2022年 9月  ... those were the days my friend...we thought they’d never end ...  2 3 4 5 6


 1日 Menelausの定理を再発見し,自身の有名なCevaの定理を示す等,終生幾何学に捧げ,力学,流体力学への応用も研究したイタリアの数学者ジョヴァンニ=ベネデット=チェバ(Giovanni Benedetto Ceva),清華大卒後,北京大数学科助手を経て渡英,London大でE.PearsonとJ.Neymanの下で学位取得,Hsu-Robbins-Erdosの定理等で知られる確率論や統計学で活躍した中国の数学者許宝?(Pao-Lu Hsu),van der Blijの下,Euler積を持つ非整数次元モジュラ形式の研究"Hecke Operators and Euler Products on modular functions"で学位,Rothschild-van Lintの定理等,数論,組合せ論および符号理論の分野で国際的にも活躍したインドネシア系オランダの数学者ヤコブス(ジャック)=ヘンドリックス=ヴァン=リント(Jacobus Hendricus van Lint),Caratheodoryに師事し"Uber die Krummung von Niveaukurven bei der konformen Abbildung einfachzusammenhangender Gebiete auf das Innere eines Kreises"で学位取得,幾何学的複素解析,偏微分方程式や複素関数論に取組んだドイツの数学者エルンスト=フェルディナンド=ペシュル(Ernst Ferdinand Peschl),Harvard大J.Royceの下,"A Program of Philosophy based on Modern Logic"で学位取得,数理論理学を専門とし,ブール代数の研究からコンピュータ設計でのすべての論理演算子を導出できるNANDゲートを導入したアメリカの数学者ヘンリー=モーリス=シェファー(Henry Maurice Sheffer),Diophantine方程式,素数について研究や4・5次以上の代数方程式の解の順列等を議論し,その不可解性云々等を議論していたことでも知られるイタリアの数学者ピエトロ=アッバティ=マレスコッティ(Pietro Abbati Marescott),曲線上の点における接線を最初に考察し,初期の微積分分野に貢献したフランスの数学者ジョセフ=ソラン(Joseph Saurin)の誕生日。昨晩のNHK『笑わない数学』はカオスだった。やはり(お約束のように)バタフライ効果(初期値過敏性)の説明が出てきた。過去,院の授業でも長い期間話続けていたので少しコメントすると,よく占いを信じないという人が「同じ誕生日の人や双子の人は同じ運命なのか?!」と反駁するのをよく耳にするが,もし運命が何らかの関数や微分方程式で表されていたとすると,初期値(誕生位置の経度緯度分秒・・・等数μの位置の差,生年月日時分秒,1/100秒,1/10000秒,・・・等)のわずかな違いで全く違った解が生まれる($\doteq$運命が全く異なる)ことはごく自然な現象と理解することも可能となる・・・。人の運命は占い(を仮定しても)で考えてもカオスだと・・・。またまた東洋経済オンラインの記事だけど『学歴より重要「独学力が高い人、低い人」決定的差』という記事を見つけた。数学の授業でも時々話すけど,『独学力』がいかに重要か。小中高で(良くも悪しくも)慣らされたように,いつも誰かに教わりながら学ぶ姿勢をいつか捨てないと・・・これから先,いつまで経っても新しいことを学んでゆくことはできない。来年度から,一橋大学にソーシャル・データサイエンス学部が新設されると(文科省が)発表した。ある人がレッドオーシャンだと・・・。14時,S短大三好教授来室。



 2日 H.Cartanの下で"Fibre spaces in spheres and Steenrod squares"で学位取得,代数的トポロジー,微分トポロジーを専門とし,カタストロフィー理論やコボルディズム理論を創始し,フィールズ賞を受賞したフランスの数学者ルネ=トム(Rene Thom),計量空間上の汎関数論を開拓,コンパクト性の抽象的な概念を定式化した"Sur quelques points du calcul fonctionnel"で学位,点集合トポロジー,位相空間論,抽象解析の基礎構築の他,確率論,統計学にも重要で多大な貢献をし,国内よりも国外で評価され続けたフランスの数学者モーリス=ルネ=フレシェ(Rene Maurice Frechet),Iowa大E.W Chittendenの下で点集合トポロジー研究で学位取得,トポロジーを専門とし1950年代のヒルベルトの第5問題の最終的な解決に貢献した人物の1人でもあり,アメリカ数学会会長も務めたアメリカの数学者ディーン=モンゴメリー(Deane Montgomery),作用素環論における$C^*-$環発見等,群論,表現論,関数解析等の多くの分野での500以上の論文は最高峰の業績を示し,様々な分野に影響を与え続けた20世紀最大の数学者の1人であるウクライナの数学者イズライル=モイセーエヴィチ=ゲルファント(Israil Moiseevic Gelfand),級数や微分方程式,また保険数理に取り組み,所謂(彼の名に因むものではないが)ローラン級数についても先駆的に研究していたフランスの数学者,統計学者チュー=ポール=エルマン=ローラン(Matthieu Paul Hermann Laurent),Munich大で学位取得後,"Apolarit?t und rationale Kurven, eine systematische Voruntersuchung zu einer allgemeinen Theorie der linearen Raume"で教授資格取得,代数幾何学,代数曲線,不変式論研究で知られるドイツの数学者フリードリヒ=ウィルヘルム=フランツ=マイヤー(Friedrich Wilhelm Franz Meyer),スウェーデン王OscarIIの懸賞論文で1位を獲得したH.Poincareの3体問題に関する論文掲載誌Acta Mathematica校正時に,論文の不備を数か所発見(※結局Poincareが賞辞退するがカオスの萌芽とも言われる)で,国際的に知られることになり,また最大値の原理の拡張であるPhragmen-Lindelefの定理等,関数論の研究で知られる瑞典の数学者ラース=エドヴァート=フラグメン(Lars Edvard Phragmen)の誕生日。毎日のバイタルチェックも飽きてくる・・・。2時半から雑務。地裁で「アバター中傷は名誉毀損」という判決が出された。アバターの表象そのものが中傷トリガーになっているものだったらどうするんだろう。いずれこの問題も裁判で問われるものになりそうだ。『田舎は才能をつぶす』という調査研究報告が出てた。田舎の捉え方にもよるけど,そうなんだろうな・・・と思う一方で,『創造性の中心となる都市は常に移り変わる』と,田舎/都会は時代を経ながら移り変わるとも・・・。『大戦中の被害でポーランドがドイツに180兆円賠償請求へ』を発表した。とうとうか・・・という感じがする。そもそもドイツのしたことは大戦中の何百万人大虐殺で世界から1000年許されないだろうといわれていた。また犬猿の仲と言われる独・波蘭関係については,ドイツがポーランド占領時代「小学校4年生以上の教育は不許可,学校教員,弁護士等知識階級・指導階級100万人を大虐殺したことが背景にあるといわれている。これは日韓関係でいわれる嫌嫌関係には到底及ばない。予定表になかった野球部のOP戦対上武大@上武Gは2-0で敗けていた。明日は10時半からFedEx戦@立正G。M先生からSA関連で連絡入る。謝謝。


 3日 自身が導入した局所コンパクトアーベル群の指標の理論を用い,アーベル群に対するヒルベルトの第5問題を証明,代数的トポロジーや微分トポロジー等で活躍,後に応用数学,特に微分方程式と制御理論研究に方向性を変え,数学の多分野で重要な貢献をした盲目のロシアの数学者レフ=セメノビッチ=ポントリャーギン(Lev Semenovich Pontryagin),専門は複素解析,力学系,確率論でパーコレーションの共形不変性の証明と統計物理学における平面イジング模型に関する功績でフィールズ賞を受賞したロシアの数学者スタニスラフ=コンスタンチノヴィッチ=スミルノフ(Stanislav Konstantinovich Smirnov),パリで教育を受け渡米後,工場勤務中に事故で両手を失うも,Clark大から"On the existence of loci with given singularities"で学位,代数幾何学,代数位相幾何学,非線形微分方程式等で独自の研究を続け,アメリカ数学会会長も務めたアメリカの数学者ソロモン=レフシェツ(Solomon Lefschetz),大学退再入学も卒業せずLondon大教授資格に応募,同教授となるも授業態度の悪い学生とのトラブルで辞職,渡米も職なく帰国,保険の仕事中Cayleyの知己を得,matrixを造語,3次方程式の判別式を発見,後にde Morgan賞受賞,ロンドン数学会第2代会長,再渡米Johns Hopkins大教授,American J.of Math.創刊,米数学界興隆にも貢献したイギリスの数学者ジェームス=ジョセフ=シルベスター(James Joseph Sylvester),Oslo大卒後,SorbonneでPicard,Poincare,Painleve,Jordan,Darbouxの指導を受け,この間の多数の論文も評価され20代でOslo大教授,ストーマーの定理等で知られる数論,またオーロラ等の研究で知られるノルウェーの数学者,地球物理学者フレデリック=カール==ストーマー(Fredrik Carl Mulertz Stormer)の誕生日。0時半から雑務。健康的には(薄々感じている)困ったライフスタイル。「いつの間にか呼び方変わったもの」が出てた。確かにそうだな。言葉というより呼び方というのは時代に敏感に反応して変わってゆくよな・・・。3月10日に予想していた(けどしばらく忘れていた)ボクの予想を久しぶりに考えてみる。14時過ぎ,宍戸助手来室。1時間半ほど打合せ+AIや深層/機械学習について雑談。宍戸助手がピアノを弾かれるという話を今日初めて知った。野球部のOP戦・対FedEx戦@立正Gは3-1で敗れる。


 4日 Issai Schurの下"Zur Irreduzibilitet der Kugelfunktionen"で学位取得,ナチス政権から逃れ数学者の夫と渡米するまで月に1・2編のペースで数学論文(主に数論)のレビューワーを務めたドイツの女性数学者ヒルデガルト=ローテ・イル(Hildegard Rothe-Ille),Leiden大Jan Cornelis Kluyverの下"Over roosterpunten in het platte vlak","De beteekenis van de methoden van Voronoi en Pfeiffer"で学位取得,調和解析におけるVan der Corputの補題でも知られるが,解析的整数論を専門とし,Acta Arithmeticaの創刊時から編集者を務めたオランダの数学者ヨハネス=ゴーテルス=ファン=デル=コーピュット(Johannes Gaultherus van der Corput),モスクワ大Dimitri Fedorovich Egorovの下で学位取得,解析,特に常微分方程式と概周期関数の研究で活躍したロシアの数学者ヴィャチェスラフ=ヴァシリエヴィッチ=ステパノフ(Vvacheslaw Vassilievich Stepanov)の誕生日。今日だけは一応0時から雑務。学部情報教育環境を考えてFJclaud-V導入をレビューしてみた。学部というより,学部卒業生全てを考えて。本日はAC5階,6階(一部)停電日。予定では9時停電−17時復電。ボクの研究室は8時20分停電,11時20分復電。作業が早かった。NWも問題なかった。『運転免許のある若者、650万人も減少! 未来の「物流人材」に大ダメージ、もはや普通免許を無償化すべきか』との記事。タクシー業界も困ってると聞く。現在でも自動車大学・短大もあるのに・・・。空飛ぶタクシーもどうなるんだろう・・・。ひさしぶりにボクらのabc予想を考えてみる。


 5日 Princeton大で修士,New York大でWilhelm Magnusの下"On Subgroup Theorems"で学位,組合せ群論で活躍したカナダの数学者ドナルド=モイセーエヴィッチ=ソリタール(Donald Moiseyevitch Solitar),Minnesota大で修士,Tronto大Donald Coxeterの下で"Abstract Groups And Geometrical Configurations"で学位取得,組合せ群論や離散的幾何学の研究で活躍,後にカナダ数学会会長も務め,カナダ数学界に貢献著しかったオーストリア系カナダの数学者ウィリアム=オスカー=ジュール=モーザ(William Oscar Jules Moser),大学で数学物理学を学んだ後,兵役を経て統計局や保険会社勤務後,ウィーンで保険数理を学び,アクチュアリー学会で国際的に活躍,自国の死亡率調査等,保険数理,数学から統計学,人口統計学で活躍,Lah identityやLah numberで知られるスロベニアの統計学者,数学者イヴォ=ラー(Ivo Lah),イエズス会司祭でありながら,サッケーリの四辺形等,非ユークリッド幾何の研究を行っていたイタリアの数学者,哲学者ジョヴァンニ=ジェローラモ=サッケーリ(Giovanni Girolamo Saccheri)の誕生日。2時半からノートに向かいながら整数計算。ある問題解決のためのヒントが見えてきた。これが成功してもしなくとも,今のボクにはヒントが見えてきただけでもうれP。就業規則を改正しないままのハイブリッドワークを続けていると,このさき様々な問題や訴訟を抱え込むのではないか・・・とふと思った。うちの大学は大丈夫か?・・・。DX時代に対応していないと・・・。ニューヨーク大学の研究チームが『「働きアリが跡目争いに勝利して女王アリになると寿命が5倍に延びる」という不思議なアリの謎が明らかに』と報告した。卵巣内にインシュリン遮断タンパク質が関係しているらしいけど,人間に応用できないのかなぁ。でも応用できるのは女性だけなのかな。510rm.の工事,2-3人で作業している。2-3人日の工数で後10日間工事するんだったら,数人一気に追加投入して4-5日で工事完了させた方がいいのではと思うけど・・・。人手のやりくりがうまくゆかないのかな。高級オーディオで鑑賞する日本の「ジャズ喫茶」が世界に広がっているとのことだ。一般に日本のジャズ喫茶は"私語厳禁"なんだけど,海外では受け入れらるのだろうか・・・。13時過ぎ,教務補助員T氏が紀伊国屋書店から届いていた書籍持参で来室。謝謝。13時半,復電後の情報システム確認作業途中の宍戸助手来室。その後,学部事務室A氏より2期授業学事資料が届く。謝謝。その後文学部友永昌治教授と2期授業について下打合せ。


 6日 Cambridge大卒後,農務省勤務での統計業務から数理統計研究に取組み,Kendallの順位相関係数(τ係数)等,数理統計理論への貢献,国際統計研究所名誉会長を務めたイギリスの統計学者モーリス=ジョージ=ケンドール(Maurice George Kendall),Zurich工科大でAlfred WolferとAdolf Hurwitzの指導下"Uber einen Korper, dessen Zahlen sich rational aus zwei Quadratwurzeln zusammensetzen"で学位,中高教員,スイス連邦工科大教授を務め,Zurichでの第1回国際数学者会議開催に尽力したスイスの数学者,登山家エルンスト=ユリウス=アンバーグ(Ernst Julius Amberg),"On the Main Problems of the Mathematical Theory of Construction of Geographical Maps"で教授資格学位取得,ロシアの代数研究を発展させた,キーウ代数セミナーを創設し(※所謂キーウ代数学派),代数解析分野,数論で活躍し,その後力学と応用数学研究にも注力したロシアの数学者ドミトリー=アレクサンドロヴィッチ=グレイブ(Dmitry Aleksandrovich Grave),キーウ大で学び,Berlin大Lazarus Fuchsの下でPoincareとは異なる幾何学的アプローチで"On the Fuchsian functions of rank zero"で学位,キーウ大学教授となり,解析学,代数学,変分法,微分幾何学,複素関数論等の幅広い数学分野の研究・教育に取組んだソ連の数学者(ボリス=ヤコブレヴィック=ブクレエフBoris Yakovlevic Bukreev)の誕生日。0時前から雑・無。昨日のヒントは,ヒントのままで終りそうな気が・・・。東都2部秋季リーグ戦開幕。11時53分から対専修大戦@神宮S。4-0で敗け初戦飾れず。藤井王位防衛。


 7日 無限離散群,無限次元Jordan代数,分配多元環等研究,リー代数のEngel恒等式が羃零であることを示す等活躍,制限されたBurnside問題の解決・貢献でフィールズ賞を受賞したロシア系アメリカの数学者エフィム=イサーコヴィチ=ゼルマノフ(Efim Isaakovich Zelmanov),当時,確率についての多くの議論を引き起こした確率実験"Buffon's needle"で知られるフランスの百科全書派,数学者ジョルジュ=ルイ=ルクレール=コント=ド=ビュフォン(Georges Louis Leclerc Comte de Buffon),Cambridge大で解析学を修めた後,学校教員を経て大学へ戻り,A.R.Richardsonとの共同研究から非可換代数研究に入り,後にLittlewood-Richardsonの法則等,群の表現論研究で活躍したイギリスの数学者ダドリー=アーネスト=リトルウッド(Dudley Ernest Littlewood),東大卒後,内閣統計局勤務,1940年の河田敬義とのcompact群の確率分布研究が後の一連の研究の原点となり,確率積分と確率微分方程式の理論を開拓,応用的には金融工学におけるBlack-Scholes方程式の基盤となった確率微分方程式における伊藤の定理等で,ウルフ賞,第1回ガウス賞等を受賞した日本の数学者伊藤 清(Kiyosi Ito),Peter Neumannの下"Finite Permutation Groups"で学位取得,対称性のアイデアを様々な問題に適用し,群論,代数的グラフ理論,組合せ論で活躍し,オーストラリア数学会長を務めたオーストラリアの女性数学者シェリル=エリザベス=プレーガー(Cheryl Elisabeth Praeger),ソ連科学アカデミー・N.G.Chetaevの下"Certain Problems of Stability Theory of Nonlinear Systems"で学位取得,制御理論,力学系,位置微分ゲーム理論などで活躍したロシアの数学者,教育者ニコライ=ニコラエヴィチ=クラソフスキー(Nikolai Nikolaevich Krasovskii),Emile Borelの指導下"Sur les fonctions entieres d'ordre nul et d'ordre fini et en particulier les fonctions ? correspondance reguliere"で学位,超関数のLaurent Schwartzの学位論文を指導し,解析関数研究への多大な貢献で知られ,フランス数学会長を務めたフランスの数学者ジョルジュ=ジャン=マリー=ヴァリロン(Georges Jean Marie Valiron),"Sur la variation des integrales doubles"で学位取得,学友・Charles Briotと協力して生涯研究教育に携わり,微分幾何学と楕円関数,その級数展開に取組んだフランスの数学者ジャン=クロード=ブーケ(Jean Claude Bouquet)の誕生日。1時半過ぎよりPCとにらめっこ。"ロシア支持"のハッカー集団"キルネット"が日本政府のサイトやミクシィなどにサイバー攻撃したとの犯行声明を発表したらしい。しかし,総務省発表によるSNS利用者数はLINE(90.3%),twitter(42.3%),Instagram(42.3%),Facebook(31.9%),mixi(2.3%)・・・なのに何故mixiをターゲットにしたんだろうか・・・。ネットを見てたら,Root Oneが欲しくなった。某所で慶應義塾大学栗原聡教授のNHKの視点論点「プログラミング教育と考える力」を視聴させてもらった。どこもかしこでもプログラミング教育が謳われているけど,誰もが内心心配しているプログラミングに入る前の考える力をどうやって身に着けておくかを話してた。今の促成栽培的なプログラマ育成はいつか歪を生じ,気づいた時には後戻りできなくなる・・11時22分より東都2部野球部対専修大2回戦,11時22分開始。スターティングMは,1:DH齋藤(慶)(法3年),2:LF増永(法4年),3:SS奈良間(法4年),4:1B三尾(法3年),5:3B三井(法3年),6:2B前田(法3年),7:C大松(法4年),8:RF小林(俊)(法4年),9:CF渡辺(凌)(DS2年),P:梅田(DS2年)。8回PH古谷(DS2年)のHRで1-1同点で追いつくも9回裏,2アウト迄後の2連続ヒット死球四球のサヨナラ押出で負けてまう。13時50分,対専修通算2敗。学部コンピュータ室で作業しててプリンタの不具合に気づく。昨年から続いているような感じだ・・・・。

 8日 修道院でメルセンヌ・アカデミーといわれる多くの学者間の交流と学問の発展に貢献し,メルセンヌ素数などの数論研究,音響学の父としても知られるフランスの神父,数学者マラン=メルセンヌ(Marin Mersenne),半単純リー代数の新しいクラスを発見する等"New simple Lie algebras"でHarvard大から学位取得後,PrincetonでFrank-Wolfeアルゴリズム等凸最適化理論と数理計画法の開拓者として活躍したフランス系アメリカの女性数学者マルグリット=ジョセフィン=ストラウス=フランク(Marguerite Josephine Straus Frank),数列・級数,Tauberの定理の一般化,複素関数論や中世ケーララ数学の研究で知られるインドの数学者カダムバサー=ティルヴェンカタチャール=ラジャゴパル(Cadambathur Tiruvenkatacharlu Rajagopal),10数年信じられていた四色問題に対するケンペの証明の誤謬を指摘する一方5色定理を証明,トーラス面の彩色数が7であることを示し,一般種数のトーラス面での彩色予想を提起する等他,連分数,近似理論,二次剰余の研究もするも,人生の殆どを四色問題に貢献したイギリスの数学者パーシー=ジョン=ヒーウッド(Percy John Heawood),積分を創始した一人として知られるオランダの数学者ヘンドリック=ファン=ヒューラエ(Hendrik van Heuraet),Princeton大Wedderburnの下"Non-commutative polynomials and cyclic algebras"で学位取得,Jacobson根基の導入,環の深い構造を発見する等,環論への顕著な貢献で知られるポーランド系アメリカの数学者ネイサン=ジェイコブソン(Nathan Jacobson)の誕生日。故・守谷良二(両時)先生誕生日。雨+雷鳴もあり,2時から雑務。昨日に続いて『親ロシア派ハッカー"Killnet"が再攻撃か』の日本への宣戦布告記事,すでに被害も報告されてるけど,日本はサイバー防衛軍のようなものないのに大丈夫なのかな・・・。文科省や大学関係もあっという間にやられてしまうな・・・・。世界保健機関(WHO)が『老化は“病”である』を肯定したらしい。人間の四苦"生老病死"は,これから三苦"生病死"になるのかな。AC6階の共同研究室は一晩中灯りが点いてたようだった。朝7時,AC入り口で水上学部事務長と出会った。早いなぁ。昼,D病院から大学までA大学Z教授のクルマで送っていただく。謝謝。これから,四谷のJazz喫茶"い〜ぐる"で院後輩のフィリピン大学Fidel Nemenzo総長と会ってくるとのことだった。ここ7年程会っていなかったので会いたかったけど,ボクは現在このような状態なので遠慮。今晩の便でマニラに戻るらしい。


 9日 Michigan大G.Y.Rainichの下での学位論文は"On the One Parameter Subgroups in Certain Topological and Matrix Groups",数学で博士号を取得した最初のアフリカ系アメリカ人女性として知られ,古典群の研究やコンピュータ利用の教育研究にもいち早く取組んだアメリカの女性数学者,数学教育者マージョリー=リー=ブラウン(Marjorie Lee Browne),Cambridge卒後,大学教員を務め渡米しJohns Hopkins大教授,平面幾何でのモーリーの定理,Lurothの4次曲線等で知られ,幾何や代数の研究の他,アメリカ数学会会長や国際数学者会議招待講演を3回務める等アメリカ数学界の発展に大きく貢献した英国生・アメリカの数学者フランク=モーリー(Frank Morley)の誕生日。雨もなく,2時から雑務。3時,ロンドン橋落つ(London Bridge Is Broken Down)。英エリザベス女王の訃報が流れる。RIP。日本の国葬もフッ飛ぶ・・・。10時から,2期演習実習授業担当者合同打合せ@zoom連続3件,12時10分過ぎに終了。14時半前,先日の学部コンピュータ室での種々の不具合について宍戸助手に確認依頼。研究室へ戻ってしばらくして白木研究室卒のA社T氏が来室。白木教授のところへ所用で来校されたとのことだった。開口一番"痩せられました?"。2・30分程,最近のGIS,リモセン,メタバース,社内のDX推進の動向等色々教えていただいた。謝謝。終えた頃,宍戸助手から確認報告入る。AXIES2022参加申し込み済ませる。


10日 Moscow州立大院・E.B.Dynkinに師事し"Stochastic differential equations and limit theorems for random processes"で学位,Skorokhod問題を提起する等の確率微分方程式,確率論/統計におけるSkorokhodの埋込み定理や表現定理等の研究で知られ,晩年渡米Michigan州立大で研究を続けたウクライナの数学者,統計学者アナトリー=ヴォロドミロヴィチ=スコロホッド(Anatolii Volodymyrovych Skorokhod),Rao-Blackwellの定理やCramer-Raoの不等式等で知られる統計学研究だけでなく多くの分野での統計応用・教育に尽力し,S.Ramanujan賞,国際Mahalanobis賞等受賞したインド系アメリカの数学者,統計学者カリャンプディ=ラダクリシュナ=ラオ(Calyampudi Radhakrishna Rao),パリ大・E.Cartan委員長,P.Montel, G.Juliaの審査で"Sur l'Analysis situs des varietes a n dimensions"で学位,de Rhamの定理やde Rham cohomologyで知られ,微分トポロジーや代数トポロジーへの貢献,スイス数学会会長,IMU会長を務めたスイスの数学者ジョルジュ=ド=ラム(Georges de Rham),Frobeniusに称賛された"On higher complex numbers(Uber Systeme h?herer complexer Zahlen)"で複素半単純代数の分類で学位取得,結合多元環,有限群の不変式環を研究したラトビアの数学者テオドール=モーリェン(Theodor Molien)の誕生日。3時からPCに向かう。最近,「販売管理システムの開発が頓挫 日本IBMに19.8億円の賠償命令」,「郵政インフラ更新遅延でソフトバンクと野村総合研究所に約161億円の損害賠償」など,システム開発頓挫でクライアントから訴訟を起こされ裁判所から数十億円の支払いを命じられるケースが多くなってきた。以前からこういったことは大小に限らず結構あったと思う。ただ訴訟を起こさなかっただけの話・・・。「首相の鬼門£瘴鞄セ者への5万円の現金支給」が早くも賛否両論。駅弁"賛否両論"も名前を"首相の鬼門"と改名してみますか・・・。京大・緒方広明教授による(これからの教育DXの核といわれる)LEAFシステム紹介youtubeを視聴。もうとっくにLMS導入時代は終わっているのに,というより30年前から文科省が旗振りで始まっているICT教育への取組みを長く無視してきていた教員による(今更の)学内のLMS導入議論は不毛ではなかろうか,うんざりもする。今夜は中秋の名月予定・・・。2021年4月の改正高年齢者雇用安定法(通称「70歳就業法」)施行で「定年制の廃止」「70歳までの定年引き上げ」「70歳まで契約社員などで再雇用する継続雇用制度」の3つのうち,いずれかを講じることが義務づけられたけど,この「70」という数字が72・3・4・5とさらに改正されてゆくのは何年後だろう・・・。10時よりサッカーIリーグCブロック第9節対中央大U-22A,1-1で終わる。得点MF町田雄亮(地球3年),Ast FW市川遥人(DS1年)。15時前,高校時代の友人で元イオン(株)人事・企画部長K氏から久しぶりに電話。色々な有識者会議に呼ばれてるようだった・・・。15時半前から全学教@ SharePoint。議題少なく直ぐに閉会。終日館内BGMが流れ少々煩い。設定ミスなのではないか・・・。それとも工事の影響なのか・・・。


11日 Tibor Gallaiの影響を受け,若いころから夫となるP.Tur?nや等と共に多くの論文を発表"A geometric treatment of continued fractions and its application to the theory of diophantine approximation (Hungarian)"等で複数の学位取得,夫TuranやErdos等と数論,ディオファントス近似,グラフ理論,組合せ論研究への貢献で知られるハンガリーの女性数学者ベラ=トゥラン=ショーシュ(Vera Turan Sos),東大で彌永,末綱に師事,戦後学位取得後2年間の療養生活を経て,ICMで招待講演,そのままPrinceton,MIT,Princeton大と米で活躍,群論研究から出発し半単純リー群の岩澤分解を示す等,Hilbert第5問題解決への貢献,E.Artinの影響から代数的整数論を主題とする中,岩澤理論を確立,引退後帰国し局所類体論を発表した日本の数学者岩澤健吉(Kenkichi Iwasawa)の誕生日。可換環の大御所N先生が同じ大学に着任され,M先生の案で,N先生と共同研究することになり手土産としてKaplanskyからの問題の別反例でも示してからとかコンピュータ代数で何か結果を出してから・・・で二人して悩んでいるところで−そういえば,両先生は故人となられてるんだな・・・と確認したところで−夢から覚め安堵。4時から雑務始める。5時半過ぎより,H氏@St.Louisと種々打合せ@zoom。6時40分終了。結構内容は濃かった。向こうはサマータイムの夕方のようだった。DS学部の統計教育でRを教えていないことの嘆きと,アメリカの大学での統計の授業では現場での利用も考え,R,SAS,(SPSS)が普通だと・・。Pythonは機械学習やDLのプログラングならわかるけど,統計教育ではないし,Excelの話もしたら,だから日本の統計教育は遅れているんだって!と。まぁ,(個人的には)R言語くらいは常識的に学んでおいてたほうが良いと思う。DSを卒業して,世間の方々に"DS卒業なのにRも知らないの?"ってバカにされることのない程度にね・・・。最近,「ITトレンド上半期ランキング2022|eラーニングシステム(LMS)」がCM的によく登場している。インチキランキングだな。ブラウザでみたくないCMの一つ。昼間,IIARS関連事務その他で関係者で遣り取り。昨日から始まっていた関東大学ラグビー・リーグ戦。15時からの対日大戦@熊谷RSは44-33で敗けていた。残念。


12日 Princeton大から"Ultrafilters and Compactification of Uniform Spaces"で学位,ブルバキの1人であり,可換環論とその代数幾何学への応用を研究したフランスの数学者ピエール=サミュエル(Pierre Samuel),医学志望でHarvard大へ入学するが第1次大戦開戦で数学に変更,大卒後GE社勤務,再び大学へ戻りG.Birkhoffの下で微分方程式研究を勧められるが納得ゆかず,GottingenでHilbertに師事し"Grundlagen der kombinatorischen Logik"で学位取得,Curry's paradox等,関数型プロミング言語の基盤となる組合せ論理への貢献で知られる数学者ハスケル=ブルックス=カリー(Haskell Brooks Curry),B.Russellの下で数理論理学を学び,London大J.Nicholsonの下でH.Jeffreysと共同研究を続けながら学位取得,後にOxfordでも学位取得,D'Arcy Thompsonに生物学への応用を勧められ,ポテンシャル論を染色体の挙動や分子構造研究に適用し,渡米後もタンパク質構造を数学的手法を駆使して推定する研究を続けたアルゼンチン系イギリス系アメリカの女性数学者,生化学者ドロシー=モード=リンチ(Dorothy Maud Wrinch),内戦で出国し,パリで19歳で修士取得後渡米しPennsylvania大でMBA取得で確率論に興味を持ちパリ大・H.Gemanの下"The Microstructure of Dynamic Hedging"で学位,ランダム性,確率論,不確実性問題に取組むレバノン生・アメリカの数学者,応用統計学者ナシム=ニコラス=タレブ(Nassim Nicholas Taleb)の誕生日。2時前から雑務。エジソンの名言"「天才とは1%のひらめきと99%の努力である"は,どうやらそうでもないらしい。Yale大のCraig M. Wrightがその著書"The Hidden Habits of Genius"の中で1万時間の練習で大成しても結果であり原因ではなく,「天才」には才能だけでも努力だけでもなれないと書いている。努力にも限界があるということだ。でも,すべてにおいて持続が難しい人生において,努力の継続も必要な気もするんだけど。文部科学省が大学入学者選抜の好事例を18例選んで公表した。立正も含めて各大学ともに入学選抜に苦心していると思うけど,きっと発想がいまいち・いまに・いまさん・なんだろうな。これからIT業界へ進んでゆくであろう学生に大きな難壁となるであろう曾っての大規模COBOLシステムについて「なぜ大量のCOBOLシステムが刷新されないか、コード自動生成が生む闇」という記事が出てた。最近はこの話題に触れることさえ憚られるようだ。このような記事はこの20年間幾度も見てきた。CASEツールについての甘さもさることながら,この問題はAIを適用も非常に難しい問題でもあると思う。プログラム書法は人様々であり,COBOLシステム開発初期は,半角英数でのローマ字,次に,半角カタカナ,そして日本語全角漢字でのプログラム上でのドキュメントやソース作成だったのでとても一筋縄で対処できるものではない。CASEやdotcobol言語も焼け石に水状態。21世紀すべてがこの問題に当てられそうな気がする・・・。一昨日の演習打合せの件で学部事務室A氏と調整等。研究室窓外から蝉の鳴き声が聞こえてくる。季節的にチッチゼミかな・・・。午後,久しぶりにM氏来室。研究室雑務をお手伝い願う。謝謝。0時近くまで明かりの点いている研究室あり。


13日 Eduard Stiefelの下"Zur Funktionentheorie der Wellengleichung : mit Anwendungen auf spezielle Reihen und Integrale mit Besselschen, Whittakerschen und Mathieuschen Funktionen"で学位取得し渡米,39歳に帰国するまで国立標準局やCalifornia大LA校で研究,帰国再渡米後も数値解析の分野で国際的に活躍したスイスの数学者ペーター=ヘンリチ(Peter Karl Henrici),Liege大Florent J Bureauの下"Sur les matrices hermitiennes apparaissant dans la theorie du meson"で学位,群論,線形計画法等からSchwartz超関数,偏微分方程式等幅広い分野への数理解析アプローチで活躍し,Liege関数解析センターを創設したベルギーの数学者アンリ=ジョルジュ=ガルニル(Henri Georges Garnir),反ナチスから戦争終結直前ナチスに協力的な行動で戦後告発解任等孤立するも後に名誉回復,様々な視点から幾何学を研究し,位相微分幾何学研究を開始,ブラシュケ多様体,ブラシュケ予想で知られるオーストリアの数学者ヴィルヘルム=ヨハン=オイゲン=ブラシュケ(Wilhelm Johann Eugen Blaschke),GottingenでHilbertとKleinの影響を受け"Uber die starken Maxima und Minima bei einfachen Integralen"をH.Minkowskiに提出し学位取得,変分法,点集合測度論,実関数論に貢献し,アテネで一時教授する時期はあるものの主にドイツで活躍したドイツ生・ギリシアの数学者コンスタンティン=カラテオドリ(Constantin Caratheodory)の誕生日。2時に目が覚めるも考え事がありすぎて3時半から雑務。Jim Rogers"円安は進む。政府・日銀はとんでもない過ちを・・・"と語った。ホントにそう思う。いい加減責任取ってほしい・・・・。昨日の文科省発表による大学入学者選抜の好事例の件。その後数人の方から,立正のR方式についても,過去に既に紹介されていたとのことだった。すんまそん。D病院に持参して出かける袋が見窄らしいというので新しい袋を用意してくれた。そんなにヒドい袋だとは思わないけど・・・。謝謝。朝,野球部のリーグ戦関連で来校されていた石松元学生部長が石松農園で獲れた新生姜を持参してきてくれたとのことで預かってくれていた水上学部事務長が生姜持参で来室。謝謝。久しぶりに母と話す@電話。野球部の東都2部リーグ対東洋大戦@大田S第1試合は15時10分から。17時34分終了,1-2で1勝。


14日 Vinogradov自身の独創的手法で十分大きな奇数についてGoldbach weak予想を解決する等,解析的整数論を画期的に進展させたソ連の数学者https://en.wikipedia.org/wiki/Leone_Burtonhttps://en.wikipedia.org/wiki/Leone_Burton(Ivan Matveevich Vinogr adov),イギリスで最初の数学教育の修士号を取得したオーストラリアの数学教育者レオーネ=ミナ=ゴールド=バートン(Leone Minna Gold Burton),Zygmundと共にフーリエ解析,偏微分方程式等のハード解析のシカゴ学派を誕生させ,Calderon-Zygmund理論の開発,その他特異積分等の研究でも知られるアルゼンチンの数学者アルベルト=ペドロ=カルデロン(Alberto Pedro Calder{\'{o}}n),Emile Picardの下,"Sur une classe de fonctions de deux variables definies par les equations lineaires aux derivees partielles"で学位取得,第1次大戦後帰国し解析関数の位相的特徴付けの研究で活躍,ルーマニア複素解析学派を創設したルーマニアの数学者者シミオン=ストイロフ(Simion Stoilow),Munster大で"Die Charakterisierung von Regularitatsgebieten durch pseudokonvexe Funktionen"で学位取得後渡米,コンピュータ科学と数理進化生物学で先駆的な業績を残したドイツ生・アメリカの数学者,生物物理学者ハンス・ヨアヒム=ブレマーマン(Hans-Joachim Bremermann),GottingenでRichard Courantの下"Verallgemeinerung der Riemannschen Integrationsmethode auf Differentialgleichungen n-ter Ordnung in zwei Veranderlichen"で学位,数理物理学,特に量子力学に重要な貢献をしたオーストリア系ドイツの数学者フランツ=レリッヒ(Franz Rellich),NewJersey大(現Princeton大),Johns Hopkins大で学んだ後渡独,Kleinの下"On the singularities of curves of double curvature"で学位取得,Princeton大学長を務め,大学を(数学部門を含め)今のように発展充実させ,米数学会会長を務め,Princeton数学科のFineHallに名を遺すアメリカの数学者ヘンリー=バーチャード=ファイン(Henry Burchard Fine)の誕生日。3時からPC雑務。政府が世界トップレベルの大学を目指す国際卓越研究大を「大学ファンド」で支援するという(高々)10兆円規模の(文部科学省の)認定基準案「トップ10%論文が直近5年で約1000本以上」等の案が発表された。C国に代表されるように国際的にヤラセのImpactFactor等が横行する中,これでは日本独自の研究に陽が当たらないだろう。これだから文科省や一部の学界人はダメなんだなぁ・・・。物理学者・長沼伸一郎氏による"イスラム世界の衰退は「微積分学」を拒否したから"という寄稿があった。中世までのイスラム圏の数学は確かに優れていた。これは宗教観によるものか・・・。ヒンズー圏なんかは独自の神がかり的な数学を産んでいるしな・・・。野球部の東都2部リーグ対東洋大戦@大田S第2試合は14時36分から開始。振ってばかりいないで,たまにはプッシュバントやドラッグバント等も織り交ぜて足技小技を駆使してもっと貪欲に塁を奪ってほしい・・・と思うよ・・・。3時過ぎ研究室が蒸し暑いナ・・・と思っていたら空調がエラー表示になっていた。復旧する様子もないので,16時前事務室に連絡。しばらくして,管財課?+業者の方が見えて調整確認。5F工事中につき,一時的に空調を止めていた・・・とのことだった。そういう時は「事前に」XX:XX−XX:XXは一時的に空調を止めますというご連絡を・・・・。五星三心占い2023を眺めてみた。野球の途中経過を見たら,4回から7回までは5-3のまま両チームとも0行進で得点の更新なしだった。東洋の投手は4人目だった。17時15分5-3で試合終了。勝ち点1。整数計算捗らず。アイデアいまいちなのかも。18時,担当者の空調の止め方がおかしかったのか再び空調がイカれる。対面の研究室から扇風機を持ってきて(蒸し暑いながらも)少し凌いだ感・・・。


15日 oorbonne大から"Homologie singuliere des espaces fibres"で学位,ブルバキの最年少メンバーとなり,多くの海外研究者との交流の中で代数トポロジー,代数幾何学,数論に重要な業績や貢献で知られ,フィールズ賞を受賞したフランスの数学者ジャン・ピエール=アルベール=アシール=セール(Jean-Pierre Albert Achille Serre),Emile Picardの審査で"Sur les equations int?gro-differentielles d?finissant des fonctions de lignes"で学位,関数解析の専門家として出発後,関数解析を土台にして現代確率論に重要な進歩を齎したフランスの数学者ポール=ピエール=レヴィ(Paul Pierre Levy),Luigi Bianchiの下"Le forme decomponibili coordinate alle classi di ideali nei corpi algebrici"で学位,解析汎関数の理論を構築し,シントロピーについても研究したイタリアの数学者ルイージ=ファンタピエ(Luigi Fantappie),ナチス台頭により渡英,Cambridge大卒後兵役,再びCambridgeに戻り数理論理学研究で学位,Gödelとの交流や数度の渡米を経てStanford大で証明論,計算理論の研究を続けたオーストリアの数学者ゲオルク=クライゼル(Georg Kreisel)の誕生日。いつもより冷える朝だった。3時に目が覚め,バイタルチェック。SNSでtweetの昨晩のNHK笑わない数学abc予想だった。解決については未だに賛否両論が続いているので,abc予想はどういうものか?という解説止まりだったようだ。北大でも日本数学会秋季総合分科会が開催させているし,数学週間ということで?ボクのabc予想についても昨日の計算の整理。$c$がradical numberのときは明らかだったので,ボクなりにはもう少しというところかナ・・・・。abc予想を「$+$」と「$\times$」の複雑さで説明しているけど,これは違うような気がする。$c$という数を,それを$c=a+b$と互いに素なる数のペア$(a,b)$に絞ったときの状況を調べる問題なので,$\varphi(c)$の存在を語らずにアタックしてはならないと思う。もっと整数と遊んでみないと・・・。ボクのabc予想についても昨日の計算の整理。セブン銀行のATM操作音が「お金ないでしょ」に聞こえてたらしく,利用者tweetで「神対応」の変更決断とのこと。"おカネ増えてますヨ"に変更希望・・・。ある人は電話詐欺要注意のメッセージを流したら・・・との案を。空調担当者の再点検で,空調はその後順調だけど,同じ設定温度で2-3度低い冷え冷え感。高知大・鈴木紀之准教授から予定授業録画が届く。謝謝。早速授業支援室に学生視聴サイトに登録依頼。


16日 数学と物理を学びButzow大物理学教授となるも,主要な学術研究が哲学であったことから30歳でKiel大哲学教授となりカントの純粋理性批判に大きな影響を与え,60歳から統計学の立場で保険数学の研究へと進み,次第に数学の応用から純粋数学(多項式環等)への関心に移っていったデンマークの数学者,統計学者,哲学者ヨハネス=ニコラウス=テテンス(Johannes Nikolaus Tetens),幾何学,数論,円錐曲線等の研究の他,ギリシヤ数学について重要な成書で知られるイタリアの数学者,天文学者フランチェスコ=マウロリコ(Francesco Maurolico)の誕生日。1時半前から考え事の続き。いつまで続くやら。"ミツバチの毒に乳がんを抑制する効果"があるとの記事。まだまだ未知の生物界。あらゆるガンについても,こういったことが判明する未来がありそうだ。13時過ぎEP委員会の進捗状況連絡入る。謝謝。14時,非常勤のA先生が来室。少しお話した後,学部コンピュータ2教室については宍戸助手に案内依頼。案内後,再度A先生とお話。


17日 Dirichletの強い影響を受け,Gaussの審査で学位取得,空間幾何学に関する考えは,現代理論物理学の発展に大きな影響を及ぼし,積分概念を明確にする他に解析学,数論研究,未解決なリーマン予想を提示する等活躍したが,Gauss以外には真価を評価されず重要な業績については20世紀に再評価されたドイツの数学者ゲオルク=フリードリヒ=ベルンハルト=リーマン(Georg Friedrich Bernhard Riemann),反ユダヤ法から逃れてきたE.Artinの下"On the structure of the group of p-adic 1-units"で代数学の学位取得するも,第2次大戦開始で海軍研究所で流体力学,非線形偏微分方程式の研究に専念,Schwarz-Christoffel変換の一般化,非等エントロピー非回転流の特徴付け等に取組み,Stanford大数学科を発展させたアメリカの数学者デビッド=ギルバーグ(David Gilbarg),Yale大在学中Cambridge大でも学び,帰国後保険数理職に就きながら?ystein Oreの下"An Isomorphism Between Linear Recurring Sequences and Algebraic Rings"で学位取得,有限射影平面,群論,組合せ論(ブロックデザイン等)研究に重要な貢献をしたアメリカの数学者マーシャル=ホール=ジュニア(Marshall Hall Jr),リー群表現における解析ベクトルの理論,非線形偏微分方程式の共分散群の非線形表現のコホモロジー研究等,群論的手法を物理学の問題に適用したイスラエル生・フランスの数学者,理論物理学者モシェ=フラット(Moshe Flato)の誕生日。0時から雑務。『全国初の「17歳の大学生」になったが…早熟だった「物理の天才」が、いまトレーラー運転手として働くワケ』の記事に関して,twitterでS氏が「「各自の能力に見合った学びが提供されるべき」という立場からは、飛び級制度は(天才ではなく)早熟の子が学校で退屈せずその時点の理解度に合った教育を受けれる制度なので、飛び級した人が天才である必要はない。問題はむしろ、周囲が飛び級の人を早熟ではなく天才として扱うことだと思う。」とtweetしてた。同意。T氏がNHK鎌倉殿の13人に出ていない熊谷直実のことを「そういえば出てない」と呟いていた。熊谷直実所縁の京都・金戒光明寺"よろい掛け松"熊谷寺縁起を調べてみた。熊谷駅北口の勇ましい直実像建立より,蓮生上人像建立を本人は喜んだのではないか・・・。建立は駅北口より往生を予告した村岡の辻がふさわしかったのかな。9月卒業式@品川。諸事情で遅れたゼミ生も無事卒業。病院から戻った後,打合せ@zoom。終わったころ,野球部のOP戦対全足利クラブの結果が出てた。3-2で敗けていた。今は,東都で頑張ればいい。


18日 数理物理学での基本的解析手法を提供した楕円積分の研究,ルジャンドルの平方剰余等の数論,代数・解析分野,統計学で業績を残し,またπが無理数である簡潔な証明,π^2も無理数であること最初に示したフランスの数学者アドリアン・マリ=ルジャンドル(Adrien-Marie Legendre),Leiden大van der Woudeの下,Jan Schoutenの助言も得て"Het beweeglijk assenstelsel in de affiene ruimte"で学位,計量幾何学でのHaantjes-Finsler曲線等,微分幾何学で活躍し,オランダ数学会会長を務めるが40代で亡くなったオランダの数学者,数学教育者ヨハネス=ハーンチェス(Johannes Haantjes),Clark大でW.Story,H.Taberの下"On the Roots of Matrices"で学位取得,行列と行列式の理論に関する研究に取組みアメリカで活躍したカナダの数学者ウィリアム=ヘンリー=メッツラー(William Henry Metzler)の誕生日。2時過ぎからいつものルーティーン。2期開始までもうすぐだとは思っていたものの,具体的には来週からだとあらためて確認して少し焦る。1・2年ルーム生に面談の通知。元ラグビー日本代表・平尾剛(神戸親和女子大教授)氏が『不勉強で無知なのにプライドは高い・・・日本のアスリートが「鼻持ちならない存在」になりがちな根本原因』を述べていた。スポーツをライフワークにしようとする学生は特にこの内容をかみしめてほしいと思う。久しぶりに絶好仮面からメール。地道な努力こそが報われるんだなぁ・・・。以前からのC国研究者による論文引用に関する操作や先日のコロンビア大学のランキング操作が目立ってるにも関わらず,先日の文科省の卓越大学決定基準に警鐘を鳴らすかのようにとうとうノーベル賞学者・大隅良典博士も「論文の引用回数がそれほど重要な指標とは思っていない」との発言。これは日本の多くの研究者が思ってることを代弁している内容だと思う。16時からルーム生との面談@zoom。雨は降り続く・・・。5Fにはもう1人の先生が頑張られてた。雨中のラグビー関東大学Jr選手権(category3)第1節Vs東洋大Jr戦@東洋Gは後半追い込まれながら31-29で初戦勝利。DS2年FB大野和馬,FL富野泰空も活躍。18時からのサッカー関東リーグ2部12節対関東学院大戦,1-2で敗ける。被害状況の早期把握を考えて,全国の消防団にドローンを本格導入との話だけど,高層ビルの時代には消火作業を考えればジェットパックなんかもいいのでは?被害の目視もできるし。


19日 大学院で学位取得後,第2次大戦で軍役で研究中断,戦後研究に戻り"Systems with an infinite operation"で教授資格学位,無限論理や半群論の代数系の研究で活躍したウクライナの数学者エフゲニー=セルゲイヴィチ=リャピン(Evgeny Sergeevich Lyapin),HenselとHardyに師事し"On the domain of p-adic numbers"で学位,数論,代数,数学基礎論,論理学で活躍したポーランド/ウクライナの数学者エウスタ=カロル=ジロンスキー(Eustachy Karol Zylinski),Princeton大でVeblenに師事し修士取得,同大講師勤務,渡仏研究後"Functions which map the interior of the unit circle upon simple regions"で学位,第1・2次大戦で兵役に就くなど研究を中断されながらも,」結び目理論で重要なAlexander,現Alexander-Spanier cohomology理論導入等,トポロジー研究者として活躍したアメリカの数学者ジェームズ=ワデル=アレクサンダー(James Waddell Alexander),保険数理を主たる研究および仕事とし,アメリカ数学会会長,アメリカ数理学会会長なども歴任したアメリカの数学者ジョン=エモリー=マクリントック(John Emory McClintock)の誕生日。熊谷では雨は降り続く。2時半からルーチン。各メディアでの台風速報合戦。MacMahon Master theoremがいまいちアタマに入ってこないというかナンというか・・・。7時半からルーム生との面談@zoom。文科省調査だと「大学4年生の6割強が大学院進学希望」とのこと。希望していない学生は家庭の経済状況を考えてのことだというから,ほとんどの学生は院進学を希望しているということだな・・・。


20日 British Columbia大で学位取得後,更にIlliois大で鈴木道夫やHans Zassenhausの知己を得"Focal Series in Finite Groups"で学位,焦点部分群定理,散発型単純群Higman-Sims群の発見,群表現論のホモロジー的研究等で知られるカナダの数学者ドナルド=ゴードン=ヒグマン(Donald Gordon Higman),Hilbertの下"Zur Theorie der Modulfunktionen von zwei Variablen und ihrer Anwendung auf die Zahlentheorie"で学位,Hilbertのmodular関数,Dedekindのzeta関数に対する関数等式,HeckeのL関数等,解析的整数論で極めて重要な仕事をしたポーランド系ドイツの数学者エーリッヒ=ヘッケ(Erich Hecke),Harvard大入学前GottingenでKleinに師事し,帰国後Harvardから"A Contribution to the Theory of the General Equation of the Sixth Degree"で学位取得,特に素数研究を中心とした数論および群論研究で活躍し,アメリカ数学会会長を務め,同学会のコール賞に名を遺すアメリカの数学者フランク=ネルソン=コール(Frank Nelson Cole),Budapest工科大で学び16歳から教員として勤務,数体の算術等価性に関するKroneckerの問題解決に貢献,Bauerの合同式,Bauerの定理等,数論分野で活躍したハンガリーの数学者マイケル=バウアー(Mihaly Bauer),"On One Problem in Mathematical Physics"で学位取得,数値線形代数分野で活躍したソ連の女性数学者ベラ=ニコラエフナ=ファディーバ(Vera Nikolaevna Faddeeva),New York大H.N.Shapiroの下"On the Representation of Large Integers as Sums of Primes"で学位取得後学界を離れ,いくつかの企業のR&D部門に勤務,その中で非平滑最適制御理論,その解析研究に取組んだポーランド生アメリカの数学者ジャック=ワルガ(Jack Warga),Alfred Clebschに師事し"Uber diejenigen Curven, deren Coordinaten sich als hyperelliptische Functionen eines Parameters darstellen lassen"で学位,代数幾何学を専門とし,Klein等とともに数学教育における幾何学的図形モデル(厚紙)使用の創始者として知られるドイツの数学者アレクサンダー=ヴィルヘルム=フォン=ブリル(Alexander Wilhelm von Brill)の誕生日。納得いくまで6回ほどバイタルチェックを行い,2時からいつものルーチン。台風被害報告甚だし。森元首相の「産経も早稲田も無試験入学,総理の座も密室で決まる」というこんな生き方に唖然・・・。ペレルマンによりポアンカレ予想はすっかり解けたものだと思ってた。というか勘違いしてた。実はなかなか解決できなかった3次元ポアンカレ予想が解決しのであって,O氏による4次元ポアンカレ予想は解決されていなかったことがtwitterを賑わしていた。14時からルーム生と面談@zoom。様々な失調に悩む。


21日 力学系の研究,Kolmogorov-Sinaiエントロピーの確立,エルゴード理論,数理物理学への重要な貢献で,ウルフ賞,ポアンカレ賞,アーベル賞等を受賞,フィールズ賞授賞委員会委員長を務め国際的に活躍するロシアの数学者ヤーコフ=グリゴーリエヴィチ=シナイ(Yakov Grigorevich Sinai),有限差分法でのCrank-Nicolson法で知られ,特に偏微分方程式の数値解析の分野で活躍したイギリスの女性数学者フィリス=ニコルソン(Phyllis Nicolson),Steinhausの下で"The theory of surface measure"で学位取得後,教員,保険会社勤務を経て大学での研究に戻り,いくつかのトポロジー概念と定理をバナッハ空間に移し,Schauderの不動点定理を示す等,関数解析及び偏微分方程式,数理物理学の研究で知られるウクライナ生・ポーランドの数学者ユリウス=パウエル=シャウダー(Juliusz Pawel Schauder),Harvard大から"On the location of the roots of a Jacobian of two binary forms, and of the derivative of a rational function"で学位取得,有理関数の零点,補間,近似,スプライン等,解析分野で活躍したアメリカの数学者ジョセフ=レオナルド=ウォルシュ(Joseph Leonard Walsh),Jozsef Kurschakの下,Budapest工科大から"Elementary Discussion of Rotations and Finite Rotation Group of a Space of Many Dimensions"で学位取得,自身の名を関した定理や補題等で知られるグラフ理論で活躍したハンガリーの数学者デネス=ケーニヒ(Denes Konig),イエズス会で学び,ローマ教皇から教義に反する理由で弾圧を受けながら無限小研究に取組み,それらを道具として螺旋曲線,放物線,双曲線等を研究したイタリアの数学者ステファノ=デッリ=アンジェリ(Stefano degli Angeli)の誕生日。 0時からいつものルーチン。イギリスの国葬を拝見してて,また,ある数学者の伝記を眺めてて「スコットランド女王メアリーの処刑の正当性」に一文が気にかかり,高校時代に受験参考書で憶えたイギリス王朝代々を暗唱してみた。「ロアンデノルプラヨチスハウ」。数十年経ってもよく覚えてるもんだ我ながら感心した・・・。ローマ支配,アングロサクソン七王国,デーン朝,ノルマン朝,プランタジネット朝,ヨーク朝,テューダー朝,ステュアート朝,ハノーバー朝,ウィンザー朝・・。現在では数十年前よりさらに詳しい記述がみられるけど・・・・。7時半,久しぶりにR大学N教授と長々とお話。8時45分からルーム生面接@研究室。10時前からしばらくSA調整。11時から授業支援室と打合せ。13時半から教授会。15時半閉会。海外出張から昼帰国されたばかりの白川教授から皆さんにとお土産のお菓子が配られる。謝謝。研究室に戻ると,天納講師よりお土産がドアノブのところに。謝謝。16時過ぎ,S先生が久しぶりに来室。30分ほどで帰宅された。そういえば今日はM先生のお誕生日でしたネ。18時半,宍戸助手来室。1時間ほどコンピュータ室環境の打合せ。野球部は午前午後に分かれて学年対抗紅白戦。2年×4年=1-3,1年×3年=0-1。2学年も違えば上級生が強い。18時半より,サッカーIリーグ1部Cブロック第12節VS日体大U-22B戦。2分:FW判治海斗(DS2年),10分:FW判治海斗(DS2年),19分:FW久永武蔵(地球3年)で3-0で勝利。


22日 Alfred Loewyの下で"Allgemeine Korper im Gebiet der heheren Kongruenzen"で学位,Krullの影響を受け,代数関数体,zeta関数,類体論,付値論,Galois理論,体論・環論,導分と微分等幅広い代数分野,数論分野に貢献したドイツの数学者フリードリッヒ=カール=シュミット(Friedrich Karl Schmidt),H.Poincareに師事し,H.Poincare, E.Picard,G.Koenigs,P.Appell, E.Goursatの審査で"Sur la continuite des fonctions de variables complexes"で学位取得,積分幾何におけるポンペイの問題(予想)等で知られ,解析,複素関数論,有理力学で活躍したルーマニアの数学者ディミトリー=ポンペイ(Dimitrie Pompeiu),5次方程式が代数的に解けないこと(Abel-Ruffini Theorem)をアーベルよりも先に示していたイタリアの数学者パオロ=ルフィニ(Paolo Ruffini),Schurの審査で"Eine Verallgemeinerung der Permutationsgruppen"で学位,群論と表現論に取組んだドイツの数学者ヴィルヘルム=オットー=ルートヴィヒ=シュペヒト(Wilhelm Otto Ludwig Specht)の誕生日。夢のせいで遅く起きる。3時からルーチン。ここんところの連休続き・・・チョーシ狂う。D病院から戻っての午後は事務処理だけでつぶれる。といっても,予定の1/3が終わっただけ・・・。何故に労働時間の殆どが事務作業になってしまうのか・・・。


23日 3角形におけるシムソンの定理を最初に発見し,平面図形を拡大縮小する装置・エイドグラフ(≒パンタグラフ)を発明する等,幾何学に取組んだイギリスの数学者ウィリアム=ウォレス(William Wallace),パリ第6大・Jean-Francois Le Gallに師事し平面ブラウン運動に関する研究で学位取得,確率論的レブナー進化(SLE),2次元ブラウン運動の幾何学,共形場理論発展への貢献等,Fermat賞,フィールズ賞等を受賞した元子役俳優でドイツ生・フランスの数学者ウェンデリン=ウェルナー(Wendelin Werner),Leonida Tonelliの下"Sulle serie doppie"で学位取得後,パラメトリック方程式で与えられる曲面の面積やLebesgue測度,有界変動関数挙動,最適制御理論,力学系の安定性に関する研究等,アメリカで活躍したイタリアの数学者ランベルト=チェザリ(Lamberto Cesari),13歳で数学論文発表,大卒後教員勤務,30過ぎで初めてtopological algebraの用語を導入した"Studi?n over topologische Algebra"でGroningen大から学位取得,位相群,その応用,確率論,統計分野で活躍したオランダの数学者デビッド=ファン=ダンツィヒ(David van Dantzig),厳格な数学教育でも知られ,女性の数学(の大学)教授の最初の1人で,主に天体の観測と軌道計算で知られるアメリカの女性数学者,天文学者エレン=アマンダ=ヘイズ(Ellen Amanda Hayes)の誕生日。勤労感謝の日。休日授業日。1時過ぎからルーチン。『消費税の「インボイス制度」に登録した個人事業主の名前などの公表方法について、国税庁が見直す方針を決めた』とのことだ,公務員のこういった感覚はいつまで経っても直らないナ・・・。9時56分,自信ないけど地震があったような・・・。後で調べると54分だったらしい。P/S波の違いだったか・・・?。2・3時限線形演習授業。かなりの学生が前に出てきて問題解答プレゼンした。合間の昼休みにルーム生との面談@研究室。非常勤で見えていたW先生やO先生も来室。両先生とも4コマ連続。お疲れサマンサ。M先生に出会ったので誕プレ差し上げ。宍戸助手がarcGISの件で来室。M氏より名古屋銘菓「なごやん」を頂く。謝謝。18時半授業を終えた友永教授来室。サンドィッチの差入れを頂く。謝謝。統計解析に纏わる四方山話に花が咲く。気づくと雨が少々荒くなってきていた・・・・。帰宅後,友永教授からSpurious Correlationsの多くのデータ例が送られてきた。哀しいかなーDSなんかを一方では謳いながら− 確かにこういうレベルの研究者も数多く見かける・・・・。学会・研究発表や査読論文でもホントにこのデータ解析を理解できているのか?と疑問符のつくものも多い。たとえば,「で,その母集団は何ですか?」と問うたりすると,まったく答えられない研究者もいるくらいだから・・・。そもそも推測統計の基本さえ身につけないままソフトだけ操っているのが丸わかり・・・。こんな方々が博士を名乗っている日本だから(特に)アメリカの統計専門家にバカにされるんだろう・・・。


24日 3次方程式,4次方程式の解法を示し,代数学の著作物Ars Magna出版により,数学発展への大きな改革を齎したイタリアの数学者,医師ジェロラモ=カルダーノ(Girolamo Cardano),(本人はその重要性に気づいていなかったといわれる)Farey数列の発見で知られるイギリスの地質学者,アマチュア数学者ジョン=ファレイ(John Farey),抽象代数学への絶大な貢献者Emmy Noetherの父で,Heidelberg大Jacob Lurothに学びGustav Kirchhoffの口頭試問で学位(天文学)取得,その後Abel, Riemann, Cayley,Cremonaの影響を受け双有理変換作用下での代数多様体の不変性の研究を始め19世紀の代数幾何学の指導者として活躍したドイツの数学者マックス=ネーター(Max Noether),Leipzig大Felix Kleinの下"?ber Systeme elliptischer Modulfunktionen von niederer Stufenzahl"で学位,複素解析,特に楕円関数,モジュラー関数,保型関数の研究で活躍したドイツの数学者ロバート=カール=エマニュエル=フリッケ(Robert Karl Emanuel Fricke),パリ大でBorel,Denjoy,Montelの審査で学位取得後帰国,ナチスによる強制収容所生活を経るも,戦後,微分方程式論,解析空間,制御理論研究で重要な貢献で知られるポーランドの数学者タデウシュ=ワゼフスキ(Tadeusz Wa{"r}ewski),Issai Schurに師事し"Ein neuer Beweis des Endlichkeitssatzes f?r Orthogonalinvarianten"発表,ナチス台頭でHebrew大に移るも先の発表論文が評価され学位取得,戦後渡米し複素解析,微分方程式,数理物理で活躍したドイツ生・アメリカの数学者メナヘム=マックス=シファー(Menahem Max Schiffer),カナダのMcGill大・院で電気工学を修めた後第2次大戦従軍,戦後Carnegie工科大(現Carnegie Mellon大)Richard Duffinの下"Electrical Network Theory"で学位取得からnetworkからtopologyに興味が移り,古典群のhomotopy群でのBott周期性定理,Atiyah?Bott不動点定理等,topologyと微分幾何へ根本的な貢献,数理物理学の新視点開拓,スティール賞を受賞したハンガリーの数学者ラウル=ボット(Raoul Bott),多重積分変換の幾何学的解釈,複数座標系の関係を扱った手書きの論文でコロンビア大学で学位を取得した最初の女性(※当時New York Times(1886.6.10)で報じられる)であり,数学博士号を取得した最初のアメリカ人女性数学教育者,地質学者ウィニフレッド=エジャートン=メリル(Winifred Edgerton Merrill),第1次大戦開戦でBreslau大からGottingen大へ移り,Edmund Landauの下Dirichletの因子問題,Voronoyによる結果の拡張研究"Neue Anwendung der Pfeifferschen Methode bei Dirichlets Teilerproblem"で学位,級数論,数論で活躍したポーランドの数学者ヴェルナー=ヴォルフガング=ロゴシンスキー(Werner Wolfgang Rogosinski)の誕生日。3時からルーチン。そろそろ雨も弱くなるかな。昨晩のSpurious Correlationsを再度確認。米統計学会が,同国の某社会科学系学会に"発表研究での統計解析がいい加減すぎる!"と警鐘を鳴らした話は有名だと聞いてるけど,日本ではこういう話を聞かない。いかに研究者同士が仲間内の馴れ合いに浸りすぎているかがよくわかる。特にデータ解析部分。仕事が欲しいのか,俄かデータサイエンティストが多すぎやしないか。


25日 ユダヤ人の教育枠の制約から進学が難しく,ドイツのHenselの助力とともに師事し,GottingenでLandau, Hilbertの下で学位取得,Hilbertの18番目の問題を解決,中立国スイスに移住し,戦争に煩わされることなく解析学と代数学双方において幅広い分野・トピックに取組んだウクライナの数学者アレクサンドル=マルコヴィッチ=オストロフスキー(Alexander Markowich Ostrowski),Marcel Rieszの下G H Hardyの影響を受けた"On a class of Dirichlet series"で学位,解析的整数論,確率論や数理統計学で活躍し,クラメールのV(/連関係数)等,主として統計学分野で一般に知られるスウェーデンの数学者,アクチュアリー,統計学者カール=ハロルド=クラメール(Carl Harald Cram{\'{e}}r),Sierpinskiの下で空間充填曲線研究で学位取得,再帰曲線や空間充填曲線でのHahn-Mazurkiewiczの定理等,トポロジー,解析学,確率論で活躍したポーランドの数学者ステファン=マズルキエヴィッチ(Stefan Mazurkiewicz),Cayley, Sylvester, Hermite,Clebschの影響を受け幾何学への代数的アプローチにより,純粋幾何学研究から代数幾何の基礎的分野で活躍し,数多くの線織面等を発見したアイルランドの数学者,英国教会神父ジョージ=サーモン(George Salmon)の誕生日。2時半からルーチン。でも日に日に草臥れてゆく自分が見える・・・。来週の研究会のレジメ等が届き始める。早朝,S大学N教授と長電話。サッカー関東大学IリーグCブロック第13節,13時より立正U-22対作新学院大U-22A戦。後半20分:MF寺田海成(DS1年)ゴールも後半35分失点1-1で引分け。午後M氏研究室雑務で来室。謝謝。野球部のOP戦(対日本ウェルネススポーツ大)3-5で勝利。AC館は3号館に比べ安普請だなぁと思うことがある。キャンパスでの学生の鬼笑が5階の(窓を閉め切っている)研究室まで大きく響いてくるからだ・・・。特に休日は響きがハンパじゃない。平素の授業中でも教室にいるとフツーに隣の授業音声が聞こえてくるし・・・。今後も"高い緊張感を持って注視していきたい"−By 岸田総理−。


26日 Manchester大Max Newman下"Local Topological Invariants"で学位取得,トポロジー分野で活躍し,数学への深い洞察から生まれた新しい数学教育の開拓者でもあったイギリスの数学者ブライアン=グリフィス(Brian Griffiths),数論で活躍,数学研究へのコンピュータ活用にも積極的理解を示し,J C P MillerとRiemann zeta関数表の作成,Polya予想の反証でも知られているイギリスの数学者コリン=ブライアン=ハセルグローブ(Colin Brian Haselgrove),陸軍士官学校で学び,大尉から砲兵大学教官,Oxford大にJ.J.Sylvesterの後任として務め,数論とMacMahon's master theorem (MMT) 等で知られる線形代数+組合せ論分野で活躍し,Sylvester賞,De Morgan賞等を受賞したイギリスの数学者パーシー=アレクサンダー=マクマホン(Percy Alexander MacMahon),San Francesco Saverio大でL.Bassi, V.Riccati, F.Maria Zanotti, G.Manfrediに師事,Newton物理学を中心に学ぶ,マルファッティの円等で知られる等の幾何,確率,力学に取組み,5次方程式の解法にも挑戦,後に示される超越関数を用いての5次以上方程式解法に用いられるresolvent of Malfattiも導入したイタリアの数学者ジャン=フランチェスコ=マルファッティ(Gian Francesco Malfatti)の誕生日。2時半過ぎ,H氏より某HPについての訂正依頼が入る。早速サイト管理者に連絡。その後ルーチン。7時半過ぎまで授業準備。8時半,SA・M氏とY氏と授業打合せ。事務室のA氏も授業教室不具合の件で来室。1・2時限の演習でMapleを紹介。今年は例年に比べて反応いまいち。13時過ぎ,青木和昭先生がEP委員会の件で来室。途中,SA3年・M氏来室。沖縄のお土産・雪塩ちんすこうを頂く。謝謝。姓がMで始まる人が多いなぁとつくづく・・・。しばらくしてY先生来室。しばらくお話。品川での所用を済ませられた白木教授来室。今度のIIARS研究会について。明日の委員会の連絡が入る。18時からだった・・・。『窓際族で年収2000万円は『Windows2000』なら、社畜は『Office365』で、そんな職場は『Microsoft Teams』と呼ぶ』の記事が出てた。私大の場合,年収2000万円はあり得ない。私学経常費補助があるからだ。年収については,教員職員について上限1***万円という上限があり,各私大とも補助を受けて経営するために学内での給与規定をその範囲内で収まるように定めているからだ。


27日 CambridgeでHardy,Littlewood,Besicovitchに学ぶが戦争開戦で爆発の熱力学,弾道学,超音速流,砲弾破片等解析専念で研究方向を変更,有限差分法,特性曲線法を用いて双曲型偏微分方程式の数値解法の開発,後にTuringの下でACE(Automatic Computing Engine)computer projectに協力,数値解析,数値線形代数理論研究で活躍したイギリスの数学者ジェームズ=ハーディ=ウィルキンソン(James Hardy Wilkinson),Athens大卒後数学教員として勤務,後ドイツへ留学Carath?odory,Sommerfeldに師事,第2次大戦後,母国へ戻り,解析,確率論,測度空間研究活動の他,様々な数学トピック執筆を務め母国の数学界を発展させたギリシアの数学者,数学教育者デメトリオス=アンドレウ=カッポス(Demetrios Andreou Kappos),Dmitry Aleksandrovich Graveの下"On Quadratic Forms and Linear Transforms"で学位取得,微分方程式と積分方程式の研究で活躍し,二項分布に関連する離散直交多項式,Krawtchouk多項式等で知られるが資本主義国のスパイとされ矯正労働収容所で失意のうちになくなったウクライナの数学者ミハイル=ピリポビッチ=クラフチュク(Mykhailo Pilipovich Krawtchouk),幾何学の研究,母国の数学教育カリキュラム構築および教科書執筆で知られるニュージーランドの数学者ヘンリー=ジョージ=フォーダー(Henry George Forder),ウィーン大Gustav Ritter von Escherichの下"Zur Theorie der zweiten Variation einfacher Integrale"で学位,集合論と関数解析のパイオニアであり,Weierstrassのアイデアを発展させ変分法に重要な貢献をし,Hahn-Banachの定理,Hahn-Mazurkiewiczの定理等でよく知られるオーストリアの数学者ハンス=ハーン(Hans Hahn),Harvard大M.Bocher,W.Osgoods下で修士,Gottingen大Hilbert下"Uber den analytischen Charakter der Losungen von Differentialgleichungen"で学位,パリE.N.S.でGoursat, E.Picard,Hadamard,P.Appell,J.Tannery等研究後帰国,偏微分方程式や複素関数論研究に取組み,アメリカ数学協会初代会長を務めたアメリカの数学者アール=レイモン=ヘドリック(Earle Raymond Hedrick),射影幾何学,代数関数,解析全般,力学で活躍し,Mongeの問題を解決,Appell多項式等でも知られPoincareと共にフランス数学界に貢献したフランスの数学者ポール=エミール=アペル(Paul Emile Appell),数学のキャリアはないもののの,Euler路数の一般的な求め方を示し,Eulerの36士官問題を解決,次数6の2つの直交ラテン方陣が存在しないことを示す等組合せ論で活躍したフランスの数学者ガストン=タリー(Gaston Tarry)の誕生日。3時からルーチン#1。雑務をこなしながら方丈記の一節を思い出す。『「東京大学AI研究会(東京大学人工知能研究会)」(英語名:The University of Tokyo AI Research Group (The University of Tokyo Research Group on Artificial Intelligence))のWebサイトに、当学科へのリンクが掲載されていましたが、当該団体は、東京大学工学部 電子情報工学科・電気電子工学科の団体ではありません。また、当学科の構成員とこれらの団体との関係は、現在のところ確認できておりませんが、引き続き調査を行っております。』という東大工学部の意味不明コメント。後でAI安倍のことだと判明。Lehmerの問題を少し計算してみた。18時前宍戸助手来室。簡単な打合せ。18時から図書館運営委員会@zoom。今年度の情報文化学会全国大会のプログラム案が決まる。T大H先生作成案をプログラム担当者として確認。


28日 カリフォルニア大でのZadeh教授との共同研究を出発点に,ORにおけるファジーデータ解析,ファイジーシステム等,ファジーに関する様々な研究を通してファジー理論への国際的かつ重要な貢献で知られIEEE Fuzzy Systems Pioneer Awardを受賞した日本の数学者田中英夫(Hideo Tanaka),NewYork大R.Courant,B.Friedmanに師事し"The Bridge Theorem for Minimal Surfaces"で学位,プラズマ物理学,ソリトン方程式,漸近解析,超現実数等,数理科学の基盤とされる分野での貢献大で,limerickや折り紙でもよく知られたアメリカの数学者,物理学者マーティン=デビッド=クラスカル(Martin David Kruskal),Courantの下で"Die Randwert-und Eigenwertprobleme aus der Theorie der elastischen Platten"で学位,ナチス台頭でCourantを頼り渡米,偏微分方程式を多くの側面から研究,またクーラント数理科学研究所創設者の一人としても知られ物理学,流体力学、弾性の問題に現代数学の力を齎したといわれるドイツ系アメリカの数学者カート=オットー=フリードリッヒ(Kurt Otto Friedrichs),Wirtingerに師事し,2変数のFourier級数に関する研究で学位,応用数学研究所で後の夫von Misesの下で研究を続けながら純粋数学から応用数学研究へと方向を変え,数理統計や力学分野で活躍したオーストリアの女性数学者,統計学者ヒルダ=ガイリンガー=フォン=ミーゼス(Hilda Geiringer von Mises),多項式の実数解上限に関するブダンの定理(※実はフーリエが先に示していた)で知られ,数学の体系的な訓練を受けずとも数学に貢献可能であることを示したとされるフランスの数学者フェルディナンド=フランソワ=デジール=デ=ブダン=ボアローラン(Ferdinand Franccois Desire Budan de Boislaurent)の誕生日。2時からルーチン。納得するまでバイタルチェック。所謂珈琲に凝り始めた50年前に出かけ,こんな珈琲の出し方もあるんんだと納得した京都のイノダコーヒー残念なことになってるらしい。上智Y先生より授業録画(mp4)届く。謝謝。早速,授業支援室I氏に登録依頼。昼休み,青木和昭先生来室。しばし,EMaT,統計検定等のお話。その後,A大学Z教授来室。しばらくお話。話しながら失調がヒドくなりつつあると感じる・・・。EMaT事務局から連絡が入り,今度から連絡その他の事務処理はmoodleを介して行うとのことだった。Teamsでは大学間連携できないからな・・・。気づくと,12時半からの学部FD懇談会@zoomを失念していた・・・。15時20分から東都2部の野球部対東農大戦@太田S。16時半,C大S先生来室。少しばかりお話。この後K先生研究室に寄られるとのことだった。1-1のまま(0死1・2塁からの)タイブレークをモノにできず1-2で17時50分に敗ける。今日3安打と好調だった増永光希(法4)を何故活かせなかった?監督コーチの方針もあろうけど・・・。コンビニのいつもの3色パン(黒あん,クリーム,チョコ)が秋モードの3色(さつまいも,栗,かぼちゃクリーム)に変わっていた。


29日 Yeshiva大在学中American Mathematical Monthlyから称賛された"Note on one type of indeterminate form","On the infinitude of primes"を発表し,Princeton大S.Bochner下"Stationary processes and prediction theory"で学位,組合せ論,確率論,ergodic理論,位相力学で活躍し,ウルフ賞,アーベル賞等受賞したドイツ系アメリカの数学者ヒレル=ファステンバーグ(Hillel Furstenberg),Princeton大Veblenに師事"Three-Dimensional Manifolds of States of Motion was on topology"で学位,多くの統計解析手法を考案し,経済学と統計学に重要な貢献を果たしたアメリカの数理統計学者ハロルド=ホテリング(Harold Hotelling),代数幾何学で活躍し,次数4の超曲面Scorza quarticの研究で知られるイタリアの数学者ベルナルディーノ=ガエターノ=スコルザ(Bernardino Gaetano Scorza),Hilbertの口頭試問審査で57頁の"Begrundung einer vom Parallelenaxiome unabhangigen Streckenrechnung"によって学位取得した最初の女性研究者であったアメリカの女性数学者アン=ルーシー=ボスワース=フォッケ(Anne Lucy Bosworth Focke),ベルリン大でEnno Heeren Dirksenの下"De aequationibus secundi gradus indeternatis"で学位取得,超楕円曲線やクンマーの4次曲面(Gopel4つ組)等の研究で知られるドイツの数学者グスタフ=アドルフ=ゲッペル(Gustav Adolph Gopel),2階微分方程式の固有値問題であるSturm-Liouville問題で知られるスイス生・フランスの数学者ジャック=シャルル=フランソワ=スツルム(Jacques Charles Francois Sturm)の誕生日。笑わない数学ではガロワ理論が紹介されていた。最終回だったのが残念。2時過ぎからルーチン#2。7時過ぎ,ユニデンスに宿泊していたA大学Z教授のクルマでD病院へ。ユニデンスが朝7時まで(しかし,7時になっても水は出なかったとのこと)断水で困ったという話を聞いた。トイレや洗面で困ったって話だった。チェックアウトの時にフロントに伝えると,フロントの方はチェックインの時に(※Z教授は聞かなかったと主張)伝えたと嘯かれて更にご立腹のご様子だった。病院から大学までのタクシー乗務員の方は野球に詳しいらしく,昨日の試合の話になった。普段からもっとバントの練習をしてたほうがいいんじゃないですかね・・・。あれじゃ,よく言う「宇都宮(打つのみや)」ですよと。14時半,宍戸助手来室。授業生配信の件で種々説明。説明後,授業支援室・I氏に事情説明等。PCを覗くと駅伝部・中村孝生監督が(地域限定で)紹介されてたという動画(須坂市・小布施町・高山村を中心に展開するケーブルテレビ"Goolight")がtwitterで紹介されていた。15時15分から東都2部の野球部対東農大戦第2戦@太田Sが始まっていた。関東大学IリーグCブロック第13節対明大U-22戦も14時半から始まっていた。すでに前半終了し,残念ながら0-3と大きくリードされていた。後半32分FW森野航(DS2年),後半34分DF小林篤毅(DS2年)ゴールも時すでに遅し,2-4で敗戦。Cブロックでの順位1位は変わらないだろう。野球は17時41分終了,3-2で勝利。今のところ●〇。


30日 Iceland大,Copenhagen大で学び,Princeton大S.Bochner下で学位取得,対称空間上の幾何学と解析で知られ,対称空間上の微分方程式の基本的存在定理を示すため新しい積分幾何学的手法を開発,また,これらの方程式の等長変換群の表現に関する新しい諸結果を齎したアイスランドの数学者シーグルドゥル=ヘルガソン(Sigur{\dh}ur Helgason),Oxfordd大工学部R.Southwell下での"Relaxation methods applied to engineering problems"で学位,戦時中の偏微分方程式の数値解を卓上計算機で求めるための数値解析手法を開発(※データ等は軍事機密で公開されなかった),戦後の数値解析研究への著名な貢献で知られるイギリスの数学者レスリー=フォックス(Leslie Fox),Warsaw大Borsukに師事し学位取得(※論文はFundamenta Mathematicaeに掲載)後渡米,Bourbakiとのhomotopy群とfibre空間共同研究からBourbakiメンバーとなり,後に代数的位相幾何学,ホモロジー代数に大きな業績を残し,圏論の創始者の1人でもありウルフ賞を受賞し,一方でインド・東南アジア美術コレクタでもあったポーランド系アメリカの数学者サミュエル=アイレンベルグ(Samuel Eilenberg),Gottingen大でHilbertに学びFormのHilbert-Hellinger理論のトリガー"Die Orthogonalinvarianten quadratischer Formen von unendlich vielen Variablen"で学位,新しいタイプのHellinger積分からHellinger距離を導入する等,積分,ヤコビ形式のスペクトル理論,連分数,Stieltjesのモーメント問題等の研究で知られるポーランド生まれの数学者アーンスト=デイビッド=ヘリンジャー(Ernst David Hellinger)の誕生日。0時からルーチン#3。困った。今日の授業準備確認をしようと思い,5時過ぎに学部コンピュータ室(544rm)に出かけて授業準備。ついでに,この時間帯の給湯室の照明はスイッチを入れても蛍光灯の灯りは点かない。これは以前から(の不具合)。故・守谷両時先生が著したMapleの著作3冊やボランティアでWeb上に公開されていた膨大な「Maple+数学利用PDF」は授業でかなり役に立っている。感謝。2?3時限演習では,昨年とうってかわって白板で解答プレゼンする学生が増えた。それとも行列の問題が易しいのか。一応,問題はすべて英文で出題してるんだけど・・・・。終了後,授業レビューしていると15時前に研究室が少し揺れる。地震だった。震度3。しばらくして宍戸助手来室。授業関連打合せ。17時前,O先生来室。来年度のことを伺った。ご連絡ありがとうございます。18時過ぎ,友永教授来室。いい加減にしとけい(統計)・・・のお話。