2023年 7月  ... those were the days my friend...we thought they’d never end ...  2 3 4 5 6 7


 1日 年後半に入るり,カレンダーを捲る。T教授の研究室の灯りが点いていたので今日も徹夜してるようだった。初期の可換環論の基礎付けを行ったWolfgang Krullの弟子・Juergen Neukirchによる31年前に出版されていたAlgebraic Number Theoryを購入しようとしたら数万円してた。訳本も9千円ほどだった。もっと安く入手できないかなと更にWebで探索してたらUCSB(University of California, Santa Barbara)で全文を無料公開してくれていたので早速DL。海外の大学では,こういう無料サービスが多くてとても助かる。高校同級の医師K氏がFBで"雨の6月最後の1日。何十日ぶりだろう?誰にも会わず、誰とも話さず、何処にも出かけず、何かに追われることもなく、ただゆったりとひとりの時間を過ごす1日。こんな日も大切だなぁ"と呟いていた。そう,(ゲーテ曰く)"孤独は才能を育む・・・"。こんなときは・・・・・・・せずにはいられない・・。午後,事務室S氏が新人T氏とともに紹介がてら来室。太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ2023第4戦花園大会1日目のARUKAS QUEEN KUMAGAYA WOMEN'S SEVENS RF CLUBの戦績は,対RKUグレースは19-7で○,対東京山九フェニックスラグビークラブは41-0で×,対四国大学女子ラグビー部は28-0で○,プールCで2位,明日は対東京山九フェニックス戦から。16時半から関東大学サッカーリーグ新人戦Aグループ対東京経済大戦@立正大学熊谷キャンパスサッカー場は前半18分:MF武藤尋斗(DS1年),前半47分:FW渡辺祐人(DS2年),後半47分:鈴木隼(DS2年)が決め,3-1で勝利。



 2日 今日から6日まで半夏生。埼玉だと,この時季:薬草・半夏が生える頃になると,めったに咲かない(120年に1度)竹の花が咲いたりするので不吉の象徴とされて竹林には入るなといわれているらしい。太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ2023第4戦花園大会2日目のARUKAS QUEEN KUMAGAYA WOMEN'S SEVENS RF CLUBの戦績は13時現在,対東京山九フェニックスラグビークラブは26-7で×,対YOKOHAMA TKMは19-5で○。色々な規約を変更したせいでtwitterでフォローした方の退会が増えている。Mastodonへという人もいる。その後,ARUKAS QUEEN KUMAGAYAは対追手門学院女子ラグビー部 VENUS戦で12-36で×,で,7位。街中の喫煙所へ行くとわかるが,喫煙所の周辺の植え込みにはたくさんのポイ捨てタバコを見つけることができるということで,タバコのポイ捨ては,いくら喫煙所を増やしても解決しないらしい。根本的な解決策は,喫煙者に禁煙サポートをし,タバコをやめてもらって喫煙者を減らしていくしかないと結論してたけど,マナーの問題と捉えることはできないのかなぁ・・・。1週間ほど前の京都の某水族館でタバコのポイ捨てで魚が殆ど死んでしまったという話や海の汚染も民度の堕落と指摘していた人がいたな。アミノバイタル決勝戦は前半は0-2でリードされていた。終了間際の91分:MF西田結平(地球4年)+(Asst:MF山本大輝(DS2年))がでるも,ここまでで惜しくも1-2で準優勝。気づくと何人かの方から着信が入ってた。


 3日 体調悪し。何もできない。統計専門家が「合計特殊出生率 実態は公表値よりもっと低かった」を指摘していた。「・・・計算式は一度も変わっておらず、途中で変えれば比較できなくなる」を理由にするなら,遅ればせながらも新指標として始めればよい・・・。こんなのがいたるところにあれば,公的統計そのものが信じられなくなる・・・。利用者も根拠となる計算式をあらためて確認するところから始めなければならない。以前,日本人の平均身長/体重を調べてた時もそうだった・・・。文部科学省の「子供の学習費調査」では『小学校4年生までの家庭では、塾などの補助学習にかける費用支出よりも体験活動(学校外活動)に充てる支出のほうが多い傾向にある。だがそれが5年生以上の家庭では逆転し、学習に充てる費用のほうが多くなる。』ということらしい。これを踏まえてCFCが『世帯年収による差が2.6倍、学力格差にもつながる「子どもの体験格差」とは』を述べていた。日本ではまだまだ文化資本についての研究が少ない。この視点からの研究も期待したい。7時に大谷31号のニュースが。アメリカは過去40年で女性の高学歴化が進んで今や大学における男女比では男性のほうが「マイノリティ」とのことだ。日本はどうなんだろうね。


 4日 相変わらずバイタル異常。農水省で紹介されてる"うちの郷土料理"で埼玉県を覗いてみた。さいたまも広いので29の料理が挙げられ熊谷(というか妻沼地域)は聖天ずしだった。郷土・高知も見てみたけどホントかなと驚くほど知らない料理が多かった。無理して創作料理をつくったのではないかなと・・・。以前twitterである人から"フォローしました"として「近くに住んでいる者です」とコメントがあった。何故に知ってる?と思いネットで検索したら,今から30年ほど前の某学会の(旧サーバに保存されていた)NewsLetterにボク等数名の住所が記載されていた。養老孟司×名越康文対談『道徳教育の根底にある「みんな」という考え方はどうして広まった?』を読んでて,高橋秀実著「道徳教室」(ポプラ社)を読んでみたくなった。昔から考えてる(自分で勝手に定義している)$\det (n)=(n,\varphi(n))$の性質がいまいちまとまらない。$\det(n)=1$なる$n$は到る所に出現はするものの・・・。病院である方からお煎餅を頂いた。袋に記載されていた製造元をみると,「立正堂株式会社」と書かれていた。会社の沿革を調べてみると,1935年に杉並区大宮前で創業と書いてあった。ずいぶん昔からのお店だけど立正大とか,日蓮宗と関係があるのかな?それとも立正佼成会?お煎餅をあまり好きくないボクも一応食してみた。思ったより食べやすく美味しかった。さらに院内で複数の看護師さんからマスクのかけ方が裏表逆だと指摘された。指摘されるまで長くかけ方を間違って付けていた自分が恥ずかしくなった。


 5日 ここんとこ毎朝同じことの繰り返し。政府が生成AIに関して,その開発・提供者の透明性向上を図る目的で監査・認証制度を始めるようだ。論文査読データセット「ARIES」が公開されたけど,過去の好い加減な査読,間違っていた査読のままの論文はどういった処理をしているのだろう。未だに,世間には査読への絶対的な妄信があるので怖い。堀内勉氏の「日本で「教養主義」が失われた2つの納得する訳」を読んでて,確かに戦前の旧制高校からボク等が過ごした1970年代まで続いた大学文化の中に(今では捨て去られた感のある)「(大正)教養主義」というものがあった。ボク等はその晩年に大学で過ごしたけど,確かに存在していた。学生運動残滓の影響もあったと思うけど,学生同士の議論も(ともすれば)哲学/宗教/政治論等を語る機会が多かったことを憶えている。10時過ぎ,京菓匠・鶴屋吉信に電話。その結果をM氏に連絡。昼前学部事務室に出かけ,某投票。12時半より臨時教授会。隣席のN先生は今夏もアフリカに出張されるそうだ。会はあっという間に閉会。その後宍戸助手と少しばかり委員会関係打合せ。データサイエンスのブームでyoutube,NHK高校講座,放送大学等で統計学関係講座を視聴できるようになっている。しかし,如何せんミスが多い。色々な先生方が指摘しているにも関わらず・・・。知らん顔して−ある日−ミスを修正したものにこっそり更新されている。14時半過ぎ,M氏に研究室雑務を依頼。申請締切間際の書類が沢山。提出できなかった時のデメリットが甚大すぎるので焦る。バイタル異常にメゲる。早めに就寝。


 6日 いつもより遅めの起床。予想外の小雨。帰院して大学インフォメーションセンターを通り過ぎるところでセンターの宮アさんより久しぶりにご挨拶頂いた。謝謝。その後,研究室で明日の準備等。途中,事務長が来室。昨日,ボクのところに来客があったということだった。誰だろう。神田錦町更科のtwitterを読んでて,蕎麦屋にも屋号があることを知った。藪蕎麦は「蔦屋」,砂場は「大坂屋」,更科は「布屋」ということだった。夕方,Y氏が明日の件で来室。


 7日 小暑。七夕。温風至。2日から千葉・幕張メッセで開幕してた国際数学オリンピックが今日から大会が始まる。3時台にある先生に所要のメールしたら即返信が。皆さん結構朝が早いのか,徹夜されてたのか・・・・。10円パンがヒットしていると聞いて,てっきり10円で購入できるパンだと思ってたら10円玉に模したパンだった。ある大学の授業アンケートを見せてもらった。ここでは学生に対してだけでなく教員にも質問がいくつかあった。その中に「授業中の学生の私語に対し注意をしていますか」というのがあり,その先生はいくつかの選択肢中・"まったくしていない"にチェックしたと申し訳なさそうに言ってた。立正にはこういった質問はないけど,ボクは授業時注意しまくっている・・・。1限目の授業後10時半から,教育機関DXシンポ@Webexに出席。ほぼ並行して10時からIUT理論(宇宙際タイヒミューラー理論)に関する会見(生中継)[ZEN大学]@youtubeが開かれていた。レジュメとしては『・IUT理論に関する優れた論文に対し賞を設け毎年1論文2万ドルから10万ドルの賞金を授与する(10年間),・IUT理論の反例論文が出てきた場合には100万ドル(約1億3000万)の賞金を授与する,・量子コンピュータの分野でもすでに宇宙際タイヒミューラー理論が一部使われている!』だった。なので少し忙しかった。教育機関DXシンポは13時9分に閉会。天納之士氏から届いた某篩を応用した素数生成プログラムが送られてきたので動かしてみる。先日の火曜日4日は過去12万5000年間で最も暑い日だったと気象学者等が推測しているらしい。・・・いい時代に生まれたな・・・。七夕で鶴屋吉信の涼菓・TSURU涼涼(柚子)を頂いた。5時限目授業終了後,Y氏とW氏に学外雑務を依頼。謝謝。


 8日 SDGsにこだわったカフェ"Think Coffee"@神田が紹介されていて,ある人がお店での水処理についてのSDGs記載がなかったとコメントしてたけど,SDGsも徹底的に対応するとなれば,何かを頑張って対応すればどこかでその負因子なるものを増やしているのではないかというジレンマに陥る。何かを手にすれば,何かを失う。カナダの裁判所で「親指を立てる絵文字は同意にあたる」との判決が下されたとのことだ。"いいね"ボタン押下も難しい事項になりつつある。自身を含めボクの周りでも手術の失敗を聞くようになった。ある先生から伺った話だと,手術の失敗が分かったとき医師は失敗を詫びる素振りをも見せず,よくあることのように,もう一回しましょう・・・なんて話しかけてきたので,直ぐに転院したとのことだった。実際,手術の失敗はボクも経験あるし。医師は医師で色んな複雑な要因を挙げて失敗を弁護するけど,ボクは納得できなかった。手術担当医師もある意味の技術職だから,多くの経験が必要になることはわかるけど,身内の家族を手術するような緊張感・真剣さで執刀・縫合してほしい。昨日も関西の病院での「カテーテル手術後、複数の患者死亡」が報道されていた。帰院後,事務室T氏が宅配便を届けてくれ。謝謝。その後M氏に研究室雑務を依頼。17時よりIリーグ2023関東1部Dブロック対筑波大U-22A戦@筑波大第1サッカー場。前半1-0と先攻されるもMF武藤尋斗(DS1年)でevenに追いつく。しかし,後半は再び立て続けに3-1とリードされ,再度MF武藤尋斗(DS1年)で3-2とするに留まって痛い敗戦。今日から2日間ARUKAS PRINCESSが立正大学女子ラグビー部(出場選手:池田理花子(DS1年),大久保芽衣(社福1年),吉水愛莉(1年),山田晴楽(社福1年),廣瀬翠(DS1年),伊藤仁那(DS1年),園村音羽(DS2年),向井楓葉(DS2年),宮波ひなの(DS2年),農山紗叶(DS2年),長瀬拓美(3年))として第10回北海道バーバリアンズ7'sトーナメント大会(ピリカモシリセブンズ)に出場。対オーストラリアA代表は0-36で×。対Brave Louveは22-12で○。プールB2位でカップトーナメント進出。


 9日 バイタル異常。自分のことながら心配。某メモを書き換える。身体のボロボロ感で何もできず。


10日 RIMS星裕一郎准教授による9年前の"乗法的情報による加法構造の復元"をある意味の翻訳を狙って読んでみる。もっと落ち着いた状態で(実際は8年前から考えてることではあるし,誰しもが思いつきそうなことではある)$\mathbf{C}[X]$から$\mathbf{Z}$への上手な翻訳をしないと無理っぽいな・・・いまの身体では。2時限目の授業時,口笛を吹いている学生がいた。何十年と授業を担当してるけど初めての経験だった。この学生はいつも授業時にこんなことをしてるのかな。初めて授業時に口笛吹いたという風には受け取れなかったんだけど。他の授業でもしてるんだろうか・・・。口笛の上手さをアピールしたかったのかな。TikTokもあるし,場所を間違えてる・・・と思うけど。授業終了時に麻布支所から電話。申請書類での(軽微な)ミスだった。担当の方が上手に修正してくれるということだった。謝謝。4・5時限授業の後,研究室で星裕一郎准教授の講義録を読み返す。夜になって雷雨。


11日 二度寝を繰り返し起きるのが遅くなる。夢のせいか。セブンイレブンの日。ある先生が,今回の線状降水帯発生に関して"線状降水帯が発生する条件としてはもちろん気圧配置なども効いてきますが、風がぶつかる山地がある地形条件も重要で、今回もそうですけど背振山地が毎回のように関与しています"とコメントしてた。勿論,気象予報士や気象庁予報官の方々もこういった地形等も研究しているのだろうけど,線状降水帯発生についての説明ではこういったメカニズムも補足してた方がよいのではないだろうか・・・と思った・・・。気象予報士・予報官もこれからはもっと幅広い分野の学習・研究が必要になってくるんだろうな。K氏がよく朝食に食べているゆで太郎の朝定食や神田錦町更科のSNSでの写真を毎日のように見てると,やはり毎日のように蕎麦を食べたくなり,大学の学食にゆで太郎や更科が期間限定でもいいから出店しないかなぁとも思う。某著名な数学者が"入試の採点の話ですが、1番困るのは数式だけで日本語が極端に少ない答案です。数式は推論の過程を詳しく説明する方法としては効率が悪いです。言葉が少ないと、推論が復元できません。何度みても理解できないならば、点数はあげられません。それに比べれば、悪筆なんてずっとマシです。"と述べていた。入試に限らず,通常の試験でもそう。ホントにそう思う。帰院後,A大学Z教授とUPのF.Nemenzo教授来日の件で種々打合せ。14時過ぎにH大U先生より届いた夏のご挨拶・湖月堂の透水菓を頬張る。14時半から白川研究室対象のSales ForceのMgr.井上悠一氏による「ビジネスでのデータ活用方法、事例からの紹介」@zoomを視聴。16時過ぎに終了。終了後即,C大学S先生より近況の連絡。


12日 眠いまま何をするともなく起きてしまう。深層学習ブームの初期からAI研究をリードしてきてAI研究の世界的第一人者のAndrew Ng氏が来日し特別講演@東大・安田講堂で開催されるということで参加要項等を見てたら,参加要件(G検定・E資格保有者,または松尾研講座受講者)が厳しかった。「科学者の大失敗で、人類は危機に瀕した!? 真実が見えた途端、逮捕へ」というある書籍の広告記事。これはワクチンに関するものだったけど,10年ほど前にReinhart-Rogoff問題というものがあった。Harvard大のCarmen Reinhart教授とKenneth Rogoff教授が引き起こしたEXCELのマクロをミスった計算で"多額の負債を抱えている国は経済成長が低い傾向にある"(←発表された当時,世界的に高く評価された)を結論付け,スペインとギリシャを苦しめた世界的な大事件もそうだった。現在彼らは何事もなかったかのように現在も国家の要職についている。経済学界もおかしいけど,スペインやギリシャは訴訟も起こさなかった。これとは別にExcelを研究に使用することの危険性についてはかなり以前から指摘されている。どんな優秀で評価の高いソフトであっても,(人間が作るものだから)常にバグは存在する。だからversion_No.なるものが存在している。version_No.が多くなればなるほどバグの存在は少なるなるものの・・・。特に学生には統計ソフトを利用する際のこういった慎重さも教えないといけない。この2人の教授の問題に関しては,少なくとも発表した時点で(データは公開されていたが),計算プログラムも公開すべきだった。研究者の良心として。世間の論文ではデータも使用プログラムも公開しないまま発表している査読論文が多すぎる。件の事件で某先生等は"なぜ逮捕されなかった"のかと呟いていた。近代統計学の父とも言われるケトレーが導入したBMIが,米国医師会によって見直しされるらしい。2世紀前の尺度だから・・・と思っていたら,人種差別的のこともあるらしい・・・。京都山科区にあるの京都橘大学は「立地する大宅山田地区は高台にあって坂道が多く、最寄りの大型スーパーまで500メートル以上離れている。」らしく,イオンフードスタイル山科椥辻店の移動販売車の受け入れをすることが決まったらしい。それによって,販売車が構内来校の際には同高台に住んで困っている高齢者にも開放し大学を拠点に地域の活性化を目指すとのことだ。熊谷校舎も見習ったらどうよ。叡山電鉄鞍馬線の市原駅−二ノ瀬駅間(京都市左京区)で始まった青楓のライトアップ。新聞記事では"あおもみじ"と書いていた。ただしくは夏の季語"あおかえで"。訪問看護をされている方の呟きを読んでいると「この暑さでエアコンなしの所でシャワーや入浴介助はスタッフが倒れるから流石にやめて欲しい。倒れてからでないと対策しないんだろうけど。」「しかも1日5件の訪問の午後イチ。ど真ん中にそれを入れてくる。」「汗だく過ぎて汗拭きシートで拭いたって下着も汗でビシャビシャだし、着替えるとこもないし次の訪問ヤバいじゃん。。。1番最後にして欲しい。」等があった。訪問看護の方も大変なんだなぁ・・・。幕張で開催されていた国際数学オリンピックも閉会し,団体戦の結果が出てた。中国が5年連続1位,日本は6位。個人戦では日本は12位が最高だった。


13日 データサイエンス教育に関わっている某教授の呟き「学生のデータ処理の演習にオープンデータを使わせたいと思っても、適切な個人情報秘匿の生データのとれない公共統計は山程あります。学生には先生の探し方が悪いと見つければ加点。秀の成績は近い! そうでないときは、とりあえず国の意図的な加工と考えておきましょう、と授業しているけとね。」。信頼できない公的統計の存在することはボクも経験している。Sax奏者・アルバート=アイラーの誕生日だった。『人間は無音を「聞く」ことができるかもしれないという研究結果』が得られたそうだ。こんな話を聞くと,いつもMax Picardの『沈黙の世界(The World of Silence)』の一節"黙って!あなたの声が聞こえるように"を思い出す。沈黙の人の声を聴けたら・・・Beyond the sea。DeadlineがもうすぐのIAR2023への投稿論文の微調整。


14日 あることが判明し作成していた試験問題を作り直し。色々と疲れる。埼玉県少子政策課S主査がTVで"統計を分析すると 結婚することで子供が生まれてくる状況がある"と話してた。これに対しSNSでは「統計必要ねぇだろ」と突っ込みが入り,そのリツィートでも"じわる"とか・・・。なんで統計を持ち出す・・・?1時限目はフーリエ変換演習だけで終わる。昼,お中元数点届く。謝謝。論文が進まず・・・というか,整数実験での良い結果が得られず焦りんこ。微分方程式入門の入門だった5時限目終了後Y氏+T氏に学外雑務依頼。謝謝。M氏からも雑務関連で連絡。授業資料で参考資料で示したヨビノリも含めたyoutube資料をいくつか復習。結構沢山あったな。吾ながら,よくこんなに沢山の資料を紹介してたなと思う。日経XTECHの記事「マイナンバーカードのトラブルに透ける、デジタル庁組織の「しんどい」状況」を読んでて感じた。アンシャン・レジームな官庁にとって付けたようなデジタル庁ではダメだったっていうことか・・・。「情報共有」が徹底されていなかったといっても,情報も組織内/間で有機的に共有できるような形で整形しておかないと,単なる組織内への情報の垂れ流しになっている。よく,上意下達の形で「情報を流しましたからね,後はよろしく哀愁」と言わんばかりの情報が垂れ流れてくることが頻繁にあるけど,情報共有の本質がよく分かってないな・・と遺憾に思うことがある。様々に中華思想を突っ走る中国。今度は「チップレット」という重要特許を取得した。ある意味でIT業界の分断化も画策してるんだろうか・・・


15日 遠い遠い昔,悠久に続く地球上の生命が誕生した海。明後日,その海の日。世間では明日からプチ3連休。大学は明後日からの2連休。通院する病院は連休カンケーなし。昨日届いた数学セミナー8月号。昔から学生によく聞かれ,数学者には既知の$~1+\displaystyle\frac{1}{2}+\displaystyle\frac{1}{3}+\displaystyle\frac{1}{4}+\displaystyle\frac{1}{5}+\cdots=-\displaystyle\frac{1}{12}~$。これに纏わる$~\zeta~$関数等様々な視点での特集だった。耐タンパ性を(時代遅れに気づかないまま)自慢してたマイナーカードの諸問題が連日のように報道されてるけど,とりあえずボクも医療現場でのIT化(電子カルテ等のシステム化)が全く進んでいない状態での健康保険証との連携は寧ろ心配でしかない。ほかにも行政窓口担当のITリテラシ未熟も気になる。小雨の中病院へ向かう。13時からインディペンデンスリーグ2023(関東)1部Dブロック対城西国際大学U-22戦 前半4分,17分:MF伊藤聡太(DS1年)の連続Goalで2点先取で前半2-0で折り返す。 後半42分:DF高野秀哉(DS1年)で3-0とし終了。


16日 年1回,この日(祇園祭宵山の日)だけに販売される柏屋光貞の行者餅。まだ頂いたことがない。いつか食べられるだろうか。年1回だからな・・・。先日見つけたMack the Knifeペアダンスで踊る高齢者等の見せるパフォーマンス(0:56−)。振り付けもいい。リハビリにいいのかも。14時から国際会議IAR2023運営委員等で打合せ@zoom。15時前に終了。18時から関東リーグ2部第10節2部対駒澤大@駒大玉川C。前半1-0で先行され,後半9分:MF榊原杏太(地球4年)で1-1と追いつきながら,終了間際に2-1と引き離され,そのまま終了。敗戦。でも,得失点差で2部で現状首位。夜twitter不調。障害かな。


17日 海の日。twitterは動いていた。ボクも生きていた。来年度の大学入学者が定員の約8割になる推計値を文部科学省が知らん顔しながら発表。M&Aも加速するんだろうか?お隣韓国でも大学の廃校ドミノが始まりつつあるらしい・・・。件の大学には基礎的自然科学部がない。これとは別に,現状の政府方針合致するように大学は総合大学でなければこれから先は存続は難しい気がする。M&Aでも総合大学が有利ではないか・・・。他大学では今日も祝日授業があるようだけど,立正大は久しぶりに休校日。でも先生方は結構研究室で仕事されている。先ほど白木教授がバイタルチェックで来室。謝謝。休日でも,授業開始/終了のチャイムは構内で鳴り響く。今日も試験問題作り直し。


18日 七十二候,鷹乃学習始まる。起きても試験問題作り直し。他大学の某先生が方丈記の一節『さりがたき女男など持ちたるものは、その思ひまさりて、心ざし深きは必ず先立ちて死ぬ。そのゆゑは、我が身をば次になして、男にもあれ女にもあれ、いたはしく思ふかたに、たまたま乞ひ得たる物を、まづ譲るによりてなり。』について,学生に話しても反応がないのに,社会人受講生の反応が大きい例として上げてた。今はそんな時代なのか・・・。方丈記さえも知らない学生もいそうな時代だから。早稲田大学ではデータサイエンス分野の学生サポートに関してはMath and Stat Centerに常駐するLAが授業期間中の月−土(9:30〜18:00)に質問や相談に対応しているとのことだった。現在RillForeに数学相談コーナーがあるけど,早稲田を見倣ってMath and Statの形で幅広く学生サポートをしたほうがよいのでは。帰院後,大谷の3戦連続35号HRを知った。13時半前からA大学Z教授と数件30分ほど打合せ。


19日 目が覚め,今日も生きてたという感じ。藤井聡太棋聖が20歳ラス対で七冠堅守とのニュース。大谷も藤井も7月生まれか・・・。世界では国連を始め様々な枠組みを作っては何かを解決しようとしているけどすべてが無意味で徒労に帰している感じ。G20もそろそろ危うい。IIARSの会員宛メール。実質的には以前から始まっていたけど,やっと日本語版と英語版の両方が正式に始まりそうだ。12時50分から社会福祉学部主催のFD・SD講演会@zoom。テーマは「発達障害の学生が抱える困難と支援のあり方」(講師:児嶋芳郎教授(社福))。13時50分閉会。続いて定例教授会。16時55分閉会。少し長いなぁと感じたけど,実質的にはいつもと同じ長さだった。しばらくして宍戸助手来室。30分ほどお話。ボクの研究室は少し暑いらしい。それを感じてないボクはやはり病気なんだろう・・・。多様化の昨今,大学教員は益々多用化・・・。大学生対象の就職予備校等色々な学校があるけど,最近社会人向けの転職スクールや転職講座があるっていうのを聞いて,とうとうここまで来たか・・・という感じ。


20日 目が覚め,まだ生きてることにホッと。気がかりなことがあるうちは仕方ないのかな。いつもと同じ日が明日も迎えられるとは限らない。某大学で教鞭を執るある女性ジャーナリストが『今年に限ったことではなく毎年のこととして,どうして学生たちは「カルトは弱みに付け込む」の「付け込む」を「漬け込む」と書くのだろう。』と。スマホで変換したら,多くはその漢字が出てきてそのまま写したことと,そもそも漢字を学習してなかったから間違いにすら気づかなかっただけのことではないか・・・。Weierstrassの$\wp$関数のある人の変形を眺めてて$\varphi$関数のある変形を試してみたくなった。ある研究者が論文を印刷したマグカップを披露してた。ラクスルで2104円だったそうだ。面白いから真似してみるかな。イギリスの女性数学者Hannah Fryの"When Not to Treat Cancer"(がんを治療しないという選択をするとき)。色々考えさせられる。東大・松尾研究室で大規模言語モデルサマースクール(日本国内では初めてChatGPTのようなLLMの事前学習,Instruction Tuning,RLHFまでの学習過程を全て体系的に学ぶ講義で,オープンソースモデルやAPI使用などもカバーしている)を開催するそうだ。データサイエンス学部の学生も是非受講されると良いと思う。18時過ぎ,明日の件でH氏より連絡あり。Stanford大・Marc Tessier-Lavigne学長の論文不正と辞任が報じられた。国立循環器病研究センター・大津欣也理事長も研究論文の改ざん疑惑も。この場合は研究室チーム全体かな。いずこも同じ秋の夕暮れ。


21日 今朝も起きれた。が,ウーム・・・という感じ。江川紹子氏が"おはよございますにゃん。"とtweetしてた。意外に可愛いとこあるじゃん・・・。Craig Adams著(池田真弥子・訳)『賢い人の秘密(The Six Secrets of Intelligence)』(文響社)の中に「社会性を身につけても賢くはなれない」の一節があった。「どう考えるかを教えず,(今の世界(コミュニティ)で)何を信じるかばかり教えている。・・・」が頭に痛い。そういえば,政府が打ち出した"退職金増税"も。でもどんなに早く施行されてもボクの頃にはまだだろう。でも政府もヒドいなぁ。B大での現役教官の実態告発。いまだに尾を引いている。ありうるであろうことは容易に想像できる気もする。メディアも圧力がかかってるのか,どこも報じない・・・。1時限目,フーリエ変換からラプラス変換に入る。文科省が以前から進めてきた3000億もの予算を付けた理系学部支援策。とうとう,支援する118校,学部・学科新設62校を発表。残念ながら,某大学はいつまで時代遅れな文系大学に固執しているんだろうか。かっての来校時のサッチャーに皮肉られた歴史ある大学を自慢する前に,総合大学をとっくの昔に目指してないと。いつも指摘される特捜の問題点。河井元法相の大規模買収事件でも特捜検事の構図に沿った供述調書作成が録音テープで発覚。「あなたには議員を続けてもらいたい」「レールに乗ってもらいたい」で収賄側を不起訴に。悲しいかな,いつまで経ってもなくならないんだな・・・。14時半過ぎ,3代目秘書だった(旧姓)O氏が来校来室。日本橋長兵衛金魚すくいを頂く。謝謝。小1時間ほど互いの近況等お話して帰途につかれた。元気そのものだった。その後,K元副学長来室。10分ほどお話されて帰られた。警察庁にもサイバー警察局があるので,そういった情報などが入るのだろう。元刑事がパスワードの流出と自衛策(Webサイト"Have I Been Pwned"の紹介)に関して解説していた。ある人が,昨日から(明日迄)のうちわ祭りで大学に戻ってくるのにタクシーを拾えず難儀したと・・。


22日 昨日またかくてありけり 今日もまたかくてありなむ この命なにを齷齪 明日をのみ思ひわづらふ・・・過し世を静かに思へ 百年もきのふのごとし・・・−千曲川旅情の歌−。以前から思っていたけど,Generative AIに関して文科省を始め多くの教育関係者が,学生/生徒の利用の仕方ばかりに目を向けてガイドライン/利用促進を議論しているけど,本来もっと真摯に考えなければならないのは教員側で,Generative AIによって今後教育が(ドラスティックに)どのように変わってゆかなければならないのかといった視点や考察が(まったくといっていいほど)欠けている。ある意味,(従来の)教育は必要なくなる時代になりつつあることに目が向けられていない。そんなとき,一橋大名誉教授・野口悠紀雄氏の所感に行き当たった。同じように,こういったことに関する危惧を語っていた。昨日で微分積分学の講義が終わったけど,経済学で必要とされる多変数関数の微積分,(線形代数と)最適化問題(価格理論の双対定理や各種の包絡線定理等)についての基礎的数学については全くといっていいほど扱えなかった。とはいっても,たった15週の授業では,いかんともし難く,何故か残念だったとも思えない・・・。因みに最終授業では,本学部では教える機会がなく,基本中の基本であるはずの「論理と命題」を扱った・音声を文字に起こすサービスは以前からあるけど,ある人の利用してたこのサービスは今いちのものだった。日本の歌謡史のものだったけど,「ちあきなおみ」→「千秋直美」,「喝采」→「葛西」等と散々だった。今の時代,generativeAIをうまく利用した音声認識アプリを利用しないと・・・・。今日は一部の学部生にとっては女子ラグビー(7人制)学生大会での3試合やサッカー部のIリーグ2023(関東)1部Dブロックでの試合がある。某銀行から某大学へ転職された某教員が価格改定頻度について日米比較を行い,散布図(日米の共通品目での突合せプロット)を描かせて"面白い!"と呟いていた。この図の描き方がホントに面白いのか?と疑問に思った。病院で看護師さん方から退職後のことを色々とイジラれてしまった・・・・。13時半より,全学協@teams。今日は長くなるという予告の割には1時間ほどで終わる。14時から,Iリーグ2023(関東)1部Dブロック対東京国際大U-22A戦@東京国際大第1G。前半0-0で折り返し,後半33分:U-19全日本大学選抜メンバーで先月イタリア遠征していたMF田原瑠衣(DS1年)で1-0とし,勝利。22・23日に行われる女子ラグビー(7人制)学生大会の(第1日)立正大女子ラグビー部(ARUKAS QUEEN)の戦績:14時から対横河武蔵野Artemi starsは29-12で〇,15時50分から対九州産業大女子ラグビー部は19-7で〇。次は18時2分から対四国大学女子ラグビー部は34-12で×。 


23日 大暑。七十二候の桐始結花。オープンキャンパス日。今日も女子ラグビー(7人制)学生大会の第2日目。サッカー部はJUFA(関東)2部リーグ第11節,18時より対日体大戦@日体大横浜健志台キャンパスGの予定。東京工業大学名誉教授,(学)角川ドワンゴ学園理事の数学者・加藤文元氏が最近"大学入試について"と題するエッセイを綴っている。その中の一節に『私が思うに、日本の大学というところは、おそらく、英語でいうブライトな学生を欲しがっているようです。要するに「頭のいい学生」に来てもらいたいと思っている。そんな風に思ってなんかいない!という大学人も多いと思いますが、入試のあり方を見るにつけて、そうとしか思えないのではないと思います。 つまり、こういうことです。大学は入試問題の「解き方」をたくさん知っていて、職人芸にまで熟達した学生を欲しいのではない。そうではなくて、頭のいい人が欲しい。だから、入試ではまた誰も見たことがない問題を出題したがります。通り一遍の問題ではなく、見たことも聞いたこともないような問題に触れた時、その場で受験生はどうやってそれを乗り越えるのだろうか?こういうところを大学側は見たい。すなわち、問題解決の発見の能力で合否を判定したいという理想をもっている。』とあった。よく大学教員もやたら"問題発見能力"と言い旧された言葉を連発しているけど,その割には,具体的に問題発見能力を見極めようとはしていない。米政府が責任あるAI開発について−同盟国と国際的枠組みも視野に入れ−OpenAIMicroSoft等と連携するとのこと。大学研究室でのAI開発にもナンらかの倫理規定が必要になってきたのかも・・・。8時半過ぎ,白木教授来室。釧路研究出張のお土産"丹頂鶴の詩"を頂く。謝謝。twitterの数学分野(というか素人系)で$n$次正方行列$A=\begin{pmatrix} x & a & 0 & \cdots & \cdots & 0 \\ b & x & a & 0 & \cdots & 0 \\ 0 & b & x & a & \ddots & \vdots \\ 0 & 0 & b & x & \ddots & 0 \\ \vdots & \vdots & \ddots & \ddots & \ddots & a \\ 0 & \cdots & \cdots & 0 & b & x \end{pmatrix}$のとき$\det A=\displaystyle\prod_{k=1}^{n}\left(x-\sqrt{ab}\cos\displaystyle\frac{k\pi}{n+1}\right)$を"そもそも$\cos$なんか出てくるわけない。明らかに間違ってる"と言って憚らない人(←明らかに素人だと思える・・・)がいて少しばかりバズるも,周りからは無視されている雰囲気だった・・・。ただ,正確には,$\det A=\displaystyle\prod_{k=1}^{n}\left(x-{\color{red}2}\sqrt{ab}\cos\displaystyle\frac{k\pi}{n+1}\right)$。もう少し勉強しようネ。チェビシェフの多項式や固有値辺り・・・。相次ぐ水難事故「夏休み開始直後が危ない」専門家警鐘の記事を見てていつも思う。そもそも子供の親世代が川での水遊びをしていた経験があるんだろうか・・・?と。流れのある川は海よりも怖い。9時44分からの女子ラグビー(7人制)立正大女子ラグビー部ARUKAS QUEEN対日本経済大学女子ラグビー部AMATERUS戦は12-22で×。11時12分からの対RUK GRACE戦は7-5で〇。FBを見てて,TBSで放映されているというVIVANTの話を知った。自衛隊の「別班」説がネット上を席巻しているとのことだった。"別班"の存在さえ知らなかった。内調は知ってて,昔の知人でもいたけどそういう活動をしているとは聞いてなかったし・・・(よくよく考えれば,してても言わなかったんだろうな・・・)。やはり中野学校の遺伝子が脈々と続いているのかなぁ・・・。どこの国にもMI-5CIAのようなスパイ組織は公然と存在しているんだから,日本だけノー天気な国っていうこともないんだろう。JR関西空港線の列車内で男が乗客らを刃物で刺すという事件,早速,文学部小宮信夫教授がyahooでコメントしてた。13時24分からの立正大女子ラグビー部ARUKAS QUEEN対四国大学女子ラグビー部戦は12-22で×。残念。18時からサッカー2部リーグ第11節対日体大戦(ライブ:youtube)。前半0-0で終わる。後半早々失点で0-1。後半36分:MF西田結平(地球4年)[Asst:DF宮崎海冬(DS3年)]で1-1。続いて39分:MF吉野陽翔(DS3年)[Asst:MF川上航立(DS3年)]で2-1と突き放す。アディショナルタイム8分を凌いで勝利。首位キープ。$\pi$の代わりとして$\tau$が提唱されているという話を聞いた。$2\pi$の方が(物理を含めて)使い勝手が良いので $\tau$ =$2\pi$としようということらしいけど・・・。いまさらなぁ・・。


24日 起きると,ネット上では有名な某先生とコンタクトが取れていた。謝謝。明日も病院で某検査なので食べるものには念のため気を付けておこう。4時過ぎ,JR山手線が大崎駅での信号故障のため始発から内・外回りの全線で運転見合わせの報が流れた。復旧は正午頃とのことなので,今日の授業内試験に遅れる学生が出てくるだろうな。いつもと違うリハビリ運動をしてみた。我が身ながら動きが悪い。某脳科学者が『自分の頭で物事を考えないでいると、それこそワンフレーズで多くの人を気持ちよくさせるポピュリストや詐欺師たちに搾取されるだけです。そうではなく、わからないことをわからないまま自分のなかで抱えておくこと。その居心地の悪い、不快な状態に耐え続けること。そうして自分の頭で「わかった」と納得できるまで、考えることをやめない姿勢が大切なのです。いわば、もやもやした感覚を「楽しめること」が本当の頭の良さを育んでいくし、人生の質も高めていくのだと思います。』と語ってた。若い学生には特に『自分の頭で物事を考える』を習慣付けてもらいたいなぁ。朝から蝉の声がうるさい。地中温度が高くなり始めたのかな。そtれにしても,ここ数年セミの鳴き声が大きくなっているとのことだ。蝉というと,上海で現地の人が蝉の幼虫の素揚げが好物だと言ってたことを思い出した。ボクは食べなかったけど。それでも,引率学生が食べてた蚕のから揚げよりはいいかな・・・と思ってた。でも両方とも食べなかった。朝ドラの"らんまん"の中で「どんなに研究したって明日全てが無駄になるかもしれない」という話があったようだ。研究,たしかにそうなんだよね・・・。同志社大学文化情報学部が2024年度より分野横断・探究型の学びを鮮明にするため,(DSを意識してか)カリキュラムを一新すると発表されてた。この記事を読んで,「情報文化」や「文化情報」が流行始めの頃を思い出した。既に1986年には情報文化研究フォーラム編(松岡正剛/戸田ツトム構成)「情報と文化」(NTT出版),1991年にコンピュータ文化を提唱した逢沢明(=稲垣耕作)著「情報新人類の挑戦 コンピューター社会の成熟へ向けて」(光文社),1992年に情報文化研究フォーラム編(松岡正剛監修)「情報文化問題集」が発刊されていて,多くの研究者が"情報"と"文化"の関わりを模索し始めていた時期でもあった。僕自身も漠然と時代の要請のような雰囲気は感じていた。また当時,所属する教養部が全国の大学での教養部解体に流れを受け,ポスト教養部について毎週のように夜遅くまで議論していた時期だった。この時期,この議論にも参加しながら,学外の先生方と情報文化学会立上げを企画し,片方善治先生,今井賢先生,対馬勝英先生,岡本敏雄先生,浦昭二先生,河口洋一郎先生,竹本宜弘先生等多くの先生方,さらに教養部の先生方の賛同を得て情報文化学会を創立した。この流れはポスト教養部として情報文化学部に改組できるかに思えたけど,結局本学では実現できず,既に1991年には山梨英和短大に情報文化学科が立ち上がっていて,教養部解体の流れでは1993年10月名古屋大がいち早く教養部を情報文化学部(2017年,情報学部として発展的改組)と改組してしまった。翌年4月,駿河台大学も文化情報学部を創設した。これと同じ道を歩めばよかったのにと思えたけど本学はそのようには進まなかった。情報文化/文化情報という概念はこの30年間にわたる社会の(文化を置き去りにした)ICT推進化の中で十分に咀嚼されたかのような感じになってしまったのが残念ではあるけど・・・。日本では"文化"という概念は根付かない。情報文化学会が発足したばかりの頃,"情報"+"文化"の造語と勘違いしたある先生から"昔の文化住宅を思い出しますね"と皮肉られたこともあった。13時45分過ぎ,X社N課長が来室。少しお話。4・5時限と連続授業内試験。T大F教授よりご連絡いただく。謝謝。熊谷を代表する作家・森村誠一氏が亡くなられた。熊谷へ勤務するようになってほぼ35年程だけど,熊谷市のHPや熊が主催のイベントで森村氏を拝見することはなかった,熊谷市と何かあったのかな?とSNSで呟いてたら,熊谷出身の数学科後輩から,熊谷市のHPで紹介されていましたよというコメントを頂いた。で,拝見すると「写真俳句」を提唱していた氏を記念して2012年から始めていた。ただ第1回とされていなく,"第X回"となったのは第7回(2018年)からだった。この辺も不思議。さらに訃報が流れているにも関わらず「市」によるお悔やみの言葉もまだ掲載されていなかった。この写真俳句は,ある意味,昔の連歌に通じる。こういった発想は30数年前に始まった連画にも通じている。因みにこの連画を始めた中村理恵子氏+安斎利洋氏は第1回情報文化学会大賞を受賞した。


25日 使えなすぎて「役員から平社員に降格」という記事があった。最近というか,以前からもよく聞く話。実績が無いにも関わらず,底浅い人脈や口の上手さでに嘘で上塗りされた履歴書で中途入社されてくる人に多いと聞く。メッキは直ぐに剥がれる。そういった人物を採用する側もする側だけど。採用した人も降格だな。最近の転職ブームの危うさの一面を見せている。閑話休題,締切論文の結果が出ない・・・。教育者・無着成恭氏の訃報も流れた。クライツィグ著(近藤次郎・堀素夫監訳,阿部寛治訳)「フーリエ解析と偏微分方程式」(第8版,培風館)を新しく取り寄せた。第5版に比べて色刷りかつ断然わかりやすいテキストになっていた。病院で2検査。少々時間がかかった。午後遅くから第2回図書館運営委員会がオフラインで始まる。


26日 身体によい食べ物でも毎日食べると"毒"になるらしい。毎日口にする食べ物も難しいんだなぁ。某締切間近・・・分かっていながら進まず。AC5階の某教室が一晩中照明が点きっぱなしだった。あの教室の管理者は誰だったろう。先生方の研究室での徹夜は以前からよく見かけるけど。メディアに取り上げられたのは2回目だけど,厚労省が隠蔽し続ける『中国にマイナンバーと年金情報が「大量流出」していたという不祥事の全容』という記事。日本年金機構に届いたメール「最近中国のデータ入力業界では大騒ぎになっております。『平成30年分 公的年金等の受給者の扶養親族等申告書』の大量の個人情報が中国のネットで入力されています。普通の人でも自由に見られています。一画面に受給者氏名、生年月日、電話番号、個人番号(マイナンバー)、配偶者氏名、生年月日、個人番号、配偶者の年間所得の見積額等の情報が自由に見られます。 誰が担当しているかはわかりませんが、国民の大事な個人情報を流出し、自由に見られても良いものでしょうか? ネットからハードコピーを取りましたが、アップできませんでした。残念です。 対策が必要と思います。」には驚いた。社会保険庁での国民を脅かす不祥事の負の遺伝子は日本年金機構になっても引き継がれている。困ったもんだ・・・。今日は午後に文科省の監査が入るらしい。DIYブームでノートパソコン携帯での通学が当然だと思ってたら,そういう大学ばかりでもないという話をきいた。アメリカでは以前からあるようだけど,日本にもあった。よく考えれば事情は納得できる。時々宅配便で贈り物を頂くことがある。ただ,宅配会社に別住所への転送をお願いすると最近では着払い料金をこちら側が支払うことになっている。少しばかり納得がゆかないけど,有難く贈り物を受け取るしかないのかな・・・。なでしこジャパンが決勝トーナメント進出。これから先の楢本光安藤梢と同じアカデミックな道を歩んでゆくのかな。


27日 政府が特殊詐欺被害防止で高齢者口座のATM制限案を検討とのことだ。高齢者の事情を知ってか知らずか,いつもの政府のおバカ案にあんぐり。10年ほど前に数学科後輩が書いていた数式処理学会誌巻頭言で紹介してたGeoGebraを久しぶりに動かしてみた。コロナ前にRIMSで接した時に比べ断然利用しやすくなっていた。今は故郷京都東山在の作家・黒川創氏が"明治の郵便配達は速かった"という記事を書いていた。その中に「夏目漱石は、30代なかば以降、ずっと東京住まいで、筆まめな暮らしだった。手紙の相手も東京在住なら、午前に便りを投函すれば、午後には先方に届いている。相手もすぐに返事を書いて投函したなら、同日の夕刻あたりには、それが漱石の手元に戻ってくる。」ということだったらしい。当然今よりも人口が少なかったらしいし,東京の住宅街も今とは違って山手線内に固まってたらしいから単純な比較はできないけれど,土曜祝日の配達も無くなった今となっては郵便物の届けられ方が遅すぎる。歌人・俵万智がX(旧twitter)で社名変更を発表したツイッターを詠んだ「言の葉を ついと咥えて 飛んでゆく 小さき青き鳥を忘れず」,「このままで いいのに異論は 届かない マスクの下に唇をかむ」の二首を読んでて話題を呼んでいるそうだ。しばらく$L_{\psi_{0}}(n)$の計算。今朝の病院までのタクシーの乗務員の方,往きはご主人で,復りは奥様だった。滅多にないことだな・・・。卒業生K氏やT氏等から沖縄マンゴーや北海道の海の幸等を宅配便で頂いた。謝謝。また,今日の乗務員御夫婦からもドライブ先の秩父から赤ワイン(兎夢 Yume)を送っていただいた。謝謝。仲の良いご夫婦だなぁ。


28日 七十二候の土潤溽暑。「郵便ポスト、1か月30通以下が25%…10通未満も10.9%」ということで,コストパフォーマンスとポストパフォーマンスを比してポスト削減に踏み切る話が出てるらしい。収入を増やすためにコスパの悪い所から削減していくという政策には・・・どうかなと思う。コスパの悪い最たるものは国会議員でしょうヨ。あるところの関係者からある噂話が出てるという話を伺った。その中のひとつは,以前そこに勤務してた人に話してた内容だった。こういうことがあるとコマるなぁ・・・。皆そうだろうけど口の軽い人はヤダなぁ。今日の授業で1期最後の授業となる。来週からは補講日,試験週間。数学科同期で現在某VR系会社会長を務めるK氏に連絡したら,学生時代もっと数学に身を入れて勉強しておけばよかったと互いに後悔する感想の遣り取りになった。切歯扼腕。ある大学付属校の夏休みの数学課題を拝見した。初等幾何の問題だった。初等幾何学の課題を出題しているというこの学校の数学担当教員の見識の高さを感じた。5時限目の試験で1期の授業関係は終了。後,残るは締め切りまでの成績提出関係。


29日 語呂合わせで七福神の日らしい。最近,日本の研究者が論文を英語で仕上げるときに費やす時間がもったいなく,その時間を本来の研究に費やした方がいいという意見がSNS上で盛り上がっている。そんなとき,ある英語教育研究者が『現在でこそ英語は国際語と言われるほど強力な言語だが、たった400年前には、英語には文法書1冊なく、綴り字はめちゃくちゃ、語彙は貧弱だとして、英語は野蛮な言語として大陸の人たちに軽蔑されていた。大陸の人たちだけでなく、イギリスの識者も母国語(つまり英語)に対する劣等感に悩まされていた。』と呟いていた。11・2世紀にはOxford大が創立されていたのに・・・と思うとアンビリな気分。当時迄はラテン語が共通言語だったのかな・・・。16時前,白木教授がバイタルチェックで来室。謝謝。16時からの大学サッカーIリーグ2023(関東)1部Dブロック対作新学院大学U-22A@作新大Gは前半14分:FW久永武蔵(地球4年)で1-0,同33分:FW森野航(DS3年)で2-0,後半12分:MF伊藤聡太(DS1年)で3-0,同19分:DF田中柊利(DS3年)で4-0,同39分:FW藤浪宏樹(DS1年)で5-0,同47分失点。5-1で勝利。23時59分が締切りの国際会議での論文submit。間に合ったけど受理されるかどうかは別問題。


30日 丑の日。Webオープンキャンパス。今日の熊谷の予想最高気温は災害級の40°らしい。サッカー部は18時からJUFA大学2部リーグ戦第12節で対産能大戦@立正大熊谷SS。"ふるさとは遠きにありて思ふもの そして悲しくうたふもの よしや うらぶれて異土の乞食かたゐとなるとても 帰るところにあるまじや ひとり都のゆふぐれに ふるさとおもひ涙ぐむ そのこころもて 遠きみやこにかへらばや 遠きみやこにかへらばや"(小景異情 その二(室生犀星))。もう故郷に戻ることはないだろうな・・・,と最近思うようになった・・・。先日の試験答案を眺めてみた。勉強してくれてないなと思える答案も散見。18時からの対産能大戦,前半24分:MF榊原杏太(地球4年)で先ず1-0も同42分失点で1-1,前半終了。ナイターで後半突入。後半35分:MF吉野陽翔(DS3年)+(Asst:MF川上航立(DS3年))で2-1,同37分:DF中村優斗(DS2年)で3-1。同44分失点で3-2のまま19時54分試合終了。今日は土用餅も鰻も食べずに終わる・・・。


31日 疲労困憊。さだまさしが「日本語が下手になったら、この国は終わる」と言っていた。以前から周囲には話してる学生の読解力の貧困。学部でのRSTの実施も予算不足で不能だった。若い人の国語力不足はチョットした算数や数学の文章題を理解できない生徒や学生,ましてや教員にもいることを経験していることからひしひしと感じている。さだまさしの「考えることを拒絶するような子供や若者」に対しての心配は理解できる。数学は独学で出来るというのはボク自身も授業などで話していることだし,実際そう思う。ところが,このことについてtwitterの一部で(誤解だと思えるけど)議論が熱くなってる。特に数学科出身の研究者が数学科以外の出身者に対してのバイアスが邪魔してるように思える。物理出身は勿論だけど,工学出身や情報出身の人が数学研究者になった例は数多くあるし・・・。ただ一つ言えるのは,折あらば(研究上の)自分の理解に間違いがないかどうかを確認できるような場(研究会やゼミ,他研究者との往復書簡等)が必要だということだろう。数学畑でなく情報畑の研究者がネットで数学研究の最先端の一端を公開しているし・・・。「ニコニコ動画」を手掛けるドワンゴのトップを退いて,現在,数学を(数学の研究者の家庭教師をつけて)学びながらプライベートを過ごしている川上量生氏が私財を投じて数学研究所やIUT理論の普及に貢献しようとしている姿を見ると,なんだか嬉しくなる。志茂田景樹氏が"自信はつけばつくほど、その人は謙虚になります。誰が見ても自信満々に映る人は、ただの過信の人でしょう。"とtweet。まさに"実るほど頭を垂れる稲穂かな"。夕方,peerr_reviewerの依頼が入る。The Chicago Blues BrothersStand by Your Man聴きながら目を通した。In fact here's just another ordinary day ...。地球沸騰時代のFIFA Women's WCのなでしこ対スペイン戦。現在,前半3-0で折り返し中。ボール支配率が劣ってるにも関わらず得点が上回る。後半田中が1点追加。4-0で勝利,決勝Tへ。