2025年 2月  ... those were the days my friend...we thought they’d never end ...  2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17



 1日 如月。睦月名残のカレンダー。大学では2月入試始まり。今日はR入試。息苦しいバイタル。5Fで徹夜されてる先生がいた。『大阪大学・非常勤講師「雇い止め」訴訟判決 講師側が敗訴 大阪地裁「無期転換」認めず』の記事に対して,某常勤勤講師の方が『この判決は愚の骨頂です.大学の非常勤講師は雇用することを文部科学省が推奨しています.そのため以下の2点があります.
・非常勤講師は法人として原則契約できません
・雇用しているので源泉徴収をとっています
 もし,この判決通り請負であれば,講師への支払時に消費税を払う必要があり,根本がくずれます.こんなことも理解できない人たちばかりがいることに失望しております.まじで死にたいと思いました.』と呟いていた。大阪大は国立独法ならではの特殊なルールを敷いていたのかな・・・。F商事より,某問合せ案件是非で連絡が入った。問合せのY氏は高校時代から知ってる方だった。夜,友人のクルマに同乗させてもらい,途中鴨せいろを頂いて,一旦寓居に戻る。



 2日 節分。恵方は西南西。雪を予想させる。BP10回ほど測定。夜,恵方巻を食す。原稿は少し進んだ。


 3日 立春。春立てり,いざ生きめやも・・・??。2月前期入試第1日目。BP低め,P高め。夜,リハビリと沐浴。


 4日 2月前期入試第2日目。午前通院。検査受診。午後は別病院へ。夜一旦寓居へ。


 5日 2月入試第3日目。1920年,大学令により初の私立大学:慶應義塾大学,早稲田大学が認可された日。立正大学はその4年後の5月17日に認可された(官報:1924年5月20日,文部省告示第287号)。リハビリ少々。3年越しの共著論文仕上げる。査読が1本入る。${\rm \LaTeX}$で書き直し。Lehmer's conjectureを$L(x)$で再トライ。


 6日 BP高め。測定不能の高さから始まった。幾度も再測定。月は牡牛座へ。帰院後,研究室への来室が多く,なかなか昼食を摂れなかった。A先生からF商事の件で連絡その他あり。その後も来室者続く。夜,6年間大学の目の前に借りていた寓居(※利用したのは6日間だったので,寓居としてはほぼ無意味だった)を一瞥して,もう一つの寓居に向う。


 7日 北方領土の日。今日も寒い。BP昨日よりは低め。ピンピンコロリの為には高め維持の方がよろしいらしい。昼,月と木星が双子座で合。地震に備え,A社Y氏に書架を何か所も補強固定依頼。X氏の査読ほぼ終わる。


 8日 昨晩,玉ねぎを食べたせいか若干BP低め,『小惑星、2032年に地球衝突? 確率1%以上とNASAなど推定(共同通信)』の記事を見て,この頃まで生きていられるのかな?とも思った。一方で,年末ジャンボ宝くじの6等(3000円)が当たる確率が1%で6等以上が当たる確率が1.11%程度らしいので,宝くじより当選よりは起こりやすい確率なのかな・・・。


 9日 黄鶯?睆。脈絡のない夢をみて目が覚める。バイタルはいまいち。BP昨日同様。1964年の今日,ビートルズが初めて米国を訪れ,テレビの人気番組「エド・サリヴァン・ショー」に出演した日。抱きしめたい(I Wanna Hold Your Hand)で全米ヒットチャートで1位になっていた。8時から9時まで研究打合せ@meet。皆それぞれに海外を含む出張が多くて,打合せもその隙間に実施するという感じ・・・。その後,某数種草稿を${\rm \LaTeX}$で書き続ける。合間にリハビリと沐浴 。


10日 1時過ぎ,久々に死ぬのかなと思える呼吸困難が数時間続き,いつの間にか寝入っていた。5時に目覚ましで起きる。BPは昨日よりは高め。旧暦で簿記の日。夕方,A大学Z教授から,学会その他の件で長めの連絡。息切れが激しく,会話を長く続けるのがしばし困難に。気づかなかったけど,1987年の分割民営化で誕生したJRグループが2025年1月29日に旧国鉄(日本国有鉄道)の存続日数(1万3818日)を上回ってたらしい(日経)。ボクも年とったんだなぁ。夜,某称号授与式の案内が届く。リハビリ途中で体調もよくないので欠席かな。遠い昔を思い出しながら,あの時の「もし」を,虚しいながら考えてみたりする・・・。3年前の学生との共著論文投稿。


11日 建国記念の日。昨日同様の息苦しさ。でも少し慣れた。バイタルも同様。帰院後,13時半に研究室秘書を(卒業後も2年間)5年間務めてくれていたゼミ卒生H氏が研究室来室。2人の子女をご主人に預けて出かけてきたらしく1時間ほどだけ互いの近況を語り合って時計を気にしながら慌しく帰られたくらづくり本舗の『葛もち』を頂く。謝謝。他大学教員の『非常勤先(選抜性低い)を1つ切ろうか迷っている。講義に手ぶらで来るなとか講義中にゲームするな、説明は自分で読め、不正をするななどと叱るのに対し失礼な言動を投げつけられているうち私は何のために誰に何を教えているのだろうと心が削られていくのに耐えられなくなってきた。』というポストを見た。昔からよく聞く話ではある・・・。非常勤だけで生活費を賄ってる人の多くは,悩みながらも非常勤を辞めることはない。来週の某委員会開催案内が入ってきた。


12日 言い知れぬ夢を見た。自分の精神状態のせいなのか。BP昨日同様。バイタルやや下げ気味。最近は食べてないけど,ボンカレーの日らしい。先日,「医労連全国統一ストライキ実施へ」という記事が出てた。医療従事者の低賃金は昔から問題になってるけど,なぜ,いつまでたっても,改善されないのだろう。昔頻繁に実施された国鉄のストのように実施されたら医療現場は大混乱になってしまう。昔は高校教職員のストもあったけど・・,大学ではどうだったかな・・・。私大の場合は紛争校扱いになって私学経常費補助が減額されることを恐れて,組合も強引にストを実施しなかった気がする。『「年間6000羽の鳥を焼き殺す」と非難された世界最大の太陽熱発電所が一部施設の閉鎖を発表』の記事を見かけたけど,風力発電でも同様以上のことが(すでに)報告されている。ネットで『働き方改革』を話題にしてたけど,これは政府による『働かせない改革』なんだなぁと・・・。生粋の日本人には似合わない気がするけどな。「win win」という言葉があるけど,一得一失で「何かを得れば何かを失う」が世の常で,「win win」は一瞬に訪れる勘違いだと思っている。アタマの体操で,昨年の東工大・数理の院入試問題を解いてみた。午後一で,大学提出書類の確認が終わる。


13日 土佐文旦の日。7年前の2月に京大数理解析研での研究集会「教育数学の一側面-高等教育における数学の多様性と普遍性-」での「討論:「統計・データサイエンス」を見越した基礎からの教育のあり方」で,松原望先生は「高校で教えている(検定教科書の)確率は程度が低すぎる,お粗末!」と話されていた。S大S教授も『場合の数で正確に計算することが好きでないと得るものはない、パズル分野になっていますね。受験数学でよくあるダメな記述解答例。「全体を100とすると値はなんとか」、これは実はよくない。確率で1/2は、その値が最も尤もらしいだけで、100×1/2=50と言い切ってはいけない。確率だから事象は48のこともある。最終結果だけの記述なら同じ結果を得るけど。高校までできちんと書かれていない「最尤値は・・・」と書けば正しいが。』と指摘。いかに日本の統計教育が欧米に比して劣っているか・・・。7年前の日記を読んでて,あらためて感じた。学部で担当していた『データサイエンティストの世界』に招聘講師として松原先生をお呼びすればよかったかなと今になって反省。やはり数学教育は,数学科で数学世界の訓練に耐えてきた人が教えるべき・・・。慶應大・中室牧子教授が高校無償化についての持論の中で『・・・「人口減少の間は私立高校の新規設置の認可をしないこと」を条例で決めている自治体がある。・・』をポストしてた。大学もそうすればいいのに・・・。午前,いつもの通院後,午後は別病院へ。


14日 BP低め。バイタルまあまあ。魚氷上。日本SF作家クラブ会長だった方の『某大学の教授によると、消費者意識の学生が(無論全てではないが)増えていて、「教授は自分に理解させる義務がある」と口にするという。』というポストに対し,『わかりみ』とポストする大学教員も。大学生は『理解する義務がある』のほうが自然。Natureの1月8日号に"Meta-analysis reveals global variations in plant diversity effects on productivity"が報告されていた。これは植物の多様性効果に関する実験のメタ解析だけど,高知大鈴木紀之准教授が指摘する『多様性があればよいというものではない。適切な組み合わせが大事。』を,植物界だけの話として矮小化せずに捉え,最近の日本でも問題になってる多様性も考え直し,マイナス効果も予見されうることを明白にしてほしいな。先日来の道路陥没で問題になってた下水道管路。立正大周辺はどうなってるのかと思い,埼玉県の流域下水道管路マップを拝見してみた。大学近辺には元々ないのか,省略されてるのか,不明だった。大丈夫なのかな。15時半より全学協@teams。夕方,A社Y氏所用で寓居来宅。投稿論文のujarticleの${\rm \LaTeX}$原稿が送られてくる。こちらでコンパイルすると"! LaTeX Error: Encoding scheme `JY2' unknown."というエラーが出たので,documentclassをujarticleからjarticleに変更して再コンパイルしたら,table環境が若干崩れた。普通なujarticleに少々戸惑った。


15日 20年前の今日,YouTubeが誕生(設立)された。BP普通。バイタルも普通。帰院後,研究室の書架を少しだけ整理。仕事はまったくできなかった。夜,鰻専門店に出かけたら,店内の忙しさもあったもかもしれないけれど,店員の無愛想さに驚き,別の蕎麦屋に出かけた。地球にやさしい会の初代会長T氏@神戸から連絡が入る。


16日 803年前の今日は立正大の宗祖・日蓮聖人の誕生日。BP久しぶりに120台。バイタルまあまあ。午前少しだけリハビリ。不安定なWifi のせいか,Windowsその他の更新に7時間ほどかかって仕事が全くできなかった。その間,リハビリと沐浴。20年前の今日,京都議定書が発効。


17日 昨日よりはBP高め,バイタル頗る悪し。色々なやり取りで,不具合が出てきたので,遅ればせながら約40年使用してきた文字セットをShift_JISからUTF-8で統一するすることに。未だに,日本ではセンター試験,大学入試等を含め偏差値($Z$値)信奉が未だに蔓延ってる。"偏差値"自身,日本生まれだけに始末が悪い。ある意味の標準化と言ってるけど,実はそうではない。$0$から$100$の間に収まるように無理矢理操作しているので,本来の標準化操作であれば,$-\infty$と$+\infty$の間の値にとるべきで,採点上,値が$0$未満や$100$を超える場合には,採点者の裁量に任せるとすべきだと思う。実際,現実に多くの不具合が生じている。某大学教員が日本独自の(大学入試における)偏差値評価に対し「そもそも日本と海外では大学入学時に求められる能力が違うのだろう。まぁ海外の大学のことあまり知らないけど。」とポストしていた。終日${\rm \LaTeX}$での原稿書きや諸連絡等で終わる。研究室諸整理の件で事務長にスケジュール等を連絡。


18日 雨水土脈潤起。A氏の命日。10回忌だなぁ。息苦しさで真夜中に目が覚め,そのまま朝まで横転横臥しながらでの起床だったのでBP少々高め。個人情報とプライバシーを混同している人をよく見かける。多くはプライバシーを「個人情報保護だ・・・」と主張している人々。一方,病院ではプライバシーがない。待合室でも,そんな話を漏れ聞く。名前を呼ばれてとか番号が点灯してXXX科に向かう人を見ながら,「あの人,XXXXが悪いんだろうね・・」とか話しながら,他人が罹患してる病名を当てっこしてる・・・。多くは同じ時間帯に通院してる人が多いから猶更。自分の病名を知られたくない人もそれなりにいるだろうに・・・。また,患者と密室で診療しないようにと神経質になってる病院では医師と患者の話し声が聞こえてくる場合もある。一般に病院ではプライバシー(≠個人情報保護)がないとあきらめた方がよい・・・と,ここ9年ほどの通院や入院経験で感じた一種の諦め・・・。昼過ぎ,病院にA大学Z教授とH大学A教授が見えたので車に同乗させてもらって研究室に向かう。研究室の書架の整理をして頂く。謝謝。結構な量で8割ほど整理が進み,清掃の方々も途中から飛び入りで手伝ってくれた。謝謝。整理の途中,携帯が鳴り,16時15分からの第5回情報環境基盤センター運営委員会@teamsに出席されますか?と連絡が入り,即,出席の旨伝え,2人の先生は帰宅された。


19日 なかなか息のできない状態が続き,一旦,起き上がってしばらく"ロダンの考える人"した。少し治まった。自己診断でSASを疑ったけど,原因を調べると,SASではないらしい。${\mathbf X}$での『中学生に数学を教えていて、9/4が数直線の4と5の間にあると言うので、ん?帯分数に直せる?と言い掛けたら、じゃあ3と4の間。と言われる。ピアノでも、この音は? ソ! 違うよ、と言うと じゃあファ! こういう当てっこゲームをする子に、考えるという事を教えるにはどうしたら良いんだ。』のポストに対し,某大学教員も『大学生にもいるよなあ』とリポスト。最近,(言葉を知ってはいても)『考える』という概念すらわからない若者が増殖しているのかもしれない・・・。考えるという行為をしなくともコンピュータが考えてくれると勘違いしている・・・。原稿書きをしながら少しばかり書架の整理。13時半より教授会。15時40分前に閉会。途中,図書館S課長に学部1年生用の数学図書30冊ほどを引き取っていただいた。謝謝。もう少し早ければ,数学の専門書籍雑誌1000冊くらいはデータサイエンス学部用に寄附できたのに・・・。全部廃棄したので,残念。特に数学専門書は発行部数が高々500冊ほどで,直ぐに入手不可状態になることから古書店でも専門書は高額になりやすい。閉会後,S社M氏が来室。1時間弱の打合せ。


20日 パスポートの日。パスポートを使用する日は来るのだろうか。BP若干高め。帰院後も研究室の整理,片付けは続く。助っ人も登場。謝謝。途中,久しぶりにインフォメーションセンター・M氏が来室。差入れも頂いた。謝謝。その後も作業はさらに続く。大学に残る不要な段ボールも沢山頂いた。謝謝。


21日 2月後期入試日。BPやや高め。来月のIIARS研究会第0を知らせる。直ぐに0.2報となった。$$


22日 寒い。BPは反発。三連休始まる。学生時代に比べれば連休がずいぶん増えた。政府のせいだな。必ずしもいいことだとは思えない。帰院後,黙々と書架の整理。夜,一旦,寓居へ戻る。


23日 霞始靆。天皇誕生日。8時から定例の研究打合せ@zoom。9時終了。今回は閑話休題での話題に興味湧いた。午後,リハビリ兼ねた散歩と沐浴。Amazonで昼前に発注したモノが夕方には手元に届いた。こんなに早く入手できたのは初めてだった。夕方,I元学生部長のお孫さんの"桜咲く"情報が入った。おめでとうございます。


24日 祝日法第3条第2項による休日。BP高め。計算機科学での必携教科書:Donald Knuthの「The Art of Computer Programming」(TAOCP)の中の二分決定グラフについて「一部の演算については多項式時間で実行可能である」の記述があったことに関する反例をNTTの研究チームが明らかにし,所謂未解決問題を解決したとのことだった。雪の京都では「白い大文字」が出現したらしい。


25日 寝ても寝ても眠い。最近テレビで仕入れたという友人の話によれば,SASの可能性があるらしい。今日は構内で消防設備点検。学部フロアは昼過ぎまでで終了とのこと。朝のタクシー乗務員は久しぶりのMさんだった。病院までの会話,結構弾んだ。お正月以来,相変わらず乗客は少なくなって,病院までの送迎とか,買い物送迎もめっきり少なくなったとかで,みんな財布のヒモを締めてるみたいですねぇ・・・,と。帰院後,少しだけ書架の整理。夕方,I元学生部長より来室予定の連絡。


26日 やっぱりSASかなと思いながらバイタル測定。来月の研究会プログラム英語版)が案内された。11時前,S社にも手伝っていただいて寓居2へ書籍等一部を運び出し。13時半,H社T氏が来宅。寓居2のPC環境をチューニングして頂く。ディスプレイも32インチにした。こんな事情で臨時教授会は欠席。


n 27日 BP高め。現通院先へは最後の通院。帰院後,研究室にインフォメーションセンターのM氏,I元学生部長等職員の方々が続々と見え16時半過ぎまで長々と昔話。帰られてから,やっと昼食にありつけた。その後,助っ人の方も現れ,研究室の諸整理。完了とはまだゆかぬ。


28日 如月晦日。${\mathbf X}$で「1月は行く、2月は逃げる、3月は去る、だったっけ」のポストを見かけたけど,『1月は往ぬる』。中学の古文の授業で習い,高知県ではこの古語が今でも使われている。。BP低め。やはり${\mathbf X}$でC大W准教授のポスト「代数閉体は無限体である」が数学界隈で話題になってた。「素数は無限個ある」の証明とほぼ同じ。午後,CS研での富岳見学会に参加中のF社Y氏より,ひょっこりメール。隣に昨夕ご挨拶した情報環境基盤センター・某氏が座っていてボクの近況を聞いてのことだった。『ビジネスのこと、夜のこと、そして夜のこと・・・と色々と思い出してきて、思わずメールいたしました。』とメールを頂いた。謝謝。お世話になったタクシー乗務員・Mさんのご家族からもご挨拶を頂いた。謝謝。昨日の疲労残滓を感じ,早めに就寝予定。