2022年 4月  ... those were the days my friend...we thought they’d never end ...  2 3 4 5 6


 1日 ガウスにその才能は高く評価され,数論(特に素数の理論やフェルマーの最終定理),音響学,弾性理論に大きく貢献し,毎年パリの科学アカデミーよりソフィー=ジェルマン賞が授与されているフランスの女性数学者,物理学者,哲学者マリー・ソフィー=ジェルマン(Marie-Sophie Germain),英王立学会の創設メンバーであったイギリスの数学者,天文学者,ソールズベリー主教セス=ワード(Seth Ward),モール・マスケローニの定理を最初に示したことで知られるデンマークの数学者ゲオルク=モール(Georg Mohr),Turnbullとの共著によるThe theory of canonical matricesは名著とされ,驚異的な記憶力と計算能力でも知られ,統計,保険数理,数値解析,対称群分野でイタリアとフランスでも活躍したニュージーランドの数学者アレクサンダー=クレイグ=エイトケン(Alexander Craig Aitken),級数の研究で知られケンブリッジ大学ニューナム校の副学長を務めたイギリスの女性数学者,教育者シーラ=メイ=エドモンズ(Sheila May Edmonds),ランダム(不規則)過程における最適停止問題と効果的マルコフ性判定基準についての研究とその統計理論の研究で知られるリトアニアの数学者ブロニウス=グリゲリオニス(Bronius Grigelionis),作用素環論と非可換幾何学の研究で知られ,フィールズ賞,クラフォード賞等多くの賞を受賞したフランスの数学者,理論物理学者アラン=コンヌAlain Connes)の誕生日。2時前から雑務。風が強い。そして雨も。桜は大丈夫かな。とうとう新学期。試練の4月かな。DS学部2年目に入る。貸与型奨学金について,卒業後,年収300万円に達してから返済を始める制度案などが検討されているらしいけど,300万でもキビしいと思う。せめて,400万に達してからとし,年収が400万未満となった場合には再度猶予するとか,(利子をのぞいて一部を)税控除できるようにするとかの配慮までアタマがまわらないのかなぁ・・・。「超地味な『地理』が高校の必修科目になったなぜ」という記事が出てた。FBでも何人かの先生が勤務先に地理を専門とする先生がいないことを心配してた。この20年間,立正の地理学科で地理の教免を取得した学生がどれだけいただろう。情報教免もそうだ。共通テストでも3年後から始まる教科「情報」もそうだ。情報を教えられる(中高校)教員の不足が久しく訴えられながら,採用を控えてきた教育委員会にも責任があるな。採用がないから,大学生も教免・情報や地理を取得しないという悪循環を繰り返してきたし,大学教員もそれに輪をかけての体たらく・・・。10時半から入学式@スポーツキューブ。データサイエンス学部は13時半からの第2部。第3部は16時から。新年度になっているのに大学HP全体にはその雰囲気がみられない。午前,事務室のA氏が所用で来室。14時,新任の宍戸隆史助手が来室。学部コンピュータ室関連で1時間ほど久しぶりにお話。陽水の「夢の中へ」を実践して,以前Google検索してなかなか見つからなかったモノが−意外や意外−面白いように見つかった。それだけWebが増えてきたんだろうけど,それにしてもだ・・・。そういえば,エイプリルフールってことをすっかり忘れてたY。17時半過ぎ,演習/実習クラス分け関連でM先生から連絡+説明が入る。謝謝。



 2日 複素解析,ネヴァンリンナ理論やその逆問題の研究で知られ,47歳でイスラエルを活の場と移したウクライナの数学者アナトリー=アシロビッチ=ゴールドバーグ(Anatolii Asirovich Goldberg),代数的整数論から微分幾何学そして数学史へと数学への興味が変遷し,それぞれで活躍し,1960年代には東ドイツでの数学オリンピック大会の創設に尽力したドイツの数学者ハンス=ライヒャルト(Hans Reichardt),微分幾何学の分野で活躍し,Google本社の愛称「Googleplex」は1920年代に誕生したといわれる数の単位googolpleに因んでいるが,それを誕生させるきっかけを作った人物としても知られるアメリカの数学者エドワード=カスナー(Edward Kasner),学部生の時から複数の論文を発表し,高木,Artinに師事し類体論を研究,他に代数トポロジー,関数解析,幾何学等様々な分野で研究し,国際数学教育委員会委員長を務めた日本の数学者彌永昌吉(Shokichi Iyanaga),変分法と偏微分方程式の分野で活躍し,ICMで招待講演をした次のICMでフィールズ賞を受賞したイタリアの数学者アレッシオ=フィガリ(Alessio Figalli),専門は集合論,調和解析,偏微分方程式であるが,強制法と呼ばれる手法を用いて選択公理と一般化された連続体仮説の(集合論における)独立性を証明を試み,フィールズ賞を受賞したアメリカの数学者ポール=ジョセフ=コーエン(Paul Joseph Cohen)の誕生日。2時から雑務。ABEMAで2022FIFAワールドカップ組合せ抽選会が始まってるようだった。日本はグループEで初戦はドイツと・・・。キビしい。昨日から拾い読みしてた広津千尋著「分散分析を超えて」(共立出版,2022.02)を再読。勿論正しく書かれてはいるが統計初学者はハウツー本的に自分に都合のよいところだけを安易にとらえてしまい,統計リテラシのない研究者のデータ解析利用では誤解を招きかねないなと感じた。昨晩,入眠前に思いついていた整数諸計算を確認してみる・・・。午前,D病院へ。午後,大学へ戻ってから地球の李准教授や,学部ガイダンス等を終えられた宍戸助手,白木教授が来室。話題も菜種梅雨模様。


 3日 画法/図法幾何学研究と幾何学テキスト執筆で知られるドイツの数学者オットー=ヴィルヘルム=フィードラー(Otto Wilhelm Fiedler),超幾何微分方程式を一般化したホインの微分方程式,ホイン関数等でよく知られているドイツの数学者カール=ホイン(Karl Heun),リーマンゼータ関数,数論,級数論,タウバーの定理,特に素数定理に取組んだイギリスの数学者アルバート=エドワード=イングハム(Albert Edward Ingham),解析学におけるパイオニア的な業績で知られ,常微分方程式,積分方程式,偏微分方程式,特殊関数論等で有効なミクシンスキーの演算子法や畳込み代数等を発展させたポーランドの数学者ヤン=ゲニオス=ミクシンスキー(Jan Geniusz Mikusinski),関数解析,作用素論,古典解析,表現論の研究で知られ,近代関数解析ソビエト学派の主要人物の1人でもあったソ連の数学者マルク=グレゴリエヴィッチ=クレイン(Mark Grigorievich Krein),解析的整数論(分割数公式やデデキント和の相互法則等),実解析(ラーデマッヘルの定理等),数理遺伝学,量子論の研究で知られるドイツ生アメリカの数学者ハンス=アドルフ=ラーデマッヘル(Hans Adolph Rademacher)の誕生日。2時から雑務。一応バイタルをチェック。チョコレートとキリスト教に纏わる歴史研究があるようだ。ワインもそのようだし。ところで,仏教(や各宗派)と具体的な個々の食品についての関係を調べた研究はないのだろうか。そういった意味で研究者の研究分野の広がりを考えれば大学は総合大学でなければならない。午後,実習関係打合せ連絡で時間をとる・・・。T教授に連絡したら,令夫人の(華道)正教授昇格式列席で外出中とのことだった。


 4日 包絡線の理論に関するいくつかの観察で微分幾何学に貢献し,ニコラ=フェルゴラの設立した数学学校を牽引したイタリアの数学者ヴィンチェンツォ=フラウティ(Vincenzo Flauti),力学と水理学の分野での研究・教育で活躍し,フランスとヨーロッパの力学の教育・研究に強い影響を与えたフランスの技術者,数学者ジャン・バプティスト=チャールズ=ジョセフ=ベランジェ(Jean-Baptiste Charles Joseph Belanger),偏微分方程式,積分方程式,微分幾何学に取組み,ICMで招待講演や座長(幾何学)等を務めたが,晩年の25年間,一般相対性理論に強く反対したことから自身の研究キャリアを不幸にさせてしまったフランスの数学者ジャン・マリー=ル=ルー(Jean-Marie Le Roux),ケンブリッジ大学のWrangler(数学の学位試験の一級合格者)で最初に女性でトップとなり,その後数学講師として活躍し,引退するまでロンドン議会教育局長主任補佐官を務めたイギリスの女性数学教育者フィリッパ=ギャレット=フォーセット(Philippa Garrett Fawcett),一般化された超幾何級数としてのMacRobertのE関数を導入したことで知られ,主に複素解析に取組んだイギリスの数学者トーマス=マレー=マクロバート(Thomas Murray MacRobert),第2次世界大戦の終結後の数年間,研究業績を無視される不幸に見舞われたが,トポロジーとエルゴード理論に多大な貢献をし,スティール賞を受賞したオーストリアの数学者エベラール=フリードリッヒ=フェルディナンド=ホップ(Eberhard Frederich Ferdinand Hopf),フィボナッチ数列の研究で知られ,フィボナッチ数列の一般化であるリュカ数列は彼に因んで名付けられ,15歳の時にリュカ数列による素数判定法を考案していたフランスの数学者フランソワ=エドゥアール=アナトール=リュカ(Francois Edouard Anatole Lucas),多元環のパース分解,冪等や冪零の用語の導入や統計における外れ値への問題提起を行い,同時にパース基準も提案,その研究が世界クラスと認められた最初のアメリカ人数学者/統計学者ベンジャミン=パース(Benjamin Peirce),チャーン(陳省身)教授に師事し,微分幾何学と偏微分方程式の研究でフィールズ賞を受賞した香港生・アメリカの数学者丘成桐(シン=トゥン=ヤウ)(Shing-Tung Yau),米国女性数学者協会初代会長を務め,統計学の応用に関してはエリザベス=スコット賞,Karl E. Peace賞等を受賞したアメリカの女性数学者/統計学者/弁護士メアリー=リー=ウィート=グレイ(Mary Lee Wheat Gray)の誕生日。2時から雑務。東都1部がもう始まっている。国学院が3連覇を狙って好調のようだ。立正は2部なので初戦は16日から。金剛弘樹監督の目標は先ずは「2部優勝を目指そう」か・・・。駅伝部のHPを見たら写真等は昨年度のままだった。同部twitter更新以上にHP更新にも注力を。サッカー部は昨日の結果が掲載されてなかった。中止になったのかな。ふつうは雨天でも決行だけど。1部復帰のラグビー部はまだオフだけどtwitterは女子が活躍。「ケニアで起きた大きな亀裂はアフリカ大陸が2つに分裂する予兆」の記事。本当なんだろうナ。核で今の地球が危ないから,そろそろ地球規模で大規模な地殻変動でも起こそうかなという地球の生命としての意思か。入院生活が長かったせいか今月もカード引落とし額が半端ない・・・。月収支の赤がしばらく続く・・・。「エビデンス重視を自認する人たちと陰謀論者が意外と近いスタンスである」という指摘の記事を見かけた。そうでしょうよ。科学的なエビデンスとは言っても,多くは数学のように証明できない分野が多いのでエビデンス提示行為でごまかしてしまうのも仕方ないのかとも思う。かといって,いい加減なエビデンス分野も多々あるし,占いとなんら変わらず,ナンとも言えないな。他大学へ異動された先生から大学タワーから眺望された写真が送られてきた。雨に負けず残った桜も見ごろを保ってたようだった。ここの5階からの眺めとはずいぶん違うなぁ。高層と低層で研究活動や組織コミュニケーション活動に差は出てくるんだろうか・・・。昨年度からの依頼の件もあり,久しぶりに高知大・鈴木紀之准教授と遣り取り。


 5日 サイクロイドの幾何学に取組み,正三角形におけるヴィヴィアーニの定理でも知られるイタリアの数学者ヴィンチェンツォ=ヴィヴィアーニ(Vincenzo Viviani),数理論理学(,後に幾何学基礎論)を専門とし,アーベル群の1階述語論理が決定可能であることを最初に証明したポーランドの女性数学者ワンダ=モンラック=スミリュー(Wanda Montlak Szmielew),「数学のおもしろさ(Mathematician's Delight)」等その入門書は世界で幅広く読まれているイギリスの数学者/数学教育者ウォルター=ワーウィック=ソーヤー(Walter Warwick Sawyer),フェイバー多項式,フェイバー級数,フェイバー・シャウダー基底,レヴィのC曲線等を導入したドイツの数学者ジョージ=フェイバー(Georg Faber)の誕生日。3時から雑務。起床が遅れた理由をしばし考える。昨年度からの依頼の件もあり,久しぶりにゼミ学生だった東京大学大学院新領域創成科学研究科・高科直助教と遣り取り。第7代研究室秘書バイト・F氏の誕生日。D病院から帰った後,宍戸助手と種々打合せ。関連して関連業務の関係者からヒアリング。埼玉在のある方から埼玉県内で合併したがらない/したがってる市町村やその理由を聞いた。なるほど・・・。その人の観測での熊谷市が大きくなれない理由も・・・・。


 6日 代数幾何学を専門とし,代数曲線/代数曲面におけるデ=フランキスの定理やカステルヌーヴォ・デ=フランキスの定理で知られるイタリアの数学者ミケーレ=デ=フランキス(Michele de Franchis),関数論を専門とし,特に整関数と有理型関数の理論,および確率論への応用に取組んだウクライナの数学者ヨシフ=ウラジミロヴィチ=オストロフスキー(Iossif Vladimirovich Ostrovskii)の誕生日。1時半から雑務。あるサイトでの質問コーナーに「数学は人生に必要ですか?」というのがあった。回答者の「目の底にびっしり並んでいる視神・・・」からひも解く回答を読んで少し残念な思いをした。渡辺教授から学部全教員に総務省の「カメラ画像利活用ガイドブック」65頁あたりに防犯利用の記述があるとのお報せをいただいた。謝謝。このガイドラインを下にカメラ設置を検討しないといけないな。先日理研のリストラが話題になり,さらにそれに対する中国人の驚きも話題になってた。日本の科学技術研究や教育への予算の少なさはOECDを始め以前から指摘はされてはいるけど,日本政府は聞く耳をもたない。持ってくれても,その前に欧米(中国)に比して極端に低すぎるといわれている教育研究技術者の雇用単価是正から始めないと。その上で教育研究技術者数×単価等を積算しての予算編成してくれないと,いつまで経っても同じことの繰り返し。すでに数年前から,他大学では出席確認とQRコード連携事例報告がなされているが,信州大・鈴木治郎教授によると,信州大学でも今年度から学生の出席確認を,座席ごとにQRコードを貼り付け,それをスマホで読ませる形にしたとのことだ。万一,感染症のクラスターが出たときに教室内の遷移を確認しようということらしい。FBを見ると,フジテレビの「ノンストップ」でご近所・ツムアインホルン野田浩資オーナーシェフが久しぶりにTV生出演(10時50分−11時5分予定)されるそうだ。シュパーゲルのシーズンだからなぁ。ツムアインホルンのシュパーゲルは直輸入で特別な大きさ。久しく食してない・・・。水上事務長が体調伺いで来室。謝謝。とりあえず元気です@研究室。昼前,学事課のTさんが来室。有難いものを頂戴する。謝謝。15時半過ぎ残念なお知らせが届いた。私学共済から再び長期療養御見舞が届いた。ここ2・3年で幾度か入院したけど,長期というのは2か月以上の場合らしい。


 7日 導関数の解析,偏微分方程式(非公開)の研究に大きく貢献したフランスの数学者兄弟(弟)フランソワ=ジョゼフ=フランセ(Francois Joseph Francais),非ユークリッド幾何学を中心にボヤイ等の業績を翻訳を通して多数紹介し,数理天文学にも取組んだフランスの数学者ギヨム=ジュール=フーエル(Guillaume Jules Houel),ヒルベルト空間論に繋がる積分方程式とスペクトル理論の他,保険数理に関する研究で知られるスウェーデンの数学者エリック=イヴァル=フレドホルム(Erik Ivar Fredholm),アラビアの数学とドイツ数学史,天文学研究で知られるドイツの数学者,天文学者カール=ショーイ(Carl Schoy),カートライトとリトルウッドに師事し非線形常微分方程式に関する研究でナイジェリアで最初に数学の博士号を取得し,ナイジェリアの独立にも尽力したナイジェリアの数学者,政治家チケ=エドディエン=ウメゼイ=オビ(Chike Edozien Umezei Obi),Nevanlinnaの有理型関数の理論の発展に貢献し,Nevanlinna標数の Ahlfors-清水標数による定義を提示する等新方法を確立させ(後に清水-Ahlforsの定理),有理型関数のRiemann面構築に大きな成果を上げ,大阪帝大理学部数学科(1932)や日本数理科学会(1948)設立に貢献した日本の数学者清水辰次郎(Tatsujiro Shimizu),グラフの代数的連結度(フィードラー固有値)を導入するなど代数的グラフ理論,線形代数への貢献で知られるチェコの数学者ミロスラフ=フィードラー(Miroslav Fiedler),ホモトピー論への重要な貢献,代数的トポロジー,ホモロジー代数,教科書執筆での活躍が知られ,第2次世界大戦中はドイツ軍の暗号解読に取組んだことでも知られるイギリスの数学者ピーター=ジョン=ヒルトン(Peter John Hilton)の誕生日。2時過ぎから雑務。定年70歳制度が定着しつつあるとともに,従来の定年60歳で組織経営維持を計っていた(特に大人数の)組織体が定年延長制度へシフトしてゆくために,しばらくの間,50代対象の早期退職者を求めてゆくらしい。政府も政府(厚労省/年金庁)で,定年70歳(以上)で人生設計する社会への移行を20数年前から予測できなかったのだろうか。(海外の一部の研究者は未だに疑問視しているが)RIMSを中心に解決されたと認めているabc予想についてのNHK特番「数学者は宇宙をつなげるか? abc予想証明をめぐる数奇な物語」(4/10:21時-)が数学近辺で話題になっている。20数年前のフェルマー予想解決の時はWilesのプレプリントが出回り,しばらくしてわかりやすい解説書が世界中で沢山売り出されたけど,今回のわかりやすい解説書はしばらく出てこないだろう・・・。年度末/初はおカネが飛んで行く・・・。満開の桜も,葉桜となり,そして,あはれ毛虫桜・・・。12時半,A大学Z教授が図書館長業務で大学に出かけていたということでD病院から大学まで送って頂く。謝謝。Z教授は家富教授にご挨拶されて帰路につく。研究室に着くと雑務を依頼していたM氏が待っててくれた。早速,種々雑務を依頼。15時45分から統計学講義・実習担当者での打合せ@zoom。ボクは担当ではないけど一応ファシリテータとして参加。17時過ぎ終了。SA申請手続き遅れる。18時,M氏当面の依頼雑務終了。先日,ある先生が殆どの大学生の学費/生活費は親御さんが支払ってるというようなニュアンスで言われてたので,ボクの知りうる大学生と微妙に違うので色々と調べてみると,少々少ない気もするけど,大学生の5人に1人の割合で自ら支払っているということが分かった。遅ればせながら,漫画家・たつき諒が引退直前の1999年に発表した(たつき氏の見た夢をまとめた)「私が見た未来」の表紙で「大災害は2011年3月」と書かれていたことから,一部で2025年7月5日4時18分に起きる大災害が話題になってることを知ることとなった。そろそろ南海トラフ大地震や関東大地震等の発災がそれとなく信じられるようになっているから,よけいに信じられる内容だった。2025年7月5日4時18分はよく覚えておかないと・・・。


 8日 バーコフに師事し,学位取得後,Stone-Weierstrassの定理,Stone-Cechコンパクト化等でよく知られているアメリカの数学者マーシャル=ハーベイ=ストーン(Marshall Harvey Stone),食品科学で学位を取得したが,後に1962年のnew math運動を契機として数学教育に取組み,アメリカ教育研究協会から女性と教育の研究への優れた貢献に対し最初の年次賞等,多くの関連する賞を受賞したアメリカの女性数学教育者アン=エリザベス=ハンマー=フェネマ(Ann Elizabeth Hammer Fennema),シェイプ・ファイブレーションを専門とし,コソボ数学会第2代会長を務めコソボの数学者カミル=ハジベキリ(Qamil Haxhibeqiri),エルデシュ・ウィントナーの定理で知られる確率的整数論(probabilistic number theory)の創始者で,他に微分方程式,確率論,天体力学分野で活躍したハンガリー生・アメリカの数学者オーレル=フリードリッヒ=ウィントナー(Aurel Friedrich Wintner),ワイル群におけるブリュア順序,ブリュア分解やシュワルツ・ブリュア関数等で知られ,代数群を研究したフランスの数学者フランソワ=ジョルジュ=ルネ=ブリュア(Francois Georges Rene Bruhat),可換代数,代数幾何学,記号計算を研究分野とし,スティール賞を受賞したアメリカの数学者デビッド=アイゼンブド(David Eisenbud)の誕生日。夢の続きに引っ張られて3時半から雑務。木川助教の研究室の灯りが点いていた。お邪魔しなかったけど徹夜されてたのかな。昨日のたつき諒関連話題を色々調べてみた・・・・。今日から1期授業開始。そのため,9時前から学内ネットが重いのなんの・・・。今日が非常勤初実習授業(4コマ連続)のO先生。周りの先生方も心配されててSA手配も申請に時間がかかるとのことだったので,急遽(来週からSA担当予定の)学生に依頼して実習サポートを依頼。早速その旨O先生に伝える。A大学Z教授から担当して頂いている某実習科目履修者リストの件で問合せが入ったので電話で直に回答。9時過ぎ,所用で港区役所に電話。1件落着。2件落着までにはもう少し時間がかりそうだった。10時前に件の学生が来室。早速実習教室へ向かって頂く。10時半過ぎ,日大・木川裕教授が来室。他学部での非常勤で見えられたとのこと。水曜日にもご担当されているとのことだった。10数分程お話しして帰られた。先ほどの2件目が麻布支所から連絡が入った。14時半,事務室・S氏が来室。1・2期のSA採用計画について15分ほど打合せ。17時半過ぎ,実習授業を終えられたO先生が来室。PTがご専門なので,リハビリのことも伺ってみる。PTも分野が広いのでという前置きの下で,無理してリハビリ運動をしない方がよいともいわれた・・・。謝謝。


 9日 本人は気づいてなかったとされ,後に再発見されることになったシュタイナーの三項系やカークマンの15女学生問題等の組合せ論に関する注目すべき論文を著していたイギリスの数学者,牧師ロバート=リチャード=アンスティス(Robert Richard Anstice),専門は代数幾何学で「標数0の体上の代数多様体の特異点の解消および解析多様体の特異点の解消」で日本で2人目のフィールズ賞を受賞し,京都大学数理解析研究所元所長,山口大学元学長,日本学士院会員,ハーバード大学名誉教授等を務めた日本の数学者広中平祐(Heisuke Hironaka),クルースターマン和等,解析的整数論と表現論の研究で知られるオランダの数学者ヘンドリック=ダウワ=クルースターマン(Hendrik Douwe Kloosterman),幾何学を専門とし,近似法を研究し,ラゲールの微分方程式,特殊関数ラゲール多項式やラゲール幾何学(ベンツ平面の一つであるラゲール平面等)を創始したことでよく知られるフランスの数学者エドモンド=ニコラス=ラゲール(Edmond Nicolas Laguerre),連続群,リー代数,微分方程式,幾何学に多大な業績を残し,数学界の巨人の1人と言われるフランスの数学者エリー=ジョセフ=カルタン(Elie Joseph Cartan),画法幾何学を専門としたが,Einsteinの友人・同級生であったことから,数学を軽視していたEinsteinに一般相対性理論の発展にはリーマン幾何学が重要あることを説いたといわれているスイスの数学者マルセル=グロスマン(Marcel Grossmann),ある形の奇の完全数の非存在証明,(後にヘンリー=マンが証明拡張した)ヒンチン予想への貢献等,数論で活躍したドイツ系アメリカの数学者アルフレッド=セオドア=ブラウアー(Alfred Theodor Brauer),カナダの大学で数学博士号を取得(3人目)した最初の女性で,Sierpinskiの位相空間論入門や位相空間論の英訳でも知られているハンガリー生・カナダの女性数学者キュプラ=セシリア=クリーガー=ドゥナエジ(Cypra Cecilia Krieger Dunaij)の誕生日。2時半から雑務。毎回だけど異常値が出ないことを祈りながらバイタルチェック。ロシア軍事侵攻関係でメディアへの露出が多くなった慶應義塾大・廣瀬陽子教授はウクライナ侵攻を予測できず,「自分の長年の研究は何だったのか」と悔やんだそうだけど,この場合の予測は,そもそも占いと同レベルでインタビューしたメディアがおかしい。ボクも含め,誰しもがこれから起こりそうなことを知りたいと思うのは当たり前のことだけど,それは占いと同レベルのことだと考えてたほうがよいと思う。FBで知らされてきた誕生者のうちの1人はもう亡くなられてた方だった。FB利用者(世界)全体ではこういう(亡くなられてもFBのIDだけが存在し続けている)人が何割位いるのだろうか・・・・。それを考えてのSNSユーザ数を発表しないとね・・・。午後,断続的に他大学の先生方と打合せ@zoom。一段落後,TeX(Beamer)作業。ゼミ卒業生から連絡あり。ロシアから逃げ出す人の話が出ていた。トルコにはそれなりの人が越境したらしいけど,国後島からも1人の男性が泳ぎ渡航で「強権体制のロシアから離れたかった。」と,難民申請したらしい。北方4島は北海道に近いから,このような人たち増えてくるんだろうか・。でも,沿岸警備隊が巡回してるから無理かな。この男性よく見つからずに泳いでこれたなぁ。プーチンも地下トンネルで北朝鮮に亡命という噂話も目にした。


10日 オットー=ヘッセのアドバイスを受け,行列のテンソル積理論に重要な貢献の他,微分方程式,微分積分学,組合せ論等にも貢献したことで知られるドイツの数学者,物理学者ヨハン=ゲオルク=ジーフォス(Johann Georg Zehfuss),アンリ=ポアンカレ研究所での微分方程式と天体力学の研究から多体問題に取組んだラトビアの数学者エイジェン=レイマニス(Ei?ens Leimanis),チルンハウス変換を考案し,一方でヨーロッパで最も早く磁器化(焼結)に成功したといわれるドイツの数学者,哲学者,鉱物学者エーレンフリート=ヴァルター=フォン=チルンハウス(Ehrenfried Walter von Tschirnhaus),日本でも「パズルの王様(Amusements in Mathematics)」シリーズで広く知られ,そのいくつかは重要な数学的研究を齎し続けているイギリスのパズル作家,数学者ヘンリー=アーネスト=デュードニー(Henry Ernest Dudeney)の誕生日。2時から雑務。ある人から抗原検査キットで陽性になったとのメールが来てた。PCRで陰性という可能性もあるし,病院で受診するらしい。血圧下がり過ぎて仕事にならず・・・。17時前に,宍戸助手来室。1時間半程種々打合せ+雑談。


11日 内戦と政治的立場がありながらも,公務員として統計局でキャリアを積み,国民所得の推定と比較決定アルゴリズムで国際的に評価され,Stone-Geary効用関数等,経済学に主要な貢献を為し,国際統計協会副会長も務めたアイルランドの数学者,統計学者ロバート=チャールズ=ギアリー(Robert Charles Geary),二重ラプラス変換,二重ディリクレ級数等の研究で学位を取得,第2次世界大戦中ネイマンの下で様々な確率問題に携わった後,コンピュータ利用で偏微分方程式の存在定理に取組む等,大学教育の経験も経て,アメリカ数学協会で女性で最初に会長に就いたアメリカの女性数学者ドロシー=ルイス=バーンスタイン(Dorothy Lewis Bernstein),フィンスラー空間(※エリー=カルタンによる命名),初等幾何でのハドウィガー・フィンスラーの不等式やハドウィガー・フィンスラーの定理で知られ,集合論,微分幾何学,数論,確率論,数学基礎論に取組んだドイツの数学者ポール=フィンスラー(Paul Finsler),数論,組合せ論を中心に活躍し,モーザーの円問題,モーザー・ド=ブラン列,モーザーグラフ,モーザ・ランベックの定理等で知られるオーストリア生・カナダの数学者レオ=モーザ(Leo Moser)の誕生日,数論,楕円曲線の岩澤理論研究で知られ,1995年にフェルマーの最終定理を最終的に証明したことでフィールズ賞特別賞を始め数々の賞を受賞したイギリスの数学者アンドリュー=ジョン=ワイルズ(Andrew John Wiles),三角級数におけるカットナーの定理を出発として,フーリエ級数研究。特にその総和収束法,それに関わるリース平均,タウバー定理を中心に研究を続けたイギリスの数学者ブライアン=カットナー(Brian Kuttner),群論(特に有限群,可解群)を専門とし,群論を20世紀の主要な数学トピックの1つに成長させたイギリスの数学者フィリップ=ホール(Philip Hall),線形モデル,分散分析,ノンパラメトリック統計等,十分統計量の関数で不偏性をもつ推定量は1つしか存在しないというレーマン・シェフェの定理やシェフェの方法で知られ,国際統計協会会長等を務めたアメリカの統計学者,数学者ヘンリー=シェフェ(Henry Scheffe)の誕生日。3時半から雑務。昨晩21時からのNHKスペシャルでabc予想を証明したとされる望月新一氏を追った内容「数学者は宇宙をつなげるか?abc予想証明をめぐる数奇な物語(前編)」が放送されたというのでそのビデオを視聴。真偽そのものには触れてはいないので(触れることは出来ないと思うけど・・・),神秘性だけを刷り込むような内容だったし,指導教授ファルティングス氏のコメントも控えめだったし,ボク的にはいまいち。(後編)に期待。印刷物の間違いに気づき大慌てで再印刷。1時間半ほど・・・キツい。リハビリ中の身体だけにホントーにとても疲れた。新500円硬貨が発行されて半年ほどだけど,まだお目にかかっていない。キャッシュレスが増えてきたからかな。9時過ぎから授業関係者と準備。途中,5時限目の授業教室使用不可の連絡が入る。急遽DSのコンピュータ教室で対応することに。10時40分から授業内でプレイスメントテスト(数学)。終了後,研究室へ戻り,5時限目の授業準備確認。某授業と内容がかぶるだけにすっかり忘却の彼方へと飛んでいってた・・・。4時限目もプレイスメントテスト(数学)。5時限目の他学科授業は教室変更があって,DSの教室を使用させてもらった。ほぼガイダンス内容で終わる。


12日 πが超越数であることを最初に証明し,超越数論におけるリンデマンの定理を示したドイツの数学者カール=ルイス=フェルディナンド=フォン=リンデマン(Carl Louis Ferdinand von Lindemann),ユーデン方格,ユーデンプロット,ユーデン指数等,統計解析と実験計画法において新手法を開発したオーストラリア生・アメリカの統計学者ウィリアム=ジョン=ユーデン(William John Youden),近似理論,2次形式,代数的整数,整数環,楕円積分等での基本的な成果で知られるロシアの数学者エゴール=イワノビッチ=ゾロタレフ(Egor Ivanovich Zolotarev)の誕生日。春眠不覚暁の感覚で,4時過ぎから雑務。ボクにとってはバイタルチェックでの異常値検出。少々焦る。今日予定の研究室諸雑務が19時前に終わる。残りは明日に。


13日 単項式の表現等(※$x^0=1$は定義できず),今日の代数の中心にあるタイプの操作に置換え,代数を幾何学的操作から解放した最初の人物と見做され,2項係数の定式化とパスカルの三角形の記述を最初に与えていたペルシャの数学者アブ=ベクリブン=ムハンマド=イブン=アル・フサイン=・アル・カラジ(Abu Bekr ibn Muhammad ibn al-Husayn Al-Karaji),バナッハに師事し学位を取得後,ノイマンの招待で渡米,水素爆弾で核融合を開始する方法の問題を解決,モンテカルロ法(命名はノイマン)を考案,集合論,群論,数論,グラフ理論,トポロジー,数理物理学,数理生物学等様々に活躍したウクライナ生・アメリカの数学者スタニスワ=マーチン=ウラム(Stanislaw Marcin Ulam),毀誉相半ばするもフェデリゴ=エンリケスと共にイタリア学派のリーダーとして代数幾何学への貢献は著しく,1936年のフィールズ賞委員会委員長を務めたイタリアの数学者エゴール=イワノビッチ=ゾロタレフフランチェスコ=セヴェリ(Francesco Severi),微分方程式の特異解や$c-$及び$p-$判別式関係と曲線群の不動点との関係要因等の研究で知られるイギリスの女性数学者エイダ=イザベル=マディソン(Ada Isabel Maddison),シュレミルヒ関数,シュレミルヒ剰余項(もしくはロッシュ・シュレミルヒの剰余項)ベッセル関数,連分数等の研究で活躍したドイツの数学者オスカー=クサーヴァ=シュレミルヒ(Oscar Xaver Schloemilch),On certain factors of c- and p- discriminants and their relations to fixed points in the family of curves(J. Pure and Appl. Math. )で学位取得後,微分方程式の」研究を続け,その特異解や判別式関係と曲線群の不動点との関係要因等の研究で知られるイギリスの女性数学者エイダ=イザベル=マディソン(Ada Isabel Maddison),シュレミルヒ関数,シュレミルヒ剰余項(ロッシュ・シュレミルヒの剰余項)で知られ,ベッセル関数,連分数等,解析学を中心に活躍したドイツの数学者オスカー=クサーヴァ=シュレミルヒ(Oscar Xaver Schlomilch)の誕生日。3時から雑務。夢のお告げで今日の授業内容の前振りを急遽内容変更することとなり,間に合うかなと心配しつつBeamerを作り始める。今日は先負だったので,そのせいか?8時過ぎ,授業教室で種々準備を始める。1・2時限授業終了後,非常勤で来校されたA大学Z教授が授業教室に見えたので,一緒に研究室に向い,Z教授の投稿論文受理。13時50分に宍戸助教が来室。14時35分まで打合せ。しばらくして,どこからともなくAll of meが聴こえてきた。5時45分,A大学Z教授と他学部の非常勤で来校されていた日大・木川裕教授が来室。Z教授は本日が最初の授業だったので,感想を伺ってみた。やがてMidnight in Kumagaya...。国際情勢を考えると,この曲名変えてほしい気もする。当面してた急務が終了。


14日 1983年10月に軍事クーデターが起きるまでにオヨ州知事を務め,数論の研究で知られるナイジェリアの数学者ビクター=オモロル=ソウェミモ=オルンロイオ(Victor Omololu Sowemimo Olunloyo),群論の研究で知られ,特に散在型単純群の一つであるヒグマン・シムズ群を発見したアメリカの数学者チャールズ=コフィン=シムズ(Charles Coffin Sims),群論や組み合わせ論を含む離散数学のいくつかの分野で活躍し,現在パトナム数学大会でカナダの大学生の中で最高点をとった学生にネイサン=メンデルゾーン賞が贈られているアメリカ生・カナダの数学者ネイサン=ソウル=メンデルゾーン(Nathan Saul Mendelsohn),振り子時計の特許を最初に取得,サイクロイドの等時性や縮開線,伸開線を発見の他,力学の基礎を築き,確率研究や天文学にも取組んだオランダの数学者,物理学者,天文学者クリスチャン=ホイヘンス(Christiaan Huygens)の誕生日。3時過ぎから雑務。14時半,宍戸助教来室。学部コンピュータ室学生利用システムの件で打合せ。16時過ぎ,非常勤で見えた文学部・友永昌治教授が授業休み時間に来室。少しだけお話して,直ぐに授業に戻られた。後に,令夫人からの伝言を受け取った。謝謝。


15日 絵画の才能もさることながら幾何学を最も愛し,力学,流体力学,解剖学,数学,光学等,ルネサンス期に多分野で活躍したイタリアの科学者,芸術家レオナルド=ダ=ヴィンチ(Leonardo da Vinci),18世紀の数学界の中心となり,19世紀の数学(厳密化・抽象化時代)の礎を築いた。数学者としての膨大な業績と,後世の数学界に与えた影響力の大きさから,19世紀のガウスと並ぶ数学界の二大巨人の1人とされるスイスの数学者レオンハルト=オイラー(Leonhard Euler),数学等のトピックについての多くの著作や,完全数と連分数に関する研究で知られ,成功しなかったがボローニャの科学界興隆に尽力していたイタリアの数学者ピエトロ=アントニオ=カタルディ(Pietro Antonio Cataldi),ラゲール多項式を一般化したアンヘレスク多項式を定義する等,代数方程式の発展(著名な多項式,関数の一般化等)と関数論に貢献したルーマニアの数学者オーレル=アンヘレスク(Aurel Angelescu),研究内容の重要性が認められるまでに長い忍耐期間が必要とされたものの,ベクトルの一般的な微積分開発,グラスマン代数(外積代数)等を導入したことで知られるポーランド/ドイツの数学者,物理学者,言語学者ヘルマン=ギュンター=グラスマン(Hermann Guenter Grassmann),デビッド=ベイツの下で学位を取得し,量子力学(ボーズ・アインシュタイン凝縮,大偏差原理,摂動理論における変分法使用等),群の表現論等の数学およびその応用分野で活躍したイギリスの数学者,物理学者ジョン=トレバー=ルイス(John Trevor Lewis),ジョージ=ローレンツの下で学位を取得し,特に(フーリエ解析と)近似理論,調和解析で活躍したドイツの数学者パウル=レオ=ブッツァー(Paul Leo Butzer),シューア乗数,様々な群の直積,それらの乗数の研究等。群論で活躍したイギリスの数学者ジェームズ=ウィーゴールド(James Wiegold),偏微分方程式,特に境界値問題,応用数学に取組み,ラグランジュ賞を受賞し,イタリア数学連合の会長を務めたイタリアの数学者エンリコ=マゲネス(Enrico Magenes)の誕生日。2時半から雑務。今日が誕生日のオイラーの食生活情報がまったく得られない・・・・。10時半から,第49回 大学等におけるオンライン教育とデジタル変革に関するサイバーシンポジウム「教育機関DXシンポ@Webexに参加。遠隔/オンデマンド授業利用でのWebClass活用例が報告されていた。本学のオンデマンドもLMS(WebClass)だけで十分だと思う。13時25分閉会。入院中に大学構内の某銀行ATMが撤去され,ゆうちょ銀行ATMだけになり,これからは不自由するな・・・・と困惑してたら,ゆうちょでも利用できることに(恥ずかしながら)今日気づいてしまった・・・。これで一安心。


16日 楕円関数や天体の計算方法の研究で知られ,ピュイズー級数にその名を残すフランスの数学者ビクトル=アレクサンダー=ピュイズー(Victor Alexandre Puiseux),ガウスに才能を高く評価され,アイゼンシュタインの既約判定法,アイゼンシュタイン級数/多項式で知られ,2次/3次剰余相互法則等様々なトピックに取組んだドイツの数学者フェルディナンド=ゴットホルト=マックス=アイゼンシュタイン(Ferdinand Gotthold Max Eisenstein),群の表現論で活躍し,組合せ論,統計学,不変式論,物理学,化学等複数の領域に大きな影響を与え,整数の分割で生じるヤング図形(Young diagrams /tableaux)を考案したイギリスの数学者アルフレッド=ヤング(Alfred Young),確率論と統計解析を象学や医学への応用等,フィッシャー,エゴン=ピアソン等とともに現代(推測)統計学の潮流を開拓し,アメリカで学問としての統計学を確立させたロシア生・アメリカの数学者/統計学者イェジ=ネイマン(Jerzy Neyman),光の波動説の強力な証拠となった円錐屈折実験検証やガウスとともに地磁気研究に取組んだアイルランドの数学者,実験物理学者ハンフリー=ロイド(Humphrey Lloyd),ヘンゼルの仕事の一般化やマーラーの擬付値論に先立つ研究等の代数や数論研究,解析学,数学史の分野で活躍したチェコの数学者カレル=リフリク(Karel Rychlik),組合せ最適化分野創設者の1人といわれ,ハンガリー動乱後,悲劇的な最後を遂げたハンガリーの数学者イェネー=エレク=エゲルヴァリ(Jene Elek Egervary),初期の群論とトポロジーの研究で知られるが,後にゲーム理論を経済学と社会学の数理に適用する試みにも積極的だったエストニア生・ドイツの数学者ヘルムート=クネーザー(Hellmuth Kneser)の誕生日。1時頃から雑務。午前中は西風が強かった。ある人から「青葉の西風」という言い伝えがあるという話を聞いた。青葉の頃の西風は2・3日後に雨が降るというお報せらしい。検索したけど言葉の存在は不明。


17日 初期には最初に幾何学と運動学に取組み,後に集合論と結晶学の研究で知られ,1891年には230の空間群を分類し,群論のトポロジーや結晶学への適用を試みたドイツの数学者アーサー=モーリッツ=シェーンフリース(Arthur Moritz Schonflies),曲線や代数曲面上の極についての研究で知られ,月面クレーターにも名が付けられているフランスの数学者エティエンヌ=ボビリエ(Etienne E Bobillier),ベクトル解析を用いて幾何学,力学,物理学の問題を研究したイタリアの数学者マッテオ=ボッタッソ(Matteo Bottasso)の誕生日。2時過ぎから雑務。色んな意味で少々寒い1日だった。野球部@大田スタジアムは昨日今日で1勝1敗。サッカー部は2敗。5F研究室はそれなりに先生方もいらっしゃった。


18日 解析幾何学と無限次元リー群の分野で活躍したイタリアの数学者ウーゴ=アマルディ(Ugo Amaldi),射影幾何学や数学史研究で活躍したイギリスの数学者トーマス=ランカスター=レン(Thomas Lancaster Wren),直交関数系でのラーデマッヘル・メンショフの定理等,主に三角級数論研究への貢献で知られるロシアの数学者ドミトリィ=エヴゲーニエヴィチ=メンショフ(Dmitrii Evgenevich Menshov),複素解析,特に等角写像研究での貢献で知られるベラルーシ生・アメリカの数学者ステファン=エマヌエル=ワルシャウスキー(Stefan Emanuel Warschawski),1953年に出版された"Complex Analysis"(1953)は今でも古典的名著とされ,複素解析分野に重要な貢献をし,第1回のフィールズ賞を受賞したフィンランドの数学者ラース=ヴァレリアン=アールフォース(Lars Valerian Ahlfors),微分代数,微分方程式,線形代数群に取組み,京大数理解析研,プリンストン高等研,タタ研客員教授等,海外でも積極的に研究活動を行ったアメリカの数学者エリス=ロバート=コルチン(Ellis Robert Kolchin),微分幾何学,リー群,代数トポロジーで活躍した中国生・アメリカの数学者シェン=チョン=ワン(王??)(Hsien Chung Wang),独自の佐藤超函数と超局所函数の理論,ホロノミック量子場理論,ソリトン方程式の統一理論,D加群等を内包する代数解析学(=新古典解析学)を創始し,ウルフ賞,日本学士院賞等を受賞した日本の数学者佐藤幹夫(Mikio Sato),15歳(メリーランド大学2年)で最初の論文(Cardinally maximal sets of non-equivalent order types)を発表し, エリアス=スタインの下で学位取得後,民主党予備選挙を手伝った後,シカゴ大学での研究生活に戻り,1974年のICMで基調講演,次のICM1978で偏微分方程式とフーリエ解析の研究でフィールズ賞を受賞したアメリカの数学者チャールズ=ルイス=フェファーマン(Charles Louis Fefferman)の誕生日。 2時から雑務。2時限目の授業のところ,1限目と勘違いして教室で準備してた・・・。事務室・A氏が見えられたので少し雑談しながら。A氏には1限の授業ですか?と問われたけど気にせず「そう」と答えてたけど,しばらくして現れたお手伝いの学生に授業は2限なのに準備が早すぎるのではと指摘された。恥ずかしい。その後,授業待ち時間に久しぶりに仏教学部・手島一真教授にお会いする。4・5限と授業。授業後,宍戸助手等と学部コンピュータ室運用関連の打合せ。しばらくして,心理学部・櫻井准教授よりPEPPERくんの件で連絡が入る。PEPPERくんは少々おカネがかかるな。話終えてから,本日3授業終了後の定型雑務。


19日 将校ながらガスパール=モンジュの指導で数学研究に携わり,ブルボン家を擁護する政治的立場に固執しながらも,モンジュとだけは交流を続け,曲面論を著したフランスの数学者ダモドン=シャルル=ド=タンソー(D'Amondans Charles de Tinseau),The Analyst,Mathematical Visitor,Mathematical Magazine,Mathematical Messenger,Annals of Mathematics,School Visitor,American Mathematical Monthly等で多くのエレガントな問題・解答,パズルを発表したことで知られるアメリカのアマチュア数学者ヘンリー=C=ヒートン(Henry C Heaton),チェビシェフ多項式に関する研究で学位を取得し,関数論と変分法の研究に取組み,ICMでも2度招待講演を行ったイタリアの数学者レオニダス=トネリ(Leonida Tonelli),微分トポロジーと圏論で活躍したドイツ生・フランスの数学者チャールズ=エーレスマン(Charles Ehresmann),ダラム大学でフランク=ボンソールの指導を受け,関数解析や線形空間論の研究で学位取得後帰国し,ナイジェリアで最初の数学教授となったナイジェリアの数学者,数学教育者アデゴケ=オルバンモ(Adegoke Olubummo),当時,多変数複素関数論で未解決問題であったレヴィの問題等の3大問題を約20年の歳月をかけて1人で解決し,日本学士院賞,文化勲章等を受賞した日本の数学者岡潔(Kiyoshi Oka),方向統計学における代表的な分布モデルであるフォン=ミーゼス分布で知られ,確率論,流体力学,空気力学,航空工学,静力学等応用数学分野で活躍したオーストリアの数学者リヒャルト=フォン=ミーゼス(Richard von Mises)の誕生日。2時すぎから雑務。8時16分頃地震。昼過ぎ,病院から大学へ着いたところで久しぶりにW氏にお会いし,研究室まで雑談しながら向かった。昼食を摂り終えた頃,宍戸助手が学部ICT委員会の件で来室。その後,学部コンピュータ室で某ソフトの検証。研究室へ戻ると,H前部長から内線に電話。てっきり,構内にいらっしゃるものと会話を続けていたら,品川校舎からだった。久しぶりに話した。


20日 米国数理統計学会会長を務め,優れた教育者でもあったアメリカの数学者,統計学者,教育者エドウィン=グレン=オールズ(Edwin Glenn Olds),ワイルの下で群の表現論で学位を取得後,第2次世界大戦中の不幸な出来事に見舞われながらも,流体力学,応用数学,微分方程式の分野で活躍し,晩年までスツルム・リューヴィルの問題の研究を続けたドイツの数学者エルンスト=マックス=モール(Ernst Max Mohr)の誕生日。2時から雑務。7時過ぎ,天納之士講師から,この時間になっても夜間吸上げバッチ(※いつもは4:00-5:00)が終了してないと連絡が入った。確認するとやはりそうだった。この時間にWebClassのコンテンツを学修している学生も多いし(※学習には問題ないけど各自が学修ログを確認しようとすると学修してなかったように見えるので,学生は焦ってボクらに連絡をよこす・・・)・・・。授業には間に合うんだろうか。9時に仕事を始めるセンターだと,こういうケアはおぼつかない。大学のスタッフなのだから,せめて授業の始まる30分前には毎日色々と点検しておかないと。研究室を掃除してたら,1か月行方不明だったメガネに遭遇。お久しぶり。1・2時限授業。戻って授業後の定型業務。A大学Z教授が来室されたので少し雑談。13時から,すでに始まっていた学部FD研修会@zoomに出席。終了後,学部教授会@zoom。合間に情報システム課・K課員よりWebClassは14時頃復旧したと連絡が入る。原因不明で調査中とのこと。続いて,研究所所員会議@zoom。特別にzoom参加させてもらう。結局,会議室まで出かけ,久しぶりに伊藤善夫教授とお話しした。17時過ぎ,地域連携推進センター長の後藤教授が来室。少し雑談。18時過ぎ,先日来の件で宍戸助手が来室。しばらくお話。その後,計算雑務。


21日 ロルの定理(※ベラヴィティスが命名)で知られるフランスの数学者ミシェル=ロル(Michel Rolle),実験物理学の研究でスタートしたが,後に数学と論理学研究に転向し,アメリカ科学振興協会副会長も務めたイギリスの数学者アレクサンダー=マックファーレーン(Alexander Macfarlane),複素関数論,特にエルミート多項式,ベッセル関数等の特殊関数に取組み,ジョージア数学会再建に尽力し,後に会長を務めたジョージアの数学者アーチル=キリロビッチ=カラゼ(Archil Kirillovich Kharadze),義父がエドムンド=ランドウ,近似理論におけるスプラインの理論を創始したルーマニア生・アメリカの数学者アイザック=ジェイコブ=シェーンベルク(Isaac Jacob Schoenberg),線形代数と行列理論に取組み,多数のテキスト執筆でも知られ,アメリカで活躍したカナダの数学者ロバート=チャールズ=トンプソン(Robert Charles Thompson),ポール=エルデシュとの共著論文も数多く,グラフ理論と組合せ論を研究したアメリカの数学者リチャード=ハーバート=シェルプ(Richard Herbert Schelp),関数解析,位相力学,スペクトル理論,エルゴード理論に取組んだポーランドの数学者アンゼルム=カロル=イワニック(Anzelm Karol Iwanik),ワイル和に関するDenjoy-Koksma不等式で知られ,解析的整数論を専門としたオランダの数学者ユルジェン=フェルディナンド=コクスマ(Jurjen Ferdinand Koksma),数論を専門とし,類体論における単項化定理の証明,ヒルベルトの第9問題等への貢献で知られるドイツの数学者フリーデリヒ=ピウス=フィリップ=フルトヴェングラー(Friederich Pius Philipp Furtwangler),多様体上のベクトル場での研究から,ハスラー=ホイットニーと共に導入したトポロジーにおける特性類や共役勾配法の提供,シュティーフェル多様体等で知られ,スイス初の真空管式コンピュータERMETH開発を指揮したスイスの数学者エドゥアルト=シュティーフェル(Eduard L Stiefel),東大ではハインリッヒ=ウェーバーの教科書をフォローし,渡独時はヒルベルトに師事,帰国後研究を中断し教科書執筆に専念するも第1次世界大戦での研究者の姿を見て再び研究に戻り,類体論の確立に貢献,第1回ICM副会長,第1回フィールズ賞選考委員を務めた日本の数学者高木貞治(Teiji Takagi),ウィリアム=ブラウダーの下で学位を取得,ポアンカレ予想研究で4次元の場合を肯定的に解決し,ヴェブレン賞,フィールズ賞等を受賞し,その後学界を離れ,MS社で量子コンピュータ開発に携わるアメリカの数学者マイケル=ハートレイ=フリードマン(Michael Hartley Freedman)の誕生日。2時前から雑務。7時,ユニデンスに宿泊されていたA大学Z教授が本務校へ向かうついでということで病院まで送って頂く。謝謝。昼,研究室で昼食を摂っていると,宍戸助手が某件で来室。プーチン大統領の前でロシアを讃えるウクライナの女子がいたらしいけど,軍事侵攻が終了したときがあれば,欧米側メディアから真意を問われるんではなかろうか・・・,一生・・・。


22日 トポロジーと幾何学で活躍,K理論やアティヤ−シンガーの指数定理等で知られ,フィールズ賞,ド・モルガン賞,アーベル賞等を受賞したイギリスの数学者マイケル=フランシス=アティヤ(Michael Francis Atiyah),代数的トポロジー専門とし,ホモロジー代数の創設者の1人であり,名著 Foundations of algebraic topologyでも知られるアメリカの数学者ノーマン=アール=スティーンロッド(Norman Earl Steenrod),有限群の表現論における研究で知られ,イギリス/アメリカで活躍し,1990年には名誉あるNoether Lecture(※現AWM-AMS Noether Lecture) に招待されたインドの女性数学者バマ=スリニバサン(Bhama Srinivasan),数論,代数学の取組み,フェルマー予想(第1の場合)の研究でも知られる日本の数学者森嶋太郎(Taro Morishima),Hessian(※シルベスターの命名)の概念導入で知られ,代数関数と不変式の理論論の発展に貢献したドイツの数学者ルートヴィヒ=オットー=ヘッセ(Ludwig Otto Hesse),幾何学を専門とし,出会った多くの数学者の印象を記録した日記でもよく知られているイギリスの数学者トーマス=アーチャー=ハースト(Thomas Archer Hirst,1830年−1892年2月16日),画法幾何学を専門とし。1903年にボルツマン,フォン=エシェリッヒとともにオーストリア数学会を設立したオーストリアの数学者エミル=ミュラー(Emil M?ller),解析的整数論,特にDirichlet級数に取組み,ボーア・ランダウの定理が知られ,サッカーの母国代表で銀メダルを獲得したことでも有名なデンマークの数学者ハラルト=アウグスト=ボーア(Harald August Bohr),Heaviside演算子やLaplace変換の改良,テンソル解析,近似理論,ベイズ的な確率論研究の他,他分野への応用で活躍したイギリスの数学者,統計学者,地球物理学者,天文学者ハロルド=ジェフリーズ(Harold Jeffreys),エストニア統計学会初代会長を務めたエストニアの統計学者,数学者エン・マルギット=ティート(Ene-Margit Tiit)の誕生日。もう少し睡眠をとろうと思ったけど,2時半から雑務バカな選択だったかな・・・・。10時過ぎから新入生の担当学生ルーム面談。10時半前に一旦終了,2名。12時20分から1名面談。夕方近く,血圧が下がり過ぎ(学生の成績ならSでなくA台)起きてるのがツラくなり,少し横臥。S大学某教授が政府系の委員会でご自分の研究資料をプレゼンしたとかで炎上してるらしかった。ボクはこの方アホかと思う。所属されている大学も詳細を知らなかったためかHPで堂々とCMを打って(4月8日付),未だに削除はしていない。何らかの大学としても何らかのアナウンスが必要だろう・・・・。


23日 複素解析,近似理論,数値解析,弾性理論で活躍したソビエト(ウクライナ)の数学者ゲオルギー=ニコラエヴィッチ=ポロジイ(Georgii Nikolaevich Polozii),ベーレントの定理やベーレント数列等で知られ,組合せ論,数論,トポロジー等で活躍し,ナチス・ドイツを脱出し,オーストラリアで定住したドイツの数学者フェリックス=アダルバート=ベーレント(Felix Adalbert Behrend),線形弾性,特異積分,数値解析の分野で活躍し,特異積分作用素の発見や擬微分作用素の理論の基礎と発展に貢献したベラルーシの数学者ソロモン=グリゴリェヴィッチ=ミクリン(Solomon Grigoryevich Mikhlin),偏微分方程式,特異積分方程式,一般化解析関数,弾性殻の数学的理論についての研究で知られるジョージアの数学者イリヤ=ネストロヴィッチ=ヴェクア(Ilya Nestorovich Vekua),最大値/最小値および方程式の理論に取組み,導関数の概念がない時代に重解や最大/最小値を見つけるための独創的方法を提案したオランダの数学者ヨハン=フォン=ウァーフェレン=フッデ(Johann van Waveren Hudde),メアリー=カートライトの指導を受け,ライトの下で学位を取得し,Whittaker定数の研究で知られるイギリスの女性数学者シーラ=スコット=マッキンタイア(Sheila Scott Macintyre),ソボレフの指導を受け,偏微分方程式に取組んだロシアの数学者アレクセイ=アレキセエヴィッチ=デジン(Aleksei Alekseevich Dezin)の誕生日。亡父の誕生日。 前日深夜から雑務を続ける。久々にネット銀行で確認しようとしたらワンタイムパスワードカードを用いてのPW変更となり,カードを探すのに一苦労。カードの時刻修正も必要になった。便利享受の裏にはそれなりの苦労も・・・。13時,研究室雑務バイトのM氏が来室。午前中に依頼していた件を片づけてくれていた。謝謝。その後も研究室雑務を依頼。13時半より全学協@teans,第1回目ということもあってか,14時過ぎに閉会。平素発信側としてteamsをまったく利用しないこともあるけど,個人的にはzoomがいいんだけど・・・。16時にはM氏の作業が終わり帰宅。


24日 微分方程式を専門とし,数理生態学へ応用し,その貢献から欧州数理生物学会が数理生物学または理論生物学への顕著な貢献に対しOvide Arino賞を2年ごとに授与しているフランスの数学者オビデ=アリノ(Ovide Arino),Zariski位相導入等,可換論的方法を用いた代数幾何学の基礎に関する研究で知られ,ヴェイユとともに代数幾何学研究に多大な影響を与え,ウルフ賞を受賞したベラルーシ生・アメリカの数学者オスカー=ザリスキ(Oscar Zariski),ゲーム理論,確率論,情報理論,ラオ・ブラックウェルの定理等,ベイズ統計学で活躍したアフリカ系アメリカの統計学者,数学者デビッド=ハロルド=ブラックウェル(David Harold Blackwell),解析学,トポロジー,確率論に取組み,極限を表す記法limの導入(1786),平面グラフのオイラーの公式の一般化,球過量に関するリュイリエの公式等で知られるスイスの数学者数学者サイモン=アントワーヌ=ジャン=リュイリエ(Simon Antoine Jean L'Huilier),ReesやCliffordの影響を受け半群論研究に入り,この分野に重要な発展を齎し,マン半群でも知られるイギリスの数学者ウォルター=ダグラス=マン(Walter Douglas Munn),特殊関数,微分方程式,差分方程式についての優れた研究で知られるドイツの数学者エミール=ヒルプ(Emil Hilb),プラハ工科大学で画法幾何学講座で最初の教授を務め,チェコ国民党の議員として議会でも活動したチェコの数学者ルドルフ=スクヘルスキー(Rudolf Skuhersk?),イエズス会のマテオ=リッチの下で西洋文化を学び,当時数学衰退期であった中国内で西洋数学の啓発に尽力した中国(明代)の数学者徐光啓(Xu Guangqi)の誕生日。3時から雑務。昨日の駅伝部が出場した第294回日本体育大学長距離競技会での結果がtwitterで報告されていた。やはり何着より記録だな。自分の立てた記録目標に対してどうだったか・・・。今日の分もtwitterで応援依頼呼びかけがあった。プロの数学者かアマなのか不明だけど天才ニューハーフといわれる若い方が某数学問題を解説@youtubeしてた。今日も何人かの先生方が見えていた。依頼してた研究室雑務は16時頃にひとまず終了。M氏にお疲れサマンサ。顧問をしている地球にやさしい会の件で担当学生・O氏から連絡が入る。


25日 最初は物理学者を目指しながら,プリュッカーの下で数学の学位を取得し,23歳で教授職に就く際,幾何学の統合を目指したエルランゲン・プログラムを発表し,その後の数学の発展に大きな影響を与えたドイツの数学者フェリックス=クリスティアン=クライン(Felix Christian Klein),アテネ大数学科卒業後,パリとドイツの大学院で微分幾何学を研究し,帰国後,ギリシャ数学界興隆に尽力,ギリシャ数学会の初代会長を務め,愛国者としても知られたギリシャの数学者,地理学者,詩人ニコラオス=I=ハツィダキス(Nikolaos I Hatzidakis),公理主義的確率論を確立し,現代確率論やアルゴリズム情報理論を創始し,またトポロジーの大きな発展にも寄与し,多くの弟子を育てたことで知られるロシアの数学者アンドレイ=ニコラエヴィッチ=コルモゴロフ(Andrey Nikolaevich Kolmogorov),ギブスの現象で有名な物理学者ギッブスの下で学位を取得,数学に拘らず様々な分野で活躍し,信頼区間を研究(※後に,ネイマンにより再発見)していた最初の人物としても知られるアメリカの数学者,統計学者エドウィン=ビッドウェル=ウィルソン(Edwin Bidwell Wilson),リトルウッドの下で解析的整数論に取組み,ハーディ・リトルウッド問題研究で学位取得,帰国後クーランの影響を受け,単葉関数の係数問題に変分法を適用という新手法をとり,その後の複素多様体の変形理論に関する研究(小平・スペンサーの変形理論等)で知られるアメリカの数学者ドナルド=クレイトン=スペンサー(Donald Clayton Spencer)の誕生日。2時半過ぎから雑務。ホントに雑務ばかりで数学してないな。IDカードが行方不明。困った・・・。ヘルスデータサイエンティストのことを調べていて,日本看護学会の学術研究集会に行きつき,そこでの某集会を見ていたら,先日入院してた時の看護師がプレゼン発表やシンポで話してる場面に遭遇。入院中に実践研究をされているとか医療での統計解析を伺っていたけど,フ〜ン・・・と少し驚いた。メディアではウクライナ×ロシアでの互いの戦術/戦略/使用軍事兵器を詳細に解説しているけど,これは互いの作戦遂行にデメリットにならないのだろうか。敵方はこの兵器は持っていないから・・という解説も傍観しているC国などは,新兵器開発の参考にしているのでは?と心配する・・・。2時限目授業。昼休み,地球にやさしい会のO氏が課外活動費申請書類の件で来室。書類の確認・署名捺印等。担当課の原課長に電話して提出を諸事情でO氏に代わる件を伝える。南山大学を先月退職されたという白木俊彦先生から退職のご挨拶電話。少し長電話。授業中にお電話を頂いていたということだった。一度,名古屋市内のご自宅にお邪魔させて頂いたこともあった。ほぼ30年/20年??ぶりなのかなぁ・・・・。現在,研究室の膨大な資料群や書籍類をN市の実家に送り届けている最中で,その整理等で忙殺されているとのことだった。後で直ぐにその写真が送られてきて,その多さにビックリ!土曜日が創業記念日だったNDP社より今年も記念の和菓子(金沢・森八銘菓千歳)が届く。周りの方にお裾分け。謝謝。4時限目の前に渡辺教授とエレベータ前で会ったのでDS基礎の学部受験者動向を伺ってみた。まずまずのご様子だった。統計検定もどしどし受けて合格してくれるといいんだけどな。4・5時限と授業。数式の多い授業準備のBeamer/LaTeX入力,自分でもイヤになるぐらいタイプミスが多すぎ。時間もかかるし・・・・。


26日 現在超数学,モデル理論として成立する数学基礎論分野で活躍し,ブール代数におけるハンティントンの公理系,議席均等配分方法の数理的アルゴリズム(ハンティントン・ヒルの方法)等でも知られるアメリカの数学者エドワード=ベルミリエ=ハンティントン(Edward Vermilye Huntington),実験室の事故で視力を失い,生物学上の問題に数学を適用することに転向し,感染症における数学的理論カーマック・マッケンドリック理論を構築したイギリスの生化学者ウィリアム=オグルビ−=カーマック(William Ogilvy Kermack),初期の航空工学の研究から数学へ転向し,数学の基礎と数理論理学に取組んだオーストリア生・イギリスの数理論理学者,哲学者ルートヴィヒ=ヨーゼフ=ヨハン=ウィトゲンシュタイン(Ludwig Josef Johann Wittgenstein)の誕生日。1時前から雑務。ネットで「プログラミングスクール卒業生が実務で使えない」という話をよく聞くが・・・という質問が出ていた。今の小中高大のプログラミング教育では仕方ないと思う。実務で利用するプログラミングを教えてい\ないし,一般的なアルゴリズム学習や趣味的なプログラムに終始している以上入社してからでは使えないのは当たり前の話だと思う。そういう意味では実務を意識したシステム設計等も実践学習する必要があるのだろう。教える側も単なる趣味に走りやすいプログラマを育ててるのではないという教育意識を持っていないと教わる側もとんでもない勘違いをしたままプロミングを学習したということになりかねない。特に謝気に出る手前の段階では,互いにそういう意識を持っていないと残念なプログラミング学習になってしまう。大学においても小中と同じような学習内容では可哀そうだ。youitubeで数学・物理講義で評判のヨビノリの行列解説を視聴してみた。珍しくお粗末だった。残念。朝方,サッカー部杉田監督からここんところの試合結果が届いてた。この前の日曜に行われた第27回東京都サッカートーナメント≪本選≫準決勝は東京ユナイテッドFC相手に2-1で勝ったようだった。学部2年の多田氏も得点,同じ2年でキーパーのレイ氏も1点で抑えてた。昼過ぎ,研究室雑務お手伝いを依頼。


27日 フランス革命時,王党派だったことから逃亡生活が長く,業績は残されていないが,フーリエ級数における基本命題「パーセバルの等式」では知られているフランスの数学者マーク・アントワーヌ=パーセヴァル=デ=シェネス(Marc-Antoine Parseval des Chene),不変式論と代数幾何学研究をクレブシュと協力して行い,不変式論におけるクレブシュ・ゴルダン係数やeとπの超越性についての簡素化された証明で知られるポーランド生・ドイツの数学者パウル=アルベルト=ゴルダン(Paul Albert Gordan),エルミート演算子の拡張理論に関する研究で学位取得後,非線形関数解析とその応用で活躍したウクライナの数学者マーク=アレクサンドロヴィッチ=クラスノセルスキー(Mark Aleksandrovich Krasnoselskii)の誕生日。1時から雑務。教育や研究を労働ととらえたらおかしいことになるに決まってる・・・。創作活動をしてる方々もそうだろう。1・2時限授業。昼休み,E課Y課長が昨日の会議資料を持参してきて頂いた。謝謝。そのときに別の相談させていただいたところ,しばらくして(担当者間で相談された結果の件で)再来室。謝謝。Maplesoft JapanのK氏よりMaple2022の種々連絡を頂く。謝謝。その件もあって,H大学A教授から目の手術を受けて休養中と・・・。心配して,折り返し詳細を尋ねると某整形らしかった・・・。それは手術なのか・・・・。夕方,宍戸隆史助手とお話。18時前,授業で見えていたA大学Z教授がチラ見程度に来室。同じく非常勤で見えていた日大・木川教授と一緒に食事を摂りに出かけるらしかった。夜,JPCATS時代にご一緒に活動頂いたO先生の訃報が入る。ご冥福をお祈りいたします。


28日 幾何学,微分積分学に関する教科書執筆で知られ,50年間にわたる重版で長くフランスの数学教育に貢献したフランスの数学者シルヴェストル=フランソワ=ラクロワ(Sylvestre Francois Lacroix),ハミルトンと協力し,4元数と結び目理論の応用/適用面で数学,物理学両分野への重要な貢献で知られるイギリスの数学者,物理学者ピーター=ガスリー=テイト(Peter Guthrie Tait),ドイツ留学時,クンマー,クロネッカー,クレブシュ,ヘッセに影響を受け,代数曲線の理論研究で学位を取得,帰国後は円錐曲線と線形代数,特に行列式に関する研究で知られるなハンガリーの数学者イェネー=フニャディ(Jenos Hunyadi),ハンス=ハーンの下で学位を取得,完全性定理,不完全性定理を証明し,連続体仮説研究で知られるチェコ生・アメリカの数学者クルト=ゲーデル(Kurt Goedel),ギリシャ数学史の第1人者として知られるイギリスの数学者デビッド=ハーバート=ファウラー(David Herbert Fowler),エルデシュとの多数の共同研究も有名で,組合せ論とラド・グラフ等で知られるグラフ理論で活躍したドイツ生・イギリスの数学者リチャード=ラド(Richard Rado),アーベル多様体でのバルソッティ・テイト群(※グロタンディークが命名)等,抽象的代数幾何学やテータ関数の研究で知られるイタリアの数学者ヤーコポ=バルソッティ(Iacopo Barsotti),Some Problems in the Theory of Idealsで学位を取得したが,第2次世界大戦中にブレッチリーパーク勤務仲間の影響で半群論に興味を持っていたこととリーによる逆半群研究から,後に半群論/逆半群への重要な貢献で知られるイギリスの数学者ゴードン=バンフォード=プレストン(Gordon Bamford Preston),連分数のアルゴリズムの研究で学位を取得し,その後数論(特に代数的整数と数の幾何学)に取組み,その副産物・ボロノイ図でよく知られているウクライナの数学者ゲオルギ=フェドスィーヨヴィチ=ボロノイ(Georgy Fedoseevich Voronoy),パリ留学中はエミール=ピカールの指導を受け,帰国後,On a general class of trigonometric polynomials and the approximation of a continuous functionで学位取得,関数論,微分/積分方程式,関数方程式等への重要な貢献で知られるルーマニアの数学者セオドア=アンゲルス(Theodor Angheluta)の誕生日。2時から雑務。早朝,A大学Z教授のクルマに同乗させてもらってD病院へ。謝謝。16時10分から第1回情報環境基盤センター運営委員会@Teams。17時35分閉会。しばらくして授業を終えた文学部・友永昌治教授が来室。束の間雑談。


29日 ジョンズ・ホプキンス大学とクラーク大学で教鞭を執りレフシェッツ等を育て,シルヴェスターとAmerican JournalofMathematicsを支援し,アメリカ数学界発展に尽力したアメリカの数学者ウィリアム=エドワード=ストーリー(William Edward Story),,香港フィルハーモニー協会長や香港大学で数学教授を務めている最中,第2次世界大戦で日本軍捕虜として抑留され,終戦後帰国してイギリス電気工学会のフェローとなったイギリスの数学者,教育者ウォルター=ブラウン(Walter Brown),ポアンカレ予想で知られる代数トポロジーや多変数解析関数論の創始者であり,クラインと協力して保形関数論の開発,自身で誤りに気づいた3体問題解決論文がカオス理論のトリガーを持たらす等,様々に応用数学分野でも活躍したフランスの数学者ジュール=アンリ=ポアンカレ(Jules Henri Poincare),代数的複雑さ理論の創始者とされ, ランダムウォークにおけるスケール不変性を示す反復対数のStrassenの法則等,アルゴリズムの設計/解析で独創性に富む影響力ある貢献によりクヌース賞,カントル賞等数々の賞を受賞したドイツの数学者,統計学者フォルカー=シュトラッセン(Volker Strassen),正規族と呼ばれる一連の関数を導入し,このアイデアを用いてリーマンの写像定理や整関数におけるアダマールの定理等関数論の古典的結果を単純化する等,解析関数の研究で塩られるフランスの数学者ポール=アントワーヌ=アリスティド=モンテル(Paul Antoine Aristide Montel),篩理論とハーディ・リトルウッドの円周法による数論,特にゴールドバッハの予想に重要な貢献をし,中国数学会会長を務めた中国の数学者王元(Yuan Wang)の誕生日。昭和の日。みどりの日から改称されて16年目。世間では今年のGW始まる。2時半から雑務。整数計算が進むこともなく残念な結果に終わる。実験系や調査系のデータ改ざんはよくある。こういうのは組織として倫理規定を策定していても結局は研究者のモラルに頼るしかない。倫理規程をもってしても結局はそれを根拠に就業上の罰則を定めることでモラルを抑制することしかできない。これによって醸成されたようなモラルは直ぐに崩れ去る。H大で行われたというデータ改ざんはチームとしての責任だけど,研究者同士で構成されるチームというのは互いを信頼しあってこそのチームだからな・・・。その信頼が崩れるようなチーム存続は難しいだろうな・・・とい思いながらチームリーダS教授の経歴を見てたら高校後輩だった。データ改ざんには直接関与する立場ではなかったようだけど・・・。夜半まで雨天は続いた。


30日 数論,解析全般,微分幾何,測地学,磁気,天文学,光学等,数学・物理学両分野で様々に活躍し,19世紀の科学分野に計り知れない影響を与えたドイツの数学者,天文学者,物理学者ヨハン=カール=フリードリヒ=ガウス(Johann Carl Friedrich Gauss),ブール代数を用いてスイッチング回路の解析・最適化で修士,集団遺伝学で学位を取得後,AT&Tベル研に入職後。数学を駆使して情報理論を本格的に構築,シャノン・ウィーバーモデルを提案する等,情報理論の父と呼ばれ20世紀の科学に多大な影響を与えたアメリカの数学者,電子工学者クロード=エルウッド=シャノン(Claude Elwood Shannon),シューアの下でDie Nullstellender Laguerreschenund Hermiteschen Polynomeで学位を取得し,特殊関数,特に直交多項式,q-analogueに取組み,のオーストリア数学界の主要人物として活躍したオーストリアの数学者ヴォルフガンク=ハーン(Wolfgang Hahn),数値解析,偏微分方程式,近似理論で活躍したロシアの数学者,教育者セルジュ=ミハロヴィッチ=ニコルスキー(Serge Mikhalovich Nikolski)の誕生日。2時前から雑務。雨も上がって晴天。今日だけ晴れて明日はまた雨らしい。赤城山に笠雲がかかると雨らしいので・・・。森林公園の駐車場は満杯。園内も混んでいるだろうな。流石GW。昼は久しぶりにチャーシュー麺を半分ほど頂く。熊谷でへら鮒釣りの出来る場所がある話を聞いた。教えてくれた方はギャンブルもせず時間つぶしで・・・ということで,休日は料金が1000円高いから出かけないらしい。