2021年 9月  ... To live in memories of the lonesome times (I can't stop wanting you) it's useless to say So I'll just live my life in dreams of yesterdays ...  2 3 4 5 6


 1日 メネラウスの定理を再発見し,彼自身の有名なチェバの定理を示す等,特に幾何学を中心に研究したイタリアの数学者ジョヴァンニ=ベネデット=チェバ(Giovanni Benedetto Ceva),スー・ロビンス・エルデシュの定理等で知られる確率論や統計学で活躍した中国の数学者許宝?(Pao-Lu Hsu),ロスチャイルド・ヴァン=リントの定理等,数論,組合せ論および符号理論の分野で活躍したインドネシア系オランダの数学者ヤコブス(ジャック)=ヘンドリックス=ヴァン=リント(Jacobus Hendricus van Lint),幾何学的複素解析,偏微分方程式や複素関数論に取組んだドイツの数学者エルンスト=フェルディナンド=ペシュル(Ernst Ferdinand Peschl),ブール代数の研究からコンピュータ設計でのすべての論理演算子を導出できるNANDゲートを導入したアメリカの数理論理学者ヘンリー=モーリス=シェファー(Henry Maurice Sheffer),ディオファントス方程式,素数について研究や4・5次以上の代数方程式の解の順列等を議論し,その不可解性云々等を議論していたことでも知られるイタリアの数学者ピエトロ=アッバティ=マレスコッティ(Pietro Abbati Marescott),曲線上の点における接線を最初に考察し,初期の微積分分野に貢献したフランスの数学者ジョセフ=ソウリン(Joseph Saurin)の誕生日。とうとう9月に。マインドフルネスに関する各国間比較がでていた。こういうアンケートというのは,各国間での翻訳も異なるだろうし,質問者の意図を組んで回答している等のバイアスをどのように篩っているのだろうか。安易なアンケート分析は信用できないな。5時,眞子さまと小室圭さんが年内に結婚というニュースが流れた。雨の中,8時前にB病院へ。1番乗りだった。診察も順調に進み,9時10分には病院を出て,大学へ。昨日送られてきた朝生開催される某委員会資料。一応目を通してみた。コンピュータ室ではU社・S氏+教務補助員・H氏が夕方近くまで諸作業。しばらく研究室で2期授業打合せ資料作成。白木教授から左目が充血してると言われ少々心配。眼圧は大丈夫のはずなんだけど。その後,Maple Japan社・K氏やIIJ社・K氏と電話で長めなやり取り。13時過ぎから1時間ほど,学事関係で松尾先生+事務室・A課員と打合せ@zoom。他学部は卒判のための教授会等。データサイエンス学部は最低4年先に開催なので関係ないな。夕方,2期数学SA採用の件で数理系学生のいる地球学部事務室へ。今日という日はダジャレの日になるらしい。



 2日 代数的トポロジーおよび微分トポロジーを専門とし,カタストロフィー理論やコボルディズム理論を創始し,フィールズ賞を受賞したフランスの数学者ルネ=トム(Rene Thom),点集合トポロジー研究や距離空間の概念を厳密に導入,リースとは独立にルベーグ2乗可積分関数空間$L^2$の表現定理を発見する他,確率論や統計学にも多大な貢献をしたフランスの数学者モーリス=ルネ=フレシェ(Rene Maurice Frechet),トポロジーを専門とし1950年代のヒルベルトの第5問題の最終的な解決に貢献した人物の1人でもあり,アメリカ数学会の会長も務めたアメリカの数学者ディーン=モンゴメリー(Deane Montgomery),作用素環論における$C^*-$環を発見する等,関数解析学と表現論を専門とするが,最高峰の業績を誇り,様々な分野に影響を与えた20世紀最大の数学者の1人であるロシアの数学者イズライル=モイセーエヴィチ=ゲルファント(Israil Moiseevic Gelfand),級数や微分方程式,また保険数理に取り組み,所謂(彼の名に因むものではないが)ローラン級数についても先駆的に研究していたフランスの数学者,統計学者チュー=ポール=エルマン=ローラン(Matthieu Paul Hermann Laurent),代数幾何学,代数曲線,不変式論を研究したドイツの数学者フリードリヒ=ウィルヘルム=フランツ=マイヤー(Friedrich Wilhelm Franz Meyer),最大値の原理の拡張であるフラグマン・リンデレーフの定理等,関数論の研究で知られるスウェーデンの数学者ロース=エドヴァート=フラグメン(Lars Edvard Phragmen)の誕生日。Apple製品に関連して「修理する権利」が問題になっているけど,メーカはまず−PL法とまではいかなくても−「修理する義務」を負っているのが自然に思える。午前,卒論でゼミ生A氏来室。昼,環境システム学科の情報系の他の2研究室も発表予定なので進捗状況発表も含め来月の研究会での発表を勧める。しばらくして,野球部アドバイザー・石松明長氏が来室。石松農園で獲れたショウガ2種を頂く。謝謝。東都1部秋季リーグ戦では入替戦がなくなったという話を伺った。春季の頑張り不足が原因とはいえ,秋季に期待してた4年生はどう思ってるだろう。人生はやはり一期一会,一瞬先には何が起こるのかわからない。一瞬一瞬を大切に頑張って生きてないと・・・。一瞬先には一瞬前は戻ってこない。そんな話や東都連盟の勝手さを話しながら15時前に帰られた。15時からSCP委員会@zoom。16時半頃終了。zoom会議中に帰宅途中だったゼミ生が大学へ戻り,再び打合せ。オマーンとの最終戦初戦,ホームでありながら敗戦。最近のアスリート,試合内容に関係なくコメントだけは一丁前なんだな・・・と思ってるのはボクだけなのか・・・。


 3日 盲目であったが,代数的トポロジーや微分トポロジーなど、数学の多くの分野で重要な貢献をしたロシアの数学者レフ=セメノビッチ=ポントリャーギン(Lev Semenovich Pontryagin),専門は複素解析,力学系,確率論でパーコレーションの共形不変性の証明と統計物理学における平面イジング模型に関する功績でフィールズ賞を受賞したロシアの数学者スタニスラフ=コンスタンチノヴィッチ=スミルノフ(Stanislav Konstantinovich Smirnov),事故で両手を失いながら,代数幾何学,代数位相幾何学,非線形微分方程式等で研究を続けたアメリカの数学者ソロモン=レフシェツ(Solomon Lefschetz),シルベスター行列や慣性法則等,行列理論に関する重要な研究,また3次方程式の判別式を発見,高次方程式に「判別式」という名前を最初に使用したイギリスの数学者ジェームス=ジョセフ=シルベスター(James Joseph Sylvester),ストーマーの定理等で知られる数論,またオーロラ等の研究で知られるノルウェーの数学者,天体物理学者フレデリック=カール==ストーマー(Fredrik Carl Mulertz Stormer)の誕生日。ウィルスが生物なのか非生物なのかについては,学者によって主張が違い,まだはっきりしてないと聞く。学者間で生きていることの定義が明白でないからだそうだ。非生物だとすると,現在は生物と非生物との戦いとなる。非生物を生物のように見做して戦っているのか・・・。そんなウィルスにも巨大ウィルス(Girus)が存在することを知った。まだまだ続く,みずほの「MINORI」障害。どういうことなのか,「みずほ銀行システム統合、苦闘の19年史」(日経BP)を読んでみることにした。で,早速Amazon発注。10時からEP委員会+作業。合間に先日話題になったある名誉教授が紀要で発表されていたバナッハ空間に関する研究が誤りのまま公開されている件について話題となった。専門家でも時々見かけるのに,専門外で数学を基礎から学習していない方が読みかじり聞きかじり知識で研究を進めても誤りに多々気付かないことがある・・・特に純粋数学では・・・。ネットで流れた菅首相,総裁選出馬辞退には驚いた。13時過ぎに終了。所用で五反田駅前のメガネ店に寄って熊谷へ。山手線車内ではウレタンマスクの若い集団が周りに聞こえる声でおしゃべりしてて少々気になった。熊谷駅からはSタクシーで乗務員は2回のワクチンを終えたKさんだった。明日は今日よりもヒドい雨になるってことを心配してた。コンピュータ室では昨日に続き今日もUE社N氏のクライアントイメージ設定作業。次回は9日で,担当教務補助員もそばで見学予定。先日の早朝,ある銀行Webサービスの件で電話したら,この電話でなく違う電話番号に昼間おかけくださいと説明された。なので,2・3日かけて100回ほど電話してやっと繋がったと思いきや,契約支店に直接お出かけくださいと言われた・・・。0120での対応悪すぎ。


 4日 数論と代数学を専門としたドイツの女性数学者ヒルデガルト=ローテ・イル(Hildegard Rothe-Ille),調和解析におけるヴァン=デル=コープの補題でも知られるが,解析的整数論を専門としたオランダの数学者ヨハン=ゴルテルス=ヴァン=デル=コープ(Johannes Gaultherus van der Corput),解析,特に常微分方程式と概周期関数の研究に携わったロシアの数学者ヴィャチェスラフ=ヴァシリエヴィッチ=ステパノフ(Vyacheslaw Vassilievich Stepanov)の誕生日。久しぶりにThe Paris Sisters歌声を聴いた。FBで知人が「タメ口だった後輩が突然敬語使うようになったという報告が増えている模様」と。ネットで,種々検索してみた。でも,基本的には「タメ口=コミュニケーションがよい」的な安易な説明に終始していた。今まで数10年学生/一部の社会人を見てて,敬語/丁寧語を高校時代までに学習してたのか?と思えることが多かっただけに,言葉の(最近の)ハラスメント問題も絡め,納得できる説明に出会えることはなかった。若い時「将来年金は破綻するよ。払わない方がいいよ」と,国民年金を払わないまま老人となった両親を現在面倒みている子供さんの話が出ていた。巷間,年金で暮らす高齢者5人に1人は生活保護以下の年金収入で暮らさざるをえないといわれているのに,面倒みてくれる子供さんがいるだけ幸せだと思い,若い時の年金不払い判断を悔いている話をまわりにしてあげたほうがよいと思うよ・・・。あるサイトから自分のサイト内のA教授による更年期はワイコーの話に行き着いた。


 5日 組合せ的群論で活躍したカナダ,アメリカの数学者ドナルド=モイセーエヴィッチ=ソリタール(Donald Moiseyevitch Solitar),カナダ数学会の会長も務め,組合せ的群論や離散的幾何学の研究で知られるオーストリア系カナダの数学者ウィリアム=オスカー=ジュール=モーザ(William Oscar Jules Moser),自国の死亡率を調査し,保険数理を専門としたスロベニアの統計学者,数学者イヴォ=ラー(Ivo Lah),イエズス会司祭でありながら,サッケーリの四辺形等,非ユークリッド幾何の研究を行っていたイタリアの数学者,哲学者ジョヴァンニ=ジェローラモ=サッケーリ(Giovanni Girolamo Saccheri)の誕生日。集合住宅内でも互いに「おはようございます」「こんにちわ」という場面が増えてきた。30年前とは大違い。いつものようにタクシーを待っていた。でも,10分以上経っても,なかなか目の前を通過しない。で,時々利用するMKタクシーに電話するとパラリンピックマラソンコース道路規制(4:30−10:45)で六本木−東京駅間はしばらく無理ですと説明された。なので歩いて久しぶりの地下鉄利用。坂道を下った虎ノ門5丁目周辺も50年ほど前に比べれば随分様変わりしたな・・・。車中,ディリクレディオファントス近似定理を眺めていて,引き出し論法を使用せずとも,Farey数列を利用すれば数行で示されていることに(今更)気づく・・・。かといって面白い発展があるわけでもなかったけど,再びEuler導来関数のabc予想計算に・・・と脳裏をかすめて・・・。しばらく時間をムダにしたのかも。


 6日 農務省公務員時代から研究を始め,ケンドールの順位相関係数(タウ係数)等統計学への貢献で広く知られ,国際統計研究所名誉会長を務めたイギリスの統計学者モーリス=ジョージ=ケンドール(Maurice George Kendall),チューリッヒで開催された第1回国際数学者会議の組織委員だったスイスの数学(教育)者,登山家エルンスト=ユリウス=アンバーグ(Ernst Julius Amberg),ソ連の代数研究を発展させたキエフ代数セミナーを創設し,代数解析分野,数論で活躍したソ連の数学者ドミトリー=アレクサンドロヴィッチ=グレイブ(Dmitry Aleksandrovich Grave),解析学,代数学,変分法,微分幾何学,複素関数論等の研究・教育に取組んだソ連の数学者ボリス=ヤコブレヴィック=ブクリーフ(Boris Yakovlevic Bukreev)の誕生日。蚊は最も多くの人間を殺している生物とのことだけど,蚊の唾液の成分の何かを有効利用できないのかなぁ,と。ベクトルのアダマール積に関して,山本の不等式のシュアーの積定理版ができないか少しだけ考えてみた。こんなこと大学時代に計算しておけばよかったことなのにと後悔ばかり・・・。「友の通夜より仕事優先した社畜」という記事があった。社畜という言葉は好きではない。芸能人は「親の死に目に会えない」とか,目前の仕事に向き合わなければ,会社に損甚大な害賠償が発生するとか等の深刻な事情があるときでもあえて社畜といわなければならないんだろうか。早朝の5階学部研究室を見回すとA先生は昨晩も徹夜をされていたようだった。学部メーリングリストを見ると学部タスクが忙しそうだった。昨日気になった計算をしばらく続行。ひと段落した頃,某銀行のWebサービスではうまくゆかなかった件で,自宅近くの契約支店に直接電話してみた。0120とは違い,担当のA氏+O氏の対応は丁寧で親切だった.0120とは大違い。結局,契約支店に出かけなくとも他支店でも手続きができるとわかたけど,生憎熊谷市にはその支店はないので,東松山支店のテレビ窓口まで出かけ手続きが終わる。1時間弱の外出から研究室へ戻って直ぐに,契約支店・O氏から手続きが順調に進んだかどうかの問合せ電話があった。O氏の手取り足取りの対応に感謝。直ぐにパソコンに向かい,中断したままだったWebサービスが完了。ここ1週間ほどの悩みの1つが終わる。しばらくして,環境システム学科・青木和昭先生が所用で来室。その後,学部ICT推進委員会の件で担当教務補助員・長谷川氏+白木教授と9月度委員会議事の下打合せ。松尾先生と事務室を含めた明日の2期カリキュラム打合せの時間調整。午後のSCP委員会までの時間帯で調整。夕方を過ぎてから送付されてきたSCP委員会資料の確認。


 7日 無限離散群,副有限群,ジョルダン代数,分配多元環等の代数分野を専門とし,制限されたバーンサイド問題への貢献・解決に対しフィールズ賞を受賞したロシア系アメリカの数学者エフィム=イサーコヴィチ=ゼルマノフ(Efim Isaakovich Zelmanov),ビュフォンの針で知られるフランスの百科全書派,数学者ジョルジュ=ルイ=ルクレール=コント=ド=ビュフォン(Georges Louis Leclerc Comte de Buffon),リトルウッド・リチャードソンの法則等で知られ,群の表現論の研究に取組んだイギリスの数学者ダドリー=アーネスト=リトルウッド(Dudley Ernest Littlewood),確率積分と確率微分方程式の理論を開拓し,応用的には金融工学におけるブラック・ショールズ方程式の基盤となった確率微分方程式における伊藤の定理等で第1回ガウス賞を受賞した日本の数学者伊藤 清(Kiyosi Ito),群論,代数的グラフ理論,組合せ論で活躍しているオーストラリアの女性数学者シェリル=エリザベス=プレーガー(Cheryl Elisabeth Praeger),制御理論,力学系,微分ゲーム理論などで活躍したロシアの数学者ニコライ=ニコラエヴィチ=クラソフスキー(Nikolai Nikolaevich Krasovskii),ローラン=シュヴァルツの論文への多くの助言や解析関数研究への多大な貢献で知られるフランスの数学者ジョルジュ=ジャン=マリー=ヴァリロン(Georges Jean Marie Valiron),微分幾何学と楕円関数とその級数展開に取組んだフランスの数学者ジャン=クロード=ブーケ(Jean Claude Bouquet)の誕生日。文科省の障害学生の修学・就職支援事業2件採用されたけど,東京大学のグループと京都大学のグループによるものの2件。こういったところでも,私大は遅れている。関係して,全国障害学生支援センターが今年度の「大学における障害学生の受け入れ状況に関する調査2021」をしている。残念なことに本大学はまだ未回答以前の未入力。筋肉は使わないとすぐに落ちるとの記事が出ていた。この「すぐに」がポイントだな。使わないとすぐに落ちるのは筋肉だけではないだろう,アタマもそうだ・・・。地上だけでなく,宇宙太陽光発電システムの実証実験が始まるそうだ。各国が所かまわずそのままにしている宇宙塵が沢山ある状態で安全に実験できるんだろうか。昼前,ゼミ生・A氏卒論作業で来室。様々な手法(抽出,回転等)でアタックしているFAで,妥当であると思われる因子数であってもなかなか寄与率が上がらないことを悩んでた。誰しもがよく経験する話ではある。そういえば,その後のポリコリックを聞いてなかった。13時から,松尾先生+事務室・A課員と2期・来年度授業打合せ。15時から,第4回SCP委員会@zoom。終了後,学部ICT推進委員会の件で教務補助員・H氏としばらく打合せ。


 8日 メルセンヌ・アカデミーといわれる多くの学者間の交流と学問の発展に貢献し,メルセンヌ素数などの数論研究,音響学の父としても知られるフランスの神父,数学者マラン=メルセンヌ(Marin Mersenne),半単純リー代数の新しいクラスを発見する等,またフランク・ウルフアルゴリズムで知られる凸最適化理論と数理計画法の開拓者として活躍したフランス系アメリカの数学者マルグリット=ジョセフィン=ストラウス=フランク(Marguerite Josephine Straus Frank),数列・級数,タウバーの定理の一般化,複素関数論や中世ケーララ数学の研究で知られるインドの数学者カダムバサー=ティルヴェンカタチャール=ラジャゴパル(Cadambathur Tiruvenkatacharlu Rajagopal),10数年信じられていた四色問題に対するケンペの証明の誤謬を指摘する一方5色定理を保証,トーラス面の彩色数が7であることを示し,一般種数のトーラス面での彩色予想を提起するなど,四色問題に貢献したイギリスの数学者パーシー=ジョン=ヒーウッド(Percy John Heawood),積分を創始した一人として知られるオランダの数学者ヘンドリック=ファン=ヒューラエ(Hendrik van Heuraet)の誕生日。来月の研究会の件で数件の申込み。4回目となる数理・データサイエンス教育強化拠点コンソーシアム 2021年度 関東・首都圏ブロックワークショップの案内が届く。本大学が文科省の4年前からのこの取組みに目を開くのはいつになるんだろうか。数理は苦手だからと言って教員も学生も逃げまわってる大学にしか見えない。目を開くっていうところで開目抄を思い出した。明日の件でA大学Z教授から連絡が入る。研究会の件かな。SAの件で事務室で相談とともに数学演習授業を受けている環境システム学科の学生に前向きな判断をしていただくよう声掛け。みずほ銀行の障害,前回の原因不明のまま,新たに障害 。もう一度5・7年同時並行で政府も一緒になって金融監査系法整備等一体になって,0からのシステム開発に着手したらどうなんだろうか・・・。「みずほ銀行システム統合、苦闘の19年史」(日経コンピュータ)を読んだけど,そもそもDX等でグローバルに動きの速い現在,次世代勘定システムや業務系システムの捉え方を見誤ってるのではないか・・・と素人なりに思ったりする。


 9日 数学の博士号を取得した最初のアフリカ系アメリカ人女性として知られ,古典群の研究やコンピュータ利用の教育研究にもいち早く取り組んだアメリカの数学者,数学教育者マージョリー=リー=ブラウン(Marjorie Lee Browne),平面幾何でのモーリーの定理で知られ,幾何や代数の研究の他,アメリカ数学会会長や国際数学者会議招待講演を3回も務めるなどアメリカ数学界の発展に貢献したアメリカの数学者フランク=モーリー(Frank Morley)の誕生日。重陽。2期授業の特別講師の件で諸手続き依頼が入る。早々朝C病院へ。図書館館長業務で近くまで見えていたA大学Z教授が迎えに来てくれたので一緒に大学へ。研究室でIIARS研究会の件等種々1時間ほどお話。毎年度各大学に図書館への補助金が1000万ほど出ていることを初めて知らされた。A大学では学部順番で配布しているとのこと。明夕,ご夫妻でツムアインホルンに食事に出かけるとのことだった。帰られた後,午前から見えてきたゼミ生・A氏と来月のIIARS研究会発表論文の件で打合せ。2期のSA2名ゲット。後10名なんとかせねば。学部コンピュータ室・教務補助員H氏と少し打合せののち,UE社N氏等より本日のコンピュータ室での諸作業報告が入る。11月実施の統計検定の件で,JINSEより「JINSE一般会場PBTの受験料の割引率は10%から40%に変更」との連絡が入った。JINSE所属教員がDS学部には2名いるので,これは学生にも朗報。


10日 スコロホッド問題を提起する等の確率微分方程式,確率論/統計におけるスコロホッドの埋込み定理や表現定理等の研究で知られるウクライナの数学者,統計学者アナトリー=ヴォロドミロヴィチ=スコロホッド(Anatolii Volodymyrovych Skorokhod),ラオ・ブラックウェルの定理やクラメール・ラオの限界等で知られる統計学研究だけでなく多くの分野での統計応用・教育に尽力したインド系アメリカ人の数学者,統計学者カリャンプディ=ラダクリシュナ=ラオ(Calyampudi Radhakrishna Rao),ド・ラムの定理やド・ラム・コホモロジーで知られ,微分トポロジーや代数トポロジーへの貢献で知られるスイスの数学者ジョルジュ=ド=ラム(Georges de Rham),結合多元環と有限群の多項式不変量を研究したラトビア共和国の数学者テオドール=モリエン(Theodor Molien)の誕生日。2時前久しぶりにH大学A教授と20分ほどチャット。朝,全日本ラグビーアナリスト・浜野俊平氏から連絡。10時過ぎ,学部A課員と2期授業の件で打合せ。いったん研究室へ戻る。11時過ぎ,授業支援室・F氏と相談してから学事課へ。菅野課長と外部招聘講師zoom録画その他依頼事項で相談。お手間をとらせました。謝謝。部屋へ戻ってしばらく整数計算。15時半から全学協@zoom。議題も少なく直ぐに閉会。2期時間割その他で松尾先生や事務室A氏から連絡。学部学生の構成からどうしてもこういった調整が入る。先日のゲーム学会理事会・評議員会議事録確認。


11日 ティボー=ガライの影響を受け,数論,ディオファントス近似,グラフ理論,組合せ論研究への貢献で知られるハンガリーの女性数学者ベラ=トゥラン=ショーシュ(Vera Turan Sos),群論研究から出発し,半単純リー群の岩澤分解を示す等,ヒルベルトの第5問題解決の貢献,エミール=アルティンの影響から代数的整数論を主題とする中,所謂岩澤理論を確立した日本の数学者岩澤健吉(Kenkichi Iwasawa)の誕生日。9.11テロが起きたのは日本時間では20年前の今日深夜だった。現場にいた友人から電話がかかってきた・・・「とりあえず大丈夫だから」と。友人は2週間過ぎ後帰国。「余暇が多すぎても人は不幸のような状態に陥る」とのことだけど,昔から小人閑居為不善というではないか。よくやたら「(私は)忙しい忙しい」と連発する人がいるけど,だからナンなんだ!?そんなことより黙って仕事を!といいたくなる。あえてこちらが聞きたくはない言葉の一つ。どうしても思った通りの結果が出ない某整数計算。で,今日は赤口,そんな日だったかも。大学教職員の財務に対する素人的見方,基本的に財務会計・財務計画の議論しかしない。毎日が短くもあり,長くもある。


12日 可換環論とその代数幾何学への応用を研究したフランスの数学者ピエール=サミュエル(Pierre Samuel),カリーのパラドックス等,関数型プロミング言語の基盤となる組合せ論理への貢献で知られる数学者,数理論理学者ハスケル=ブルックス=カリー(Haskell Brooks Curry),ラッセルの下で数理論理学を学び,やがて応用数学研究からタンパク質構造を数学的手法を駆使して推定しようとしたことで知られているアルゼンチン系アメリカの数学者および生化学者ドロシー=モード=リンチ(Dorothy Maud Wrinch)の誕生日。時々拝見するGigazine,最近は面白い記事に出会わない。編集者も毎日のネタ探しで大変なんだろう。朝乗車したタクシーはいつもこの時間に待機している方だったので,特に何も告げることなくそのまま迂回して東京駅まで向かってくれた。車中の整数計算捗らず。熊谷駅からもそんな感じだった。高村弘毅元学長より,先月のお誕生日に上梓された「タクラマカン沙漠縁辺の自然と人」(古今書院)を恵贈頂く。謝謝。「森林破壊が急激な昆虫の変化を引き起こしている」という記事を読んでたら,そんなことよりアレンの法則に驚いた。21時からAXIES2021での研究発表の件で日大の木川裕教授+木川ゼミの学生の方々と打合せ@zoom。23時終了。引き続き,明日のゼミで再検討されるとのことだった。先日もA大学Z教授とも話題になったけど,木川ゼミの学生さん(3年・4年)は数々の学会で優秀(で表彰されている)な研究発表をされている。続いて,木川先生と別の研究発表の件で23時半まで打合せ。日大は明日から2期授業。早い・・・。


13日 数値解析の分野で活躍したスイスの数学者ペーター=ヘンリチ(Peter Karl Henrici),代数(群論,線形計画法等)から解析(関数解析,偏微分方程式等)分野等幅広い分野への数学アプローチで活躍し,リエージュ関数解析センターを創設したベルギーの数学者アンリ=ジョルジュ=ガルニル(Henri Georges Garnir),様々な視点から幾何学を研究し,擬似微分幾何学を開発し,ブラシュケ多様体ブラシュケ予想で知られるオーストリアの数学者ヴィルヘルム=ヨハン=オイゲン=ブラシュケ(Wilhelm Johann Eugen Blaschke),変分法,点集合測度論,実変数関数論に貢献したギリシアの数学者コンスタンティン=カラテオドリ(Constantin Caratheodory)の誕生日。現在では暗号技術にも利用される連分数。ユークリッドの古来から未解決だった連分数のある問題(大きなclass of numbersの近似値にいくつか規則性がある)を獄中の殺人者が解き,その論文が1年半前に発表されていた。現在,その彼は学位取得中とのこと・・・。驚き桃の木山椒の木・・・。曾って,「イタリア人は歩き出してから考え,イギリス人は歩きながら考え,日本人は考えてから歩き始める」という国民性を表す譬え話があった。ITを含め動きの早い現在,昔の日本人人のように「考えてから」だと周りについてゆけない。むしろ揶揄されてるかのようだ。常日頃から世の中の動きに目を開き,同時に考え,議論しながらでないと何周も遅れてゆく組織になりかねない。大切な議論も議論に参加する組織人自身にもその姿勢が求められる。「今から何々について議論を始めます・・・」では,その時点で−すでに−遅れをとっている。大学が組織として遅れやすいのは,常日頃から前もって予測し議論やアイデアを準備し,その環境を整えている大学人が少ないことと組織の中ではこういった姿勢の大学人分布が二極化していることに原因があるのではないだろうか。10時前,所用で事務室に出かける。丁度そこへ学部コンピュータ室点検作業その他で来校。授業支援室・I氏と打合せを済ませてから,コンピュータ室へ。教務補助員・長谷川氏を待って作業開始。後は,U社+長谷川氏にお任せ。2期SA採用の件で環境システムの先生方に直接依頼。少し打合せが長くなった。昼休み,U社から午前作業の報告を受ける。午後,授業支援室で出かけ,明後日実施予定の2期zoom特別授業の録画・保存の実施環境も含めたリハをI氏+全日本ラグビーチーム・アナリスト・浜野俊平氏間で相互確認を見届ける。浜野氏にはこちらの都合で突然スマホ連絡したにも関わらず,快く対応して頂いた。謝謝。とりあえず明後日のリハ成功。研究室へ戻り,学部コンピュータ室関連で先生間で打合せ。その中で,規程がどうだこうだという話題が出た。ヘンだとかおかしいと思いながら規程通りに・・という姿勢を貫こうとする・・・。その前に,規程を時代に合わせて新しくしようという発想/イノベーション感覚になぜ行き着かないんだろうか。不思議でならない。そういうことだからいつまで経っても学内組織のイノベーションも進まないし,またなされないんだろう。少なくともドラッカー博士の書籍群を学習してないナ・・・。夕方,SAが1名予約できる。目標達成まで後6名ほど。


14日 所謂独創的なヴィノグラードフの方法を用いて,十分大きな奇数について弱いゴールドバッハ予想を解決する等,解析的整数論を画期的に進展させたソ連の数学者イヴァン=マトヴェエヴィチ=ヴィノグラードフ(Ivan Matveevich Vinogradov),イギリスで最初の数学教育の修士号を取得したオーストラリアの数学教育者レオーネ=ミナ=ゴールド=バートン(Leone Minna Gold Burton),フーリエ解析,偏微分方程式等の応用研究を推進したChicago schoolを創設し,カルデロン・ジグムンド理論の開発,その他特異積分等の研究で知られるアルゼンチンの数学者アルベルト=ペドロ=カルデロン(Alberto Pedro Calderon),解析関数の位相的特徴付けの研究で知られ,自国で複素解析スクールも創設したルーマニアの数学者シミオン=ストイロフ(Simion Stoilow)の誕生日。昨日の日大・木川ゼミでの一昨日の検討結果が送られてきた。取り急ぎ見なおしてコメントをつけて返送。朝5時を過ぎてもWebClassが利用できなかった。本学のでのWebClassのbackupは4:00-5:00間なのに・・。もっというと,4:40過ぎには通常利用できるはずなのに。最近,駅伝部の演習風景を見ない。どうしたんだろう。午後,明日の委員会の件で教務補助員・長谷川氏と打合せ。その後,SAが1名決まったと連絡が入る。謝謝。


15日 ブルバキのメンバーの1人であり,代数トポロジー,代数幾何学,数論への重要な貢献とともにフィー@ルズ賞を受賞したフランスの数学者ジャン・ピエール=アルベール=アシール=セール(Jean-Pierre Albert Achille Serre),levy測度,Levy過程,Levy分布,Levyの連続性定理,フラクタル(自己相似性)での LevyのC曲線等,関数解析研究から出発し,マルチンゲール,確率論等で多様な研究成果を産みだしたフランスの数学者ポール=ピエール=レヴィ(Paul Pierre Levy),解析汎関数の理論を構築したイタリアの数学者ルイージ=ファンタピエ(Luigi Fantappie)の誕生日。今の大学新入生が生まれたころまではこの日が敬老の日だった。立正サッカー部出身・深谷圭佑氏がサガン鳥栖入団との記事が出ていた。10時,授業支援室で打合せ。13時半から教授会,研究所所員会議,学部FD講演会(相馬教授の講演)。早く進んで,16時前に終了。少し打合せの後,授業支援室へ出かけ,依頼していた全日本ラグビーチーム・アナリスト・浜野俊平氏のzoom録りの確認。録画終了時にはラグビー部コーチの宮ア善幸先生とお 話されたそうだ。


16日 多項式環への関心から次第に数学の応用へと移り,特に統計学の立場で保険数学の研究へと進んだドイツ・デンマークの数学者,統計学者,哲学者ヨハネス=ニコラウス=テテンス(Johannes Nikolaus Tetens),幾何学,数論,円錐曲線等の研究の他,ギリシヤ数学について重要な成書で知られるイタリアの数学者,天文学者フランチェスコ=マウロリコ(Francesco Maurolico)の誕生日。今回のコロナで日本の遅れている部分が露になっているところを,悲しい哉,直視できていない人もいるようだ。午後,2期コンピュータ教室利用スケジュールの件で教務補助員・長谷川氏と打合せ。ところが,そこで関連事項で疑問点が浮かび,長谷川氏とともに学部事務室へ意見を伺いに。改めて,関連担当者と打合せするkとに。学部生ルーム面談@zoomのスケジュールが決まる。


17日 空間幾何学に関する考えは,現代の理論物理学の発展に大きな影響を及ぼし,また積分の概念を明確にする他に解析学,数論では未だにopenなリーマン予想を提示する等活躍したが,重要な業績については20世紀に評価されたドイツの数学者ゲオルク=フリードリヒ=ベルンハルト=リーマン(Georg Friedrich Bernhard Riemann),流体力学と非線形偏微分方程式で活躍したアメリカの数学者デビッド=ギルバーグ(David Gilbarg),群論と組合せ論で重要な貢献をしたアメリカの数学者マーシャル=ホール=ジュニア(Marshall Hall Jr)の誕生日。クリーンルームの話題の中で「人間は1時間あたり最大60万個もの皮膚片を体から落としている」ことを知った。皮膚片といっても極々微小なモノなんだろうけど,ボクには想像つかないナ。午前,浜野俊平氏と数度やり取りし,その後,授業支援室・I氏と関連打合せ。午後,T・元総務部長よりRight-OnのTシャツ2枚を頂く。謝謝。N大学・K教授よりコロナ禍下での大学教育アンケート依頼が入る。afterコロナで大学教育は大きく変わるだろう。明星大学・菅原教授より最近上梓されたOECDのSkills Outlook 2019の訳本「デジタル世界のスキル形成ーデジタルトランスフォーメーションが導く仕事・生活・学び−〈OECDスキルズアウトルック2019〉」(明石書店)を恵贈頂けるとのお知らせが入る。謝謝。10月の研究会プログラムがほぼ決まるとの同時に,同会で菅原教授に上梓された本の紹介とDXの動向についてお話しいただくことに。明日の2期演習授業の担当教員+SA合同打合せ@zoom予定が決まる。9月を感じるとき時々聴きたくなる曲,try to rememberPatti Pageの声で幾度も聴きながら仕事。渡辺美智子教授よりJINSEの件で連絡が入る。


18日 数理物理学での基本的解析手法を提供した楕円積分の研究,ルジャンドルの平方剰余等の数論,代数・解析分野,統計学で業績を残し,また$\pi$が無理数である簡潔な証明,$\pi^2$も無理数であること最初に示したフランスの数学者アドリアン・マリ=ルジャンドル(Adrien-Marie Legendre),計量幾何学でのハーンチェス・フィンスラー曲線等,微分幾何学で活躍したオランダの数学者,数学教育者ヨハネス=ハーンチェス(Johannes Haantjes),行列と行列式の理論に関する研究に取組んだカナダの数学者ウィリアム=ヘンリー=メッツラー(William Henry Metzler)の誕生日。数学セミナー10月号に目を通す。楕円関数の特集だった。やはり味わい深い。数学を不快と感じる方にはもったいない深さかもしれない。ドイツの諺(Lieben lässt Zeit vergessen, Zeit lässt Liebe vergessen)を少し捻って「愛」を「無為」に変えれば「無為は時を忘れさせ,時は無為を忘れさせる」が生まれる。早朝には仕事ができると思って続けているけど,3・4時間ではあっという間でまったく足りない。早朝とは「1時前からの6時前までの時間帯のことをいう」と改めなければ・・・。毎日それなりの数のメールが届く。読んだだけで返信を怠ってるととんでもないことになる。分かっていながら,そんなことを繰り返している・・・。昼,2週間後の研究会発表論文作成でゼミ生来室。研究室雑務を少しお手伝い願う。14時から,2期演習授業の担当教員+SAの合同打合せ@zoom。2時間弱で終了。夕方,今日実施されていたオープンキャンパス報告,順調順調の由,入る。数学科先輩の澤田秀樹先生より「暗号理論と代数学 増補・AES(高度暗号化標準)」をKindle化されたと連絡が入る。夜,2週間後の研究会プログラム(第1報)の連絡が入る。


19日 無限論理や半群論の代数系の研究で活躍したウクライナの数学者エフゲニー=セルゲイヴィチ=リャピン(Evgeny Sergeevich Lyapin),数論,代数、数学基礎論,論理学で活躍したポーランド/ウクライナの数学者エウスタ=カロル=ジロンスキー(Eustachy Karol "Ryli{\'{n}}ski),結び目理論における不変量・アレクサンダー多項式で知られ,トポロジー研究者として活躍したアメリカの数学者ジェームズ=ワデル=アレクサンダー(James Waddell Alexander),保険数理を主たる研究および仕事とし,アメリカ数学会会長,アメリカ数理学会会長なども歴任したアメリカの数学者ジョン=エモリー=マクリントック(John Emory McClintock)の誕生日。朝,いつも待機してくれているYタクシーだったのではいつもこの時間に待機している方だったので,何もお話しすることなくご挨拶だけ済ませて,いつものように迂回して東京駅まで向かう。東京駅や新幹線車内はいつもより気持ち混んでいた。車中では整数計算。熊谷駅からはSタクシーで乗務員はKさん。Kさんの話では,一昨日から,熊谷陸上競技場第90回日本学生陸上競技対校選手権大会が開催されているということで,タクシーも大忙しとのことだった。立正は参加してるのかなぁと呟くと,Kさんもチョットわからないですね・・・。某先生が徹夜されていた。忙しいんだろうな。寿命に大きな影響を与えるかもしれない因子として挙げられるのは生活習慣等などは分かりやすいけど,「どこに住んでいるのか」についてアメリカで調査したことが発表されていた。因子なのかどうかは結論できないという態度だった。よく日本でもこういった長寿県等の調査で寿命との関係をメディアが安易に発表されているんだけど,よーく考えれば,日本のこれはやはり安易で無責任な話なんだな。今度の研究会発表申込み締切が今日までだったので,夜最終版が決まる。


20日 焦点部分群定理,群表現論のホモロジー的研究等で知られるアメリカの数学者ドナルド=ゴードン=ヒグマン(Donald Gordon Higman),デデキントゼータ関数に対する関数等式,ヘッケのL関数等,解析的整数論で極めて重要な仕事をしたドイツの数学者エーリッヒ=ヘッケ(Erich Hecke),特に素数研究を中心とした数論および群論研究で活躍し,アメリカ数学会のコール賞とした名を遺すアメリカの数学者フランク=ネルソン=コール(Frank Nelson Cole),バウアーの合同式,バウアーの定理等,数論分野で活躍したハンガリーの数学者マイケル=バウアー(Mihaly Bauer),数値線形代数分野で活躍したソ連の女性数学者ベラ=ニコラエフナ=ファディーバ(Vera Nikolaevna Faddeeva),非平滑最適制御理論およびその解析学に取組んだポーランド生アメリカの数学者ジャック=ワルガ(Jack Warga)の誕生日。秋の彼岸始まる。早朝の学部棟,今日もすでに某先生が徹夜されていようだった。2025年度から,共通テストに出題される「情報」,早くも多くの大学で入試科目として採用されるようだ。すでにIT産業で海外かに大幅な遅れをとっていることを考えれば,遅すぎた感もあるけど。ある先生がtwitterで「以前某省の某人に文句言ったら、そんなこと頼んでない、勝手にやってる知恵のない大学があるだけと一蹴された。」と呟いてた。「知恵のない大学」とはどこなんだろうか・・・。ある大学が来年度から100人以上の女子入学者に入学金相当の奨学金給付するとの記事が出てた。その大学に学長補佐を務める数学科後輩に聞くと,女子だけの推薦入試もあるとのことだった。曾って性差による入試枠は文科省から否定されてたように思ってたけど,そうでもないらしい。学部階には今日もそれなりの先生方が見えていた。そういう入試制度設置に合理的な説明がつけばいいのだろう。数年前,アメリカのある大学で,年収13万ドル以下の家庭に対しては学費免除制度を設けるとのニュースが出てた。日本だったら年収1500万以下は全家庭の95%を占めているから,日本の私学がアメリカのように大盤振舞いな経営を出来ないのは当たり前。ありありでなく完全先付け・文科省の補助金縛りもあるし・・・。


21日 力学系の研究で知られ,ウルフ賞(数学),ポアンカレ賞,アーベル賞等を受賞したロシアの数学者ヤーコフ=グリゴーリエヴィチ=シナイ(Yakov Grigorevich Sinai),有限差分法でのクランク・ニコルソン法で知られ,数値解析の分野で仕事したイギリスの数学者フィリス=ニコルソン(Phyllis Nicolson),シャウダーの不動点定理を示す等,関数解析及び偏微分方程式,数理物理学の研究で知られるポーランドの数学者ユリウス=パウエル=シャウダー(Juliusz Pawel Schauder),有理関数の零点位置,補間,近似,スプライン等,解析分野で活躍したアメリカの数学者ジョセフ=レオナルド=ウォルシュ(Joseph Leonard Walsh),自身の名を関した定理や補題等で知られるグラフ理論で活躍したハンガリーの数学者デネス=ケーニヒ(Denes Konig),カトリックの教義に反した無限小研究に取組み,それらを道具として螺旋曲線,放物線,双曲線等を研究したイタリアの数学者ステファノ=デッリ=アンジェリStefano degli Angeli)の誕生日。ここ20数年前から,坂元昴先生や岡本敏雄先生のご尽力で日本でも教育工学が認知されるようになった。それまで教育「学」といいながら,(その是非は兎も角)「学」としての役割を果たしていないように見えた分野に学問的に工学的視点を齎したことはよかったのかもしれないけど・・・納得ゆかないナ。昼前,ゼミ生A氏のIIARS研究会発表論文の件で来室。内容についてはゼミOG・F氏にも検討頂いたとのことだった。その後,授業支援室や事務室へ数度出かける。白木洋平教授からガラス用半透明シートを頂いた。謝謝。昔お世話になった方から,あるサイト運営を誰かに譲りたいとの相談が入った。心当りにお声がけ。18時過ぎから,学部1年生の担当ルーム面談@zoom。20時過ぎには終了したけど,面談不参加の学生も何名か・・・。面談中,ゼミ生よりMapleの件で問合せが入った。


22日 代数と数論で顕著な貢献をしたドイツの 数学者フリードリッヒ=カール=シュミット(Friedrich Karl Schmidt),積分幾何における/FONT>ポンペイの問題(予想)等で知られ,解析,複素関数論で活躍したルーマニアの数学者ディミトリー=ポンペイ(Dimitrie Pompeiu),5次方程式が代数的に解けないことをアーベルよりも先に示したイタリアの数学者パオロ=ルフィニ(Paolo Ruffini)の誕生日。机の上に散在する沢山のA4紙類,始終紙雪崩を起こす。紙雪崩で時々行方不明物発生・・・。困ったもんだ。秋の彼岸中日前日になったので,早朝に墓参。K駅と墓苑の往復時,昔を思い出す。その後,品川校舎へ出かけ,EP委員会作業。今日の作業を終え,熊谷へ。白木洋平教授と学生に奨励予定の資格(統計検定関連)のお話少々。IIARS会員3名他が訳された「OECD Skills Outlook 2021」(邦題:デジタル世界のスキル形成)を恵贈頂き,本日届く。各国のIT活用状況(特に教育)が把握できて楽しい。謝謝。


23日 三角形におけるシムソンの定理を最初に発見し,平面図形を拡大縮小する装置・エイドグラフ(≒パンタグラフ)を発明する等,幾何学に取組んだイギリスの数学者ウィリアム=ウォレス(William Wallace),確率論的レブナー発展の開拓,2次元ブラウン運動の幾何学,共形場理論への貢献に対してフィールズ賞を受賞したドイツ出身のフランスの元子役俳優,数学者ウェンデリン=ウェルナー(Wendelin Werner),表面積や有界変動関数の理論,最適制御や力学系における安定性理論研究で知られ,アメリカで活躍したイタリアの数学者ランベルト=チェザリ(Lamberto Cesari),二項ソレノイドのトポロジー,位相群,確率論,統計分野で活躍したオランダの数学者デビッド=ファン=ダンツィヒ(David van Dantzig),厳格な数学教育でも知られ,女性の数学(の大学)教授の最初の1人であったアメリカの数学者,天文学者エレン=アマンダ=ヘイズ(Ellen Amanda Hayes)の誕生日。秋分の日・祝日ながら通常授業日。3時半前,WebClass内での編集が機能しなかった,既にこの時間帯にupdateされているのだろうか。みずほのトラブル,やはり勘定系か・・・。IIARS総会・役員会の案内が届く。昼,研究会発表論文の件でゼミ生来室。途中,明日の数学演習授業SAの件でMaple談義少々。その学生のMapleクラウド版インストールがうまく成功しなかった。原因不明。で,Maple_Japanに個人的に問合せしようとしたら,その方の電話番号を紛失していた。ルーム生から連絡が入り,急遽ルーム面談@zoom。自己点原稿修正依頼が入る。用語の統一は必須でしょう。明日の(僕はないけど)数学演習授業5クラス開始で諸連絡が飛び交う。しばらくして,3人寄れば文殊の知恵といわれるので,2関係では相関が生じなくとも3つがそろって初めてナンらかの関係が生じることもある。こんかことから,3相関係数なるものを定義して,3種の偏相関係数との差を調べてみる。同時に偏相関係数を射影ベクトルとの内積としての解釈の別解釈を考えてみた。引き続きEuler導来関数$L$の計算。


24日 3次方程式,4次方程式の解法を示し,代数学の著作物アルス・マグナ出版により,数学発展の大きな改革をもたらしたイタリアの数学者,医師ジェロラモ=カルダーノ(Girolamo Cardano),数学の業績はほとんどなかったがFarey数列で知られるイギリスの地質学者,アマチュア数学者ジョン=ファレイ(John Farey),抽象代数学への絶大な貢献者エミー=ネーターの父であり19世紀の代数幾何学の指導者の1人であったドイツの数学者マックス=ネーター(Max Noether),複素解析,特に楕円関数,モジュラー関数,保型関数の研究で活躍したドイツの数学者ロバート=カール=エマニュエル=フリッケ(Robert Karl Emanuel Fricke),微分方程式論,解析空間,制御理論の研究に貢献したポーランドの数学者タデウシュ=ワゼフスキ(Tadeusz Wa{"r}ewski),複素解析,微分方程式,数理物理に携わったドイツ生のアメリカの数学者メナヘム=マックス=シファー(Menahem Max Schiffer),古典群のホモトピー群におけるボットの周期性定理,アティヤ・ボットの不動点定理等,トポロジーと微分幾何学で根本的な貢献とともに数理物理学の新視点を開拓し,スティール賞を受賞したハンガリーの数学者ラウル=ボット(Raoul Bott)の誕生日。起き掛けに,あることでX大学能楽研究所に連絡してみた。8時半,構内のコンビニに出かける。ほぼ1か月半ぶり。いつものようにKO2シフトだった。コンビニを出て研究室へ向かう途中,これまた久しぶりにU助教に会ったので少し立ち話。その後,2時限から5時限までのSA業務で見えていたゼミ生と少し打合せ。某先生のリモート演習授業を少し参観。途中,M先生と来年度授業実施環境の相談。Y大学某研究所のZ先生からご連絡をいただき,早速Kさんにその旨連絡。良い方向に話が運ぶといいな。夜,今日2期初めて実施されたリモート演習授業5クラスの実施状況が担当者間で相互共有される。W教授よりJINSEが受託する国プロの件で連絡が入る。


25日 解析学と代数学双方において様々なトピックに取組んだウクライナ生の数学者アレクサンドル=マルコヴィッチ=オストロフスキー(Alexander Markowich Ostrowski),クラメールのV(/連関係数)等,主として統計学で知られるが,確率論や統計学で活躍したスウェーデンの数学者,アクチュアリー,統計学者カール=ハロルド=クラメール(Carl Harald Cram{\'{e}}r),再帰曲線や空間充填曲線でのハーン・マズルキエヴィッチの定理等,トポロジー,解析学,確率論で活躍したポーランドの数学者ステファン=マズルキエヴィッチ(Stefan Mazurkiewicz),英国教会神父で,数多くの線織面等を発見し,代数幾何の基礎的分野で活躍したアイルランドの数学者ジョージ=サーモン(George Salmon)の誕生日。ある人が「この世に光速より速いものは1つだけあります。それは宇宙の膨張速度」と呟いていた・・・。なるほどな・・・。某先生は昨晩も徹夜してたようだった。学生からWebclassのあるボタン操作に関する質問が来てた。WebClassを開けば,マニュアル(34頁)があり,その16頁に説明が書かれている。何か新しい機器やソフト/アプリを購入すれば,使用/利用するにあたっては−ふつうは−チョットしたマニュアル的なパンフや冊子を読むものだ(100頁以上になると躊躇うが拾い読みはする)。LMS(WebClass)を利用している授業は数多くある。1期の授業では,学生の多くは(多分)読まないまま/知らないままWebClassを利用していたんだということがよく理解できた。指定教科書を購入しないまま授業を受講しているようなものだ・・・。午後,環境システム学科非常勤のC大・S先生がご挨拶で来室。最近上梓された本をご恵贈頂く。謝謝。午後遅くから会議@zoom/打合せ2本。久しぶりに熊谷駅前で外食。


26日 トポロジー分野で活躍し,数学への深い洞察から生まれた新しい数学教育の開拓者でもあったイギリスの数学者ブライアン=グリフィス(Brian Griffiths),数論で活躍し,ポリヤ予想の反証で知られているイギリスの数学者コリン=ブライアン=ハセルグローブ(Colin Brian Haselgrove),数論とマクマホンのマスター定理等で知られる組合せ論分野で活躍したイギリスの数学者パーシー=アレクサンダー=マクマホン(Percy Alexander MacMahon),マルファッティの円やqマルファッティの問題で知られる等の幾何,確率,力学に取組み,5次方程式の解法にも挑戦していたイタリアの数学者ジョバンニ=フランチェスコ=ジュゼッペ=マルファッティ(Gian Francesco Malfatti)の誕生日。朝,いつも待機してくれているYタクシーは2台後ろで待機となっていたので,初めてのタクシーに乗車。迂回して東京駅。新幹線車内は旅行で嬉しそうなご高齢グループを見かけた。車中では偏相関ベクトルの確認計算。熊谷駅からはSタクシーで9時に研究室へ向かい,すでに仕事されていた白木洋平教授といくつか打合せ。他の先生方も数人見えられていた。昼過ぎには,白木先生は帰宅された。UPしていた授業PDF資料に挟んであったFormsに不具合があると学生から報せがあったのでしばらく別Formsで修正作業。その他,授業関係作業を済ませ,他業務や計算等で一日が終わる。


27日 数値解析で最も知られるイギリスの数学者ジェームズ=ハーディ=ウィルキンソン(James Hardy Wilkinson),数学教員として勤務後ドイツへ留学,第2次大戦後,母国へ戻り,解析,確率論,測度空間研究活動の他,様々な数学トピック執筆を務めたギリシアの数学者,数学教育者デメトリオス=アンドレウ=カポス(Demetrios Andreou Kappos),微分方程式と積分方程式の研究で活躍し,二項分布に関連する離散直交多項式・クラフチュクでも知られるウクライナの数学者ミハイロ=ピリポビッチ=クラフチュク(Mykhailo Pilipovich Krawtchouk),幾何学の研究,数学教育カリキュラム立て直しおよび教科書執筆で知られるニュージーランドの数学者ヘンリー=ジョージ=フォーダー(Henry George Forder),ワイエルシュトラスのアイデアを発展させ変分法に重要な貢献をし,ハーン・バナッハの定理でよく知られるオーストリアの数学者ハンス=ハーン(Hans Hahn),偏微分方程式や複素関数論研究に取組み,アメリカ数学協会初代会長を務めたアメリカの数学者アール=レイモン=ヘドリック(Earle Raymond Hedrick),射影幾何学,代数関数,解析全般,力学で活躍し,アペル多項式等で知られるフランスの数学者ポール=エミール=アペル(Paul Emile Appell)の誕生日。早朝3時過ぎ,AC棟へ向かう。入り口で棟内巡視を終えた防災センターの宮アさんに会った。お久しぶり2。「Gmailを使っているとGoogleに個人情報や製品の購入情報が保存される」とあった。ある程度の個人情報は仕方ないにしても,他サイト経由の購入情報までとは知らなんだ・・・。8時半,1・2時限授業SAにM1氏とともにKO2シフトの構内コンビニで昼食材を購入。1・2時限の微積演習,学部コンピュータ室からリモート授業だったので,最初の設定等少し手間取った。もう一人のSA・M2氏は自宅からのSA業務だった。早速何人かの学生が演習問題をオンラインでうまく解答説明をしてくれ,とりあえず順調に進んだ感はあった。関西アクセントの発表学生やSAがいて少し親近感が湧いた。授業後,SA2名が授業のレビュー資料を作成。EMaT事務局より試験実施の連絡が入る。どうしようかな。シラバスには記載したけど,コロナとも絡みで扱いに悩むな・・・。


28日 カリフォルニア大でのZadeh教授との共同研究を出発点に,ORにおけるファジーデータ解析,ファジーシステム等,ファジーに関する様々な研究を通してファジー理論への重要な貢献で知られる日本の数学者田中英夫(Hideo Tanaka),プラズマ物理学,ソリトン方程式,漸近解析,超現実数等,数理科学の基盤とされる分野での貢献甚大なアメリカの数学者,物理学者マーティン=デビッド=クルスカル(Martin David Kruskal),偏微分方程式を多くの側面から研究し,またクーラント数理科学研究所創設者の一人としても知られるドイツ系アメリカの数学者カート=オットー=フリードリッヒ(Kurt Otto Friedrichs),純粋数学から応用数学研究へと移り,数理統計や力学分野で活躍したオーストリアの女性数学者,統計学者ヒルダ=ガイリンガー=フォン=ミーゼス(Hilda Geiringer von Mises),多項式解に関するブダンの定理で知られるフランスのアマチュア数学者フェルディナンド=フランソワ=デジール=デ=ブダン=ボアローラン(Ferdinand Franccois Desire Budan de Boislaurent)の誕生日。中高1年先輩のX議員がある派閥を脱退したことがニュースで流れた。X議員の議員としての国会活躍履歴を考えてもニュースにするようなことかな?と思う。昼過ぎ,学部事務室で次年度カリキュラム/時間割/SA/e-ラーニングの件で種々打合せ。来週のI社とのVPN打合せ日程が決まる。14時半から第3回図書館運営委員会。閉会後,議事録作成。各委員会に伴う教授会報告用議事録作成,それなりの時間を費やす。日本数学会からのメールには何人かの研究者が海外で設置されている賞を受賞したと報告されていた。知らない賞もあった,でも,それだけ数学研究者が増え,数学研究対象分野が増えてきたということなんだろう。週末日曜日の研究会発表原稿の件で種々連絡が入る


29日 組合せ論,確率論,エルゴード理論,位相力学で活躍し,ウルフ賞(数学),アーベル賞等を受賞したドイツ生のアメリカの数学者ヒレル=ファステンバーグ(Hillel Furstenberg),多くの統計解析手法を考案し,経済学と統計学に重要な貢献を果たしたアメリカの数理統計学者ハロルド=ホテリング(Harold Hotelling),代数幾何学で活躍し,射影的なスコルザ多様体の研究で知られるイタリアの数学者ベルナルディーノ=ガエターノ=スコルザ(Bernardino Gaetano Scorza),ダフィット=ヒルベルトの下で,非ユークリッド幾何学に関して学位取得した最初の女性研究者の一人であったアメリカの女性数学者アン=ルーシー=ボスワース=フォッケ(Anne Lucy Bosworth Focke),超楕円曲線やクンマーの4次曲面(ゲッペルの4つ組)等の研究で知られるドイツの数学者グスタフ=アドルフ=ゲッペル(Gustav Adolph Gopel),2階微分方程式の固有値問題であるスツルム・リウヴィル問題で知られるフランスの数学者ジャック=シャルル=フランソワ=スツルム(Jacques Charles Francois Sturm)の誕生日。故・守谷良二先生の5回忌。文部科学省「令和3年度 全国学力・学習状況調査」報告書では「家にある本の冊数が多い児童生徒ほど,教科の平均正答率が高い傾向がみられる」と報告されていた。本学でもRSTを実施すれば大学生でも同じような結果になるのでは・・。10時から品川校舎でEP委員会。昼食は皆でカキフライカレー。休憩中,IRの進め方疑問点について雑談。終了後,熊谷校舎へ向かう。駅からは久しぶりのCタクシーだった。15時過ぎ,次期首相候補が決まったようだった。リトアニア国防省が「中国製スマートフォンのアプリには特定の単語を検閲する仕組みがあった」と報告した。これに類するイタズラはに日本でも起きうる。その辺に転がっているアプリは勿論のこと信頼されうるシステムだったそうだ。ほとんどの関係者がアルゴリズムの中身までチェックせず,しかも仕様通りの出力がなされているかしかみてないからだ。ゲームアプリでよくある隠しコマンド等もその類だし,古くはサラミテクニックで銀行を欺いた開発者(プログラマ)等もいるではないか・・・。龍谷大学が生理用品の無料サービス「OiTr」をキャンパス内700カ所へ設置とアナウンスをしてた。


30日 対称空間上の幾何学と解析で知られ,対称空間上の微分方程式の基本的存在定理を示すため新しい積分幾何学的手法を開発し,また,これらの方程式の等長変換群の表現に関する新しい諸結果をもたらしたアイスランドの数学者シーグルドゥル=ヘルガソン(Sigur{\dh}ur Helgason),工学部での研究から数値解析への著名な貢献で知られるイギリスの数学者レスリー=フォックス(Leslie Fox),ブルバキの1人で代数的位相幾何学,ホモロジー代数に大きな業績を残し,圏論の創始者の1人でもあったポーランド出身のアメリカの数学者サミュエル=アイレンベルグ(Samuel Eilenberg),ヘリンジャー積分,ヘリンジャー距離を導入する等,積分,ヤコビ形式のスペクトル理論,連分数等の研究で知られるポーランド生まれの数学者アーンスト=デイビッド=ヘリンジャー(Ernst David Hellinger)の誕生日。環境システム学科時代のゼミ生で今日が誕生日だった学生が3名いた。某大学での公募について連絡が入ったので,学会MLで流していただくことに。昼,天納之士講師より十勝のロングドライソーセージを頂く。謝謝。午後,ゼミ生A氏が10月3日の研究会発表の件で来室。発表PPTや原稿誤植等の確認。夜,数学補習講座受講者ゼロの報告が・・・。0時直前はまで何名かの先生が仕事されていた。深夜を過ぎてしばらくまで,研究会原稿の件で5件ほど連絡が入る。