはしてても)コロナ関係なしの行動。新幹線車内放送では「お酒を飲みながらの会話はお控えください」の一言も追加された。熊谷駅南口からのタクシーは今朝もSタクシー。研究室で只管作業。気づく20時を回っていた。ネットでは都議選開票速報が流れ始めていた。Window11の話題が出始めるようになったけど,そろそろWindowsの時代を終わりにしませんか・・・。


 5日 アメリカ数学会の数学月刊誌(American Mathematical Monthly journal)の創設者として知られる数学者/数学教育者ベンジャミン=フランクリン=フィンケル(Benjamin Franklin Finkel),長い中学教員の後,大学教授となり,数学史,調和解析を専門としたルクセンブルグの数学者ジャン・ポール=ピア(Jean-Paul Pier)の誕生日。イギリスのリーズ大学地球環境科学学科・バルトルゼヴィッチ女史は,「貧困の問題は−必ずしも−1日に使えるお金が一定額を下回ることにあるのではなく,衛生・教育・健康に関連する商品やサービスにアクセスできないことにある」との研究結果を報告されたようだけど,商品やサービスにアクセスするためにもお金が必要な時代だから・・・,「ニワトリと卵」話のような気もする。でも,立正大の環境システム学科でzoomででも講演して頂くとよいかも。8時半,構内のコンビニへ。今朝はOKシフトだった。Kさんから,しばらくは親会社の方針で,夏場なので温麺は提供できないことになったんですと伝えられた。他のコンビニでは置いてあるのにナ。9時前,久しぶりに環境システム学科・松本助教にお会いしたので,システム廻りの伝言。研究室へ戻り仕事。2時限目授業の後,野球部アドバイザー・石松明長氏が来室。夏のポタージュバラエティーセットを頂く。謝謝。1時間程ワクチン+野球四方山話。その後,電話を掛けながら某申請作業。4時限目授業終了後,再び申請作業。X先生から千疋屋の銀座ゼリーが届いた。謝謝。事務室の方々にもお裾分け。今日も数件のワクチン接種事後報告を聞いた。(直ぐに治まったようだけど)少しでも反応があったって人は肉体的に若い人に多いようだ・・・。無反応だったボクとは違い・・・。


 6日 未解決のコラッツの問題(3x+1問題)を提起したことでも知られ,コラッツ・ヴィーランドの公式等,主に数値解析分野で活躍したドイツの数学者ローター=コラッツ(Lothar Collatz),スタンフォード大学(数学科)名誉教授であり,スティール賞,ボッチャー賞を受賞した解析学全般を専門とするオーストラリアの数学者レオン=メルビン=サイモン(Leon Melvyn Simon),微分方程式と特異点理論に取り組んだフランスの数学者ベルナルド=マルグランジュ(Bernard Malgrange),ジャック多項式等,多項式理論といわれるべき分野と特定の積分や対称群の表現論との関係を研究したヘンリー=ジャック(Henry Jack),平面代数曲線におけるケンペの普遍性定理と導入し,後にこの手法の応用として四色定理の証明を発表したが,11年後に誤りを指摘されるも,ロンドン王立学会副会長,ロンドン数学会会長を歴任したイギリスの数学者アルフレッド=ブライ=ケンプ(Alfred Bray Kempe)の誕生日。そういえば,しばらく検討していた$3x+1$問題も最近はまったく手を付けてない。解決されてはいないようだけど,検証もどこまで進んだろうか・・・。四色問題も思い出深い問題だ・・・。学部3年時代,友人が解けた!として当時の数学科教員を(1週間だけだったけど)驚かせて大騒ぎしてたことがあった・・・・。ボクはこのときにケンプの証明というのを知った。夏になると思い出と共に聴きたくなる曲がいくつかある。その一つ,Massimo faraoトリオの"I girasoli"を朝から聴き続けながら仕事・・・。未だに,コロナ対応で世界各国の研究者同士での意見が割れている。世界中各国での壮大な擬・社会実験をしてるような問題だから,研究者同志の意見が割れてても当たり前。そもそも,事前に実験計画が周到に準備された(研究者の納得する)実験ではないんだから・・・。田舎出身のボクは自然災害が起こるたびに思う。自然を守ろうっていうキャッチフレーズは「自然災害」も込み込みの話だからねって・・・。昼,某エコー検査。午後,15人制日本代表アナリスト浜野俊平氏から連絡。イギリス遠征から帰国し,現在ホテルでの隔離中とのことだった。近々にzoomで打合せをすることに。文科省のSSH支援事業の今後の方向性に関する有識者会議・第2次報告が発表された。データサイエンスもSSHにとって魅力あるものになっていないと・・・。


 7日 友引の七夕だけど,大学内にはそういった季節感はない。確率論,数理統計学,金融数学を専門としたルーマニアの数学者/統計学者ゲオルグ=ミホック(Gheorghe Mihoc),フェラー演算子等を産み出し,マルコフ連鎖と微分方程式の関係の研究に貢献し確率論を専門としたクロアチア系アメリカ人数学者ウィリアム=フェラー(William Srecko Feller),フランスで純粋数学の博士号を取得した2番目の女性であり,流体力学と抽象代数学を専門としたフランスの女性数学者マリー・ルイーズ=デュブレイル・ジャコティン(Marie-Louise Dubreil-Jacotin)の誕生日。中国の研究チームがRISC-Vプロセッサを爆速で開発することに成功との発表があった。落陽のx86やarmを傍目にRisc-vに置き換わろうとしている機運は喜ばしい。将来は(現在の)各家庭・個人でパソコンを準備するより,富岳のようなマシン経由で政府系クラウド利用(国民全員がユーザ登録(※IT税が追加される代わりに,国民全員がパソコンを無料で利用できる))のデカいシンクラで利用できるようになったほうが便利・・・だと思う。個人仕様は登録時に申請し,適宜仕様更新できるようにしておくとか・・・。夢かな・・・。伊豆山の土石流事故でリゾート地の在り方/開発等が問題になっているけど,海外の国籍を持っている人が購入している場合なんかはどうなるんだろう・・・。昨日日記に書いた$3x+1$(コラッツの)問題に絡んでカーネギーメロン大学のヒュール准教授が,自動推論で「コラッツの予想」の証明に挑戦したと発表された。尊い失敗とのコメントだった。うーん・・・。言わずもがな。今朝も8時半に構内のコンビニへ。今日は別のOKシフトだった。9時からゼミ。10時過ぎ,H社・T氏がPC数台持参で来室。PC/WSの設定が始まる。ゼミ生もお手伝い。昼前にゼミ生は帰宅するも,設定作業は続く。途中,14時からU社・O氏+S氏+M氏,水上事務長+狩野課員+オブザーバ・S氏,白木教授@zoomと5F会議室で1時間強打合せ,終了後,更に学部側で打合せ。打合せの次の段階に進むことに。その後,T氏が続けていたPC/WS設定に戻り,16時半に,T氏とともに続きは明日ということで今日の設定作業を終える。緊急事態宣言が再発出されるとのことだ・・・,困ったもんだい,問題。


 8日 ジャーナル"Historia Mathematica"創刊等でよく知られているアメリカの数学者,数学史家ケネス=オウンズワース=メイ(Kenneth Ownsworth May),ニコラ=ブルバキの1人で,多変数複素関数論,ホモロジー代数に業績を残し,多変数複素関数論では岡潔の業績を層の概念を用いて整理し多くの数学者に受け入れさせ,1980年のウルフ賞数学部門をはじめ数々の賞を受賞したフランスの数学者アンリ=ポール=カルタン(Henri Paul Cartan),擬解析関数の理論を展開し,ダンジョワ・カーレマンの定理で知られるように古典解析とその応用についての研究で知られるスウェーデンの数学者トルステン=カーレマン(Torsten Carleman),階乗のn!という記号を初めて用い,非整数を含めた階乗の研究で有名なフランスの数学者クリスチャン=クランプ(Christian Kramp)の誕生日。やはり,京大・緒方教授等を中心にEDE(一社・エビデンス駆動型教育研究協議会)が創設され,来月KOMというかシンポジウムが開催されることになった。世界的な潮流とはいえ,このエビデンスの扱い方が今後焦点になるだろう・・・。著名人のサイトは(有料の)会員制というのが増えてきた。そんなに興味ないということもあるけど,そういった人の無料のブログを拝見したりする。ほとんどが,食べた料理,作った料理の写真が多い・・・。従来より1000万倍以上も効果的な水の消毒法が開発されたということだ。所謂,水の美味しさというのはどうなんだろう。三重大研究Gがバタフライ効果的キャッチコピーをタイトルにした論文(Possible semi-circumglobal teleconnection across Eurasia driven by deep convection over the Sahel)を発表した。でもこれは正しい意味での(科学的)バタフライ効果ではない。風が吹けば桶屋が儲かる的な・・・?H社T氏と共に昨日の作業の続きを13時過ぎから15時半前まで。この続きはまた来週。16時から第2回学長候補者選考委員会。17時48分閉会。


 9日 関数微分方程式と偏微分方程式の研究と貢献で有名なウクライナの女性数学者ヴァレンティナ=ミハイロブナ=ボロック(Valentina Mikhailovna Borok),解析,数論,組合せ論,論理学の研究で知られるオランダの数学者ニコラス=ホーヴァート=ド=ブラウン(Nicolaas Govert de Bruijn),チャールズ=ダーウィンの息子で,3体問題に取組んだイギリスの数学者ジョージ=ハワード=ダーウィン(George Howard Darwin)の誕生日。あまり一般的でないとか,異性的な命名された子供ほど,人種に関係なく少年犯罪に関わる傾向が強いということが明らかになったと米国の某大学教授が発表したらしい。その中に「統計的に」という言葉が出てきたけど,あまり「統計」という言葉を軽々しく使用しないでほしい。詳しくは読んでないけど,たぶん突っ込みどころ満載ではないのかな・・・。マイクロソフトが脆弱性発見し,ユーザに「直ちにパソコンのアップデートを」と呼び掛けている。もういい加減にしてほしい・・・,というのが本音。8時半,所用で港区役所へ。車内でしばらく続けていた計算の間違いに気づく,これでその後に続けていた計算がすべてパーに・・・。ショック!熊谷駅へ着いてから,ミカンの袋詰め(8個)を買い,後で研究室で開けてみると2個は腐っていた。袋詰めのミカンは結構ナン分の一かは腐っているものもあるので要注意。気をつけてても,こうなる・・・。15時から,ラグビー男子15人制日本代表チームアナリスト・浜野俊平氏と打合せ@zoom。大学でお話しいただく概要について動画がも含めてご説明いただいた。また,学生のアナリストへの道についてもアドバイスを頂いた。初めてのzoom対面で,好青年の印象を受けた。謝謝。しばらくはホテルでの隔離生活の後,自宅へ戻ってからも自主隔離生活とのことだった。次回打合せのときには,ラグビー部コーチでもある宮崎善幸先生にもご同席頂くことに。打合せ後,野球部アドバイザー・石松明長氏がDS学部の件で来室された。DS学部は全国的に人気だって事が良くわかった。夕方,H先生が久しぶりに来室。その後,H部長から学部施設の件で連絡が入る。まっとうなご意見だった。

10日 ブリタニカ百科事典(アメリカ版)の編集者であり,ポテンシャル論の研究でもよく知られているアメリカの数学者オリバー=ダイモン=ケロッグ(Oliver Dimon Kellogg),ニュートンのプリンキピア第2版を編集し,対数の理論,積分計算,数値解法,特に内挿法を進歩させたイギリスの数学者ロジャー=コーツ(Roger Cotes)の誕生日。雨が続いてるせいか。朝靄も凄い・・・。早朝,AC研究階へ。いつもの先生が徹夜されていた。よく頑張っているな。国際ジャーナリスト/研究者・Y氏が「FAX全廃がもたらすセキュリティ欠陥」について述べていたが,そもそも,電子メール利用者が圧倒的に多いから,そこに盗聴・漏洩・ランサムウェア等が集中してるだけで,そもそもFAXだって電話回線だけに改竄・漏洩等のリスクがあるし,FAX版ランサムウェアだって出現しかねない。単にユーザ数の多さによるものだと思う。記事はある意味扇動記事とも言えよう。M氏によるデジタル教科書への期待と懸念という記事,こういった懸念話はいい加減な教育工学実験レポートと同様につまらない・・。長〜い時間で見れば,人類は何かを手にする代わりに何かを失ってきながら進化(?)してきたのではないのかナ・・・。Quoraで「私は最近、塾講師に転職しました。高校数学も教えたいのですが、文系私立大卒なので、数学をあまり勉強してきませんでした。数学を学び直すのに良い参考書、問題集などはありませんか?」という質問に対し,「手厳しいようですが、あなたが高校数学を教えるのはやめてください。もしくは、最低限、理工系の学部で学士を取得してからにしましょう。理由は1をお教えるのには最低限5を、できれば10知っているべきだからです。という回答が寄せられていた。至極まっとうな回答だと思う。時効ということあるお話。今から20年ほど前,ある大学の数学科に数学の教職免許を取りたいので必要な専門科目だけ取得させてほしいという方がいた。数学を好きだったその方は,立正の某学科出身で社会の教職免許を取得していた。しかし,その数学科では受け入れについて大問題となり,その数学科の(よく知っていた)X先生からボクのところに電話がかかってきて,(数学を基礎から学んでおらず,数学科にあらためて入学し卒業する意思もないので)お断りするのでなにかあったらよろしくといったお話をされたことがあった・・・。Quorano質問/回答を見てて,同じような話だ・・・と思いだした。その大学数学科がお断りしたという話は,ことあるごとに数学関係研究集会でその大学数学科の(T大定年後に異動された)Y大先生が話されていて,ボクとは直接関係はないものの(免許を取ろうとした方の出身大学に勤めている)自分としては(気持ち的に)恥ずかしい思いをした・・・。(数学を)教えるということをナメてはいけない・・・。数学に限らないけど。世間の大学にはハウツー本を読んだ程度で教えようとしている教員が少なからずいる。最近,バス車内で生徒同士,学生同士のウレタンマスクしたままで(周りに聞こえる声で)会話している場面に遭遇する。できればやめてほしい。本学の学生の中にもそういう学生がいる。大学のバス待合所にはバス車内では「私語厳禁」というポスターを掲示してあるんだけど。大体,大学側もポスターを貼る位置を間違えている。あの位置は,多分9割がたの学生は見てない。18時半過ぎ,凄まじい雷鳴と停電。


11日 セルマー群とガロアコホモロジーを結び付けた楕円曲線の研究の他,数論幾何学,ディオファントス問題に取り組んだイギリスの数学者ジョン=ウィリアム=スコット=カッセル(John William Scott Cassels),ブール代数,数理論理学,関数解析,測度論,一般トポロジー等幅広く活躍したポーランドの数学者ロマン=シコルスキ(Roman Sikorski),群の表現とその正規部分群との関係を記述したクリフォード理論と半群の研究で知られるアメリカの数学者アルフレッド=ホブリッツェル=クリフォード(Alfred Hoblitzelle Clifford),グルンスキー行列やグルンスキー不等式で知られ,複素解析と幾何学的関数論の研究を行ったドイツの数学者ヘルムート=グルンスキー(Helmut Grunsky)の誕生日。ヤコビ多様体を一般化したアルバネーゼ多様体で知られ,代数幾何学を専門としたイタリアの数学者ジアコモ=アルバネーゼ(Giacomo Albanese)の誕生日。朝6時半熊谷発の新幹線で帰京。自宅へ戻り,所用を済ませ,即引き返し,9時過ぎには研究室着。熊谷駅からのKタクシーは乗務員はMさんだった。昨夕の雷鳴話題。秩父線が止まって,タクシーは遠くは長瀞迄とか大繁盛だったとのこと。結構なことです。品川校舎では今日は予約制のオープンキャンパス(担当:S教授,K助教)。オープンキャンパス相談室は熊谷校舎からWebで(担当:H講師,T教授)。今日も数名の先生方が研究室で仕事されていた。15時頃から,強雨。昨日ほどではなかった。身体が疲れ切ってる・・・,困った困った。VAIOのノートパソコンが900gを切ったということがニュースになっていたけど,ニュースになることか?と・・・。今年度から学部でも全学生に必携させているF社のノートPCでも900gだし,軽量・堅牢化の流れは4年ほど前から加速されていて,F社・LIFEBOOKシリーズでは634gが実現されている・・・。それよりVAIOは故障率改善が第一。


12日 兄に数学者モーリス=オースランダーを持ち,フィンスラー幾何学,可解リー群の等質空間,微分可能多様体や調和解析等多くの分野に取組んだアメリカの数学者ルイス=オースランダー(Louis Auslander),変分法,微分方程式,近似理論&解析に携わったイタリアの数学者カロジェロ=ヴィンティ(Calogero Vinti),リース・フィッシャーの定理で知られ,ヒルベルト空間の概念の下地を敷いたといわれる正規直交関数列の解析を中心に活躍したオーストリアの数学者エルンスト=シギスムンド=フィッシャー(Ernst Sigismund Fischer)の誕生日。8時半,構内コンビニへ。今朝は久しぶりに2酸化カリウム(KO2)シフトだった。温麺がなくなって困る。この時間帯のキャンパスは既に蒸暑い・・・。ヤナ季節到来・・・。昼休み,G教授が先日の補助員申請関係等の件で来室。現在,諸事情により机上にPC2台,互いのマウスをしょっちゅう握り間違えてイライラ。2年前に卒業した吉岡研・K氏が学会で発表された論文の複写依頼連絡が入る。事務室に連絡先を問合せてご本人に連絡。学生が在学時に発表した学会発表論文,結構複写依頼が入る。いいことだ。「古代ユダヤ人は戒律で禁じられた食べ物を普通に食べていたことが判明」という記事。さもありなん。宗教上の戒律というのは,後代の人々が自分たちの都合の良いように(とか,いいように解釈して)付け加えてきたものなのでは?・・知らんけど。バンクーバーの海岸ではムール貝やアサリなど10億匹以上が海岸でゆで上がってしまったらしい。海岸の温泉化か・・・。ラグビー新リーグ,残念ながら本拠地をさいたま県に置くチームが見当たらない。当然熊谷にもない。近くの太田市は入っている。熊谷市はラグビーに力を入れていなかったのかい・・・。


13日 数理論理学の研究から,ブール代数とブール環の研究へと代数学へシフトし,ブール理論における双対性を広範囲に研究したアメリカの数学者アルフレッド=レオン=フォスター(Alfred Leon Foster),二項定理の一般化等の組合せ論や確率の研究で知られるドイツの数学者カール=フリードリッヒ= ヒンデンブルク(Carl Friedrich Hindenburg)の誕生日。リクルートワークス研究所が「“勉強”しない日本の社会人。コロナでさらに状況悪化【5万人調査】」を発表した。これは社会人だけではないだろう。大学でも同じようなことが言える。リクルートのデータを拝見していないからナンともいえないが,もしかすると二極化が進み,全体の平均値が下がっているのかもしれない。後,リクルートのデータは2016年からの固定ユーザを対象にしているということだけど,個人的な推測だけど,リクルートが掴んでいるユーザ属性には偏りがあるのではないかと思っている・・・。14時,H社T氏と共にゼミ研究室のWS等設定。その後,数人の先生+事務室とで学事関連打合せ。


14日 熱力学や確率微分方程式の研究で知られるイタリアの数学者エミリオ=カファロ(Emilio Cafaro),有限体上の多項式環での等差数列上での既約元の分布を研究し,ゴールドバッハ問題の類似多項式版を証明したアメリカの数学者/数学教育者デビッド=ライアン=ヘイズ(David Ryan Hayes),モランのI統計量や個体群生態学におけるモランの定理等で知られるオーストラリアの統計学者パトリック=アルフレッド=ピア−ス=モラン(Patrick Alfred Pierce Moran),ヤング測度で知られる測度論,varifold概念萌芽を誕生させた変分法の研究の他,最適制御やポテンシャル論の研究で知られるドイツ生まれのイギリスの数学者ローレンス=チザム=ヤング(Laurence Chisholm Young),正規の教育を殆ど受けず,粉挽きの仕事をしながら独学でポテンシャル理論の論文を書いたという経歴の持ち主であり,グリーン関数とポテンシャル論におけるグリーンの定理やグリーンの恒等式で最もよく知られているイギリスの数学者ジョージ=グリーン(George Green)の誕生日。NASAが2030年代に洪水が激増する虞があると発表した。その頃,過去にもあったという月軌道蕩揺が原因らしい。月がそうなら,地球軌道,惑星軌道が蕩揺することもあるんだろな。そういうときの小惑星や流れ星との衝突予測計算大丈夫かいな。9時からゼミ。プロジェクタの利用できる教室に変更。発表終了後,ボク抜きの皆でサーティワンのアイスを食べる。午後,学部自己点でのボクの担当部分が決まる・・・宿題締切は1か月後あたり。研究室引越の未整理を片付けようとして出てきた上海で買ってきていた大扇子10本ほど,事務室の方々にプレゼント。少し時間が出来たので整数計算の実験色々アイデアを試してみるがなかなか功を奏さず・・・ストレスの一歩手前。なので,ゼミ生の扱っているノンパラでの相関係数関係で,(偏)相関を考えない直の相関を,(久しぶりに)山本の不等式で再度考えてみる。ついでにステラジアンもレビュー。17時45分,今日の土砂降り+雷鳴がスタート。短く終わる。なでしこジャパン,オーストラリアとの強化試合は山本の不等式で再度考えてみる。ついでに1×0で勝利


15日 微分トポロジー,力学系,数値解析の研究に知られ,1966年にフィールズ賞,ヴェブレン賞等を受賞したアメリカの数学者スティーヴン=スメイル(Stephen Smale),経路積分を通して(代数的)トポロジーと解析学との関係性を研究した中国生まれでアメリカの数学者陳國才(Kuo Tsai Chen),ガライ・エドモンズ分解,エルデシュ・ガライの定理等,グラフ理論,組合せ論で活躍・貢献したハンガリーの数学者ティボー=ガライ(Tibor Gallai),コクランのC検定/Q検定,コクラン・マンテル・ヘンツェル検定やフィッシャー・コクランの定理等で知られ,イギリスに生まれアメリカへ渡って著作物を通して統計学の啓発活動に貢献したアメリカの統計学者ウィリアム=ゲメル=コクラン(William Gemmell Cochran),ポーランド生まれで,戦時中はジガルスキシートなる暗号技術でエニグマ暗号を破る仕事をしていたが,戦後イギリスに亡命後は,公務秘匿法により,暗号に関する業績を公開することができず,数理統計学の分野で活躍した数学者ヘンリク=マイケル=ジガルスキー(Henryk Michal Zygalski),複素解析でのウィルティンガーの微分で知られるが,その他,数論,幾何学,リー群,結び目理論等幅広く研究を行い,ロンドン王立学会よりシルベスター賞も受賞しているオーストリアの数学者ウィルヘルム=ウィルティンガー(Wilhelm Wirtinger)の誕生日。第165回芥川賞・直木賞が決まる。「テスカトリポカ」はやはり問題作なのか・・・。フラフラ政府方針の撤回,民意に耳を傾けたというより,自民党の集票団体からの圧力で・・・というところが気になる。一般の民意は業界団体等は持ちえないのだから,いつも平気で無視され続けてるんだなってことがよくわかる・・・・・。まだ決定ではなく,自動車業界も反対しているらしいけどEUでは35年にガソリン車販売禁止を決議予定らしい。でも,実現されれば,35年以降,ガソリン車は開発途上国へヤミで流れていくんだろうな・・・。


16日 射影幾何学,代数幾何学で重要なプリュッカー座標を導入する等,解析幾何学と物理学において重要な貢献をしたドイツの数学者ユリウス=プリュッカー(Julius Plucker),シュタインハウスの提起したディオファントス近似問題に属する3-gap問題を解決したことで知られるポーランドの数学者スタニスワフ=スラウォミール=シュヴィエルツコフスキー(Stanislaw Slawomir Swierczkowski),航空宇宙技術者として流体力学における微分方程式解の数値解法に取組み,不連続自動制御理論も開拓したドイツ系アメリカの数学者イルムガルト=フリュッゲ・ロッツ(Irmgard Flugge-Lotz),不変式論に重要な貢献をし,不変式論の創始者と言われているドイツの数学者ジークフリート=ハインリッヒ=アロンホールド(Siegfried Heinrich Aronhold)の誕生日。Microsoftがあらゆる端末で同一のPC環境を利用可能になるクラウドサービス「Windows 365」を発表した,ボクでも考えてたことだから,そういう時代になってゆくんだろう。windowsに限らずネ。C国等は政府自身がそういう風に変えてゆきそうな気が・・・。今朝の構内コンビニはOKシフトだった。学部コンピュータ室運用の件で各部署と相談。夕方Amazonに依頼していた山口正義著「北武蔵の和算家」(まつやま書店)が届く。昨年12月に日経で紹介されていたこともあり発注していたけど,Amazonには珍しく結構な時間がかかった。少し眺めると熊谷市だけで22名ほどの和算家が発見されていた。数学史家・三上義夫氏が「北武蔵の数学」を1934年に著し,他に「武州熊谷地方の数学」等も著していたとのことだ。熊谷市はこの和算家等の史跡を残しておくべきだと思う。立正大にも熊谷市と連携して数学研究所を付設してこの辺の歴史研究を遺しておくべきだと思う。


17日 グリーン・タオの定理によりフィールズ賞を受賞,掛谷予想,KdV方程式の大域解存在,表現論とシンプレクティック幾何学に組合せ論的手法の導入,クヌートソンとのLR係数に関する飽和性予想の解決等多くの分野で著しい貢献されたオーストラリア人数学者テレンス=タオ(陶哲軒)(Terence Tao),連続体の二重均質性に関するブロニスワフ=ナスターの問題を解決し,ザイフェルト予想のsmoothな反例を示す,ポーランド系アメリカ人女性数学者クリスティナ=マリア=トリブレック=クペルベルク(Krystyna Maria Trybulec Kuperberg),元々は代数幾何学の研究者であったが,大学で就いたポストが幾何学+確率論だったこともあり,次第にサンプリング理論,実験における確率の扱い,確率変数の理論の研究・教育にシフトし活躍したイタリアの統計学者ジュゼッペ=ポンピリ(Giuseppe Pompilj),微分幾何学領域の研究からフリードマン・ルメートル・ロバートソン・ウォーカー計量やフェルミ・ウォーカー移動方程式を導入する等,一般相対性理論への重要な貢献をしたイギリスの数学者アーサー=ジェフリー=ウォーカー(Arthur Geoffrey Walker),代数幾何学を専門とし,3次曲面におけるクレモナ・リッチモンド構成等で知られるイギリスの数学者ハーバート=ウィリアム=リッチモンド(Herbert William Richmond),レキシスの図示法やレキシス比等で知られ,人口動態時系列解析のパイオニアであるドイツの統計学者ヴィルヘルム=レキシス(Wilhelm Lexis),幾何力学への貢献や砲兵隊所属時に考案したマンハイム計算尺が有名なフランスの数学者ヴィクトル=メイヤー=アメデ=マンハイム(Victor Mayer Amedee Mannheim)の誕生日。南オーストラリア大学の研究チームが勤務時間外のメールは驚くほどに有害だと判明したという心理学的調査結果を報告した。対象は高等教育セクター構成員とのことだけど,大学教員であるボクにとってはアンビリな結果ではある。教育+研究を生業にしている立場の人間にとっては,基本的に−勤務しているという労働法上の勤務時間制約はあっても−9to5という概念はない。だから,(所謂)労働時間が曖昧な以上,それによってストレスの有無存在を議論すること自体が不毛だと思える。現在,働き方改革が推進されてるけど,これはある意味,研究や教育の退化を示すものに他ならない・・・と思っている。Intelが半導体製造企業GlobalFoundriesを買収するとのことだ。でも舵をきったファブレス戦略はそもそもどうなのかな・・・。ボクには栄枯盛衰の悲哀を感じてのことでしか見えない・・・。コロナで自宅での遠隔勤務医が実施されているけど,本学では職員だけがVPNを介して大学のシステムにアクセスしている。本来の大学では学生教育が優先されるべきなのに,残念ながら学生のVPN利用は不能状態。何とかしてほしい。以前から主張しているけど,本学は−予算がないからと言って−ITインフラがまだまだ不十分。IT教育が浸透,推進されていないのも当然と言える。残念なことだ。


18日 Pacific Journal of Mathematicsの初代編集長を務め,不等式の研究で夙に有名なアメリカの数学者エドウィン=フォード=ベッケンバッハ(Edwin Ford Beckenbach),テッセレーションや準結晶の研究や科学技術史の研究で知られるアメリカの女性数学者マージョリー=リー=セネシャル(Marjorie Lee Wikler Senechal)の誕生日。45年ほど前から通ってるお店ではA5ランクのしゃぶしゃぶを提供しているけど,最近はこのメニューだけに力を入れてCMしている。肉の在庫がハケてなく,売れてないのではないかと思う。ボクはここのしゃぶしゃぶは何故か余り食べる気はしない。このお店はしゃぶしゃぶを売りにしてはいけないし,しゃぶしゃぶで他店と競争しても無理だと思う。経営者の判断ミスかマーケティングを間違えているのではないかと思う。動悸を気にしながらの朝の東京駅,気持ち空いていた・・・。この前のように修学旅行生群も見かけなかった。大学AC棟に着いたところで後藤教授に会った。何か仕事/イベントかな・・・。しばらくしてから,近くの文珠寺近辺まで散策。暑い2。研究室へ戻り,いつまで続くかどうか不明の仕事。


19日 数学者ジョージ=グリーンにおける幅広い研究に取組んだイギリスの女性数学者/数学史家ドリス=メアリー=キャネル(Doris Mary Cannell),ロシアにおける確率論の大家であり,測度論を応用した数論研究でもや確率を含む多くの分野に貢献したロシアの数学者アレクサンドル=ヤコヴレヴィチ=ヒンチン(Aleksandr Yakovlevich Khinchin),集合の超限直径の研究に取組んだハンガリーの数学者マイケル=フェケテ(Michael Fekete),微分方程式と超幾何関数研究に取り組んだドイツの数学者アーサー=ヒルシュ(Arthur Hirsch),楕円関数及び光や熱に関する研究動機からアーベル関数の研究に取組んだフランスの数学者チャールズ=オーギュスト=ブリオ(Charles Auguste Briot),司祭・軍の将校出身で,注目すべき貢献は「微分計算の原理説明に関するエッセイ」(可換/分配則の数学用語も紹介)の出版であり,射影幾何学研究に取組んだフランスの数学者フランソワ=ジョセフ=サーボワ(Francois Joseph Servois)の誕生日。8時半,構内コンビニへ。2酸化カリウムシフトだった。ゼミを除いて,対面の講義授業としては本日が最後となる。10時過ぎ,授業SA・A氏が来室。授業支援室のI氏はお休みだった。4時限目の授業は,オプションで追加しようと思っていた授業内容まで進まず。数学補習授業の件,あらためて学生+事務室に確認し,あらためて再アナウンス。何人かの受講が認められたようだった。ある人のtwitterを拝見してたら,某大企業研究所で量子コンピュータの研究員を募集していた。年収が500−1000(残業込)の安さだった。このような待遇だと優秀な研究員は集まらないだろうな,・・・,海外にイノベーション/研究で大きく後れを取っている理由の分かる募集エヒデンスだった。JINSEからの昨年度活動報告が入る。データサイエンス学部のW教授も前大学時代から役員をされているので,立正もデータサイエンス学部を設置したので,そろそろ法人会員になってくれればいいのに・・・。いつまでもボクの個人会員じゃなぁ・・・。


20日 チェス競技者として活躍する一方,当時の調和関数に関するハインズの予想にアタックし,複素解析を専門としたアイルランドの数学者パトリック=ブレンダン=ケネディ(Patrick Brendan Kennedy),長くMathematischen Annalenの編集長を務め,複素関数理論と空気力学を研究したドイツの数学者ルートヴィヒ=オットー=ブルメンタール(Ludwig Otto Blumenthal)の誕生日。横綱審議委員会が白鳳に対し,今回も「実に見苦しい。美しくない」と言及した。もう何度目だろうか。横審の役割は,協会の諮問に答申,または進言だけしかできないのだから,本来は横審での議事内容を受けて,協会もしくは協会理事長が何らかの発言をすべきだと思うんだけど,いつもボクは気持ち悪い。だから・・・なんだと思う。昼間のうんざりする暑さを予感させる早朝。それを感じるだけで身体が疲れる。キャンパスを歩いていたくない。学部コンピュータ室担当者の件で白木教授から連絡が入り,何点か相互確認。所用で久しぶりに6階フロアへ。室内を改造している部屋が何室かあった・・・。夕方近く,H氏と夏休みシフトも含め明日の学部ICT委員会の打合せ。全日本ラグビーチーム・アナリスト・浜野俊平氏より,授業でお話頂くPPT(案)の草案が届く。ラグビーコーチの宮ア先生にもアドバイス依頼。


21日 数論,幾何学,組合せ的群論で活躍しリーチ格子を発見したことでも知られていイギリスの数学者ジョン=リーチ(John Leech),微分/積分方程式,線形/非線形関数解析,トポロジー,変分法等幅広い分野で活躍したドイツ系アメリカの数学者エリック=ハンス=ロス(Erich Hans Rothe),世界最大の数学教育機関・全米数学教師評議会(NCTM)の創設メンバーの一人であり,アメリカ数学協会(MAA)の会長等も務めたアメリカの数学者・数学教育者ハーバート=エルスワース=スロート(Herbert Ellsworth Slaught)の誕生日。今朝の構内コンビニは2酸化カリウムシフト。9時からプロジェクタの使用できる教室に変更してゼミ。終了後,皆で冷菓を頂く。その後,情報システム課・S氏から5Fの教務補助員室に電話が敷設されたということを伺ったので確認。依頼してからほぼ3か月・・・。謝謝。オリンピック女子ソフト,コールドで先ず1勝。昼,Web上でのICT委員会。13時半より教授会。入口のテーブルにはT教授からの差入れのお菓子があった。一口頂く。謝謝。開始前,隣席のW教授とJINSEの件のお話。JINSE役員であるW教授も立正大学がボクの個人会員で登録されているのは残念と,学部で賛助会員になりましょうと提案sてくれた。謝謝。教授会はいつものように早く終わり,続いて,学部FD研修会。学部長による学部教育に関する話題。これからのデータサイエンス学部教育について学生への接し方を含めどのような教員協力体制で進めていくべきかについての意見交換もなされた。次回は相馬教授によるFD講演とのことだ。その後,管理職を除いた教員で第1回目の学部組合総会。15時前には終了。学会の大会日程が決まる。オリンピック女子サッカー,FIFAランク上位のカナダに対し1-1でなんとか勝ち点1。田中のPKを止められたのは痛かった。


22日 大学や企業(の研究所)において決定性プッシュダウンオートマトン,計算理論研究とその応用開発で知られたインド系アメリカの数学者チャンドラ=モハン=ラオ=キンタラ(Chandra Mohan Rao Kintala),自由群がグラフの基本群であるという観察からトポロジーにおける古典的定理の斬新な証明を提供する等,この新しい視点により幾何学的群論と3次元多様体トポロジーに対するユニークな研究で知られるアメリカの数学者ジョン=ロバート=ストリングス(John Robert Stallings),標数pの代数関数体のガロア群に関するアビヤンカー予想(解決済)等でも知られるが,主に代数幾何学分野で活躍したインド系アメリカの数学者シュリーラム=シャンカール=アビヤンカー(Shreeram Shankar Abhyankar),ベッセル関数の分類で知られるドイツの数学者/天文学者フリードリッヒ=ヴィルヘルム=ベッセル(Friedrich Wilhelm Bessel),微分幾何学,数理物理学に関する重要な研究の他,フェルマー予想でn=7の場合も証明し,フェルマー予想への貢献でも知られるフランスの数学者ガブリエル=ラメ(Gabriel Lame),1918年にMathematischeZeitschriftを創刊させた1人であり,一般化された極限と複素解析に取組んだドイツの数学者コンラート=ヘルマン=セオドア=クノップ(Konrad Hermann Theodor Knopp),抽象代数学や関数解析の零化イデアル/冪零元の扱いで現れるベーア環やベーア群に関する」研究で知られるドイツの数学者ラインホルト=ベーア(Reinhold Baer)の誕生日。大暑。世の中,今日から4連休。不要不急の標語が飛び交う・・・。不要の日常などないワ。休日ダイヤだってことに気づかないまま駅に向かった。午後,駅近くに出かける。女子ソフト,上野の後に後藤の完璧リリーフでメキシコにサヨナラ勝ち。メキシコのオツール投手も丁寧に好投してたけどね。これで次の横浜へ。夕方,急遽,ほぼ1年ぶりにミニミニ数学科同窓会@zoomを2時間ほど。急遽ということで参加できなかった人等もいたので,2週間後に再開・・・ということに。友人とzoomで話してて,自分のzoomをupdateしてなかったことに気づく。後でスマホを見ると,同窓会中に結構な数の着信が入っていた。カオスな五輪だけど,組織の不祥事構造は自己相似のフラクタル・・・。


23日 数理論理学に基づく公理的証明論研究でロシアの数理論理学の発展に大きな影響を与え,また連分数,最小二乗法研究でも知られるポーランド系ロシアの数学者イヴァン=ウラジスラボビッチ=シュレジンスキ(Ivan Vladislavovich Sleszynski),距離空間の幾何学的扱いにおける非平滑解析研究や幾何学的関数論の研究で知られるフィンランドの数学者ユハ=ヘイノネン(Juha Heinonen),アイザック=ニュートンの数学業績研究や科学史/数学史研究で夙に有名なイギリスの数学者デレク=トーマス=ホワイトサイド(Derek Thomas Whiteside),幾何学的測度論研究およびウェンデル=フレミングとの「通常および積分電流における先駆的な研究」でスティール賞を受賞したオーストリア生まれでアメリカの数学者ヘルベルト=フェデラー(Herbert Federer),線形計画法を経営科学に応用したことで「経営科学の父」,「Mr. Linear Programming」として知られるアメリカの数学者ウィリアム=ウェーガー=クーパー(William Wager Cooper),線形幾何学,微分幾何学等,幾何学全般を研究したイスラエルの数学者ラファエル=ジョ−ジ=アーツィ (Rafael Georg Artzy)の誕生日。五輪組織委がM元首相に「名誉最高顧問」就任案を検討している らしい。今はそんな時期でもないし,また,五輪精神にも反するとして海外やIOCからもあれだけバッシングされたことをもう忘れたんだろうか。未だにこんなことを裏で画策している組織だからこそ続々と不祥事を起こすのだろう。他の組織でも互いに役員ごっこをしている同好会ともいえる上層部やその取り巻きだけで互いに忖度しあっているようにしか見えない。仏教用語で因果応報という言葉があるけど,多くの人は現世でしかとらえていないから,人によっては因果応報を信じないという。因果応報は「前世や過去」の行いが・・・の前提となっているので,生まれてからの過去だけではない・・・。前世,前前世,前前前世・・もあるんだと・・・。で,ネットで因果応報を解説している某サイトを見てたら「・・・たとえば,部下をどなりつけて威張っていた上司が,定年後,誰からも連絡をもらえなくなることがあります。これなど,因果応報の典型例と言えるでしょう。」というのがあった。これを大学内でよく聞く話で置き換えると「部下(や教職員)を怒鳴りつけて威張っていた上司(や教員)が,定年後,誰からも連絡をもらえなくなる(無視される)ことがあります。」となる・・・。ABC問題を解決するIUTeich理論を発表した望月新一教授の昨年の年頭所感ブログの英語版が発表された。主張されてることの気持ち意味合いは理解できるけど,肝心のIUTeich理論自身を全く理解できていないのでコメントなど不能。東京2020オリンピック開会式始まる。橋本聖子会長の言葉は良かった。昨日の数学科ミニミニ同窓会に出てたM氏が,数学科時代のノートを保存してあると言ってたので,欲しいと伝えたら早速pdfにしてWeb上にDL可能な状態でおいてくれた。謝謝。


24日 解析学全般,特に構成的解析学(constructive analysis)を研究したアメリカの数学者エレット=アルバート=ビショップ(Errett Albert Bishop),ピカール群にその名を残し,代数トポロジーのアイデアで関数論研究に取組み,応用数学にも貢献したフランスの数学者エミール=ピカール(Emile Picard),群論と有限幾何学を専門としたイギリスの女性数学者クリスティン=マリー=ハミル(Christine Mary Hamill),三角多項式や直交多項式を用いての近似理論で活躍したアメリカの数学者ダナム=ジャクソン(Dunham Jackson),エプスタイン・ゼータ関数等,数論研究で知られるドイツの数学者ポール=エプスタイン(Paul Epstein),ピカールの定理の初期の定量的バージョンと言われるショットキーの定理やクライン群におけるショットキー群研究の他,楕円関数,アーベル関数,テータ関数に取組んだドイツの数学者フリードリッヒ=ヘルマン=ショットキー(Friedrich Hermann Schottky)の誕生日。沈黙というと,いつも「黙って!あなたの言葉が聞こえるように」で有名なピカートの「沈黙の世界」を思い出すけど,文化によって捉え方が違うのだと某コンサル会社が主張していた。午前,病院で受療しながらTVのオリンピック観戦。担当医はいつもと違い女医だった。13時半から全学協@zoom。議題の多さに比して早く終了。体調悪し。かといって,体調改善に拘泥するにも面倒を感じる・・・。整数計算,代数変形の妙を味わうことなく終了。結局結果は出ず。追いかけても消え去った思考に費やした時間は戻ってこない。なでしこ,イギリスに敗戦。気持ちの落ち込みに追い打ちをかける。


25日 大学時代は吊り輪の体操選手としても知られ,関数解析,作用素環論研究に貢献したアメリカの数学者リチャード=ヴィンセント=カディソン(Richard Vincent Kadison),「topology」という用語を最初に導入し,メビウスの帯を最初に見つけとことも知られ,曲面の連結性について位相不変量・リスティング番号等も導入して研究したドイツの数学者ヨハン=ベネディクト=リスティング(Johann Benedict Listing)の誕生日。オープンキャンパスなので,朝から多くの先生方が見えていた。ボクは担当を外れていたので,只管,明日の試験問題作成。その後TeX成形。問題解答冊子印刷等。それなりに時間がかかった。先日の数学科ミニミニ同窓会の第2弾開催日調整。構内でのコンビニでは品数が少ないこともあって,熊谷駅近辺のコンビニXに何日間分の買い出しに出かけている。コンビニXでは「手前取り」を推奨している。食品ロス問題に協力しているように見えるけど,似非だな。何日間分をまとめて購入する消費者側にとっては,手前に置いてある消費期限がその日になっているものを買うわけにはいかない。店員の嫌そうな冷たい視線を浴びながらも,どうしても,奥の方の品からとってしまう。そもそも,食品ロスにさせるような店側の発注数(発注管理)に問題があることに気づいてないんだろうか・・・。


26日 「中山の補題」で知られるが,環論,表現論で重要な貢献をした日本の数学者中山 正(Tadashi Nakayama),専門は組合せ論,表現論で,Witten予想の別証明,Olshanski予想の解決,Baik-Deift-Johansson予想の解決,Gopakumar-Marino-Vafa公式の証明,曲線の局所Donaldson-Thomas理論,Nekrasov予想の解決等の業績で知られるロシアの数学者アンドレイ=オクンコフ(Andrei Okounkov),進化ゲーム理論の先駆者の1人であるオーストリアの数学者カール=シグムンド(Karl Sigmund),量子力学の代数的基礎の整備に取組んだアメリカの数学者デビッド=ジェームズ=フーリス(David James Foulis),数論幾何学,ディオファントス問題の他,特に超越数論に重要な貢献をしたドイツの数学者クルト=マーラー(Kurt Mahler),幅広い分野での活躍したが,特にアフィン幾何学の研究で知られるポーランドの数学者スタニスラフ=ゴレブ(Stanislaw Golab)の誕生日。朝4時,福島大の中村洋介教授からオーストリアのポスドク数学研究者・アナ=キーゼンホファー(Anna Kiesenhofer)女史がオリンピックの女子自転車ロードレースで金メダルを取りましたと報せてくれた。謝謝。調べると,彼女のご専門は(非線形)微分方程式論だった。今朝の構内コンビニも2酸化カリウムシフト。しかし,」IDカード持たないまま構内コンビニに出かけたので研究室へ戻れず,結局木川助教に内線電話をかけてドアを開けてもらう。木川助教も先日同様の経験をしたらしく,それ以来常にIDカードをストラップと共に首にかけてるのだそうだ。10時前,数学科時代,担任でお世話になったT先生にミニミニ同窓会の件でお電話。電話口には奥様が出られて,直ぐに先生に代わられた。ご夫妻共々お元気そうだった。2・4時限目は筆記の期末小テスト。日本の人口ピラミッドの変化を眺めてみた。現在は緩い二峰になっている。自分が生まれた頃からのピラミッドも随分と形が変化してきたんだなということがよく分かった。やがて,自分が生まれた頃と正反対の形になるのではと危惧する・・・。夜遅く,卓球混合ダブルス水谷・伊藤ペアが金に。


27日 トゥラーン・クビリウスの不等式等,数論と確率論で知られるリトアニアの数学者ヨナス=クビリウス(Jonas Kubilius),ツェルメロ=フレンケルの集合論で知られるように,公理的集合論の研究に貢献したドイツの数学者エルンスト=フリードリッヒ=フェルディナンド=ツェルメロ(Ernst Friedrich Ferdinand Zermelo),かって多くの数論学者に必携とまで言われた(1千万強までの素数,素因数分解を載せた)「レーマーの数表」や数多くの整数に関する予想で数論学者を刺激sたことでもしられるアメリカの数学者デレック=ノーマン=レーマー(Derrick Norman Lehmer),多くの学者を育てたニコラス=ベルヌーイの10男,光の反射・屈折,級数を用いた求積法,懸垂線の研究等で知られ,オイラーの師でもあったスイスの数学者ヨハン=ベルヌーイ(Johann Bernoulli),ハンガリー数学・物理学協会の創設者の1人で,射影幾何学と行列式論の研究に取組んだハンガリーの数学者アゴストン=ショルツ(Agoston Scholtz)の誕生日。森林の近くで暮らす子どもは認知能力やメンタルヘルスが向上するという結果が出たらしい。ボクの感覚でも確かにそうなんだろう・・・と思える。でも,人類がその先も地球上で生物として生き残っているためには,永〜い人類の生存を考えてみると,いつか現在の「認知能力」や「メンタルヘルス」という概念も,その歴史の中で大きく変化してゆくような気がする。在校生へのデータサイエンス学部への入学を勧めてほしいとの依頼をしていた数学科後輩で某地方の中高一貫校で教鞭をとり高3担任をしている方からお手紙があった。次のキーワードを伝えられ少々難しいと教えられた。「地元志向」「高齢化社会に向け,医療看護系(看護,ME,療法士等)の職を身に着けたい」の学生が多い。DX化を目指す社会の一方で,医療看護を目指す学生が(想像以上に)多いんだなぁ・・・と感じさせられたお便りだった。聴きながらある言葉が聞こえてきた。「古い看板にしがみ付いてるだけではないのか!」。「伝統」を盛んに言い立てている人々の多くは心底に「旧い看板にしがみ付いてる」意識をもち,やがて「その旧さ」が世間の「篩」にかけられてゆくことに気づいてないのではないかと・・・。学部教務補助員の夏期休暇中の勤務シフトを水上事務長+白木事務長と確認。女子ソフトは祝金。平素は日本リーグに所属し,日本のソフトボールレベルをここまで高めてくれて盛り立ててくれたアメリカの選手にも大いに感謝しないと。6回のダブルプレーという幸運がなかったら,アメリカに流れが傾いてたかも。


28日 ディオファントス方程式,p進ガロワ表現,モジュライ空間等の数論幾何学を専門とし,モーデル予想を証明した業績によりフィールズ賞を受賞したドイツの数学者ゲルト=ファルティングス(Gerd Faltings),フレットの平均値の定理等,主に実解析を専門とし,妻との共著である舞踊に関する論文・著作物で知られるイギリスの数学者トーマス=ミュアヘッド=フレット(Thomas Muirhead Flett)の誕生日。丑の日。昼はYのうな重Bセット(テイクアウト)をゼミで購入し,ゼミ生と各自頂くことに。でも,このうな重のせいか,ボクは体調がおかしくなり,仕事がナンも出来なくなった。曾って食したN亭のうな重と同じだった。次回からは止めよう。いい加減なタレで安く仕入れた鰻をごまかしていることがありあり見え見えなのだ。友人の先生から,コロナ陽性で隔離されることになったと連絡が入る・・・。都知事の百合子ちゃんから隔離療養セットが届くらしい・・・。アメリカでもワクチン接種してもデルタ株に感染している事例が報告されてるけど,友人もデルタ株なのかな・・・。ご本人はどこで感染したのかわからないらしいけど,大学構内かもしれないね・・・。A大学Z教授から明日来校との連絡あり。


29日 構成的手法で示したゲルバルディの定理において二次曲面の対称群がヴァレンティナー群と同型であることを発見する等,第1回国際数学者会議での招待講演も務め,幾何学を専門としたイタリアの数学者フランチェスコ=ゲルバルディ(Francesco Gerbaldi),応用数学,特に化学反応(単分子反応)の理論やキューイングサーバシステムの統計的性質の研究に取組んだイギリスの数学者ノエル=ブライアン=スレーター(Noel Bryan Slater)の誕生日。先日実施した微分積分学の小テスト結果をWebClassにUP。犬は「人のウソ」を見破ってウソつきの指示を無視するという研究結果が報告されたという。犬も人間以上になりつつある・・・。昔,ある本で霊界では人間の次に零位の高いのは人間と一緒に暮らしていた犬である・・・ということを書いてあったことを思い出した。トヨタ自動車は電気自動車への移行を遅らせるようなロビー活動を行っているとの報道があった。自動車産業の環境問題への対応は20年以上も前から始まっていたのも関わらず,何故ガソリン車からの撤退や電気自動車対応が遅れているんだろうか。感心できない,少々恥ずかしい報道ではあった。午前,病院で受療。近くのA大学Xキャンパス・図書館で仕事があったという図書館長・Z教授が病院までクルマで迎えに来てくれたので,同乗させてもらって一緒に大学まで向かう。研究室でしばらくそれぞれの研究関係のお話。ケータイを紛失したことをきっかけにケータイからスマホに替えたとも。数学のゼミをしたいとも。Z教授からお中元も頂いた。謝謝。その後,急な土砂降り。世界ランク2位の伊藤美誠敗退は残念。石川もそうだったけど。団体ではなんとか・・・を期待。本学の女子選手も出ている7人制女子ラグビー,大差で敗けたとはいえ日豪戦より日米戦のほうが修正出来ててよかったな。夜中まで時々の雷鳴が続く。


30日 ベルヌーイ・スキームにおけるオルンシュタインの同型定理で知られ,エルゴート理論を専門とするアメリカの数学者ドナルド=サミュエル=オルンシュタイン(Donald Samuel Ornstein),彼女が生徒との演習中に発見したいわれている三角形におけるマリオン=ウォルターの定理はよく知られ,国際的に知られているアメリカの女性数学教育者マリオン=ウォルター(Marion Walter),関数解析とシュワルツ超関数の研究で有名なハンガリー系アメリカ人数学者ヤノス=ホルヴァート(Janos Horvath)の誕生日。IPv4アドレスの枯渇問題によって,その価値が上昇し続けているとのことだ。IPv4に固執している意味がわからん。世界で数学人材の争奪戦が繰り広げられてるとのことで,経団連が出遅れに焦ってるらしい。この数10年気づいてなかったあなた方の不明をまず恥じるべきでしょう。相関係数や偏相関係数,重相関係数等がベクトルの内積であることは周知の事実なので−2人ではいい知恵が生まれなくても,3人寄れば文殊の知恵ってことがあることから−山本の不等式から3変数以上の複相関係数(?)なるものを色々考えてみた。例えば,3種の2項演算を持つヒルベルト空間$\mathscr{H}=(\mathscr{H},\cdot,\circ,+,||*||)$なるものとか・・・。ここだと,$\circ$と$\cdot$それぞれに$+$が作用し,$a\circ (b\cdot c)=(a\circ)\cdot c$が成り立っている・・・んだけど。ある鳥料理専門店のメルマガに「鶏は汗をかけないので体温を下げることが難しく,そのため暑さにとても弱く,最近は鶏も熱中症になってしまい,鶏にも鶏の苦労があるのだ・・・。これからは大事に感謝していただこうと思っております。」とあった。養鶏に限らないけど養殖/養Xを生業としている人々も大変なんだな・・。まさしく,頂くときには感謝の念をもって頂かないと。大学後輩の某国立大教授から情報系助教公募の案内が届く。ここでは,俸給も具体的に記されており。本学と違って助教に関しては年俸制だった。国会図書館やJST納品用の昨年度IIARS全国大会講演予稿集+講演要約集CDが総務担当J氏から送られてきた。謝謝。全国大会開催日に救急車で運ばれたんだな・・・。


31日 数式処理を専門とし,現在もGPAシステム引継ぎ開発しているイギリスの数学者ジョン=ジョセフ=オコナー(John Joseph O'Connor),アメリカ数学会会長も務め,非線形関数解析を専門としたロシア生でアメリカの数学者フェリックス=アール=ブラウダー(Felix Earl Browder),波の伝播問題解決のために回折の幾何学的理論を開拓したアメリカの数学者ジョセフ=ビショップ=ケラー(Joseph Bishop Keller),群論や数学史に取り組んだアメリカの数学者ジョージ=エイブラム=ミラー(George Abram Miller),数論(メビウスの反転公式と分割数等)研究の他,天体運動に関するベッセル関数,多体問題等の研究で知られるドイツの数学者ダニエル=フリードリッヒ=エルンスト=マイセル(Daniel Friedrich Ernst Meissel),連立1次方程式を解く際のクラメールの公式や平面代数曲線におけるクラメールのパラドックスで知られるスイスの数学者ガブリエル=クラメール(Gabriel Cramer),多重対数関数の一つスペンス関数の研究に取組んだイギリスの数学者ウィリアム=スペンス(William Spence),1851年の万国博覧会で好評を得たとされるカラーや図形で分かりやすく著したユークリッド原本で知られるアイルランド生まれのイギリスの数学者/技術者オリバー=バーン(Oliver Byrne)の誕生日。デルタ株は質が悪い。ワクチン接種完了でもブレークスルー感染というのが報告され始めた。インフルと同じではないかと吹聴してた人も基本再生産数がインフルの4-5倍もあるということに納得し始めたようで,最近は新しいインフルみたいなもんだからという話は聞かなくなった。リモートワーカの4割は自宅のベッドで働いていることが判明・・・らしい。会議位はできるだろうけど,仕事はできんだろう。異民族で構成される人類,長い歴史の中で多くの人の奥底には差別意識の残滓/欠片が遺ってきているのだろう・・・。今回のオリンピックでもこのごく小さな遺物であろう欠片をポロっと吐露してしまう人々がいた。FBでは未だに怪しげな友達リクエストが届く・・・。午後。ゼミ生A氏来室。ポリコリック相関係数等も話題に出る。14時前から,学部事務室で松尾先生+浅野課員と1時間ほど学事関連の打合せ。学部開設1年目は色々あるな。夕方,環境システム学科・後藤教授が来室。地球とデータサイエンスで共同利用しているESRI製品の契約変更について下打合せに来室。現在,学科で情報文化についても教えているそうで,ボクの研究室書架にある情報文化関連の書籍等を見ながら,情報文化の話題。他にDS,統計関連資格の学生取得についてのお話。大学卒業が一般的な学士力を保証していない現在,公的資格取得義務は学生に対してある意味の保証を与えるものだと思う・・・昔と違って。