2022年11月+  ... those were the days my friend...we thought they’d never end ...  2 3 4 5 6


 1日 Moscow州立大Pavel Sergeevich Aleksandrov下"Perfect Irreducible Mappings of Topological Spaces and q-proximities"で学位取得,35歳で"Inverse spectra of topological spaces and some problems of general topology related to dimension and cardinal functions"で教授資格取得,以後トポロジーの分野で幅広く活躍したロシアの数学者ヴィタリー=ヴィタリエヴィチ=フェドルチュク(Vitaly Vitalievich Fedorchuk),Western Michigan大で電気工学を学び,Indiana大D.Gilbarg下"The Existence and Uniqueness of Flows Solving Four Free Boundary Problems"で学位取得後,Princeton,MIT,Minnesota大とGilbargとともに研究を続け,非線形解析,偏微分方程式,流体力学,連続体力学,熱力学への貢献で知られるアメリカの数学者ジェームズ=バートン=セリン(James Burton Serrin),London大 Lancelot Stephen Bosanquet,Richard G Cookeの下"Linear transformations which apply to all convergent sequences and series"で学位取得,DavenportやErdosとの共同気球を続け,数論や球充填問題に関する数の幾何学等,様々な分野で活躍しロンドン数学会長を務め,De Morgan賞も受賞したイギリスの数学者クロード=アンブローズ=ロジャース(Claude Ambrose Rogers),Warsaw大Kuratowski(実際はTarskiの指導)下"On the Independence of Finitenesss Definitions in a System of Logic"で学位取得後国立気象研究所に勤め,第2次大戦後Warsaw大へ戻り,Princeton高等研でGodel,California大,Oxford大等で数理論理学,広くは数学基礎論の諸問題研究で活躍したポーランドの数学者アンジェイ=モストフスキ(Andrzej Mostowski),Berlin大L.I.Fuchs,L.Kroneckerの下"Uber lineare homogene Differentialgleichungen vierter Ordnung, zwischen deren Integralen homogene Relationen hoheren als ersten Grades bestehen"で学位,Hilbertの問題第23の特殊ケースを扱いながら線形微分方程式研究で知られるスロバキア生・ドイツの数学者ルートヴィッヒ=シュレシンガー(Ludwig Schlesinger)の誕生日。3時からルーチン#2。大判月捲りカレンダーも残り2枚。今年もそろそろ大詰め。



 2日 Kiev自然科学大,国立Taras Shevchenko大を経て,独Kaiserslautern工科大で修士,Max Planck研究所数論や球充填問題を8次元(単独)と24次元(共同)を解決した業績でフィールズ賞,他にRamanujan賞,Ruth Lyttle Satter賞等も受賞したウクライナの女性数学者マリナ=セルゲーヴナ=ヴィヤゾフスカ(Maryna Sergiivna Viazovska),California大Berkeley校卒後院進学John McDonald下"Some results in the theory of Schlicht functions"で学位,当時珍しかったコンピュータ利用で5個のMersenne素数(M_521〜M_2281)の発見やタイル張り等,数論,組合せ論,数理論理学等,様々な分野の問題の実験的研究で活躍したアメリカの数学者ラファエル=ミッチェル=ロビンソン(Raphael Mitchel Robinson),Tbilisi州立大卒後助手勤務,Steklov数学研究所でAleksei Nikolaevich Krylov,Vladimir Ivanovich Smirnovの下で研究を続け上席研究員,教授と進み,積分方程式,偏微分方程式,応用数学,数理物理学,弾性理論等の分野で活躍,ジョージア数学会会長を務めたジョージアの数学者ヴィクトル=ドミトリエビッチ=クプラゼ(Viktor Dmitrievich Kupradze),Copenhagen大で院進学修士取得後,Paris,GottingenでKleinの影響を受け帰国,後にMax Dehnと共にコンパクトな曲面の分類を最初に行い,3次元多様体におけるヒーガード分解で知られ,Norway数学会共同創設者,会長となったデンマークの数学者ポウル=ヒーガード(Poul Heegaard),高次元質量公式(現Smith?Minkowski?Siegelの質量公式)やCantor集合を最初に発見し,数論や行列理論,単因子等に取組んだことで知られるアイルランドの数学者ヘンリー=ジョン=スティーヴン=スミス(Henry John Stephen Smith),19歳まで独学,その後Cambridge Math.J.の編集者D.Gregoryに代数学を学び,また励ましを受けながら投稿を続け,また常微分方程式研究からDe Morganという知己を得,推薦もあり多くの数学研究論文によりQueens大学教授,その後,論理を数学として扱いブール代数を創始し,ブールの不等式等の確率の研究でも知られるイギリスの数学者ジョージ=ブール(George Boole)の誕生日。2時からルーチン#4。そのまま種々某作業。気づくと5時半を過ぎていて,5時半からの在米の方との打合せ@teamsに入るもなかなか繋がらず(ボクはteamsとは相性ワルい),googlemeetでも繋がらず,結局zoomで繋がる。いざ始めるとビデオはOKなのにマイクが繋がってない。おかしいと思って確認すると机上のもう1台のPCに繋がれているオーディオセットだった。7時過ぎまで打合せ。現地は冬時間になっていて日本と−14時間の時差だった。日本の文理DS教育は分離DS教育で明らかに学際的DSではないんだなぁとあらためて感じた。9時前C大S先生が国際会議研究発表の件で来室。9時過ぎI先生来室。某資料作成雑務に手間取る。教員の仕事で一番イヤになる事務雑務,とはいっても人間社会では必須の事務処理・・・。バイタル数値が一気に下がり立っているのがツラくなる。立正も含めた旧制29大学で理工系学部を有していない(=総合大学でない)大学を調べると(但し,文理学部は理工系学部には含めない)國學院大(1920),大谷大(1922),立正大(1924),高野山大,大正大(1926),愛知大(1939),皇學館大(1940)の7大学しかなかった。立正大と同じ文系の旧制大学グループと思ってた駒澤大,専修大もすでに総合大学への道程に舵を切っている。総合大学の方が卒業生の社会での活躍層が圧倒的に厚いのは当たり前の話だ。同窓会の層も活性化し活発になる。サッカー部・井上竜太選手(地理4年)の来季ツエーゲン金沢入団の記事が出てた。


 3日 Columbia大で修士取得10年後に"The Concepts of the Calculus"で学位取得,科学史,特に数学史を専門とし"A History of Analytic Geometry"(1956),"A History of Mathematics"(1968),U.C.Merzbachとの共著"A History of Mathematics"(1991)で世界的に知られるアメリカの数学者カール=ベンジャミン=ボイヤー(Carl Benjamin Boyer),Brown大在学中,兵役で海軍少尉勤務後,大学へ戻り保険数理で修士取得,その後Robert Moore下"Concerning Continuous Curves"で学位取得,集合論的トポロジーから出発し代数的トポロジーの分野で活躍し,後にICMで講演したように数学んじょ文化的基礎についても思考しアメリカ数学会会長を務めたアメリカの数学者レイモンド=ルイ=ワイルダー(Raymond Louis Wilder),Pennsylvania大卒後,Johns Hopkins大Frank Morley下"The Relation of the Quartic Curve to Conics"で学位取得後慣習に従い渡独,Greifswald大,Bonn大でさらに研究を続け帰国,JHU,Illiois大でクレモナ変換,テータ関数,双有理不変量を中心に有限幾何学や群論の研究,アメリカ数学会会長を務め,当時の学会財政危機を乗り越えさせたアメリカの数学者アーサー=バイロン=コーブル(Arthur Byron Coble),Breslau大卒後,Munich工科大von Dyckの助手在職中Cambridge大でも学びLindemann,G.Bauer下"Beitrage zur naherungsweisen Integration totaler Differentialgleichungen"で学位,続けて教授資格取得,それらの論文中微分方程式の初期値問題に対して近似解を与える数値解法Runge-Kutta法を導入したことで知られるドイツの数学者マルティン=ヴィルヘルム=クッタ(Martin Wilhelm Kutta)の誕生日。文化の日。祝日授業日。0時半からルーチン#1。よく言われることだけど,日本の大学では文系理系に分かれて学ぶが欧米の大学ではScience(自然科学)とArts(一般教養)に分かれて学び,その後院に進む。この点から考えると日本の最近の院生は文系の場合Scienceの素養が不足し,理系の院生はArtsの素養が不足し,これが学問研究分野への向かう姿勢への誤解偏見を産んでいるように思える。youtubeを視聴してたら,にしたんクリニックの新CMが現れ,バックを真剣に務める3時のヒロインの動きに思わず笑い・・・。18時前,友永教授来室。いつものようないつもの話。


 4日 Yale大卒後,兵役で紫暗号解読に従事,戦後Harvard大研究員,朝鮮戦争で再度軍務後,同大学位取得しないまま教授,ヒルベルトの第5の問題の解決を含め,数学の多くの分野に貢献著しかったアメリカの数学者アンドリュー=マッテイ=グリーソン(Andrew Mattei Gleason),Moscow大卒後,Benjamin Fedorovich Kagan下"Sur la g?om?trie differentielle des multiplicites anholonomes","A generalization of non-holonomic manifolds in Finslerian space"で学位取得後Saratov大教授,以後微分幾何学と半群の仕事で活躍したロシアの数学者ヴィクトル=ウラジミロヴィッチ=ワグナー(Viktor Vladimirovich Vagner),天文学と確率等の研究,多数の著作物で知られ,Stockholmアカデミーに売却していた生存中の2800通の書簡も70年後に発見されたが,業績的にはあまり重要でないと評価されているスイス生のドイツの数学者ヨハン・3世=ベルヌーイ(Johann(III) Bernoulli)の誕生日。2時前からルーチン#1。大学祭初日。数学者の伝記を調べていて,発表論文の誤りを指摘され,途中から人生の歩みを変えてしまったような人を何人か見かける。通常は発表前に仲間内や研究会で発表し,その中で発表内容の真偽について議論されるし,論文発表となると査読という手順がある。なので公開された後での誤謬指摘を本人だけに押し付けるのは・・・という気もするけど,やはり誤謬に導いた本人の数学力に(一瞬であっても)本人がある意味絶望したんだろうな・・・。だから数学の場合,今でも1人で研究している人は世界中に沢山いるんだろうけど,そういう意味での同分野コミュニティに入っていることは必要なんだろう・・・。近畿大の(高校生が選んだ)ランキングの話。50年前(失礼ながら)「〇ン・〇ン・〇ン」として受験界から揶揄にされてた時代から,世間に怯むことなく焦ることなく継続してきた努力は立正の理事会教職員も学ばないといけないのでは,と思う。大学を改革し立て直すには−焦らず−少なくとも50年以上はかかるのだと・・・。某大K教授が緊急入院されたとの連絡が入る。お大事になさって下さい。16時過ぎ,白木教授がバイタルチェックで来室。謝謝。


 5日 Michigan州立大卒後,Princeton大院John Moore下で学位,Chicago大在職中に発表した某問題解決内容を称賛後直ぐに誤りを指摘され大学を辞職,MIT,Princeton,JHUを経てParis第7大で研究,Uトポロジー,代数幾何学,代数的K理論のすべてで活躍しながら夭折したアメリカの数学者ロバート=ウェイン=トマソン(Robert Wayne Thomason),Cambridge大 Henry Whiteheadに師事"On Special Sequences of Self-Obstruction Invariants"で学位取得後 "Adams' spectral sequence"も開発,渡米しChicago大,Princetonで研究,球面のH構造に関する予想を解決,球面のホモトピー群を計算する方法を開拓した英国の代数位相幾何学者イギリスの数学者ジョン=フランク=アダムス(John Frank Adams),海軍兵学校,一高,東大数卒後,統数研入所,34歳で学位,統計モデル評価指標AIC(An Information Criterion)等開発,第8代統数研所長,日本統計学会会長を務めた日本の(数理)統計学者赤池弘次(Hirotsugu Akaike),Vienna大Nikolaus Hofreiter下"Uber die Approximationen von zwei komplexen inhomogenen Linearformen"で学位後,H.Minkowski予想を解決(Minkowski-Hlawkaの定理),数の幾何学,一様分布論,数値積分で重要な貢献で知られるオーストリアの数学者エドマンド=フラウカ(Edmund Hlawka),陸軍勤務後Humboldt大Issai Schur下わずか15頁の"Uber die ganzen rationalen L?sungspaare von algebraischen Gleichungen in zwei Variablen"で学位取得後教授資格,実関数,確率論,解析的数論で活躍したドイツの数学者オットー=マルティン=カール=ドルゲ(Otto Martin Karl Dorge),Vienna大で学位取得後教授資格を得られず,Phoeix保険会社でしばらく勤務,42歳で資格取得で助教で大学へ戻り,所謂タウバー型定理で重要な貢献するも強制収容所でなくなったスロバキアの数学者アルフレッド=タウバー(Alfred Tauber)の誕生日。2時からルーチン#3。午前からJICS学会全国大会オンライン開催。年々,情報色が少なくなりつつあるような気もする・・・。今後2年間の役員体制も決まる。とりあえず2年先まで引き続き全国大会プログラム担当で評議員。これも時代か・・・。18時からは欠席届を出していた同期の高校同窓会@ザ・クラウンパレス新阪急(高知)。明日のラグビー第44回ジュニア選手権大会対大東大戦は大東大でコロナ感染者等発生のため中止の報が流れる。S大N先生から電話入るも急にバイタル下がり,明日以降に・・・ということで。


 6日 Christophe Souleに師事し代数幾何とArakelov理論の研究,33歳でパリ第11大G?rard Laumon下"D-stukas de Drinfeld"で学位,数論と解析分野で活躍,関数体上のラLanglands programを解決し(Drinfeldの手法を応用してDrinfeldの結果を一般化した),その業績によりフィールズ賞を受賞したフランスの数学者ローラン=ラフォルグ(Laurent Lafforgue),Sao Paulo大でOscar ZariskiやJean Dieudonneからイデアル論や代数幾何学についての薫陶を受け,20世紀半ばのブラジル数学界発展に大きく貢献したブラジルの数学者ルイス=エンリケ=ジェイシー=モンテイロ(Luiz Henrique Jacy Monteiro),Calfonia大Derrick Norman Lehmerに師事,擬平方数の研究後Derrick Norman Lehmerの子息で夫のDerrick Henry Lehmerと共に複素数体上の代数的数論における相互法則に関する研究で活躍し夫妻ともども学位を取得しないまま研究を続けたロシア生・アメリカの女性数学者エマ=マルコフナ=トロツカイア=レーマー(Emma Markovna Trotskaia Lehmer)の誕生日。2時過ぎからルーチン#3。ハリマオ(谷豊)の誕生日。怪傑ハリマオの歌思い出す。静かな大学祭(星霜祭)だった・・・。昔の品川校舎の橘花祭ように静かだった・・・と感想述べても"さようでございますか"ぐらいしか聴こえはらへんし・・・・。14時からサッカー部関東リーグ2部21節対産能大戦@東金アリーナ陸上競技場。前半16分:FW多田圭佑(DS2年)Goal,同45分:多田圭介Goal(Asst・MF西田結平(地球3年)で2-0で折り返し,後半45分DF辻俊哉(DS2年)Goalで3-0で勝利,暫定4位。『「G7で最も少ない」日本からのコロナ論文 研究力は政策に影響も』の記事,日本の研究環境が十分整備されていないだけなのかも。いずれにしても日本は欧米に比べて教育研究投資額が少なすぎる。公教育投資についても数10年間OECDの勧告を無視し続け未だに世界で100数十位だから。文科省も解体勧告だな・・・。


 7日 Tbilisi大卒後,ソ連科学院数学研究所で研究を続け,偏微分方程式,積分方程式,数理物理学研究でグルジア数学界を活性化し,グルジア数学協会副会長を務めたグルジアの数学者ボリス=ウラジミロヴィッチ=クヴェデリゼ(Boris Vladimirovich Khvedelidze),Ecole Normale Superieure卒後,流体力学で学位取得,Julius Schauderとの重要な共同研究"Topologie et ?quations fonctionelles"発表後,今日関数解析上標準的な道具を提供した3次元Navier-Stokes方程式研究等,代数トポロジーと微分方程式に取組みWolf賞等受賞したフランスの数学者ジャン=ルレイ(Jean Leray),Paris大法学部在籍中Hadamardの授業を受講,法学部卒後転部した工学部卒後銀行勤務,Denjoyの指導を受けFourier級数研究で数学の学位取得,軍務従事の戦後渡米,MIT教授後帰仏,Paris大教授を務めながら,長く確率をフーリエ級数に適用する研究で活躍したギリシャの数学者ラファエル=サレム(Raphael Salem),現Brunswick工科大 Gottingen大Gauss,B.Thibautに学び"Die Geschichte der Variationsrechnung vom Ursprung der Differential und Integralrechnung bis auf die heutige Zeit zu schreiben"で学位後,Zurich大教授を務め,途中で辞職するも代数方程式の数値解法研究(※後に一部誤謬を指摘さる)で活躍したドイツの数学者カール=ハインリッヒ=グレーフェ(Karl Heinrich Graffe),イエズス会の大学で学び,数学は独学,πを120桁まで計算(後に112桁迄正しかったことが判明),級数の収束性判定,代数方程式の近似解を与える方法研究等計算数学に貢献したことで知られるフランスの数学者トマ=ファンテ=ド=ラニー(Thomas Fantet de Lagny)の誕生日。立冬。1時過ぎからルーチン#2。新井紀子氏によれば,やはり子供だけでなく読解力が低い大人も目立ちつつある。以前から提案しているけど実現しない本大学でのRST実施。Toeicと同様に必要だと思う。まあTOIEC実施だけならいつも他大学に追随してるだけのごくありふれた大学でしかない。まず教職員のRST実施が必要なのかも。先日プロジェクトX「挑戦者たち 国産コンピューター ゼロからの大逆転」が再n放送されてたというので,FACOMで仕事を始めたころに聞いた池田敏雄の言葉"挑戦者に無理という言葉はない","思いついた時が勝負","すべての開発は感動から始まる"を思い出した。今のような働き過ぎを戒めるような働き方改革の中では,きっとIBMに立ち向かえる国産メインフレームは誕生しなかっただろう。開発者は労働者であってはいけないと思う。同様に研究者や教育者も。教育や研究を"労働"の視点で測ってはいけないことは明白だろうに。以前の学長や副学長は大学の近くのホテルに宿泊し,早朝から深夜まで大学業務に関わっていた。ボクの学生時代でも学長は毎朝8時にはキャンパス内を歩きまわって来校する学生には必ず挨拶をしてくれていた。だから顔や名前も覚えてくれていたし,学長に対しても話しやすかった。久々にSwanee Riverをboogie-woogieで視聴しながら計算に向かう。ある整数問題の簡単な証明法を思いついた。しかしこの方法だと一般化できないところがいまいち。


 8日 Vienna大Nikolaus Hofreiter下"Approximation komplexer Zahlen durch Zahlen K(i√11)"で学位取得後兵役,航空機製造工場勤務,戦後大学へ戻り三角級数研究で教授資格取得後,Hamburg大でCalifornia大滞在も経て,確率過程,統計学研究に取組み研究したオーストリアの数学者レオポルド=カール=シュメテラー(Leopold Karl Schmetterer),Maryland大卒後Michigan大院で修士取得後米国労働局で統計研究員として勤務,後にCalifornia大Neyman下で戦時を挟んで学位取得後線形計画法のsimplex法開発,California大,Stanford大でOR,計算機科学,経済学,統計学研究,Von Neumann Theory賞,Sylvester賞等を受賞したアメリカの数学者ジョージ=バーナード=ダンツィヒ(George Bernard Dantzig),Leipzig大H.Bruns,A.Mayer下数学の天文学への応用"Zur Theorie der astronomischen Strahlenbrechung"で学位,位相空間と距離空間論構築及び部分順序集合概念導入で集合論研究にも取組むがナチス台頭の中,Courant等数学者の助力を得られず強制収容所で夭折したポーランドの数学者フェリックス=ハウスドルフ(Felix Hausdorff),Jena大で2年学んだ後,Gottingen大で"Uber eine geometrische Darstellung der imaginaren Gebilde in der Ebene"で学位後教授資格も取得,後Jena大教授として(社会主義/宗教的信念による)哲学者としての側面を持ちながら論理学研究を続け,現代数理論理学の創始者の1人とされるドイツの数学者フリードリヒ=ルートヴィヒ=ゴットローブ=フレーゲ(Friedrich Ludwig Gottlob Frege),Bologna大で工学を学ぶも数学コース担当Cremonaの指示でPisa大転校,さらにMilan工科大でCremonaに師事後学校教員勤務,後Pisa大教授としてCremona変換中心に代数幾何学研究,代数的閉体上の射影多様体における超平面切断でのBertiniの定理で知られるイタリアの数学者エウジェニオ=ベルティーニ(Eugenio Bertini)の誕生日。アラン=ドロン誕生日。2時過ぎからルーチン#4。よく医師に(1日3回と)指導されるバイタルチェック。1回のチェックで3回行い,その中で一番良い数値採用という。"その中で一番良い数値"って判断基準はナンなんだ・・・。結局1日9回のチェックの時間だけでも結構な時間を費やす。患者の不快感がもとになって糖尿病の名称が改称されるらしい。地名なんかも住民のイメージなどで変更され旧来の地名が変更されたために,その地の由来等が忘却され,最悪の場合は災害が起こりやすいことを知らないまま住んでいる・・・ということがしばしば指摘されるようになってきていると思うんだけど・・・。今日は18時9分頃から東低空に月食が始まり,その後19時16分頃から20時42分頃迄皆既月食とのこと。今回は月が天王星を隠す「天王星食」も同時に楽しめるらしく,次の他月食とのコラボは322年後と随分先の話。梨泰院の事故,日本でも渋谷では以前から渋谷商店街自治会が自主的に警察署と連携して防犯見回り等しているけど,梨泰院商店街の人のインタビューを拝見すると他人事のような話し方で商店街としての何らかのコメントを聞きたかった気もする・・・。病院からの帰り,西風が強かった。事情でI氏に依頼してたセミナー関係PPTのナレを確認。謝謝。夕方,宍戸助手と委員会関係打合せ後しばらくして倒れたようだった。原因はわかっているつもり。


 9日 Baku州立大卒後,Kharkov大で修士取得後Azerbaidzhan大やBaku工科大で教員を続けながら秀逸な多くの論文発表後Lvov大,Moscow工大教授として活躍,微分方程式,線形微分演算子研究への貢献で知られるウクライナの数学者ヤロスラフ=ボリソビッチ=ロパチンスキー(Yaroslav Borisovich Lopatynsky),Chicago大Dickson下"Algebras and their Radicals and Division Algebras"で学位,Princetonでポスドク後,Chicago大へ戻り,代数的整数論での局所大域原理例であるAlbert-Brauer-Hasse-Noetherの定理,Albert代数,Riemann行列等結合多元環や非結合多元環の研究で知られ,その業績によりCole賞等を受賞,米数学会会長も務めたアメリカの数学者エイブラハム=エイドリアン=アルバート(Abraham Adrian Albert),Iowa州立大卒,Cornel大院在籍中渡独,Kleinに師事し"Uber die linearen Komplexe der Lie'schen Kugelgeometrie"で学位 帰国後代数幾何学を専門としてCornel大教授,米国数学会副会長を務めたアメリカの数学者ヴァージル=シュナイダー(Virgil Snyder)の誕生日。0時過ぎからルーチン#1。先日NHKで,「オールナイトニッポン」のドキュメンタリー『熱気が生んだ真夜中の解放区?オールナイトニッポン伝説?』が放送されていたそうだ。遅ればせながらtwitterで知る。懐かしいBitter Sweet Sambaそういう時代もあったね・・・,と中島みゆきする。若い頃貧困で車上生活も経験していたカリフォルニア大学教授・張益唐(Yitang Zhang)氏がarXivで発表した"Discrete mean estimates and the Landau-Siegel zero"($L(1,\chi)>>(\log D)^{-2022}$)が話題になっている。(肩の$2022$が気になるけど・・・)未査読とはいえ,正しければRiemann予想解決に大きく近づくものと言われている。中国文化大革命は多くの人類の才能を失ったされるが,これがなかったらもしかして張教授はフィールズ賞を受賞してたのかもしれない。67歳とは言え正しい結果であることを期待しよう・・・。,8時半過ぎ学会発表の件でC大S先生来室。文科省が暗に進めているという大学間のM&Aでの各大学の総合大学化。当然対象となるのは文系だけの大学,理系だけの大学。特に文系だけの大学。4・5年前から様々な政策を見るとそういうサインは出されていたと思う。昼,バイタルチェックで白木教授来室。謝謝。最近文科省は『3千億円基金で理工系拡充 文科省、学部再編促す』を発表した。学部再編というとアタマのワルい大学法人は経営のことを口にして現教員のシャッフルの中で考える。そもそもそこが間違い。新しい血を導入しないと真の新学部はできない。某大学は一歩も二歩も三歩も遅れている。時代の風を感じることなく下を向いてその辺を散歩してるかのようだ。文科省に早く手を挙げないと,補助して頂くお金もいただけなくなるよ・・・。午後M氏に研究室雑務依頼。謝謝。夕方遅く地震。気象庁は"約1週間は震度5強程度の地震に注意するように"と呼びかけてはいるけど,今の日本だと毎日だなぁ。例の予感だと後2年半。


10日 Lodz工科大,Warsaw工科大と学び,コンピュータ設計開発のパイオニアR.Marczynski下"A clock for the electronic computing machine"で修士,ポーランド初のコンピュータ設計に取組みながらK.Bochenek下"Application of Graph Theory to the Decoder Synthesis"で学位,科学院数学研究所で教授資格後,数理言語,Automaton,自動証明等の研究で活躍したポーランドの数学者ズジスワフ=イグナツィ=パウラック(Zdzis?aw Ignacy Pawlak),トポロジーを専門としMadrid中央大卒後Paris大でBorel,Drach,Picard,Cartan,Hadamard,Guichard,Lebesgue等に学び帰国し助手,次に渡米しIlinois大でZariski,PrincetonでLefschetz,Artin,Chevalleyと共同研究(この間の研究内容は本人の希望で非公開)後帰国するが,代数曲線に関する論文の誤りを指摘された後研究を断念,数学会活動に専念した香港生・スペインの数学者トマス=ロドリゲス=バチラー(Tomas Rodr?guez Bachiller),Humboldt大でG.Frobeniusに学びH.Schwarz,P.Koebe,I.Schurに師事,第1次大戦で兵役,終戦後Schur,Schmidt,Max Planckの審査で"Unendliche Abelsche Gruppen von Elementen endlicher Ordnung"により学位,Abel群で顕著な結果を齎し,Prufer環にも名を遺すドイツの数学者エルンスト=パウル=ハインツ=プリューファー(Ernst Paul Heinz Prufer)の誕生日。3時から疲れるルーチン#3。朝病院へ。先日の検査結果で,薬が1種類増えた。ショック。過去の服用経験からすると,効果があるとは思えないけど。病院でも昨夕の地震が話題になってた。午後,5Fの学部コンピュータ室に取材リハが入っていた。来週のNHKBS公開リハのことかな。関係して,大学選手権に臨むラグビー部の記事が出てた。


11日 La Sapienza大在学中Francesco Severiの指導で"Sulle funzioni poligene di una e di due variabili complesse"他数編発表,卒後Severiの助手を経てCastelnuovo数学研究所幾何学部門長としてフランス学派の多変数関数論研究教育で活躍,Bochner?Martinelliの積分公式等で知られるイタリアの数学者エンツォ=マルティネッリ(Enzo Martinelli),東京帝大で高木貞治に師事するも数学基礎論を研究テーマに選び高木から"怠け者"と叱られるが,学位取得後高木の娘を妻に迎え,お茶の水大,名古屋大教授後渡米しMaryland大で数理論理学,数学基礎論,数論研究で活躍した日本の数学者黒田成勝(Sigekatu Kuroda),Oxford大でPrincetonから来校していたVeblenに師事,Princetonから"The Representation of Projective Spaces"で学位取得後,Oxfordへ戻り兵役中もナチスから逃げていたEilenberg,Dehn等ユダヤ人数学者を助け,Homotopy等価性等位相/微分幾何学研究の絶頂期に亡くなくなったインド生・アメリカの数学者ジョン=ヘンリー=コンスタンティン=ホワイトヘッド(John Henry Constantine Whitehead)の誕生日。2時過ぎからルーチン#2。毎度のルーチン疲れる。もうヤダ。$\displaystyle \lim_{t\to \mbox{寿命}}\mbox{ルーチン}(t)=0$。文科省のせいで大学もすっかり変貌し,フツーの労働者の集合体になった感じがする。もはや"知"の集合体でなく"?"の集団みたいな・・・・。学内(というかAC5F)の清掃の方々も3月から全く知らない方々に変わってしまった。清掃もザツになっている。毎日の点検が2-3日に1回とか,数名で行うべきところを1人で行っているとか・・・。変わる前に清掃の方々から辞める事情を聴いてたけど・・・已矣哉だな。ある意味〇〇さんが下手なんだな・・・。辞められる事情によっては大学の地元での評判にも関係するからね・・・・。演習での学生の解答プレゼンは前回の8割。2割減。問題数が少ないせいか・・・・。大昔に教えていた学生に顔がそっくりの学生がいた。もしかしてその学生のお子さんかな・・と思ってしまった・・・。


12日 東大・菅原正夫下Chevalleyの"Theory of Lie groups",Weilの"Foundations of algebraic geometry"で代数的数論に関心,卒後研究生として残り,研究を続け,東京・日光での数論シンポジウムでWeilを驚かせ,後のFermatの最終定理解決の糸口となった志村-谷山予想を発表するも婚約者を遺して自死した日本の数学者谷山豊(Yutaka Taniyama),第2次大戦前Strasbourg大入学占領下で学びながら新進のC.Ehresmannに師事し"Proprietes topologiques des vari?t?s feuilletees"で戦後学位取得,Princeton高等研を経て帰国,微分トポロジー,微分幾何学,位相力学系,超準解析に取組みフランス数学会会長を務めたフランスの数学者ジョルジュ=アンリ=リーブ(Georges Henri Reeb),片足不自由で殆ど学歴のないまま独学で数学雑誌への投稿が清華大の熊青来の目に留まり図書館職員,数学科助手,講師,訪中したWienerの推薦でCambridge大Hardy-Littlewood学派の中で研究,以後解析数論,調和解析,OR,数理経済等幅広い分野で活躍し,東大数学科での「数学の理論とその応用」講演中客死した中国の数学者,政治家華羅庚(Hua Loo-Keng),North Texas州立大からTexas大H.J.Ettlinger下学位を取得,第2次大戦中は第3空軍作戦分析チーム主任,戦争訓練プログラム委員長,"Mathematics for production and war"を著す等,常微分方程式をベースに数学を社会に還元する活動に貢献し,米数学協会副会長を務めたアメリカの数学者ウィリアム=マービン=ホワイバーン(William Marvin Whyburn)の誕生日。3時からルーチン#4。各有名私学の学費を調べてみた。各大学とも学費については「入学金,授業料,施設設備料,実験実習料,校友会費」が主だったもので,これ以外に本学のように「教育充実費」,K大学のように「在籍基本料」,N大学のように「後援会費」,W大のように「(設備費,実習費+)諸会費」というのもあった。有名私大を除けば全体の納入額はほぼ同じで,受験生が授業料だけで判断すると少々危険。例えばJ大は授業料は百万は超えるけど,施設設備費は0円となっていて,どの大学でも施設設備費は約20万円(N大は10万弱)なので,総合計で計算してみないとナンともいえないし,毎年度の学費改定も授業料だけで議論してはいけないんだろう。よく各大学の授業料比較表等が出回っているけど,安易にそこの数字だけに惑わされてはいけないことがよくわかる。11時からサッカー部関東リーグ最終節(第22節)対東海大戦,前半46分:FW鳥飼涼平(地球4年)Goal(Asst・MF榊原杏太(地球3年))も,後半2点のダメだし,結局1-4で敗れる。野球部のOP戦(対東京国際大@東国大G)は3-2,対順大@立正Gも6-3で勝利。


13日 Iowa州立大卒後Chicago大で研究を続け数理生物学の研究助手,学位取得を諦めColumbia大数理統計部門研究員,伝染病の確率論,マルコフ連鎖,統計学に取組み活躍したアメリカの数学者アルバート=ターナー=バルチャ・リード(Albert Turner Bharucha-Reid),スイス連邦工科大(ETH)で電気工学を学びながらCambridge大M.Wilkesコンピュータ研究所で研修,卒後ETHでコンピュータ開発のための助手,アメリカ研修後Stiefel下"Entwurf eines elektronischen Rechengerates unter besonderer Berucksichtigung der Erfordernis eines minimalen Materialaufwandes bei gegebener mathematischer Leistungsf?higkeit"で学位後,ETH独自のコンピュータ開発に携わり,後ZurichのIBM研究所所長として活躍,情報処理国際連合会長を務めたスイスの数学者,技術者アンブロジウス=ポール=シュパイザー(Ambrosius Paul Speiser),Madras大で修士取得後同大で教鞭の傍ら研究後渡米,PrincetonでH.Weylの助手,Emil ArtinやCarl Siegelの助言を得,"The Theory of Units of Quadratic and Hermitian Forms"で学位,帰国後Tata研究所で数論研究,インド数学会論文誌編集者,数学教育界で活躍したインドの数学者コラグンタ=ゴパライエル=ラマナサン(Kollagunta Gopalaiyer Ramanathan),Gottingen大 Emmy Noether下"Zur Theorie der Automorphismenringe Abelscher Gruppen und ihr Analogon bei nichtkommutativen Gruppen"で学位,Konigsberg大で教授資格取得後,Fitting idealやFittingの補題で知られ群論とLie代数で活躍するも31歳で骨ガンのため夭折したドイツの数学者ハンス=フィッティング(Hans Fitting),Freiburg,Gottingen大で学びHilbertに師事しSaccheri-Legendreの定理を証明した"Die Legendreschen Satze uber die Winkelsumme im Dreieck"で学位,Dehn不変量導入でHilbert第3問題解決,後にDehn手術,Dehn twist,群における"語の問題",Dehnのアルゴリズム等華々しく活躍するがナチス台頭でシベリア,神戸経由で米国亡命後は残念ながら数学シーンでは活躍することのなかったドイツの数学者マックス=ヴィルヘルム=デーン(Max Wilhelm Dehn),Berlin大でFuchs,Hensel,Planck,Pringsheim,Schlesinger,Schwarz等に学び学位取得後帰国,海事年鑑事務所嘱託,California大,Illiois大と数理天文学の研究を続け,California大教授,その過程で微分方程式研究から微分幾何学研究に向かい,後に射影微分幾何学の創始者とされたアメリカの数学者アーネスト=ジュリアス=ウィルチンスキー(Ernest Julius Wilczynski)の誕生日。今でもときどき雨の夜・・・そんな夢だった。2時過ぎからルーチン#3。14時から,ラグビー部関東大学リーグ戦1部対流通経済大学戦@足利ガスG。前半25分,T:FLTUVUNIVONO EPARAMA(社福4),G:SO吉永崚(社福4)で14-3,同35分:T#14TB大月淳史(社福4),G:SO吉永崚(社福4)で19-10,同47分,:T#14TB大月淳史(社福4),G:SO吉永崚(社福4)で24-17の前半リードで終了,後半13分:T:#4LO八木崇太(DS2年),G:SO吉永崚(社福4)で31-17とするも同24分,30分,38分流経大T/G 31-17→24→31→38で敗れる。


14日 Geneva大Jean-Pierre Eckmann下物理学で学位取得後, Warwick大,NewYork大を経て,Warwick大教授を務めながら確率解析,特に確率偏微分方程式を専門としWhitehead賞,フィールズ賞,Breakthrough賞等を数々受賞し,父も妻も数学者であるオーストリアの数学者マルティン=ハイラー(Hairer Martin),Paris大Robert Fortet下"Etude des semi-groupes de Markoff"で学位取得,エルゴード理論における有界不変測度に貢献,確率・統計論研究のフランス学派創始者とされフランス数学会会長を務めたフランスの数学者ジャック=ジャン・ピエール=ジョセフ=ヌヴー(Jacques Jean-Pierre Joseph Neveu),第2次大戦のVichy政権下恐怖の中Elie Cartanの助力で生き延び,Paris解放後教員の傍らCharles Ehresmann下"Sur le probl?me d'?quivalence de certaines structure infinit?simale"でLouis Pasteur大から学位取得後Rennes大教授,渡英渡米等の研究を積み重ねながら微分幾何学に重要な貢献を齎したフランスの女性数学者ポーレット=リーベルマン(Paulette Libermann),Ecole Normale SuperieureでRaymond Marrotに学び,Jean Dieudonneに早熟な数学の才能を評価されるも政治的行動等で正当な評価を得ず,61歳でζ(3)が無理数であることを証明したときも,当時は同僚に人気がなかったため疑問視されていたといわれるフランスの数学者ロジェ=アペリー(Roger Apery),Texas大でHalsted,Dicksonに学び,大学講師,高校教員勤務後,Cgicago大Veblen下"Sets of Metrical Hypotheses for Geometry"で学位取得後,いくつかの大学で教鞭をとりTexas大教授,院生時代の経験から大学数学教授法"Moore method"を開発,アメリカ数学会会長を務めたアメリカの数学者ロバート=リー=ムーア(Robert Lee Moore)の誕生日。2時からルーチン#1。1・2限の演習準備。昼休み,緊急の諸事務処理の件でM氏に助力依頼。謝謝。しばらくして,A大Z教授よりIIARSの件で連絡が入る。ATMで引出したらすべて千円札だった。唖然。財布がパンパンに膨れ上がり思案橋。


15日 Warsaw大Kuratowskiに師事,Sierpinski下学位を取得後ポーランド数学界黄金時代を迎えるも独侵攻で多くの数学者とBreslau収容所,戦後測度論,記述集合論,位相空間論,確率論研究等,ポーランド数学界再興に貢献したポーランドの数学者エドワード=マルチェフスキー(Edward Marczewski),21歳でBudapest大で原始根の存在定理証明等で学位,卒後20数年間中学教員勤務の後,Szeged大で代数的数論,群論,半群論研究,数学教育で活躍したハンガリーの数学者ラースロー=レデイ(Laszlo Redei),Moscow大Dimitri Fedorovich Egorovに学び2年次にGottingen大Edmund Landauに学び帰国,PS AleksandrovとLebesgueの結果[※誤りを指摘](1905)やLuzinの問題を検討しながら位相空間論,記述集合論研究で業績を上げるも24歳で夭折したロシアの数学者ミハイル=ヤコブレビッチ=ススリン(Mikhail Yakovlevich Suslin)の誕生日。2時からルーチン#4。今日は18時半頃,ラグビー部NHK首都圏ネットワークに生出演予定。また午後にNHKBS「スポヂカラ!」の公開収録(主にラグビー部,DS学生)がキャンパス内で実施されるとのこと。朝7時AC1F総合事務室へ出勤簿押印のため入ると,いつものように複数学部管理職や某職員の方が見えていた。ところで教員出勤簿だけなぜIT化できない?・・・。昼過ぎ,授業支援室や某先生と授業関連打合せ。立正大へ入職する前に卒業された文学部OB・A氏@山形より玉こんにゃく等が届く。謝謝。近いうちにA氏の勤める山形CBでのカンファレンスを催さないといけないな。13日に開催された第17回世田谷246ハーフマラソン結果が出ていた。立正からも駅伝部が参加。結果は,96位日向野駿(社福3年);1:08'39",104位遠山和希(社福3年):1:09'08",115位西堀伶於(社福3年):1:10'38",118位小保方浩貴(DS2年):1:11'14",129位渡辺大仁(DS2年):1:12'44"だった。喪中欠礼のハガキが届き始める。


16日 夜間職業学校勤務しながらDnipropetrovsk大卒,Kharkov大院で多変数関数論研究で学位,同大で教鞭を執りながら第2次大戦中に教授資格取得,以後Kiev大で微分方程式,演算子法,数学史研究で活躍したウクイライナの数学者ヨシフ=ザハロヴィチ=シュトカロ(Josif Zakharovich Shtokalo),Budapest大でFejerの影響を受け"Summierbare trigonometrische Reihen und Potenzreihen"で学位取得後Mittag-Lefflerに招かれ,以後引退までスウェーデン,そして渡米し数論と偏微分方程式,総和法,ポテンシャル理論等幅広い分野で活躍したハンガリーの数学者マルチェル=リース(Marcel Riesz),学費が続かずPavia大中退就職,再度Milan大入学し学位取得,Bologna大,Pisa大教授として微分幾何学,非ユークリッド幾何学の具体的実現等の研究で活躍したイタリアの数学者ユージニオ=ベルトラミ(Eugenio Beltrami)の誕生日。2時からのルーチン#3。Quaraで『大学教授が授業が下手でもいいと言うのは怠慢では?学生の素朴な疑問も閃きのきっかけになるのだから、わかりやすい授業ではなくとも、学生から意見を引き出すような授業をすべきだと思うのですが。』という質問に対し,「元元国立大学の教員です。定年後は理研に6年ほど物理学者として居ました」という方が次のように回答していた。『大学の授業? 講義の上手下手は誰が判断するのでしょうか?無知で無責任な学生の評価を優先させる事は、それはそれで別の問題を発生させますよ。ある時、教育担当の副学長の下に学内の教員が10名ほど集まり議論をしたことがあります。そこでもこの問題が提起されましたが、。。新約聖書に"a beam and a mote in an eye"という記述があると言って、この議論に終止符を打ちました。ある方々は自転車置き場に関するパーキンソンの法則とおっしゃいますが、こんな事は2000年前から知られていることなのです。
僕の意見としては、少し過激に表現して専門の講義を登山術に例えるならば、スニーカで登れる様な登山ではなく、ロッククライミングを教えているのだから、少しでも気を抜くと墜落して死ぬのだぞ。心して掛かれ。学生から意見を引き出すなんてことはありえないでしょう。長い歴史と経験に裏打ちされた改良の結果を提示しているのですからね。岡潔の随筆「春宵10話」にこと数学の授業に関しては、小学校から中学校へに移行でレベルが30倍、高校では更に30倍、大学へ行くと更に30倍、大学院では更に30倍上がるのだと書いておられます。この例として、教育大学付属高校の最後の学期で、一学期間を用いて、習った内容は大学での最初の講義のヒトコマで終了したそうです。その授業後に級友は「大学はおトロしか」と言って居ましたよ。
ディオファントス(?)の書物を読むフェルマーの様な例外的な方は独学なさればよいのでしょうが、それでもカリキュラムや何を読むべきかは専門家を頼むのが良いと思いますよ。レベルの低い本から順番にレベルの高い本を整合的に並べる事は素人にはほぼ不可能でしょう。』文科省は国民の義務である義務教育期間を高校・大学まで延ばしたいのだろうか?単に文科省の予算取り確保や許認可権死守のためぐらいにしか思えない。先日のチョットした
計算メモをTeXで。8時半過ぎC大S先生来室。国際会議発表の件。先日出かけられたお土産という高尾山かりんとうを頂く。謝謝。13時半からの教授会のつもりが12時半からだった。作業をそのままにしてノートパソコン片手に会議室へ。教授会終了後,W先生と統計,DSの基礎関係資格の話。学生に対して資格受験を積極的に・・・・と。研究室へ戻り宍戸助手と四方山話。17時前,授業支援室I氏教2回目の来室。明日(Virtual Saturday)の授業打合せ。再び別件で宍戸助手来室。OT・U氏から連絡が届いた。病院に戻るのはヤダな。


17日 Schulpforta大卒後,Leipzig大3角形での公式や図法で知られるMollweideに天文学,数学を学び,Gottingen大でGauss,Halle大でGaussの師J.Pfaffに師事,星食研究で学位,26歳でLeipzig大教授を辞退,天文台所長を経て54歳でLeipzig大教授,その間,メビウスの帯,射影幾何学,数論(Moebius関数,反転公式)等で活躍したドイツの数学者アウグスト=フェルディナンド=メビウス(August Ferdinand Moebius),流体力学に関する論文で後に激しい論争を繰り広げることとなるパリ科学院Clairautに認められ同院で数理物理学,微分方程式等のパイオニア的研究,百科全書派の編集業務に専念,晩年は文学と哲学に傾倒したフランスの数学者ジャン=ル=ロン=ダランベール(Jean Le Rond d'Alembert)の誕生日。世間は木曜日だけど,Virtual Saturday at Rissho Univ.2時半からルーチン#2。新井紀子氏の公開記事第3回はまだUPされていなかった。気づくと,ボジョレ・ヌーボ発売日だった。今年は少々お高めらしい。病院勤務の方からご子女が立正大に入学したいような話を伺った。14時,社福の2年生・S氏が研究相談で来室。独自に開発されているシステムの概要を見せてもらった。夜,S氏の件で明朝のzoom打合せが決まる。少々古くなるけど,「46%の意味、分かりますか?」と,慶大生が「全塾協議会」(部・サークル)の代表者等に性暴力防止講座を義務づけたそうだ。また,最近は若い人の間にも病気Bが流行っているとも聞く。新井紀子氏の記事第3回を読んだ。『大学生が勉強しないのだから日本経済の基礎体力低下は当然のこと』の記事も。


18日 Paris第7大卒,Paris第6大院で修士,CNRS・Laurent Schwartz下3年間で16の論文発表で学位,幅広い関数解析,Banach空間の幾何学,作用素空間分野で活躍するニューカレドニア生・フランスの数学者ジャン=ジョルジュ=ジル=ピシエ(Jean Georges Gilles Pisier),London大卒,Hull大でHanna Neumann下で修士,Manchester大Bernhard Neumann下でDehnによって定式化された語の問題研究でTartakovskiiの結果を拡張し学位,後Glasgow大,Illiois大,Kent大,Queen Elizabeth CollegeでBurnside問題研究に向かうも論文に誤りを指摘され,後Turingの仕事整理に専念したイギリスの数学者ジョン=レスリー=ブリットン(John Leslie Britton),Paris大Maurice Frechetに統計を学び卒後仏電力会社勤務,California大Jerzy Neymanに師事し"On Some Asymptotic Properties of Maximum Likelihood Estimates and Related Bayes' Estimates"で学位,統計的推論の現代漸近理論創始者の1人とされるフランスの数学者,統計学者ルシアン=マリー=ル=キャム(Lucien Marie Le Cam),東北帝大窪田忠彦に師事,卒後同大講師を務めながら30過ぎで学位取得,戦後PrincetonでVeblenやMorseと研究後帰国,窪田の後任として着任,佐々木多様体等微分幾何学に貢献した日本の数学者佐々木重夫(Shigeo Sasaki)の誕生日。3時からルーチン#2。5時から社福2年S氏+H氏@St.Lousと打合せ@zoom。6時半に終了。S氏の学会発表の件も一応片付き,2・3時限演習授業後,S氏の学会発表の件で社福の打浪先生から電話が入った。その後環境システム学科卒業生の白木研卒Y氏(旧姓T氏)来室。8年ぶりくらいだろうか。お元気そうだった。横浜の珈琲UNI COFFEE ROASTERYエシレのお菓子を頂く。謝謝。途中白木教授とも電話でお話。文学部・友永教授も来室。久しぶりに四方山話。研究室の床掃除もして頂く。謝謝。


19日 Uppsala大Arne Beurling下"Eine Umkehrung der Sturm-Liouvilleschen Eigenwertaufgabe: Bestimmung der Differentialgleichung durch die Eigenwerte"で学位取得後,Uppsala大,王立工科大教授,LM Ericsson電話会社取締役を兼任しながら微分方程式理論を研究,スウェーデン数学会会長を務めたスウェーデンの数学者ラース=ゴラン=ボルグ(Lars Goran Borg),Moscow州立大を3年で卒後,各研究教育機関で教職,25才で"On the uniqueness of trigonometric expansions"で学位取得後Sorbonne大でJacques Hadamardに学び,ICMでの招待講演後Moscow州立大教授,以後三角級数研究で活躍したロシアの女性の数学者ニーナ=カルロヴナ=バリ(Nina Karlovna Bari),Silesian大在学中,戦争で中断,戦後大学に戻りHeidelberg大を経てBerlin大Erhard Schmidt下で学位取得後Gottingen大でE.Noetherに学びPavel Aleksandrovとはその後しばらく研究,L E J Brouwerの仕事を引き継ぐ形で主に代数トポロジー分野で活躍研究,戦後のドイツ数学再興に尽力,Gauss-Weber賞受賞,IMU会長を務めたドイツの数学者ハインツ=ホップ(Heinz Hopf)の誕生日。指定校制推薦選抜/特別選抜入試日。1時過ぎからルーチン#3。先日教授会で報告された事項に関係して,20年前品川,熊谷校舎での始業時間が15分異なっていた頃に他大学の始業時間(8時半〜9時10分),授業時間(※設置基準通りであれば本来は1コマ=120分:実際は105分〜90分),昼休み時間(無〜60分)を調査したことがあったことを思い出し,あるレポートにそのことを記載漏れしていたことを悔やんだ。森元首相が金沢医大式典で「つえあると障害者に見える」と発言されたとのことだけど,以前から報道されている森元首相のご病気が真実だとすれば,その病気の場合,一般には障がい者1級認定されているんだけど,ご本人が認定拒否されたのかな・・・。東工大加藤文元教授による"Why is Number Theory So Difficult?"を視聴。


20日 Erdosの影響を受けたCambridge大Bela Bollobas下"Symmetric Structures in Banach Spaces"で学位,長年にわたるBanach空間における一連の問題に無限組合せ論の適用で解決を与えWhitehead賞,de Morgan賞,Sylvester賞,フィールズ賞等を受賞し,2012年にはElsevier B.V問題で世界的な学界の春を齎したイギリスの数学者ウィリアム=ティモシー=ガワーズ(William Timothy Gowers),Ecole Polytech.でPaul Levyに師事後,California工科大で学位取得,フランスのブルバキ流スタイルが科学的嗜好に合わず米IBM研究所で研究を続けフラクタル幾何学を創始したポーランド系フランスの数学者ブノワ=マンデルブロー(Benoit Mandelbrot)の誕生日。2時からルーチン#3。昨日に続いて推薦入試日。学生時代茶道部に所属していたので春秋の茶会シーズンにはよく他大学の茶席に勉強がてらお邪魔していた。おおよその大学茶道部の茶席料は200円ー400円だったけど,抜きんでて高額だったのは慶應義塾大茶道部の茶席(@根津美術館)料で1500円,アルバイト時給が220円-300円の時代に。ただ,交流ある大学茶道部間では互いに1名御招待状を送付しあっていたので,それを利用して先輩後輩等と一日3大学ほど水屋見舞持参で3−4席ほど頂いた。今野敏氏ともよく出かけていた。最初の頃は他大学の方々が多い中で緊張していたので正客やお詰めは遠慮していた。やがてお茶席や茶道部訪問等で交流する間に他大学の方々や亭主とも仲良くなり始めると,勝手知ったる他人の家のような感じになっていた。こうして大学間茶道部の仲間が増え,3年時には7大学間合同でNHKとも交渉し,塩月弥栄子先生にも無料で養和会のお茶室を無料(※一日30万円)で御貸しいただいてNHK歳末助け合い慈善茶会を催すことができるようになった。7大学間の打合せや流派の違う茶道部同士で調整しながらの準備稽古も大変だったけど,色々様々に勉強になった時代ではあった。コロナ時代の茶会/合同茶会はどうなっているんだろうか。で,本学の茶道部はどうしてるんだろうかと,ふと気になった。ラグビー部Jr.,カテゴリー3で優勝で来週末カテゴリー2最下位法政大と入替戦。いつのまにかSNS上で新井紀子先生と阿部公彦東大教授の間で公開?バトル?のようなものが始まっていた。新井先生は『事実誤認に基づく妄想で、私(新井紀子)の研究者および準公務員としての尊厳を貶める発言を東大の教授が平然とTwitter上で行うことをはなはだ遺憾に思います。投稿の削除と謝罪を求めます。』,それに対し阿部先生は『コメント深謝。ご気分を害された点はお詫びしますが、都の教育委員として新井先生がESAT-Jの現在の課題をどうお考えか、うかがいたいです。その内容次第でツイートは削除します。「RSTの入試利用」はご発言されていたと記憶していますが、私の誤認でしたらお詫びします』と。阿部先生もとりあえずは公開せず新井先生に直接メールすればよかったのに・・・。室内で蚊をお見掛けした。雨がまだ降り続いてる。FIFA_WC2022始まる。2022関東学連10000m記録挑戦競技会に出場した駅伝部の結果:西川優太(DS2)29'48"63,木實優斗(DS2)29'52"79,山本樹(DS2)29'55"16,牛崎竜空(DS2)31'00"37だった。この中から28分台が少しでも出るようになれば・・・。


21日 11歳で物理Olympic3位,12歳で数学Olympicで2位,Princeton大P.Sarnakに師事し21歳で"Limiting forms of the trace formula"にて学位取得後,MIT,Courant研究所,Stanford大等を経てPrinceton高等研教授,保型形式と数論,数え上げと等分布性問題解決等研究でSASTRA Ramanujan賞,フィールズ賞等受賞したオーストラリアの数学者アクシェイ=ヴェンカテシュ(Akshay Venkatesh),Amsterdam大で修士取得後,Jan A.Schoutenの下国立数学情報科学研究所助手勤務しながら"Nijenhuis Tensor"を導入した"Theory of the geometric object"で学位後,Princeton高等研,Chicago大等を経てPennsylvania大教授,微分幾何学と変形理論を研究後,組合せ論に取組んだオランダ生・アメリカの数学者アルバート=ニジェンハイス(Albert Nijenhuis),Leningrad州立大で"The Application of Analytical Continuation in Numerical Analysis"で学位取得後,Kantorovich下Steklov数学研究所研究員を経てコンピュータ言語開発に携わりながらスペクトル問題を解くための計算法を開発,その後もSt Petersburg海洋技術大で多数の研究を継続したロシアの女性数学者ベラ=ニコラエヴナ=クブラノフスカヤ(Vera Nikolaevna Kublanovskaya),Kazan大4年次に分数orderのBernoulli関数研究,Vasil'ev下"The Theory of Connexes in Space in Connection with the Theory of First Order Partial Differential Equations"で学位,同大,Kharkov大で円錐曲線論と非ホロノミック微分幾何学の理論に取組みKharkov数学会会長を長く務めたソ連の数学者ドミトリー=マトヴェーヴィチ=シンツォフ(Dmitrii Matveevich Sintsov)の誕生日。2時過ぎからルーチン#1。『「甘えるな」「その症状はウソ」周囲の無理解、診療報酬の安さ…新型コロナ後遺症は“症状以外”の課題も』の記事。たしかに仮病の人もいるだろうし,チョッとした気持ちの持ちようでということもあるかもしれない。でも,多くはいまだに「病気」を「病は気から」と捉え,その「気」を「気血水」でなく「気持ち」の「気」だと誤解している人が多いからだろう・・・。気候変動対策の一つとして各国政府によって大規模な植林活動プロジェクトが推進されているけど,これらの多くは浅慮でしかも管理不十分のため森林を成長不能にさせているという研究論文が発表されたとのことだ。森林の成長には時間がかかるし,それに長い時間をかけるには何世代もの人間の変わらぬ努力も必要だ・・・。75日もすれば忘れてしまう人間には不可能なのかもしれない・・・。熊谷出身・森村誠一のテレ朝ドラマ"終着駅シリーズ"が年内で終了するとのことだ。ファンだっただけに残念。ドラマ冒頭のセリフも独特だった。1・2時限数学演習。今日はレギュラーメンバー以外の学生が2名解答。いいことだ。昨日からのSNS上での新井先生と阿部先生の公開バトル?新井先生『非文ですが、所望ならば致し方ありません。「私新井紀子が、自身が推奨するテストの公的活用を検討している」ということはありません。』,阿部先生『新井先生と有意義な対話がかわせたので(そしてこれ以上有意義な対話を重ねる時間的な余裕もないため)、私の元ツイは一旦削除しました。(撤回ではなく、コピーもあり)「妄想」かどうかは読んでくださった方の判断を待ちたいと思います。少なくとも新井先生から「非文」をいただけたことには感謝。』,新井先生『私は「削除と謝罪」を求めています。削除は確認しました。謝罪を改めて求めます。』と,まだ続いている・・・。「読んでくださった方の判断を待ちたいと思います」という言い草が気持ち悪い。故意にバトルを仕掛けたことが丸わかり。印象悪・・・。その後のやり取りを拝見してると,一日の長たる新井先生の一本勝ちってところ・・。ファクトチェック,事実誤認等,阿部先生の論文の読み方がいまいちだったようだ・・・。CambridgeのPh.D.ではダメだったなぁ。今日のテレ朝「じゅん散歩」で自宅近辺が出るというので録画をお願いしていて,後で少し拝見。自宅近辺だったのでお約束のように"ツムアインホルン"が紹介されていた。一応来年の(K薬局の)屠蘇散が届いたので白木教授,何人かの方にお分けした。


22日 Texas大で法学から数学へ変更,Robert Lee Moore下"A theorem concerning locally peripherally separable spaces"で学位後,同大准教授,戦時にHarvard大水中音響研でソナー開発,戦後Texas大, North Carolina大,California大で点集合トポロジー,連続体理論研究,大学数学教育で活躍したアメリカの数学者フロイド=バートン=ジョーンズ(Floyd Burton Jones),Vienna工科大卒後,Pragueドイツ大でFinsler幾何学創始者Ludwig Berwaldに師事し学位取得後助手,戦時中母国Debrecen大に戻り,戦後も微分幾何学研究で活躍,母国数学界興隆に貢献したハンガリーの数学者オットー=ヴァルガ(Otto Varga)の誕生日。1時半からルーチン#3。バイタル数値若干上がる。体重が数百g増えたせいだろうか。別の不安が過る。幾度か経験してきたので・・・。とりあえず1年間連続(※後3か月半で1年連続)しての数学者の誕生日+簡単な学位歴受賞歴などを調べている。フィールズ賞は1936年から4年ごとに40歳以下の数学者2ー4人に対し受賞されていて,今年で64名。1年の誕生日で見るとほぼ6日に1人のペースで受賞されているけど(あらためて統計はとっていないけど)月や星座で偏っているような気がしている。北村行伸学部長の8冊目のOpen Accesss@Sprinnger-一橋大の"Quest for Good Money Past, Present and Future"が上梓されていた。早速DL。以前から噂されていた就活での替え玉受験。とうとう摘発された・・・。就職(筆記)試験会場,いい加減だもんな・・・。替え玉利用で入社してた人々はどんな気持ちなんだろう。会社だって,その頃のモラルはさておき,現在会社に一所懸命貢献していてくれればお咎めなしって感じにするんだろう・・・。その後,記事をよく読んだらWeb試験での出来事だった。会場のこと勘違いだったナ。先日の第35回2022上尾シティハーフマラソンでの駅伝部の結果を確認すると,180位:白石翔馬(DS1)1:06:55,198位:三田洸(文3)1:07:46,211位:宮岡陸斗(DS2)1:08:14,渡部颯(DS2)1:08:44,224位:小林潤弥(DS1)1:時間08分53秒,228位:榊原颯太(DS2)1:09:22,233位知念凌汰(DS1)1:10:00,242位:加藤史也(DS2)1:11:50 だった。14時,環境システム学科卒業生の白木研卒Y氏(旧姓T氏)来室。研究室諸雑務をこなして頂く。謝謝。Y氏に届いてたノートPCの動作確認等も。Y氏は白木研で研究してたT氏にもご挨拶。T氏はY氏に早速白木研2期目の方ですねと。某委員会来週開催の案内が入る。18時開催だった。


23日 California大Berkeley校で天文学を学びDonald Trumpler下,線形構造関係推定を扱う論文2編で学位取得後,同校統計部門勤務,Jerzy Neymanと共に様々な研究,国家統計委員会創設メンバーとなり,重回帰を用いた学界における女性の地位に関する包括的な研究は特に有名で,Elizabeth Scott賞を受賞したアメリカの女性数学者,統計学者エリザベス=レナード=スコット(Elizabeth Leonard Scott),Cambridge大では数学を学ぶことなく修士号取得,後暗号とOughtred著"Clavis Mathematicae"により数学研究に向かい,Wallis積,Walliss積分などでも知られNewton以前の最も影響力あるイギリスの科学者であったイギリスの数学者ジョン=ウォリス(John Wallis)の誕生日。勤労感謝の日。珍しく4時からのルーチン#4。そろそろか・・・・。1週間前に俳優/タレントで46歳で大学再入学し,今は研究者を目指すいとうまい子の記事が出ていた。『いとうまい子 大学の研究者となった苦労語る「イヤミばっかりでした」』。彼女の言葉で印象的だった『「研究者って同じ領域でずっとやってはじめて“(その領域の)研究者”なんです』は,少なくとも研究というものがどいうものか理解できているんだな・・・。今日の誕生日tweet:Elizabeth Leonard Scottについて環境システム学科の増田耕一教授より『天文学にもかかわりつづけ、明るい天体が検出されやすいことによる天体の統計のバイアスを論じています。「雲のたねまき」に雨をふやす効果があるかどうかの評価、また、成層圏オゾン減損が人の皮膚がんをふやす可能性の評価にもかかわったそうです。』のコメントを頂いた。謝謝。雨の中AC5階もそれなりに賑わっていた。サッカードイツ戦@FIFA2022WC_Qatarで勝ち点3。でもまだ初戦。毎日が歴史なのに・・・,"歴史的勝利"と喜びすぎ。ロンパスミスっていた吉田のコメント通りクールに。次が大切。


24日 Eotvos大在学中から組合せの論文を発表,卒後渡米Ohio州立大でDijen Ray-Chaudhuri下"The Gossip Problem"で学位取得,後帰国しAlfred Renyi数学研究所研究員,組合せ論と計算群論を専門として活躍したハンガリーの数学者アコス=セレス(Akos Seress)の誕生日。結構なボリュームある夢をみた。3時過ぎからルーチン#3。医師によると先日の検査でハートが小さくなってるとのことだった・・・。病院までのタクシー往復。いつもと違い,往復で乗務員の方が違ってた。顧問を務める"地球にやさしい会"の次年度部長交代の案内が届く。


25日 Toronto大で2年過ごしMcMaster大で数学に専念,"The lattice of equational classes of commutative semigroups"で学位,普遍代数の分野で理論的計算機科学への応用を研究,死後カナダ数学会が数学における女性による著名な研究に対してKrieger-Nelson賞を設置し彼女を称えたカナダの女性数学者エヴリン=マール=ローデン=ネルソン(Evelyn Merle Roden Nelson),Mannheim大卒後,Heidelberg大Hesseの下"Uber die Vielecke von gebrochener Seitenzahl oder die Bedeutung der Stern-Polygone in der Geometrie"で学位取得後,K?nigsberg大や普仏戦争を挟んでKarlsruhe工科大で順序集合と序数に関する研究他,一般代数,集合論,論理学の分野で重要な業績を残したドイツの数学者フリードリヒ=ヴィルヘルム=カール=エルンスト=シュレーダー(Friedrich Wilhelm Karl Ernst Schroeder),DublinのTrinity College卒後新設のLondon大で数学,自然哲学の試験官,教鞭を執りながらAbelやHamiltonに抗してTschirnhaus変換に拘りBring-Jerrard標準形等で5・6次方程式が解けることを主張していたインド生・イギリスの数学者ジョージ=バーチ=ジェラード(George Birch Jerrard)の誕生日。2時前からルーチン#2。昨秋入院してから服用してた某薬は医師の指示で今日から切り替えることに。どうなるだろう。2・3時限連続数学演習。間の昼休み,緊急入院されてたN大K教授が退院のご挨拶に見えられたので,ご病状で入院時のことを少し伺った。しばらくは通院されるとのことだった。気持ち少し痩せられたのかな。


26日 Milan大G.Ricci,Cambridge大H Davenportに師事,Linnikの篩を大幅に改良したlarge seiveを産みだし素数分布論への重要な貢献,多変数複素関数論,極小曲面上の偏微分方程式論,単葉関数における局所Bieberbach予想解決,高次元Bernstein問題解決における貢献等でフィールズ賞等を受賞したイタリアの数学者エンリコ=ボンビエリ(Enrico Bombieri),Leningrad大R O Kuz'minに師事し数論を学び,兵役,戦後Aleksandr O Gelfond下で学位,Diophantine近似を中心とした解析的数論や超越数論で活躍したロシアの数学者ナウム=イリッヒ=フェルドマン(Naum Il'ich Feldman),14歳でHarvard大院で動物学を学ぶが1年後Cornell大で数学・哲学学んだ後再びHarvardに戻ってEdward Huntington下で学位取得後,Cambridge,Gottingenで多くの数学者に幅広い分野を学び,通信理論,自身の命名したサイバネティックス理論で活躍したアメリカの数学者ノーバート=ウィーナー(Norbert Wiener)の誕生日。 2時からルーチン#4。今日が誕生日で当時33歳のボンビエリ教授にはフィールズ賞受賞直後の夫人同伴されたパーティ会場でボクの質問に優しく答えて頂き国際会議@UBC_Vancouverリーフレットに直筆の計算メモをいただいた思い出がある・・・。病院から大学へ到着するのが少し遅れ13時半からの全学協@teamsに5分遅れで出席。14時20分閉会。I'm tired out...


27日 Ohio州立大卒,Oberlin大院で修士,Princeton大で学位,海軍で兵役,戦後Ohio州立大に戻りHenry Mannと共に2標本ノンパラ検定で広く利用されるMan-WhitneyのU検定を"“On a test of whether one of two random variables is stochastically larger than the other"(1947)で発表したアメリカの統計学者ドナルド=ランサム=ホイットニー(Donald Ransom Whitney),Vilnius大入学後1年でMoscow州立大Naum Iljich Feldmanに師事,"Approximation of some Algebraic Numbers and Logarithms of Algebraic Numbers"で学位取得,数論研究の他,国際数学オリンピックのリトアニアチームを長く牽引しているリトアニアの数学者アルトゥーラス=デュビカス(Arturas Dubickas),Moscow州立大卒後中学教員勤務, 後にMoscow大Kolmogorovに学んだ後,ソ連科学院Steklov研究所で大学教員資格取得,"Structure of isomorphic representable infinite algebras and groups"で学位後,Novosibirsk大で様々な基礎代数構造の決定可能性に関する研究を行ったソ連の数学者アナトリー=イワノヴィッチ=マルチェフ(Anatoly Ivanovich Malcev),Oxford大卒後,同大で解析的数論,代数幾何学,楕円関数,超楕円関数への応用研究に取組み,ロンドン数学会会長を務めたイギリスの数学者アーサー=リー=ディクソン(Arthur Lee Dixon)の誕生日。1時からルーチン#3。11:30から0c0">(Arthur Lee Dixon)の誕生日。1時からルーチン#3。11:30からラグビー関東大学リーグ戦(1部)対東洋大@江戸川G前半10分,#5LO田代拓海(社福4)T,#10SO 吉永崚(社福4)Gで先制するもその後26-7でリードされたまま折り返し,後半15分も#20國松建佑(社福4)T,#10SO 吉永崚(社福4)G,同32分#14大月淳史(社福4)T,#10SO 吉永崚(社福4)Gも結局34-21で先週に続き敗戦。顧問を務める"地球にやさしい会"の次年度部長より事務文書確認依頼が届く。1週間後の学会大会,忘れてて慌てて申込み。今日もDS学部研究室にはそれなりの先生方がいらっしゃた・・・・。


28日 苦学力行Toronto大進学,卒後数年してからPrinceton大Solomon Lefschetz下で"An Abstract Approach to Manifolds"で学位取得後,Cambridge大,Harvard大を経て後にPrinceton大教授,E.Artinの後を継いで数学部門の責任者としてトポロジー,ゲーム理論,非線形プログラミング等の研究で活躍したカナダの数学者アルバート=ウィリアム=タッカー(Albert William Tucker),Edinburgh大E T Whittakerに学び兵役で学業中断後Whittakerの推薦でLondon大Pearsonの助手として統計学,統計調査研究を学んだ後,戦争を挟んでCambridge大農学×統計部門研究教育のリーダー,国連食糧農業機関の統計部門の責任者としても活躍したイギリスの数学者,統計学者ジョン=ウィシャート(John Wishart),東京帝大卒後,九州帝大講師として2年間Landau,Hardy,Littlewoodの論文で素数分布を研究後,東京帝大に戻り渡欧,Gottingen大Landau下研究後Hasseと"A general divisor problem"を発表,帰国後,高木の後継者として東大数学教室を牽引し,解析的数論,(渡欧時に学んだ)統計確率,仏教哲学研究で活躍,統数研第2代所長も務めた日本の数学者末綱恕一(Zyoiti Suetuna)の誕生日。3時からルーチン#4。ハートが小さくなるのは運動不足らしい。環境システム学科・増田耕一教授から早速アルバート=ウィリアム=タッカー氏をアーサー=リー=ディクソンと間違いUPしていたことで指摘いただく。謝謝。ABC予想を解決した望月新一教授,時々論文訂正リストが発表されている。膨大だけに,また新開拓分野だけにこういうことはあるんだろうな。日本学術会議が会長談話として「日本学術会議法改正に関わる今般の報道について」を公表した。同会議には止まることのない研究不正に対する反省も求めたい。"日本人の8割がTwitterの短文すら理解できない?」…急増する"バカ"の正体"の記事。困ったもんだ。若者言葉を−時代と共に移りゆくものと−持て囃してばかりで(そもそもの基本教育を忘れた)研究者もメディアにも困ったものだと思う・・・。


29日 Cambridge大John Conway下"The Leech lattice and other lattices"で学位取得,格子理論,群論,頂点作用素代数の構成,Borcherds積の構成,当初は無理解とvortex algebrasとの誤植等で無視されていた頂点代数の導入でMoonshine予想解決やKac?Moody Lie代数に関する業績によりフィールズ賞等を受賞した南アフリカ生イギリスの数学者リチャード=ユーウェン=ボーチャーズ(Richard Ewen Borcherds),複数大学での学業途中空軍での兵役で中断,戦後Gottingen大E.Landau下"Eine neue Verallgemeinerung der Borelschen Summabilitststheorie der divergenten Reihen "で学位取得後,Hanover工科大でも資格取得,現代的Laplace変換研究に取組むもナチスへの協力で戦後長く不遇だったドイツの数学者グスタフ=ドエチ(Gustav Doetsch),Zurich工科大,Berlin大,Paris科学院卒後,Zurich工科大教授で解析的整数論を専門とし晩年のFarey数列とRiemann予想を結び付け可能とする論文"Les suites de Farey et le probleme des nombres premiers"が有名なスイスの数学者ジェローム=フラネル(Jerome Franel)の誕生日。2時半からルーチン#3。曽って,寺山修司が唐の于武陵の五言絶句「勧酒」の"人生足別離"の井伏鱒二の名訳を拾って,好きな言葉として"花に嵐のたとえもあるさ さよならだけが人生だ"(※「ポケットに名言を」)を流行らせたけど,人間誰しも会者定離や一期一会を思うときがあることを思えば,いつも寂しく"サヨナラだけが人生だ"と思えてくる・・・。今日もサヨナラがあるんだろうな。18時より第4回図書館運営委員会@teams。18時50分閉会。委員会報告を書き上げ提出。


30日 Moscow州立大卒後,ソ連科学院数学研究所でSemenovich Pontryaginに師事,数々の研究発表後"On averaging in systems of ordinary differential equations"でMoscow大から学位取得,以後Steklov数学研究所微分方程式部門で力学系の研究で活躍したロシアの数学者ドミトリー=ヴィクトロヴィッチ=アノソフ(Dmitrii Viktorovich Anosov),Kharkov州立大卒後炭鉱省に勤務しながら"Topological equivalence of some Banach spaces (Russian)"で学位,その後もFrechet-Banach問題に向き合い,関数解析,Banach空間論研究,Kadets 1/4定理,Kadets-Pelczynkiの定理で知られるウクライナの数学者ミハイル=イオシフォビッチ=カデッツ(Mikhail Iosiphovich Kadets)の誕生日。霜月晦日1時からルーチン#4。『日本の大学教授の脳は「前頭葉が弱い」と言い切れる残念すぎる理由』,でも研究の評価は難しいからね・・・。また,アメリカと違い特に基礎系科学へのgrantに理解ある企業も少ないし。8時半過ぎC大S先生研究室に来室。先日の京都での国際会議出張でのお土産 ・聖護院生八ッ橋を頂く。謝謝。12時半から学部教研報告会@zoom。 亀井ダイチ利永子准教授と伊藤善夫教授。報告会最中にA大Z教授来室。直ぐに出て行かれた。13時半閉会。