2024年 2月  ... those were the days my friend...we thought they’d never end ...  2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17



 1日 如月始まる。起床時のバイタル測定後,成績処理を続ける。本学のR入試日。風が強かった。院内もインフル/コロナ感染者が増えているようだ・・・。医療スタッフもピリピリしている。帰院後,成績評価作業。



 2日 バイタルいまいち。いつまで続くこの"いまいち"。"いまに" なくなるかな。大学生による『京都市下京区の公園(東塩小路公園)が喫煙者の「聖地」に 流出するたばこの煙に憤りの声』という記事を見つけた。「聖地」とする記者の感覚がわからん。「溜まり場」でいいだろう。熊谷市内の公園はどうなんだろう。「撤回論文数」世界ランキングを見ると,日本人もそれなりにいた。基本的には医療系が多い。でも,これはここ20〜30年ほどの話だから,100年程の論文で調べるとどうなるだろうか。また,よく言われる昔のノーベル賞を獲った生理医学賞の一部は現在は否定されてるとか,実験心理学の賞味期限は高々3年という科学の難しさや奥深さに繋がっているのかもしれない。堀江貴文の『起業を志す方へ。東京大学 駒場祭2023 堀江貴文講演「アントレプレナーシップ(起業家精神)について』を拝見した。それなりにいい話をしてた。東大生はどのように感じただろうか。IIARS全国大会での表彰者が発表になっていた。13時半前,環境システム学科の青木和昭先生が来室。F委員会の件でしばらくお話。その後,事務室T氏が所用で来室され,ついでに地震発生時のためにといくつかの備品を耐震用にと固定していってくれた。謝謝。18時より打合せ@zoom。


 3日 バイタルを測定しながらいつも吉田拓郎の唄の一節が頭をよぎる・・・。でも連続しているように思える人生の曲線(曲面)はいつか停留点にたどり着く。節分。今年の恵方巻の方角は東微北。2月入試前期1日目。『科学者の1.97%が「一度はデータを捏造」』という記事が出ていた。研究に携わる人々の多くは薄々感じていると思う。特にデータをベースに研究を行う人々にとっては・・。一方30年位前の一般的な統計ソフトでは,しばしば計算上の誤差やアルゴリズムの不適等が指摘されることが多く,有名な統計ソフトを用いた論文執筆では(それに関わる分析の精度上)ソフトのVersion番号記載が必須だった。ある人に豆まきセットを頂いた。謝謝。歳の数だけ豆を食べなきゃいけないというけれど,年々喰う豆が増えてゆく。もうヤダ。17時過ぎより打合せ。


 4日 バイタル測定で始まる初めての今日。立春。2月前期入試2日目。『なぜ物価の安いエリアに引っ越さないのか−−東京都港区の貧困層、大都会の片隅で』という記事があった。この区に50年以上住んでるけど,確かに高富裕層と貧困層の両極端を感じる場面も増えてきた。住んでる辺りの50年前は閑静な緑の多い(国有地の多い)街だったけど,Mビル等を中心とする連続する再開発や国有地売却でで街並みはすっかりと変貌してしまい,それとともに住民層もガラリと変わってしまった。そんな中の新住民の一コマだった。あるところでNHKみんなの歌の話題を扱ってたので,早速youtubeでヒット曲特集を聴いてみた。その中に30年ほど前に一時社会現象にもなった"おさかな天国"があって,歌詞をよくよく確認したら,魚の種類の中に"しめさば"が出てた。これはアカンやろ。${\rm{\mathbf X}}$で話題になってたLooman-Menchoffの定理をレビューしてみた。マイナビニュースで「昭和やバブルなどに流行し今は使われなくなった言葉」の死語一覧を紹介してた。懐かしさもあって,自分が平素使用している言葉と比較しながら復習してみた。個人的にはいまだにいくつかの死語を用いている。朝方からの体調不安定がピークに。朝方からの3度にわたる薬服用でナンとか治まる。


 5日 バイタル測定も毎日幾度かは繰り返し,自分にとってのあるデータ代表値Winsorized平均Trimmed平均等の山下version)を採用。2月前期入試3日目。今日の午後からの心配な積雪予報。受験生も帰りの足や交通機関の運行が心配だろうな・・・。熊谷校舎のAC5階・6階研究室フロアの無線AP再設定工事。昼前から雪。雪は降る♪・・・タクシーは来ない・・・♪。『大学教授ってどれくらい給料をもらっているの?』というチョット余計なお世話過ぎるサイトがあった。職位によって違うけど,その職位は大体は年代に対応していることも記述しておくべきだし,また平均を記載しているけど,あのままだと大学によっては2000万以上の人もいそうだと,読者は想像しかねない。私立大の場合は,私立大学等経常費補助金を交付頂いて(新学部の場合は学部開設時から4年間は対象外)運営しているのが普通で,人件費や教育研究費等の交付に際しては条件が課されている。例えば人件費でいうと,年収に関しては教員であれば1,X00万を超える場合には補助対象外だし,職員についても年収1,Y00万を超える場合には補助の対象とはならない。従って,私大はなるだけ補助を沢山得るために,大学内の人件費計算規則はこの上限を超えないように設定しているのが普通。学生に対しても1人当り(専攻によっても異なるけど)XXX万〜XX万の補助が交付されている。よくこういった大学教員の年収を解説するサイトを以前から見かけるけど,この辺も解説しておいた方がよい。また,大学によっては基本給与を低く抑え,手当(がある場合には)でカバーしている場合も少なからずある。この場合,大学内で手当をもらえない立場にいる場合には年収を大きく下げることになる。こういった年収を探る場合には色々と誤解することが多いので要注意だと思う。雪は降り止まず・・・。しんしんと降りそそぐ・・・。


 6日 今日もバイタル測定で始まる。雪はやんでた。大宝律令施行日(大宝2年元日)を記念しての海苔の日。海苔といえば,やはり最高級品といわれる佐賀海苔。メディアの取材不足はいつものことながら,最近はそもそも(メディア側記者の)勉強不足を気案じるようになってきた。大学での勉強不足・幅広い教養不足のまま,就職受験勉強だけに一生懸命になって社会に出てゆくせいなのだろう。読売の『志賀原発、変圧器故障など複数トラブル…北陸電「新しい知見に基づき安全対策講じる」』に対する北陸電力の抗議に関し竹内純子氏が所感を述べてて,そういう思いを強くした。メディアを志向する若い人々の中にも軽佻浮薄なミーハー族が増えてきたんだな・・・。帰院途中,雪化粧も薄墨化粧になりつつあった。


 7日 バイタルを測りながら,昨日またかくてありけり 今日もまたかくてありなむ この命なにを齷齪 明日をのみ思ひわづらふ・・・とつぶやけば,誰かに"バカをお言いでないよ"と一喝されそうではある。Ramanujanの才能を見出し様々な分野で業績を遺したイギリスの数学者ゴッドフレイ=ハロルド=ハーディ(Godfrey Harold Hardy)の誕生日。京都府茶業研究所が「お茶がおいしく飲める保管方法」について検証してた。よく宇治茶と静岡茶の味や香りが比較されることを考えれば,これは宇治茶だけの話だから,各地の銘茶について調べれば異なった解答が出てくるのかもしれない・・・。で,水のことを調べてたら,最近シリカ摂取の水が販売されていることを知って,国民生活センターのHPを見たら,あえて買うべきものでもないという結論に達した。昼前,久しぶりに何人かの先生方が来室。それぞれに,それなりに,少しばかり深刻なお話。${\rm{\TeX}}$でEuler関数メモを途中まで仕上げる。


 8日 昨年のこの日の未明,救急車で運ばれ入院即手術,その後別手術も入り,結局2か月ほどベッドに身体を固定されたままの散散たる入院だった。おかげで5年程のリハビリも吹っ飛んでしまい,返って身体機能を悪くしてしまった。救急車では病院を選べないからなぁ・・・。バイタル測定で一日が始まる。学振PDのある仏教学者が${\rm{\mathbf X}}$で『檀家100軒以下の「食べていけないお寺」が空き寺になる時代が到来していますが、継ぎ手がいなくても檀家がゼロになって消えるわけではなので、大寺の住職が兼務するなどして吸収合併される形になると思います。ゆえに大寺の僧侶はさらに裕福になり、弱小僧を安報酬で酷使する時代が来ると思います。』とポストし,他の方の反応を経てさらに『僧侶社会は世襲封建制度が色濃いので、まったくの在家育ちが出家して飛び込んで僧侶になっても、養子縁組がまとまるまで「水呑み坊主」として奴隷扱いされます。縁談がまとまるまでどれだけ頑張っても報われないのが常です。なので在家の人が僧侶になろうとは思わない方が吉です。』とリポストされていた。已矣哉,大学だけでなくここでもM&Aか。その後少しネットを彷徨してたら廃村となった男鬼集落に辿り着き,宗教法人の売買記事にまで・・・。平素から心配なAGEsに対し朗報?かなとも思える『酵素の老化抑制機能を解明 亜鉛と結合し活性酸素分解』という記事を見つけた。子育て支援とか教育無償化というけれど,結局は国民の税金からだから,税金が増えるのと同じじゃないか・・・。


 9日 ふぐ(ふく)の日肉の日服の日,・・・と沢山の語呂合わせで制定された記念日のある日。熊谷市が民間ビルに半世紀超にわたって過大な徴税していたということだ。しかも,あまり反省してる風もなく『当時の担当職員の評価技術のレベルが低かったのが原因。』と嘯く始末。今の職員は大丈夫なのかな。夕方,久しぶりに高校数学の話題。高校時代は愛読し,学生時代,大学院時代は添削バイトをしてた月刊誌"大学への数学"(東京出版)の話題も。


10日 起床後,バイタル変調を元へ戻すのに1時間ほど。旧正月の元日。簿記の日。簿記といえば,ひと頃,大原簿記学校村田簿記学校も有名だった。その村田簿記学校が1992年に開学した東京経営短期大学も2025年度から学生募集を停止し,IPU・環太平洋大学・東京キャンパスへ移行することになった。ここんところ短期大学の募集停止やM&Aが相次いでいる。そろそろ少なくない大学にもそういった深刻な事態が訪れるのだろう。朝の予約タクシー,忘れていました・・・って言われ25分着院が遅れる。帰院後,打合せ@zoom。途中地震(震源地:茨城県南部震度3)。午後,自宅排水管洗浄工事。


11日 バイタル,BP共に頗る不調。57年前の1967年から始まった建国記念の日出雲そばの日。終日,アカデミックキューブ5階研究室・教室全域で,有線ネットワーク・rispotが利用不可予定。特に有線は6日後にも接続しづらくなる予定なのに,きちんと工事後の接続確認もきちんとしておいてほしい。14時10分過ぎに利用可能。ネットへの接続画面が新しい背景色になってた。可換環論では必ず学習する正則列を導入したイギリスの代数幾何学と可換代数で活躍した数学者フランシス=サワビー=マコーレー(Francis Sowerby Macaulay)の誕生日。彼の研究アイデアが後のKrullのイデアル論,ZariskiとSamuelによって命名されたCohen-Macaulay環,Groebnerによる完全性やGorenstein環の概念を産出した。


12日 バイタル元の不調に戻る。今日は丙午で初午国民の祝日に関する法律第3条第2項による休日。論語為政篇第二の「子曰吾十有五而志于學卅而立四十而不惑五十而知天命六十而耳順七十而從心所欲不踰矩」は後世の創作らしいけど,ボクは後半はさらに二十くらいズレてるのではないかと思う。ある先生がポストしてた。『仕事の量は学部生<修士<博士<<助教<<<准教授<<<<教授と増えていく😂(人にもよるが。)「色々と忙しすぎる!」と思っている学生の皆さん、いまが一番勉強・研究に時間を充てられる貴重な期間かもしれません。』。上野千鶴子氏が定期的にコラムを書いている『南日本新聞』でのそれを拝見した。問題だらけの日本の脅威・驚異の教育というところか・・・。今日も某短大募集停止の記事が。多くの大学・短大では理事会同士で極秘裏にM&Aの話し合いが進んでいると側聞する今日この頃。


13日 バイタル測定に苦労する。算術級数定理を示し,数論特に解析的整数論に重要な貢献をした独の数学者ヨハン=ペーター=グスタフ=レジューヌ=ディリクレ(Johann Peter Gustav Lejeune Dirichlet)の誕生日。帰院後にIIARSのJournal vol.6とTransaction Vol.3が届く。


14日 Happy Valentine's Day!で聖バレンタインデー。(既に死語扱いの)イケメンの日らし。この日に女性から沢山チョコを頂いてたかららしい。死語扱いと共にもうすぐ消えてしまうのかな。今朝も安定しないバイタル測定に40分ほど要す。いたるところに"オーガニック"ナントカが流行ってて,コストが高いのは当たり前という主張があるけど,視点を変えて"アクアポニックス"のほうがコスト減になるのではと思う。実際そのように取組む人々が増えつつある。今日も,10年後に危機感を持つ大学(法人)間M&A(正しくは法人連携)の記事が出ていた。危機感を持っているのは殆どの大学であるはず。13時半より教授会@(ボクはzoom)。16時半前閉会。勤務地・熊谷市の人口減少は住民には周知の最悪事実らしいけど,退職後住みたかった学生の街・京都市も同じ問題を抱えてるらしい。京都府南の群発地震やつい先日の震度4なんかも関係してるのかな・・・。住民減は市の福祉政策の貧困化につながる。そういえば熊谷市出身の後輩も先日実家の整理と売却をFBで発信してた。さびしいけど,熊谷市は中山道時代のときのように国道17号の中で単にクルマで通り過ぎられてゆく街になりつつあるのかもしれない


15日 バイタルはいつも通り。西行忌我に出家の意(こころ)なし(松本たかし)。実験系や社会科学論文で多用される"統計的に有意"については,8年前に米統計協会(ASA)がすでに「統計的有意性と$p$値に関するASA声明」で警鐘を鳴らしている。しかも通常は$p<0.05$の扱いをする。しかし,統計学者のMatthew Hawkinsが公開された論文を調査した結果,$p$値($p=0.05$)が明らかにその閾値を超えているにもかかわらず,
「有意水準に近づいている傾向」($p<0.06$とされている結果について)
「かなり有意である」($p=0.09$)
「有意に有意である」($p=0.065$)
「統計的有意性をわずかに逃している」($p=0.0789$)
「有意の前後で推移している」($p=0.061$)
「統計的有意性の限界にきわめて近い値を示した」($p=0.051$)
「絶対的に有意ではないが、ほぼそうである」($p>0.05$)
といった間違った主張をしている論文が多いと
報告されたとのことだ。嘆かわしく,統計リテラシ・数学リテラシに欠ける研究者の多さよ・・・。勤務地の人口減は昨日悲しんだけど,自宅周辺(旧・麻布市兵衛町)も住みづらくなった。直ぐ近くの赤坂葵町(現・虎ノ門1丁目)にあったホテルオークラ(現・オークラ東京)は田中山の跡地に建てられたし,六本木2丁目にかけては崖だったし,神谷町に下りる辺りは雑木林だった。すべて(ボクは)再開発という名目のもとに森ビルが住環境を壊したのではないかと思っている。その森ビルが,環境を壊してきた反省からか,六本木に「森」を作ると言い出している。森を作るには100年はかかるだろうに。「森」を壊しては「森」を創る「森ビル」。黒川信重先生の「オイラー、リーマン、ラマヌジャン」(岩波書店)を途中まで読んで就寝。


16日 悲しげな寒風の響きで目が覚める。バイタル測定に時間がかかる。日蓮上人誕生日。確定申告始まる。文科省が公開している「情報U」の教員用副読本の"データサイエンス"に目を通してみた。『1年前の宝くじ1等2億円の当せん者、未だ現れず 期限迫る』の記事未換金は繰り越しにすればいいのに・・・。今日もある短大が関学に吸収されると発表になっていた。1時間強遅れ,16時45分から全学協@teams。17時25分閉会。宮田のEuler関数を少し調べてみた。


17日 バイタル不調で起床。バイタル調整のため色々と時間がかかる。帰院後,大学の研究室でネットワークがしばし断線。宮田のEuler関数を色々実験してみた。$\varphi_{k}$と$\varphi_{k+1}$の間に自然な関係がありそう。


18日 N氏九回忌。バイタル高め。最近の変調の原因をネットで調べてみた。チョットした症状から膨大な量の病気の前兆が出てくるけど。何となく自分にフィットするものを見つけた。どこの病院でも不明と言われたことを考えると,世間で言われる医師の誤診断の多さを何となく納得できる。宮田のEuler関数の整数実験を続ける。整数実験はなんとなく なんとなく心が落ち着く。9時から定例ミーティング@zoom。久しぶりに延長モードで12時直前に閉会。


19日 魚座始まる。土脉潤起雨水。バイタル悪化。${\rm \TeX}$の文字を見ながら思った。10年前に運行終了となった寝台特急「トワイライトエクスプレス」の略称も${\bf{\rm TEX}}$だったなぁ・・・と。京阪電車の駅では「切符を売らない駅」が増加中で「切符買う」風景が消えつつあるそうだ。時代の移り変わりとともに,どこでも,昔の風景が消えつつある。京都府立医大付属病院で販売されている「死ぬほど美味い法医学カレー」というコピーのレトルトカレーの記事を見てFBでシェアしたら早速中辛,超激辛を購入した知人がいた。京都では京大総長カレーというのもあったし,カレー好きの人々が多いのかな。某大学某元副学長がFBで「久しぶりに裏庭に足を運んだら、みかん🍊がたくさん。幸運をもたらすという、にわか風水の知識で10年前に庭の西側にみかんの木を植えたものだ。木には200個はくだらないみかんが付いている。」。某大学もキャンパス西側にミカン🍊の木を植えると運気が上がるのかも・・・。12年前に文科省が発表した「修士レベルの教員養成」が俄かに現実味を帯びてきた。東大が令和9年から秋入学の文理融合型学部・修士一貫5年制新課程を創設するということだ。これに追従する大学が増えてくるとは思わないけれど,日本でいう文理融合型は今の各大学での学生の学習状態を見ると非常に難しい課題であるような気がする。キャンパスで寒空に立ち尽くす松を見ながら,小学時代授業で暗唱させられた北原白秋の「落葉松」を思い出した。"・・・ からまつはさびしかりけり たびゆくはさびしかりけり ・・・よのなかよあわれなりけり・・・"。第4回大学史料編纂室運営委員会の21日までのメール審議始まる。13時,B大学Y先生,A大学Z教授来室。しばらくお話。


20日 パスポート(旅券)の日。初めて取得したのは1974年。現在は2年前に失効している。変なカンジのバイタルが続く。ボクも出かけたICM1974@Vancouver(UBC)やICM1994@Zürichで招待講演をされた露の数学者Anatoly Vershikが先日亡くなられたとの訃報に接した。ご冥福をお祈りいたします。帰院後,13時からの第5回情報環境基盤センター運営委員会@teamsに10数分遅れて出席。13時55分閉会。『所在不明問題で不適正大学への留学停止へ、政府が省令改正方針』の記事を見た。文科省が"不適正大学"という用語を用いているのも驚きだった。


21日 バイタル測定で始まる日々。2月後期入試日。Miyata's Euler function $\varphi_{k}$の計算がうまく整理できない。幾度も種々の変形をトライしてみる。ゼミ卒業生の披露宴に出席する旨伝えていて,案内状が郵送で届くものだと思っていたら,WEB招待状が届いた。初めての経験。多分最初で最後だろう。『京都市バスの混雑対策で「観光特急バス」導入へ』とのことらしい。観光都市ならでは。市民も迷惑してただろうな・・・。 ... Le temps est si lourd Les heures et les jours Sombrent sans espoir .... 17時40分,第4回大学史料編纂室運営委員会メール審議終了


22日 バイタル測定で今日も始まる。語呂合わせで富士通の日。京都でも昼のみバーが増えているらしい。多くは14時かららしいけど。ランチ時からでもあるようだ。自宅近辺は外資系の会社が多いので,レストランの昼食時でもBusiness Lunch Meetingでワインやビール1・2杯のシーンは昔からよく見かけていた。ボクの出身大学はドイツ系ということもあってか学食には昼間からビール(小瓶,中瓶)を置いてあってボクらも時々飲んでいた(※今は提供されていない)。その頃は欧米(特に独仏伊等)の人々は昼食時にも軽く"飲酒"はするんだな・・くらいに思ってた。欧米の人々が日本(の観光地等)に流入してくるにつれ再びこういった習慣?も定着しつつあるのかな・・・。一部のAランク大学が真の総合大学を目指す中,W大も(以前からではあるけど)医学部設置が燻っている。某女子医大との提携は昔から言われているけど,(色々調べてみたら)一方で「稲門医師会」の存在が強いらしい。今まで医学部新設を反対していた医師会も(定員増の形で)認可する方向に変えた。実際,文科省も医学部定員増に切り替えている。もう一押しすれば医学部構想を持ってた大学は今がチャンスだ。


23日 天皇誕生日の祝日。バイタル測定に時間がかかるのが難。それもバイタルが安定してないからに尽きるんだけど。入院時の看護師の「・・・,時間をおいてもう1回測りましょう」を単に自分で真似してるだけ。20大学ほどの中長期計画を見てみた。驚いたのは,どこの大学も2040年問題(文科省方針:800大学短大→200〜230大学短大)を見越しての計画らしきものが記載されていないことだった・・・。側聞する裏側の動きをあからさまに記載することは出来ないにしても・・・。つま恋ライブ2006での吉田拓郎+中島みゆきの"永遠の嘘をついてくれ"(作詞作曲:中島みゆき)を聴きながら,今日が中島みゆきの誕生日であったことに気づいた。知人のクルマに乗車させてもらい,市内を横断しながら熊谷市の人口減の理由を色々考えてみた。沢山ありそうだ。市町村合併では追いつかない。中山道宿場跡をすべて取り壊したのが原因の一つのような気がする。


24日 霞始靆。戊午で二の午。自然ではない覚醒で起床。朝予約してたタクシー,なかなか来ないなと思ってたら大学近辺の寓居で待ってたらしくいつもより病院到着が遅れた。なぜボクの寓居を知ってたんだろう・・・? 某市に大型量販店の出店で 店付近で渋滞が慢性的に起き,具体的には駐車場に入るのを待つ車で渋滞がたびたび発生し,周辺を走るバスは過去に最大5時間半の遅延が発生,『病院に行けない』『5分で行ける距離が30分以上かかった』等の深刻な苦情が市に寄せられているとのことだ。大型量販店の出店にはなんらかの条件を課したほうがいいのかもしれない。大学へ帰院すると,何人かの先生の研究室に灯りが。ボクは研究室で整数実験の続きに没入。


25日 起きても身体には眠さが残ってる感覚。歯周病と脳梗塞やアルツハイマーとの関係は以前から言われていたけど,歯周病と大腸がんも密接な関係があることは最近知った。色々なところでこういったことが報告されてるけど,結局は,あらゆる病気はすべて何らかの病気と関係をもっているということなんだろう。一事が万事ならぬ一病が万病かな。熊谷キャンパス隣の五台山文珠寺では文殊尊大縁日。最近では久しぶりの近所の賑わい。先日見つけた法医学教室カレーの中辛を少しだけ頂いた。大阪マラソンで國學院大3年の平林清澄選手が初マラソン日本最高&学生新の2時間6分18秒で優勝。凄い!國學院もいい選手が集まってるなぁ。


26日 ある症状で目が覚める。ネットで確認。明日の通院時に某処置を依頼してみよう。その後バイタル測定。"ばいたる"の変換で「バ至」,「倍樽」,・・・オモロいなぁ。熊谷市が埼玉県と連携して整備を進める北部地域振興交流拠点への市役所機能移転を含めた本庁舎の整備について検討委員会を設置したとのことだ。でもあまり期待できない・・・。立正大の現在地・位置にも影響しそうだ。昼過ぎ,某件で高校数学の質問が入る。15時過ぎ,T大F教授の旧友である某社・O部長等が来室。面会予定を忘れていて大変申し訳ありませんでした。寛永堂の菓子を頂いた。謝謝。 


27日 バイタル納得ゆかないまま8回測定。病院での検査が終わった頃,A大学Z教授+H大学A教授が病院まで迎えに来てくれ,クルマに同乗させてもらって大学へ。お2人に研究室の一部を3時間ほど書架の3%を占める統計関連の書籍を中心に片付けして頂く。謝謝。次回は3月ということだったけど・・・。夕方,学生課原課長が課員とともに来室。某件に関しての感謝状他を頂戴した。謝謝。瞼を閉じても,網膜には過去なのか未来なのか,その闇がはっきりと映っている。


28日 目が覚めても左仰臥したまま数時間考え事。起き上がって着信メールを確認すると,知人から20年ぶりの懐かしメールが届いていた。横尾忠則氏が輪廻転生思想を前提に「もうこの世に生まれ変わりたくない」と述べていた。ボクも時々ふとそのように思うときがある。寸善尺魔の現世を考えれば・・・。11時から,自宅某装置交換工事立ち合い。1時間ほどで終了。


29日 BP高め。原因はボクなりにわかってるつもり・・・。閏年なればこその今日。因みに「閏年であれは必ず辰年」。この命題を論理に慣れていない学生は「閏年$\Longleftrightarrow$辰年」と勘違いする。帰院後,研究室へ。しばらくして環境システム学科卒業生(白木研)Y氏が来室。お土産に崎陽軒のシウマイ弁当を頂く。謝謝。3時間ほどお話して神奈川の方まで帰宅された。夕方の大谷翔平選手の結婚発表には驚いた。昔から,「教育技術」「教育技法」「教育手法」等があるけど。「教育」というものはそういうものだろうか・・・。小手先のテクニックで語っていいものなのか。特に大学ではそういった類のものは止めたらどうか。先日(15日),統計学者のMatthew Hawkinsが指摘したことが,『注目を集めるために科学者が使う"誇大広告"論文の実態』,『論文「なぜ発表された研究結果の大半が誤りなのか」・・・刺激的なタイトルが巻き起こした強烈な議論の顛末』等の記事で再掲されていた。査読者側の安易な姿勢も問われていると思う。