2022年 2月  ... those were the days my friend...we thought they’d never end ...  2 3 4 5 6


 1日 角谷静夫と複素ヒルベルト空間についての共同研究,数学と物理学双方からアプローチした群の表現論等に取組んだアメリカの数学者ジョージ=ホワイトロー=マッケイ/マッキー(George Whitelaw Mackey),核子間相互作用の提唱やくりこみ群の予想をする等,理論物理学において重要な進展を齎した業績がありながら評価されることなかった(:2度もノーベル賞受賞を逸した)スイスの数学者,物理学者エルンスト=カール=ゲルラッハ=シュテッケルベルク(Ernst Carl Gerlach Stueckelberg),解析に取組み,バーキル積分を導入し,解析の教科書「A First Course in Mathematical Analysis」の著者としても知られているイギリスの数学者ジョン=チャールズ=バーキル(John Charles Burkill),数学ジャーナルMessenger ofMathematicsを創刊し,編集者となり,いくつかの好評だった教科書を著したイギリスの数学者,教育者で牧師ウィリアム=アレン=ウィットワース(William Allen Whitworth)の誕生日。夢の続きを見たくなり,数度寝して5時半から雑務。懐かしい夢数編だった。入試第1日目(R入試)。データサイエンス人材の需要急伸に対応する統数研の進める「超高度な若手教員の再教育」の中身が紹介されていた。S大学S教授が喩えてたように「促成栽培」の感は否めない。促成栽培の作物の味は決してよくないから・・・。また取材記者・山本佳世子氏の理解も不十分で「様々な統計手法の獲得,情報科学と統計学が必要云々」と書いていたが,様々にある統計手法は(ノンパラ等を考えると現実に)未完成で,これから完成版開発を目指すには数学への十分な理解が必要となることが理解ができていない・・・と言うよりは,統数研の広報担当者の説明が我田引水的だったのだろう。元々第2次大戦中に設置された統数研は東京帝大中心の理学部数学科の教授連で構成されていた。促成栽培では問題ある従来の統計手法ソフトの熟練ユーザを育成するだけで新しい統計解析手法を開発できる/統計解析手法のイノベーションを起こせる人材は育たないことが明らか。未だにデータの分布形状に拘らず(テキトーな屁理屈をこねて)アンビリなt検定を使用する人々がいることや,半世紀前に気象学会(学界)で気象データの確率分布扱いが問題とされたような真摯な科学的態度が失われようとしている。朝食後,クラークが所用で見えられ,その後リハビリ(PT:I氏)。終了後,再びクラーク来室。事務諸手続き代行依頼。スウェーデンでは「タバコの吸い殻をカラスに拾わせるプロジェクト」が計画中らしい。どうせなら,ゴミを拾わせる所まで,もっというなら分別ゴミまで教育されたら?しばらくして病室の医療ガス定期点検で検査員が来室。ガス間違えると危ないもんな。数理解析研究所 令和3年度 第42回数学入門公開講座「Frobenius写像の周辺(1)ー(5)」(助教・越川皓永氏)を(3)からオンライン受講。石原慎太郎の訃報。



 2日 抽象代数学を専門とし,著書「Moderne Algebra(現代代数学)」が古典的教科書として世界中で知られているオランダの数学者バーテル=レーンデルト=ファン=デア=ヴェルデン(Bartel Leendert van der Waerden),数値解析と計算の先駆的な仕事をしたポーランド生のアメリカの女性数学者ガートルード=ブランチ(Gertrude Blanch),グラフが平面的であるかどうかを判定するための重要定理(クラトフスキーの定理)でよく知られ,トポロジーと集合論の分野で活躍したポーランドの数学者カジミェシュ=クラトフスキー(Kazimierz Kuratowski),相対性理論と数理物理学に取組み,現在高速フーリエ変換と呼ばれるものを発明したハンガリーの数学者コーネリアス=ランチョス(Cornelius Lanczos),いくつかのウェダーバーンの定理で知られるように代数(環論等,行列論)において重要な結果を示し発展させ,人生の殆どをプリンストンで過ごしたイギリスの数学者ジョセフ=ヘンリー=マクラーゲン=ウェダーバーン(Joseph Henry Maclagen Wedderburn),微分方程式研究に取組んだドイツの数学者,教育者カール=フリードリッヒ=オーガスト=ガッツマー(Karl Friedrich August Gutzmer),ルジャンドル多項式やチェビシェフ多項式の一般形としてのゲーゲンバウアー多項式で知られ,主に直交多項式の研究に取組んだオーストリアの数学者レオポルド=ベルンハルト=ゲーゲンバウアー(Leopold Bernhard Gegenbauer),ソカツキー・プレメリの定理等,複素解析と特殊関数ポーランドの数学者ユリアン・カール=ヴァシリエヴィッチ=ソカツキー(Yulian-Karl Vasilievich Sokhotsky),フィボナッチ数列におけるビネの公式でも知られ,行列理論の基礎に取組んだフランスの数学者ジャック=フィリップ=マリー=ビネ(Jacques Philippe Marie Binet),4次方程式の解公式で知られるイタリアの数学者ルドヴィコ=フェラーリ(Lodovico Ferrari)の誕生日。就寝中に空調を効かなくなり寒すぎて2時に起きてしまい,考え倦ねた末,雑務開始を選択。8時半から10時まで打合せ@zoom。10時40分から環境システム学科会議@zoom。ゼミ生(4年生)を担当しているため出席。11時からリハビリが予定されていたので途中退室。ところがリハビリを実施するためには体調が不適当ということで相談の上午前の部は急遽中止。午後一の血圧測定では値で言うと学生成績で喩えるなら落第すれすれの(点)数だったので午後の病院メニューも急遽中止してベッドに横たわることに。I看護師に珈琲の差し入れを頂く。謝謝。飲み物の制限はないということだった。もっと早く言ってよ・・・。「Windows Updateを正常にインストールするには最低8時間オンラインのままである必要アリ」の記事。本当ならupdateする気にはなれないな・・・。いつまで続くWindowsの世界。IBMのメインフレームOSのように高々100年くらいかな。


 3日 調和解析,複素解析,ポテンシャル論で活躍したスウェーデンの数学者アルネ=カール・オーガスト=バーリング(Arne Carl-August Beurling),位相空間論,次元論で重要な結果を残し夭折したウクライナの数学者パベル=サムイロヴィッチ=ウリゾーン(Pavel Samuilovich Urysohn),フラクタルで注目を浴びたジュリア集合で知られ,現代の力学系理論の先駆者の1人だったフランスの数学者ガストン=モーリス=ジュリア(Gaston Maurice Julia)の誕生日。節分。一般入試第1日目。4時から雑務。症状は昨日と変わらずリハビリ(OT:UM氏,PT:I氏)は中止。昼の院食は節分を祝ったものだったけど食欲もなし。


 4日 ノンパラメトリック統計およびHajekの畳込み積や不等式で知られる漸近理論で国際的に活躍したチェコの数学者,統計学者ヤロスラフ=ハーヘク(Jaroslav Hajek),幾何学的トポロジーと特異点理論の研究で知られるイギリスの数学者エリック=クリストファー=ゼーマン(Erik Christopher Zeeman),気象学に数学を適用する上で重要な貢献をしたイギリスの数学者オリバー=グラハム=サットン(Oliver Graham Sutton),2次形式に関するオッペンハイム予想等で知られるが,主に数論で活躍したイギリスの数学者アレクサンダー=オッペンハイム(Alexander Oppenheim)の誕生日。立春。一般入試第2日目。就寝中に症状が少しは治まってくれるかなと期待したけど残念だった。巡視に来室されたK看護師に薬をもらって2時からとりあえず雑務。メール回答/返信だけで2時間強。10時半から,第46回大学等におけるオンライン教育とデジタル変革に関するサイバーシンポジウム「教育機関DXシンポ」@Webexで参加。合間にリハビリ(PT:MI氏)を入れる。シンポは後半部多くの質問が入ったこともあってか(司会・喜連川氏と各講演者との)ディスカッションが少し長引いて,13時22分閉会。東北大学ではワクチン接種予約システム(職域接種向け)を某准教授が3日間で開発し,運用されているとか,香川大学では教職員の出退欠勤システムを学生が開発し運用されてるとか,本来の情報系大学教職員のあるべき姿が報告されていた。そういう時代なんだ・・・・どこかの大学も見習わないと・・・・。また,コロナでオンライン/リモートワークはしているのに,気象/天候状況が悪いときにはオンライン/リモートワークにせず休講にしている大学があるとか・・・,おかしくないか。リハビリ(OT:UM氏)。魅惑の宵(Some Enchanted Evening)やスターダストを聴きながら就寝・・・。


 5日 応用数学における漸近解析の重要性や生物学における数理モデルの有効性の啓発に努めたアメリカの数学者リー=アーロン=シーゲル(Lee Aaron Segel).確率過程と確率論の研究でよく知られているポーランドの数学者カジミェシュ=アーバニック(Kazimierz Urbanik),組合せ群論,リー代数,数理物理学,楕円関数,タイリング等の研究で重要な貢献を残したドイツ系アメリカの数学者ハンス=ハインリッヒ=ウィルヘルム=マグナス(Hans Heinrich Wilhelm Magnus),解析的整数論に惹きつけられ研究し,Introductionto Modern Prime NumberTheoryを著したことで知られるドイツの数学者セオドア=エステルマン(Theodor Estermann),偏微分方程式に取組み,熱方程式,力学,音響学に適用したフランスの数学者ジャン・マリー=コンスタント=デュアメル(Jean-Marie Constant Duhame)の誕生日。一般入試第3日目。昨晩の夢,目の前で秋月康夫先生と永田雅宜先生が可換環論の本の中のKrull・秋月の定理を指さしながらグラフ理論の話をされていた。秋月先生が「なかなかいい定理だな」と話されていたので,ボクが「これは秋月先生の定理ですよ」と・・・。ヒルベルトの晩年のエピソードのようだった・・・。亡妹やH氏,T氏も登場してきた。4時半から雑務。先日から続いていた症状は治まったようだったので一安心・・・。北京オリンピック開会式ハイライトをyoutubeで拝見。やはり冷静に見てITそのものは(芸術性は抜きにして)日本より中国が遥かに上回っている。とボクは思う。数学のある問題についてのときめき・・・,こんなものかなとも思う・・・。中江有里が「文藝春秋」の中で「人間はたいがいの人は50になると先が見えて努力をやめてしまう,だからこそ努力した人が伸びると・・・」と述べていた・・・。同じように羽田美智子が50で起業した記事を見た。50の時を後悔した。50に限ったことではないのだろうけど。来週月曜の卒論発表会での要旨集が公開されたのでチラ見した。統計解析手法での記述を見ると,統計検定のことを学習していないせいか.「p値」のことを誤解していると思われる学生が多々見受けられた。「相関係数値」と「p値」は全く関係がないことに気づいていない。「相関係数=0」という帰無仮説に対しての「p値」であって,そこからの「有意云々」なのに。下手に「有意」という統計解析用語をエラソーに使ってるんじゃないよぉ・・・・。朝食後,リハビリ(PT:MI氏)。しばらく風邪でお休みだったMI氏が復帰。ご快復おめでとうございます。夕方,来週の院内スケジュールが届く。来月のIIARS研究会での発表予定者が少しづつ増えてきた。招待講演予定者からも連絡が入る。


 6日 熱方程式および数値解析に取組んだイギリスの数学者ジョン=クランク(John Crank),ニュートンとライプニッツ間の有名な論争の背後にある数学的議論に関わり,また対数螺旋等の曲線,微分方程式,確率に取組んだスイスの数学者ニコラス=ベルヌーイ(Nicolaus (II) Bernoull),3次方程式の解公式を最初に見つけたイタリアの数学者シピオーネ=デル=フェロ(Scipione del Ferro)の誕生日。3時過ぎから雑務。終日,自主リハビリも出来ぬまま学事関連用務で日が暮れる。Another day, another business...。少し,オリンピックでもテレビ観戦。


 7日 ヒレ・吉田の半群理論等で知られる関数解析と確率論の業績で知られる日本の数学者吉田耕作(Kosaku Yosida),古典的代数幾何学と抽象代数で活躍したイタリアの数学者ウーゴ=モーリン(Ugo Morin),ブルバキグループの創設メンバーの1人で幅広い分野で活躍してたが,ワイルとの違いが顕著となり脱退,その後光学式文字認識に取組み貢献したフランスの数学者,コンピュータ科学者ルシアン=アレクサンドル=チャールズ=ルネ=ド=ポッセル(Lucien Alexandre Charles Rene de Possel),組合せ的トポロジーと計算機科学の基礎理論で活躍したイギリスの数学者マクスウェル=ハーマン=アレクサンダー=ニューマン(Maxwell Herman Alexander Newman),高品質な結果を産み続けたリトルウッドとの長期にわたる共同研究,ライトとの共著An Introduction to the Theory of Numbersやラマヌジャンの才能を見出す等,様々な分野をカバーしたイギリスの数学者ゴッドフレイ=ハロルド=ハーディ(Godfrey Harold Hardy),空間曲線におけるフレネ・セレの公式でよく知られているフランスの数学者ジャン=フレデリック=フレネ(Jean Fredeic Frenet)の誕生日。環境システム学科の卒論発表会。3時に看護師が病室巡回に見えたタイミングで起きて雑務を始める。Ns.やCWの夜勤業務も大変だな。9時10分から生物圏の卒論発表会に顔出しして,9時半から情報系卒論発表会に出席。途中リハビリ(PT:MI氏)が入る。屋外とエルゴメータ。帰室して再び発表会へ。昼食を摂りながら聴講。午前の部は13時前に閉じる。野球部・石松アドバイザーと電話でお話。13時半から情報系卒論発表会・午後の部に出席。途中リハビリ(OT:YA氏)が入る。午後の部は17時11分に閉会。9時から始めてもよかったのではないか。


 8日 関数解析,動的システム系を専門とするナイジェリア系アメリカの数学者,教育者イエワンデ=オルバンモ(Yewande Olubummo),複素多様体上の岡・グラウエルト理論等,層の理論を多変数複素関数論,複素多様体へ応用するとともに重要な貢献を果たしたドイツの数学者ハンス=グラウエルト(Hans Grauert),順序群の理論から超現実数を含むリーマン面まで,幅広い数学の分野で活躍したアメリカの数学者ノーマン=ララビー=アリング(Norman Larrabee Alling),ヒルベルトの第19番目の問題にナッシュとは独立に解決を与え,偏微分方程式と数学基礎論に取組んでウルフ賞も受賞したイタリアの数学者エンニオ=デ=ジョルジ(Ennio De Giorgi),解析,線形弾性,偏微分方程式,多変数複素関数等の研究に携わったイタリアの数学者ガエターノ=フィチェラ(Gaetano Fichera),ベルヌーイの定理などを産み出した流体力学,確率・統計に先駆的な貢献をし,感染症(当時流行していた天然痘の蔓延)を説明する初期の数理モデルを提供したことでも知られるスイスの数学者,物理学者ダニエル=ベルヌーイ(Daniel Bernoulli),数論と解析に取組み,ペロン積分の理論とヴィノグラードフの手法を適用してゴールドバッハ予想の解決に貢献したイギリス生でカナダの数学者ラルフ=ダンカン=ジェームス(Ralph Duncan James)の誕生日。4時から雑務。朝食後,速歩(競歩?),エルゴメータでリハビリ(PT;MI氏)。学部同僚の教授が現在開発されている統計学のコンテンツ/LMSの詳細な章構成を見せて頂く。流石だと感じた。真の専門家だと感じた。夕方,他大学の先生を含めAC関係の連絡遣り取り。今夕のテレ東・よじごじで熊谷市が紹介されていた。


 9日 ヒルベルトの第14問題の反例を示し否定的に解決,"Mr Counterexample"とも呼ばれ,抽象代数学,特に著「Local Rings」で知られる可換環論,不変式論,代数幾何学の分野で多大な貢献をし,フィールズ賞受賞者広中平祐,森重文を育て,国際数学連合副会長も務めた日本の数学者永田雅宜Masayoshi Nagata),ネヴァンリンナ理論等幅広い数学分野で,特に関数論で活躍したギリシャの数学者アレクサンダー=ディンハス(Alexander Dinghas),主に幾何学で活躍し,特に超多面体,非ユークリッド幾何,群論,組合せ論において重要な貢献をしたイギリス生でカナダの数学者ハロルド=スコット=マクドナルド=コクセター(Harold Scott MacDonald Coxeter),フーリエ級数とその特異点に関する調和解析を専門とし,関数全体についてカラテオドリと等角写像についてリースと協力して重要な論文を発表したハンガリーの数学者リポート=フェイェール(Lipot Fejer)の誕生日。4時から雑務。ここんところ脅威メールが多い。ダイヤモンド・オンラインで一橋大学名誉教授・野口悠紀雄氏が連載「新しい経済成長の経路を探る」の中で「日本の大学院卒初任給は306万円、米国の5分の1以下にした教育の機能不全」を述べていた。大学/大学院に進むことの経済的リターンが殆どないといってもいいくらいだ。2017年の日米大学進学率(男/女)は日本が51.6%/57.8%(学校基本調査),アメリカが75.0%/102.0%(100を超えているのは就学年齢以外の在学者数を含む統計のため)となっていて,日本での学歴差は初任給では現れず,長期間を経て初めて現れる仕組みになっている。野口氏は「しかし、大学で学んだことの成果が何十年もたってから現れるはずはない。 高年齢で給与の差が出るのは、大学で受けた教育の直接の結果というよりは、それ以外の要因によるのではないだろうか。・・・アメリカのビジネススクールやロースクールは、授業料も高いが、それに見合った報酬を早い段階で期待できる。だから借り入れで授業料を賄っても高い給与で返済できるのだ。・・日本では、非常に長い年月をかけないと、高学歴の効果を回収できない。大学院での教育に対価を払う米国企業と払わない日本企業・・・日本で大学院卒の初任給が低くなるのは、日本企業が大学院レベルでの教育成果に期待していないことの反映だ。」と続ける。ボクなりの違った感想を述べると,現在の「貧困日本」に陥る以前から大学/大学院の日米授業料格差や大学/大学院教育内容も違えば,そこで学生の学ぶ姿勢/学習時間の差は明らかだった。さらに最近ではあまり学習しなくとも(すべてとは言わないが)大学/大学院を4年間/5年間で卒業/修了できているのが普通になっている。しかも文科省も大学/大学院を4年間/5年間で卒業/修了させているか?を大学に対してのチェック項目の一つとしている。これでは社会や企業も大学/大学院卒者に対して心からリスペクトしない/見合う対価を払わないのも頷ける。学歴社会とは言いながら,いい悪いをさておき学歴社会の風景にはなっていない・・・。2004年に遠隔教育システムを整備するにあたりいくつかの大学(国際医療福祉大学,信州大学,芝浦工業大学等)と実験授業等を実施させていただいた。今日,信州大(当時のシステムはSUNS)で担当していただいた鈴木治郎教授より「大学史資料センターで当時のSUNSについての企画展が催されています」と連絡を頂いたので当時の信州大学内の準備スタッフの苦労話を読んでみた。立正大では残念ながらそういう歴史は削除されている。情報センター自身もそうだけど・・・。図書館のリハビリ(PT:MI氏)。沐浴。リハビリ(OT;UM氏)。UM氏による今月のリハビリスケジュール確認。その後,書類確認の上,コロナワクチン(ファイザー:第3回目)接種。3連続ファイザー。院内のコロナ感染対策が階を越えての医療スタッフ往来を禁止する等かなり厳しくなった。政府の「医療機関が感染拡大への体制を整えた場合などに報酬を手厚く」という発表のせいなのか・・・。


10日 グラフ理論における道路着色予想を解決したロシアの数学者アヴラハム=ナウモビッチ=トラトマン(Avraham Naumovich Trahtman),博士号(学位論文:漸近解析の構造問題)を取得した5番目のアフリカ系アメリカ人女性数学者,教育者ヴィヴィアン=マローン・メイズ(Vivienne Malone-Mayes),有限群の誘導指標に関するブラウアーの定理等,指標理論を発展させたドイツ系アメリカの数学者リヒャルト=ダゴバート=ブラウアー(Richard Dagobert Brauer),代数幾何学,関数解析,テンソル解析の研究で知られるイタリアの女性数学者ピア=マリア=ナリー(Pia Maria Nalli),非圧縮性流体の挙動を説明するナビエ・ストークスの方程式で最もよく知られているフランスの数学者クロード=ルイ=マリー=アンリ=ナビエ(Claude Louis Marie Henri Navier),数論と幾何学の分野に多大な貢献をし,連分数計算の簡略化に取組み,年間50?60点,生涯で2000点ほどの著作物,算法天生法指南,対数表起源,(関流との論争本)改精算法等を著し,国内よりも海外でよく知られている日本の数学者(和算家)会田安明Aida Yasuaki)の誕生日。2時半から雑務始める。病院近辺はなるろうか。ある計算を思いついてMapleを使いながら実験。きれいな結果が予想できない。うまくいかないなぁ・・・。語呂合わせのニートの日,ニットの日,封筒の日,布団の日,フルートの日。朝食後直ぐにリハビリ(OT:UM氏)。夜来の雨は8時過ぎに霙と変わりやがて雪が舞い始める。流石に屋内でリハビリ(PT:MI氏)。


11日 数値解析と近似理論の分野で活躍したルーマニアの数学者ディミトリエ=D=スタンク(Dimitrie D Stancu),Zassenhausの予想の反例を示し,局所リーマン対称空間上の局所系に係数を持つコホモロジー群の松島・村上同型定理等様々な著しい業績で知られ,リー擬群/群・環で活躍した日本の数学者松島与三(Yozo Matsushima),トポロジー,代数,数理論理学,組合せ(集合)論,様々なアルゴリズム等の新しい方向性性に寄与すると共に決定的な貢献をしたスイスの数学者アーンスト=ポール=シュペッカー(Ernst Paul Specker),関数解析を専門としたポーランドの数学者アンドリュー=タデウス=アレクセヴィッチ(Andrzej Tadeusz Alexiewicz),ハミング符号で最もよく知られているアメリカの数学者,計算機科学者リチャード=ウェズリー=ハミング(Richard Wesley Hamming),アデールやイデールの概念を導入し,環論,群論,代数幾何学等数学の諸分野の発展に大きな影響を与えたフランスの数学者クロード=シュヴァレー(Claude Chevalley),初期の数理論理学と数学基礎論研究を背景に幾何学や群論の公理的基礎分野で活躍したドイツの数学者フリードリヒ=バッハマン(Friedrich Bachmann),N項群や今ではポストの問題として知られる再帰理論および決定不能問題へ貢献したポーランド系アメリカの数学者エミール=レオン=ポスト(Emil Leon Post),代数幾何学と群論の応用,整関数におけるワイマン・ヴァリロン理論に取組んだスウェーデンの数学者<%https://en.wikipedia.org/wiki/Anders_Wiman /FONT>アンダース=ワイマン(Anders Wiman).先駆的な写真の発明の他,オイラー,ルジャンドルの研究に基づいた楕円関数の研究でも知られるイギリスの写真家ウィリアム=ヘンリー=フォックス=タルボット(William Henry Fox Talbot),区分的連続微分可能な周期関数のフーリエ級数の第1種不連続点付近で観察されるギブズ現象の発見で知られるアメリカの数学者ジョサイア=ウィラード=ギブス(Josiah Willard Gibbs),代数幾何学と可換環論で活躍し,その研究が後のクルルのイデアル論,ザリスキとサミュエルによって命名されたコーエン・マコーレー環,グレブナーによる完全性やゴーレンシュタイン環の概念を産出したイギリスの数学者フランシス=サワビー=マコーレー(Francis Sowerby Macaulay)の誕生日。建国記念の日。大安。2時半から雑務。昨日,PTの人と話していて建国記念日はいつから?という話題になった。確かボクの小さいころにはなく・・・(調べてみると)1966年制定,1967年から施行だった。当然,戦前は(記念日の由来となる)紀元節として祝日だった。警察庁が昨年のランサムウェア(身代金要求)被害について発表した。件数が少ない。ほとんどが警察に届け出ることなく内々に処理しているようだ。警察も基本的に注意を喚起しているだけで「必ず解決します」とはアナウンスしていない。解決したと自慢しているのは(一部かもしれない)国家レベルの脅威だけだ。よく被害を受けていると聞く大学等では警察に届け出・相談しているのだろうか・・・・。金メダルを獲得したネイサン=チェン選手が「4年前の忘れ物を取りに来ました」と語ったらしい。ついでに「現在,イェール大学で統計学とデータサイエンスを専攻してるから」と補足してほしかった。その大学で教えているU教授によれば復学しても,(データサイエンス学部の学生はよく履修してるし,きっと)勉学に真面目に取組んでくれるだろうとtweetしてた。学外のA先生からの情報:「昨日、ベネッセの人と打ち合わせしたら、就活でデータサイエンス学部ピンポイントでの採用希望が増えているそうだ。麗沢大もデータサイエンス系を軸にした工学部を22年設置予定(山下・注:工学部を・22年申請・24年設置予定)で、データサイエンス系は文科省の設置は通っているみたいだよ。」だって。立正もデータサイエンス設置だけで安穏とせず専修・駒澤のように文系大学から理工学部を備えた総合大学を早急に目指したほうが良い。今のままではuniversityでなくcomplex of collegesでしかない。病室の階は高齢者が多いせいか,(耳の遠いと思われる)患者相手に時々甲高い大声で話すCWがいて少々コマるなぁ・・・。遠くから話そうとするからだと思う。近くに寄り添って耳元で話してあげればいいのではと・・・。夕方,次年度学事関係の連絡が

12日 代数的/幾何学的トポロジー,力学系に関する研究で知られるアメリカの数学者デニス=パーネル=サリバン(Dennis Parnell Sullivan),リー代数と有限群における研究に貢献,活躍したロシアの数学者アレクセイ=イワノビッチ=コストリキン(Aleksei Ivanovich Kostrikin),数理論理学に貢献しながら登山事故で夭折したフランスの数学者ジャック=エルブラン(Jacques Herbrand)の誕生日。多重夢で目が覚め,4時から雑務。小さな企業だと思うけど,「「リモートワーク禁止」を独断する管理職」がチラホラいるようだ・・・。記事を読んでいると管理職には向いてないようなタイプだな・・・。今日午後,時間はズレるがBeyond AI 研究推進機構のシンポジウムがあと学外での某会議。病院メニューのスケジュールとバッティングしてしまいzoomでも出席不能。残念。Nortonから「あなたのオンライン上での行動が500サイトから追跡されています」と営業メッセージが来た。結局は追加でNorton製品を購入しては如何という営業だけど,どうしようかな・・・。考え倦ねた末,早朝Web営業に屈する。You never can tell...。リハビリ(PT:MI氏)。血圧少々高め。リハビリ開始前の測定ではリハビリ禁止閾値を超えていたので担当者もコマっていた・・・。しかし,1分ほどの歩行後再測定で50ほど下がったのでリハビリ決行。18時過ぎ藤井竜王五冠達成。才能ある10代の活躍を見ていると,高校3年以上(高校に少なくとも2年間の在籍)でしか認められていない日本(@文科省)の飛び入学制度ももっと年齢を下げてよいのでは・・・とも思える。特に,数学や理論物理学・・・。


13日 Springerファイバーの導入で知られ,リー代数や線形代数群論に取組んだオランダの数学者トニー=アルバート=シュプリンガー(Tonny Albert Springer),永くハーディと共に数論の高品質な共同研究を続けていたことで知られるイギリスの数学者エドワード=メイトランド=ライト(Edward Maitland Wright),単位円板上の有理型関数の境界の振舞いに関するPlessnerの定理を導く等,関数解析を専門とし,関数解析のモスクワ・スクールを創設したことでも知られるポーランド系ロシアの数学者アブラハム=エゼキエル=プレスナー(Abraham Ezechiel Plessner),解析関数,劣調和関数の研究に取組んだロシアの数学者イヴァン=イヴァノビッチ=プリヴァーロフ(Ivan Ivanovich Privalov),算術級数定理に関するディリクレの定理でよく知られ,数論特に解析的整数論に重要な貢献をしたドイツの数学者ヨハン=ペーター=グスタフ=レジューヌ=ディリクレ(Johann Peter Gustav Lejeune Dirichlet)の誕生日。3時から雑務。久しぶりに$3x+1$問題を考えてみる。やはりノートとボールペンがないと無理だ・・・。ネーター環の理論が始まって今年で101年目。2教授とも故人となられたが松村英之教授による永田雅宜教授の業績紹介を復習がてら読み返してみた。


14日 量子群と数論を専門とし,「有限体上の一変数代数関数体のGL(2,K)に関するラングランズ予想の証明および,量子逆散乱法による量子群の構成」でフィールズ賞,ウルフ賞等を受賞したウクライナ・ハリコフ出身ロシアの数学者ウラジミル=ゲルショノヴィッチ=ドリンフェルド(Vladimir Gershonovich Drinfeld),位相ベクトル空間の線形変換の研究中,アルジェリア独立戦争のさなかに亡くなったアルジェリア系フランスの数学者モーリス=オーダン(Maurice Audin),フォン=ノイマン代数の理論に著しい進展を齎し,作用素環論,エルゴード理論で活躍したアメリカの数学者ヘンリー=アベル=ダイ(Henry Abel Dye),群論だけでなく,代数的整数論,数理経済学,数の幾何学等で活躍し,最後はアウシュビッツで亡くなったドイツの数学者ロベルト=エリック=レマク(Robert Erich Remak),ハンケル変換/関数,ハンケル行列で知られ,複素関数論,数学史に取組み,長い間無視されてきたグラスマンの研究の重要性を最初に見出したドイツの数学者ヘルマン=ハンケル(Hermann Hankel)の誕生日。夢を見なかった。折角の睡眠時間を無駄にしたような気がする。1時20分から雑務。文学部・友永昌治教授から次年度以降のDS学部授業についての連絡が入る。謝謝。午前,リハビリ(PT:I氏)。感染対策で設置階に上がれなかったのでエルゴメータはなし。昼食後,リハビリ(OT)がキャンセルとなり,沐浴。整数計算。


15日 微分幾何を専門としJournal of DifferentialGeometryを創設し編集長でもあった中国系アメリカの数学者熊全治(Chuan-Chih Hsiung),ケーべ関数やケーべ1/4予想(後にビーベルバッハが証明し,定理となる)で知られ,複素関数論全般にに取組みヒルベルトの第22問題にも大きく貢献したドイツの数学者パウル=ケーべ(Paul Koebe),普遍代数と数理論理学に取組み,バートランド=ラッセルとの共著Principia Mathematicaで世界的に知られるイギリスの数学者,哲学者アルフレッド=ノース=ホワイトヘッド(Alfred North Whitehead),円錐曲線の幾何学,数え上げ幾何学,代数曲面,数学史に取組んだデンマークの数学者ヒエロニムス=ジョージ=ツォイテン(Hieronymous Georg Zeuthen),微分方程式,変分法,力学に取組み,ソフス=リーの研究もその業績を通じて知られるようになったと言われるドイツの数学者クリスチャン=グスタフ=アドルフ=マイヤー(Christian Gustav Adolph Mayer),最小二乗法,ラプラス方程式研究の他,幅広く科学全般にわたり天文学,音響学,医学(皮膚病)等を修め,技術者の側面から製紙機械開発,最初の缶詰工場設立,運河建設やバベッジのコンピュータ製作も支援したイギリスの数学者,科学技術者ウィリアム=フィッシュバーン=ドンキン(William Fishburn Donkin)の誕生日。2度寝をしたため,5時前から雑務。「原子力由来「第4の水素」、米欧が実用化へ 日本出遅れ」という記事。最近ではやたら日本の出遅れが目立つ。「出遅れ」が日本の枕詞になりつつある。吉田拓郎のオフィシャルHPがリニューアルされていた。経営者が話されることではあるが,電産・永守氏も「困難も混乱もむしろ好機」(@日経ビジネス)と話していた。大学経営陣(理事会)にも同じことがいえる。さらに,永守氏は「頭のいい人間に限ってできない理由を滔々と並べる。できる力を持っていながら諦めてしまう」とも述べていた。ある人が博士課程の学生を対象とした主な生活費・研究費の支援プログラムの概要サイトを構築してくれていた。早速該当者に知らせてあげよう。某大学の研修生2名が見学する中でリハビリ(PT:MI氏)。


16日 マニン予想等の代数幾何学,ディオファントス幾何学研究の他,数理論理学,計算理論,理論物理学の秀逸な解説でも知られ,量子コンピュータのアイデアを最初に提案した1人としても知られるロシアの数学者ユーリ=イワノビッチ=マニン(Yuri Ivanovich Manin),確率論ではポポビツュの不等式で知られ,数値解析に取り組み、ルーマニアで計算機科学の基盤作りに貢献したルーマニアの数学者ティべリュウ=ポポビツュ(Tiberiu Popoviciu),代数幾何学に卓越した貢献をし,微分幾何学,トポロジー,微分方程式研究の他,有限幾何学の創設者の1人でもあったイタリアの数学者ベニアミーノ=セグレ(Beniamino Segre),弾性理論の平面問題,基調和関数と重調和関数の境界問題,解析関数の特異積分方程式と境界問題の研究の研究に取組んだジョージアの数学者ニコライ=ムスケリスビリ(Nikoloz Muskhelishvili),数学を苦手としたが,スイートピーの種子の実験から回帰の定式化,正規分布の再生性を示したことで知られ,チャールズ=ダーウィンが従兄であったイギリスの統計学者フランシス=ゴルトン(Francis Galton), 普遍代数,数理論理学,束論で活躍したロシアの数学者ヴィクトル=アレクサンドロヴィッチ=ゴルブノフ(Viktor Aleksandrovich Gorbunov)の誕生日。夢の内容が楽しく2度寝してしまい5時から雑務。午前,リハビリ(PT:I氏)。昼前,白木教授から連絡。午後,リハビリ(OT:O氏)。


17日 等角表現,ポテンシャル論,リーマン多様体に取組んだフランスの女性数学者ジャクリーヌ=レロング・フェラン(Jacqueline Lelong-Ferrand),最初の研究は数論であったが結果がすでにカーマイケルとディクソンによって示されていることに落胆し数学から一旦離れるも,クルト=ゲーデルの理論に触発され数学界に戻り再帰関数理論を創始ししたことで知られるハンガリーの数学者,論理学者ロザ=ペーター(Razsa Peter),構成的関数論,近似理論で知られるベラルーシの数学者エヴゲーニイ=ヤコヴレヴィチ=レメズ(Evgeny Yakovlevich Remez),ツェルメロ・フレンケル集合論(ZFC)で知られ,公理的集合論に貢献したドイツ生イスラエルの数学者アドルフ=アブラハム=ハレヴィ=フレンケル(Adolf Abraham Halevi Fraenkel),遺伝学と生物数学における統計手法開発に重要な貢献をし,現代推測統計学を切り拓いた1人とされるイギリスの数学者,統計学者ロナルド=フィッシャー(Sir Ronald Aylmer Fisher)の誕生日。長編の夢を見た。故人数名,(ブログを拝見すると)静養中のS先生,IT関係の方々と10数年前に閉店したお店に集まっていた。3時半過ぎから雑務。ゲーム学会役員会や全国大会開催案内が届く。リハビリ(OT:O氏,PT:MI氏)。現在の病院は重点医療機関でなく役割が回復期の病院ということで総合病院でなく,ボクからすると診療科の不足が気になる。でもこれは病院の役割からすると仕方のないことらしい・・・。


18日 数理論理学で独創的な研究で活躍したチェコの数学者パベル=ティヒー(Pavel Tichy),ピアソンの初期の学生の1人で自己回帰モデルでのユール・ウォーカー方程式,ユール分布,ユールの連関係数等で知られ現代統計学パイオニアの1人であるイギリスの数学者,統計学者ジョージ=ウドニー=ユール(George Udny Yule),正規分布の線形モデルの研究からゴセットよりも前にt分布を発見し,有理多様体もしくは体論でのリューローの定理等,有理曲線や次元の不変性に取組んだドイツの数学者ヤコブ=リューロー(Jacob Lüroth)の誕生日。2時半から雑務。病院からやっと許可が下りたので1か月に1度通院しているB病院へ出かける(手続きも必要なので)諸準備。午後,石松・元学生部長のクルマで久しぶりにB病院へ。謝謝。石松元部長のご子女は環境システム学科の1期生だけど,情報処理の基礎で今でも役立っているのはTypeQuickだけだったと感謝してくれてるとのことだった(※「だけだった」というのは少々言い過ぎの感)。そのお陰でブラインドタッチが普通にできて仕事が捗っていたとのことだ(※今は専業主婦)。現役学生は全く気付かないかも知れないけど,確かにそう思う。タイピングソフト・アプリは早打ち/特打ち数々あるけど教育用ソフトとして開発されているのは唯一TypeQuickだけだということも情報リテラシ教育者もよく知らないのが現状。20数年ほど前,明治大の向殿政男(当時教授)・(公社)私情協顧問も初めて使用し,数か月でブラインドタッチが楽に出来るようになったという逸話もある。学生はよくホームポジション関係なく勝手にタイプ練習,ヒドい学生は他学生に代打ちさせているけど,数か月「真面目に練習」すれば「必ず」向殿先生以上にブラインドタッチが出来るようになり,社会人になって初めてブラインドタッチの凄さと恩恵を享受できるようになる。社会人にビジネスで先ず最初に必要なのは正確に早く文書作成できることなんだから・・・。後悔先に立たずという言葉はその時にならないと身に沁みない・・・。教員も社会人経験のない人が多くビジネスシーンでの文書作成の正確さスピードが必要とされている感覚を知らないので,そういった先生のタイピングソフトへのいい加減な評価を学生も鵜呑みにしないよう苦言を呈しておきます。夕方帰院。午後のリハビリなし。


19日 アーベル群および加群や環における根基の研究等で知られるハンガリーの数学者アンドール=ケルテース(Andor Kert?sz),アルフ=プリョイセン作Julekveldsvise(スプーンおばさん)のメロディー作曲でも知られ,ノンパラメトリック統計,システム信頼性理論で国際的にも精力的に活躍したノルウェーの数学者,数理統計学者アルンジョット=ハイラン(Arnljot H?yland),数理物理学,応用数学,数値解析/シミュレーション,数理モデルの研究で活躍したウクライナ生ロシアの数学者アレクサンダー=アンドレイヴィッチ=サマールスキー(Alexander Andreevich Samarskii),トゥエ方程式等ディオファントス近似の幾何的アプローチによる研究,後に計算機科学理論に影響を与えた半トゥエシステムの先駆的研究でよく知られるノルウェーの数学者アクセル=トゥエ(Axel Thue),偏微分方程式の開発に貢献したロシアの数学者アレクサンドル=ニコラエヴィッチ=コーキン(Aleksandr Nikolaevich Korkin),カトリック教会によって拒否された地動説を唱えたポーランドの天文学者,数学者ニコラウス=コペルニクス(Nicolaus Copernicus)の誕生日。雨水。3時から雑務。ロコ・ソラーレの(まさかの)銀以上のメダル獲得を知った。まさかというサカ・・・。継続は力なりを半ば信じて,毎日Webである調べ物をしているけどディスプレイとのにらめっこで眼が痛くてカナわんワ・・・。立正大学ではセキュリティ管理上,ネットワーク接続申請時にはMACアドレスも届け出することになっている。それはMACアドレスが世界で唯一の存在という古い時代の誤解をそのまま信じてのことだ。しかし,最近ではユーザが購入後変更できるモノが増えてきている。この辺も大学側もセキュリティ管理上注意しないといけないところだろう・・・。平素時々D科で通院している病院には現在通院できないので,今はこの病院のD科で受療している。今日はこD科のスタッフに「いつまで入院してるんですか?」と冗談交じりに笑いながらいわれた。リハビリがボクにとってはイマイチ納得できないんでネ・・・。院外もまん防だし・・・。


20日 非標準的微分構造を持った7次元エキゾチック球面の存在を証明・分類する等,微分トポロジー,K理論,ミルナーアトラクタ等の力学系で活躍しフィールズ賞,スティール賞(3回),ウルフ賞,アーベル賞等を受賞したアメリカの数学者ジョン=ウィラード=ミルナー(John Willard Milnor),ノンパラメトリック統計と確率論研究で知られるインドの統計学者,数学者マダン=ラル=プリ(Madan Lal Puri),数理論理学,モデル理論,再帰理論における計算可能性等の研究で知られるモルドバの数学者ボリス=アヴラーモビッチ=トラクテンブロット(Boris Avraamovich Trakhtenbrot),微分方程式,工学解析を中心に活躍したスイスの数学者チャールズ=マーク=エリー=カイラー(Charles Marc ?lie Cailler),アぺル・レルヒ和,レルヒのゼータ関数等で知られ,解析全般,数論で活躍したチェコの数学者マティアス=レルヒ(Matyas Lerch),電磁気学と熱力学において重要な発展をもたらし,統計力学の端緒を開拓したオーストリアの物理学者,数学者ルートヴィッヒ=ボルツマン(Ludwig Boltzmann)の誕生日。3時から雑務。日本の小林久隆主任研究員(米国立保健研究所)がガン細胞を消すという治療法を開発したという記事を見つけた。早く実用化してほしい。内閣府が「子供・若者インデックスボード」を作成していたので拝見してみた。若者の意識,一部信じられんけど・・・。オンライン授業で取得できる単位数の上限がやっと緩和されるらしい。2001年3月に設置基準第25条関連で上限60単位と規定して以来だから,やっとか・・・という感じ。この報道にかみついた千葉商科大・常見陽平准教授の「オンライン授業悪者論こそ見直せ」「学生、労働者、市民諸君!この高校の新聞部のような社説に対し、満腔の怒りを込めて無慈悲な鉄槌を・・・」というご指摘ごもっとも。そもそも社説担当委員が大学のこと知らなさすぎ。バカにされて当たり前。来月のIIARS第11回研究会@zoom第0報をUP。しばらくして数件の発表申し込みが入った。謝謝。情報文化学会関東支部第20回研究会@zoom案内が届く。次年度演習授業担当者打合@zoomの下打合せ。いつものリハビリだけだとリハビリ時間が少なすぎるようなので自主リハビリ@病室遂行。ここんところの整数計算をTeXでまとめ始める。夕方,看護師による定期バイタル測定。血圧普通。


21日 円錐曲線と遠近法の理論に集中して研究を行い,射影幾何学を創始したフランスの数学者ジラール=デザルグ(Girard Desargues)の誕生日。2時半前から雑務。入院前は0時?1時からの仕事をほぼ日課にしてたけど,入院中は諸事情/体調を一応考えて2時以降にしてみた。立正・経済卒のM氏がFBメッセンジャーで地球環境・山下清海教授の記事を教えてくれた。謝謝。占いは景気に関係なく繁盛するのかな。デジタル庁統括官の楠正憲氏が「文系学部でも数学を必須とする流れ、上位校では今後、当たり前になるんじゃないかな? / “早大政経入試、数学必須に評価の声 現役学生も“改革”歓迎「数学の知識は必要」」と呟いていた。参考にしていたYahoo!記事を読んでみると,上智大経済学部経済学科:我々は『経済学を学ぶのに数学は必要ない』という間違ったシグナルを高校生には送りたくないのです」・・・,「経済系学部の入試で数学を課しているのは、入学後にも数学が必要で、高校卒業時までにこのレベルまではきちんと勉強しておいてほしい、という大学からのメッセージだと考えられます。一方で、入試科目と入学後の勉強にギャップがある例として心理学科があります。心理学は統計学を駆使する学問ですが、心理学科の入試で数学を必須としている大学は私が見たところではありません。数学をやっていなかった学生が入学してから感じるギャップは大きいでしょう」,「高校生には数学をあきらめないでほしい。その若さで早々に興味をもたずにあきらめるのであれば、これからの人生でいったいどれだけのことをあきらめることになるのでしょうか? 高校生の集中力と忍耐力があれば、数学はやれば絶対にできるようになります」・・・,と。その内,入試科目に数学が課されていないのは下位校の証・・・と揶揄されないように大学も気を付けよう・・・。「AWSがメインフレーム移行でIBMに宣戦布告」という日経XTECHの記事。もしこれでAWSが(時間がかかるだろうけど)勝利したりするとタイプライターの事務機器メーカから出発した1会社・IBMの1世紀弱にわたる帝国が終焉することになるナ・・・.昨日,MACアドレスのことを呟いていたら,清泉女子大・情報環境センター・Y氏から(F社勤務時代の話として)「昔々、某社ノートPCを数千台規模で入れたときにMACが重複していたものが紛れ込んでいたことがあります。今思うと良く見つかったものです。」とMACアドレス重複事例を話してくれた。大昔からあったんだね。謝謝。で,清泉女子大・情報環境センターのHPを拝見したら清泉女子大でもBYODを奨励してるんだね。朝食後,リハビリ(OT:O氏)。日本国内では1日のリハビリ時間は高々3時間までと決まっているそうだ。アメリカとは随分違うんだな。昼食後,研修学生2名見学の下,リハビリ(PT:MI氏)。沐浴。CWの方と話してたら,大学時代にボクの高校同級生でその大学の教授を務めるS氏から授業を受けていて,キビしい先生でした・・・と,で盛り上がった。高知の女性には気が強い方もいるんでね・・・。はちきんと言います・・・。次年度,某演習授業打合せのご案内を担当される先生方にメール


22日 理論的および実験的観点の両方から流体力学/生物流体力学の研究に大きく貢献し,応用数学を確固たる分野にする上で重要な役割を果たしたアメリカの数学者ハーベイ=フィリップ=グリーンスパン(Harvey Philip Greenspan),組合せ論におけるラムゼイ理論でもよく知られ,数学基礎論,数理論理学や哲学の重要な基礎的分野で活躍しながら夭折したイギリスの数学者フランク=プランプトン=ラムゼイ(Frank Plumpton Ramsey),主に幾何学を研究し,数学界でパイオニアとして活躍したアメリカの女性数学者ルース=エレン=ジェントリー(Ruth Ellen Gentry),半無限区間での直交多項式ソニン多項式の導入等,特殊関数と数値積分に取組んだロシアの数学者ニコライ=ヤコブレビッチ=ソニン(Nikolay Yakovlevich Sonin),解析学の様々な分野で活躍し,Crelle's Journalを30年にわたって編集したドイツの数学者カール=ヴィルヘルム=ボルチャート(Carl Wilhelm Borchardt),ラプラスとフーリエの影響を受け,初めて誤差曲線として以外に正規曲線を使用し,肥満度体格指数BMIを提案する等,従来の統計学に数学的要素を与え,「近代統計学の父」と称されるベルギーの統計学者,社会学者,数学者ランバート=アドルフ=ジャック=ケトレー(Lambert Adolphe Jacques Quetelet)の誕生日。富士通(ふ・じ・つぅ=2・2・2)の日。IBMの愛称・ビッグブルーを真似て,レッド・インフィニティという愛称はどうだろう。少し早く目が覚めたのでベッドで2時過ぎまで寝たまま。2時過ぎから雑務。この間に看護師やCWの方が巡視/巡回に見えた。お疲れさまっす。立正大学のSAに関するガイドラインを調べようと思い,Googleで「立正大学 SA」と検索したけど,目的のモノはには行き当たらなかった。ただ,立正大学の情報SA,体育SAの説明があり,その中で(立正大学として捉えている)SAの説明をしていたけど勘違いも甚だしく前時代的で対外的に恥ずかしいものだった。2000年の「廣中レポート」(報告抄録はこちら)(文科省)を読んでいないのか,曲解しているのか,上から目線のTA>SA意識が強すぎて・・・。,まだ,検索で5番目にヒットした藤田氏の論文(AXIES2017)が久々ながらまだよかった。最近では家を購入するときに住居地域のハザードマップを確認する人が多くなってきたけど,それだけでなく過去の被災情報,地盤沈下情報等も各都道府県で調査結果が公表されてるのでこの辺も調べておいた方がよいと思う。朝食後しばらくしてから病院リハビリセンターが契約している指導医M教授によるリハビリ確認(試験)。曲がりなりにも「試験」といわれるとなんだかんだいってもやはり緊張するナ。学内の中間/学期末試験を受験する学生の気持ちもわからんでもない。そのせいかその後のバイタル測定では少々血圧高め。M教授の話でわかったことは,「やはり体力をつけておくこと+もっと自主リハビリに精をだすこと」が基本だってこと。M教授が研究されている温泉療法の話を聞きたかったなぁ。


23日 永田雅宜の下"The endomorphism rings of some abelian varieties"で学位を取得し,代数多様体の研究でフィールズ賞,コール省,文化勲章等を受賞した日本の数学者森重文(Shigefumi Mori),力学系に取組み,位相的エントロピー,記号力学,マルコフ分割,不変測度に関する先駆的な研究の最中夭折したアメリカの数学者ロバート=エドワード=ボーエン(Robert Edward Bowen),戦後の海外頭脳流出の先駆けで,フェルマー予想につながる志村−谷山予想を提出する等,代数幾何学や数論幾何学に取組み,アメリカでも多くの賞を受賞された日本の数学者志村五郎(Shimura Goro),数学教育と数学啓発書籍出版への重要な貢献で知られ,夫がアーベル賞受賞者・ピーター=ラックスであるポーランド系アメリカの女性数学者アンネリ=カーン=ラックス(Anneli Cahn Lax),数理統計学,保険数理の教育研究で活躍し,ノルウェー統計学界興隆に貢献したことから,2009年からノルウェー統計協会が2年に1度40歳未満の若い研究者にSverdrup賞を設置・授与しているノルウェーの数理統計学者エーリング=スヴェルドラップ(Erling Sverdrup),数論を専門とし,その数表も有名であって,特にメルセンヌ素数に対するルーカステストを一般化したことでも知られ,いくつか提起したレーマー予想も未解決であるアメリカの数学者デリック=ヘンリー=レーマー(Derrick Henry Lehmer),研究の殆どは数論に関するものであったが,ベッセル関数や射影幾何学の研究にも取組んだイギリスの数学者ジョージ=バラード=マシューズ(George Ballard Mathews),ベイズとの交流からラプラスとは異なるアプローチでの確率に貢献したイギリスの数学者リチャード=プライス(Richard Price)の誕生日。令和天皇誕生日。2時半から雑務。東大医科学研究所・佐藤佳准教授の研究チームの研究結果によるとオミクロン変異株のさらなる派生株「BA.2」はデルタ株の重症化率とオミクロン株の抗ワクチン性を併せ持っていると言うことだけど,重症化率のことはメディアではあまりふれなれてないなぁ。「宇宙に滞在した宇宙飛行士の脳は「再配線」されている」らしい。フィールズ賞クラスの数学者に宇宙に滞在してもらい,Before/Afterを確認してもらいたい。竹内純子氏がFB上である発言をされたことで,竹内氏を含め一瞬フィードが熱くなっていた・・・。直ぐ冷めたけど。「論文執筆や学会準備等で手当支払われず」というニュースが出てた。普通「論文執筆」等の研究活動で手当なんてありえんでしょう。「研究活動」を「労働」と捉えている時点でおかしい・・・。「計算幾何学」と出力するために「けいさんきかがく」と入力したら「計算機科学」と表示された。単語は両方とも正しいけど,気持ちとは違う久しぶりの誤(?)変換だった。PC@机と対面しながらの長時間雑務@病室はベッドに腰かけて作業しているだけなので,反ってリハビリには逆効果らしい。困ったな。数時間の雑務の後,立ち上がるときにそれを感じる。リハビリのための入院だからもっと真面目にリハビリしろっていう神様の思し召しか・・・。最近のロシア侵攻の問題で,「サイバー攻撃に注意喚起 経産省、対露制裁念頭か」の記事。立正大がセキュリティソフト契約しているロシア製のKaspersky(カスペルスキー)が心配になってきた。C国のこともあったしな 知らんけど。ところで,アメリカはKaspersky社とその幹部に経済制裁を与えるのだろうか。 


24日 微分幾何学,エルゴード理論,力学系,リー群の格子に関する研究等で知られ,フィールズ賞,ウルフ賞,アーベル賞の3賞を最初に受賞したロシア系アメリカの数学者グレゴリー=アレクサンドロヴィッチ=マルグリス(Gregori Aleksandrovic Margulis),多変量分散分析におけるピライの検定/トレース等,多変量解析の研究で知られるインド系アメリカの数理統計学者K C スリーダラン=ピライ(K C Sreedharan Pillai),アイルランドで純粋数学で最初の博士号を取得したアイルランドの女性数学者シボーン=オシェイ=ヴァーノン(Siobh?n O'Shea Vernon),等濃性に関するベルンシュタインの定理で知られる集合の濃度,超限数等の研究だけでなく,統計学,凸関数,等圧問題,ラプラス変換,(フェルマーの最終定理を含む)数論,微分方程式,数理遺伝学に取組んだドイツの数学者フェリックス=ベルンシュタイン(Felix Bernstein)の誕生日。予感通りぐっすり眠れて3時から雑務。Google Chromeの脆弱性が報告されたので最新のupdateか否かの確認。幸福感は人それぞれだけに,その幸福感を測定する前に研究者は,まず「幸福」を哲学すべきで,その時間が必要だろう。ステレオタイプな安酒に酔ったような安易な幸福感を(結論ありきで)単に追従実証しただけの研究結果が一部否定されうるような研究発表が出てた。MITテクノロジーレビューが今年の10大テクノロジーを予測し,その中に「パスワードの終わり」が入ってた。それ自身は煩わしさから解放されて嬉しいけど,一体どういうことやねん。入院してれば,いろんな病気が見つかったり現れてきたりで,直ぐに診てもらえて処置してもらえてありがたいことはありがたい・・・。テレビでK大H教授がロシアの侵攻問題で「・・・,ただ,今日明日の問題ではない」とコメントしてた。今日いう言葉を聞くと直ぐにでも(ココロの中で)「それなら明後日かい?!」と突っ込みをいれたくなるな。ボケを聞きたかった・・・。朝食前に自主リハビリ20分程。昨日コメントしたKaspersky社。会社自身も不評/悪印象を恐れているのか,やたら会社のWebCMが其処彼処に目立つようになってきた。時々拝見する俳優NMのブログ。いつも食事の写真+コメントだけだけど,最近崎陽軒のシウマイ弁当が好きと言っては(その文字が写っている)写真に「シュウマイ弁当」って添えている。いい加減間違いに気づいたら・・・。リハビリ(PT:I氏)。久しぶりのI氏だった。気づくと,いつの間にか,ロシアのウクライナ砲撃が始まっていた。院内で定期的に行っている血液検査。その結果も結構な量になってきた。医者は絶対に服用しないといわれるジェネリック薬品と新薬の違いの解説記事を読んだ。ジェネリックでの死亡事故/健康被害が結構多いことも書かれていて・・・そういうことかと納得。どうしてもジェネリックなら大手薬品メーカをお勧めすると。朝食後,リハビリ(OT:O氏)。少々キツかった・・・。


25日 カービー・ジーベンマン不変量を導入する等,低次元トポロジーを専門とし,ヴェブレン賞を受賞したアメリカの数学者ロビオン=クロムウェル=カービー(Robion Cromwell Kirby),大阪大で正田健次郎の指導を受け,中山正と共にフロベニウス代数の研究後,渡独しハッセの下でがロア問題の埋込み問題研究,ハッセの勧めでトルコの大学へ赴き,その後も代数的整数論を専門とした日本生でトルコの数学者池田(=ギュンドゥズ=)正敏(Masatoshi G?nd?z Ikeda),アインシュタインと共に研究したことから相対性理論の一般化,その他数論,組合せ論等,様々な数理分野で活躍したドイツ系アメリカの数学者エルンスト=ガボール=ストラウス(Ernst Gabor Straus),量子力学とリー群の応用に取組んだアイルランドの数学者ジェームズ=ロバート=マコーネル(James Robert McConnell),近似理論,作用素論の内挿理論,関数解析で活躍したロシア系アメリカの数学者ジョージ=ガンター=ローレンツ(George Gunter Lorentz),高木貞治,エミー=ネーターの下で学びイサイ=シューアと共同研究する等,抽象代数学を専門とし,名著Abstract Algebra(1932)も夙に有名であり,日本数学会初代会長,第6代大阪大学総長を務め,勲一等瑞宝章,文化勲章,日本学士院賞を受賞し,上皇后(美智子妃)殿下の叔父にあたる日本の数学者正田建次郎(Kenjiro Shoda)の誕生日。4度寝して2時に起き2時25分に起き上がって雑務開始。時々,目薬を自分で点眼するけど,看護技術としての点眼は結構シビアだ・・・。来月の研究会発表者ほぼ出そろった。スポーツ庁・室伏長官が考案・実演する身体診断「セルフチェック」動画いくつかを見ながら少し身体を動かす。太極拳のように身体をゆっくり動かすのはキツい。リハビリの時もそうだ。リハビリ中の身体の動作が早すぎると注意される。身体に負荷を与えながら鍛えないと筋肉もついてこないとのことだ。御意にござる。昼食後,13時から学部交流会@oVice。途中からリハビリ(PT:MI氏)+エルゴメータが予定されていたので退席。このビジネス用?メタバースは個人的にはパッとしなかった。まだclusterの方がよかったかも・・・。立正大でも17年前から利用していた大がかりだったテレビ会議システムがあっという間にWeb会議システム(zoom,Webex,teams等)に席捲されて置き換わったようにメタバース会議システムも1・2年の間にもっと使いやすい海外発のシステムに置き換わるだろう。日本にはVR/メタバースの技術者がそもそも少なすぎるのではないか?


26日 有限体上の一般線型群の既約表現を記述する組合せ論的関数グリーン多項式を導入し,有限群と表現論研究でで活躍したアメリカ生まれイギリスの数学者ジェームス=アレクサンダー=グリーン(James Alexander Green),代数幾何学と極小曲面を研究,チューリッヒでの最初の国際数学者会議開催に注力したスイスの数学者カール=フリードリッヒ=ガイザー(Karl Friedrich Geiser)の誕生日。2時半から,朝生を(視ずに)聴きながら雑務。FBで竹内純子氏が出演と同時にアナウンスしてたようにエネルギ問題だった。いつの間にかナースコールの電源が切れてたらしく,すぐさま看護師が電源を確認に来室。ある人のテストで不揮発性のはずのSSDの中でも電源遮断時にデータが消えてしまうものがあるらしい。前半,その危ないメーカ名は記載してなかったけど,後半には明かしてた。大学から受講済だったはずの「情報セキュリティ研修受講@WebClass」の案内が来てたけど,受講履歴が消去されてたのか,把握ミスなのか・・・。念のため再受講。6時から自主リハビリ。スポーツ庁室伏長官が考案・実演する身体診断「セルフチェック」も参考にしながら。その後,看護師のバイタル測定。テレビでウクライナの子供が「戦争は怖い」と話している映像を見た。僕自身戦争は知らないし,体験したことはないけど,それでも小さいころには街中でも戦争のナマナマしい爪痕を感じるようなことはあった。戦争で片足片腕を失くした傷痍軍人らしき人をしばしば見かけたし,また彼らが街頭に座って,またアコーディオンを弾きながら軍歌を歌ったりして乞食のように金銭を恵んでもらっている姿もよくみかけた。今の日本には戦争,特に戦争後の悲惨さも肌身で感じることのできている人が少なくなってきているのだろう・・・。ウクライナの映像を見ててそんなことを感じた。屋外でリハビリ(PT:MI氏)。


27日 3次元乱流のコンピュータシミュレーションを最初に成功させる等,数値流体力学,乱流理論,数値解析の分野を専門としたアメリカの数学者スティーブン=アラン=オルザグ(Steven Alan Orszag),調和解析,関数解析を専門とし,シドニー大学長を務めたイギリス生オーストラリアの数学者ギャビン=ブラウン(Gavin Brown),マルチンゲール理論を確立,ドゥーブの任意停止定理や前進収束定理で知られ,確率論,測度論で活躍したアメリカの数学者ジョセフ=レオ=ドゥーブ(Joseph Leo Doob),トポロジー的不動点定理で知られ,ヒルベルトとの論争を引き起こした直観主義数学の創始者でもあったオランダの数学者ライツェン=エヒベルトゥス=ヤン=ブラウワー(Luitzen Egbertus Jan Brouwer),第2次世界大戦中はアメリカのストリップ暗号解析者として携わり,シルベスターのパズルの変形版である未解決のロールバッハの問題(1937)でも知られ,数論や代数学で活躍したドイツの数学者ハンス=ロールバッハ(Hans Rohrbach)の誕生日。1時半過ぎ昨晩同様ナースコールの電源が切れているとCWが来室。2時から雑務。3時に看護師が来室。「おはようございます」と声かけられた。今もキエフの戦いが繰り広げているけど、882年前=1240年のキエフの戦いを色々調べてみた。IIARS第11回研究会の追加申込みを受付けた。Webの更新を依頼。「女性患者の執刀医が男性だった場合は執刀医が女性の場合より死亡率が32%も高い」との研究結果。こういうデータを出されると困るナ。手術を受ける患者や家族は心配になるのではないか。また,男性患者の場合等も知りたくなるし・・・。外科医の男女比も知りたいし・・・。男女より,年齢とか手術成功率の下で患者男女別等で調査したほうがよいのでは・・・。昨日,IMUの委員会でロシアでの国際数学者会議ICM2022@サンクトペテルブルクを中止とし,完全フリーの完全仮想イベントに変更(time scheduleはそのまま)することが決まったそうだ。ある人がwitterで「来年度の中学校PTAの委員にうっかりなってしまったんだけど、配布された資料のここ見ただけでもうゲンナリしてる。」と呟きざまに配布された文章表記資料までUPされていた。そのなかに「子供達」の用語に対して「達のつくりの幸=鎖につながれた奴隷(意味的によくない)」と補足していた。誤解だろう。そもそも「子」の複数形が「子ども(子供)」で,「たち(達)」は「自分より上位の人への敬意を表す複数形での接尾語」なので・・・。昔,永田雅宜先生との往復書簡で,ある時ボクが「・・・付値環達・・・」と書いてしまった箇所を指摘されて,「「達」は貴人に対する複数形で使うものです・・・」(:だから不適当)と叱られたことを再び懐かしく思い出した。入院してながら体調を崩し,せっかくの日曜日を無駄に過ごす。自主トレ(リハビリ),整数計算なにも出来ず悔いの残る一日だった。夜,慶事の連絡が入る。おめでとうございます。研究会追加申込みも。


28日 バナッハ空間の幾何学,高次元の凸性,調和解析,エルゴード理論,数理物理学,非線形偏微分方程式,組合せ論,数論,計算機科学理論への応用などへの貢献でEカルタン賞,フィールズ賞,ショウ賞,クラフォード賞,数学ブレイクスルー賞,スティール賞等を受賞したベルギーの数学者ジャン=ブルガン(Jean Bourgain),線形/非線形偏微分方程式,それらの複素解析および幾何学への応用に重要な貢献をし,ボッチャー記念賞,ジェフェリー=ウィリアムズ賞,スティール賞,チャーン賞,アーベル賞受賞等20世紀で最も傑出した数学者の1人と言われるたカナダ系アメリカの数学者ルイス=ニーレンバーグ(Louis Nirenberg),微分方程式の数値解法,有限差分方程式,確率論,航空工学で活躍したイギリスの数学者ハイマン=レヴィ(Hyman Levy),ファトゥの補題や複素力学系におけるファトゥ集合で知られ,解析学一般で活躍したフランスの数学者,天文学者ピエール=ジョセフ=ルイス=ファトゥ(Pierre Joseph Louis Fatou),スイスで生まれ,16歳でアメリカに移住し数学を修め,いくつかの大学で応用数学,物理学,工学の教授ポストを変遷し,広く読まれ高く評価されたA History of Mathematics(1894)によりアメリカで初めて数学史を教授するポストに就いた数学者フロリアン=カジョリ(Florian Cajori),三角形におけるナーゲル点で知られ,平面幾何を専門としたドイツの数学者クリスチャン=ハインリッヒ=フォン=ネーゲル(Christian Heinrich von Nagel),当時新しく発明された楽器・バイオリン演奏のキャリアから35歳で数学に転向し,ファンデルモンド行列で知られ,また行列式歴史に詳しいトーマス=ミュアから行列式論の創始者と評価されるが,一方でn次方程式の解の研究からクロネッカーやコーシーから現代代数を創始したと評価されたフランスの数学者アレクサンドル・テオフィル=ファンデルモンド(Alexandre-Th?ophile Vandermonde),ネイピアとは独立して対数を発見したスイスの数学者,天文学者,科学機器職人ヨスト=ビュルギ(Jost Burgi)の誕生日。3時間ほどしか眠れず,0時前から起きていた。しかし雑務は5時前から。バイタル測定で来室された看護師と少しお話。退院時期の話になった。あさま山荘事件から丁度50年。食後,SW・O氏と退院スケジュール関係の話。気温16°ほどの屋外でリハビリ(PT:MI氏)。昨日運動しなかったので前半身体の動きがいまいち。その後,薬剤師M氏が来室。昼食後,リハビリ(OT:O氏)。東京大学をはじめいくつかの大学/学長がロシアへの抗議をWeb上で始めた。建学の精神第3番目に「和平を願い・・・」と謳い,入学式や卒業式では必ず出席者一同で復唱している大学はどうなんだろう。大学の建学の精神の中に「和平/平和」というキーワードが入っている大学は少ないと思うんだけど・・・・。身についてないんだな。病院メニューで出席できず,代理出席を依頼している明日の委員会。資料をDLして一読。