2021年 6月  ... To live in memories of the lonesome times (I can't stop wanting you) it's useless to say So I'll just live my life in dreams of yesterdays ...  2 3 4 5 6


 1日 ティッチマーシュの畳込み定理も有名であるが,解析的整数論,フーリエ解析等,解析学分野研究で知られるイギリスの数学者エドワード=チャールズ=ティッチマーシュ(Edward Charles Titchmarsh),ハーン・バナッハの定理で知られ,関数解析を専門としたオーストリアの数学者エードゥアルト=ヘリー(Eduard Helly),代数幾何学や楕円関数論を専門とし,その中でも特に不変式論に取組んだイギリスの数学者エドウィン=ベイリー=エリオット(Edwin Bailey Elliott),グーダーマン・エシェリッヒの座標等の導入で球面/双曲幾何学の研究に取組み,その一方でルートヴィッヒ=エドゥアルド=・ボルツマン,エミール=アダルベルト=ミュラーと共にオーストリア数学会創設にも尽力したオーストリアの数学者グスタフ=フォン=エシェリッヒ(Gustav von Escherich),ロシアで最初に力学への幾何学的アプローチを開発し,力学上の諸問題解決に取組んだロシアの数学者オシップ=イワノビッチ=ソモフ(Osip Ivanovich Somov)の誕生日。Youtubeの中で時々聴く「永遠の嘘をついてくれ」が流れる拓郎の2006年つま恋ライブ。拓郎のライブはどれも好きだけど,このライブでは主役であるはずの拓郎が人気を攫われたとする中島みゆきの登場シーンがカッコよく何故か胸が熱くなる・・・。もうトシちゃんかな。東大では全学生を対象に今年度から基礎的な労働法教育(ワークルール教育)を開始したそうだ。東大ではいつも文科省の政策を先取りの形で新しい試みを始めているから,やがて他大学も追随するのかな。民間等から幅広くDX人材を急募している各省庁。しかし,農水省はDXの要にシステム開発経験ゼロの33歳係長を据えた。こういう人事は省庁特有なのだろうけど,ボクなら開発経験ゼロの方を登用しない。失敗すると思う。統計質保証推進協会理事長の美添泰人先生から(コロナ状況下での)統計検定試験実施についてのアンケートが入る。昼過ぎ,昨日の授業SAの残務整理でA氏が少しだけ見えた。Sandor J., Crstici B., Handbook of Number Theory II, Kulwer Academic Press (2004)が届いた。少々高かったけど,それなりの価値はある。著者に感謝。Euler's totient functionの章を読む。今年度に実施される学長選挙についての案内が公示された。事務長は辞令交付で品川校舎に出張されていた。



 2日 可換形式群の本田理論,有限体上のアーベル多様体における本田・Tateの定理等で知られる日本の数学者本田平(Taira Honda),アーヴィン=コーエンと共に素イデアルのGU・GD定理の証明を簡素する他,可換環論や代数幾何学,その他微分環論,数学史の研究で知られるアメリカの数学者アブラハム=ザイデンバーグ(Abraham Seidenberg),古典的プラトー問題の解の存在の研究で知られるハンガリーの数学者ティボル=ラド(Tibor Rado),微分方程式に関する教科書で最もよく知られていたイギリスの数学者ヘンリー=トーマス=ハーバート=ピアジオ(Henry Thomas Herbert Piaggio)の誕生日。来年から年金手帳が廃止になって,基礎年金番号通知書に切替わることのことだけど,これに伴うシステム切替,最近の色々なところで勃発しているシステムの不具合や曾っての年金問題を考えると信頼できないなぁ・・・。「都市には固有の微生物パターンが存在する,指紋のように微生物から都市を特定することも可能」らしい。都市に限らず,田舎,代々続く旧家なんかもそういうことになるのだろう。旧い大学なんかもそうなのかな・・・。微生物には限らないだろな・・・。8時半,構内のコンビニに出かけた。店員の小倉さんや小林さんに「この前の獄激辛坦々やきそば食べました?辛くなかったですか?」。購入したままで,まだ食べてなかったので「まだ食べてないので・・・」「私たち食べたんですけどね,とても辛すぎて食べられなかったんですよ。ついてるソースは半分くらいでいいかも・・・。」気をつけよう。ついでに,今日入った新商品を教えてもらった。温かい麺類も復活したとのことだったので,それも購入。9時からゼミ@zoom。料理店や居酒屋の大きな収入源は出される料理とかではなく,アルコール飲料だというのは常識だけど,やはり,コロナで飲酒禁止を遵守したら,大幅収入減のお店が続出だという・・・。当たり前ではないか。料理店や居酒屋の多くは主にアルコール類の提供による収入でもっているんだから・・・。


 3日 有限群論,特に群のコホモロジー理論を専門としたオーストリア/イギリスの数学者カール=ウォルター=グルーエンバーグ(Karl Walter Gruenberg),ソビエト時代の反体制派で,代数的整数論と代数幾何学を専門としたロシアの数学者イゴール=ロスチスラヴォヴィッチ=シャハレビッチ(Igor Rostislavovich Shafarevich),実解析と確率論の研究に携わったイギリスの数学者ハリー=レイモンド=ピット(Harry Raymond Pitt),ロビンソン・シェンステッドアルゴリズムを含む,対称群の組合せ論と表現論の研究で有名なカナダの数学者ギルバート=デ=ボーリガード=ロビンソン(Gilbert de Beauregard Robinson),代数幾何学と確率論に取り組んだイタリアの数学者サルヴァトーレ=チェルビーノ(Salvatore Cherubino),数学ジャーナルMathesisの編集者で,非ユークリッド幾何学,数学の歴史,微分方程式について幅広く執筆されたベルギーの数学者ポール=マンション(Paul Mansion)の誕生日。H大学A教授が早期ガンが発見され,先日手術したと連絡が入った。もうすぐ退院できるとのこと。お大事に。サーバへの不正アクセスで情報流出というニュース,大手だけが問題になってるように見えるけど,中小はニュースになってないだけの話で,大学もこれからはこういうインシデントが増えてくると思うよ・・・。内も老舗の契約サーバ会社に任せてあるから安心という姿勢は止めたがいい・・・こういうことに関して大学が聖域という保証はないんだから・・・。大学がステークホルダーや大学を離れていった人々とコミュニケーションをうまく取れてなければさらにそのリスクがふえてゆくようだ気がする・・。リベンジ系のランサムウェアも少なからずあるようだから・・・。今日から(学内では旧知の)M新学部事務長が着任。ご挨拶。


 4日 フィールズ賞受賞者で混合Tateモチーフに関する予想,ミルナー予想の解決,Bloch-Kato予想の部分的解決,モチーフ的ホモトピー論の展開や混合モチーフ複体からなる三角圏の理論を与える等の業績を残したロシア出身の数学者ウラジーミル=ヴォエヴォドスキー(Vladimir Aleksandrovich Vojevodskij),力学系と数理物理学に取組み,Ten Martini問題を解決したことでも知られるソビエト生まれでアメリカの女性数学者スヴェトラーナ=ヤコブレブナ=ジトミルスカヤ(Svetlana Yakovlevna Jitomirskaya),有限幾何学の研究から,後に数学教育へシフトし,若き数学者を育成するための著作物等(例えば,邦題「めざせ,数学オリンピック!」)で知られるユーゴスラビア/ドイツの女性数学者ジュディタ=コフマン(Judita Cofman),ヤコビ多項式におけるアスキー・ギャスパー不等式等の特殊関数やアスキー・ウィルソン多項式等の直交多項式の研究で知られるアメリカの数学者リチャード=アスキー(Richard Askey),代数的トポロジー,特にマイヤ・ヴィエトリス完全列やヴィエトリス複体等での貢献で最もよく知られ,103歳で三角多項式和についての論文を発表する等,長寿であったオーストリアの数学者レオポルド=ヴィエトリス(Leopold Vietoris)の誕生日。雨。午前,N大学N教授からお電話。新聞は購入してないので,月数本迄無料で読めるというデジタル版新聞/ビジネス雑誌をたまに読む。それは,A新聞とか,NK新聞やNK新聞系ビジネス雑誌だけど,M新聞には(月数本迄)無料というのはなく,触りの部分だけ公開していて,購読契約との交換で読めるという方法をとっている。だから最近はM新聞デジタル版の見出しを見ても心惹かれない・・・。もう亡くなられてしばらく経つW氏の夢を見た。早朝,B病院へ。雨のせいか一番乗りだった。しかし,いつもより検査が多く,その分遅くなった。それでも10時前には研究室着。「霞が関、テレワーク調査日だけ人出減 事前通知「明日だけは」」というニュースが出ていた。これを見てもわかるように未だに霞が関のデータリテラシが如何に不毛なのかってことを如実に物語っている。数理資本主義を掲げ,国民に「AI・数理・データサイエンス」教育の号令をかけているお膝元がこれでは心もとないな・・・。


 5日 圏論研究で活躍したオーストラリアの数学者グレゴリー=マックスウェル=ケリー(Gregory Maxwell Kelly),現代的組合せ論とグラフ理論の創始者の一人であるフランスの数学者クロード=ジャック=ロジャー=ベルジュ(Claude Jacques Roger Berge)の誕生日。曾って見た(と覚えている)夢の続きを知りたいとも思う。個人情報を相手を騙して入手する魂胆見え見えのメール・・・,FBではよく「騙すカス」や中東あたりから友人申請が来る。公正取引委員会が行政の情報システム発注での囲い込みを懸念して調査を始めたという。気持ちはわかるけど,下手な競争を生んで,障害ありありのシステム開発がおこなわれてはどうしようもない・・・。大手にはそれなりの信頼感があるし・・・。もしするなら,まずはゼネコンに対して・・・してみたら・・・と思う。F社とD社がAC205教室の調整に来校されていた。緊急事態宣言再延長が終了するまでは本学も人流制限に協力ということで土曜日の事務室はリモート対応になった。今日は諸事情で一部の管理職の方が例外的に見えていたけど。U-24×ガーナのサッカー国際親善試合。日本が勝ったけど,コロナ疲れで親善に徹したガーナだったような気がする。久保のコメントでもガーナの厳しさが足りなかったという気持ちが滲みでていた。


 6日 雨。ZF集合論においては選択公理と同値であるツォルンの補題で知られるドイツの数学者マックス=アウグスト=ツォルン(Max August Zorn),力学系軌道の安定性理論の構築や確率論での研究で知られているロシアの数学者アレクサンドル=リャプノフ(Aleksandr Mikhailovich Lyapunov)の誕生日。twitterで某大学教員が「成績に不可を付けるときは,一人一人に特記事項として教員がこれだけ頑張らせようと努力したけど力及びませんでしたと始末書みたいなもん書かせる大学があって、びっくり。何度もメールしたけど課題出させることができませんでした、試験できませんでしたみたいな。教育工学の教員が決めたんだって。」と。このような大学があるとは信じられない。この事実を文科省が知ったら,どのような反応をするだろうか・・・。ボクが見てきた経験では,手取り足取りで指導されてきた院生は(多分ほとんどが)優秀な研究者にはなりえていない。この事実を元にすれば,大学教育が研究者を育てることが目的ではないにしろ,ご明察諸氏には,成人した(18歳以上の)学生への教育はどういったものであればいいのか,ある程度類推できよう。日曜日早朝の東京駅,先週よりも人出は少なかったような気がする。今日はBeck'sでカツサンドと珈琲Rを買って10号車フラット車両に着席。熊谷駅南口のセブンで週1回ペースの食料品買い出し。この店では3000円以上の購入だとビオレuやわらかウェットシートが頂ける。少し前までは,秩鉄のSL Paleo Expressクリアファイルだった。 熊谷で(立寄る)他店ではこういったサービスはない・・・と思う。南口で研究室へ着くなりN大学N教授から電話が入る。Mapleのplot3dで少しばかり遊んでみる。


 7日 環論と数理論理学分野での活躍だけでなく幅広い分野での研究で知られるイギリスの数学者ジョン=セドリック=シェパードソン(John Cedric Shepherdson),ハイネ・スティルチェス多項式に出てくるヴァン=ヴレック多項式等,関数論や微分方程式の分野での研究で知られるアメリカの数学者エドワード=バー=ヴァン=ヴレック(Edward Burr Van Vleck)の誕生日。8時半,構内のコンビニに出かけ食糧買出し。今朝も担当はOさんとKさん。Kさんのジーパンは新しめだった。よけいなお世話か。それにしても品数が少なくなった・・・。調整中と書いてはあったけど。研究室へ戻り。2時限目からの授業準備。授業中に課題をこなす学生が増えてきた・・・。寝ている学生よりはまだマシか。将来の再生医療への備えとして,iPS細胞の作製保管サービスを始める民間企業が出てきたらしい。まだ再生医療のできる医療技術者もごく僅からしいので,登録年齢上限を18才未満位にしといたら・・・。あるThue方程式の整数解の評価をしていたら,(ボクの計算では)驚くべきことにこの方程式は殆ど整数解を持ちえないことが判明。自分でも疑わしい結果・・・。誰か反例を作ってくれないかな・・・,もしくはボクの議論の誤謬を指摘してくれないかな・・・。今日の最終授業は先週と違いほぼ予定通りに終える。やっと固有値とその応用あたりへ突入できた。目を開けてるのが辛いぐらい目が疲れる。私学振興事業団から,薄っぺらい長期療養御見舞が届いた。7点から1点選べるカタログギフトだった。M先生のご尽力により新学部AC関係の某件が一つ更新された。


 8日 数学的解析,確率論と数理統計学における顕著な研究アメリカの数学者・統計学者サミュエル=カーリン(Samuel Karlin),二項係数/ガウス係数やべき乗の一般化に取組んだアメリカの女性数学者グロリア=オリーブ(Gloria Olive),当時ハーバード大学と提携関係にあったラドクリフカレッジで女性で3人目の数学博士号を取得。後年,目の見えない学生に数学を教えるため点字等新しい教育方法を開発したイギリスの女性数学者エレノア=ペアマン(Eleanor Pairman),数学者ジョージ=ブールの娘で,学位は取得しなかったが,ドイツで生まれた超多面体の概念をpolytoteとして導入し,4次元幾何(多面体)の研究を続けたイギリスの女性数学者アリシア=ブール=ストット(Alicia Boole Stott),アーサー=ケイリーの下で研究を続け,イギリスで数学の博士号を取得した最初の女性であり,後に,ブリンマー大学創設のため渡米し,女性の数学教育を含むアメリカの数学発展に影響を与えたイギリスの女性数学者シャーロット=アンガス=スコット(Charlotte Angas Scott),複素数の幾何学的解釈を複素平面とベクトルの点として記述した最初の人物で,デンマーク/ノルウェーの測量士(地図製作者)・数学者カスパー=ヴェッセル(Caspar Wessel),惑星軌道の研究から2つの固定点からの距離の積が一定である曲線(カッシーニの卵形線)の研究に取組んだイタリアの数学者・天文学者ジョヴァンニ=ドミニコ=カッシーニ(Giovanni Domenico Cassini)の誕生日。真夏日が予想される朝。知人が賞賛していたので,詩人・最果タヒの「きみの言い訳は最高の芸術」(河出文庫)を読んでみた。読後,昨日の(疑惑の?)計算結果をもう一度見直し。リモート勤務のお陰で家庭の光熱費が上昇したままだっていう話をよく聞く。抑えるために家庭内ではなるだけ動かずに過ごし。寝ることも多くなったと。会社や組織体も,経営者側は組織内での(耳障りのよい)省エネをアピールして経費を抑え,社員や組織構成員の家庭内で生じる経費の上昇には目もくれない。抑えた経費は社員や組織構成員の好まざる経費負担の上に成り立っていることにも配慮すべきだろう・・・。慶應義塾大が5万人の教職員対象にワクチン接種を開始するとのことだ。医学部も擁する総合大学ならでは。勤務先の総合大学への道は・・・道半ばか,それともそのような道はないのか・・・。大学の時計は止まったままなのだろうか・・・。プロレタリア(ばかりを育てる)大学になってはいけない。明日予定の教職員健康診断。港区のワクチン接種が入ったので,キャンセルを伝えに保健室の村田さんのところまで諸書類持参で出かける。研究室へ戻る途中A先生にお会いしたので少し雑談。


 9日 サイクルを用いた代数関数論の研究によって(純粋数学の)数学博士号を取得した最初のアイルランド生まれの女性であると現在考えられているアイルランド系カナダの女性数学者ミューリエル=ケネット=ウェールズ(Muriel Kennett Wales),数々のハーディ・リトルウッド予想で知られ,ゴッドフレイ=ハロルド=ハーディとの長年にわたる共同研究では夙に知られ,解析学,数論,フーリエ解析,組合せ論と幅広く各論の先駆者となったイギリスの数学者ジョン=エデンサー=リトルウッド(John Edensor Littlewood),代数方程式の解法・ホーナー法でよく知られているイギリスの数学者ウィリアム=ジョージ=ホーナー(William George Horner),ロシアで出版された数学の最初のガイドを書いたロシアの数学者/教育者レオンティ=フィリッポビッチ=マグニツキー(Leonty Filippovich Magnitsky)の誕生日。朝,研究室の窓ガラスにカラスのフンが2筋・・・。ネットで調べると風に飛ばされてガラスに付着することがあるそうだ。このAC棟の窓掃除はいつ頃だろうか・・・。それまでは益々窓ガラスが汚れてゆくな。港区の生涯学習センター(ばるーん)へ出かけ,第1回目のワクチン接種。すでに2回目の方々もいた。結構早くから申込んでいたんだな。「館内ではお静かにお願いします」という貼り紙が掲示されていたにもかかわらず会場内はザワザワしてて少し煩いくらいだった。その張本人は大勢いるインカムヘッドセット着用のスタッフだったと思う。出口で大塚製薬提供のカロリーメイトと港区防犯協会提供の携帯ティッシュを頂いた。熊谷駅南口からのSタクシー,少し運転が粗かったかも。15時過ぎから3号館ICT教育研究Labで,後藤教授,青木講師と共にソリッドレイ研究所の新社長・伊藤氏と山本氏にご挨拶。ついでに,同室設置の環境システム学科VRシステムを久々のレビューする。


10日 ニコラ=ブルバキのメンバーの一人で,代数幾何学におけるカルティエ因子でも知られるフランスの数学者ピエール=エミール=カルティエ(Pierre Emile Jean Cartier),スペクトル解析,(常・偏)微分方程式や様々な固有値の数値計算等の研究で知られるイギリスの数学者ウィリアム=ノリエ=エベリット(William Norrie Everitt),クレモナ変換とセヴェリの結果を拡張する等,代数幾何学を専門としたイギリスの数学者ジョン=グリーンリーズ=サンプル(John Greenlees Semple),純粋数学と応用数学の両面,また数学史研究においても重要な貢献をしたロシアの数学者ウラジーミル=イワノヴィッチ=スミルノフ(Vladimir Ivanovich Smirnov),主に群論,数学文化史の研究で知られるスイスの数学者アンドレアス=シュパイザー(Andreas Speiser),非特異代数曲線の研究にシータ特性を導入し研究を続けたドイツの数学者ヨハン=ローゼン=ローゼンハイン(Johann Georg Rosenhain)の誕生日。新生・株式会社TOKIOの3人によるフマキラーのCM,3人のそれぞれの表情が半端なく緊張感見え見え。CMとして失敗作だと思う。大学数学科後輩で,農林中央金庫IT&Systems企画課長としてデータサイエンティストとして活躍された後,現在,Hidden Iviesとして知られるセントルイス・ワシントン大学で院生をされているH氏と久々に連絡を取る。13時より学内の第1回CP委員会@zoom。14時12分に閉会。対面授業が実施されないのは義務不履行として,学生が大学を提訴というニュースが出た。(建前上)文科省も対面授業を大学に求めているので,大学としては何らかの説明が必要だったのは明白だけど,既に21年前(2001年3月)から大学設置基準では卒業単位の半分(60単位まで)を「多様なメディアを高度に利用して,当該授業を行う教室等以外の場所で履修させることができる」と改正し,同時に「教室等以外の場所で履修させる」と付言している。この当時から信州大や有名私大が先鞭をつけて遠隔やオンデマンド授業を積極的に進めていたのに,こういった授業スタイルを大学内で徹底してこなかったことが原因の一つとも言える。本学もそうだと思う。コロナ後の大学教育は大学教育の見直しと共にさらに加速されるのではばいか。こういった授業システム構築に投資を怠った大学,ともすれば対面授業にこだわり続け,リモート授業に反対しててきた多くの教員にも非があろう。


11日 オスカー=ザリスキの指導の下で代数幾何学,幾何的不変式論の研究を続け,フィールズ賞を受賞したイギリス出身のアメリカの数学者デヴィッド=ブライアント=マンフォード(David Bryant Mumford),有限群論研究で知られるドイツの数学者ヴォルフガング=ゲシュッツ(Wolfgang Gaschutz),ゲーム理論の研究で著名なアメリカの数学者ルーファス=フィリップ=アイザックス(Rufus Philip Isaacs),代数幾何学,特にクレモナ変換に取り組んだイギリスの女性数学者ヒルダ=フィービー=ハドソン(Hilda Phoebe Hudson)の誕生日。聞き飽きた政府方針の枕詞,いつも骨太,骨太と言ってるわりには,骨粗鬆症気味・・・。「算数チャチャチャ」というが1973年に子供等の間で歌われていたということだ。歌詞を読むと,平方根や三角関数がでていて,とても算数ではない・・・。でも,この頃の子供等がよく歌ってたということは,少なくともこの頃には将来中学高校で学ぶであろう三角関数を事前に暗記していたことになる・・・。今思えば,あなおそろしや。9時,自宅に消防設備点検の係員と管理人が来室。5分ほどで終了。いつもと違う時間帯のせいか東京駅構内は気持ち混んでいた。やはり人流はそれなりにスゴい。わぉ。熊谷駅南口からの乗車したSタクシー,乗務員のKさんは顔馴染みだったので,わざわざボクの歩き始めたところまでバックして乗せてくれた。謝謝。大学ACに着いたところで丁度某先生にお会いしたので研究会のことで少し雑談。通勤途中で購入していたサクランボを差入れ。午後,N大学N先生より少し心配な連絡が入る。


12日 ヒルベルト第13問題の解決,ハミルトン力学系での業績,特にKAM理論とアーノルド拡散の発見,また特異点理論に関する貢献によりトムのカタストロフィー理論を一変させ,シンプレクティック幾何学の牽引役としてのアーノルド予想やミラー対称性への貢献,様々な分野で業績を挙げたロシアの数学者ウラジーミル=イーゴレヴィチ=アーノルド(Vladimir Igorevich Arnold),確率論におけるホーフディングの不等式でも知られ,ノンパラメトリック統計の創始者の一人とされるフィンランドの統計学者ワシリー=ホーフディング(Wassily Hoeffding),数理論理学におけるリンデンバウムの補題,リンデンバウム・-タルスキ代数で知られるポーランドの数学者アドルフ=リンデンバウム(Adolf Lindenbaum),20世紀初頭の位相幾何学への多くの貢献で知られるポーランドの数学者ジグムント=ジャニシェフスキー(Zygmunt Janiszewski),アーベル関数の理論に貢献したドイツの数学者エルンスト=エドゥアルド=ウィルテリス(Ernst Eduard Wiltheiss)の誕生日。極々早朝,ACに到着後IDカードを研究室に忘れていたことに気づき,インフォメーションセンターでカードキーを借用。昨晩も某先生が徹夜してたようで,研究室の灯りが煌々とついていた。大学後輩でもあるラグビー男子15人制日本代表チームアナリスト・浜野俊平氏と連絡が取れ,2期に担当する授業「データサイエンティストの世界」でデータサイエンティストとしてのお話をして頂くことが出来そうだ。しばらくは合宿・遠征日程でお忙しいとのことだ。30年程前のNHKみんなのうたで,星うらないキラキラという歌があったらしい。占いは今でも一般に世間では寛容だけど,それでも広く歌われる歌になってしまうと今の時代ではどうなんだろう・・・。仕事のしやすい長く静かな早朝の時間。最近はそれでも,とても短く感じるようになってきた。ボク的にはとても困る。朝6時,借用したカードキーをインフォメーションセンターへ返却に出かける。借用したときとは別の方が受付にいた。いつものことではあるけれど「お身体大丈夫ですか?」と心配された。病院から急いで戻り,某会議@zoom。早めに終わらせたけど,結局予定時間に都内へ戻ること能わず。諦める。


13日 論文誌投稿せずにArXivでPreprint を発表,Poincare予想を含む幾何化予想の解決宣言,幾何学への貢献とリッチ・フローの解析的かつ幾何的構造への革命的な洞察力でフィールズ賞受賞したロシア出身の数学者グリゴリー=ペレルマン(Grigori Yakovlevich Perelman),その研究生活は映画「ビューティフルマインド」(実話ではない)でも紹介され,ゲーム理論の研究でノーベル経済学賞を受賞したアメリカの数学者ジョン=フォーブス=ナッシュ(John Forbes Nash),確率論におけるデ=フィネッティの定理で知られるオーストリア出身・イタリアの数学者(確率論),統計学者ブルーノ=デ=フィネッティ(Bruno de Finetti),ピンシェル多項式の一般化であるハンバート多項式で知られ,楕円関数や特殊関数の理論に取組んだフランスの数学者ピエール=ハンバート(Pierre Humbert),ギネスビール社の醸造技術者として品質管理のために少量のサンプルを処理するための(論文のペンネームstudentの)t検定を考案,小標本を扱うことの重用性に気づき,その研究の端緒を切り拓いたイギリスの統計学者ウィリアム=シーリー=ゴセット(William Sealy Gosset),電磁気学,光学,気体分子運動論等で革新的な研究を行ったイギリスの数学者ジェームズ=クラーク=マクスウェル(James Clerk Maxwell),医師でありながらヤング率,光の干渉におけるヤングの実験等,弾性力学に関する研究でよく知られているイギリスの数学者・物理学者トーマス=ヤング(Thomas Young),多面体におけるシュタイニッツの定理も知られているが,体論の一連の研究により,現代代数学の基礎概念を構築されるドイツの数学者エルンスト=シュタイニッツ(Ernst Steinitz)の誕生日。朝から,授業で用いる小テストの問題作り。途中,休憩がてら,メガネ購入に出かける。ある計算ノートの確認依頼も兼ねて久しぶりにA大学Z教授と電話で近況その他長話。海外の知人から日本におけるレイシズムのことを憂うメールを頂く。日本はやはり遅れてるんだな・・・。今日は学部研究室には多くの先生方が見えられていた。18時過ぎ,2クラス分の問題作成・印刷製本がとりあえず終わる。


14日 解析的整数論や保型函数における業績で知られ,1950年にフィールズ賞受賞したノルウェーの数学者アトル= セルバーグ(Atle Selberg),帰納的可算集合と計算の複雑さの理論を研究しイリノイ大学の数学科を牽引したフランス生まれのアメリカの女性数学者ルイーズ=シュミール=ヘイ(Louise Schmir Hay),特に確率過程論に関する研究が夙に有名で,その成果が後にマルコフ連鎖として知られるようになったロシアの数学者アンドレイ=アンドレエヴィチ=マルコフ(Andrei Andreyevich Markov)の誕生日。オックスフォード大学の実験心理学者グループが「高校で数学を「捨てる」と重要な脳内物質が減少する」という研究結果を発表した。この脳内物質は遺伝するのだろうか・・・。(5階にある)研究室の窓を開けっ放しにしておくと,いつのまにかfruit flyが入ってきて五月蠅い・・・。この高さでも ハエ蚊は生息してるのか・・・。立正大吹奏楽部の勧誘用Youtubeを見た。結構いい。吉見俊哉著「大学は何処へ」(岩波新書)を少し眺めた。小林亜星氏が亡くなった。先月らしい。自宅近くのツムアインホルンでよくお見掛けしました。RIP。曾っては,筆記試験終了後,数時間で結果を発表してたものの,大量も落ちたので,今日実施した小テストはじっくり採点するので1か月ほどはかかるだろうな・・・。監督補助をしていただいた方々。謝謝。禁止していたにも関わらず,実施中机の下でスマホをずっとイジていた学生がいた。普段もそなのだろう・・・。平素から注意される友人がいないことはある意味の不幸なのかもしれない・・・。すおいえば,4・5時限目の数学演習,いつも出席しているE部学生・K氏が欠席していた。少し心配。A大学Z教授より電話,昨日依頼の件だった。数学の場合,議論の真偽確認は大切。謝謝。第2回情報環境基盤センター運営委員会@Teamsの案内が入る。昨年から指摘しているが,契約上のお金だけ支払って殆ど利用されていない教育用ソフト@端末室。デメについてはそれなりに対応すべきだろうと思う。


15日 第2次世界大戦中にアラン=チューリング等共に暗号解析に携わり,この頃に現在ネットワーク解析の原点となるトラフィック解析研究を創始したが,戦後,戦時中の暗号解析に関わる発表は国家安全保障の観点から禁止されたため研究が中断されたことが不幸であったが,死後「忘れられた天才」と評価されたイギリス系アメリカ人の数学者ウィリアム=ゴードン=ウェルチマン(William Gordon Welchman),等差数列上に現れる素数に関するディリクレの定理を一般化したガロア拡大体でのチェボタレフ密度定理を証明したウクライナの数学者ニコライ=グリゴリエビッチ=チェボタレフ(Nikolai Grigorievich Chebotaryov)の誕生日。朝6時,WebClassのサーバ調子悪し。13時前,野球部アドバイザ・石松明長氏と会い,1・2年生の練習をネット裏で少し観戦。1年マネージャ・K氏ともご挨拶。その後,研究室へ戻り,石松氏より石松農園(立正 熊谷分場)で獲れたジャガイモを沢山頂く。謝謝。30分ほど,四方山話。遅い昼食の後,学部事務室へ出かけ,明日のICT推進委員会資料の件相談,教務委員の松尾先生と相談。5階へ戻り,教務補助員・H氏と打合せ。曾ってのイデアル論の詳述書・GilmerのMultiplicative Ideal Theory がリメイクされ,Brewer-Glaz-Heinzer-Olberdingの編集で Multiplicative Ideal Theory in Commutative Algebra として蘇っていたので購入した。学生時代,これは1000頁はあろう枕にもなりそうな赤い表紙の分厚い本で,購入することもできなかったので,学部の4年間借りたままで様々な( 永田雅宜先生が作りだす環とは違う意味で)初等的な環の例を沢山学習したことを思いだした。


16日 確率過程のスペクトル分析と高速フーリエ変換の導入で有名であり,統計解析でもジャックナイフ法,テューキー検定等多くの手法を開発したアメリカの数学者・統計学者ジョン=ワイルダー=テューキー(John Wilder Tukey),研究初期にはガロア方程式の研究に取組み,(目立った成果は得なかったが,)関係してピアポント素数($2^u3^v+1$)の研究等を経て,後期には非ユークリッド幾何学研究に取組んでいたアメリカの数学者ジェームズ=P=ピアポント(James P Pierpont),グラフ理論の基礎的貢献をし,特にピーターセングラフでよく知られているが,数学の幅広い分野でも研究に取組んだデンマークの数学者ジュリウス=ピーター=クリスチャン=ピーターセン (Julius Peter Christian Petersen)の誕生日。朝7時,すでに数名の先生方は研究室で仕事されていた。何人かの先生にニュートン法を教えられるご予定か伺った。予想はしていたけど,皆さん否定的だった。以前,大学へ向かう森林公園始発のバスに乗車されていた学部事務長と早朝バスの件を話すと,コロナ以来,(ご家族の希望もあって)クルマで通勤されるとのことだった。確かに,免許持ってる人は皆クルマで大学へ来てるな・・・。9時前からゼミ。10時過ぎ,FJ社O氏,S氏,A氏が来室。2期の授業の件で打合せ。昼のICT委員会はメール審議。13時半より教授会。終了後,研究所所員会議。夕方,ラグビー部の件で,担当のM先生が来室。少しお話。M先生もラグビー男子15人制日本代表チームアナリスト・浜野俊平氏のことはご存知とのことだった。先日の小テスト結果をWebClassにUP。


17日 代数学,特に体論の研究で知られ,一方で多くの数学の教科書を著したことでも知られるスコットランドの数学者イアン=トーマス=アーサー=カーペンター=アダムソン}(Iain Thomas Arthur Carpenter Adamson)米国統計協会にウィルクス記念賞が設置され,尤度比検定でのウィルクスの定理を始め,数理統計学への多くの重要な貢献で知られるアメリカの数学者・統計学者サミュエル=スタンレー=ウィルクス(Samuel Stanley Wilks),ホッジ理論を構築し,後の代数幾何学・微分幾何学に大きな影響を与えたスコットランドの数学者ウィリアム=ヴァーランス=ダグラス=ホッジ(William Vallance Douglas Hodge)の誕生日。現在使用している「データサイエンスのための数学」(講談社),日本最初のデータサイエンス学部で採用されているということで,今年度は「微分積分学」の授業で指定教科書として採用している。しかし,私見では,その中に所謂DSのための(基礎)数学としては相応しくない学習項目もある。それで,昨日早朝,数名の先生方の研究室を訪問して,その学習項目の教授採否を伺ってみた。一日検討して,この項目は1年生のDS数学ではのための数学としては教授しないことにした。「南極大陸の発見者はポリネシア人,7世紀初頭に到達」という研究結果。イギリスのブランスフィールド,アメリカのパーマー,ロシアのベリングスハウゼン等が発見していたとする,いかにも欧米中心の地球の見方がおかしいのであって,そもそも南極近くの島々に住んでいた人々が,(ポリネシアに限らず,オーストラリア原住民や南アメリカ大陸原住民等が)気づいていたのがごく自然な話。アメリカ大陸発見もそうだ。・・・。天気予報で熊谷は曇り後晴となってるけど,熊谷の朝は雨。会員制の天気情報受信者は兎も角,一般メディアでの天気予報でも,もう少しエリア毎の天気予報を詳細に伝える工夫をしてほしい。これは会員制天気情報サイト契約者増加への布石なのかなぁ。午後,ICT委員会の件で教務補助員・H氏と打合せ。学会のTransactionの件で関係者と数時間やり取り。


18日 女性数学者協会の創設メンバーの一人であり,微分幾何学における曲線研究から出発して,後に分配多元環の研究で知られるようになったアメリカの数学者アリス=ターナー=シェーファー(Alice Turner Schafer),リーマン面の研究に準共形写像と微分幾何学的手法を導入,タイヒミュラー空間理論や幾何学的関数論分野への貢献で知られるドイツの数学者ポール=ジュリアス=オズワルド=タイヒミュラー(Paul Julius Oswald Teichmuller),ベクトル解析と3次元微分幾何学の研究で活躍したオーストラリアの数学者チャールズ=アーネスト=ウェザーバーン(Charles Ernest Weatherburn),指導教授・ガッツマーの下でらせん曲線に関する研究でドイツで数学の博士号を取得した(エミー=ネーター等とともに)最初の女性の1人であるとされ,公民権運動家でもあった女性数学者フリーダ=ヌーゲル(Frieda Nugel)の誕生日。午前,いつもの大門の床屋へ。上野東京ラインの赤羽−大宮間事故で新幹線利用。車中で議論に抜けのあった計算の見直し。熊谷南口からのタクシーはSタクシーのKさんだった。四方山話しながら大学へ。高崎午後。学部コンピュータ室の不具合の件で,設定をマネージした情報システム課・S氏に来階願って色々確認。明日早朝確認することに。その他にもいろいろと注文。少なくとも510室は学部(の予算で設置した)コンピュータ室なので,情報システム課が学部に相談することなく勝手に設定している現状については一度責任者に謝罪をして頂きたいとも伝えた。


19日 代数的トポロジーを専門とし,グラフ理論や他分野での応用にも積極的に切り拓いていったイギリスの数学者デレク=アーサー=ウォーラー(Derek Arthur Waller),特に剰余有限の無限群研究で活躍したアメリカの数学者フランク=レヴィン(Frank Levin),ヒルベルトの第3問題,リーマン・ゼータ関数の研究で知られているデンマークの数学者ボルヘ=クリスチャン=ジェッセン(B{\o}rge Christian Jessen),デザイン理論,有限幾何学,強正則グラフの導入等のグラフ理論,誤り訂正符号理論の研究においてアメリカで活躍したインドの数学者,統計学者ラジ=チャンドラ=ボース(Raj Chandra Bose),メリン変換という積分変換を導入する等,関数論研究で知られ,ヘルシンキ工科大学長を務めたるフィンランドの数学者ロバート=ハジャルマー=メリン(Robert Hjalmar Mellin),数学の多くの分野に影響力のある貢献し,また円錐断面と射影幾何学に取組み,フェルマーとのやり取りで確率論の基礎を築いたことでも知られるフランスの数学者,哲学者ブレーズ=パスカル(Blaise Pascal)の誕生日。早朝AC棟。今日も徹夜されてる先生方がいた。で,昨日のコンピュータ室の件を確認した。OKだった。しかし,他の不具合が見つかった。こういうパッチ仕事は止めてほしい。不具合Aを修正したら,不具合Aが生じる前には問題なかったBに不具合が生じる・・。パッチで修正せざるを得ないような設計思想そのものが,どうかな・・ていう感じ。こういう人々は下手にアジャイルなんかに手を出さないでほしい。時々届く学生からの数学授業の質問。中学高校で一体どういう数学授業を受けてきたのか疑問に思ってしまう・・・。基礎的な数学や(リーディング・スキルとしての)国語を一から教える時間は(教えることはやぶさかではないけど,残念ながら)持ちえないし,それはデータサイエンス学部設置申請にあたって文科省からも指摘されたこと。だからリメディアル的な(単位を伴う)授業の設置は認められなかったのだから・・・。時々,数学の楽しさを教える書籍やサイトや人々がいるけど,楽しさのツボは,笑いのツボが人それぞれであるように数学の楽しさ・美しさを感じる感性は強制して伝えるモノではないだろうに・・・。Webから40年続けていたYahoo!会員退会手続きしたのに,いまだに毎月数先生引き落とされている。かなりの数がいるだろうボクと同じ立場の人・・。Yahoo!はこういうところでも人知れず儲けているのかな・・・。野球部明日から3日間2部1位との入替戦だけど。大丈夫かな・・・。「白菜やキャベツのルーツはどこ? アブラナ属の謎をDNAで解明筑波との試合,2-0で勝利したとのことだった。サッカー部のHPでは試合結果が掲載されていない。今日かクラブのHPはすべて貧困すぎる。サッカー部は色んな意味での日本一を目指しているとのことだった。駅伝部員が今日出場した第202回東海大学長距離競技会(5000m)の結果を拝見。記録ではDS1年・牛崎竜空氏が頑張ってた。部全体が関学連でのメジャーな試合でも早く活躍を見せてもらいたいものだ。


20日 関数解析を専門とし,ステファン=バナッハ賞を受賞したイギリス・アメリカの数学者ナイジェル=ジョン=カルトン(Nigel John Kalton),偏微分方程式論(特に非線形楕円型)研究で知られるオーストラリアの数学者ニール=シドニー=トラディンガー(Neil Sidney Trudinger)の誕生日,論理代数とコンピュータ科学の数学的基礎を与える研究で知られるオーストリア生まれでポーランドの女性数学者ヘレナ=ラシオワ(Helena Rasiowa),Loewy長,Loewy分解,Loewy構造等で表現論を研究したドイツの数学者アルフレッド=ローウィ(Alfred Loewy),幾何学,特にReye配置でも知られる射影幾何学の研究で知られるドイツの数学者カール=セオドア=レイ(Karl Theodor Reye)の誕生日。都内は雨。早朝の東京駅も人出が増えてきた。熊谷駅南口からのタクシーは,S社で乗務員はKさんだった。最近は何故かKさんとよくお会いする。オープンキャンパス(@Web)なので,それなりにお手伝いの学生さんも来校してた。5階の先生方もそれなりに少なからず見えていた。路上生活者のワクチン接種問題,気候は温暖化でも,国・自治体のありようは寒冷化・・・。自然科学と社会科学をごっちゃにしたような論文が論文と称して増産されつつある・・・。困ったことだ。時々チェックするGigazine。興味を引く記事を紹介してるけど,結局は「まだ,XXXXXかもしれない」的な記事が多すぎるのが難。


21日 非線形双曲線保存則に対する近似解の収束率で知られていて,1994年秋にUCLAの准教授として就く予定の同年4月にネパールでトレッキング中に死亡し,その後イスラエル数学会にハイム・ネッシャフ賞が設置されたイスラエルの数学者ハイム=ネシャフ(Haim Nessyahu),RDBモデルでの正規化の他,変分不等式,相転移モデルやヒステリシス理論に重要な貢献をしたチェコ共和国の数学者パベル=クライチ(Pavel Krejci),Hajosの定理を一般化する等,アーベル群や環論分野に貢献しながら若くしてなくなったハンガリーの数学者ティボル=スゼル(Tibor Szele),数値解析,無限小解析,エルミート行列に関連する方程式,微分方程式等,多くの分野で研究を行い,多面体の分解と再構成 (シザーズ合同) の下での多面体の等価性に関するマックス・デーンの理論に独自の貢献をしたイタリアの数学者オノラト=ニコレッティ(Onorato Nicoletti),幾何学の研究と教育で活躍したイタリアの数学者ジュゼッペ=ブルーノ(Giuseppe Bruno),ポアソン分布,ポアソン方程式で知られるフランスの数学者,統計学者シメオン=ドニ=ポアソン(Sim{\{e}}on Denis Poissonの誕生日。授業前,熊谷市内に出かけてX銀行で所用を済ませ,タクシーで大学へ。FB知人のW氏が小城武彦著「衰退の法則」(東洋経済新報社)を紹介していた。大学にもあてはまるだろうと思い購入することにした。今日も遅くまで授業。


22日 ファジー理論を専門とし,ファジートポロジー開拓者の一人とされるイギリスの女性数学者メアリー=ウィン=ワーナー(Mary Wynne Warner),応用数学や数値解析,偏微分方程式の数値解法を専門としたイギリスの数学者アンドリュー=ロナルド=ミッチェル(Andrew Ronald Mitchell),現在ヤコビアン予想と呼ばれている内容を初めて予想し,代数幾何学,トポロジー分野で活躍したドイツの数学者エデュアルド=オット・ハインリッヒ=ケラー(Eduard Ott-Heinrich Keller),解析的整数論の研究やバッハマン・ランドウの記号の導入で最もよく知られているドイツの数学者ポール=グスタフ=ハインリッヒ=バッハマン(Paul Gustav Heinrich Bachmann),1976年にSerre予想(Quillen-Suslinの定理)を解決し,高次代数的K理論に関する功績により,フィールズ賞やコール賞を受賞したアメリカの数学者ダニエル=グレイ=キレン(Daniel Gray Quillen)の誕生日。Teams不具合で情報システム課・小林氏にチューニングして頂く。謝謝。そのチューニング中に,管財の東川部長が来室。熊谷の案件で来熊されたということだった。しばらく久しぶりのお話。15時から第2回情報環境基盤センター運営委員会。16時に終了。委員会が開催されるたびに委員会報告書作成提出,これも気持ち的には少々負担。次回の学部ICT委員会議題案をICT教務補助員・H氏と打合せ。MapleJapan社・K氏より,最新のMaple2021がリリースしたと連絡あり。東都野球1・2部入替戦,1部の2校が2部優勝の日大に負け,日大の1部復帰が決定。立正,東洋大は降格。


23日 偏微分方程式の第一人者であり,数理生物学の分野のパイオニアであるフランスの数学者ブノワ=ルシアン=アルバート=ペルサメ(Benoit Lucien Albert Perthame),偏微分方程式や数理生物学への貢献もあるが,特に計算可能性の研究から提示したチューリング・マシンで知られ,生存中不遇な時期もあったが,その功績から,現在,計算機科学分野での名誉ある賞としてチューリング賞が設置されているイギリスの数学者アラン=マシスン=チューリング(Alan Mathison Turing)の誕生日。夏至を過ぎて2日。また冬至迄,夜が少しづつ長くなってゆくと思うと気が滅入る。そういえば,「人が暗闇を恐れるのは光に対する脳の反応が関係しているかもしれない」という可能性段階の論文が発表されてた。昔のノーベル賞(生理学・医学部門)受賞研究が誤っていたという例が示すように,医学栄養学関係の諸説が時代が進むと共に否定されたり,覆されたりしているのは周知の事実だけど,最近もまた食品のカロリー表記はすでに50年ほど前から,誤りであると指摘されているにも関わらず,食品業界が無視し続けているという記事が出ていた。現在も使用されているそもそものカロリー計算は「食べた人間の便から失われた熱量」を計算した実験がベースになってたとのことだ。本来のカロリー計算の難易度が高いからなのか・・・。8時半構内のコンビニへ。今朝はOOK(おざわ・おぐら・こばやし)シフトだった。9時からゼミ。zoomと対面の混合。10時半過ぎから,5階会議室で北村学部長,原田教授,白木教授,水上事務長,地域連携研究センター・後藤センター長+馬場課長とともに熊谷市役所のS部・M部長を始め8名の方々と意見交換会等を1時間強。


24日 専門は幾何学全般でアメリカ数学会会長も務め,ヴェブレン階層などでも知られるアメリカの数学者オズワルド=ヴェブレン(Oswald Veblen),第2次世界大戦時はアラン=チューリングとともに暗号解読で活躍し,戦後は貨幣学の研究に勤しんだイギリスの女性数学者ジョーン=エリザベス=ラウザー=マレー(Joan Elisabeth Lowther Clarke Murray)の誕生日。米軍がUFOは本物で脅威だという報告書を提出したとのことだ。その内容では,米軍の1000年先をゆく「驚異の技術能力」を有しているとのこと。何故コンタクトを取って,その技術をご教授いただくようにできない?・・・。午後,情報システム課・S氏と共に学部コンピュータ室導入ソフトの再確認。コンピュータ室教務補助員H氏にもリストを見ながら確認をお願いすると,いくつかの不足があった。15時過ぎから雷雨。次第に強くなってきた。その後,S氏と学部事務長・M氏とで依頼事項の相談。1時間後,M事務長から土曜日の別打合せで調整あり。先日の熊谷市との意見交換会のときにも議題にあがった共創の場形成支援プログラムの件で学部長からの指示,H教授による草案が関係者間で飛び交う。


25日 実験の最適設計に携わったフィンランドの数学者および統計学者グスタフ=エルフビング(Erik Gustav Elfving),単位円板上の直交多項式や調和関数の研究で知られるイギリスの数学者サミュエル=ヴァーブランスキー(Samuel Verblunsky),ヘルベルト=ザイフェルトとともに代数的トポロジーに取り組み,1934年に執筆したその教科書は今でも広く読まれているドイツの数学者ウィリアム=リチャード=マキシミリアン=ヒューゴ=スレルフォール(William Richard Maximilian Hugo Threlfall)の誕生日。やはり以前のように混み始めた東京駅。熊谷駅南口からのタクシーはSタクシーだった。最近はSタクシーばかりだ。熊谷市内にはタクシー乗車場が駅前ロータリーしかないので,拠点営業に頼らざるを得ないのかもしれないけれど,その弊害なのか,最近はKタクシーやCタクシーとはご縁がない・・・。研究室へ着くなり,情報システム課・S氏に来室願って,1時間強,いくつか調整。S氏が帰室された後,10時半から第35回大学等におけるオンライン教育とデジタル変革に関するサイバーシンポジウム「教育機関DXシンポ」@Webexに参加。13時4分閉会。東北大学のコロナ対応,職域接種の現状発表もあり,文科省のGIGAスクルール構想や教材学習データ解析の話題も増えてきた。ただ,この学習データ解析については利活用に対する教員の発想が従来の教育工学っぽくて残念だった。また,ここんところ海外/国内学生からの発表も増えてきた。教育だから学生側の不平不満だけでなく建設的な視点も欠かせない。


26日 幾何学とグラフ理論の分野の研究で知られ,ウラムと共に提出したグラフの再構成問題で知られ,彼自身は部分的には解決したアメリカの数学者ポール=ジョセフ=ケリー(Paul Joseph Kelly),リー代数で重要な結果を示し,二次形式の理論や代数的関数体での業績,ヴィット代数やヴィットベクトル等で知られるドイツの数学者エルンスト=ヴィット(Ernst Witt),モデル理論誕生のトリガーともいわれるレーヴェンハイム・スコーレムの定理で知られ,数理論理学研究で有名なドイツの数学者レオポルト=レーヴェンハイム(Leopold Lowenheim),ラマヌジャン・ピーターソン予想(一般ラマヌジャン予想)や保形形式のピーターソン内積で知られるドイツの数学者ハンス=ピーターソン(Hans Petersson),代数学全般,代数関数体の相互法則等の代数的整数論分野で活躍し,後にラメ関数の研究に携わったドイツの数学者ヘルマン=ルドウィック=シュミット(Hermann Ludwig Schmid)の誕生日。早朝出かけると,いつもは徹夜していたX先生はいらっしゃらず,今日はお休みだった。twitterで小学生と思われるお子さんがローマ字でデジタルネイティブな間違え方をしているとして紹介されていた。40年近く情報処理を教えてきてて,このような間違いをしている大学生を数多く見かける。小学で学習しているはずなんだけど,下手にパソコンをイジっている間にローマ字そのものを勘違いして自修していることが原因だと思う。ヘボン式についても今一つ学習できていない大学生なんかも・・・・。総務省が2020年国勢調査の速報値を昨日公表した。しかし,信州大・鈴木治郎教授がツィートしてたように「・・・マークシートとウェブで集めたデータの速報値を出すのに8ヶ月かかっている。日本の統計管理組織はやばい。」。データクレンジングというより,バイアスデータへの変換を行っているのではないかと思える公表までの期間の長さだ・・・。15時から白木教授,水上事務長,菅野学事課長と1時間打合せ@zoom。その後,届いたNewton8月号を読む。ABC予想とIUT理論が特集されていたので購入しあたけど,ボク的には目新しいことはなく,未だ真偽については学会を二分してることには触れず,「真」派のプロパガンダのよウニも思えた。その後,T大・F教授と明日の研究会の件で下打合せ。減量されたとかで,お元気そうだった。


27日 微分演算子やスペクトル理論で活躍したロシア(ウクライナ生まれ)の数学者アレクサンドル=ヤコブレビッチ=ポヴツナー(Aleksandr Yakovlevich Povzner),一般多角数の研究で有名なアメリカの女性数学者ロイス=ウィルフレッド=グリフィス(Lois Wilfred Griffiths),グラム・シュミットの正規直交化で有名であるが,リーマン・ゼータ関数や周波数特性曲線の研究でも知られるデンマークの数学者/法学者ヨルゲン=ペダーセン=グラム(Jorgen Pedersen Gram),時系列平滑化において当時未知であった(初期バージョンと解釈される)モンテ・カルロ法を用いていたアメリカの数学者/統計学者エラストゥス=ライマン=デ=フォーレスト(Erastus Lyman De Forest),世界初の数学会であるロンドン数学会の初代会長を務め,同学会では最も有名なド・モルガン賞が設置される等,ド・モルガンの法則でも有名なイギリスの数学者オーガスタス=ド=モルガン(Augustus De Morgan)の誕生日。11時半からIIARSの研究会。29名の参加者だった。地理学科・U先生の発表も洗練されてて秀逸だった。学生の方々の発表や意見も大変参考になった。ただ,ディスカッションの時間が短く設定したことが悔やまれた・・・。終了後,タクシーで熊谷駅南口へ。バス停近くで環境システム学科2年のI氏に会ったので,一緒に南口迄向かう。学生と駅で別れ,駅ビルで所用を済ませ,再びKタクシーで大学へ戻る。(家族が)コロナで1年間休んだままの乗務員がいるとか,10年くらい前にボクがテレビに出ていたのを見ましたとか・・,四方山話をしながら大学へ向かう。


28日 2010年にベトナム人としてはじめてフィールズ賞を受賞,その後クレイ研究賞も受賞し,現在はフランスとベトナム国籍を持っている数学者ゴ=バオ=チャウ(Ngo Bao Chau),エミール=アルティンを父に持ち,代数幾何学分野の研究で有名なアメリカの数学者ミハイル=アルティン(Michael Artin),積分の概念の一般化であるルベーグ積分論を創始したフランスの数学者アンリ=レオン=ルベーグ(Henri L{\'{e}}on Lebesgue),若くしてミッタク=レフラー賞を受賞し,特に関数解析の研究で知られるアメリカの数学者エイナール=カール=ヒレ(Einar Carl Hille),近似理論と数値解析の分野における先駆者の1人とされるアメリカの数学者エリオット=ワード=チェニー(Elliott Ward Cheney),作用素論やトポロジーで重要な貢献があり,仮説検定の一つであるカイパー検定も開発したオランダの数学者/統計学者ニコラス=ヘンドリック=カイパー(Nicolaas Hendrik Kuiper)の誕生日。昨晩のインフォメーションセンター夜勤担当はMさんらしかった。8時半,構内のコンビニへ。いつものようにOOKシフトだった。いつの間にか麺神が無くなってた。日本の人口が減りつつあるらしく,世界のトップ10からも脱落したとのこと。在留外国人がすべて日本国籍になれば少し違う話になるのかも。数学は未定乗数法関係の単元だったけど,ミクロ経済との関係を話すると少しだけ学生の顔を上向きになった・・・。某省から取組みが必要と指摘を受けていた事項の一つ,木曜日からTeamsを用いた数学の補習授業的なものが始まるとのことだった。担当してくださる先生方,2人とも数学科の後輩だけによろしく哀愁。ゼミ生から明日来学との連絡あり。


29日 高次元のホモトピー群の発見,ホモトピー群とホモロジー群を結ぶフレヴィッツの定理等,代数的トポロジーに重要な貢献をしたポーランドの数学者ヴィトルト=フレヴィッツ(Witold Hurewicz),主な研究分野は力学系の理論とスペクトル理論で,2014年にラテンアメリカ初となるフィールズ賞を受賞したブラジルの数学者アルトゥル=アビラ(Artur Avila Cordeiro de Melo),チェックコホモロジーが有名であるが,チコノフの定理を最初に証明,ストーン-チェックコンパクト化手法の導入する等の業績でも知られるチェコの数学者エドアード=チェック(Eduard Cech),ケンブリッジ大学留学中,カール=ピアソン等による数理統計学の強い影響を受け,帰国後,マハラノビス距離を提案する等,インドにおける統計学理論を推進したインドの数理統計学者プラサンタ=チャンドラ=マハラノビス(Prasanta Chandra Mahalanobis),アメリカ数学会・Transactionの編集者,アメリカ数学協会会長等を務め,抽象代数学分野で多くの影響力の結果をもたらしたアメリカの数学者サイラス=コルトン=マクダフィー(Cyrus Colton MacDuffee)の誕生日。「座っている時間が長いほど死亡リスク増加」という研究者の報告があった。座位時間と健康の関係は昔から有名な事実らしい。座位時間が増えつつあるこの頃,少し不安ではある。日本がIT先進国とは言えないことは周知の事実のようだけど,国防にまで影響しているようだ。国防だけどはないんだけどね・・・。教育現場もね。DX化についての議論で取組みが始まっているけど,その前に,その基盤となる(人も含めた)ICTインフラを整備してないとIT化に毛の生えたものしかならないと思えるけど・・・。大学にしても,既に文科省から3年前から「AI・数理・データサイエンス」についての全学的取組みを勧められているいるにも関わらず,まったく耳を貸さない大学もあるくらいだから・・・。そんな大学がDX化なんてチャンチャン可笑しい・・・のでは? 毎朝毎日,あの頃を後悔する日々が続く・・・,those were the days .... 今になっては,・・・若い時にナンというつまらない日々を過ごしてきたんだってことを・・。熊谷での職域接種の話を聞かないなと思ってたら,コーセーがグループ会社・アルビオン熊谷工場実施するらしかった。でも結局はまだ実施できないとのこと。職域接種も政府の恥ずかしい拙攻拙守が目立つな。13時,ゼミ生A氏が来室。研究室雑務を少しお手伝い頂く。謝謝。14時からU社と学部・M事務長+K課員+白木教授+学事・S課長と打合せ。昨日の補習授業の報告があった。少し残念な報告だった。M省にこの件はどのように報告されるんだろう・・・。ワクチン接種の確認メールが入る。


30日 夏越の祓。1年の折り返し。結び目理論と低次元トポロジーを専門とするアメリカの女性数学者/数学教育者アビゲイル=A=トンプソン(Abigail A Thompson),戦時中は日本の紫暗号を破ったことでも知られ,戦後,リーマン面の研究からマクベス曲面に名を残したイギリスの数学者アレクサンダー=マレー=マクベス(Alexander Murray Macbeath),主に代数学分野で活躍したが,数論,関数論,幾何学,確率論等多方面で幅広く成果を残し,ロシア数学オリンピック創設者の1人でもあったロシアの数学者/数学教育者ドミトリー=コンスタンチノビッチ=ファデーエフ(Dmitrii Konstantinovich Faddeev),微分幾何学とトポロジーの研究でよく知られ,国際数学連合の副会長も務めたルーマニアの数学者ゲオルゲ=ヴランセアヌ(Gheorghe Vrancean),スイス数学会の初代会長を務め,数論研究で最もよく知られたスイスの数学者カール=ルドルフ=フューター(Karl Rudolf Fueter),ピアニストでもあり,数論,組合せ論,数学史等幅広い分野に興味を示したイギリスの数学者ジェフリー=トーマス=ベネット(Geoffrey Thomas Bennett)の誕生日。早朝,熊谷を出て都内へ戻る。タクシーのワイパーを気まぐれに動作させる程度の小ぬか雨。9時半に都議選期日前投票に出かけ,10時15分から,新橋・港区学習センターで第2回目ワクチン接種。ファイザーのはmRNAで作られているから数年は持つそうだ。新幹線で熊谷へ戻る。車内でもそれなりの声で会話が聞こえてくるようになった。南口から乗車したCタクシーの乗務員Xさんはワクチン接種は7月29日が第1回目で,申込んでから接種迄随分時間がかかるんだよね,熊谷は・・・と,ボヤいていた。大学へ着くと,学会のTransaction No.2 vol.1が届いていた。謝謝。未だにPPAPメールが届く。大学が脱PPAPに遅れているのはしょうがないにしても,大手の会社さんが・・・。日本が遅れているというより,スピード感がなさすぎるんだよな・・・。昨年発表され,来年4月から施行される改正個人情報保護法,大学も一応対応しておいたほうがいいんではないかと思うけど。罰金50万が1億円と200倍にハネ上がったことだし・・・。駅で購入してたプラムを学部事務室とじゅごゆ支援室に差入れ。