2022年 6月  ... if it takes forever I will wait for you ... anywhere you wander, anywhere you go, everyday I remember ...  2 3 4 5 6


 1日 ハーディの指導を受け解析学研究に進み,微分方程式の固有関数の級数展開,フーリエ級数・フーリエ積分,積分方程式,解析的整数論,フーリエ解析等解析分野での研究で知られ,シルベスター賞,ド=モルガン賞等受賞したイギリスの数学者エドワード=チャールズ=ティッチマーシュ(Edward Charles Titchmarsh),ハーン・バナッハの定理が彼らによって示される20年前に特別な場合について20代で証明するも大学に残れず,その後保険会社でアクチュアリーとして勤務後,ナチス政府が樹立された母国からアメリカへ出国,その後も関数解析に取組みヘリーの定理,ヘリーの選択定理等で知られるオーストリアの数学者エードゥアルト=ヘリー(Eduard Helly),不変式論,代数幾何学,純粋幾何学,楕円関数,不変式論,収束論,積分方程式等幅広い分野に取組み,特に不変式論への貢献で知られ,オックスフォード数学会を創設,会長を務めたイギリスの数学者エドウィン=ベイリー=エリオット(Edwin Bailey Elliott),ウィーン大学で学び,グーダーマン・エシェリッヒの座標等の導入で球面/双曲幾何学研究に取組み,後に同大学長を務め,ウィーン数学会(現・オーストリア数学会)を創設したイタリアの数学者グスタフ=フォン=エシェリッヒ(Gustav von Escherich),大学院では高次代数方程式の(当時の)代数解析的研究,その後,力学への幾何学的アプローチ,楕円関数及びその力学への応用,(当時の)運動学の解決にロシアで初めて数学を用いて取組んだロシアの数学者オシップ=イワノビッチ=ソモフ(Osip Ivanovich Somov),コーネル大・マクマホンの下,数理物理学の研究でアメリカで3番目に数学の博士号を授与され女性で,後に大学教授を務めたアメリカの女性数学者アニー=ルイーズ=マッキノン=フィッチ(Annie Louise MacKinnon Fitch),計算群論/半群論,代数全般,コンピュータ代数で活躍しているイギリスの数学者エドモンド=フレデリック=ロバートソン(Edmund F Robertson)の誕生日。体調いまいち。何かがおかしい風に吹かれるままなるようになれか・・・・。3時からPC向かう。8時に授業教室へ。しばらくして,学部事務室A氏も見えた。遠方からご挨拶はしたけど何か用事でもあったのかな。1・2時限連続授業。作成Beamerに重大勘違いを発見。授業時急遽書画カメラで訂正。14時過ぎ,A大学Z教授来室。ある方の10数年前の論文を探しに見えた。ボクもわからず。その後,白木洋平教授がバイタル確認で来室。とりあえず元気です。雑談の途中,Noblesse Obligeの話題が出た。アメリカからもFBでバイタル確認メールが届く。謝謝。とにかく今現在は大丈夫感があると思っている。来週の中間テスト4本。それぞれに問題を作るのは楽しいけど,正解作りが少し面倒かな。サッカー関東リーグ2部第1節(延期分)対城西大戦FW多田圭佑選手(DS2年)2,新井成志郎選手(地球3年)1等で3-2で勝利。リーグ8位/12。毎回,早ければ試合翌日,杉田監督から学内関係者にメール報告があるけど,試合をリアルで流すか,ハイライト映像を流すか,試合録画を流すかについてもそろそろ検討してもよいのではないか。サッカーに限らず,野球も男女ラグビーも駅伝も,その他頑張ってる体育会も。そういう意味で,「立正スポーツ」というYoutubeチャンネルを開局したほうが良い時期なのかも。下手な選手スカウトや大学CMより効果あるかも。スポーツで頑張ってる子女の姿を見たいご両親も喜ぶはず。



 2日 東大勤務後にイェール大に移った玉河恒夫の東大での最後の学生として指導を受け,可換形式群の本田理論,有限体上のアーベル多様体における本田・Tateの定理等で知られ,数論に多大な貢献をした日本の数学者本田平(Taira Honda),ザリスキの下で学位取得,コーエンと共に素イデアルのGU・GD定理の証明簡潔化の他,可換環論や代数幾何学,微分環,数学史の研究で知られるアメリカの数学者アブラハム=サイデンバーグ(Abraham Seidenberg),ロシアの捕虜収容所で同捕虜だったエドゥアルド=ヘリーから数学の指導を受けたことから数学へ興味を持ち,収容所脱出後学生に戻り,リースの下で学位を取得,渡米後古典的プラトー問題解決に貢献したハンガリーの数学者ティボル=ラド(Tibor Rado),微分方程式に関する教科書,多くの科学雑誌への執筆で知られているイギリスの数学者ヘンリー=トーマス=ハーバート=ピアジオ(Henry Thomas Herbert Piaggio)の誕生日。血圧が下がった感覚で目が覚め,2時過ぎから雑務。6時前には他の先生方も研究室での仕事で来館。昼,タクシーに乗車したら,昨日タクシー何台かに分けてプロのスカウト野球部まで送ったということだった。元・プロ野球にいた金剛弘樹監督のコネクションかな。車内で乗務員に話したスカウトによれば,プロ有望の選手がいるとのことだ。今年のドラフト指名にあがるのかな・・・・。14時40分からLMSデモ@zoomに参加。3社(Canvas LMS,Open LMS,WebClass)プレゼン16時5分終了。その後,宍戸助手来室。1時間ほど打合せ。18時半過ぎ,研究室の窓を叩く雨音が一層ヒドくなる。これではビニール傘もやられるな・・・。うひょー!後で聞くと雹も降ったらしい。


 3日 フィリップ=ホールの下で"A Contribution to the Theory of Commutators in Groups and Associative Rings"で学位取得,渡米後初期のエンゲル群研究からコホモロジー理論の群論への応用に向い,後に有限群及び表現論で活躍したオーストリア生・イギリスの数学者カール=ウォルター=グリュンベルグ(Karl Walter Gruenberg),クロッシュの下で19歳で学位取得,発表論文は多くはないが数論,代数幾何学,ガロアの逆問題等の幅広く重要な研究で知られ,ソビエト時代の反体制派だったロシアの数学者イゴール=ロスチスラヴォヴィッチ=シャハレビッチ(Igor Rostislavovich Shafarevich),ハーディの研究生の後,ハーバード留学,帰国後"General Tauberian Theorems"で学位取得,実解析と確率論研究で知られるイギリスの数学者ハリー=レイモンド=ピット(Harry Raymond Pitt),アルフレッド=ヤングの下で"On Certain Finite Linear Groups and their Configurations of Associated Points"で学位取得,ロビンソン・シェンステッドアルゴリズムを含む,組合せ論と対称群の表現論の研究で知られるカナダの数学者ジルベール=デ=ボールガール=ロビンソン(Gilbert de Beauregard Robinson),初期にはエルネスト=パスカルに師事したが,後にセヴェリの助言を受け代数幾何学の研究へ向い,後に確率論研究にも取組み,確率論題目でICMの招待講演も務めたイタリアの数学者サルヴァトーレ=チェルビーノ(Salvatore Cherubino),"Th?orie de la multiplication et de la transformation des fonctions elliptiques"で学位取得,非ユークリッド幾何学,数学史,微分方程式について幅広く研究を続け,数学ジャーナルMathesisを創刊し,編集を務めたベルギーの数学者ポール=マンション(Paul Mansion)の誕生日。ここのところ起床時間が若干遅め。いいことか悪いことか。今のところよくワカメ。3時過ぎからPCと向かう。 $\varphi(x)\langle p \langle x$問題(2022.3.10)捗らず。毎回,早ければ試合翌日,サッカー部杉田監督から学内関係者にメール報告があるけど,試合をリアルで流すか,ハイライト映像を流すか,試合録画を流すかについてもそろそろ検討してもよいのではないか。サッカーに限らず,野球も男女ラグビーも駅伝も,その他頑張ってる体育会も。そういう意味で,「立正スポーツ」というYoutubeチャンネルを開局したほうが良い時期なのかも。下手な選手スカウトや大学CMより効果あるかも。スポーツで頑張ってる子女の姿を見たいご両親も喜ぶはず。11時前,日大・木川裕教授が来室。先日のAXIES年次大会優秀論文賞受賞やK先生の件。ついでに,法律の専門家なので民事関係の案件についてお伺いする。13時過ぎ,宍戸助手来室。ここ連日の件での打合せ。30分ほど。今日も終日TeX漬け。夕方,M氏が研究室雑務を心配して来室。謝謝。


 4日 ケンブリッジで修士,シカゴ大学のコットウィッツの下で"A Conjecture of Kottwitz and Rapoport for Split Groups"で学位を取得,表現論,代数幾何学,数論で活躍し,コソボ数学会を創設し,フランスでのコソボ大使を務めたコソボの数学者チェンドリム=ガシ(Q?ndrim Gashi),モスクワ大卒後,渡米,ハーバード大でカジュダンの下で"Homology of Schemes and Covariant Motives"で学位取得,代数多様体のホモトピー論の開発に携わった功績によりフィールズ賞を受賞し,Bloch-Kato予想を解決したロシア生・アメリカの数学者ウラジーミル=アレクサンドロヴィッチ=ヴォエヴォドスキー(Vladimir Aleksandrovich Vojevodskij),シュレーディンガー演算子のスペクトル理論への取組みから力学系と数理物理学の研究へ進み,永年未解決だったオーブリー・アンドレ予想(Aubry-Andre conjecture)を解決したウクライナ生・アメリカの女性数学者スヴェトラーナ=ヤコブレブナ=ジトミルスカヤ(Svetlana Yakovlevna Jitomirskaya),ラディスの下"Finite non-desarguesian planes generated by quadrangles"で学位取得,有限幾何学の研究から,後に数学教育へシフトし,若き数学者を育成するための著作物等(例えば,邦題「めざせ,数学オリンピック!」)で知られるセルビアの女性数学者ジュディタ=コフマン(Judita Cofman),ヤコビ多項式におけるアスキー・ギャスパー不等式等の特殊関数やアスキー・ウィルソン多項式等の直交多項式等,特殊関数全般の研究で知られるアメリカの数学者リチャード=アスキー(Richard Askey),代数的トポロジー,特にマイヤー・ヴィートリス完全列やヴィートリス複体等での貢献,数学史研究で知られ,103歳で三角多項式和についての論文を発表する等,長寿であったオーストリアの数学者レオポルド=ヴィートリス(Leopold Vietoris),シューアとビーベルバッハの審査で放射平衡の積分方程式に関する研究で学位を取得,ビーベルバッハの影響で反ユダヤ主義を擁護し第次大戦後逮捕・拘留され戦後しばらくは失職していたドイツの数学者ウド=ヒューゴ=ヘルムス=ウェグナー(Udo Hugo Helmuth Wegner)の誕生日。1時過ぎから雑務。日経BOOKPLUSからTim Harford著(訳・上原裕美子)「統計で騙されない10の方法THE DATA DETECTIVE)」が発刊された。この手の本はよく出回ってるけど,そもそも取得したデータの真偽/真贋には触れてない。一昔前の統計人は目の前のデータを見て(そもそも)「このデータはウソついてますネ」等と平気で指摘していた。40年前,オリコンチャートを担当していたS氏そういった人だった。そのような本がほしい。そういった嘘データの見抜き方の・・・・。数多くの経験からしか得られないんだろうけどナ。あるALS患者が言ってた。「私は逝き方より生き方を選んだ」・・・。iPS細胞での治験も始まったらしいし。高島屋オンラインから「いちおしの「高島屋限定品」を一挙にご紹介!ギフトにも喜ばれること間違いなし♪」という件名のメールが届いた。メールの中身は空。ということは,高島屋オンラインサイトまで見に来い!ってことか?で,覗いたら,そんな限定品はなかった・・・・。13時過ぎ,M氏が,しばらくしてU氏が研究室雑務で来室。少しお手伝い願う。謝謝。14時からIリーグCブロック(U-22)第5節対立教戦。前半15分,MF五十嵐海斗選手(地球3年)得点,1-0,前半21分,FW堀井真海選手(DS2年)得点2-0。31分DF田端琉聖選手(DS1年)得点(アシストDF岩橋玄明選手(地球4年)),3-0。44分,前半44分 MF山本大輝選手(DS1年)得点(アシストFW堀井真海選手(DS2年))4-0。勝利。先日,TVでテレサ=テン(ケ麗君)の特集があったらしい。久しぶりに,何日君再来と映画・Comrades: Almost a Love Storyで流れる・甜蜜蜜を聴いた。甜蜜蜜は時々聴いてるけど。


 5日 シドニー大在学時に渡英,ケンブリッジ大・ワイリーの下でホモロジー代数の研究で学位を取得,帰国後,豊穣圏等の圏論研究で活躍したオーストラリアの数学者グレゴリー=マックスウェル=ケリー(Gregory Maxwell Kelly),文学研究志向からパリ大で数学に転向,リクネロヴィッチの下"Sur une th?orie ensembliste des jeux alternatifs"で学位取得,現代的組合せ論とグラフ理論の創始者の1人として知られるフランスの数学者クロード=ジャック=ロジャー=ベルジュ(Claude Jacques Roger Berge),ノースウェスタン大卒後,プリンストン大で学位取得,多変量解析を専門とし,アンダーソン・ダーリング検定で知られ,数理統計学会長を務めたアメリカの数学者,統計学者,経済学者セオドア=ウィルバー=アンダーソン(Theodore Wilbur Anderson),Munich大・Sommerfeldに物理を目指すなら,1に数学2に数学,3に数学と諭され,数学を学びながらLeipzig大で結晶の熱伝導率研究で学位取得,国内で影響力ある数理物理学研究を続けるも,ナチス時代にイギリスに移住,マンハッタン計画に研究参加しながら不当な扱いを受け,晩年には名誉回復され多くの栄誉を受賞したドイツ生・イギリスの数学者,物理学者ルドルフ=エルンスト=パイエルス(Rudolf Ernst Peierls)の誕生日。2時から雑務。雑務ばかりしてる。「世界中で最も人を殺した生き物」と言われる蚊。吸血対象を慎重に見極めているらしく,血液型によって刺されやすい/刺されにくいということもあるということに関して,某昆虫博士の一言「関係あるという説もありますが、個人的には,血液型による性格の違いが影響してるのかなとも思います。・・・。」。今の時代,おおっぴらに血液型と性格の関係を論じていいのかなぁ・・・。14時,サッカー関東リーグ2部第8節対中央大戦KO。前半0-0。後半17分,中央・鈴木翔太選手(4年)のクロスでFW星野創輝選手(商・1年)で0-1。そのまま終了。最近では大学においても,小説におけるデータサイエンス等も講義されているようなので,茶道部後輩で警察小説やドラマ(警視庁強行犯・樋口顕,隠蔽捜査,ハンチョウ?神南署安積班?,警視庁臨海署安積班,機捜235各シリーズ等)では第1人者の小説家・K氏に2期授業で関連話題のお話をお願いした。すぐ返事をもらえて,時間が合えばということだった。時間作ってほしいな。後便で,引き続き打合せをしながらということに。駅伝部第296回日体大長距離競技会の結果,DS関係では1500m:山本樹(2年)3'49''06,5000m:渡辺大仁(2年)15'24''61,10000m:ジョー=キアリエ(1年)29'57''62,西川優太(2年)30'03''97,木實優斗(2年)30'31''93,白石翔馬(1年)31'26''50,落水泰希(1年)31'40''08,有隅大起(1年)32'21''68,松田舜也(2年)33'11''09,知念凌汰(1年)DNFだった。いつも公式記録確認や自分の全体の中で位置を確認しておくことは大切。


 6日 ZF集合論においては選択公理と同値であるツォルンの補題(※テューキーの命名)で知られるドイツの数学者マックス=アウグスト=ツォルン(Max August Zorn),力学系軌道の安定性理論の開発が有名であり,数理物理学と確率論への貢献でよく知られるロシアの数学者アレクサンドル=ミハイロヴィッチ=リアプノフ(Aleksandr Mikhailovich Lyapunov),幾何学を中心に研究を行いながら,51歳で両目の視力を失い,視覚障害者が数学等科学的文献を参照できる点字システムを開発し,ケンブリッジ市長を務めたイギリスの数学者ヘンリー=マーティン=テイラー(Henry Martyn Taylor)の誕生日。芒種。1時前から,PCに向かい雑務。授業の勝手がわからないのでというので,今野敏氏へ授業資料を送付。以前,情報メディアセンター長を務めてた時,直接(ノーベル賞受賞者の)東大特別栄誉教授小柴昌俊先生に交渉して,センターの報告会でご講演をお願いしたことがあった。その小柴先生の残された言葉『運がいいなんてありえない。チャンスは準備をした者だけにやってくる。』をWebで発見。チャンスに恵まれないと愚痴を言ってる人は,(多分・・きっと・・・)日ごろの準備が足りないんだろうな・・・。期末試験用の教室追加確保。2・4時限は中間試験実施。K氏のzoom録画の件,授業支援室に打診と依頼。5時限目,やっと固有値に入る。しばらくラグビー部の試合結果を見ないなと思っていたらレポート(♂)が流れてきた。女子ラグビーは??男子よりもFBではARUKAS QUEENで十分に流れてるから大丈夫なのかも・・・。出身大学と勤務先大学にそれぞれ同額ずつ非常に少額ながら寄付。久しぶりにサイトを見たら,多様な振込み方があったので驚いた。腹が立ったって試合中の暴力行為。しかも器物破損。試合中のこういうこと法的にはどうなんだろう。今回のこのけんでは公にはご本人の謝罪もなかった。家庭内でもこんなだろうか・・・。で,授業中ガンとばしていた(※メンチ切ってた)学生を思い出した。昔,赤坂・美々卯で偶然隣席になりしばらくお話させていただいた石井一代議士の訃報を目にした。ご冥福をお祈りいたします。


 7日 環論と数理論理学分野で活躍し,キャリアの後半ではPrologg言語やファジー論理の研究等幅広い分野での研究で知られるイギリスの数学者ジョン=セドリック=シェパードソン(John Cedric Shepherdson),クラインの下で"Zur Kettenbruchentwicklung Lam?scher und ?hnlicher Integrale"で学位取得,ハイネ・スティルチェス多項式に出てくるヴァン=ヴレック多項式等,関数論や微分方程式の分野での研究で知られ,アメリカ数学会の副会長,会長を務め学会を興隆させたアメリカの数学者エドワード=バー=ヴァン=ヴレック(Edward Burr Van Vleck)の誕生日。 2時半から雑務。某資料作成に不備が見つかり一から作成し直し。結構な時間がかかった。あるニュースを読んでいたら「・・・131円台後半まで値下がりし,20年ぶり2か月ぶりの円安水準・・・」で,「ぶりぶり」の使い方がおかしくないかい?起床後のバイタルチェック,納得いかない・・・。寝てても,起きてても疲労感。D病院に出かけエコー検査。研究室へ戻って明日の中間試験準備。しばらくして,学部ICT委員会打合せやその他の件で宍戸助手が来室。18時前,M氏が雑務手伝いで来室。謝謝。


 8日 プリンストン大でボホナーの下"Independent Functions"で学位取得,ゲーム理論,在庫理論,決定理論,出生死滅の拡散過程,全正値正の理論,近似理論,数理生物学研究で知られ,「モデルの目的はデータを適合させることではなく質問を明確にすること」を貫いたポーランド生・アメリカの数学者,統計学者サミュエル=カーリン(Samuel Karlin),マクダフィーの下で指導を受けるが,突然の師の逝去にも関わらず"Generalized Powers"で学位を取得,二項係数/ガウス係数やべき乗の一般化に取組み,50歳過ぎからはニュージーランドで活躍したアメリカの女性数学者グロリア=オリーブ(Gloria Olive),修士としてピアソンの研究室に所属後渡米,バーコフの下で"Expansion Theorems for Solution of a Fredholm's Linear Homogeneous Integral Equation of the Second Kind with Kernel of Special Non-Symmetric Type"で学位取得,後に視覚障碍者に対しての(点字等)数学教育方法を開発したイギリスの女性数学者エレノア=ペアマン(Eleanor Pairman),数学者ジョージ=ブールの娘,学位は取得しなかったが,ドイツで生まれた超多面体の概念をpolytoteとして導入し,生涯,アマチュアとして4次元幾何(多面体)の研究を続けたイギリスの女性数学者アリシア=ブール=ストット(Alicia Boole Stott),アーサー=ケイリー(Arthur Cayley)の下で研究を続け,解析幾何を専門とし,数学の博士号を取得した最初の女性でブリンマー大学創設のため渡米後,アメリカ数学会創設にも尽力し同副会長を務め,女性の数学教育を含めアメリカの数学界発展に影響を与えたイギリスの女性数学者シャーロット=アンガス=スコット(Charlotte Angas Scott),複素数の幾何学的解釈を複素平面とベクトルの点として記述した最初の人物として知られるノルウェーの測量技師士(地図製作者),数学者カスパー=ヴェッセル(Caspar Wessel),惑星軌道の研究から複数の固定点からの距離の積が一定である曲線(カッシーニの卵形線)の研究で知られるイタリアの数学者,天文学者ジョヴァンニ=ドミニコ=カッシーニ(Giovanni Domenico Cassini),世界初の原発計画に参加し,そこでの原子炉の数理モデル提案等の経験を踏まえ,"Numerical methods for nuclear reactor calculations (Russian)"で学位取得,計算数学と大気物理学の分野で活躍し,ソ連科学アカデミーの最後の会長を務めたロシアの数学者グリ=イワノビッチ=マルチュク(Guri Ivanovich Marchuk),ハーディのj下で"Applications of the Theory of Functions of a Complex Variable"で学位取得,純粋数学研究から,光学機器開発,天文光学システム,シャノンの情報理論の光学画像への応用に貢献したイギリスの数学者エドワード=ヒューバート=リンフット(Edward Hubert Linfoot)の誕生日。遺憾ながら,4時から雑務。早めに学部コピー室に出かけたけどトナー切れで使用できなかった。残念というより,無念。研究室へ向かう途中,M先生の研究室には灯りが点いていた。ある人がA.R.P.van den Essen,"Polynomial Automorphisms: and the Jacobian Conjecture"(Birkhaeuser:Progress in Mathematics, 190)"を読んでいるというので,とりあえずJacobian Conjectureの現状を調べてみた。一昨日同様,非常に非常に少額ながら出身高校へも寄付。1・2時限,中間試験。2時限目は試験実施仕様の教室ではなかったので,2教室に分けて実施。ある人(♂)の署名入り公文書というものを頂いた。明らかに男の署名には見えなかった。で,あるところで確認できるサインも見てみた。公文書ということなので,有印私文書偽造罪で,ウソだったらどういうことになるのかご存じだろうか・・・・。謝罪じゃすまないし,世の中そんなに甘くはないよ。4時半,宍戸助手来室。学部ICT委員会議題打合せ,その他,学内でのメーラー使用に関する特別申請等。しばらくして14時過ぎ,A大学Z教授来室。16時半,本日の授業雑務が終わる。夜半,雨はそれなりによく降る。入梅のせいか。明朝には止みそうだけど。


 9日 トロント大でビーティの下"Theory of algebraic functions based on the use of cycles"で学位取得(※学位取得した最初のアイルランド女性)後,"Fast fission in tubes"等,原子爆弾開発に従事後引退したアイルランド系カナダの女性数学者ミューリエル=ケネット=ウェールズ(Muriel Kennett Wales),ゴッドフレイ=ハロルド=ハーディとの長年にわたる共同研究や数々のハーディ・リトルウッド予想で夙に知られ,級数論,数論,フーリエ解析,組合せ論と幅広く各論の先駆者となったイギリスの数学者ジョン=エデンサー=リトルウッド(John Edensor Littlewood),代数方程式の解法・ホーナー法やButterfly problemの解で知られているイギリスの数学者ウィリアム=ジョージ=ホーナー(William George Horner),ロシアで出版された算術(※自由7科の中のとしての意味)の最初の啓発書を書いたロシアの数学者/教育者レオンティ=フィリッポビッチ=マグニツキー(Leonty Filippovich Magnitsky)の誕生日。0時に起きてまう。PCに向かう。文科省が来春入学定員から収容定員での基準に切り替えというか変更する方針を打ち出した。少しは大学側の対応は楽になるっぽいけど,次の文科省の一手はナンだろう。外の雨もいつの間にか上がってた。休肝日という言葉には特にエビデンスはなかったらしい。休刊日との語呂合わせくらいのことだったとのことだ。で,新明解国語辞典で確認すると,確かに「[新聞などの休刊日のもじり]酒を常飲する人が,その日だけ飲酒をやめて肝臓の負担軽減にあてる日。」とあった。科学的エビデンスのない言葉を載せるんじゃないよ。病院前で降りたら,気分がワルくなり,他の通院している方に付き添ってもらって中に入る。病院を出る時も同様の症状になり,タクシー乗務員K氏のお世話になる。13時過ぎ,昨日の試験+授業の件で学生来室。


10日 "Derivations et diviseurs en geometrie algebrique"で学位取得,ニコラ=ブルバキの1人で,Cartier因子で知られる代数幾何学,表現論,数学物理学,圏論で活躍し,発展途上国の数学界への積極的支援を惜しまなかったフランスの数学者ピエール=エミール=カルティエ(Pierre Emile Jean Cartier),Titchmarshの下で学位取得,スペクトル解析,常/偏微分方程式や様々な固有値の数値計算等の研究で知られるイギリスの数学者ウィリアム=ノリエ=エベリット(William Norrie Everitt),ベイカーの下でクレモナ変換に関する研究で学位取得,代数幾何学でクレモナ変換とSeveriの結果拡張に関する研究を続けたアイルランドの数学者ジョン=グリーンリーズ=サンプル(John Greenlees Semple),純粋数学と応用数学両分野,数学史においての重要な貢献や著作・高等数学教程(A Course in Higher Mathematics)が広く読まれているロシアの数学者ウラジーミル=イワノヴィッチ=スミルノフ(Vladimir Ivanovich Smirnov),ミンコフスキーの指導を受けるが,突然の死でヒルベルトの審査で"Theorie der bin?ren quadratischen Formen mit Koeffizienten und Unbestimmten in einem beliebigen Zahlk?rper"で学位取得,数論,群論,リーマン面の研究,および数学文化史で活躍したスイスの数学者アンドレアス=スパイザー(Andreas Speiser),ヤコビの下で学位を取得,シータ特性を導入し,その研究を続けたドイツの数学者ヨハン=ローゼン=ローゼンハイン(Johann Georg Rosenhain)の誕生日。前日から徹夜モード@研究室に入っていたM先生を見倣い,0時前から研究室で仕事。小学生によるさんぽセル事件。とりあえず,駅構内でトラブルや事故を引き起こしているカートのマナーと同様のトラブルが生じないことをお祈りいたします。M先生は,やはり完徹だった。仕事や論文執筆が押してるのかなぁ・・・。2時過ぎコンピュータ室へ出かけ,MapleでEuler_Lでいくつか整数実験,ほぼ予想通り。例えばPierpont primeのような特徴的な数$\pm 1$ではsquare-freeが多かった。証明できないと意味ないけど・・・。6時頃には在室だったM先生,7時半には灯りが消えていた。ということは,完徹も終わって一時帰宅されたのかな。16時過ぎ,久しぶりにO先生が来室。しばし雑談。


11日 ザリスキの下で学位取得,代数幾何学の研究でフィールズ賞を受賞したイギリス生・アメリカの数学者デヴィッド=ブライアント=マンフォード(David Bryant Mumford),"Zur φ-Untergruppe endlicher Gruppen"で学位取得,群論,特に有限群論に取り組んだドイツの数学者ヴォルフガング=ゲシュッツ(Wolfgang Gaschutz),MIT卒で2年の会社勤務後,コロンビア大大学院に進み,"A Finite Difference Function Theory"で学位取得,微分ゲームの開発等,動的ゲーム理論の研究で知られるアメリカの数学者ルーファス=フィリップ=アイザックス(Rufus Philip Isaacs),数学者一家に育ち,第1次大戦中は空軍省で応用確率問題に取組むも,生涯を通して代数幾何学,特にクレモナ変換に取り組んだイギリスの女性数学者ヒルダ=フィービー=ハドソン(Hilda Phoebe Hudson)の誕生日。2時前からPCに向かう。少し寝すぎた感。その割には疲労感。14時からサッカー関東リーグ2部9節対日体大戦,前半日体大・菅野(23分),山根(37分)で0-2で折り返し。後半90+5分,立正・多田圭佑(DS2年)で1-2で終了。3連戦は1敗でスタート。


12日 コルモゴロフに師事し"On the representation of continuous functions of 3 variables by the superpositions of continuous functions of 2 variables"で学位取得し,力学系,微分方程式,特異点理論の研究で異なる分野への重要な貢献で,ハーヴェイ賞,ウルフ賞,ショウ賞等を受賞したウクライナの数学者ウラジミル=イゴレヴィチ=アーノルド(Vladimir Igorevich Arnold),アルフレッド=クローゼに師事し"Maszstabinvariante Korrelationstheorie"で学位取得,第2次大戦後アメリカで活躍,ヘフディングの不等式で知られ,ノンパラメトリック統計の創始者の1人とされるフィンランドの統計学者ワシリー=ヘフディング(Wassily Hoeffding),シェルピンスキの下で点集合トポロジーの研究を行い,後に数理論理学と基礎論に向かい,リンデンバウムの補題,リンデンバウム・-タルスキ代数で知られるポーランドの数学者アドルフ=リンデンバウム(Adolf Lindenbaum),ルベーグに師事し,ポアンカレ,フレシェの下"Sur les continus irr?ductibles entre deux points"で学位を取得,20世紀初頭のトポロジーと数学基礎論が融合する分野への多大な貢献で知られるポーランドの数学者ジグムント=ジャニシェフスキー(Zygmunt Janiszewski),ワイエルシュトラスの下で"Die Umkehrung einer Gruppe von Systemen allgemeiner hyperelliptischer Differentialgleichungen"で学位取得,アーベル関数論,特に超楕円関数とシータ関数の研究に貢献したドイツの数学者エルンスト=エドゥアルド=ウィルタイス(Ernst Eduard Wiltheiss),ローマのイエズス会のクラビウスから数学を学び,パップス=ギュルダンの定理で知られるスイスの数学者パウル=ギュルダン(Paul Guldin)の誕生日。1時から雑務。マイポータルを少し更新。今日の占いで「物事の神髄がスッと見えてくる日です」と出てたので,もしかしてと思い,未だに不明部分の多いEuler_Lを計算してみる。サッカーIリーグC,対日体大u-22B戦,14時20分KO,6分,MF五十嵐海斗(地球3年)(Ast:DF辻俊哉(DS2年))で1-0。43分,MF五十嵐海斗(地球3年)(Ast:FW久永武蔵(地球3年))で2-0。後半9分,FW堀井真海(DS2年)(Ast:MF山本大輝(DS1年))で3-0。10分,MF山本大輝(DS1年)(Ast:FW判治海斗(DS2年))で4-0,FW久永武蔵(地球3年)(Ast:MF西田結平(地球3年))で5-0,13分,FW堀井真海(DS2年)で6-0,7-0。DF中村優斗(DS1年)(Ast:FW堀井真海(DS2年))で8-0。試合終了。こういう試合はフォローするのが忙しい。仕事に差し支えるなぁ。これからは,HPではたまにフォローするくらいにしておこう。でも,当面1部Cブロックで暫定1位。日本陸上競技選手権大会最終日,女子5000mに田中希実選手(豊田自動織機)登場。やはり優勝。面魂が違う。ヘラヘラしてる男子選手と対照的・・・。同志社大学時代,250人中でも成績は1桁台に入るにほど優秀だったという。


13日 多くの数学者が位相幾何学(トポロジー)の観点から挑戦する中,微分幾何学や物理学的アプローチで論文誌に投稿することなくarXivでポアンカレ予想を含むウィリアム・サーストンの幾何化予想解決を発表し,フィールズ賞,クレイ賞を受賞するも受賞拒否したロシア出身の数学者グリゴリー=ペレルマン(Grigori Yakovlevich Perelman),プリンストンで22歳のときに"Non-cooperative Games"で学位,その研究生活は映画「ビューティフルマインド」(※実話ではない)でも紹介され,ゲーム理論の研究でノーベル経済学賞,アーベル賞等を受賞したアメリカの数学者ジョン=フォーブス=ナッシュ(John Forbes Nash),ヴィヴァンティの下でアフィン幾何学研究後,イタリア中央統計研究所や保険会社勤務で確率論の分野に入り,デ=フィネッティの定理で知られ,"確率は観察者の世界観の表現であり,それ自体は存在しない"と述べたオーストリア生・イタリアの数学者,統計学者,保険数理士ブルーノ=デ=フィネッティ(Bruno de Finetti),ピンシェル多項式の一般化であるハンバート多項式で知られ,楕円関数や特殊関数の理論に取組んだフランスの数学者ピエール=ハンバート(Pierre Humbert),ギネスビール社の醸造技術者として品質管理では少量のサンプル処理が必要なため,ピアソンの研究室で研究活動しながらt検定を考案,小標本を扱うことの重要性に気づき,その研究の端緒を切り拓いたイギリスの統計学者ウィリアム=シーリー=ゴセット(William Sealy Gosset),電磁気学,光学,気体分子運動論等で革新的な研究を行ったイギリスの数学者ジェームズ=クラーク=マクスウェル(James Clerk Maxwell),ジェイコブ=ロザネスの下で"?ber die Construktion der Configurationen n_{3}"で学位取得,多面体幾何学におけるシュタイニッツの定理も知られているが,体論の一連の研究により,現代代数学の基礎概念を構築したドイツの数学者エルンスト=シュタイニッツ(Ernst Steinitz),MITで学んだ後,コロンビア大で数理統計学のハーバート=ロビンズに師事し学位取得,組合わせ解析とグラフ理論で活躍したアメリカの数学者ハーバート=ソール=ウィルフ(Herbert Saul Wilf),医師でありながらヤング率,光の干渉におけるヤングの実験等,弾性力学に関する研究でよく知られているイギリスの数学者,物理学者トーマス=ヤング(Thomas Young)の誕生日。0時からPCとご対面。2時過ぎ,学部コンピュータ室に出かけてMapleで某計算。$n=2$から$n=260$迄30分,$n=260$から$n=290$までで70分以上。目標の$n=500$を考えると,時間がかかりすぎることと,学部コンピュータは大学管理下にあるので7時半過ぎには全台自動リセットされることから (−地球環境科学部のコンピュータ室ではこういった心配はなかったんだけど−),出力データ消去を恐れて一旦強制終了。 授業資料Beamer作成に戻る。都内の日の出時刻は4時23分58秒で1年の中でもっとも早い時刻らしい。明日・明日を過ぎると少しずつ遅くなってゆくとのこと。OEISで未解決だった,「すべての自然数を$2\pm 3\pm 5\pm \cdots \pm$ $k-$th prime の形で表す」ことの証明を見てみた。こう眺めてみると,整数を素数絡みで表す問題や予想はナンでもありだな・・・と。2・4・5時限と授業。東都大学野球連盟2部選抜チームと社会人野球チームとの交流試合に,立正からも6名選抜され,DSからは2年・梅田健太郎投手が入っていた。18時過ぎ,白木センター長が来室。T氏とともに夢の中への序章。難しそうなので途中であきらめる。


14日 解析的整数論,離散群,保型形式の研究で知られ,フィールズ賞,ウルフ賞,名誉アーベル賞等を受賞したノルウェーの数学者アトル= セルバーグ(Atle Selberg),帰納的可算集合と計算の複雑さの理論に取組み,数理論理学,再帰関数理論,理論計算機科学の研究で知られ,イリノイ大数学科を牽引したフランス生・アメリカの女性数学者ルイーズ=シュミール=ヘイ(Louise Schmir Hay),チェビシェフの高い評価を得た"On the binary quadratic forms with positive determinant"で修士,"On certain applications of continued fractions"で学位取得,確率論,確率過程,特にマルコフ連鎖で最もよく知られているロシアの数学者アンドレイ=アンドレエヴィチ=マルコフ(Andrei Andreyevich Markov),プリンストンのヴェブレンの下"Alternatives to Zermelo's Assumption"で学位を取得,ラムダ計算の創案,チャーチ・チューリングのテーゼの提唱者として知られ,数理論理学と理論計算機科学に重要な貢献をしたアメリカの数学者アロンゾ=チャーチ(Alonzo Church),"Over reeksen van eigenfuncties van zekere randproblemen"で学位取得後,10年ほど中高教員の身を置きながら直交関数系等の研究を続け,インドネシア,オランダの大学へ戻り,関数解析,積分論,リース空間の研究とともに,関数解析関係の多くのテキスト執筆で知られるオランダの数学者エイドリアン=コルネリウス=ザーネン(Adriaan Cornelis Zaanen),モース理論を扱った論文でゲッティンゲンから学位を取得後,渡英,渡米,クーラン研究所やカリフォルニア工科大で非線形は同方程式を中心とする偏微分方程式,不良設定問題に取組み,スティール賞,バーコフ賞等を受賞したドイツの数学者フリッツ=ジョン(Fritz John)の誕生日。3時から雑務+計算。野口悠紀雄氏が「日本では大学卒業の経済価値は決して高いとはいえない、なぜか?−役に立たない大学と価値認めない社会−」について述べていた。よく言われていることだけど,残念ながら日本社会は大卒という肩書を基本的に信用していない。大卒の肩書よりはそれ+資格を信用する。朝7時,駅伝部・ジョー=キアリエ選手(DS1年)がグランドに入っていくのを見かけた。駅伝部は皆いつも6時前からなのに・・・なぜ。キリンカップ,チュニジアに惨敗。カウンタに弱すぎた日本の守備陣。


15日 第2次大戦中にチューリング等と暗号解析に携わり,この頃ネットワーク解析の原点となるトラフィック解析研究を創始したが,戦後,戦時中の暗号解析に関わる発表は国家安全保障の点から禁止されたため研究が中断され,死後"忘れられた天才"と評価されたイギリス系アメリカの数学者ウィリアム=ゴードン=ウェルチマン(William Gordon Welchman),ドミトリ=グレイブの指導を受け,等差数列上に現れる素数に関するディリクレの定理を一般化したガロア拡大体でのチェボタレフ密度定理を証明したウクライナの数学者ニコライ=グリゴリエビッチ=チェボタレフ(Nikolai Grigorievich Chebotaryov)の誕生日。 小雨の創立記念日。珍しく例年とは違って休講日。150周年だからか。そういうことなら来年は通常授業日か・・・・。20年ぶりに秋のお会式も休講日にしないのかな。早朝,某先生と久しぶりの会話。150周年行事があまり華々しくないな・・・という話題も出た・・・。残念ながら,この雨は似合ってるとも。午後,サッカー関東リーグ2部10節対東京学芸大戦。朝,I氏にクルマを出してもらってM区で所用を済ませそのまま大学へ。謝謝。15:30KOの対東学大戦は前半39分,FW青島太一(地球3年)(Ast:DF井上竜太(地球4年))で1-0で勝利。自民党が「指導力不足教員は免職を」と提言したとのこと。それを提言するなら,様々に感じる〇〇力不足の議員は辞職されてはいかがでしょうか・・。文科省が魅力ある地方国立大学に島根大学・広島大学・徳島大学を選定し,来年度から定員増を認めたとのことだ。認定された3学科はすべて理工系学科。



16日 レフシェッツの下で"Denumerability in topology"で学位取得,確率過程のスペクトル分析と高速フーリエ変換の導入,統計解析でもジャックナイフ法,テューキー検定等多くの手法を開発し,統計の新時代を先導したアメリカの数学者,統計学者ジョン=ワイルダー=テューキー(John Wilder Tukey),ウィーン大学・エシェリッヒの下で"Zur Geschichte der Gleichung f?nften Grades bis zum Jahre"で学位取得,帰米後,(目立った成果は得なかったが,)方程式のガロア理論研究に取組み,関係してピアポント素数($2^u3^v+1$)の研究等を経て,後に非ユークリッド幾何学研究に取組んだアメリカの数学者ジェームズ=P=ピアポント(James P. Pierpont),ピーターセングラフでよく知られるグラフ理論への基礎的貢献,幾何学,関数論,ラテン方格,数論等数学の幅広い分野でも研究に取組んだデンマークの数学者ジュリウス=ピーター=クリスチャン=ピーターセン(Julius Peter Christian Petersen)の誕生日。2時半からPCに向かう。データがいつどのように編集/改竄されたかを履歴として残すためのオープンソースのツールが開発されたそうだ。データ解析上,こういった確認は必須。少しは進展。政府用語をマネて,「一層の緊張感をもって注視・・・」。5時前にMapleでEuler_Lで$L(2^{500}+1)$の計算,1時間経っても終わらず。$L(2^{500}-1)$は数秒だったけど。ボクのEuler_Lの関数定義が下手なのかな。ボクの某日記記述@HPに天納之士講師から早朝に「Good!!」と 反応メール。賛意に感謝。MSのInternet Explorer,今日でサポート終了。$L(2^{500}+1)$の計算,2時間経っても終わらず。昨日から野球部で学年別紅白戦。初日は3年×4年=8-4。今日は1年×4年=0-4。


17日 セントアンドリュース大卒後渡米,プリンストンのエミール=アルティンの下で"The Cohomology Structure of Formations"で学位取得,代数学,特に体論の研究で知られ,一方で多くの数学教科書の著作で知られるイギリスの数学者イアン=トーマス=アーサー=カーペンター=アダムソン(Iain Thomas Arthur Carpenter Adamson),"On the distributions of statistics in samples from a normal population of two variables with matched sampling of one variable"で学位,渡英後ピアソン父子と研究,帰国後,尤度比検定でのWilksの定理を始め数理統計学へ貢献と共に米国統計学会長を務め,ウィルクス記念賞も設置されているアメリカの数学者,統計学者サミュエル=スタンレー=ウィルクス(Samuel Stanley Wilks),レフシェッツやザリスキの研究に学び,ホッジ理論を構築し,後の代数幾何学・微分幾何学に大きな影響を与えたイギリスの数学者ウィリアム=ヴァーランス=ダグラス=ホッジ (William Vallance Douglas Hodge)の誕生日。2時半からPCに向かう。桜美林大・芳沢光雄氏が「理解無視,暗記だけの数学は歯止めが必要な理由,・・・」を指摘していた。経験上,大学に入っても,数学は暗記だと勘違いしている学生は結構いる。現在でも授業時に幾度か指摘もしているけど・・・。中高で,数学テストを暗記で凌いで来た経験がそうさせているのだろう。遅ればせながら立正第2回スピーチコンテストを視聴。残念だったのは各受賞者の受賞スピーチがなかったこと。普通はある。DSからは増田嵩大氏が2位表彰だった。「会社経営して利益も出してる私が賃上げをしない理由」を読んでみた。ある先生が呟いていたけど,不都合な現実かも・・・。最近ヤクルト1000が入手できない件,メルカリでも売れてたらしい。


18日 射影微分幾何の研究から"Singularities of Space Curves"で学位取得後,微分幾何学における曲線研究から出発し,やがて分配多元環の研究で知られ,女性数学者協会の創設に尽力し第2代会長を務めたアメリカの女性数学者アリス=ターナー=シェーファー(Alice Turner Schafer),ナチス党に加わりながらもハッセの下で"Ein Beitrag zur Theorie der charakteristischen Invarianten"で学位取得,リーマン面の研究に準共形写像と微分幾何学的手法を導入しタイヒミュラー空間の理論を構築,幾何学的関数論分野への貢献で知られるドイツの数学者ポール=ジュリアス=オズワルド=タイヒミュラー(Paul Julius Oswald Teichmuller),シドニー大で修士取得後,渡英,ホワイトヘッド,ウィッタカー,ハーディに学び,帰国後ベクトル解析と3次元微分幾何学の研究で活躍したオーストラリアの数学者チャールズ=アーネスト=ウェザーバーン(Charles Ernest Weatherburn),ガッツマーの下で"Die Schraubenlinien. Eine monographische Darstellung"で数学の博士号を取得したドイツで4人目の女性であり,公民権運動家でもあったドイツの女性数学者フリーダ=ヌーゲル(Frieda Nugel)の誕生日。1時半から雑務。早朝,D病院へ。14時,サッカー関東リーグ2部11節対慶應大戦KO。前半0-0で折り返し。23分,FW板橋幸大(地球4年)で1-0。39分FW多田圭佑(DS2年)で2-0。2-0で勝利。


19日 リバプール大で修正要求されながらも"The Topology of Homotopy Bundles"で学位取得,圏論,代数的トポロジー,グラフ理論を専門とし,他分野への応用にも積極的に開拓を試みながら夭折したイギリスの数学者デレク=アーサー=ウォーラー(Derek Arthur Waller),アルノ=イェーガーの下で"On the Algebraic Theory of Linear Multidifferential Polynomials"で学位取得,特に剰余有限の無限群研究で,主にヨーロッパで活躍したアメリカの数学者フランク=レヴィン(Frank Levin),"Bidrag til Integralteorien for Funktioner af uendelig mange Variable"で学位取得,ヒルベルトの第3問題,リーマン・ゼータ関数の研究で知られ,デンマーク王立科学アカデミー,デンマーク数学会の諸活動に重要な貢献をしたデンマークの数学者ボーエ=クリスチャン=イェッセン(B{\o}rge Christian Jessen),非ユークリッド幾何学の研究後,インド統計研究所で研究方向を変更,デザイン理論,有限幾何学,加法的整数論,Bose-Mesner代数,BCH符号等誤り訂正符号理論の研究で知られ,アメリカで活躍したインドの数学者,統計学者ラジ=チャンドラ=ボース(Raj Chandra Bose),ミッタッグ=レフラーの下"De algebraiska funktionerna af en oberoende variabel"で学位取得,メリン変換という積分変換を導入する等,関数論研究で知られ,ヘルシンキ工科大学長を務めたフィンランドの数学者ロバート=ヤルマー=メリン(Robert Hjalmar Mellin),数学の多くの分野に影響を与える貢献,また円錐断面と射影幾何学に取組み,フェルマーとのやり取りで確率論の基礎を築いたことでも知られるフランスの数学者,哲学者ブレーズ=パスカル(Blaise Pascal),多くの著名な数学者が発表した論文誌"Annales de mathematiques pures et appliqu?es"(後に"Annales de Gergonne")を発行し,射影幾何学の双対の原理に貢献したフランスの数学者ジョセフ=ディアス=ジェルゴン(Joseph Diaz Gergonne)の誕生日。 3時からPCに向かう。最近の流行語。「マクロンする」「日銀・黒田の一つ覚え」次々と新語が生まれる。オープンキャンパスなので,担当の先生方を含め,今日も研究室には何人かの先生方が見えていた。終日,TeXと向かい合う。誤入力の多過ぎが時間の無駄を一層際立て,自分でもイヤになるけど,仕方ない・・・。第11回関東大学ラグビー春季交流大会第5節成蹊大戦@成蹊G,NO8・Juan WilsonDS2年)のレッグドライブ突破もあり71-21で勝利。


20日 ケンブリッジで"Schauder decompositions in locally convex spaces"で学位,関数解析を専門とし,Banach賞を受賞したイギリス生・アメリカの数学者ナイジェル=ジョン=カルトン(Nigel John Kalton),David Gilbargの下"Quasilinear Elliptical Partial Differential Equaions in n Variables"で学位,(特に非線形楕円型,準線形)偏微分方程式論研究で知られるオーストラリアの数学者ニール=シドニー=トラディンガー(Neil Sidney Trudinger),モストフスキの下で"Algebraic treatment of the functional calculus of Lewis and Heyting"で学位取得,論理代数とコンピュータ科学の数学的基礎を与える研究で知られるオーストリア生・ポーランドの女性数学者ヘレナ=ラシオワ(Helena Rasiowa),ミュンヘン大で"Uber die Transformation einer quadratischen Form in sich selbst mit Anwendungen auf die Linien- und Kugelgeometrie"で学位取得,Loewy分解,Loewy構造等,行列群,表現論,微分方程式の代数的理論,保険数理学に取組んだドイツの数学者アルフレッド=ローウィ(Alfred Loewy),"Die mechanische Warme-Theorie und das Spannungsgesetz der Gase"で数理物理の学位,幾何学,円錐曲線,二次曲面,特にReye配置/合同等の射影幾何学の研究で知られるドイツの数学者カール=テーオドール=ライエ(Karl Theodor Reye)の誕生日。1時過ぎから雑務。機密情報取り扱い資格を制度化するらしい。記事には「資格を得る際には親族や交友関係、資産や飲酒歴なども審査対象となることが想定される」と書いてあって,資産なし,飲酒歴十分にありの人間には取得ムリっぽいっす・・・・。ここんところの日本海側での地震。NK国からの日本海海底への頻繁なミサイル発射がトリガーになっているのではないかとも思う・・・。円周率の計算もとうとう小数点以下100兆桁目迄来た。日本人でGoogle Cloud開発者でもある岩尾エマはるか氏が6月9日に達成したとのことだ。この円周率計算,どこまで続くんだろうか。


21日 応用数学を専門とし,"On the convergence rate of approximate solution to nonlinear hyperbolic conservation laws"で学位取得,渡米前にアンナプルナ山で夭折し,イスラエル数学会にハイム=ネシャフ賞が設置されているイスラエルの数学者ハイム=ネシャフ(Haim Nessyahu),"Periodic vibrations of the electromagnetic field in ferromagnetic media"で学位取得,RDBモデル正規化の他,変分不等式,相転移モデルやヒステリシス理論に重要な貢献をしたチェコの数学者パベル=クレイチ(Pavel Krejci),"Kombinatorikai vizsg?latok az ir?nyitott teljes gr?ffal kapcsolatban"で学位取得,Hajosの定理を一般化する等の組合せ論,アーベル群や環論分野の抽象代数に貢献,夭折したハンガリーの数学者ティボル=スゼル(Tibor Szele),数値解析,無限小解析,エルミート解析,微分方程式など,数学のさまざまな分野で活躍,多面体の分解と再構成 (シザーズ合同) の下での多面体の等価性に関するマックス・デーンの理論に独自の貢献をしたイタリアの数学者オノラト=ニコレッティ(Onorato Nicoletti),幾何学の研究と教育で活躍したイタリアの数学者ジュゼッペ=ブルーノ(Giuseppe Bruno),Ecole Polytechniqueでラプラスとラグランジュからその才能を見いだされ,方程式論とベズーの定理に関する論文で最終試験を受けずに卒業を許可され,後に力学系,統計学分野で活躍したフランスの数学者,統計学者シメオン=ドニ=ポアソン(Sim{\{e}}on Denis Poissonの誕生日。夏至。1時半からPCに向かう。仮想通貨,法律上では守ってくれないというまだまだ危ない現実。財務省がクールジャパン機構に対し,改善見込めない場合は統廃合をと提言したらしいけど,それよりも自分たちの天下り受け皿・特殊法人もいい加減に廃止してみたら・・・と思う。今日乗車したタクシーのK乗務員が「この前,ある地方の高校の先生と生徒さんを南口から大学まで乗せましたよ。(先生)『野球部でコーチしてるんですよ』(K)『立正大のですか』(先生)『いや,高校ですよ。立正の監督は私の先輩なんですよ。』・・・なんて言ってましたよ。野球部の見学に来たんですかね?」と話してくれた。


22日 ホワイトヘッドの下で代数的トポロジーの指導を受けたが,ワルシャワ大で"The homology of Cartesian product spaces"で学位,ファジー理論のパイオニアの1人として知られ,ファジートポロジーも開拓したイギリスの女性数学者メアリー=ウィン=ワーナー(Mary Wynne Warner),束論専門のラザフォードに形式的指導の下,圧縮性流体への緩和法研究で学位取得,応用数学や偏微分方程式の有限差分法,有限要素法等の数値解法/解析を専門としたイギリスの数学者アンドリュー=ロナルド=ミッチェル(Andrew Ronald Mitchell),マックス=デーンの下で学位取得後,代数幾何学,トポロジー分野で活躍し,現在ヤコビアン予想と呼ばれている内容を初めて予想,ドイツ数学会会長を務めたドイツの数学者エデュアルド=オット・ハインリッヒ=ケラー(Eduard Ott-Heinrich Keller),解析的整数論の研究やバッハマン・ランドウの記号の導入で知られるドイツの数学者ポール=グスタフ=ハインリッヒ=バッハマン(Paul Gustav Heinrich Bachmann),(※27日とする資料も)代数位相幾何学の研究で知られ,Serre予想(現・Quillen-Suslinの定理:多項式環上の有限生成射影加群は自由加群である)も解決し,高次代数的K理論への貢献によりフィールズ賞,コール賞を受賞したアメリカの数学者ダニエル=グレイ=キレン(Daniel Gray Quillen),応用数学,数理物理学を専門とし,ジョージア数学会創設者の1人で,会長を20年間務めたジョージアの数学者レヴァン=マグナラゼ(Levan G Magnaradze),1941年に世界初のプログラム可能な電子計算機Z3を開発制作したドイツのコンピュータ科学者,数学者コンラート=ツーゼ(Konrad Zuse),ライプツィヒ大でリー群の微分幾何学への応用に関する論文で学位を取得,微分形式の不変量,リー群の積分不変量,微分幾何学,流体力学で活躍したポーランドの数学者カジュミェシュ=オラウスキ(Kazimierz ?orawski),18歳でアイゼンシュタインの2次形式の理論を再構築し,"Untersuchungen ?ber quadratische Formen, Bestimmung der Anzahl verschiedener Formen, welche ein gegebenes Genus enth?lt"でケーニヒスベルク大から学位取得,空間と時間の新しく独創的な見方(例えば数の幾何学等)を開発,相対性理論の数学的基礎を築いたドイツの数学者ヘルマン=ミンコフスキー(Hermann Minkowski),ルイージ=ビアンキの下"On the Singularities of the Jacobian of Four, of Three, of Two Surfaces"で学位取得,射影幾何学と幾何学の基礎構築に取組みロバチェフスキー賞を受賞したイタリアの数学者マリオ=ピエーリ(Mario Pieri),"Der Kontakt h?herer Ordnung bei algebraischen Fl?chen"でチューリッヒ大から学位取得,幾何学分野を主として活躍し,第1回国際数学者会議では事務的作業で会議成功を支えたスイスの数学者アドルフ=キーファー(Adolf Kiefer)の誕生日。3時から雑務。随分痩せたのに身体が重い。起きてるのがツラい。1・2時限授業。12時半から14時まで学部FD研修会。3名の先生が講師。14時から教授会。16時過ぎに終了。18時前,A大学Z教授来室。20分ほど雑談。数学の純粋な興味がすると,N先生のサッカーに例をとったスポーツ解析でのネットワークボロノイを採用したお話は距離の定義を変更すると,また違った見え方になるのではと感じた。2期の某授業ではバスケットにおけるスポーツ解析のお話をJ大学・Y先生にお話して頂くことになってるけど,ここでの解析手法も楽しみ。その後M先生と学事関係打合せ。


23日 フィールズ賞受賞者ピエール・ルイ=リオンの下で"Sur quelques probl?mes de contr?le optimal et de th?ories cin?tiques et leur approximation num?rique"で学位取得,非線形偏微分方程式の第一人者であり,数理生物学の分野のパイオニアでもありブレーズ=パスカル賞受賞したフランスの数学者ブノワ=ルシアン=アルバート=ペルサメ(Benoit Lucien Albert Perthame),偏微分方程式や数理生物学への貢献もあるが,特に計算可能性の研究から提示したチューリング・マシンで知られ,生存中不遇な時期もあったが,その功績から,現在,計算機科学分野での名誉ある賞としてチューリング賞も設置されているイギリスの数学者,哲学者アラン=マシスン=チューリング(Alan Mathison Turing)の誕生日。起きづらかった。2時半から昨日のレビュー。早朝。勤務先へ向かうA大学Z教授のクルマに同乗させてもらって病院へ。病院を出て大学へ。所用を済ませ,16時過ぎから第2回情報環境基盤センター運営委員会@Teans。17時22分閉会。早速委員会報告作成。作家K氏と録画方法段取り打合せ。


24日 射影幾何学と微分幾何学,トポロジー分野,超限次元行列・ヴェブレン階層等への重要な貢献で知られ,アメリカ数学会会長も務めたアメリカの数学者オズワルド=ヴェブレン(Oswald Veblen),第2次大戦中(誕生日が1日違いで,また婚約してた(※後に解消))チューリングと一緒に暗号解読に貢献,戦後はスコットランドの貨幣学研究に貢献しサンドフォードサルタス賞を受賞したイギリスの女性数学者ジョーン=エリザベス=ラウザー=マレー(Joan Elisabeth Lowther Clarke Murray),永田雅宜先生の後輩であり,京大・秋月康夫の下で学び,"Some results on m-adic differentials"で学位,代数幾何学,特に高階微分環を中心に米加でも活躍し,京大在職中に亡くなった日本の数学者鈴木敏(Satoshi Suzuki),35歳でスラバヤ州立大学で多変量解析の研究で学位取得,インドネシア数学会の前身"Mathematics Interest Association"を創設したインドネシアの数学者スラメ=ダジョノ(Slamet Dajono),ダルブーの指導の数学研究に向かうも,その途中で第1次世界大戦で砲兵を経験したことから,弾道学,数理物理学や確率研究に向かったフランスの数学者,統計学者ジョルジュ=ダルモア(Georges Darmois)の誕生日。 前日から3時まで雑務。一旦仮眠して5時からPCに向かう。Flint Hills級数$\displaystyle \sum_{n=1}^{\infty}\frac{1}{n^3\sin^2 n}$の収束性が未解決なのを知った。昨晩のNHKサラメシ小林亜星氏の愛した野菜(シュパーゲル)ということで自宅傍のツムアインホルインが紹介されていた。お店では実際よく(令夫人+スタッフ同伴の)亜星氏をお見かけした。サラメシではお店は2回目の登場となった。すでにFBではオーナーシェフの野田浩資氏が案内してたのでは知ってはいた。で,10数年前まではほぼ毎日のように帰宅前に立ち寄っていた頃,多くの知人をお店を紹介してた。その中の1人,S大研究所時代の先輩F氏(後にK大・事務局長)から,サラメシを見てツムアインホルンを懐かしがるメールが届いた。結構色んな人が視聴してるんだな。14時から,授業支援室・I氏を交えて今野敏氏とzoom録画打合せ@zoom。今野氏は書斎からだった。ここんところのテレ東・今野敏番組をチェック。研究室雑務の件で久々にM氏来室。本学文学部・渡邉(坂口)裕美子教授による講演会「歌枕の魅力−時空を超える“旅”」@サントリー美術館の案内があった。サントリー美術館会員だったのは学部1年から大学院満期退学迄の9年間だけだったな・・・。夕方,1時間ほど横臥。


25日 ネヴァンリンナの指導を受け"Uber eine Klasse von Riemannschen Flachen und ihre Uniformisierung"で学位取得するもデンマークの婚約女性がなくなったことでヘルシンキ天文台勤務からデンマーク測地学研究所へ転勤,研究方向を確率統計研究に転向したフィンランドの数学者,統計学者グスタフ=エルフビング(Erik Gustav Elfving),(6月22日生との資料も:)リトルウッドの下で"Researches In The Theory Of Fourier Series"で学位取得,Verblunskyの定理で知られる単位円板上の直交多項式や調和関数の研究で活躍したイギリスの数学者サミュエル=ヴァーブランスキー(Samuel Verblunsky),代数的トポロジーに取組み,ドレスデン工科大学での講義を下に20歳年下の学生だったヘルベルト=ザイフェルトとの多くの議論を重ねて著した"Topologie DER Lehrbuch"(トポロジーの教科書)は世界的に広く読まれているドイツの数学者ウィリアム=リチャード=マキシミリアン=ヒューゴ=スレルフォール(William Richard Maximilian Hugo Threlfall),コルモゴロフに師事し,"On the difficulty of the tabulation problem"で学位取得,目が不自由だったにも関わらずICMで基調講演を務め,複素解析,近似理論,複素幾何学で活躍したロシアの数学者アナトリー=ゲオルギエヴィチ=ヴィトゥシキン(William Richard Maximilian Hugo Threlfall)の誕生日。前日から1時過ぎまでPCに向かい,3時に再起動。五月晴れというのは正しくは梅雨の合間の晴天のことらしい。日本人の共著発表だけど,日本の理工学研究の衰退を論じたレポートがNatureでも発表された。海外でも知られることになり,ある意味恥ずかしい。D病院から大学へ向かう途中で偶然M氏に会った。夕方研究室雑務でM氏来室。K氏からおにぎり数個差入れ頂く。謝謝。


26日 ルドルフ=ランガーの下"On Isometric Transformations"で学位,後に幾何学とグラフ理論研究で活躍し,ウラムとのグラフ再構成問題(予想:treeではケリーが解決済)で知られるアメリカの数学者ポール=ジョセフ=ケリー(Paul Joseph Kelly),学生時代にWedderburnの小定理に簡潔な証明を与え,ナチス入党後(戦後反省)も,代数主義者を貫き,Poincare-Birkhoff-Wittの定理等,リー代数での重要な結果を示し,二次形式の理論や代数的関数体での業績,Witt代数やWittベクトル等研究でも知られるドイツの数学者エルンスト=ヴィット(Ernst Witt),モデル理論誕生のトリガーともいわれるレーヴェンハイム・スコーレムの定理で知られ,数理論理学研究で有名なドイツの数学者レオポルト=レーヴェンハイム(Leopold Lowenheim),ヘッケの下で"?ber die Darstellung nat?rlicher Zahlen durch definite und indefinite quadratische Formen von 2r Variablen"で学位,Ramanujan-Petersson予想(一般ラマヌジャン予想)や保形形式のPetersson内積導入で知られるポーランドの数学者ハンス=ピーターソン(Hans Petersson),ハッセの下で"Uber das Reziprozitatsgesetz in relativ-zyklischen algebraischen Funktionenkorpern mit endlichem Konstantenkorper"で学位取得,代数学全般,代数関数体の相互法則等の代数的整数論分野で活躍し,後にラメ関数の研究に携わったドイツの数学者ヘルマン=ルドウィック=シュミット(Hermann Ludwig Schmid),イリノイ大で修士号取得後,海軍研究所やミズーリ大で航空学やベッセル関数,超幾何関数等特殊関数,数値解析での近似理論への貢献,1800を超える査読でも知られるアメリカの数学者ユーデル=レオ=ルーク(Yudell Leo Luke)の誕生日。岸本葉子先生誕生日。3時から整数計算。続いて,Mapleで数式計算。Pearson偏相関の内積表示に現れる直交ベクトル成分の正しい成分表示を確認。どうしようもなく疲れた。落ち着く場所はあるんかなぁ。10時から東都2部選抜対トヨタ自動車戦@大田S。先発メンバーに立正からはRF・小林俊輔(法4年)選手が出場。7回から土屋大和(法3年)投手に交代。ライブの実況担当・解説者共に単調でいまいちな感じだった。にやけ顔が想像できた。12時過ぎ,7回までで選抜が1-4で敗ける。実況者は7回試合終了に驚いていた。11時からサッカーIリーグCブロック第7節作新学院大(U22A)戦。前半16分,MF山本大輝(DS1年)(Ast・MF小林篤毅(DS2年)で1-0。29分MF西田結平(地球3年)で2-0。後半29分2-1,同37分2-2。同49分FW堀井真海(DS2年)(Ast・DF辻俊哉(DS2年))で3-2で勝利。14時から東都野球2部選抜は対NTT東日本戦@大田S。立正からの先発メンバーはP梅田健太郎(DS2年)投手だったけど,2回から拓殖・内山に交代していた。後,奈良間大己(法4年)内野手が出場。投手交代でオモロくないので中継視聴を止めた。その後,16時前に視聴したら2-7で負けていた。社会人はやはり強い


27日 チェボタリョフに影響を受け"On binomial Lie groups"で修士(博士号に相当)取得,その後代数から"Sur les ?quations du type de Sturm-Liouville et les fonctions "positives""と解析へ向い,第2次大戦後,微分作用素やスペクトル理論で活躍したウクライナ生・ロシアの数学者アレクサンドル=ヤコブレビッチ=ポヴツナー(Aleksandr Yakovlevich Povzner),ディクソンの下で"Certain quaternary quadratic forms and diophantine equations by generalized quaternion algebras"で学位取得,一般多角数の研究で有名なアメリカの女性数学者ロイス=ウィルフレッド=グリフィス(Lois Wilfred Griffiths),修士(PH.Dと同等)取得前に"Sur quelques th?or?mes fondamentaux de l'alg?bre moderne"を発表,院修了後,保険会社勤務で確率と数値解析に取組み,リーマン・ゼータ関数や周波数特性曲線の研究,ラプラスやコーシーの結果と言われるがグラム・シュミットの正規直交化で一般に知られるデンマークの数学者ヨルゲン=ペダーセン=グラム(Jorgen Pedersen Gram),生命表の改善,時系列平滑化で当時未知のMonte Carlo法を用いる等,統計学に貢献しながら学界関係機関と没交渉であったため認識されていなかったが,後にPearsonに業績を評価されたアメリカの数学者,統計学者エラストゥス=ライマン=デ=フォレスト(Erastus Lyman De Forest),ロンドン大学初の数学教授,世界初の数学会であるロンドン数学会初代会長を務め,同学会では最も有名なド・モルガン賞が設置される等,ド・モルガンの法則,数理論理学の改革者として知られるイギリスの数学者オーガスタス=ド=モルガン(Augustus De Morgan),ビュフォンの針の局所確率に論じる等,幾何学的確率論の分野に貢献したアイルランドの数学者モーガン=ウィリアム=クロフトン(Morgan William Crofton)の誕生日。2時過ぎからPCに向かう。昨日,後輩(名がひろし)が誕生日で,FBのコメントに「ひろしです。ひろしです。ひろしです。」と書いてあったのでペピーノ=ガリアルディガラスの部屋テーマ音楽がアタマの中を流れた。社会に刃向かい過ごす青春時代は哀しかったろう・・・。最近よく感じる人文系(たまに社会科学系)論文での統計の誤った扱い・・・。ボクだけではないようだ。こんなことでいいのだろうか・・・。特に学位取得の方々・・・。テューキーの多重比較検定でも知られる数学者・統計学者John Tukeyも曾ってこんなことを心配してた。"Data analysis must use mathematical argument and mathematical results as bases for judgment rather than as bases for proof or stamps of validity."。ところで,地震が多すぎる。Earthquakes always occur somewhere in Japan...。2・4・5時限授業。SAの助けもあって恙無く終わる。


28日 ジェラール=ローモン下で学位取得,新しい代数幾何学的手法の導入による保形形式での基本的補題の証明に対しベトナム人としてはじめてフィールズ賞を受賞,その後クレイ研究賞も受賞し,現在はフランスとベトナム国籍を持っている数学者ゴ=バオ=チャウ(Ngo Bao Chau),父がエミール=アルティン,ザリスキの下"On Enriques' Surfaces"で学位取得,代数幾何学の現代的アプローチ,後の非可換環論研究で有名なドイツ生・アメリカの数学者ミハイル=アルティン(Michael Artin),26・27歳で学位論文"Sur une g?n?ralisation de l'int?grale d?finie "で積分概念の画期的な一般化・ルベーグ積分論を創始,トポロジー,ポテンシャル論,ディリクレ問題,変分法,集合論でも業績を残したフランスの数学者アンリ=レオン=ルベーグ(Henri Leon Lebesgue),ストックホルム大で"Some Problems Concerning Spherical Harmonics"で学位,同時nこの論文でミッタグ=レフラー賞を受賞,主に積分方程式,微分方程式,特殊関数,ディリクレ級数,フーリエ級数で活躍,後半は関数解析研究で知られるアメリカの数学者エイナー=カール=ヒレ(Einar Carl Hille),学生時代に"Lines in R^4"を発表,ファン=デル=ウードの下"Onderzoekingen over lijnenmeetkunde"で学位,作用素論やトポロジーで重要な貢献があり,一方実験計画法に多くの幾何学的洞察を提供する等仮説検定の一種・カイパー検定も開発,主に米仏で活躍したオランダの数学者,統計学者ニコラス=ヘンドリック=カイパー(Nicolaas Hendrik Kuiper),Schattenの下"On Gauge Functions"で学位,大学内外研究でを経ながら近似理論と数値解析分野の先駆者の一人であり,ICMでも招待講演を務めたアメリカの数学者エリオット=ウォード=チェイニー(Elliott Ward Cheney),ヘルシンキ大でPh.D取得後,政府諸機関,統計局長等務め,大学へ戻り,統計学界の発展に貢献,フィンランド統計学会の初代会長を務めたフィンランドの統計学者,経済学者レオ=ハルマジャ(Leo Harmaja)の誕生日。2時過ぎからPCに向かう。研究論文の査読問題。論文にとっての『査読』をメディアはさも金科玉条のように扱っているけど,これは大誤解もいいところ。先ず査読の第一は論文が科学的に正しいかどうか。数学だとその結果がウソでないかを確認する作業となる。査読者や出版者の判断する論文としての重要性や論文としての書き方などはその次の作業になる。今回のT大での問題はエルゼビアも声明を出したように,エルゼビアの査読システムに関する倫理違反であって,論文そのものが不正であるという判断は下していない。ボクも好きな占い。その占いサイトをめぐる高額請求の詐欺サイトが問題になっている。かって20数年前,細木数子の占いサービス@niftyが月額で非常に安かったこともあって,申込みをしたことがあった。利用することもなく,いつのまにか忘れ,それがつい最近まで払い続けていたことになっていた。安いからといって飛びついたまま利用もせずに放置していた自分を反省。それでも占い関係の本は100冊以上は書棚にある。


29日 ハンス=ハーンに師事し"?ber eine Verallgemeinerung des Borelschen Theorems"で学位,初期には位相空間論中心の研究であったが,その後高次元のホモトピー群の発見,ホモトピー群とホモロジー群を結ぶフレヴィッツの定理等,代数的トポロジーに重要な貢献をしたポーランドの数学者ヴィトルト=フレヴィッツ(Witold Hurewicz),主な研究分野は力学系の理論とスペクトル理論で,2014年にラテンアメリカ初となるフィールズ賞を受賞したブラジルの数学者アルトゥル=アビラ(Artur Avila Cordeiro de Melo),チェックコホモロジーが有名であるが,チコノフの定理を最初に証明,ストーン-チェックコンパクト化手法導入等の業績でも知られるチェコの数学者エドアード=チェック(Eduard Cech),Cambridge大学留学中,Karl Pearson等による数理統計学の強い影響を受け,帰国後,マハラノビス距離を提案する等,インドにおける統計学研究発展を推進し,インド統計研究所設立,同論文誌"Sankhya"発刊に尽力したインドの数理統計学者プラサンタ=チャンドラ=マハラノビス(Prasanta Chandra Mahalanobis),ディクソンの下"Invariantive Characterizations of Linear Algebras with the Associative Law Not Assumed"で学位取得,AMSのTransactionの編集者,AMM会長等を務め,抽象代数学分野で多くの影響力の結果をもたらしたアメリカの数学者サイラス=コルトン=マクダフィー(Cyrus Colton MacDuffee),理論統計,応用統計等,統計の幅広い分野で活躍し,国際統計協会会長を務めたチェコ生・オーストリアの統計学者,政治家ヴィルヘルム=ウィンクラー(Wilhelm Winkler),ガウスの審査で"Observationum in fractiones continuas specimen"で学位取得,Goldbachが予想した「すべての奇数がp+2a^2で表される」の反例をいくつか発見,このような素数は現在スターン素数として知られる等,数論等様々な分野に関心を示し研究したドイツの数学者モーリツ=アブラハム=スターン(Moritz Abraham Stern),スタンフォード大で"Elliptic Curves and Icosahedral Galois Representations"で学位,Artin予想と楕円曲線の研究で知られるアメリカでマイノリティに属する数学者エドレイ=ヘルバー=ゴインズ(Edray Herber Goins)の誕生日。3時過ぎからPCに向かう。アタマが痛くなるのでここしばらくは物事の色々な意味を考えることは中断することにした。1・2時限授業。昼,宍戸助手来室。D大の件を伺う。14時,A大学Z教授来室。宍戸助手も交えて少しお話。18時より,関東リーグ2部3節(延期分)対明学大戦。しばらくしてZ教授とともにZ教授のクルマでベイシアへ買い出しに出かける。ユニデンス泊のZ教授も夕食を見繕ってた。ベイシア内は暑くはなかった・・・。サッカー後半36分に明学・山内のセカンドボールに反応した渡辺により失点。0-1。終了間近でMF吉野陽翔(DS2年)(Ast:DF安食龍成(地球3年))で1-1にて引分け。明日20時−21時,社福・新井利民准教授が担当するFMクマガヤの番組枠に立正大学熊谷キャンパス活性化プロジェクトで活躍するDSの学生・増田嵩大氏(2年),溝田茅乃氏(1年),原田桃花氏(1年)が出演するとの連絡が入る。


30日 シャルレマンとシェーンソンに師事し"Property P for Some Classes of Knots"で学位取得,結び目理論と低次元トポロジーを専門とし,ルース=リトル=サッター賞を受賞したアメリカの女性数学者/数学教育者アビゲイル=A=トンプソン(Abigail A Thompson),離散群,変換群を専門とし,第2次大戦中はブレッチリーパークで日本の紫暗号解読で知られ,戦後,リーマン面の研究からマクベス曲面に名を残したイギリスの数学者アレクサンダー=マレー=マクベス(Alexander Murray Macbeath),学生時代ヴィノグラドーフとデローネに指導を受け,ガロア理論の逆問題研究を出発に代数学分野で活躍,ディオファントス方程式を中心とした数論,関数論,幾何学,確率論等多方面でも広く業績を多産し,ロシア数学オリンピック創設者の1人でもあったロシアの数学者/数学教育者ドミトリー=コンスタンチノビッチ=ファデーエフ(Dmitrii Konstantinovich Faddeev),ヒルベルトとレヴィ・チビタに師事し"Sopra una teorema di Weierstrass e le sue applicazioni alla stabilita"で学位,微分幾何学とトポロジーの研究で活躍,国際数学連合の副会長も務めたルーマニアの数学者ゲオルゲ=ヴランセアヌ(Gheorghe Vr{\v{a}}nceanu),ヒルベルトの下"Der Klassenk?rper der quadratischen K?rper und die komplexe Multiplikation"で学位,スイス数学会の初代会長を務め,数論研究で最もよく知られたスイスの数学者カール=ルヂルフ=フューター(Karl Rudolf Fueter),王立協会の学術雑誌で"On the Residues of Powers of Numbers for any Composite Modulus, Real or Complex"にてデビュー,ピアニストでもあり,数論,組合せ論,数学史等幅広い分野に興味を示したイギリスの数学者ジェフリー=トーマス=ベネット(Geoffrey Thomas Bennett),ソルボンヌでアダマールの指導を受け,ポアンカレの審査で"Sur l'equation des vibrations transversales des verges elastiques"で学位取得,帰国後経済学のための数学教育プログラムの基礎を築いたルーマニアの数学者,統計学者アントン=ダビドグル(Anton Davidoglu),ワイエルシュトラスの指導で学位を取得,置換群と数論における群の研究からシローの定理の新証明を示す等,抽象的群論研究に進み,一方空間充填曲線にも取組んだドイツの数学者オイゲン=オットー=アーウィン=ヨハネス=ネット(Eugen Otto Erwin Johannes Netto)の誕生日。夏越の祓。バイタルチェック後,3時過ぎからPCに向かう。早朝,勤務先へ向かうZ教授のクルマで病院へ向かう。病院でかなり疲れが出て,その後ほとんど何もできず。体力がこんなも落ちたのかと自分に嫌気がさす。夕方の私情協のDS研究会@zoomを休む。