2021年 5月  ... To live in memories of the lonesome times (I can't stop wanting you) it's useless to say So I'll just live my life in dreams of yesterdays ...  2 3 4 5 6


 1日 散乱理論,純粋/応用数学を幅広く研究し,可積分系,流体力学,衝撃波,ソリトン,計算科学,数値解析,関数解析学等に及ぶハンガリーの数学者ピーター=ディヴィッド=ラックス(Peter David Lax),アメリカの大学から数学の博士号を取得した2番目のアフリカ系アメリカ人女性でコンピュータを利用し先駆的な様々な計算を行った数学者イブリン=ボイド=グランビル(Evelyn Boyd Granville),流体力学や航空力学等の力学系を中心とした応用数学分野の微分方程式に取り組んだドイツの数学者ハンス=ハーバート=シューベルト(Hans Herbert Schubert),数学の普及啓発と数学史の書籍最もよく知られているアメリカの数学者モリス=クライン(Morris Kline),代数幾何学や射影微分幾何学に取り組んだイタリアの数学者ルイージ=ベルゾラーリ(Luigi Berzolari),ヤコビの楕円関数表等いくつかの数表作成,流体力学におけるミルン・トムソン円の定理等も知られ,有限差分の計算の研究,応用数学に関するいくつかの古典的な教科書の執筆でも知られているイギリスの応用数学者ルイス=メルヴィル=ミルン=・トムソン(Louis Melville Milne-Thomson)の誕生日。新年度になってのこの1か月,大した結果は得られなかった。新型コロナウイルスの感染拡大もあり,三井住友信託銀行が研究機関を支援する信託商品の取り扱いを始めた。さらに,寄付方法に関するニーズの多様化を考慮してこれまでの遺贈寄付に加え,万一の際に財産の一部を簡便に寄付できる「遺言代用寄付信託」の取り扱いも始めたということだ。立正は加わってないというか,加えられてない。いつになっても文系総合大学を標榜している場合でないと思うけどナ・・・。一般的には現実に存在しないと思われている虚数を観測(@量子力学)できたという話が出てた。数学的に存在するものは必ず現実に存在しているはずだってことかな・・・。15時20分頃,港区近辺驟雨+土砂降り。が,直ぐに陽が差し始める。10時台の宮城沖地震で東北新幹線がストップし,その影響で上越・長野新幹線も遅延。



 2日 フランスの主任税務官,アマチュア数学者でブレーズ=パスカルの父エティンヌ=パスカル(Etienne Pascal),数学者からギリシャ最初の数理生物学者で,彼の著書「生物のかたち」(On Growth and Form)は生物学者と数学者の両方に大きな影響を与えたダーシー=トムソン(D'Arcy Wentworth Thompson),解析と整数論の研究で著名なオーストラリアの数学者ジョン=レイモンド=ウィルトン(John Raymond Wilton),最初の応用数学研究所Istituto per le Applications del Calcoloの創設者で,ピコーンの等式やスツルム・ピコーンの比較定理でも知られ,優れた数学教育者でもありイタリアの著名な幾人かの数学者を育てたイタリアの数学者マウロ=ピコーン(Mauro Picone),ゼッケンドルフの定理で知られるようにフィボナッチ数に関する研究で知られるベルギーの医師・数学者
エドゥアール= ゼッケンドルフ(Edouard Zeckendorf),トポロジーやグラフ理論(ザランキエヴィッツ問題は彼に因んで名づけられた)を研究したポーランドの数学者カジミエルツ=ザランキエヴィッツ(Kazimierz Zarankiewicz)の誕生日。5・6年前からメディアからはsの情報は知っているけどeスポーツも最近注目を集め出した。日本eスポーツ学生連盟学生eスポーツ連盟等いくつかの学生団体があるけど,統一的な活動にならないのだろうか・・・。既得権に固執したいのだろうか・・・。でも,立正大はまだ,どの団体にも参加していないようだ。宮城沿岸でまひ性貝毒が検出されたそうだ。潮干狩りも危ないだろうし,例の原発処理水の海洋放出との関係も調査してほしい。ACも3号館もいつもの先生方は見えていた。


 3日 憲法記念日。マイケル=アティヤとともに行ったアティヤ・シンガーの指数定理の研究でよく知られているアメリカのアーベル賞受賞数学者イサドール=シンガー(Isadore Manuel Singer),Banach空間におけるDvoretzky過程等,関数解析,確率・統計分野の研究でもよく知られているロシア生まれのイスラエルの数学者アリエ=ドヴォレツキー(Aryeh Dvoretzky),タイヒミュラー理論,双曲幾何学,エルゴード理論,シンプレクティック幾何学での研究でフィールズ賞を受賞し,国際数学連盟が,イラン数学協会・女性委員会の提案により,氏の誕生日を数学界における国際女性デーと制定したイラン出身の女性数学者マリアム=ミルザハニ(Maryam Mirzakhani),解析学に多くの業績を残し,ヴォルテラ積分方程式に名を残し,他に結晶の転位の概念を導入し,生態学に数学の手法を用い生物個体数を解析するロトカ・ヴォルテラの方程式などに名前を残すイタリアの数学者・物理学者ヴィト=ヴォルテラ(Samuel Giuseppe Vito Volterra),アルキメデスの公理の名付け親でもあり,シュトルツ・チェザロの定理でも知られ,無限小や解析学に取組んだオーストリアの数学者オットー=シュトルツ(Otto Stolz),独創的なアプローチで微分方程式論を専門とした日本の数学者南雲道夫(Mitio Nagumo)の誕生日。休日でも構内で授業チャイムや学生へのコロナ対応アナウンスは流れている。ある人が呟いていたけど,「バイトだろうが準社員だろうが,数ヶ月で辞めていようが,多くの人が「元リクルート」っていうよなあ。」・・・確かにそうだ。古くは鉄腕アトムやドラえもんもそうだけど,ポケモンも科学者のmotivation trigger になっていたという記事が出ていた。北海道ではこの時節でも雪降るところがあるんだな・・・。


 4日 みどりの日。あやめの日と代えたらとも思う。複雑な応用数学の問題を独創的な数学モデルで解決したアメリカが生んだ最高の応用数学者ジョージ=フランシス=キャリア(George Francis Carrier),様々な分野への数学の応用及び統計力学分野で研究を続けたアメリカの数学者エリオット=ウォーターズ=モントロール(Elliott Waters Montroll),師であったショットキーとともにテータ関数の一般化に取組み,幾何学と代数幾何学を専門としたドイツの数学者ハインリヒ=ウィルヘルム=エヴァルト=ユング(Heinrich Wilhelm Ewald Jung),非ユークリッド幾何学を研究し,結合多元環の一つであるクリフォード代数を導入したイギリスの数学者・哲学者ウィリアム=キングドン=クリフォード(William Kingdon Clifford)の誕生日。今日は昨日より先生方が見えていた。FBで知人がビル=ゲイツが離婚!と知らせてくれた。その年で「・・・人生の次のステップで夫婦として共に成長していこうとは思わない」として離婚に踏み切ったことにも驚いた。ある意味真面目なんだな。twitterで,新井紀子氏が『夫の方が先に退職するので,家事夫8割負担を目指し,GWを機会に夫に「掃除」を委譲してみたら・・・(1)掃除機に「溜まるごみを捨てる」という発想が欠如。(掃除機はブラックホールではない。)(2)クエン酸等化学的方法での「分解」の概念がなく,とりあえず「たわしでこする」しか発想がない。「分担」していたので,分担領域ではない掃除と料理とこまごまとした家庭事務について,「昭和の小学生男子」レベルで止まっているのだった・・・。「そうか,物理(こする)は化学(分解する)に敗北したのか」と感慨深げだった。しばらくは目を離せないから余計時間かかるけど,教育あるのみだな。』と,好き勝手に呟いていた。


 5日 「こどもの人格を重んじ,こどもの幸福をはかるとともに,母に感謝する」を趣旨とする「こどもの日」。遷音速流で発生する混合型偏微分方程式に取組みキャリアの多くを米国で過ごしたカナダの女性数学者キャスリーン=シンジ=モラウェッツ(Cathleen Synge Morawetz),ハウスホルダー変換で知られ,数理生物学と数値解析を専門としたアメリカの数学者アルストン=スコット=ハウスホルダー(Alston Scott Householder),主な仕事は多変数複素解析でありベルグマン核で知られるポーランド生まれのアメリカの数学者ステファン=ベルグマン(Stefan Bergmann),変分法や最適制御の理論で使用されるガトー微分で知られるフランスの数学者ルネ=ユージーン=ガトー(Rene Eugene Gateaux),後に関数解析の一分野となった無限次元の線形代数に関する初期の研究で知られているアメリカの女性数学者アンナ=ジョンソン=ペル=ウィーラー(Anna Johnson Pell Wheeler),クヌースがその計算の正確さを確認した冪乗和の計算(ファウルハーバーの公式)をヤコブ=ベルヌーイよりも早く取組んでいたドイツの数学者ヨハン=ファウルハーバー(Johann Faulhaber),複素数上の代数曲面の特異点の可解性を証明する等,代数幾何学を専門としたアメリカの数学者ロバート=ジョン=ウォーカー(Robert John Walker),フックス群,フックス関数,フックスの定理,ピカール・フックス方程式等で知られ,主に微分方程式と関数論に取組んだドイツの数学者ラザルス=イマヌエル=フックス(Lazarus Immanuel Fuchs)の誕生日。『ソーシャルメディア依存症が「ネットいじめ」と関連している可能性が高いとの研究結果』という記事が出てた。一般的な話かなと思って記事を読むと,調査対象・青少年(13−19歳)での話だった。作家のイメージというのは−メディアの影響もあってか−自宅の書斎で執筆しているというものだった。そのイメージが払拭されたのは,後輩のK氏が東芝EMIのディレクタを辞して作家業に転身した頃,ある夜もう一人の後輩と3人で会った時,赤坂にオフィスを借りて9時−18時と自らの時間を拘束しそこで仕事(執筆)をしていると聞かされた。なぜ自宅で執筆しないんだろうか?と疑問だった。その時K氏から聞いたのは,師と尊敬する大作家・T先生からそのような生活をするようにとアドバイスされたとのことだった。自宅の書斎で悠々と執筆に専念するというのは十分にベストセラー作家になってからの話らしい。今のK氏は十分なベストセラー作家になっているので自宅で執筆されてるいるが,仕事というのは,やはり仕事場で,と・・・今になって思う・・・というか気づく。


 6日 連休が終わる。伝説のブルバキ創設メンバーで初期のリーダでもあり,数論と代数幾何学の重要で深い繋がりを多く見い出しただけでなく数学の多分野に貢献したフランスの数学者アンドレ=ヴェイユ(Andre Abraham Weil),大域微分幾何学と非線形偏微分方程式を専門とし,非線形解析学の創始者の1人であるフランスの数学者ティエリー=エミリエン=フラビエン=オービン(Thierry Emilien Flavien Aubin)の誕生日。東都リーグ戦,国学院に1×2で負ける。今のままでは・・・危ない・・・明日は勝って欲しい。デジタル庁法案を審議する国会自身がアナログ世界から抜け出せないままというブラックジョークは笑えないな。所用で昼から私学振興事業団に電話するもなかなか繋がらなかった。そもそも代表電話しか届出されていなく,この1本への集中と連休明けのためだったのか,2時間後にやっと通じた。図書館に依頼していた1件がネット上にあると相互協力係から連絡。数10年ぶりに再発見できた。謝謝。14時からのS社を交えての打合せが急遽延期となる。何故?と首を傾げたJRの間引き運転,明日は早速中止だと。想像力にかけた意思決定。


 7日 測度論,複素関数,関数解析,作用素論など,幅広く数学の研究に取組んだアメリカの数学者アレン=ローエル=シールズ(Allen Lowell Shields),楕円偏微分方程式のディリクレ問題を解くためのペロン法やペロンのパラドックスでも知られ,(偏)微分方程式論に貢献したドイツの数学者オスカー=ペロン(Oskar Perron),ヒルベルトの第7問題へのアタック(ゲルフォント=シュナイダーの定理)で最もよく知られているドイツの数学者テオドール=シュナイダー(Theodor Schneider),デンマークの数学教育の発展に重要なデンマークの数学者ベント=クリスチャンセン(Bent Christiansen),初期には群論,可換環の自己同型群等で研究の後,トポロジー研究で活躍したオランダの数学者ヨハンズ=デ=グルート(Johannes de Groot),1958年から1962年にかけては国際数学連合の副会長を務め,一般トポロジー分野で重要な貢献をしたロシアの数学者パヴェル=アレクサンドロフ(Pavel Sergeevich Aleksandrov),多次元空間の幾何学,モデル理論,超限数に取組んだイタリアの数学者ジュゼッペ=ヴェロネーゼ(Giuseppe Veronese),MathematischeAnnalenの創設者の一人でもあり,ディリクレの原理と積分方程式に取組んだドイツの数学者カール=ゴットフリート=ノイマン(Carl Gottfried Neumann)の誕生日。すでに朝から疲れがヒドい。東都の9時からの国学院戦はコールド負けで,やはり2部との入替戦かな・・・。来週の学部運営委員会関連の事務作業を2時間ほどで済ませる。コンピュータ室の2教室遠隔接続確認関連で見えていたF社A氏と授業上のご相談。夕方前,図書館に依頼していた残り2件の複写が届いた。請求額154円。結構早かったけど,40年以上早く取り寄せてればよかった・・・。ボクの研究内容も変容してたかもしれない・・・。


 8日 Retract理論とShape理論を創始したポーランドの数学者カロル=ボルサック(Karol Borsuk),ルベーグ積分,および分数階微積分学の理論に貢献したイギリスの女性数学者ウィニフレッド=リディア=カウンデン=サージェント(Winifred Lydia Caunden Sargent),イェンセンの不等式,複素解析におけるイェンセンの公式で知られ,リーマン予想と凸関数の研究に取組んだデンマークの数学者/技術者ヨハン=ルドウィック=ウィリアム=イェンセン(Johan Ludwig William Valdemar Jensen),代数幾何学の発展に大きな影響を与えたイタリアの数学者ディオニュソス=ガララティ(Dionisio Gallarati)の誕生日。占いは基本的には好きなので,自分でも(遊びとして)占うし,そのようなサイトがあればお邪魔したりもする。でも,一度でもお邪魔したりすると,占いDMがひっきりなしに飛び込んでくる。これがメンドー極まりない・・・。


 9日 母の日。可換環論と代数幾何学を専門とし,師であるメルビン=ホッホスターが導入した密着閉包(tight closure)研究の世界的リーダーでもあるアメリカの女性数学者カレン=エレン=スミス(Karen Ellen Smith),表現論で冪零群への軌道法の導入でも知られ,位相群とリー群論を専門としたロシアの数学者アレクサンドル=アレキサンドロヴィッチ=キリロフ(Alexandre Aleksandrovich Kirillov),形式主義者・ダフィット=ヒルベルトの弟子でありながら,ヒルベルトの論敵ライツェン=ヒベルトゥス=ヤン=ブラウワーの弟子となって直観論理を研究したオランダの数学者アレン=ハイティング(Arend Heyting),変分法の研究で最もよく知られているアメリカの数学者ギルバート=エイムズ=ブリス(Gilbert Ames Bliss),微分幾何学の父といわているフランスの数学者ガスパール=モンジュ(Gaspard Monge)の誕生日。正規の書店では入手不能とかで取り寄せられなかった Katz, V.,A History of Mathematics (Pearson, 2013) がAmazon発注で昨夕届いていたので早速眺めてみる。早朝,地下鉄でなくタクシーを利用したかぎりでは,東京駅までのコースや東京駅構内は空いていた。熊谷駅南口からのタクシー乗務員はMさんだった。先日聞けなかった短期大学卒の娘さんはもう42才になられ,2人のお孫さんがいらっしゃるとのことだった。SNSを見ると母のいない人の呟きもそれなりに見かけた。こんな時代になってくると,こどもの日,母の日,父の日をまとめて家族の日にしたほうがいいのかも。


10日 マクシェーン・ホイットニーの拡張定理等で知られ,変分法と積分論の研究で有名あり,アメリカ数学会やアメリカ数学協会の会長も歴任された数学者エドワード=ジェームズ=マクシェーン(Edward James McShane),グラフ理論における最小全域木における(今では古典的とされる)ブルフカのアルゴリズムで知られているが,パリ遊学後,カルタンの影響を受け微分幾何学の研究に従事されたチェコの数学者オタカール=ブルフカ(Otakar Boruvka),リー代数,リー群,および非ユークリッド幾何学に重要な貢献をしたドイツの数学者ウィルヘルム=カール=ジョセフ=キリング(Wilhelm Karl Joseph Killing)の誕生日。構内の男子トイレは1台おきに「使用禁止」の張り紙が貼られているが,少なくともAC5階だけは(6階は確認していない)例外のようである・・・。何故か。単に管財課が対応を忘れているだけなのか,もしくは利用者が少ないからと無視しているのか・・・。数年前から入力ミスが多くなり,自分でも訂正/修正時間の(もしくは人生の)ロスだなと感じているものの,最近はさらにそれがヒドくなった困った君である・・・。昼,教務補助員用プリンタがH社よりT氏持参で納品される。4時限目に授業支援室から借りたノートパソコン,以前に比して使いづらくなっていてI氏にサポート願う。何故なのか意味不明な利用仕様変更。教員の意見を聞いたんだろうか。教養部時代に登録していた図書を返却しようとT氏に依頼したら,カウンタで受付けてくれなかったと,再び重い図書7冊ほどを持ち帰ってきた。ので,図書館に電話するとカウンタが単に知らなかっただけというお粗末さで,再度T氏に重い図書を届けて頂く。Tさんご面倒をおかけいたしました。学内/構内で学生が屯して大声ではないが小さな声でもない会話をしているのが気になって仕方がない・・・。ひと昔前なら怒鳴って叱りつけて学生証を提示させてるとこだけど・・・。そういえば。昔,AC2階エレベータ前のスペースで某学部学生が10人ほどで缶蹴りをしてて叱りつけたことがあったナ・・・。


11日 ディンキンダイアグラム,ディンキン族,ディンキンの補題等で知られ,半単純リー群,リー代数,マルコフ過程等の確率論に貢献したソ連/アメリカの数学者イェヴゲニ=ディンキン(Eugene Borisovich Dynkin),無限群論と線形不等式の開発に大きく貢献したロシアの数学者セルゲイ=ニコラエヴィッチ=チェルニコフ(Sergei Nikolaevich Chernikov),ポテンシャル論,積分方程式,関数解析の研究をベースに最終的には数理経済学の研究へと進んだが,1930年−1940年代に多くの著名な数学者を採用しカリフォルニア大学バークレー校の数学部門を一流の研究部門に昇格させたことで有名なアメリカの数学者グリフィス=コンラッド=エバンス(Griffith Conrad Evans)の誕生日。新型コロナウイルスの高齢者向けワクチン接種の電話予約を巡って混乱が続いているとのことだけど,この混乱を事前に想定できなかったのだろうか,インターネット予約にしてもそうだ。同様に(少なくともM区で)繋がらない現象が続出・・・。午後,M区のネット予約がやっと繋がる。すでに殆ど予約出来ない状況。それでも2回目まで予約。しかしその後,「今回,M区の接種予約システムでは2回目の予約ができる仕様となっておりましたが,受付をした2回目の予約については取り消しさせていただき,1回目の予約だけを有効なものとして受け付ける取り扱いとさせていただきます。」とのお詫びメールを受信。システムの設計ミスだったのか。友人から「MS Office365のwebメールで,BCC不達となる事象が発生している。」との連絡が入る。この現象は1か月前にもネット上ではふ緒国されている。システム経験豊かな友人が心配するように「MS365のwebメール利用を継続してよいのか。これはメールのBCCだけの現象か?」と検討調査するのが普通のシステム担当者課の在り方だと思うけど,立正はどうなんだろう・・・か。


12日 有限群論とその表現を専門とし,アーヘン大学で(数論・)群論計算システムGAP開発者の一人であるドイツの数学者ハーバート=パーリングス(Herbert Pahlings),トポロジーやコンピュータ代数でグレブナー基底とは独立した視点の「呉のChacteristic set」で評価されていた中国の数学者呉文俊,イエーツ補正,イエーツのカイ二乗検定等を開発する等,20世紀の統計の先駆者の1人であるイギリスの統計学者フランク=イエーツ(Frank Yates),看護師でありながら,統計学のパイオニア的立場でもあったイギリスの女性統計学者フローレンス=ナイチンゲール(Florence Nightingale)の誕生日(この日は国際看護師の日でもある),イギリス滞在中にロンドン数学会の影響を受け,1882年アメリカ数学会の母体を創設したアメリカの数学者トーマス=スコット=フィスク(Thomas Scott Fiske),カール=ワイエルシュトラスの講義の影響を受け,変分法の分野へ進み,その研究で知られるドイツの数学者オスカー=ボルザ(Oskar Bolza)の誕生日。8時半に構内コンビニで食料買い出し。9時からゼミ@zoom。私学事業団から送られてきた書き換え+追加申請書等の書類作成。13時前にやっと終えて構内郵便局に。途中,W事務長が教務補助員契約手続きの件で来室。「ビデオ会議が疲れる4つの理由 女性のほうが悩み重く」という記事があった。ある意味,曾っての日常からすれば,今のところ非日常が続いているんだから・・・。でも,これがこれからの日常と割り切るしかないのかも・・・・。もう春ではない。すでに「春だったね」の今。そして梅雨・・・「たどり着いたらいつも雨降り


13日 母の誕生日。塊(soul)の定理や完備非負リッチ曲率の開多様体に対する分裂定理を証明する等,微分幾何学分野で活躍したドイツの数学者デトレフ=グロモール(Detlef Gromoll),集合論,集合論的トポロジー,組合せ論を専門とし,エルデシュと60以上の共同研究にも取組んだハンガリーの数学者アンドラーシュ=ハイナル(Andras Hajnal),すべてのユークリッド構造がコンパスだけで作成できるというモール・マスケローニの定理を証明したイタリアの数学者ロレンツォ=マスケローニ(Lorenzo Mascheroni)の誕生日。望月教授によるABC予想の解決については未だに学界は冷ややか・・・という記事。記事では欧米の学界が冷ややかと書いているけど日本の学界も冷ややか・・・。この記事の取材源は望月教授身辺の人なんだろう。科学コンメンテータも真偽にはコメントせず,あたりさわりのないものだった・・・。M区から予約(2回目)取消メールが幾度も送られてくる。これもシステムの障害か?熊谷市はどうなんだろう。で,このシステムではないけど埼玉県指定診療・検査医療機関検索システムを覗いてみた。仕様設計が現状にはあってなく,設計した当時の想像力のなさを感じるいい加減さだった。IT後進国のSEレベルがいかに低いか・・ってことが感じられる。今更ではないけど,SEやプログラマのレベル平均値が低くなってることや分散も大きくなってることを肌で感じる。今更,急にAI・数理・データサイエンスに力を入れ始めても10年くらいでは世界の先進国には追付かないのでは。それはボク等の生活@IT・DXの質や経済力が下がってゆくことを示唆している。「個人情報の海外移転,アプリ15社の6割 丁寧な説明重要」は安価を求めての海外移転だろうけど,丁寧だけでは済まないと思う。昼過ぎ,コンピュータ室で調整作業をされていたD社Y係長が営業課長共に来室。


14日 第二次世界大戦での暗号解読研究でよく知られているだけでなく,グラフ理論やマトロイド理論分野での基礎研究でも多くの重要な数学的業績を残したイギリスの数学者ウィリアム=トーマス=トゥッテ(William Thomas Tutte),名を冠された単調収束定理やシュワルツ超関数のベッポ・レヴィ空間で知られ,数学と物理学の境界線上で研究をしていたイタリアの数学者ベッポ=レヴィ(Beppo Levi),若い数学者のすぐれた業績を顕彰し,その後の研究を励ますことを目的に(後に,)フィールズ賞を創設のために資金を提供したカナダの数学者ジョン=チャールズ=フィールズ(John Charles Fields),グスタフ=ディリクレに師事し,21歳で博士号を取得,リプシッツ連続性でも知られるが微分幾何学だけでなく,クリフォード代数の再発見等,数論,古典力学と幅広い研究で知られるドイツの数学者ルドルフ=オットー=ジギスムント=リプシッツ(Rudolf Otto Sigismund Lipschitz)の誕生日。早朝,2週間ぶりにB病院へ。受付は4番目だった。診察後,熊谷駅構内の某メガネ店に寄って購入しようとしたら,店員の対応があまり良くなかったので,「また来ます」と告げて店を出た。次に差入れ用にコージーコーナーに寄った。ここはいつものことだけど客対応があまりにもマニュアル化されすぎていて不愉快だった。でも15人分は購入した。南口からSタクシーに乗車して大学へ向かう。熊谷のタクシ会社はK社もC社も朝は7時からの営業(予約する場合)だけど,S社だけは例外だと聞いた。大学から早朝出発する場合は,どんなに急いでいても交通手段は6時50分始発のバスしかないので,熊谷発の新幹線には始発から4本目にしか乗車できない。こんなときは便利だ。,というか普段が不便だ。学生等は駅近辺の友人宅に泊まらせてもらったり,駅前のネットカフェで一晩明かしたりして,早朝の電車に乗車している。い以前からだけど,大学は何とも思わないのか。K社の乗務員の方々に聴くと,本当は自分たちも7時前から(予約の)営業はしたいんだと,決まって「会社は儲けたくないんだよね」との感想が返ってくる。大学到着後,コンピュータ室で作業されてる方々・Y氏やI氏等に差入れ。12時半から,第32回大学等におけるオンライン教育とデジタル変革に関するサイバーシンポジウム「教育機関DXシンポ」に参加。IT/ICT化はもう旧く,各大学とも「本大学ではIT/ICT化ではなく,こういったDX/plus-DXを進めている」というフレーズが普通になったんだな,と感じた。また,どこもVR利用は普通のことになっていた。例えば,LMSとして本学と同じWebClassを利用している関大でも,zoom利用が多くなったことを踏まえF社との共同開発でアドホックのグローバルなLMSを開発し,他のサポートシステムでVRを有効活用しているとの発表があった。本大学に,学内のあるシステムを,例えばF社と共同開発できるスタッフがどれだけいるだろうか。ハーバード大学の発表もよかった。CS50という独自LMSだけど,コロナ前から学生は対面でもオンラインでも受講可という授業スタイル(ハイブリッド)とのことだった。学生との協働スタイルだけど,理解することに精一杯の学生等ではないことが基本にあるんだろうなと思えた。京大助教の話も面白かった。京大数学を出た後,塾講師を経て,現在京大の教育工学の院生となったいるとのことだった。どこの大学もすでに従来の大学教育に戻ることは考えておらず,ニューノーマルでの大学教育を視野にDX化を進めている。ベルリン自由大学の発表ではGDPRによる教えづらさを共有できた。しかし,本シンポジウムの出発点でもあった教員利用/作成教材の著作権の議論がしばらくの間なされていないのが気になる。14時43分閉会。15時半から,」コンピュータ教室(AC510)の最終調整が完了したということで,情報システム課菅野課長と共にF社・I氏+D社・Y氏の説明を受ける。17時前に完了。


15日 偏微分方程式を専門とし,特に水の波の方程式に関してはClifford代数を用いて定式化する等著しい結果をもたらしている中国系アメリカ人数学者(烏におおざとへん)似(王へんに玉)(Sijue Wu),有限群の性質を共有する局所無限群の特性を幅広く調べたイギリスの数学者ブライアン=ハートレイ(Brian Hartley),公理的方法により幾何学の基礎に取組んだドイツの数学者ヘルマン=ルートヴィッヒ=グスタフ=ウィーナー(Hermann Ludwig Gustav Wiener),マシュー関数,マシュー群,およびマシュー変換で知られ,群論や数理物理学の研究に取組んだフランスの数学者エミール=レオナード=マシュー(Emile Leonard Mathieu),ダランベールの収束判定法の拡張であるラーベの収束判定法やラーベ積分において,その名が知られるスイスの数学者ヨーゼフ=ルートヴィッヒ=ラーベ(Joseph Ludwig Raabe),ルネ=デカルトの解析幾何学の普及で最もよく知られているオランダの数学者フランス=ファン=スコーテン(Frans van Schooten)の誕生日。山本周五郎賞審査員である今野敏氏が「佐藤究『テスカトリポカ』山本周五郎賞受賞! 推した作品が受賞できてほっとしました。ほぼ満場一致だったけど。」とツィートしてたので,早速,不明のテスカトリポカという言葉を調べてみた。よく記事に出てくる研究者のデータ捏造。当たり前だけど実験系,調査系を基盤にする論文に多い。データサイエンスの潮流時にこれからもますますデータ捏造が多くなってくるような気がする。データリテラシが今後ますます必要とされる時代になってくるだろう。本学部所属の上原教授に関して「The recipient of the best paper award is Prof. Hiroshi Uehara from Akita prefectural university (Japan) with the paper titled “Detecting Substitutability of Cooking Steps based on Prior Knowledge Embedded Hidden Markov Model".」がアナウンスされた。論文提出時は秋田大学だったけど,本学部にふさわしい内容の研究結果だと思う。おめでとうございます。


16日 少なくとも50歳以上に博士号が授与されてた時代に大学院入学日に博士論文を提出(3年後に博士号を授与される)し,戦後は北大勤務後,アメリカ・カナダで研究を続け,中野空間,ヒルベルト空間でのベクトル格子及び作用素論の結果で知られる日本の数学者中野秀五郎(Hidegoro Nakano),確率論,統計学および数論における業績で知られ,様々なチェビシェフの不等式・多項式でも知られるロシアの数学の父といわれるパフヌティ=リヴォヴィッチ=チェビシェフ(Pafnuty Lvovich Chebyshev),微分方程式,等角写像,ポテンシャル論,流体力学,天文学の分野で貢献したポーランドの数学者レオン=リヒテンシュタイン(Leon Lichtenstein)の誕生日。M区から,高齢者ワクチン接種用のタクシー券が届いた。M区さん謝謝。都内各区ともこうなんだろうか。朝乗車した個人タクシー,Japanタクシーに見えたので「個人タクシーもJapanタクシーが増えてきたんですね」と話しかけたら,「違いますよ,これはアルファードですよ。個人のJapan(タクシー)は数台しか見ないですね。個人(タクシー)は差別化のためにグレードアップしてないといけないから,アルファードにしたんですよ。」。東京駅からの新幹線,乗車した車内にはボク以外誰1人いなかった。大学に(戻って)9時着。すでに白木教授が仕事されていた。WSの設定をしているようだった。WSの背面を見せながら,設定上のアドバイスを種々頂く。謝謝。早朝発信していたメールの不備を指摘された。謝謝。


17日 ミルナーとラドのパラドックスでも知られ,キャリアの多くを海外で過ごし,エルデシュと含め多くの数学者との共同研究を続けた組合せ論的集合論を専門としたイギリスの数学者エリック=チャールズ=ミルナー(Eric Charles Milner),群の表現,保型形式,ジ−ゲル・ヴェイユ公式やラングランズの保型形式のL関数に取組んだアメリカの数学者スティーブン=ジェイムズ=ラリス(Stephen James Rallis)の誕生日。先日もインプラントの話題があったけど「脳にインプラントを埋め込み「手書き文字を想像するだけ」で文字を出力することに成功」という研究も出てきた。色々なところに利用され始めるとモメそうだな・・・。「あんた,そんなこと言ってるけど,実際は違うこと考えてんじゃないヨ」ってね。中国では共産党が思想監視強化の規則を定め,「学問の自由」を認めないという発表をしたようだ。著作権無視や管理者に阿るようなデータ捏造の道を歩むことにならないように・・・お願いいたします。体力も日増しに衰えているようで月曜の5限迄の授業は疲れる。野球部アドバイザーの石松元部長より連絡が入る。謝謝。野球部の練習で大学へ見えていたとのことだった。大学数学科同級のK氏,30歳で当時珍しかったVR会社を立上げ,本日社長を退任,会長職についた。40年近く会社を牽引してきて色々大変な時期もあったと思う。お疲れ様。数学で学生に課しているリメディアル学修。入学前から学修を奨励していたeラーニング。入学手続き後,4月初まで学修していたログが削除されている学生が(学生からの届け出で)少なからずいることが判明。毎年度情報システム課にはログがそのまま引き継がれるよう依頼していて,昨年度まではこういうことはなかったんだけどな・・・。不可解。


18日 哲学者,そのパラドックスで知られる論理学者,歴史家,作家,社会評論家,政治活動家等様々な活動をしたノーベル賞受賞者でもあるイギリスの数学者バートランド=アーサー=ウィリアム=ラッセル(Bertrand Arthur William Russell),半群,数論,有限体上の理論で活躍したスロバキアの数学者ステファン=シュヴァルツ(Stefan Schwarz),独学で電磁気学とベクトル解析において重要な結果をもたらし,ヘヴィサイドの演算子法で有名なイギリスの電気技師,物理学者,数学者オリバー=ヘヴィサイド(Oliver Heaviside),バーンサイド問題の研究等,群論への貢献で知られるアメリカの数学者ホレス=ヨミシ=望月(Horace Yomishi Mochizuki),数学に関するゴールデンタイムのテレビクイズ番組のホスト,応用数学研究所の理事長,英国政府の数学の主任顧問等を務め,数学教育の研究への彼女の卓越した貢献により,様々な組織(政府や国際数学教育委員会等)から表彰されているイギリスの数学者,教育者ノートルダム=セリア=メアリー=ホイレス(Celia Mary Hoyles)の誕生日。ランサムウェアによる個人情報流出は未だになかなかなくならない。セキュリティ対策を十分にしててもの話なんだろうか・・・。あ〜怖っ・・・。14時前,ゼミ4年A氏が来室。折角なので,書架の整理をお願いする。しばらくして,1年生が昨日問題になっていたWebClassのeラーニングの履歴の件で来室。その後,その件で情報システム課へ出かけ,WebClass開発会社に電話し,とりあえず調査待ち。9月に開催予定の日本数学会・秋季総合分科会@千葉大学は今年もオンライン開催になったとアナウンスされた。どこもそうだから仕方ないな。夜,田村正和の訃報が流れる。


19日 フェルマーの最終定理の解決に際し,アンドリュー=ワイルズを助け,保型形式を含め,谷山・ヴェイユ予想,一般線型群(GL($n$))の局所ラングランズ対応,佐藤・テイト予想のための理論構築等数々の画期的な結果をもたらしたリチャード=ローレンス=テイラー(Richard Lawrence Taylor),優れたクラシックピアニストの一面も持ち,素数定理,数論や非ユークリッド幾何学に取組みながらも夭逝したポーランドの数学者スタニスワフ=ナポフスキー(Stanislaw Knapowski),電気技術者として教育を受けた後,カルマンフィルターの研究で名を馳せた数学的システム論を専門とするハンガリー系アメリカ人の工学者,数学者ルドルフ=エミール=カルマン(Rudolf Emil Kalman),ニコラ=ブルバキのメンバーで,整数論分野の研究および多くの教科書の執筆者としても知られるフランス生まれのアメリカの数学者サージ=ラング(Serge Lang),関数論とトポロジーに重要な大きく貢献をもたらしたロシアの数学者ゲオルギー=ドミトリエヴィッチ=スヴォロフ(Georgii Dmitrievic Suvorov),ソリトン解を持ち多くの物理現象の解析に利用されるサイン・ゴルドン方程式を導入する等,解析学,代数学,幾何学,応用力学等多方面に多大な貢献をしたジャック=エドモンド=エミール=ボーア(Jacques Edmond Emile Bour)の誕生日。残雨の朝。今日から新平年値の使用が始まる。年間370万円稼ぐ人は世界のトップ1%に入るほど恵まれているとのことらしい。俄かには信じられないけど,全世界の人口数を考えれば・・・。ということは,全世界で高等教育を受けられている人も非常に少ないということにもなるな,ボクらは恵まれていると・・・。9時からゼミ@zoom。就活とか教育実習で少し少なめの出席者。出席者の1人もゼミ後にzoomでの面接が合予定されているとのことだった。12時15分から学部ICT推進委員会@zoom。30分で終了。次回から対面にしようかな。13時半より教授会@対面。終了後,研究所所員会議@対面。16時前に閉会。会議中,着信がいくつかあったけど無視していたので,そのうちの1社にこちらから掛けなおした。電話口にはゼミOG・H氏が出た。先日のeラーニングのログの件だった。謝謝。ここ数日,某先生の投稿されるWord原稿の論文をTeXに変換していた。普通はTeXテンプレートに流し込めばいい話だけど,それでもWordで作成された表や参考文献のURI等の長さ調整は微妙だし面倒な作業になる。早くTeXに慣れてほしいな。ボクにもボクの時間があるし・・・。


20日 有限簡約群の既約指標の完全分類,ルスティック 指標層の理論構築,柏原正樹とは独立に量子群の結晶基底の構成,同標準規基底の構成,様々な代数幾何学上の貢献が認められるルーマニア生まれのアメリカ人数学者ジョージ=ルスティック(George Lusztig),チェスのグランドマスターでもり,公認会計士,航空パイロットとしても活躍したオランダの数学者マクヒリス=マックス=エーヴェ(Machgielis Max Euwe),集合論や多変数複素函数論の基礎を構築した業績で知られるドイツ人数学者フリードリッヒ=ハルトーグス(Friedrich Moritz Hartogs),連分数とパデ近似の研究で知られるフランスの数学者ロバート=モンテッソス=デ=バローレ子爵(Robert de Montessus de Ballore),不変式論,曲線と曲面の幾何学,代数曲線とねじれ曲線に取組んだアメリカの数学者ヘンリー=シーリー=ホワイト(Henry Seely White)の誕生日。「早い者勝ち」の仕組みで殺到するワクチン予約電話が問題になっている。大学での教室着席でも同様なことが起きているので,ボクの場合は20数年前から特に新入生の授業では座席指定にしている。座席指定は教育技法の一つとして昔から認められていて,最近でもいくつかの大学が固定の座席指定を導入し始めたそうだ。ただ,ボクの場合は毎回座席を変更しているけど。固定だと別の問題が出てくるのではないか。最近導入したという大学はその辺はどのように考えているのだろうか。ボクには(多分)毎回変更するのは面倒で煩わしいと考えてるだけの話ではないのかと思う。でも,教育に「面倒」は禁句で禁物です。最近よく学生からメールが届く。しかし,文章を拝見すると,丁寧語,謙譲語,尊敬語や文章作法の学習が十分でない気がする。メールはコミュニケーション手段の一つで,訴訟が起きた時の裁判証拠としても残り,特に気をつけないといけない。一方,最近の若い人々は言葉の扱いがぞんざいな気がする。このままでは日本語の美しさが廃れてゆくのでは・・・と危惧する。ボクは数学を担当しているけど,国語の授業も担当したくなる。ポータルサイトからストレージにアクセスしても,数日前のファイルが見えず。結局,パソコン室まで出かけることに。ポータルの意味ない・・・。夕方,某社会長からすべての会長職から退任するとの連絡が入る。長い間お疲れさまでした。現役を退かれましてもご元気でお過ごしください。自宅の消防設備点検日のお知らせが入る。


21日 1998年,複素力学系に関する研究でフィールズ賞,フンボルト賞を受賞したアメリカの数学者カーティス=トレイシー=マクマレン(Curtis Tracy McMullen),スティール賞やバルザン賞を受賞し,代数的トポロジーと線形代数群の理論に携わったスイスの数学者アルマン=ボレル(Armand Borel),幾何学と整数計画問題/数理計画法の代数的基礎で活躍したルーマニアの数学者フェレンツ=ラドー(Ferenc Rado),オーストラリア数学会初代会長を務め,オーストラリアの数学界の発展,数学教育に貢献し,オーストラリア数学会によって,TMチェリー学生賞が設けられたオーストラリアの数学者トーマス=マクファーランド卿=チェリー(Thomas Macfarland Cherry),一般化されたストークスの定理が単純な形式で記述できることに最初に気づき,グルサの定理でもよく知られるフランスの数学者エドゥアール=ジャン=バティスト=グルサ(Edouard Jean-Baptiste Goursat)の誕生日。「ご主人様,御在宅でしょうか」,「T電力の料金プランのご案内です・・・」「・・・でございます。お客様の大切な・・・」等と,しばらくかかってこなかった営業の電話。研究室が変ってから再び頻繁にかかってくるようになった。「ここ大学なんですけど・・・」というと(実際そうなんだけど・・)と伝えると直ぐに切られる。でも,こちらとしては時間のムダ10・・・。「東京都M区 新型コロナワクチン 集団接種会場をVR化」という記事が出ていたので,接種予定の某会場を早速VR体験してみた。南極で巨大氷山が分離したという記事。温暖化加速を警鐘する記事かと思って読んでみると違った。氷山分離は周期的にに起きる現象で海面上昇に関係しないとんことだった。FBに投稿したら作家K氏も反応してくれた。


22日 1982-1983の国際数学者会議@ワルシャワの組織委員委員長を務め,常微分方程式,制御理論への貢献で世界的に知られているポーランドの数学者チェスワフ=オレヒ(Czeslaw Olech),整数環のガロア構造研究やガロア群上で重要な結果や予想に関する研究で有名なドイツ生まれのイギリスの数学者アルブレヒト=フレーリッヒ(Albrecht Froehlich),可算な完備束におけるナスター・タルスキの不動点定理,ブール代数にけるは強飽和性と飽和性の中間に位置するナスター性等の導入で知られるポーランドの数学者ブロニスワフ=ナスター(Bronislaw Knaster),ディクソンの楕円関数,ディクソンの等式でも知られ,常微分方程式や偏微分方程式の研究に取り組んだイギリスの数学者アルフレッド=カーデュー=ディクソン(Alfred Cardew Dixon),シューベルトの計算で知られる数え上げ(代数)幾何学に取組んだドイツの数学者ヘルマン=カサール=ハンニバル=シューベルト(Hermann Casar Hannibal Schubert)の誕生日。東北大+シンガポール国立大の研究ではWiFiの電波で発電ができるようになるらしい。電気の無線化といい,早く実現化してほしいやね。カンブリア紀の所謂カンブリアモンスターが地球外生物の影響から生まれたという研究が30名ほどの研究者により発表された。これによれば,イカタコなんかも・・・ということになるらしい。地球外にも味しい食べ物がありうるということか。夜,メールを開けると学事課よりAC101教室の常設PCとプロジェクタ接続不具合で持ち込みPCで利用してくださいとの連絡が入っていた。しかし,ボクのプロジェクタ3台設置されている101教室の使用の仕方は,そもそも3台とも別々の接続をしている利用の仕方なので,メール内容は教員の利用方法を理解されていない連絡だったので提案された代替案は無意味だった・・・

23日 解析学を専門とし,女性数学者協会(AWM)の会長も務め,AWMのサドスキー賞は彼女に敬意を表して名付けられているアルゼンチン出身のアメリカの女性数学者
コーラ=スサナ=サドスキー(Cora Susana Sadosky),半群論の研究やその著作物で有名なイギリスの数学者ジョン=マッキントッシュ=ハウィー(John Mackintosh Howie),ロンドン数学会の会長も務め,シニアホワイトヘッド賞を受賞したホモトピー論や数学史の研究で有名なイギリスの数学者ヨアン=ジェームス(Ioan Mackenzie James),気象モデルでの数値計算がカオス的振舞いすることに気づき,カオス研究の発端となったバタフライ効果やローレンツ・アトラクタで知られ,京都賞(基礎科学部門)も受賞したアメリカの気象学者エドワード=ノートン=ローレンツ(Edward Norton Lorenz),タイヒミューラー理論やクライン群の研究の一方人権活動家でもあったラトビア系アメリカ人の数学者リップマン=バース(Lipman Bers),不変式論,線形代数学(アダマール行列のウィリアムソン構成等)分野で活躍したイギリスの数学者ジョン=ウィリアムソン(John Williamson),レーヴェンハイム・スコーレムの定理やスコレーム等,数学基礎論,数理論理学の分野で活躍し,ディオファオントス方程式でもラマヌジャン・スコーレムの定理を示す等の業績があるノルウェーの数学者トアルフ=スコレーム(Thoralf Albert Skolem)の誕生日。みすず書房から翻訳された「数学に魅せられて、科学を見失う 物理学と「美しさ」の罠」の朝日新聞書評が出ていた。高校後輩の東大・須藤靖教授だった。その中で,数学的「美」に触れていた。でも,この「美」は数学者それぞれ違う気がするんだけど。東京駅からの新幹線は時間が合わず在来線で車中計算しながら熊谷に向かう。駅南口で昔Kタクシー乗務員をされていて,今はミニバス乗務員をされているYさんに久しぶりにお会いした。Kタクシーの頃は朝5時から南口で待機していた。結局転職されたわけだけど,ミニバス乗務員のほうが儲かるのかなぁ。


24日 実解析,測度論,常微分方程式に携わったイタリアの数学者フェデリコ=カフィエロ(Federico Cafiero),第2次大戦後,キール大学・数学研究所を再建,ドイツ数学会会長も務め,数学への応用としてコンピュータ科学にも理解があり,当時の学生ハーケンに四色問題解決のヒントを与えており,微分幾何学とトポロジーに取組んでいたドイツの数学者カール=ハインリッヒ=ワイズ(Karl Heinrich Weise),バーンバウム・オーリッツ空間の構築,ペティス・オーリッツの定理を示す等の関数解析とトポロジーの研究で知られるポーランドの数学者ヴワディスワフ=オーリッツ(Wladyslaw Orlicz),解析,直交関数系の理論,常微分方程式の理論の研究で知られ,ICMの招待講演者も務めたイタリアの数学者ジョヴァンニ=サンソーネ(Giovanni Sansone)の誕生日。某全学委員会の回答送付。朝,「コロナ後の大学の教育−事例発表から考える」研究会のアナウンスをUP。学生の受講者としての発表もあっても良かったのかも・・・。カブトムシの常識、埼玉の小6が覆す 世界的雑誌に論文」に記事。根気のいる観察研究は立派。さらなる原因究明にこれからも観察を続けてゆくとだ。これからもこのような学生の才能を周りの大人が潰さないでいてほしい。ほぼ20年前の創設時から顧問を担当する地球にやさしい会の今年度部長より連絡が入る。毎年度恒例の学生課に提出する更新手続き書類の件。担当コマの多い月曜日。5時限目はechelon formと階数の関係の話で終わる。昼休憩時に管理職異動人事を知る。少し驚いた。


25日 最初は奇術師であり,ピアニスト,論理学者,老荘哲学者の側面も持ち,数学パズルや論理パズルに関して多くの書物を著しているアメリカの数学者レイモンド=メリ=スマリヤン(Raymond Merrill Smullyan),対称空間の幾何学と解析に専念し,数学界で国際的認知を得た最初のアイスランドの数学者レイヴル=アウスゲイルソン(Leifur Asgeirsson),ガウス・コダッチ方程式の初期の定式化で知られ,微分幾何学と偏微分方程式の分野で活躍したラトビアの数学者カール=ミハイロビッチ=ピーターソン(Karl Mikhailovich Peterson)の誕生日。飛行機の飛ぶ原理は未だに解明されていないという記事をみて驚いた・・・。関係して揚力に関しても高校物理の教科書でも正しく記述されているのは60%,他は記述不十分もしくは誤りであるということらしい。文科省の学習指導要領担当や物理教育学会とかでは問題になっていないのだろうか・・・。(日本の)多くの学界には派閥あり,ある意味で学問の発展を阻害しているという話はいまでもよく聞くが・・・。社会福祉学部・森田教授のNHK論点・視点「求められるヤングケアラーへの支援」を拝見した。ヤングケアラーの問題は様々なメディアで聞いてはいるけど家族や地域コミュニティの在り方が昔に比べ大きく変貌してきたことにも一因があるのだろう。FBでは誕生日になれば,その日に「今日はXXXさんの誕生日です」と表示される。いまでも亡くなった友人が生きているかのように表示されている。14時半から第1回図書館運営委員会@Teams。16時3分に閉会。その後S大学N教授と長電話。やっと電話が終わると,四十九日法要を済まされたK氏が香典返し持参で来室。大変恐縮です。直近開催2委員会の報告書を学部運営委員会に提出。委員会に出席するだけならまだしも,会議や委員会前に資料作成があったり,会議の議事録を作成したり,毎回報告書作成に費やす時間がハンパない。


26日 ド=モアブルの公式,負の二項分布,(二項分布の極限としての)正規分布,スターリングの公式として知られる近似式等示す等で知られ,生涯,生活に困窮しながらも解析幾何学と確率論の開拓に専念したフランス数学者アブラーム=ド=モアブル(Abraham de Moivre),$n$体問題研究にほぼ一生を捧げ,一方では,ソコロフ法等に見られるように数学を現実の問題解決に適用も試みていたソビエトの数学者ユーリイ=ドミトリエビッチ=ソコロフ(Yurii Dmitrievich Sokolov)の誕生日。ある夢Aを見た,で続きを見たくなって,もう一度眠りについた。しかし,続きを見ることなくまったく別の夢Bをみたようだった。目が覚めた時にはBを思い出せず,Aだけははっきりと覚えているのに,悔しいのでBを思い出そうとしばらく奮闘したが,結局奮闘してた時間がもったいなかったと後悔。よく夢を思い出せなかったときは質の良い睡眠だったといわれるけど,思い出せないというストレスが生じるのでどっちもどっちだな・・・。9時からゼミ@zoom。終了後,6月27日の研究会の件で日大・木川教授に電話。その電話で逆に社会福祉学部で担当して頂いている授業の件で相談を受けたので,早速,社会福祉学部事務室に出かけて時松課員に事情を伝える。木川先生−時松課員のホットラインが成立したようなので,後はお二人にお任せ。研究室へ戻り,しばらくすると地理学科I教授が来室。入院してた時の学部からのお見舞い金を遅ればせながらと頂戴した。謝謝。昨日届いた M.B.W tent, Leonhard Euler and the Bernoullis,CRC press (2009) を眺めてみる。少々高かったけどいままで収集したオイラー関係の書籍の中ではベストだ。来年,サンクトペテルブルク@ロシアで開催される国際数学者会議での基調講演者21名が発表された。今回は日本人は誰も入ってなかった。ABC予想を解決したとされる望月教授も入ってなかった。世界の数学界では,まだ真偽及び評価が定まっていないということなのだろう・・・。 ある計算を,それなりにかなりの時間を費やして書き留めていたノートが紛失(というか,どこかにあると思うけど)してしまい,もう一度計算にチャレンジするかどうか思案中・・・。I'm マイッチング。計算ノートは完了したら,即座に\TeX でまとめておくべしと反省。気分転換にMaple19でチェビシェフ多項式(ChebyshevT(n,x))の諸計算に退避。しばらくして,白木洋平教授と入試の件で雑談。


27日 リー代数の指数の乗算の公式を与えるキャンベル・ベイカー・ハウスドルフの定理で記憶されているイギリスの数学者ジョン=エドワード=キャンベル(John Edward Campbell),ザイフェルト曲面,ザイフェルト・ウェーバー空間等で知られるトポロジーと結び目理論に重要な貢献をしたドイツの数学者カール=ヨハネス=ヘルベルト=ザイフェルト(Karl Johannes Herbert Seifert)の誕生日。「他人の食事の音や呼吸音にイライラする「ミソフォニア」の脳科学的理由が明らかに」という記事が出ていた。これなんかも障がいらしい・・・。今までにこうした研究発表はよく目にしたけど,こう考えてみると,そもそも人間は生まれながらにして何らかの様々な障がいを持っているんだなと思える・・・。プログラミングでは必ず学習させられるソート・アルゴリズムをフォークダンスで説明するというオモロいムービー集があった。でも,時間のかかる教育プログラムだな・・・。よく記事になる大学での論文盗用問題。そもそも大学の教育現場では,数年前まで,著作権無法状態だったから,そういった土壌に慣れてた教員にとっては(結局はナンとなく許される)ジョーシキがそのまま染みついていたのかもね・・・。今年から,ある条件の下で学生1名当たり720円/年(立正だと約1万名だから,720万円/年)を文化庁に支払うことになるけど,ある意味逆効果になるのではと心配する。時々,ローソンでタマネギサラダ(タマネギと若干のレタス)を買うけど,最近になってタマネギ在庫が不足しているのか,タマネギ以外にキューリの千切りが混じるようになってきた。ヤメてほしい。
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28日 5月28日は,リッカチの微分方程式で知られるはイタリアの数学者の誕生日ヤコポ=フランチェスコ=リッカチ(Jacopo Francesco Riccati),算術/幾何平均に関する研究と,特にヤノス=ボリャイに関する数学史家としても知られるハンガリーの数学者ラホス=デビッド(Lajos David),群論やリー代数で重要な仕事をし,また数式処理システムでは実装されているカントール・ザッセンハウスアルゴリズムを開発する(1981)等,コンピュータ代数においても先駆的な仕事をしたドイツの数学者ハンス=ジュリアス=ザッセンハウス(Hans Julius Zassenhaus)トポロジー,特に基本群の研究(ファン=カンペンの定理等)に重要な貢献をしたオランダの数学者エグバート=ルドルフ=ファン=カンペン(Egbert Rudolf van Kampen),偏微分方程式とその数値解析に取組み,2010年にはド=モルガン賞も受賞したイギリスの数学者キース=ウィリアム=モートン(Keith William Morton)の誕生日。朝8時,地球にやさしい会のS部長が来室。学生生活課へ提出する書類等の件。活動状況などをヒアリグして押印。2001年に環境システム学科3期生とともに立上げ,今年で20周年。活動の幅をもっと広げたほうが良いとアドバイスしてみた。しばらく連絡の取れなかったT大・F先生とやっと電話連絡が学会諸業務の件を確認。そのうちの一つは今日中に完了するとのお話だった。


29日 微分方程式及び流体力学,特殊関数と(1906年にラプラス変換を積分方程式に初めて適用)積分方程式に関する研究で知られるイギリスの数学者ハリー=ベイトマン(Harry Bateman),ビーベルバッハの予想(現在はルイ=ド=ブランジュの定理1985)解決のための研究で重要な進展を遂げさせたアメリカの数学者チャールズ=ローナー(Charles Loewner),可換環論を専門とし,特にリース(Rees)環等でも知られ,ポリヤ賞を受賞したイギリスの数学者ジョージ=スズカーズ(George Szekeres),力学系の研究で1994年のフィールズ賞を受賞したフランスの数学者ジャン−クリストフ=ヨッコス(Jean-Christophe Yoccoz)の誕生日。朝,2時頃,研究室に向かうと−この時間でも研究室の灯りが煌々と点いてるということは−某先生が徹夜してるらしかった。個人的には研究室棟は不夜城であっても(研究者のいる大学らしくて)よいと思う。かって麻生太郎氏が「義務教育は小学校まででいい。微分積分も因数分解も普段使わない・・・」と発言したことがネット上で問題視されていて,最近もこれについての発言がネットで出回っていた。しかし,これは発言の一部を切り取ってのことなので,趣旨はドイツの教育スタイルのように「義務教育は最低限の学習でよく,以降は本人の興味ある方向に進めばいい」であった。誤解されるべきでないのは「以降の教育が不要である」とは主張してないことで,未だにこういう解釈する人がいるのはどういうことだろう。関係して,twitterである他大学教員が「オープンキャンパスもうちの大学は楽しいよーばかりうちだそうとせずに,うちにはこんな学問がある,学びにきて,で勝負して欲しいところだが,そうすると学生を集められないんだろな。」と呟いていた。気持ちわかるゆな・・・。数日前の計算のノート,結局,あらためて計算しなおすことに。当時の計算していた目的の気持ちを思い出すのに一苦労・・・。


30日 結び目,3次元多様体,表面の写像類群,幾何学的群論,接触構造,力学系の研究に貢献した低次元トポロジーを専門とするアメリカの女性数学者ジョアン=シルビア=ライトル=バーマン(Joan Sylvia Lyttle Birman),ヘルシンキ大学学長,首相も務め,幾何学的関数論を専門としたフィンランドの数学者オッリ=エルッキ=レフト(Olli Erkki Lehto),カタラン予想(2002年に解決)やカタラン数で知られ,連分数,画法幾何学,数論,組合せ論に取組んだベルギーの数学者ウジェーヌ=シャルル=カタラン(Eugene Charles Catalan),幾何学を専門とし,フォイエルバッハの(9点)円を発見したドイツの数学者カール=ヴィルヘルム=フォイエルバッハ(Karl Wilhelm Feuerbach)の誕生日。ABC問題はまだ予想のままだ(ABC is Still a Conjecture)とする数学者間の論争が未だに続いている・・・。「データセンターを地方都市に5か所整備…政府が進出企業や自治体を資金支援」という政府発表をメディアが報じてた。しかし,一般にデータセンターというのは所在地は公開されないことになっていて,通常の地図にも記載されていない。下手に所在地を暴露するような人々の出現を煽るようなことにならなければいいけど。自宅近くの旧ホテルオークラ別館,建物内を工事している雰囲気もなく1階部分は塀で閉ざされたままThe Ohkura TokyoのAnnexとして蘇らないのかな。残念なのは,昔だと本館(現・The Ohkura Tokyo)と地下に連絡廊があったんだけど,The Ohkura Tokyoを新築した時に閉鎖してしまったこと・・・。雨の日なんか便利だったのに・・・。東京駅構内は1週間前よりはさらに空いていた。東京駅だけの話なのか・・・。電車内である計算の一部が整理できた。アタマも整理できた。今日もAC5・6階には何人かの先生方が見えていた。大学強化クラブのHP,サッカー部以外情報更新度いまいち。夕方,ゼミ生の卒論テーマが出そろう。Doing Sociologyという雑誌/学術誌に「投稿論文の査読をめぐる不満とコンセンサスの不在」というものが発表された。明らかに分野の違いによる見解の相違だとも思えるが,学界の閉鎖性,査読者選定のミスが殆どでは?とも思える。しかし,査読を経たとするABC問題に関する望月論文に対する海外研究者の疑問が未だに存在していることなども考えると,査読上最も論理/計算の真偽が信頼されうるものにさえ疑問符が付くようになると・・・難しい・・・。


31日 型理論,集合論を専門とし,トーマス=E=カーツと共同でプログラミング言語BASICを開発し,大学教育にいち早くコンピュータ教育を取り入れたことでも知られるハンガリー生まれのアメリカの数学者・計算機科学者・教育者ジョン=ジョージ=ケメニー(John George Kemeny),コホモロジー類におけるアンドレオッティ・ベセンティ−ニの分離定理を示し,カチョッポリ賞も受賞,後に政治家に転身したイタリアの数学者エドアルド=べセンティーニ(Edoardo Vesentini),負の曲率曲面における一般化されたヒルベルトの問題研究で知られるソビエトの数学者ニコライ=ウラジミロビッチ=エフィモフ(Nikolai Vladimirovich Efimov)の誕生日。BASICの開発者ケメニーで思いだしたが,学生にBASICを教えたのはFM-8でもなく,PC-9801でもなく,COBOL教育に利用していた大型コンピュータFACOM(M-360/M-380シリーズのどれかか,M-160/170Fかだった)に富士通がお遊びで入れてくれていたBASIC言語だった。今では笑い話。慎重に過ぎる?政府や厚労省の政策が,結局は後手後手に回ってることを今でも気づいていないように思える。どこかの組織みたい・・・。2時限目から授業。今日は20時まで授業を続けていた。気づくと20時前だったというだけなんだけど・・・。本当は6時限目で終了する予定だった・・・。